JP2593725Y2 - ドアベルトモール用クリップ - Google Patents

ドアベルトモール用クリップ

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JP2593725Y2
JP2593725Y2 JP1992054619U JP5461992U JP2593725Y2 JP 2593725 Y2 JP2593725 Y2 JP 2593725Y2 JP 1992054619 U JP1992054619 U JP 1992054619U JP 5461992 U JP5461992 U JP 5461992U JP 2593725 Y2 JP2593725 Y2 JP 2593725Y2
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JP
Japan
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molding
clip
belt molding
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door
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富美夫 落合
泰司 浅井
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のドアに使用
されるベルトモールを装着するためのクリップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用ドアの上縁にはベル
トモールと呼ばれる装飾用のモールが装着されている。
このモールMは図6に示すように、ボディ側(ドアパネ
ル30)に対して樹脂製のクリップC1を用いて固定が
なされてきた。また、モールMの両端は開口面となって
いることから、安全のために樹脂製のエンドキャップE
Cによって覆うようにしてきた。
【0003】図6によって従来のベルトモールM(以
下、単にモールMと言う。)の取り付け作業を簡単に説
明すると、まずモールMに対してクリップC1とエンド
キャップECの取り付け作業が行われる。すなわち、モ
ールMの端部へはエンドキャップECの差し込み凸部3
1が差し込まれ、ここに設けられた抜け止め爪32をモ
ールM側の係止孔33に係合させてエンドキャップEC
を嵌着しておく。一方、クリップC1はモールM側に対
しドアパネル30の取り付け孔34と対応できるような
所定位置に仮付けされる。この場合、クリップC1は基
板35とこれに設けられた一対の抱持片36とによって
モールMの一方の壁面の下端部を弾性力をもって挟み付
けることで、仮付けされる。
【0004】しかる後に、上記状態のモールMをドアパ
ネル30の上縁に嵌め込む。この場合、クリップC1の
ガイド舌片37がドアパネル30の取り付け孔34に差
し込まれることにより、抜け止め爪32が取り付け孔3
4の孔縁に係合し、かくしてモールMがドアパネル30
に対して固定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような構造では次のような解決すべき点がある。すな
わち、モールMの端部は単にエンドキャップECが嵌着
されるのみで、ドアパネル30側に対して固定がされて
いないため、端末部分の組み付け状態が安定しない。つ
まり、モールMの端末に持ち上げ方向の外力が作用する
と、浮き上がりを生じやすい。しかも、モールMの端部
はドアパネル30側と干渉を回避する必要があるため、
図6に示すように切り欠き部38が設定されることが多
い。この影響で、モールMの端部では剛性が低下し、一
層モールMの浮き上がりが懸念される状況にある。
【0006】上記した問題点に加え、モールMの端末部
分ではエンドキャップECとクリップC1との2部材が
使用され、モールMに対してそれぞれを別個に組み付け
を行わねばならないため、コストの面、作業工数の面で
も最善と言えない、という点も指摘される。
【0007】本考案はこのような問題点に鑑みて開発工
夫されたものであり、その目的とするところは作業性に
優れ、かつモールの端末部分を確実に固定できるクリッ
プを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成は、自動車用ドアのベルトモールの側
方から差し込まれてこのベルトモールの開口端面を覆う
エンドキャップ部と、前記ドアパネルと前記ベルトモー
ルのそれぞれに係合する係合手段を備えた基部とが一体
に形成されてなるドアベルトモール用クリップであっ
て、前記係合手段は、前記したクリップの側方からの差
し込み動作に伴ってベルトモールに開口する係止孔に弾
性的に係止してクリップ全体の側方への抜けを規制する
側方抜け止め爪と、前記クリップがこの側方抜け止め爪
によって前記ベルトモールと一体化された状態で前記ド
アパネルの上方から装着したときにこのドアパネルに開
口する取り付け孔と弾性的に係止して上方への抜けを規
制する上方抜け止め爪とよりなることを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】モールはクリップのエンドキャップ部によって
開口端面が覆われ、基部のモールM側係合手段と係合し
て、モールとクリップとが一体化される。また、基部の
ドアパネル側係合手段がドアパネルに係合することで、
モール全体がドアパネルに対して組み付け固定される。
【0010】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。エンド
キャップ部がボディパネル側への係合手段を有する基部
と一体に形成されるようにしたため、モールの端末部分
の浮き上がりを規制することができる。これにより、モ
ールMの装着に対する信頼性が高められる。また、この
ような一体化の構成により、部品点数が削減され、組み
付け工数およびコストの低減も期待できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1はモールMの取り付け状
況を分解して示すものである。同図において、ドアパネ
ル1はアウタパネル1aとインナパネル1bとの中空状
の合わせパネルとなっており、その上縁寄りの適所には
クリップCに対する取り付け孔2が開口している。ま
た、モールMについては、下向きのコの字状に折曲げ加
工された金属製の芯材3の表面に軟質樹脂製のシール片
4を被覆成形したものが使用されている。さらに、モー
ルMの側端部寄りにおいてウインドガラスGと対向する
面(装着面5)には切り欠き部6が形成されるととも
に、この装着面5において切り欠き部6寄りの位置には
係止孔7が開口している。
【0012】クリップCは合成樹脂材により一体に成形
されており、モールMの開口端面に冠着されるエンドキ
ャップ部8と、ドアパネル1およびモールMに対する係
合手段を備えた基部9とから全体構成がなされている。
【0013】エンドキャップ部8はモールMの開口端よ
り大きめに形成されたカバー片10と、モールMの内側
へ差し込み可能な差し込み片11とにより形成されてい
る。差し込み片11は図4に示すように、モールMの断
面形状に適合可能な断面形状に形成され、モールMへ差
し込んだ状態でモールMの内壁面にほぼ密着するように
してある。また、カバー片10の一端縁には規制片12
が張り出しており、差し込み片11との間でモールMの
切り欠き部6を挟み付け、クリップCの回り止め等の役
割を果たす。
【0014】基部9はエンドキャップ部8と連続する平
板の基板13を有し、その上部には第1凹部14が開設
され、ここにはモールMの係止孔に対して弾性的に係合
する側方抜け止め爪15が配されている。この側方抜け
止め爪15は下向きに垂下形成され、かつ内方へ撓み変
形できるようになっている。また、側方抜け止め爪15
は、クリップCのモールMに対する差し込み方向が図1
に示すX矢印方向であることから、この間の差し込み操
作を容易にするために操作方向に沿った側の端部には図
3に示されるような傾斜がつけられ案内面16となって
いる。
【0015】また、側方抜け止め爪15の下側には第2
凹部17が開設され、ここにはドアパネル1の取り付け
孔2に弾性的に係合する上方抜け止め爪18が配されて
いる。この上方抜け止め爪18はドアパネル1と対向す
る側に向けて斜め上向きに突出し、取り付け孔2の上縁
に弾性的に係合することができる。さらに、上方抜け止
め爪18の側方における基板13の側縁には挟持爪19
が屈曲形成されており、基板13との間でモールMの装
着面5を挟み付けることができるようにしてある。
【0016】上記のように構成された本例の作用と効果
を具体的に説明すると、まずモールMに対してクリップ
Cの取り付けを行うべく、クリップCの基部9側をモー
ルMの開口端面に適合させ、図1に示すX矢印方向に沿
って差し込む。そして、挟持爪19がモールMの装着面
5の端縁に当接し挟持する位置まで差し込みを行うと、
カバー片10によってモールMの開口端面が覆われると
ともに、側方抜け止め爪15が係止孔7に弾性的に係合
し、クリップCは側方へ抜け止めされた状態でモールM
に仮付けされる。
【0017】次に、ドアパネル1への組付けを行うべ
く、モールMをドアパネル1の上縁に嵌め込む。これに
伴って、上方抜け止め爪18がドアパネル1の取り付け
孔2に弾性的に係合する結果、モールMがドアパネル1
から抜け止めされた状態でドアパネル1に固定される。
【0018】以上のようにして組み付けられたモールM
はエンドキャップ部8と基部9とが一体化され、モール
Mの端部に外力が作用してもエンドキャップ部8がドア
パネル1側との連結関係が得られているため、モールM
の浮き上がりが規制されてモールMの装着に対する信頼
性が高められる。また、クリップCにエンドキャップの
機能を備えさせて部材の単一化が達成されたため、製造
上のコストが低減される。また、同時にクリップCはモ
ールMの側方からの単なる差し込み操作によってモール
Mへの仮付けが可能であるため、従来と比較して作業効
率の向上が期待できる。
【0019】なお、本考案は種々の変更が可能であり、
例えば本例のクリップCに従来のガイド舌片を設けて取
り付け孔2への差し込みの案内を行うようにしても良
い。また、挟持片は従来のような抱持片の形式であって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールの固定作業を示す分解斜視図
【図2】クリップの正面図
【図3】クリップの平面図
【図4】エンドキャップ部側の嵌合状態を示す断面図
【図5】基部側の嵌合状態を示す断面図
【図6】従来の固定作業を示す分解斜視図
【図7】ドアパネルへの固定状況を示す斜視図
【符号の説明】
1…ドアパネル 2…取り付け孔 7…係止孔 8…エンドキャップ部 9…基部 15…側方抜け止め爪(係合手段) 18…上方抜け止め爪(係合手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−174321(JP,A) 特開 平4−90923(JP,A) 実開 昭64−22618(JP,U) 実開 平2−135317(JP,U) 実開 昭62−82225(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/16 B60J 5/04 F16B 5/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ドアのベルトモールの側方から
    差し込まれてこのベルトモールの開口端面を覆うエンド
    キャップ部と、前記ドアパネルと前記ベルトモールのそ
    れぞれに係合する係合手段を備えた基部とが一体に形成
    されてなるドアベルトモール用クリップであって、 前記係合手段は、前記したクリップの側方からの差し込
    み動作に伴ってベルトモールに開口する係止孔に弾性的
    に係止してクリップ全体の側方への抜けを規制する側方
    抜け止め爪と、前記クリップがこの側方抜け止め爪によ
    って前記ベルトモールと一体化された状態で前記ドアパ
    ネルの上方から装着したときにこのドアパネルに開口す
    る取り付け孔と弾性的に係止して上方への抜けを規制す
    る上方抜け止め爪とよりなることを特徴とするドアベル
    トモール用クリップ。
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