JPH038012Y2 - - Google Patents

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JPH038012Y2
JPH038012Y2 JP1985106218U JP10621885U JPH038012Y2 JP H038012 Y2 JPH038012 Y2 JP H038012Y2 JP 1985106218 U JP1985106218 U JP 1985106218U JP 10621885 U JP10621885 U JP 10621885U JP H038012 Y2 JPH038012 Y2 JP H038012Y2
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gripping
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JP1985106218U
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両等に配設するワイヤハーネス
等の留め具に関する。
(従来の技術) 従来、この種留め具、とくに金属板と合成樹脂
とからなる留め具としては第11図および第12
図に示すように金属板101を合成樹脂により包
着したインサート成形のバンド状の留め具10
2,103がそのほとんどであつて、留め具10
2はその金属板101は軟質材のものからなり、
同金属板101の一端にはボルト104により取
付けるための取付孔が貫設されるとともに、同板
には所定の間隔で複数個の孔が貫設されて同孔の
部位で折曲可能の形成され、また、留め具103
はワイヤハーネスWを把持可能に略円形状に形成
されてその両端にボルト104により取付けるた
めの取付孔が貫設されている。
(解決しようとする問題点) したがつて、留め具102のものにあつては、
単に留め具102を折曲してワイヤハーネスWを
保持するものであるから、把持力に乏しく、この
ためワイヤハーネスWの長手方向への弛みを生じ
て他部材と干渉して異音を発生する等の問題点が
あり、また、留め具103にあつてはワイヤハー
ネスWを把持した後、鋼板ボデー等にボルト10
4により止着しなければならないのでその配設に
極めて手数を要する等の問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決すべくなされ
たもので、把持力に優れ、ワンタツチ操作でワイ
ヤハーネスを係着把持することのできる留め具を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、鋼板
材等からなり、切起し片を形成した支持部材と、
この切起し片と係合する係合凹部の設けた合成樹
脂等からなる把持部材とよりなる留め具であつ
て、前記支持部材には一方の縁に開口する長溝孔
の所定位置の両側に張出す係止孔を開設し、前記
把持部材は前記支持部材を挿入可能なスリツト状
の溝部を有する断面略工形状の取付基板部を設け
るとともに、同取付基板部の端部に上設した上垂
片には他端部に前記係止孔に挿通係合可能で押え
片を一体に設けられた係止片を有する略円弧状の
把持片をヒンジ部を介して弾性変位可能に連結
し、また、前記取付基板部には略方形状の孔を貫
設して前記支持部材を挿入した時、該略方形状の
孔と前記係止孔との重畳部分により前記係止片を
挿通係合可能に複合する係合孔を形成する構成と
したワイヤハーネス等の留め具に存する。
(作用) 本考案は、上記構成としたことにより、把持部
材に支持部材を挿入することで把持部材の略方形
状の孔と支持部材の係止孔とが複合されて係止片
を挿通係合可能とする係合孔を形成する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中1は留め具であつて、該留め具1
は金属板からなる支持部材2と合成樹脂等からな
る把持部材9とより構成されている。
2は上記した支持部材であつて、この支持部材
2は把持部材9を取付ける水平状の支持部3と同
支持部3の端部より所定の角度で斜状に鋼板ボデ
ー等へ取付ける取付部4とにより所定の長さを有
する平板状に形成されるとともに、その取付部4
には取付孔5が貫設されている。また、支持部3
のほぼ中央部には一方の縁に開口する長溝孔6が
開設され、同長溝孔6の所定の位置には同孔6を
中心として左右に切欠きされて幅hの係止孔7が
形成されている。また、支持部3の両縁には対応
して切起しされて切起し片8がそれぞれ形成され
ている。
9は上記した把持部材であつて、合成樹脂等か
らなるもので、取付基板部10と把持部20とが
薄肉状のヒンジ部19を介して一体に形成されて
いる。
この取付基板部10は上板11と下板12とが
縁片13を介して接続されて両板11,12間に
はスリツト状の溝部14が形成されるとともに、
両板11,12間のほぼ中央部には支持部材2の
長溝孔6に挿通可能とする幅を有する接続片15
が設けられて断面略工形状に形成されている。ま
た、この両板11,12の溝部14の開口側寄り
のほぼ中央部には支持部材2に開設した係止孔7
とほぼ同じ幅hを有する略方形状の孔16が貫設
されている。また、上板11の縁片13寄りの下
面両側には支持部材2の係止片8と係合する係合
凹部17がそれぞれ凹設されている。このように
形成された取付基板部10の縁片13側の上面に
は湾曲状に上垂片18が上設され、同上垂片18
の上端には薄肉状のヒンジ部19を介して弾性変
位可能に把持部20が連結形成されている。
この把持部20は略円弧状の把持片21を主体
とし、同把持片21の外側面のほぼ中央部にはリ
ブ22が形成されて把持片21の一端部はヒンジ
部19を介して上垂片18の上端に弾性変位可能
に連結され、また、把持片21の他端部には係止
片23が形成されている。この係止片23は把持
片21の円弧形状にほぼ倣う円弧状に形成される
とともに、その幅寸法は支持部材2に形成した係
止孔7に挿通可能にその幅hより若干小さく形成
され、同係止片23の先端には係止爪24が形成
され、基部側には押え片25が一体に形成されて
いる。このように形成された把持部20は自然状
態時には第6図に示すように上垂片18に対しヒ
ンジ部19を介して上垂片18の端面18aと把
持片21の端面21aとは対設されて側方よりワ
イヤハーネスWを挿入可能に開口状に保持されて
いる。
かくして形成された把持部材9の溝部14に支
持部材2の支持部3を挿入し、かつその長溝孔6
に接続片15を挿入して押込むと切起し片8と係
合凹部17とが係合されて第2図に示すように孔
16と係止孔7とが重畳されるとともに、孔16
の縁辺16aと係止孔7の縁辺7aおよび孔16
の側辺16bと係止孔7の7bとがほぼ整合さ
れ、また、係止孔7の縁辺7c側は孔16の一部
を遮蔽状に突出されて孔16と係止孔7とにより
複合する係合孔Hが形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例留め具1は鋼板材等からなり、切起
し片8を形成した支持部材2と、この切起し片8
と係合する係合凹部17を設けた合成樹脂等から
なる把持部材9とよりなるものであつて、支持部
材2の支持部3には一方の縁に開口する長溝孔6
の所定位置の両側に張出す係止孔7を開設し、把
持部材9は支持部材2を挿入可能なスリツト状の
溝部14を有する断面略工形状の取付基板部10
を設けるとともに、同取付基板部10の端部に上
設した上垂片18には他端部に係止孔7に挿通係
合可能で押え片25を一体に設けられた係止孔2
3を有する略円弧状の把持片21をヒンジ部19
を介して弾性変位可能に連結し、また、取付基板
部10には略方形状の孔16を貫設して支持部材
を挿入した時、該略方形状の孔16と係止孔7と
の重畳部分により係止片23を挿通係合可能に複
合する係合孔Hを形成する構成としたものであ
る。したがつて、まず、留め具1はその支持部材
2を介して鋼板ボデー26に貫設した取付孔27
に対しボルト28により止着する。しかる後、ワ
イヤハーネスWを把持部材9の取付基板部10と
把持部20との間の載置する。しかして、押え片
25を図示矢印(第8図参照)方向へ押圧する
と、把持部20はヒンジ部19を介して弾性変位
されてワイヤハーネスWを押圧し、係止片23の
先端に形成した係止爪24は取付基板部10の孔
16と係止孔7とにより複合形成された係合孔
H、すなわち係止孔7の縁辺7cに当接される。
そして、さらに押圧すると係止爪24は縁辺7c
の案内されて係止片23はその基部側を中心とし
て弾性変位されるとともに、把持片21も弾性変
位され、係止爪24が縁辺7cを通過すると同時
に、係止片23およびヒンジ部19は弾性復元
し、この復元力により係止爪24は縁辺7cの下
面側へ係合され、図示のようにワイヤハーネスW
は取付基板部10と把持部20により挟着されて
配設される。
次にワイヤハーネスWを取外す場合には第10
図の状態で係止爪24を図示水平矢印方向へ先細
の工具例えばドライバー等により押圧すると係止
片23はその基部を中心として弾性変位し、係止
爪24の先端が縁辺7c通過すると係止片23お
よびヒンジ部19の復元力により係止爪24は係
合孔Hより離脱されてワイヤハーネスWを取外す
ことができる。
このように、本例留め具1によれば押え片25
を押圧して把持部20をヒンジ部19を介して弾
性変位することでワンタツチで係止片23と係合
孔Hとを係合することができて取付基板部10と
挟持部20とによりワイヤハーネスWを強固に把
持することができ、とくに、係止片23に押え片
25を一体に設けたものであるから例えば第10
図に示すように例えば押え片25に図示上向きの
外力が作用しても、この外力は係止爪24を縁片
7cにより係合する方向へ作用するものであるか
ら係合が外れることがなく、また、反対に外力が
下向きに作用しても係止爪24と押え片25の間
隔が小さいので外れる位置まで作用するにおよば
ないので係合孔Hより外れることがない。したが
つて、一定の把持力でワイヤハーネスWを把持す
ることができて緩み等により他部品に干渉するこ
とを防止して異音等の発生を防止することがで
き、とくに、把持部材9の係止片23を挿通係合
する係合孔Hを構成する係止孔7を有する支持部
材2を鋼板材で形成したので係止力が大であり、
かつ高温雰囲気で使用する場合に有効である。ま
た、支持部材2の取付位置と把持部材9のクラン
プ中心位置との距離が異なる場合、支持部材2の
取付部3の変更のみで把持部材9を共通使用する
ことができる等多くの特長がある。
さて、本考案は鋼板材等からなり、切起し片を
形成した支持部材と、この切起し片と係合する係
合凹部の設けた合成樹脂等からなる把持部材とよ
りなる留め具であつて、前記支持部材には一方の
縁に開口する長溝孔の所定位置の両側に張出す係
止孔を開設し、前記把持部材は前記支持部材を挿
入可能なスリツト状の溝部を有する断面略工形状
の取付基板部を設けるとともに、同取付基板部の
端部に上設した上垂片には他端部に前記係止孔に
挿通係合可能で押え片を一体に設けられた係止片
を有する略円弧状の把持片をヒンジ部を介して弾
性変位可能に連結し、また、前記取付基板部には
略方形状の孔を貫設して前記支持部材を挿入した
時、該略方形状の孔と前記係止孔との重畳部分に
より前記係止片を挿通係合可能に複合する係合孔
を形成する構成としたことにより、押え片を押圧
して把持部をヒンジ部を介して弾性変位すること
でワンタツチで係止片と係合孔とを係合すること
ができて取付基板部と把持部とによりワイヤハー
ネスを強固に把持することができ、また、係止片
に押え片を一体に設けたものであるから、例えば
押え片に上向きの外力が作用しても、この外力は
係止爪を係合孔の縁辺により係合する方向へ作用
するものであるから係合が外れることがなく、ま
た、反対に外力が下向きに作用しても係止爪と押
え片との間隔が小さいので外れる位置まで作用す
るにおよばないので係合孔より外れることがな
く、このため一定の把持力でワイヤハーネスを把
持することができて緩み等により他部品に干渉す
ることを防止して異音発生を防止することがで
き、とくに、把持部材の係止片を挿通係合する係
合孔を構成する係止孔を有する支持部材を鋼板材
で形成したので係止力が大であり、かつ高温雰囲
気で使用する場合に有効である。また、支持部材
の取付位置と把持部材のクランプ中心位置との距
離が異なる場合、取付部材の取付部の変更のみで
把持部材を共通使用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は留め
具の正面図、第2図は同じく下面図、第3図は支
持部材の正面図、第4図は同じく下面図、第5図
は把持部材の斜視図、第6図は把持部材の正面
図、第7図は第6図の−線断面図、第8図な
いし第10図は作用説明図、第11図および第1
2図は従来の留め具の斜視図である。 1……留め具、2……支持部材、6……長溝
孔、7……係止孔、9……把持部材、10……取
付基板部、14……溝部、16……孔、18……
上垂片、19……ヒンジ部、20……把持部、2
1……把持片、23……係止片、24……係止
爪、25……押え片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板材等からなり、切起し片を形成した支持部
    材と、この切起し片と係合する係合凹部の設けた
    合成樹脂等からなる把持部材とよりなる留め具で
    あつて、前記支持部材には一方の縁に開口する長
    溝孔の所定位置の両側に張出す係止孔を開設し、
    前記把持部材は前記支持部材を挿入可能なスリツ
    ト状の溝部を有する断面略工形状の取付基板部を
    設けるとともに、同取付基板部の端部に上設した
    上垂片には他端部に前記係止孔に挿通係合可能で
    押え片を一体に設けられた係止片を有する略円弧
    状の把持片をヒンジ部を介して弾性変位可能に連
    結し、また、前記取付基板部には略方形状の孔を
    貫設して前記支持部材を挿入した時、該略方形状
    の孔と前記係止孔との重畳部分により前記係止片
    を挿通係合可能に複合する係合孔を形成する構成
    としたワイヤハーネス等の留め具。
JP1985106218U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH038012Y2 (ja)

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JP1985106218U JPH038012Y2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11

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JPS6214920U JPS6214920U (ja) 1987-01-29
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