JP2004042848A - 車両用収納部構造 - Google Patents

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Murahito Nishimura
西村 祐人
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】蓋体におけるロック部材の掛合作動を容易にすると共に、閉塞状態の蓋体が内装材に対してガタ付かないように工夫した。
【解決手段】荷室2を美装するラゲージサイドトリム3に収容凹部4を形成し、収容凹部4の開口部5を開閉すべく蓋体6をラゲージサイドトリム3に開閉動自在に配設し、蓋体6に設けたロックハンドル9のロック片部11側をラゲージサイドトリム3側に設けたロック孔14に係合することにより蓋体6の閉時を保持するように構成しており、更に、ロック孔14を挟んで近接してラゲージサイドトリム3側に蓋体6に対向できるように弾性変形可能な突起部15を設けて、突起部15によって収容凹部4の蓋体6による閉塞時にラゲージサイドトリム3に対する蓋体6のガタ付きを吸収するように構成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷室等の車室壁部に収容凹部を形成し、収容凹部の開口部を開閉すべくロック片部を備えた蓋体を車室壁部に開閉動自在に配設した車両用収納部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用収納部構造としては、図6乃至図8に記載されたものが知られている。
【0003】
これによれば、自動車の荷室等の車室壁部詳しくは該車室壁部を美装する内装材aに収容凹部bを形成して、不図示の工具類等の小物を収容できるように構成している。
【0004】
収容凹部bの開口部cは蓋体dによって閉塞されるようになっている。
【0005】
そして、蓋体dは、その下端部に一対の取付け片部eを突設しており、取付け片部eは収容凹部bの下壁に形成した取付け溝部fに嵌合可能になっている。
【0006】
蓋体dの上端部には、略断面L字形のロックハンドルgが軸ピンnを介して揺動可能に設けられていて、ロックハンドルgの一端側が鉤状のロック片部hに形成され、スプリングiによって図7において反時計方向に回転付勢されている。
【0007】
蓋体dは、その下端側の取付け片部eを取付け溝部fに嵌合した後、上端側を回動させて(図7参照)、ロックハンドルgのロック片部hを内装材aにおける収容凹部bにおける一段低く形成された上部周壁jに形成したロック孔kに嵌合することによって、ロック片部hをスプリングiの付勢力に抗して一旦時計方向に回転させた後ロック孔kを挿通した時点でスプリングiの付勢力により復帰させて上部周壁jに掛合させ、内装材aに対してロックするように構成している。
【0008】
更に、蓋体dは、上記のようなロック状態であっても、上部周壁jに対して隙間があるために内装材a側に押し込まれるとロック片部hがロック孔k内を摺動して収容凹部b内部に移動でき、この結果、車両の走行中等ではガタ付いてしまうことになる。
【0009】
このために、蓋体dに対向する位置において、上部周壁jには、ロック片部hの両側に一対の突起部mを形成して、蓋体dの閉塞時に突起部mを蓋体dに当接すると共に、ロック片部hを上部周壁jの裏面側に当接させて、蓋体dと上部周壁jとの隙間を実質的に無くすことによって蓋体dの内装材aに対するガタ付きを防止するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成する従来の車両用収納部構造では、内装材aや蓋体dは樹脂等の成形品である等からして熱変形等により製品形状にばらつきが生ずることがあって、突起部mの形状特に高さ形状がばらついた場合には、突起部mを上部周壁jの裏面側に当接させたとしても、ロック片部hが上部周壁jの裏面側に当接するとは限らず、当接しない場合には蓋体dのガタ付きを防止することはできず、また、このガタ付きを完全になくすために突起部mの高さを高く設定すると、逆に突起部mが邪魔となって、ロック片部hにおけるロック孔kに挿入した後の上部周壁jへの掛合作動を困難にしてしまうことが考えられる。
【0011】
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、蓋体におけるロック部材の掛合作動を容易にすると共に、閉塞状態の蓋体が内装材に対してガタ付かないように工夫した車両用収納部構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、荷室等の車室壁部に収容凹部を形成し、収容凹部の開口部を開閉すべくロック片部を備えた蓋体を車室壁部に開閉動自在に配設し、ロック片部を車室壁部側に設けたロック孔に係合することにより蓋体の閉時を保持するように構成した車両収納部構造において、ロック片部又はロック孔の周囲に近接して蓋体と車室壁部との間に弾性変形可能な突起部を設けて、突起部によって収容凹部の前記蓋体による閉塞時に車室壁部に対する蓋体のガタ付きを吸収するように構成しており、突起部を蓋体側に設ける場合と車室壁部側に設ける場合とがある。
【0013】
本発明によれば、蓋体によって収容凹部の開口部を閉めるべく、ロック片部をロック孔に掛合する場合に、蓋体と車室壁部との間に存在する突起部が蓋体に回動方向の付勢力を付与するも、適宜弾性的に変形することになって、ロック片部とロック孔との掛合が容易に行われることになる。そして、一旦ロック部材がロック孔に掛合した後には、突起部の弾性力により蓋体が開方向に付勢され、ロック片部とロック孔との掛合関係をしっかりと保持して、蓋体のガタ付きを吸収できることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について、図を用いて説明する。
【0015】
先ず、図1乃至図3を用いて、本発明における第1の実施の形態を採用した車両用収納部構造を説明する。
【0016】
図1は自動車後部の一側側を描画した斜視図、図2は図1における収容部付近を拡大して描画した分解斜視図、図3は図2のA−A断面図である。
【0017】
図1乃至図3において、車両例えば自動車1の後部に配設された荷室2における車室壁部は、内装材であるラゲージサイドトリム3を張設することによって美装されている。
【0018】
ラゲージサイドトリム3には、その成形時に凹部を設けて不図示の工具類等の小物を収容するための収容凹部4が形成されて、収容凹部4の開口部5は蓋体6により開閉されるようになっている。
【0019】
蓋体6の下端部には、下方に延在する一対の取付け片部7が突設され、取付け片部7は収容凹部4の下壁に形成した取付け溝部8に嵌合可能になっている。
【0020】
蓋体6の上端部には、略断面L字形のロックハンドル9が軸ピン10を介して揺動可能に設けられていて、ロックハンドル9の一端側が鉤状のロック片部11に形成されるとともに、ロックハンドル9はスプリング12によってロック片部11が常時略水平方向に延在する方向に回転付勢されている。
【0021】
ラゲージサイドトリム3における収容凹部4の上部周壁部13は、一般面に対して一段低く形成されており、上部周壁部13の略中央部には、ロック片部11が掛合するロック孔14が設けられている。
【0022】
また、上部周壁部13において、ロック孔14を挟んで近接しロック孔14側が切り離された板状の弾性変形可能な突起部15が蓋体6に対向できるように一対設けられている。
【0023】
突起部15は、上部周壁部13を切欠くことによって一体に形成しているが、板状のばね材からなる別体のもので構成して、上部周壁部13に取着するようにしてもよい。
【0024】
そして、突起部15は、平面視略く字状に形成されており、その山部15aを押圧することによって弾性変形することになり、大きく弾性変形した場合にはその一部が上部周壁部13に形成された逃げ孔13aに逃げ込むように構成されている。
【0025】
上記のような構成において、図2に示すように開口している収容凹部4の開口部5を蓋体6により閉塞する場合には、先ず、蓋体6は、その下端側の取付け片部7を取付け溝部8にそれぞれ嵌合した後、上端側を回動させて、ロックハンドル9のロック片部11をロック孔14に嵌合することによって、ロック片部11をスプリング12の付勢力に抗して回転させた後ロック孔14を挿通した時点でスプリング12の付勢力により復帰させて上部周壁部13に掛合させ、ラゲージサイドトリム3に対してロックすることになる(図3の状態参照)。
【0026】
この状態において、蓋体6の閉動作によって蓋体6が突起部15の山部15aを押圧して突起部15を弾性的にラゲージサイドトリム3側に揺動させ、ロック片部11のロック状態においては、突起部15が蓋体6と上部周壁部13との間で弾性的に突っ張って、ロック片部11の上部周壁部13との掛合状態を保持することになり、蓋体6と上部周壁部13との間のガタを吸収することになる。
【0027】
そして、蓋体6による収容凹部4の開口部5の閉状態から、開口部5を開状態にする場合には、ロックハンドル9をスプリング12の付勢力に抗して揺動させることによって、ロック片部11における上部周壁部13との掛合を外した後に蓋体6を取付け片部7を中心として開動させることによって、ロック孔14からロック片部11を引き抜いて、その後、取付け片部7を取付け溝部8から抜くことによって、図2に示すように蓋体6をラゲージサイドトリム3から取り外すことになる。
【0028】
次に、図4及び図5を用いて、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。
【0029】
図4は蓋体の一部を裏面側から描画した斜視図、図5は蓋体による収容凹部の開口部の閉状態を上方視した横断面図である。
【0030】
第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態においてはラゲージサイドトリム3側に設けた突起部15を蓋体6の裏面側においてロック片部11を挟んで近接形成して構成し、第1の実施の形態における逃げ孔13aを廃止したもので、その他の構成は第1の実施の形態と同一構成となっている。そして、突起部15は上方視湾曲状になっている。突起部15は蓋体6の成形時に一体に形成してもよいが、別体で構成したものを取付けるようにしてもよい。
【0031】
尚、突起部15の形状は、第1の実施の形態では平面視略く字状、第2の実施の形態では上方視湾曲状であるが、弾性変形可能であればこれに限るものではない。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、蓋体によって収容凹部の開口部を閉めるべく、ロック片部をロック孔に掛合する場合に、蓋体と車室壁部との間に存在する突起部が蓋体に回動方向の付勢力を付与するも、適宜弾性的に変形することになって、ロック片部とロック孔との掛合が容易に行われることになる。そして、一旦ロック部材がロック孔に掛合した後には、突起部の弾性力により蓋体が開方向に付勢され、ロック片部とロック孔との掛合関係をしっかりと保持して、蓋体のガタ付きを吸収できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を採用した自動車後部の一側側を描画した斜視図である。
【図2】図1における収容部付近を拡大して描画した分解斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態を採用した車両用収容部構造の蓋体の一部を裏面側から描画した斜視図である。
【図5】同じく、蓋体による収容凹部の開口部の閉状態を上方視した横断面図である。
【図6】従来技術における収容部付近を拡大して描画した分解斜視図である。
【図7】同じく、縦断面図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【符号の説明】
2 荷室
3 ラゲージサイドトリム(車室壁部)
4 収容凹部
5 開口部
9 ロックハンドル
11 ロック片部
12 スプリング
14 ロック孔
15 突起部

Claims (3)

  1. 荷室等の車室壁部に収容凹部を形成し、該収容凹部の開口部を開閉すべくロック片部を備えた蓋体を前記車室壁部に開閉動自在に配設し、前記ロック片部を前記車室壁部側に設けたロック孔に係合することにより前記蓋体の閉時を保持するように構成した車両収納部構造において、
    前記ロック片部又はロック孔の周囲に近接して前記蓋体と前記車室壁部との間に弾性変形可能な突起部を設けて、該突起部によって前記収容凹部の前記蓋体による閉塞時に前記車室壁部に対する前記蓋体のガタ付きを吸収するように構成したことを特徴とする車両用収納部構造。
  2. 前記突起部を前記蓋体側に設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用収納部構造。
  3. 前記突起部を前記車室壁部側に設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用収納部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006977A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Piolax Inc リッド開閉操作装置
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JP2016055786A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 スズキ株式会社 車両の荷室構造
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