JPH0425202Y2 - - Google Patents

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JPH0425202Y2
JPH0425202Y2 JP9153987U JP9153987U JPH0425202Y2 JP H0425202 Y2 JPH0425202 Y2 JP H0425202Y2 JP 9153987 U JP9153987 U JP 9153987U JP 9153987 U JP9153987 U JP 9153987U JP H0425202 Y2 JPH0425202 Y2 JP H0425202Y2
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JP
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protrusion
hook
pedestal
inclined plate
top wall
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JP9153987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、沈澱法による固液分離に供される沈
降傾斜板は沈降池に配備された支持棒に保持させ
るためのフツクに関する。
〔従来の技術〕
第7図に示すように、沈降法で固液分離すると
きに使用される沈降傾斜板100は沈澱池Aに設
置された架枠Bに傾斜姿勢で単段又は多段(図示
例は二段)に取り付けられる。このような沈降傾
斜板100を取り付ける形式として、沈降傾斜板
100自体に一体にフツク部を具備させ、そのフ
ツク部を支持棒B1に引つ掛ける形式や、沈降傾
斜板100を傾斜板本体とフツクとに分割し、傾
斜板本体に保持させたフツクを上記支持棒B1
引つ掛ける形式等が採用されている。
従来、後者の形式を採用するときに用いられる
傾斜板本体及びフツクとして第8図のものがあつ
た。同図の傾斜板本体1は山形の突条11を一体
に有する金属板又は樹脂成形板よりなる。フツク
2は、台座21に掛止片22を一体に形成した樹
脂成形品よりなり、台座21の前後の端部にそれ
ぞれ頭部が径大に構成された係合突起23,24
が設けられていると共に、台座21の前後の端部
及び上記係合突起23,24がスリツト状の割溝
25,26により左右に分割されたものであつ
た。また、上記台材21は平板部27とその両側
の脚部28,28とを有している。
このようなフツク2は、係合突起23,24を
傾斜板本体1の突条11の二個所に開設された係
合孔12,13にそれぞれ押し込んでそれらの径
大な頭部を突条11の頂壁部14に係合させるこ
とにより取り付けられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したところから類推できるように、従来の
フツク2にあつては、例えば一方の係合突起23
を係合孔12に押し込む途中の段階ではその係合
突起23及び台座21がスリツト状の割溝25を
塞ぐ形状に変形するのに対し、係合突起23が完
全に押し込まれてその径大の頭部が突条11の頂
壁部14に係合した段階では第9図のように係合
突起23及び台座21が開き、上記割溝25は元
の形状に復元する。このため、上記台座21に具
備されている一対の脚部28,28の相互間隔
は、上記割溝25が塞がつているときでも上記突
条11の横幅よりやゝ大きいことが要求され、そ
の相互間隔が突条11の横幅より小さいと上記脚
部28,28が突条11と干渉して係合突起23
を係合孔12に押し込むことが不可能になる。他
方の係合突起24を係合孔13に押し込むときも
同様である。
ところが、上述の要求が満たされるように一対
の脚部28,28の相互間隔を定めておくと、係
合突起23が係合孔12に完全に押し込まれて上
記割溝25が元の状態に開いているときには、第
9図のように突条11と脚部28,28との間に
比較的大きな隙間S,Sが形成される。上記脚部
28,28を設ける本体の目的は、フツク2を傾
斜板本体1に取り付けたときに一対の脚部28,
28によつて突条11を挾み込み、その挾み込み
作用によつてフツク2がぐらつくことを防止して
確実な取付状態を確保することにある。ところ
が、上述のように突条11と脚部28,28との
間に隙間S,Sが形成されていると、脚部28,
28による挾み込み作用を期待できず、脚部2
8,28を設けていることの意味が薄れてしまう
という問題がある。
本考案は以上の問題を解決するもので、台座に
具備された一対の脚部によつて傾斜板本体の突条
が確実に挾み込まれるようにすることによつて、
ぐらつきなく確実に傾斜板本体に取り付けること
が可能なフツクを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために講じられた手段
は、台座が、上記突条の頂壁部に重なり合う平板
部の幅方向の両端部に傾斜板本体の突条を挾み込
む平板状の一対の脚部が延設されてなり、台座に
設けられた掛止片の付け根部分又は台座に、台座
を上記突条に嵌合したときにその突条に開設され
た係合孔に遊嵌される突起が設けられていると共
に、突条に嵌合した台座をこの突条に沿つてスラ
イドさせることによつて上記頂壁部に係合される
突部が上記突起に設けられ、さらに、この突部が
頂壁部の内面に係合されているときに上記頂壁部
に開設された止具挿入用の孔部に重なり合う孔部
が上記平板部に設けられていることである。
〔作用〕
このように構成されたフツクは、台座を傾斜板
本体の突条に嵌合させるときに同時に突起を上記
突条の係合孔に遊嵌し、次に台座を上記突条に沿
つてスライドさせることにより上記突起に設けら
れた突部を突条の頂壁部に係合させ、この後、台
座の孔部と上記頂壁部の止具挿入用の孔部とに止
具を挿入して固定することにより傾斜板本体に取
り付けられる。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例によるフツク3の斜視
図、第2図は同正面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図であり、これらの図に示されたフ
ツク3は台座4と掛止片5とを一体に有する樹脂
成形品よりなる。台座4は平板部41の幅方向の
両端部に平板状の一対の脚部42,42が延設さ
れた山形形状に構成されており、上記平板部41
の長手方向の略中央部分には孔部43が開設され
ている。掛止片5は上記台座4の一端部から斜め
に立ち上げられた傾斜部51の端部に上記台座4
と平行な突出片部52が延設され、かつ、この突
出片部52の幅方向の両端に膨らみ部54を備え
た係合片部53,53が設けられてなる。また、
掛止片5の付け根部分に設けられた壁部61の下
端中央に突起6が設けられており、この突起6は
一部が上記台座4の長手方向へ突出された突部6
2となつている。そして、突部62と台座4の平
板部41との間隔Dは後述する傾斜板本体1に設
けられた突条11の頂壁部14の厚みと同一又は
略同一の寸法に設定されている。なお、55は突
起6を形成する金型を挿脱するための成形用孔で
あり、この成形用孔55により突起6が突部62
を有するにもかかわらず金型を上下に開閉するの
みでフツク3を成形することができるようにな
る。
一方、第4〜6図に示すように傾斜板本体1は
頂部が平坦な山形の突条11を備え、その突条1
1の頂壁部14には上述したフツク3の突起6を
遊嵌できる程度に径大な係合孔15とフツク3の
孔部43に対応する止具挿入用の孔部16とが開
設されている。
次に、上述したフツク3を傾斜板本体1に取り
付ける手順の一例を第4〜6図を参照して説明す
る。まず、第4図のように傾斜板本体1の突条1
1にフツク3の台座4を嵌合し、同時にフツク3
の突起6を傾斜板本体1の係合孔15に遊嵌させ
る。この後、台座4を突条11に沿つて同図に矢
印Yで示した方向へスライドさせることによつ
て、第5図のように突起6の突部62を突条11
の頂壁部14に係合させる。このとき、第4図の
段階では互いに位置ずれしていた台座4の孔部4
3と突条11の孔部16とが合致して重なり合
う。次に、上記孔部43,16に止具7を挿入
し、この止具7により台座4と突条11とを締め
付けて固定する。止具7としてはボルト・ナツト
等のねじ込み式のものの他、例えば第5図に示し
た樹脂製の止具7を採用してもよい。同図の止具
7は、軸部71に嵌め込まれたリボン73の端部
が上記軸部71の先端部に一体に固着され、鍔体
72を上記軸部71に押し込んでいくことによつ
て上記リボン73を上記頂壁部14に強く押し付
けて同図のように変形させると共に、鍔体72を
軸部71に形成された鋸歯状の係止部に係止させ
る形式になつている。
こうして傾斜板本体1に取り付けられたフツク
3においては、第6図のように台座4の平板部4
1が突条11の頂壁部14と重なり合い、また、
台座4の一対の脚部42,42が突条11を両側
から隙間なく挟み込むため、フツク3のふらつき
が確実に防止される。また、第1図に示している
ように、突起6に上記係合孔15の曲率と同一曲
率の円弧状の膨出部63を具備させておき、この
膨出部63が第5図のように係合孔15の縁に当
て付けられるようにしておくと、フツク3のぐら
つきを一層有効に防止できる。第5図及び第6図
において、8は支持棒であり、傾斜板本体1にフ
ツク3を取り付けた後、フツク3の係止片5と突
条11の平板部14との間に挾み込まれる。この
ように支持棒8にフツク3を掛止させた状態にお
いては、フツク3の係合片部53に設けられてい
る膨らみ部54が傾斜板本体1の浮き上がり等に
伴う支持棒8から抜け出しを阻止するストツパと
して役立つ。この膨らみ部54は第3図に仮想線
で示したようにエツジ状に形成しておいてもよ
い。
なお、上述した突起6は台座4に設けてもよ
く、また、その突起6の突部62は図示例とは反
対向きに突出させておいてもよく、また壁部61
を無くして突起6を直接傾斜部51から延出させ
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案のフツクは、台座が傾斜板本体の突条の
頂壁部に重なり合う平板部とこの平板部の幅方向
の両端部に延設された一対の脚部を備えており、
しかもこの台座の変形を伴わずに傾斜板本体に取
り付けられるため、一対の脚部の相互間隔を当初
より上記突条の横幅に相応する広さに設定してお
けば、傾斜板本体に取り付けた状態では一対の脚
部によつて上記突条が確実に挾み込まれ、フツク
がぐらつく心配がない。また、本考案のフツクは
従来例のように台座や係合突起に割溝を形成する
必要がないので真空成形により容易かつ安価に製
作できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるフツクの斜視
図、第2図は同正面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図、第4図及び第5図は上記フツク
を傾斜板本体に取り付けるときの作業手順を示す
断面図、第6図は傾斜板本体に取り付けられたフ
ツクの背面図、第7図は沈降傾斜板の設置状態を
示す概略側面図、第8図は従来のフツクと傾斜板
本体を示す斜視図、第9図は傾斜板本体に取り付
けられた従来のフツクの断面図である。 1……傾斜板本体、3……フツク、4……台
座、5……掛止片、6……突起、11……突条、
14……突条の頂壁部、15……係合孔、16…
…孔部、41……台座の平板部、42……台座の
脚部、43……孔部、62……突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 傾斜板本体に形成された山形の突条に嵌合され
    る台座に掛止片が一体に設けられてなる沈降傾斜
    板用フツクであつて、 台座は、上記突条の頂壁部に重なり合う平板部
    の軸方向の両端部に上記突条を挾み込む平板状の
    一対の脚部が延設されてなり、 掛止片の付け根部分又は台座に、台座を上記突
    条に嵌合したときにその突条に開設された係合孔
    に遊嵌される突起が設けられていると共に、突条
    に嵌合した台座をこの突条に沿つてスライドさせ
    ることによつて上記頂壁部に係合される突部が上
    記突起に設けられ、さらに、この突部が頂壁部の
    内面に係合されているときに上記頂壁部に開設さ
    れた止具挿入用の孔部に重なり合う孔部が上記平
    板部に設けられていることを特徴とする沈降傾斜
    板用フツク。
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JP5174881B2 (ja) * 2010-11-04 2013-04-03 積水アクアシステム株式会社 傾斜板支持具および傾斜板支持具を用いた傾斜板支持構造
JP6796670B2 (ja) * 2019-02-27 2020-12-09 株式会社日立製作所 堆積物除去装置および沈降装置

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