JPH0540668Y2 - - Google Patents

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JPH0540668Y2
JPH0540668Y2 JP1987122733U JP12273387U JPH0540668Y2 JP H0540668 Y2 JPH0540668 Y2 JP H0540668Y2 JP 1987122733 U JP1987122733 U JP 1987122733U JP 12273387 U JP12273387 U JP 12273387U JP H0540668 Y2 JPH0540668 Y2 JP H0540668Y2
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wire harness
spring clip
engaging
clamp
piece
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JP1987122733U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鋼板ボデーの端部に形成されたフ
ランジ部を介してワイヤハーネスを配設固定する
クランプに関する。
(従来の技術) 従来、この踵のクランプとしては実開昭60−
66219号公報のものがあり、同公報に開示された
技術内容は第9図に示すようにワイヤハーネスW
を組付ける組付け板31を有する合成樹脂製のホ
ルダ30と、このホルダ30に係止する係止片3
3を有し、鋼板ボデー1にばね付勢されて着脱自
在に取付けられる金属製のばねクリツプ32とか
らなり、ばねクリツプ32がワイヤハーネスWに
接触しない位置に係止する構成としたものであ
る。
(解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術では内向きに突出
する爪部35を有する略U字形状のクリツプ本体
34で鋼板ボデーの端部に形成されたフランジ部
に差込んで係止するものであるから、この差込み
係止の際、組付け板31に組付けられたワイヤハ
ーネスWに例えばたこ足状に設けた分岐線等が運
搬中等においてクリツプ本体34内部に侵入する
ことがあり、誤つてこの分岐線等を噛み込んだ状
態で係着すると、短絡事故等を発生する問題点が
あつた。
本考案は上記従来技術の問題点を解消するため
になされたもので、クリツプ内部への分岐線等の
侵入を防止し、分岐線等を噛み込んで係着するこ
とのないクランプを提供することを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記技術課題を解決するため、鋼板ボ
デーの端部に形成されたフランジ部に挟着可能な
ばねクリツプを内嵌状に係着した断面略U字形状
の係合部と、該係合部外縁より延設された略平板
状のワイヤハーネス保持部とからなる合成樹脂製
のクランプであつて、前記係合部の開口端内面に
同開口端を閉鎖状に略舌状の弾性変位可能な扉片
を前記係合部に対し垂直状に突出形成する構成と
したものである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
ると、図中1は鋼板ボデーであつて、端部にフラ
ンジ部2を形成している。3はクランプであつ
て、前記フランジ部2に差込み係合可能な金属製
ばねクリツプ4と、該ばねクリツプ4を内嵌可能
でワイヤハーネスWを保持可能な保持部材9とか
らなり、この金属製ばねクリツプ4と保持部材9
とを予め一体化して形成されている。
4は上記クランプ3の金属製ばねクリツプであ
つて、断面略U字形状に挟持片5a,5bが設け
られ、一方の挟持片5aの自由端側の両端には切
込み部7が設けられて内方へ切起し状に係止爪6
aが形成され、また、他方の挟持片5bの左右の
縁部には所定の間隔で齟齬状に切込み凹部8a,
8bが凹設されるとともに、同挟持片5bのほぼ
中央部には係止爪6aと対応して係止爪6bが切
起し状に形成されている。また、挟持片5aの切
込み部7間の幅Hと切込み凹部8a,8bとの間
H′とは同幅に形成されている。
9は上記クランプ3の保持部材であつて、合成
樹脂等からなるもので、略平板状のワイヤハーネ
ス保持部10と該保持部10のほぼ中央部下面に
垂設される係合部11とより形成されている。こ
の係合部11はワイヤハーネス保持部10の下面
に対し略U字形状に脚片12が垂設され、この脚
片12の対向面には対称状にばねクリツプ4を弾
性係着する係合突片13,14および支持突片1
5が突出形成されている。すなわち、脚片12の
図示右側縁部12a寄り上部の所定の位置にはば
ねクリツプ4の挟持片5aの切込み部7の上縁7
aおよび挟持片5bの切込み凹部8aの上縁8c
と係合する略かぎ形状の係合突片13が形成さ
れ、また、脚片12の図示左側縁部12b側の係
合突片13より下位の位置にはばねクリツプ4の
挟持片5bの切込み凹部8bと係合し、かつ、係
合突片13とによりばねクリツプ4の幅H,
H′の部位を挟持する係合突起14が設けられ、
さらに、その下位には挟持片5a,5bの下縁を
係合支持する略かぎ形状の支持突片15が突設さ
れている。また、両脚片12の開口端の内側には
扉片16が突設している。この扉片16は脚片1
2の開口側内側面に対向状に設けられて開口部を
閉鎖状に設けられるとともに、同扉片は断面略舌
形状に設けられて弾性変形可能に設けられてい
る。このように形成された保持部材9には上記ば
ねクリツプ4が係合部11の側方より差込まれ
て、ばねクリツプ4の切欠き部7および切欠き凹
部8a,8bがそれぞれ係合突片13,14と係
合されるとともに、ばねクリツプ4の挟持片5
a,5bの両自由端を支持突片15に係合支持す
ることでばねクリツプ4は保持部材8の係合部9
に内嵌状に一体化されてクランプ3が形成されて
いる。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例クランプ3は鋼板ボデー1の端部に
形成されたフランジ部2に挟着可能なばねクリツ
プ4を内嵌状に係着した断面略U字形状の係合部
11と、該係合部11外縁より延設された略平板
状のワイヤハーネス保持部10とからなる合成樹
脂製のクランプ3であつて、係合部11の左右の
脚片12の開口端内面に同開口端を閉鎖状に略舌
状の弾性変位可能な扉片16を突出形成したもの
である。したがつて、ワイヤハーネスWを配設す
るには、先ず、予め複数本の電線W1を粘着性ビ
ニルテープ等よりなるバンドTにて結束されたワ
イヤハーネスWをワイヤハーネス保持部10に当
接し、粘着性ビニルテープ等よりなるバンドTに
て巻着して保持する。上記の如く、ワイヤハーネ
スWに組付けられたクランプ3は、ワイヤハーネ
スWを配設する組立ラインへの運搬時において、
ワイヤハーネスWの分岐線W1等がクランプ3の
係合部11の開口部分に位置して係合部11内部
に振動等により侵入しようとしても、係合部11
の開口端側内面に扉片16を突設し、係合部11
の開口部を閉鎖していることから分岐線W1の侵
入を防止できるものである。しかる後、鋼板ボデ
ー1の端部に形成されたフランジ部2に保持部材
9の係合部11の開口部分を押圧するとフランジ
部2は扉片16と当接され、該扉片16は略舌状
で弾性能を有しているので内方へ開拡され、フラ
ンジ部2は係合部11内に差込まれる。そしてフ
ランジ部2は係合部11に予め内嵌されているば
ねクリツプ4の係止爪6a,6bによつて喰込み
係止される。この際、上記した如く、係合部11
内部に分岐線W1が侵入することがないため、ク
ランプ3は分岐線W1等を噛み込んで係着するこ
とがなく、よつて短絡事故の生ずることを未然に
防止することができ、ワイヤハーネスWを鋼板ボ
デー1の端部に形成されたフランジ部2に固定す
ることができるものである。尚、本例では、扉片
16を左右の脚片12の開口端側に対向して閉鎖
状に突出する構成として例示したが、これに限定
されるものでなく、例えば第7図に示すように扉
片16の突出位置をずらして互い違い状に突設し
て開口部を閉鎖する構成でも良く、また、第8図
に示すように脚片12の幅方向に短尺の扉片16
Aを互い違い状に複数個突設するものでも良い。
(考案の効果) さて、本考案は鋼板ボデーの端部に形成された
フランジ部に挟着可能なばねクリツプを内嵌状に
係着した断面略U字形状の係合部と、該係合部外
縁より延設された略平板状のワイヤハーネス保持
部とからなる合成樹脂製のクランプであつて、前
記係合部の開口端内面に同開口端を閉鎖状に略舌
状の弾性変位可能な扉片を前記係合部に対し垂直
状に突出形成する構成としたことにより、クリツ
プ内部への分岐線等の侵入を防止し、分岐線等を
噛み込んで係着することを未然に防止することが
できるので、ワイヤハーネスのクランプとして極
めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は保持部材の正面図、第2図は第1図の−断
面図、第3図はばねクリツプを示す正面図、第4
図はばねクリツプの左側面図、第5図は同じく右
側面図、第6図は取着状態を示す一部破断した正
面図、第7図、第8図は扉片の他の実施例を示す
一部破断した斜視図、第9図は従来例である。 1……鋼板ボデー、2……フランジ部、3……
クランプ、4……ばねクリツプ、9……保持部
材、11……係合部、16,16a……扉片、W
……ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板ボデーの端部に形成されたフランジ部に挟
    着可能なばねクリツプを内嵌状に係着した断面略
    U字形状の係合部と、該係合部外縁より延設され
    た略平板状のワイヤハーネス保持部とからなる合
    成樹脂製のクランプであつて、前記係合部の開口
    端内面に同開口端を閉鎖状に略舌状の弾性変位可
    能な扉片を前記係合部に対し垂直状に突出形成し
    たことを特徴とするワイヤハーネスのクランプ。
JP1987122733U 1987-08-10 1987-08-10 Expired - Lifetime JPH0540668Y2 (ja)

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JPS6430628U JPS6430628U (ja) 1989-02-27
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