JPH08276790A - 車両用収納構造 - Google Patents

車両用収納構造

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JPH08276790A
JPH08276790A JP8091895A JP8091895A JPH08276790A JP H08276790 A JPH08276790 A JP H08276790A JP 8091895 A JP8091895 A JP 8091895A JP 8091895 A JP8091895 A JP 8091895A JP H08276790 A JPH08276790 A JP H08276790A
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slit
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Masahiro Ikuma
昌広 生熊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納凹部の係合部を通気部と兼用にして加工
コストを低減し、蓋体を取り外した際、収納凹部の前面
の外観を良好にすると共に、蓋体を装着した際、騒音の
伝搬を低減すること。 【構成】 内装用の側壁1に収納凹部2を形成し、該収
納凹部2にロック部材4を備えた蓋体3を開閉自在に配
設した車両用収納構造において、前記収納凹部2の内壁
5にスリット6aを備えた通気部6を形成し、前記ロッ
ク部材4の係止爪4aを該スリット6aに係合自在に形
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の側壁に収納凹部を
備えた収納構造に関し、詳しくは収納凹部に装着する蓋
体のロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の車室内には、種々の収納凹部が形
成されており、特に荷室の側壁には蓋体を取り外し可能
に構成し、取り外した際に、荷室のスペースを拡張でき
る収納凹部が形成されていた。従来の荷室の収納構造
は、図4,図5に示すように、クオータトリム等の内装
用の側壁101に収納凹部102が形成されている。収
納部凹部102の天井部には、蓋体103のロック部材
104に係合する係合部100が開口側に対面して形成
されている。係合部100の前面にはロック部材104
の係止爪104aに係合する孔100aが形成されてお
り、ノブ104bの操作により係止爪104aが孔10
0aと係合あるいは離反して、蓋体103の開閉作業を
行っている。蓋体103の下部には、収納凹部102に
形成された嵌合孔102aに挿入される脚部109が形
成されている。このような蓋体103が取り外し自在の
収納凹部102を備えた車両では、蓋体103を取り外
した際に、収納凹部102が荷室の一部として利用でき
るため、長尺物の積載が可能となり、荷室のスペースが
拡張できる。また、車室内には、車内換気あるいはドア
の開閉の際に生じる圧力波を吸収するために、外気に連
通する通気部110が複数箇所に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
収納構造では、蓋体103のロック部材104に係合す
る係合部100を収納凹部102内に形成する必要があ
り、さらに蓋体103を取り外した際には、この係合部
100が収納凹部102の前面に露出することになり、
外観上好ましくなかった。したがって、本発明の目的
は、収納凹部の係合部を通気部と兼用にして加工コスト
を低減すると共に、蓋体を取り外した際に、この係合部
が収納凹部の前面に露出することを防止して良好な外観
が得られ、さらに騒音の伝搬を低減できる車両用収納構
造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、内装用の側壁に収納凹部を形成し、該
収納凹部にロック部材を備えた蓋体を開閉自在に配設し
た車両用収納構造において、前記収納凹部の内壁にスリ
ットを備えた通気部を形成し、前記ロック部材の係止爪
を該スリットに係合自在に形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1記載の車両用収納構造においては、通
気部を収納凹部内に形成し、通気部のスリットに蓋体の
ロック部材を係合する構造にしたので、収納凹部内の独
立した係合部が廃止できる。また、独立した係合部が前
面に露出することがないので、蓋体を取り外した際にも
良好な外観が得られる。さらに、蓋体を装着した際に
は、車外との連通路が複雑化するので、車外の騒音の伝
搬が低減できる。
【0006】
【実施例】以下、図1乃至図3の図面に基づいて、本発
明の実施例を説明する。1は樹脂等で成形されたクオー
タトリム等の内装用の側壁であり、7はフロア面を形成
する床材である。この側壁1と床材7により車両の荷室
を構成しており、側壁1には収納凹部2が一体に形成さ
れている。収納凹部2は、前面が開放され周囲を内壁5
により区画されており、底部5aは床材7より低く形成
され、天井部5bは傾斜して前面から徐々に奥行きが深
くなるよう形成されている。天井部5bの前面近傍に
は、車両の内部と外部とを連通する通気部6が形成され
ており、通気部6には複数のスリット6aとフィン6b
が交互に形成されている。スリット6aとフィン6b
は、傾斜した天井部5bに水平に形成され、フィン6b
はスリット6aの背面を覆うように鈎形に形成されてい
る。また、底部5aの前面には、蓋体3の脚部9を挿入
する嵌合孔2aが穿設されている。収納凹部2に装着さ
れる蓋体3は、収納凹部2の開口を覆う平板状に形成さ
れており、上部にロック部材4,下部に脚部9が形成さ
れ、中央に通気部8を備えている。ロック部材4は、蓋
体3の背面に配設された係止爪4aと前面に配設された
ノブ4bとから構成され、係止爪4aはノブ4bの操作
に連動して揺動するように軸4cに軸着されている。な
お、係止爪4aはスプリング(図示略)により収納凹部
2と係合する方向に付勢されている。脚部9は、蓋体3
の下部から突出して形成され、装着時には収納凹部2の
嵌合孔2aに挿入され蓋体3を支持している。通気部8
は、交互に形成された複数のスリット8aとフィン8b
から構成され、フィン8bはスリット8aの背面を覆う
ように傾斜形に形成されている。
【0007】蓋体3を収納凹部2に装着する際には、蓋
体3の脚部9を収納凹部2の嵌合孔2aに挿入し、蓋体
3で収納凹部2の開口を覆うように閉じる。この時、ロ
ック部材4の係止爪4aは、収納凹部2の天井部5bの
傾斜に従って押し開かれ、装着位置では通気部6のスリ
ット6aに挿入されて係合する。スリット6aに係合さ
れた係止爪4aは、スプリングによりロック状態を維持
するよう付勢される。蓋体3を取り外す際には、蓋体3
の前面のノブ4bを操作して係止爪4aとスリット6a
の係合を解除する。ロック部材4を解除して蓋体3を開
き、脚部9を嵌合孔2aから取り外す。蓋体3を取り外
すと、収納凹部2が荷室と連続して形成されて荷室の一
部として利用でき、荷室の幅が拡張されるので長尺物の
積載が可能となる。蓋体3を取り外しても、収納凹部2
には天井部5bにスリット6aを備えた通気部6が見え
るだけで、ロック部材4のための独立した係合部が形成
されてないので、蓋体3が装着されてなくても良好な外
観が得られる。
【0008】この実施例の車両用収納構造では、通気部
6を収納凹部2の天井部5bに形成したので、車内換気
あるいはドアの開閉の際に生じる圧力波を吸収するため
の外気との通気は、収納凹部2の通気部6を介して行わ
れ、蓋体3を装着した際には収納凹部2と蓋体3の各通
気部6,8を介して行われる。この場合、車外とは少な
くとも2つの通気部6,8を介して連通されているの
で、車外の騒音あるいは風切り音等の伝搬を低減でき
る。また、通気部6のスリット6aに蓋体3のロック部
材4を係合する構造にしたので、収納凹部2内に独立し
た係合部が廃止されて加工コストが低減できると共に、
独立した係合部が収納凹部2の前面に露出することがな
いので、蓋体3を取り外した際にも良好な外観が得られ
る。
【0009】以上、図示実施例について説明したが、本
発明は上記形態にのみ限定されるものではなく、各構成
要素の形状等に種々の変更を加えることが可能である。
例えば、蓋体3の下部にヒンジを設け、蓋体3を収納凹
部2に連結した構造であっても同様な効果が得られる。
【0010】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の車両用収納構造は、収納凹部に装着される蓋体との係
合部を通気部と兼用にして収納凹部内に形成したので、
加工コストが低減できると共に、蓋体を取り外した際
に、独立した係合部が収納凹部の前面に露出することを
防止して良好な外観が得られる。また、蓋体を装着した
際に、車外からの騒音等が低減できるとの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用収納構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】本発明の蓋体を取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】従来の収納構造示す斜視図である。
【図5】図4に示すB−B断面図である。
【符号の説明】
1 側壁 2 収納凹部 3 蓋体 4 ロック部材 4a 係止爪 5 内壁 6 通気部 6a スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装用の側壁に収納凹部を形成し、該収
    納凹部にロック部材を備えた蓋体を開閉自在に配設した
    車両用収納構造において、前記収納凹部の内壁にスリッ
    トを備えた通気部を形成し、前記ロック部材の係止爪を
    該スリットに係合自在に形成したことを特徴とする車両
    用収納構造。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100406707B1 (ko) * 2001-05-22 2003-11-20 현대자동차주식회사 자동차의 러기지 룸 트레이
JP2010234953A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyota Boshoku Corp カバーの取付構造
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JP2020082930A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 本田技研工業株式会社 車両用荷室構造

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