JPS61282116A

JPS61282116A - ウインドウパネル周縁モ−ルの取付構造

Info

Publication number: JPS61282116A
Application number: JP60122700A
Authority: JP
Inventors: Susumu Isoi; 磯井　進
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1985-06-07
Filing date: 1985-06-07
Publication date: 1986-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はウィンドウパネル周縁モールの取付構造の改良
に関する。

［従来の技術］一般に、第２図及び第３図に示すように、自動車の車体
窓枠１にガラス等のウィンドウパネル２を取付ける際に
は、車体窓枠１の折り曲げ成形された開口縁部に接着剤
３を充填し、これをダムラバー４によってはみ出しを防
止しながらウィンドウガラス２を接着固定するものであ
る。そして、このウィンドウガラス２の周縁と車体窓枠
１との間に生ずる間隙を覆い、目かくしをするために、
従来より樹脂モール５が使用されている。即ち、この樹
脂モール５は、上記間隙を覆う装飾部６と、該装飾部６
の裏面に設けられ先端がウィンドウ固定用の接着剤３内
に埋設固定されると共に、係止片７が設けられた脚部８
とからなり、該係止片７は車体窓枠１の周側部１ａに貼
着されたテープ状のファスナ部材９に設けられた突起部
１０と係合すると共にウィンドウガラス２の周側部２ａ
に弾接して取付けられ、樹脂モール５が車体窓枠１の開
口縁部から抜は出さないように構成されている（特開昭
５６−１５７６１４号公報参照）。

ところで、ウィンドウガラスの周縁モールの取付に使用
される接着剤３は粘性が高いため、樹脂モール５の脚部
８を接着剤３内に埋設した場合には、脚部８に樹脂モー
ル５全体を外方へ押し出す力が作用することになる。従
って、第３図に示すように、該脚部８の係止片７とファ
スナ部材９の突起部１０とが係合しない状態で装着され
ていた場合（第３図中破線で示す状態）には、脚部８は
接着剤３により係止片７が突起部１０と係合する状態（
第３図中実線により示す状態）になるまで徐々に押し上
げられ、その結果、樹脂モール５はファスナ部材９の突
起部の間隔見分だけ車体窓枠１から浮き上がってしまっ
たり、また係止片の剛性が低いため係止片先端が確実に
突起部１ｏに噛合わず浮き上がってしまい、樹脂モール
５の装飾部６が車体窓枠１の折曲部１ｂ付近を覆い隠ず
ことができず、外観品質を損なう場合があった。逆に、
樹脂モール５を押込みすぎると外観品質を損ってしまう
。特に、第４図に示すように、ウィンドウガラス２のコ
ーナ部１１においては、樹脂モール５をウィンドウガラ
ス２の周側部２ａに密接させる必要から、装飾部６の車
体窓枠側端部６ａが樹脂モール５の長さ方向に引張られ
る。従って、装着後において、該装飾部６の車体窓枠側
端部６ａは装飾部６の幅方向において収縮し、該車体窓
枠側端部６ａは、車体パネル１４の一般面よりも下方へ
落ち込み、その結果、上記同様に、装飾部６が車体窓枠
１の折曲部１ｂ付近を覆い隠すことができず、外観品質
を損なう場合があった。

［発明が解決しようとする問題点］本発明の技術的課題は、ウィンドウパネルの周縁モール
の装着後の浮き上り及び、ウィンドウパネルのコーナ部
における周縁モールの倒れ込みを防止する点にある。

［問題点を解決するための手段］上記問題点を解決するための本発明の技術的手段は、上
記ファスナ部材の上端部に装飾支持棚上ルけると共に車
体窓枠側であって脚部上端に設けられた係止片の先端に
断面円形状の係合部を形成し、上記ウィンドウパネル周
縁モールの外側縁部を上記装飾支持棚上に載置する一方
、上記係合部を装飾品支持棚下面に係止さゼてウィンド
ウパネル周縁モールを固定するものである。

［技術的手段の作用〕前記技術的手段は次のように作用する。即ち、ウィンド
ウパネル周縁モールをウィンドウパネル周縁と車体窓枠
周側壁との間の空隙に挿入した場合には、上記装飾部は
該装飾品支持棚上に載置されることにより位置決めされ
ると共に係止片の先端に形成された断面球状の係合部は
該装飾品支持棚下面に確実に係止される。

［実施例］以下、本発明の技術的手段の一実施例を詳細に説明する
。尚、従来技術と同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。

第１図に示すように、本実施例に係るウィンドウパネル
周縁モールの取付構造にあっては、ファスナ部材９の上
端部には棚部１２が突出形成されている。棚部１２は、
他の突起部１０よりも肉厚であって、大型に形成されて
おり、その上面部１２ａは略水平に形成されており、ま
た、その下面部１２ｂは他の突起部１０と同様に斜め上
方へＶ字状に切れ込んで形成されている。一方、脚部８
の車体窓枠側であって脚部上端に設けられた係止片７ａ
の先端には、断面円形状の係合部１３が形成されており
、また、本実施例にあっては、脚部８の下端部に形成さ
れた係止片７ｂの先端にも断面円形状の係合部１３が形
成されている。そして、上記棚部上面１２ａには、樹脂
モール５の装飾部６の車体窓枠側端部６ａが、載置され
ていると共に、棚部１２の下面１２ｂには、上記係止片
７の先端に形成された係合部１３が掛止されている。ま
た、本実施例においては、ウィンドウパネル２側であっ
て脚部下端に設けられた係止片７ｂの先端部にも断面円
形状の係合部１３が形成されており、該係合部１３は、
ウィンドウパネル２の裏面２ｂの端部に係止されている
。

このように構成されたウィンドウパネル周縁モールの取
付構造にあっては、樹脂モール５の装飾部６の車体窓枠
側端部６ａは、棚部１２の上面部１２ａに載置、支持さ
れるため、確実に位置決めされる。従って、ウィンドウ
ガラス２のコーナ部においても装飾部６の車体窓枠側端
部６ａは、上記棚部１２により支持されるため、車体パ
ネルネル１４の一般面よりも大幅に下方へ落ち込んでし
まうことはない。また接着剤３内に脚部８が埋設された
場合には、脚部８に樹脂モール５を外方へ押し出す力が
作用するものであるが、係止片７の先端には、断面円形
状の係合部１３が形成されているため、係止片７ａ　７
ｂの剛性が向上し、他の係止片７と相まって、確実に樹
脂モール５をファスナ部材９に固定することが可能とな
る。

［発明の効果］本発明は以上のような構成を有することから、ウィンド
ウパネル周縁モール装着後の浮き上りを確実に防止する
ことができると共にウィンドウパネルの周縁モールの落
ら込みを防止することができる、という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るウィンドウパネル周縁モールの取
付構造の一実施例を示す断面図、第２図は本発明が適用
される自動車の斜視図、第３図は、第２図の亘−１轢断
面図であって、従来のウィンドウパネル周縁モールの取
付構造において、モールが浮き上った状態を示す断面図
、第４図は第２図の■−■線断面図であってウィンドウ
パネルのコーナ部を示す断面図である。１・・・車体窓枠　　　　１ａ・・・車体窓枠周側部２
・・・ウィンドウパネル（ウィンドウガラス）２ａ・・
・ウィンドウパネル周側部５・・・ウィンドウパネル周縁モール６・・・装飾部　　　　　７・・・係止片８・・・脚　
部　　　　　９・・・ファスナ部材１０・・・突起部　
　　　１２・・・棚　部１２ａ・・・上面部　　　１２
ｂ・・・下面部１３・・・係合部特許出願人　　　　　日産自動車株式会社第１図

Claims

【特許請求の範囲】

車体に固定されるウィンドウパネル周縁と車体窓枠との
間隙を覆う装飾部と、この装飾部の裏面から内方へ延び
ると共に複数の係止片を有する脚部とによりウィンドウ
パネル周縁モールを形成する一方、車体窓枠の周側部に
突起部を有するファスナ部材を貼設し、上記脚部に設け
られた係止片を該突起部に係合させると共にウィンドウ
パネル周側部に当接させてウィンドウパネル周縁モール
を固定するウィンドウパネル周縁モールの取付構造にお
いて、上記ファスナ部材の上端部に棚部を設けると共に
車体窓枠側であって脚部上端に設けられた係止片の先端
に断面円形状の係合部を形成し、上記ウィンドウパネル
周縁モールの外側縁部を上記棚部上面に載置する一方、
上記係合部を該棚部下面に係止させて固定することを特
徴とするウィンドウパネル周縁モールの取付構造。