JP2852244B2 - 車両の下部ボディ構造 - Google Patents

車両の下部ボディ構造

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JP2852244B2 JP14277096A JP14277096A JP2852244B2 JP 2852244 B2 JP2852244 B2 JP 2852244B2 JP 14277096 A JP14277096 A JP 14277096A JP 14277096 A JP14277096 A JP 14277096A JP 2852244 B2 JP2852244 B2 JP 2852244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の下部ボデ
ィ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のボディ下部には、例えば
実開平5ー32252号公報に示されているように、サ
イドメンバを、操舵輪の車幅方向内側方に該操舵輪に沿
って前後方向に配設すると共に、このサイドメンバと該
サイドメンバの車幅方向外方に配設されるボディサイド
との間にアウトリガーを架設することで、下部ボディの
剛性を高めて、ボディ側部に対する衝撃荷重の入力時、
ボディの変形を抑制するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上の下部ボ
ディ構造から成る車両において、前記操舵輪の操舵を許
容するためには、前記サイドメンバを前記操舵輪から一
定間隔車幅方向内方に偏位した位置に配設しなければな
らないのであるが、ボディの剛性を高めるためには、前
記サイドメンバが車幅方向両側部に位置するように該サ
イドメンバを出来るだけ操舵輪に近付けるのが好まし
い。
【0004】そこで前記サイドメンバにおける前記操舵
輪と対向する外側部に、車幅方向内方に窪んで、操舵輪
を最大舵取り角に操舵した時に該操舵輪とサイドメンバ
との間に所定隙間を確保する窪み部を設けて、該サイド
メンバを前記操舵輪に近付ける方法が考えられるが、以
上のごとく前記サイドメンバに窪み部を設けた場合に
は、次の不具合がある。
【0005】即ち、車両の前突時などにおいては、衝撃
荷重の入力により前記サイドメンバをその前端側から座
屈させることで、衝撃エネルギーを吸収するようにして
いるのであるが、前記サイドメンバの外側部に窪み部を
設けると、車両の前突時に該窪み部の後端が断点となっ
て、サイドメンバが座屈することなく折れ曲がり、該サ
イドメンバによる衝撃エネルギーの吸収性能が低下する
のである。
【0006】以上の不具合に対しては、前記サイドメン
バにおける窪み部の後端部にリインホースメントを組付
けて、前記窪み部後端部位の剛性を高める方法がある
が、前記リインホースメントを別途組付ける場合には、
それだけ部品点数並びに組付工程が増大するのである。
【0007】本発明は、以上の実情に鑑みて開発したも
のであって、目的とするところは操舵輪の車幅方向内方
に配設されるサイドメンバを該操舵輪に近接させて、ボ
ディ剛性を高めることが出来ながら、サイドメンバに衝
撃荷重が作用した時、該サイドメンバにより衝撃エネル
ギーを効率良く吸収することの出来る下部ボディ構造を
提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、サイドメンバ2を操舵輪1
の車幅方向内側方において前後方向に配設すると共に、
前記サイドメンバ2における前記操舵輪1よりも後方部
位と、該サイドメンバ2の車幅方向外方に配設されるボ
ディサイド6との間にアウトリガー7を架設している車
両の下部ボディ構造において、前記サイドメンバ2にお
ける前記操舵輪1と対向する外側部に、車幅方向内方に
窪んで、最大舵取り角に操舵された操舵輪1との間に所
定の隙間を確保する窪み部8を設けると共に、該窪み部
8の前記アウトリガー7側終端を、サイドメンバ2にお
ける前記アウトリガー7との連結部位まで延長したので
ある。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
サイドメンバ2における前記操舵輪1と対向する外側部
に窪み部8を設けて、最大舵取り角に操舵した操舵輪1
と前記サイドメンバ2の外側部との間に所定隙間を確保
するようにしているので、サイドメンバ2を車幅方向外
方に向かって前記操舵輪1に最大限近付けることが出来
て、ボディの剛性を高めることが出来るし、しかも前記
窪み部8の後端が、サイドメンバ2における前記アウト
リガー7が連結されているボディ剛性の高い部位に位置
しているので、別途リインホースメントを設けなくと
も、例えば車両の前突に伴いサイドメンバ2の前端に衝
撃荷重が入力した場合には、前記サイドメンバ2が、前
記窪み部8の後端位置から折れ曲がることなく、その前
端側から順次座屈することが出来て、衝撃エネルギーを
効率良く吸収することが出来るのである。
【0010】
【発明の実施の形態】図において2は、フロントボディ
下部の車幅方向両側部において前後方向に配設するサイ
ドメンバであって、このサイドメンバ2は、エンジンル
ーム内の下部で且つ操舵輪1よりも車幅方向内側方にお
いて前後方向に配設される第1メンバ部材3と、この第
1メンバ部材3の後端に連結されて、車室フロアの下方
で且つ車幅方向両側部において前後方向に配設される第
2メンバ部材4とから構成されている。
【0011】前記第1メンバ部材3は、左右一対の板材
3a・3bから構成され、基本的には、所定間隔開けて
相対向する左右側壁31・32とこれら両側壁31・3
2の上下両端部を結ぶ上下壁33・34とから成る断面
ボックス状に形成されると共に、前記第2メンバ部材4
との連結部位においては、前記上壁31を省略した断面
略U字状に形成されているのであって、この上壁31を
省略した連結部位は、図2に示すように、後端に向かう
に従って下方に傾斜させている。
【0012】前記第2メンバ部材4は、所定間隔開けて
相対向する左右側壁41・42とこれら両側壁41・4
2の下端を連結する下壁43とから成る断面U字状に形
成されたものであって、前記第1メンバ部材3の後端部
内に、第2メンバ部材4の前端部を嵌合させて、該第2
メンバ部材4の左右側壁41・42及び下壁43を前記
第1メンバ部材3の左右側壁31・32及び下壁34に
それぞれ溶接により固着している。
【0013】尚、前記第2メンバ部材4における前端側
の前記第1メンバ部材3との連結部位は、前端に向かう
に従って上方に傾斜させている。
【0014】また5は、前記サイドメンバ2における第
2メンバ部材4上に配設するフロアパネルであって、こ
のフロアパネル5の車幅方向側縁部は前記サイドメンバ
1よりも車幅方向外方に突出し、その側縁には、ボディ
サイドを構成する断面閉鎖状としたサイドシル6が前後
方向に配設され、該サイドシル6を構成するインナパネ
ル61に前記フロアパネル5の車幅方向側縁を溶接によ
り固着する一方、前記サイドメンバ2を構成する第1、
第2メンバ部材3・4の結合部位と前記サイドシル6と
の間には、アウトリガー7を架設している。
【0015】このアウトリガー7は、所定間隔開けて相
対向する前後側壁71・72と、これら前後側壁71・
72の下端を連結する連結壁73とを備え、前記前後側
壁71・72の上端に設けた連結フランジ74・75を
前記フロアパネル5の下面に溶接により固着すると共
に、前記前後側壁71・72及び連結壁73の車幅方向
両端部に設けた連結フランジ76・77を、前記サイド
メンバ2における第1メンバ部材3の側壁32及びサイ
ドシル6のインナパネル61にそれぞれ溶接により固着
している。
【0016】以上の構成から成る下部ボディ構造におい
て図に示す実施形態では、前記サイドメンバ2における
前記操舵輪1と対向する外側部に、車幅方向内方に窪ん
で、最大舵取り角に操舵された操舵輪1との間に所定の
隙間を確保する窪み部8を設けると共に、該窪み部8の
前記アウトリガー7側終端、即ち該窪み部8の後端を、
サイドメンバ2における前記アウトリガー7との連結部
位まで延長したのである。
【0017】具体的には、前記第1メンバ部材3の後端
部から該第1メンバ部材3と前記第2メンバ部材4との
結合部位にかけての車幅方向外方側に位置する側壁部3
1・41を、下端に向かうに従って車幅方向内方に傾斜
させることで、前記サイドメンバ2における車幅方向外
側部に前記窪み部8を形成すると共に、窪み部8の後端
を、前記アウトリガー7における前部側壁71と後部側
壁72との間に位置させて、車両の前突時、サイドメン
バ2における前記窪み部8の後端で座屈しないようにし
ている。
【0018】斯くして以上の構造の下部ボディ構造にあ
っては、前記サイドメンバ2における前記操舵輪1と対
向する外側部に窪み部8を設けて、最大舵取り角に操舵
した操舵輪1と前記サイドメンバ2の外側部との間に所
定隙間を確保したので、該サイドメンバ2を車幅方向外
方に向かって前記操舵輪1に最大限近付けることが出来
て、ボディの剛性を高められるのである。
【0019】しかも前記窪み部8の後端が、サイドメン
バ2を構成する第1メンバ部材3と第2メンバ部材4の
重合部位で且つアウトリガー7が連結されている部位、
即ちボディ剛性の高い部位に位置させているので、別途
リインホースメントを設けなくとも、例えば車両の前突
に伴いサイドメンバ2の前端に衝撃荷重が入力した場合
には、前記サイドメンバ2が、前記窪み部8の後端位置
から折れ曲がることなく、その前端側から座屈して、衝
撃エネルギーを効率良く吸収するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる下部ボディ構造の要部の概略
平面図。
【図2】 同、一部を切欠いて示す概略側面図。
【図3】 図2におけるX−X線拡大断面図。
【図4】 図2におけるY−Y線拡大断面図。
【図5】 図1におけるZ−Z線拡大断面図。
【図6】 図1におけるW−W線拡大断面図。
【符号の説明】
1 操舵輪 2 サイドメンバ 6 サイドシル(ボディサイド) 7 アウトリガー 8 窪み部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドメンバ(2)を操舵輪(1)の車
    幅方向内側方において前後方向に配設すると共に、前記
    サイドメンバ(2)における前記操舵輪(1)よりも後
    方部位と、該サイドメンバ(2)の車幅方向外方に配設
    されるボディサイド(6)との間にアウトリガー(7)
    を架設している車両の下部ボディ構造において、前記サ
    イドメンバ(2)における前記操舵輪(1)と対向する
    外側部に、車幅方向内方に窪んで、最大舵取り角に操舵
    された操舵輪(1)との間に所定の隙間を確保する窪み
    部(8)を設けると共に、該窪み部(8)の前記アウト
    リガー(7)側終端を、サイドメンバ(2)における前
    記アウトリガー(7)との連結部位まで延長しているこ
    とを特徴とする車両の下部ボディ構造。
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