JP2577447Y2 - ガラス保持用クリップ - Google Patents

ガラス保持用クリップ

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JP2577447Y2
JP2577447Y2 JP1992024552U JP2455292U JP2577447Y2 JP 2577447 Y2 JP2577447 Y2 JP 2577447Y2 JP 1992024552 U JP1992024552 U JP 1992024552U JP 2455292 U JP2455292 U JP 2455292U JP 2577447 Y2 JP2577447 Y2 JP 2577447Y2
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JP
Japan
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flange
window frame
glass
channel
groove
Prior art date
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JP1992024552U
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JPH0629912U (ja
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正利 原田
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として自動車のドア
等において、ドア窓枠にウインドガラスを保持するため
のガラス保持用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示されるように、自動車
1のリヤドア2における窓枠3にクオータウインドガラ
ス4を保持する場合には、従来、図5に示すようなガラ
ス保持構造がとられている。なお、図5は窓枠のリヤピ
ラー側の断面を表したもので、その左右方向が車両前後
方向に相当し、またその上方が室外側、図示下方が室内
側にそれぞれ相当している。図5において、クオータウ
インドガラス4は、その周縁部に取り付けたPVC製ウ
エザーストリップ5を窓枠3に嵌め込むことによって保
持されている。詳しくは、窓枠3には、相対する一対の
フランジ31及びフランジ溝32aをもつ断面C字形状
のチャンネル溝32が設けられている。窓枠3のピラー
側(図示右側)には突出フランジ33が設けられ、この
フランジ33の外側にピラー側PVC製ウエザーストリ
ップ6が取り付けられている。またガラス側ウエザース
トリップ5には、ガラス4の端縁部がその全周にわたっ
て嵌め込まれるガラス嵌合溝41、及び、前記チャンネ
ル溝32にその弾性を利用して嵌め込まれる断面やじり
状のチャンネル挿入部42が設けられている。このウエ
ザーストリップ5の外側のピラー側隅角部には切欠き部
51が形成されている。この切欠き部51には、前記ピ
ラー側ウエザーストリップ6の係止爪縁61が係合され
ている。これによってガラス側ウエザーストリップ5
が、ピラー側フランジ31とピラー側ウエザーストリッ
プ6の係止爪縁61との間に挟み込まれた状態で保持さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来構造による
と、窓枠3のチャンネル溝32に対するチャンネル挿入
部42の弾性を利用した係合では、ガラス4の車外方向
(図中、矢印A方向)の外力に対する外れ止めが有効に
果たされないため、ガラス側ウエザーストリップ5の切
欠き部51に対するピラー側ウエザーストリップ6の係
止爪縁61の係合、いわば引っ掛けによって、ガラス4
の車外方向(図中、矢印A方向)の外力に対する外れ止
めをなしている。しかしながら、この外れ止めも、PV
C製ウエザーストリップ同志の係合であるために、互い
の変形によってその係合関係が損なわれやすく、ガラス
4が車外方向(図中、矢印A方向)の外力によって外れ
やすい。とくに、ガラス4が反ピラー側(図中、矢印B
方向)にガタついた場合には、前記外力によって一層外
れやすくなる。
【0004】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はガラスを窓枠
に対し確実に保持することのできるガラス保持用クリッ
プを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
相対する一対のフランジによって形成される一対
のフランジ溝をもつ断面C字形状のチャンネル溝を設け
た窓枠に、ガラスを保持するためのガラス用保持クリッ
プであって、 前記窓枠のチャンネル溝に配置されるクリ
ップ本体と、前記ガラスの端縁部に配置されるリテーナ
とからなり、 前記クリップ本体には、前記窓枠のチャン
ネル溝の一方のフランジ溝に挿入する弾性翼片と、前記
窓枠の他方のフランジ溝に係合する係合爪と、前記弾性
翼片が挿入されるフランジ溝を形成している前記窓枠の
フランジにほぼ対向する規制片とを備え また前記リテ
ーナには、前記ガラスの端縁部に嵌め付けるガラス保持
溝と、前記クリップ本体の規制片とその規制片が対向す
る前記窓枠のフランジとの間に挿入するチャンネル固定
部と、前記規制片が対向する前記窓枠のフランジにその
溝側にて係止するチャンネル係止部とを備えたことを特
徴とする
【0006】
【作用】前記手段によれば、クリップ本体は、弾性翼片
が窓枠のチャンネル溝の一方のフランジ溝に挿入されか
つ係合爪が他方のフランジ溝に係合されることによっ
て、窓枠のチャンネル溝に取り付けられる。またリテー
ナは、ガラス保持溝がガラスの端縁部に嵌め付けられ
ことによって、ガラスに取り付けられる。前記リテーナ
チャンネル固定部が前記クリップ本体の規制片とその
規制片が対向する前記窓枠のフランジとの間に挿入さ
れ、さらに前記リテーナのチャンネル係止部が前記規制
片と対向する前記窓枠のフランジにその溝側にて係止さ
れる。従って、前記リテーナのチャンネル係止部と前記
窓枠のフランジとの係止関係をもってガラスの外方への
外れ止めがなされるとともに、前記リテーナのチャンネ
ル固定部が前記クリップ本体の規制片と当接することに
よって前記チャンネル係止部と前記フランジとの係止関
係が維持される。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なお本例は、前記従来例に適用したものであるか
ら、従来例と同一もしくは均等構成と考えられる部分に
は図面に同一符号を付して重複する説明は省略する。ガ
ラス保持用クリップの使用状態が図1に断面図で示さ
れ、その分解斜視図が図2に示されている。なお、図1
は窓枠3のリヤピラー側の断面を表したもので、その左
右方向が車両前後方向に相当し、またその上方が室外
側、図示下方が室内側にそれぞれ相当している。
【0008】図1及び図2において、ガラス保持用クリ
ップは、窓枠3に配置されるクリップ本体7と、ガラス
4の端縁部に配置されるリテーナ8とを備えている。ク
リップ本体7は、適宜の弾性をもつ合成樹脂材料によっ
て成形されており、その主体をなす基部71と、その基
部71の一側に突出された一対の弾性翼片72と、その
基部71の他側に突出されかつ上面に段付部73aをも
つ係合爪73と、その基部71の一側上部の略中央部に
突出された規制片74とを備えている。なお両弾性翼片
72は、その先端が前記チャンネル溝32の一方(図1
右側)のフランジ溝32aに挿入可能である。また係合
爪73の下側は、面取り状の斜面73bとなっている。
また規制片74の先端には爪部74aが形成され、その
先端面の面積が増大させられている。また規制片74
は、その両側及び下側に層とする部分にそれぞれ凹溝状
の切欠部75,76を形成することによって、突片形状
をなしている。
【0009】また、リテーナ8は、板金製のものであ
り、その上端部にコ字状のガラス保持溝81が形成され
ているとともに、それより下方に向かって垂下片状に延
びるチャンネル固定部82が形成され、さらにその固定
部82の下端は前記ガラス保持溝81の開口と反対方向
に傾斜状に折曲されたチャンネル係止部83となってい
る。
【0010】次に、図3の説明図を参照して、ガラス保
持用クリップの組付手順を説明する。図3の(a)に示
されるように、窓枠3のチヤンネル溝の一方のフランジ
溝32aにクリップ本体7の弾性翼片72の先端部を挿
入する。次にクリップ本体7の係合爪73を、図中矢印
aで示すように他方のフランジ31の先端に押し付ける
ようにしてチャンネル溝32に押し込む。すると、その
フランジ31の先端によって係合爪73の斜面73bが
摺動案内されることによって、弾性翼片72がその弾性
を利用して拡開状に撓ませられながら基部71が図示右
方へ付勢されていき、さらに係合爪73の先端がフラン
ジ31を乗り越えることによって弾性翼片72の弾性に
よって基部71が図示左方へ付勢され、図3の(b)に
示されるように係合爪73の段付部73aが当該フラン
ジ31に係合される。
【0011】一方、図3の(b)に示されるように、ガ
ラス4の端縁部には、リテーナ8のガラス保持溝81が
その弾性を利用して嵌め付けられているとともに、ウエ
ザーストリップ5が取り付けられている。なおウエザー
ストリップ5は、ガラス4にインジェクション成形され
るか、あるいは別成形されたものを接着剤によって取り
付けられる。またウエザーストリップ5のリテーナ取付
部分は、穴あるいは溝として開口されており、リテーナ
8の配置に支承がないものとする。
【0012】そして、図3の(b)に矢印bで示すよう
に、窓枠3にガラス4の端縁部を押し付ける。すると、
リテーナ8のチャンネル係止部83が規制片74に対応
し、規制片74を図中二点鎖線で示すように下方へ撓め
ながら、その規制片74と前記弾性翼片72との間を通
して当該フランジ溝32aへと挿入されていく。そし
て、図1に示されるように、チャンネル係止部83がフ
ランジ31にその溝側にて係止するとともに、前記規制
片74がその弾性により復帰することによって規制片7
4の先端面がチャンネル固定部82に当接する。以上の
ようにして、窓枠3に対するガラス4の固定が完了す
る。なお、その後、窓枠3の突出フランジ33の外側に
はピラー側PVC製ウエザーストリップ6が取り付けら
れ、ガラス側ウエザーストリップ5の切欠き部51にピ
ラー側ウエザーストリップ6の係止爪縁61が係合され
る。
【0013】前記ガラス保持用クリップによると、リテ
ーナ8のチャンネル係止部83と窓枠3のフランジ31
との係止関係をもってガラス4の車外方向(図1中、矢
印A方向)への外れ止めがなされる。これに加え、リテ
ーナ8のチャンネル固定部82がクリップ本体7の規制
片74と当接し、ガラス4の反ピラー側(図1中、矢印
B方向)へのガタつきが防止されることによって、前記
チャンネル係止部83とフランジ31との係止関係が維
持される。従って、ガラス4を窓枠3に対し確実に保持
することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、リテーナのチャンネル
係止部と窓枠のフランジとの係止関係によるガラスの外
方への外れ止めと、クリップ本体の規制片がリテーナの
チャンネル固定部に当接することによる前記チャンネル
係止部とフランジとの係止関係の維持との協動によっ
て、ガラスを窓枠に対し確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス保持用クリップの使用状態を示す断面図
である。
【図2】ガラス保持用クリップの分解斜視図である。
【図3】ガラス保持用クリップの組付手順を示す説明図
である。
【図4】自動車の側面図である。
【図5】従来のガラス保持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3 窓枠 31 フランジ 32 チャンネル溝 32a フランジ溝 7 クリップ本体 72 弾性翼片 73 係合爪 74 規制片 8 リテーナ 81 ガラス保持溝 82 チャンネル固定部 83 チャンネル係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する一対のフランジによって形成さ
    れる一対のフランジ溝をもつ断面C字形状のチャンネル
    溝を設けた窓枠に、ガラスを保持するためのガラス用保
    持クリップであって、 前記窓枠のチャンネル溝に配置されるクリップ本体と、
    前記ガラスの端縁部に配置されるリテーナとからなり、 前記クリップ本体には、前記窓枠のチャンネル溝の 一方
    のフランジ溝に挿入する弾性翼片と、前記窓枠の他方の
    フランジ溝に係合する係合爪と、前記弾性翼片が挿入さ
    れるフランジ溝を形成している前記窓枠のフランジにほ
    ぼ対向する規制片とを備え また前記リテーナには、前記 ガラスの端縁部に嵌め付け
    るガラス保持溝と、前記クリップ本体の規制片とその規
    制片が対向する前記窓枠のフランジとの間に挿入するチ
    ャンネル固定部と、前記規制片が対向する前記窓枠の
    ランジにその溝側にて係止するチャンネル係止部とを備
    えたことを特徴とするガラス保持用クリップ。
JP1992024552U 1992-03-23 1992-03-23 ガラス保持用クリップ Expired - Lifetime JP2577447Y2 (ja)

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