JPH0243237Y2 - - Google Patents

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JPH0243237Y2
JPH0243237Y2 JP1983086697U JP8669783U JPH0243237Y2 JP H0243237 Y2 JPH0243237 Y2 JP H0243237Y2 JP 1983086697 U JP1983086697 U JP 1983086697U JP 8669783 U JP8669783 U JP 8669783U JP H0243237 Y2 JPH0243237 Y2 JP H0243237Y2
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JP1983086697U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は額縁に装着された書画の裏面を支持す
る裏板を枠材に固定させるための止具に関するも
のである。
〔従来の技術とその欠点〕
この種の止具の第1従来例としては実公昭52−
17439号公報に記載のものが知られているが、こ
の公報に見られる止具は裏板の外側縁に嵌合し得
る断面コ字状の止具本体の額縁内側面に対応する
中央部(垂直壁)に制止舌片を突設し、この制止
舌片の先端が額縁内側面に鋭角に当接し移動が阻
止された状態に裏板が固定されるものであり、そ
の使用は同公報第3図に示されるように止具を予
かじめ裏板の上下左右の外側縁に夫々嵌合装着し
ておき、この状態で裏板を額縁内に押込むもので
ある。
また、第2の従来例としては実開昭57−133359
号公報に記載のものがある。この公報に見られる
額縁の裏板係止具は額縁枠骨の後壁と裏板との間
に弾力的に介在させるもので、枠骨の後壁に設け
られた係止溝に引つ掛かる係合片と裏板に対する
固着片とを設けてなるものである。そして、そこ
で示される裏板係止金具の全体的な形状は多様に
形成されうるが、例えば図示される第1、第2実
施例では共に上下片が二又に分かれるV字板状に
形成されており、該上下片の長さは略等しいもの
である。かかる係止金具は上下片の少なくとも一
方の先端に形成した係止片を枠骨の側壁上端に形
成した係止溝に係合させる一方で、裏板に対して
固着片を当接して設置する。この場合、V字形状
の頂部付近が弾発力により僅かではあるが、裏板
から浮き上がることになるため、裏板の押圧が不
十分となり易い。このため、かかる頂部の浮き上
がりを防止するため、V字形状の折曲部の一部を
切削して舌片を突設し、裏板裏面を該舌片で押圧
させるべく該舌片を例えばネジなどで該裏板裏面
に固着する必要があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記第1従来例によれば、止具を予かじめ裏板
の上下左右の外側縁に夫々嵌合装着しておきこの
状態の裏板を額縁内に押込まなければ使用出来な
いものであり、従つて止具の裏板への取付けが面
倒であり、しかも裏板を一旦額縁に装着すれば取
外しが困難となる。さらに、前記公報第3図に示
されるように断面コ字状をした止具本体の一側片
が書画と裏板との間に介在するため書画の裏面に
この一側片の厚さ分だけ隙間ができて書画を平坦
に保たせることができなくなるといつた問題点が
あつた。
また、第2従来例によれば、前記の如く係止金
具の上下片を等しい長さとして二又に分れるV字
板状に形成した場合には、裏板に当接する下片が
係止金具の主体たりえず枠骨に係合したときに裏
板裏面から浮き上がる中間部の頂点付近を該裏板
の裏面に押圧するための舌片、及び該舌片を裏面
に固着するためのネジ等の手段が必要となり、部
材の製作及び取付けに多くの手間を要するもので
あつた。
さらには、該V字板状は略等長の上下片よりな
るものであるため、これを本考案の如き周側壁の
前端周縁に前側壁を突設させると共に後端周縁に
後側壁を突設し、該後側壁に段部を介して周側壁
と離隔して係合凹溝を設けた構成よりなり、当接
片の先端を押圧片よりも額縁枠材内へ奥深く差し
込ませる複雑な構造の額縁枠材には使用すること
はできないという問題点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の課題を解決するため、弾性を有
する帯状片を屈曲して長手方向の略中央に側面円
弧状をなす曲げ部を形成し、該曲げ部の一方に額
縁枠材内へ差し込まれ裏板裏面に圧接する当接片
を形成すると共にその先端に上方へ折れ曲がる折
曲部を設け、前記曲げ部の他方には中間を内側へ
屈曲して指掛用の段部を設けることにより前記当
接片より短小の押圧片を形成し、該押圧片の先端
に額縁枠材の後側壁に段部を介して周側壁と離隔
して設けられた係合凹溝へ係止する突起を有した
ストツパー部を設け、前記押圧片を弾性に抗して
押圧し当接片と略平行をなすようにして取付ける
よう構成した。
〔作用〕 額縁本体の周側壁の前端と後端にそれぞれ前側
壁及び後側壁を一体に突設し、該後側壁に段部を
介して周側壁と離隔して係合凹溝を設けたような
複雑な額縁枠材に使用するもので、額縁の裏面で
止具を枠材に対し直交状にして近接し、当接片を
裏板の裏面に当接させると共に該当接片よりも短
小の押圧片を指の先で段部を押えつけ当接片と略
平行になるように押し下げ、そのまま枠材内に差
し込ませてストツパー部を係合凹溝に係止させる
ことによりスツポリと係合し得る。また、この状
態では当接片と押圧片が略平行をなしその弾発力
とも相俟ち当接片が裏板を強く押圧し曲げ部が浮
き上ることもなく、しかもストツパー部により横
ずれを防止してその形態をしつかりと保持する。
また、指の先で段部を押さえて押圧片を押し下げ
ると共に段部に指を掛けて手前に引くことでスト
ツパー部が枠材から外ずれ止具を簡単に取外すこ
とができる。
〔実施例〕
以下に本考案の止具の一実施例を図面と共に説
明する。図において1は弾性を有する帯状片を屈
曲させて形成した止具であり、帯状片を長手方向
の略中央で側面円弧状に屈曲させた曲げ部2の一
方に額縁の裏板裏面に圧接させる当接片3を形成
すると共に該曲げ部2の他方に該当接片3とおよ
そ35度の角度を持たせた押圧片4を形成する。前
記、当接片3の先端には斜め上方へ折れ曲がる折
曲部5を設けて額縁の裏板裏面に突つ掛かること
なく円滑に移動できるようにし、さらに、押圧片
4は中間に内側へ屈曲させて指掛用の段部6を形
成し、先端を外側へ折曲げて額縁枠材の後側壁1
5に設けられた係合凹溝16へ係止させるストツ
パー部7を形成してなり、前記当接片3の略2/3
の長さを有する。また、ストツパー部7の端面は
止具1を額縁に装着した状態での横ずれを防止さ
せるべく鋸刃状の突起8を複数形成している。
第2図はこのように形成した止具1の使用例を
示すもので、図中9はアルミニウム製の額縁枠材
であり、周側壁10の前端に内側へ突出する前側
壁11を設け、該前側壁11にガラス板12を係
止させて更に書画13及び裏板14を順に重ね合
わせる。前記周側壁10の後端には裏板14と所
要の間隔を保たせ所定の幅を有する後側壁15が
延設され、該後側壁15に段部を介して周側壁1
0と離隔して係合凹溝16が形成されている。
止具1は枠材9に対して直交するようにして近
接させ、当接片3を裏板14の裏面に対接させ、
第3図に示すように指Aの先で段部6を押さえつ
け押圧片4の全体が当接片3と略平行になるよう
に押し下げてそのまま枠材9内、すなわち押圧片
3の先端部が後側壁15と裏板14間の隙間に介
在するように差し込みストツパー部7を前記係合
凹溝16に係止させることで取付けられる。この
取付状態では止具1は押圧片4と当接片3とが略
平行を保ちつつ裏板14と係合凹溝16との間隔
dに応じて常に弾発するから、裏板14の裏面に
圧接する当接片3が大きな面接触をもつて止具1
の主体となり、裏板14を圧して曲げ部2が裏板
14から浮き上ることもなく、該裏板14とガラ
ス板12とに挾まれた書画13を強く押圧して固
定させる。しかも、ストツパー部7は鋸刃状の複
数の突起8が係合凹溝16の後側壁15内面に当
りその形態をしつかりと保持し続けることから、
止具1が無用に移動することはない。
従つて、書画13は厚手のものであつても、賞
状紙のように極く薄手のものであつても止具1の
弾発性によりその厚みの変動幅を吸収して常に確
実に安定保持される。
また、当接片3の先端は斜め上方に折り曲げ折
曲部5を設けてあるから、止具1は枠材9内への
差し込みが突つ掛かることなく円滑に行なえ、一
方、指Aの先で段部6を押さえてストツパー部7
を係合凹溝16から外すと同時に段部6に指Aを
掛けて第3図に示す矢印方向(手前)へ移動させ
ることで簡単に取外すことができるから、書画1
3の取換えが極く容易に行なえる。
〔考案の効果〕
本考案の額縁における裏板の止具は以上に述べ
た如く、押圧片の長さが当接片の長さより短小に
形成してあるため、当接片の先端を押圧片よりも
額縁枠材内へ奥深く差し込ませる構造の額縁枠材
にピツタリ係合させることができるという利点が
ある。
また、押圧片のストツパー部を額縁枠材にしつ
かりと係合する一方で、長い当接片が止具の主体
を形成しつつ裏板裏面を大きな面接触をもつて押
圧し、かつ押圧片と当接片が略平行状態を持つて
保持されるから曲げ部が浮き上つたり、止具自体
が横ずれを生ずることもなく裏板をしつかりと固
定することができる利点を有する。
さらに、押圧片の中間に内側に屈曲してなる指
掛用の段部を設けたため、装着時に該段部を指で
押せばワンタツチ操作で定位置に簡単に装着固定
でき、しかもその固定状態を堅固に保持し、更に
取り外す場合も該段部を指で押し、該段部に指を
掛けて手前に引けばワンタツチ操作で外すことが
できることとなり、裏板の厚さ又は絵画等の取り
換え回数に何ら左右されることなく容易に着脱作
業が行なえる。さらにまた、書画の裏面と裏板と
が密接して両者の間には全く隙間がなく、従つて
書画が裏から全面で押圧されることとなり常に平
坦に保持され保形性に優れる等有益な効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係わるもので第1図は止具の斜視
図、第2図は止具の使用状態を示す斜視図、第3
図は同上の側面図である。 1……止具、2……曲げ部、3……当接片、4
……押圧片、5……折曲部、6……段部、7……
ストツパー部、8……突起、15……後側壁、1
6……係合凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性を有する帯状片を屈曲して長手方向の略中
    央に側面円弧状をなす曲げ部を形成し、該曲げ部
    の一方に額縁枠材内へ差し込まれ裏板裏面に圧接
    する当接片を形成すると共にその先端に上方へ折
    れ曲がる折曲部を設け、前記曲げ部の他方には中
    間を内側へ屈曲して指掛用の段部を設けることに
    より前記当接片より短小の押圧片を形成し、該押
    圧片の先端に額縁枠材の後側壁に段部を介して周
    側壁と離隔して設けられた係合凹溝へ係止する突
    起を有したストツパー部を設け、前記押圧片を弾
    性に抗して押圧し当接片と略平行をなすようにし
    て取付けるようにしたことを特徴とする額縁にお
    ける裏板の止具。
JP8669783U 1983-06-06 1983-06-06 額縁における裏板の止具 Granted JPS59191967U (ja)

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JP8669783U JPS59191967U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 額縁における裏板の止具

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JP8669783U JPS59191967U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 額縁における裏板の止具

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JPS59191967U JPS59191967U (ja) 1984-12-20
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5202082B2 (ja) * 2008-04-14 2013-06-05 オリジン工業株式会社 額縁における裏板固定具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5937092Y2 (ja) * 1981-02-16 1984-10-13 オリジン工業株式会社 額縁の裏板係止金具

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JPS59191967U (ja) 1984-12-20

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