JPH0638736Y2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0638736Y2
JPH0638736Y2 JP9490589U JP9490589U JPH0638736Y2 JP H0638736 Y2 JPH0638736 Y2 JP H0638736Y2 JP 9490589 U JP9490589 U JP 9490589U JP 9490589 U JP9490589 U JP 9490589U JP H0638736 Y2 JPH0638736 Y2 JP H0638736Y2
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JP
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armrest
door trim
protector
leg
leg portion
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明夫 篠宮
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は別物アームレストを取付けた自動車用ドアトリ
ムに関するもので、特にアームレストの組付け作業性を
良好にするとともに、アームレスト組付け作業における
ドアトリム本体側の損傷を未然に防止した自動車用ドア
トリムの構造に関する。
《従来の技術》 第7図,第8図は従来の自動車用ドアトリム1の構成を
示すもので、ドアトリム1は、所要形状に成形され、保
形性ならびに車体パネルに対する取付剛性を備えた芯材
2の表面に装飾性ならびに緩衝性を備えた表皮材3を一
体貼着してなるドアトリム本体4と、このドアトリム本
体4に取付けられる別物アームレスト5とから大略構成
されている。
そして、ドアトリム本体4のほぼ中央には車室内側に膨
出する膨出部6が形成されており、この膨出部6の上面
にアームレスト5が設置されて、図示しないビス等の取
付手段によりドアトリム本体4に取付固定される。
このアームレスト5をドアトリム本体4の適切位置に組
付けるために、膨出部6の上面にはスライド用長孔7が
開設されており、そして、アームレスト5の下面に突出
形成された脚部8がこのスライド用長孔7内に挿入され
て、アームレスト5を横方向にスライド操作することに
より、脚部8の先端に設けた係止部8aが第9図に示すよ
うにスライド用長孔7の端部に係着して、アームレスト
5がドアトリム本体4の適切位置に仮止めセットされる
ことになる。
《考案が解決しようとする課題》 このように、従来、アームレスト5をドアトリム本体4
の適切位置に組付ける作業において、スライド用長孔7
内をアームレスト5に設けた脚部8を挿入、かつスライ
ド操作させるが、その際、脚部8がスライド用長孔7の
縁部7aと当接し、縁部7aの芯材が擦れて、削られること
になり、この部分の強度が低下するという不具合が指摘
されている。
また、脚部8とスライド用長孔7の縁部7aとが擦れるた
め、アームレスト5の円滑なスライド操作が期待でき
ず、アームレスト5の組付け作業における作業能率を低
下させる要因となっていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、本考
案の目的とするところは、別物のアームレストをドアト
リム本体に組付けてなる自動車用ドアトリムにおいて、
アームレストを円滑に組付けることができるとともに、
アームレストの組付け時、ドアトリム本体側の損傷を未
然に防止して、アームレスト取付部の強度を保証した自
動車用ドアトリムを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、中央に膨出部を
備え、所要形状に成形された芯材の表面側に表皮材を貼
着してなるドアトリム本体と、このドアトリム本体の膨
出部上面に取付けられるアームレストとから構成され、
前記膨出部の上面にスライド用長孔が開設されていると
ともに、アームレスト下面に先端に係止片を設けたL字
状の脚部が突出形成され、該脚部をスライド用長孔内に
挿入した後、スライド操作させ、係止片をスライド用長
孔の端縁部に係着させることにより、アームレストをド
アトリム本体に取付けてなる自動車用ドアトリムにおい
て、 前記スライド用長孔の側縁部に沿って端縁がスライド長
孔側に延在するようにプロテクタが設置され、アームレ
ストのスライド操作に伴い、脚部とプロテクタとが摺接
することを特徴とする。
《作用》 以上の構成から明らかなように、ドアトリム本体側にア
ームレストを組付ける際、ドアトリム本体の膨出部上面
に開設されたスライド用長孔内をアームレスト下面に設
けた脚部がスライドするが、スライド用長孔の側縁部に
沿って端縁がスライド用長孔側に延在するようにプロテ
クタが設置されているため、脚部とプロテクタとが摺接
し、スライド用長孔の縁部の芯材が損傷を受けることが
ない。
また、アームレストの脚部はプロテクタと当接するた
め、アームレストのスライド操作の際、脚部はプロテク
タ面を滑るようにスライドするため、アームレストの円
滑なスライド操作が期待できる。
《実施例》 以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例につい
て添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案による自動車用ドアトリム
の第1実施例を示すもので、第1図は自動車用ドアトリ
ムの正面図、第2図は同自動車用ドアトリムの断面図、
第3図はドアトリム本体側にアームレストを組付ける状
態を説明する要部斜視図、第4図ないし第6図は本考案
に使用するプロテクタの別実施例を示す各斜視図であ
る。
第1図,第2図において、本実施例による自動車用ドア
トリム10は、所要形状に成形してなる繊維板,樹脂ボー
ド等の芯材11と、この芯材11の表面側に貼着される装飾
性,緩衝性を備えた表皮材12とからドアトリム本体13が
構成されており、このドアトリム本体13の表面側略中央
部が車室内側に向け膨出状に成形されており、この膨出
部14の上面に合成樹脂の射出成形体からなる別物のアー
ムレスト15が取付固定されている。
そして、アームレスト15をドアトリム本体13に取付固定
する前に、このアームレスト15をドアトリム本体13の適
切位置に仮止めセットする必要がある。
本例においては、ドアトリム本体13に形成される膨出部
14の上面14aにスライド用長孔16が開設されており、こ
のスライド用長孔16に対応するようにアームレスト15の
裏面側に下方向に突出する脚部17が形成されている。
この脚部17は、第3図に示すように、先端に係止片18を
設けたL字状に設定されており、図中矢印で示すように
脚部17をスライド用長孔16内に挿入した後、アームレス
ト15をスライド操作させ、脚部17の係止片18がスライド
用長孔16の端縁部分に係着することにより、アームレス
ト15を適切位置に位置決め保持するというものである。
このとき、本例においては脚部17のスライド方向に沿っ
て、脚部17と当接するスライド用長孔16の側縁部16aに
断面略コ字状をなす金属薄板からなるプロテクタ19の上
下側面が上下側から挾み込むように固定されている。ま
た、このプロテクタ19には爪20が切り起こされており、
容易に抜け落ちないように構成されている。
従って、アームレスト15を仮止めセットする際、脚部17
をスライド用長孔16内に挿入した後、横方向にスライド
操作させるが、脚部17はスライド用長孔16に設置したプ
ロテクタ19面と当接し、芯材12の端面を擦ることがな
く、芯材12が損傷を受けることがないため、ドアトリム
本体13におけるアームレスト15取付部位の強度が低下す
ることはない。
また、アームレスト15に設けた脚部17はプロテクタ19面
上を摺動することになり、摩擦抵抗は極めて小さいた
め、滑りが良く、アームレスト15をスムーズにスライド
操作させることができる。
このように本実施例においては、ドアトリム本体13の膨
出部14に開設されたスライド用長孔16の側縁部16aに断
面略コ字状のプロテクタ19を設置することにより、ドア
トリム本体13の保護が図れるとともに、アームレスト15
の組付け作業性も良好なものとなる。
次に、第4図はプロテクタ21の変形例を示すもので、ス
ライド用長孔16の側縁部16aに沿ってプレート状のプロ
テクタ21がスライド用長孔16側に若干延在する形で表皮
材13上に固着されている。この実施例においても、アー
ムレスト15のスライド操作時、脚部17はプロテクタ21の
側縁21aと、当接するため、芯材11が傷つくことがない
とともに、脚部17のスライド操作も円滑に行なうことが
できる等上述実施例と同一の作用効果を有する。
次に第5図,第6図に示すものは第1実施例に使用した
プロテクタ19に改良を加えたもので、第5図に示すプロ
テクタ22は脚部17が摺動する摺接面23に突起24を形成す
ることにより、脚部17を適切位置にロックし、脚部17が
スライド用長孔16内を取付方向と反対方向に移動するの
を規制することができ、アームレスト15をドアトリム本
体13側に組付ける際、そのセット状態をより確実なもの
にすることができるという付随的な効果を有する。
また、第6図に示すものはプロテクタ25の脚部17と摺接
する摺接面26にバネ片27を一体に設け、脚部17をスライ
ド用長孔16内に挿入し、スライド操作させ適切位置に位
置決めした後、このバネ片27のバネ圧により、脚部17を
保持するというものであり、アームレスト15のガタツキ
を防止できるという付随的な効果がある。
《効果》 以上の記載から明らかなように、本考案による自動車用
ドアトリムは以下に記載する格別の作用効果を有する。
本考案によれば、アームレストをドアトリム本体側に
組付ける際、スライド用長孔の側縁にプロテクタが設置
されているため、アームレストのスライド操作に伴い、
脚部がプロテクタ面に摺接し、芯材に損傷を与えること
とがなく、アームレスト取付部位におけるドアトリム本
体側の強度を長期に亘り保証することができるという効
果を有する。
本考案によれば、アームレストのスライド操作に伴
い、脚部はスライド用長孔に設置したプロテクタ面に摺
接するため、摩擦抵抗が少なく、アームレストのスムー
ズなスライド操作が期待でき、アームレストをドアトリ
ム本体側の適切位置に容易に位置決めすることができ、
取付作業性が向上するという効果を有する。
本考案の一実施例によれば、スライド用長孔の側縁部
に設置されるプロテクタにおいて、脚部と摺接する面に
突起を設け、アームレストを適切位置に位置決めした
際、脚部をこの突起によりロックすることができ、アー
ムレストのガタツキが防止できるという付随的な効果を
有する。
本考案の一実施例によれば、スライド用長孔の側縁部
に設置されるプロテクタにおいて、脚部と摺接する摺接
面にバネ片を一体に設け、このバネ片によりアームレス
トの脚部を弾接保持することができるため、アームレス
トをドアトリム本体の適切位置に位置決めした際、アー
ムレストのガタツキを防止でき、確実な仮止め状態が期
待できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す自動車用ドアトリム
の正面図、第2図は第1図中II-II線断面図、第3図は
同自動車用ドアトリムにおけるアームレストのドアトリ
ム本体側への組付状態を説明する要部斜視図、第4図な
いし第6図は本考案に使用するプロテクタの別実施例を
示す各斜視図、第7図は従来の自動車用ドアトリムの正
面図、第8図は第7図中VIII-VIII線断面図、第9図は
第8図中IX-IX線断面図である。 10……自動車用ドアトリム 11……芯材 12……表皮材 13……ドアトリム本体 14……膨出部 15……アームレスト 16……スライド用長孔 17……脚部 18……係止片 19,21,22,25……プロテクタ 23,26……摺接面 24……突起 27……バネ片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に膨出部(14)を備え、所要形状に成
    形された芯材(11)の表面側に表皮材(12)を貼着して
    なるドアトリム本体(13)と、このドアトリム本体(1
    3)の膨出部(14)上面に取付けられるアームレスト(1
    5)とから構成され、前記膨出部(14)の上面にスライ
    ド用長孔(16)が開設されているとともに、アームレス
    ト(15)下面に先端に係止片(18)を設けたL字状の脚
    部(17)が突出形成され、該脚部(17)をスライド用長
    孔(16)内に挿入した後、スライド操作させ、係止片
    (18)をスライド用長孔(16)の端縁部に係着させるこ
    とにより、アームレスト(15)をドアトリム本体(13)
    に取付けてなる自動車用ドアトリムにおいて、 前記スライド用長孔(16)の側縁部(16a)に沿って端
    縁がスライド長孔(16)側に延在するようにプロテクタ
    (19,21,22,25)が設置され、アームレスト(15)のス
    ライド操作に伴い、脚部(17)とプロテクタ(19,21,2
    2,25)とが摺接することを特徴とする自動車用ドアトリ
    ム。
  2. 【請求項2】プロテクタ(19)は断面略コ字状に曲成さ
    れた金属薄板からなり、スライド用長孔(16)の側縁部
    (16a)をプロテクタ(19)の上下側面が上下側から挾
    みこむように固定されていることを特徴とする請求項1
    記載の自動車用ドアトリム。
  3. 【請求項3】アームレスト(15)の脚部(17)と摺接す
    るプロテクタ(22)の摺接面(23)には、アームレスト
    (15)のスライド操作時、脚部(17)が乗り越え、スラ
    イド操作後は脚部(17)の外れ方向への移行を阻止し、
    脚部(17)をロックする突起(24)が形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の自動車用ドアトリム。
  4. 【請求項4】プロテクタ(25)はアームレスト(15)の
    脚部(17)と摺接する摺接面(26)に、アームレスト
    (15)のスライド操作時、脚部(17)に押圧されて撓む
    バネ片(27)が一体に形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の自動車用ドアトリム。
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