JP2002193010A - リヤシート用アームレスト - Google Patents

リヤシート用アームレスト

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JP2002193010A
JP2002193010A JP2000392346A JP2000392346A JP2002193010A JP 2002193010 A JP2002193010 A JP 2002193010A JP 2000392346 A JP2000392346 A JP 2000392346A JP 2000392346 A JP2000392346 A JP 2000392346A JP 2002193010 A JP2002193010 A JP 2002193010A
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switch
lid
armrest
finisher
rear seat
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JP2000392346A
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Naoto Komiya
宮 直 人 小
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤシートのセンター部に設けられる起倒自
在なリヤシート用アームレストであって、スイッチフィ
ニッシャーの外観意匠性を高めると共に、保護機能を付
与し、外部からの異物の侵入を防ぎ、且つスイッチ操作
性を高める。 【解決手段】 アームレスト本体20のフロント側に取
付けられるスイッチフィニッシャー40は、フィニッシ
ャー本体41に収容されるスイッチユニット42の操作
ボタンを保護する開閉可能なスイッチリッド43を設
け、スイッチ部分を保護すると共に、アームレスト本体
20の本体側リッド60との一体感により、外観性能を
高める。且つスイッチリッド43にコイルスプリング4
6からのバネ力を付勢させるオフセットアーム45を設
けることにより、スイッチリッド43の閉鎖時、並びに
開放時にスイッチリッド43の閉鎖状態及び開放状態で
スイッチリッド43を確実に保持して、スイッチ操作の
信頼性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のリヤシー
トに設置されるリヤシート用アームレストに係り、特
に、リヤシートのセンター部に起倒自在に支持され、ア
ームレスト本体にスイッチフィニッシャー、トレイボッ
クスを装備してなるリヤシート用アームレストに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、乗用車のリヤシートには、ベンチ
型シートが用いられることが多く、ベンチ型のリヤシー
ト1においては、左右側に着座する乗員が肘を掛けて休
め、且つ各種備品の収納やドリンク缶等の保持等が行え
るように、センター部に使い勝手を高めたリヤシート用
アームレストが一般に設けられている。
【0003】図8に示すように、リヤシート用アームレ
スト1は、使用しない時はシートバックの開口内に収納
され、使用時にシートクッション上に倒し込んで使用す
るため、シートバックに起倒自在に支持されるアームレ
スト本体2とアームレスト本体2に装着されるカップホ
ルダ3、スイッチフィニッシャー4、トレイボックス5
及びトレイボックス5の上面開口を蓋する開閉リッド6
とから構成されている。
【0004】そして、アームレスト本体2は、合成樹脂
の射出成形体からなり、ケース状に成形され、図示はし
ないがリヤシートのシートバックフレームに回動自在に
支持され、非使用時はシートバックの開口内に収納さ
れ、使用時はシートクッション上に前倒しできるように
略90°の回動範囲で回動自在に支持されている。
【0005】次に、ドリンク缶等を保持するカップホル
ダ3は、アームレスト本体2のフロント側に引出し自在
に装着されている。
【0006】そして、スイッチフィニッシャー4は、車
載用空調装置や車載用オーディオ装置等の操作を行うス
イッチユニット4aが収容され、このスイッチフィニッ
シャー4は、アームレスト本体2に対してビス止め固定
されているカップホルダ3並びにトレイボックス5との
間に設置され、双方に爪係合部で支持される。
【0007】また、トレイボックス5の上面開口を蓋す
る開閉リッド6は、そのリヤ縁部がトレイボックス5の
リヤ縁部とアームレスト本体2に対して共締め固定され
ており、開閉リッドのフロント縁部は、図示しないロッ
ク機構によりアームレスト本体2に対してロック状態を
維持できるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
ヤシート用アームレスト1では、開閉リッド6は、トレ
イボックス5の上面開口を蓋するのみで、そのフロント
側に隣接するスイッチフィニッシャー4のスイッチユニ
ット4aの操作部は露出したままであり、開閉リッド6
を閉めた状態においては、開閉リッド6の表面とスイッ
チユニット4aの製品表面との間に違和感を与え、体裁
上好ましいものではなかった。
【0009】更に、スイッチユニット4aの操作部が室
内に露出しているため、誤操作の原因となり易く、ま
た、スイッチ部分にチリやホコリ等の異物が侵入しやす
く、スイッチの保護を図り、且つスイッチの信頼性並び
に耐久性を高めることが急務とされていた。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、リヤシートのセンター部に起倒自在に支持
され、スイッチフィニッシャー、トレイボックスを装備
したリヤシート用アームレストであって、特に、スイッ
チフィニッシャーにおけるスイッチ操作部に誤って手が
触れることがなく、スイッチの誤操作を確実に防止でき
ると共に、チリ、ホコリ等が侵入することがなく、スイ
ッチ操作部の確実な保護を図り、しかも、外観上も体裁
のよいリヤシート用アームレストを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のリヤシート用アームレス
トは、リヤシートのセンター部に起倒自在に支持され、
アームレスト本体にスイッチフィニッシャー、トレイボ
ックスを装備してなるリヤシート用アームレストにおい
て、アームレスト本体のフロント部にスイッチフィニッ
シャーが装着されると共に、このスイッチフィニッシャ
ーと隣接して後部側にトレイボックスが装着され、スイ
ッチフィニッシャー上面のスイッチ操作部を蓋するスイ
ッチリッドと、トレイボックスの上面開口を蓋する本体
側リッドが夫々フィニッシャー本体並びにアームレスト
本体に開閉自在に取付けられていることを特徴とする。
【0012】そして、請求項1に記載の発明によれば、
アームレスト本体に取付けられるスイッチフィニッシャ
ー並びにトレイボックスは、スイッチフィニッシャーの
操作ボタンを覆うスイッチリッドが設けられていると共
に、トレイボックスの上面開口を蓋する本体側リッドが
設けられており、双方のリッドを閉鎖した状態では、ア
ームレスト本体の上面の全面に亘りリッド部で被覆され
るため、乗員に違和感を与えることなく、外観意匠性を
高めることができると共に、誤ってスイッチ部分に手が
触れることがなく、また、外部から異物等が侵入するこ
ともない。
【0013】次いで、本発明の請求項2に記載のリヤシ
ート用アームレストは、リヤシートのセンター部に起倒
自在に支持され、アームレスト本体にスイッチフィニッ
シャー、小物入れ等の付属ユニットを装備してなるリヤ
シート用アームレストにおいて、前記付属ユニットの上
面開口を蓋するリッドがユニット本体又はアームレスト
本体に開閉自在に取付けられ、且つリッドの開放時には
開放方向に、また、リッドの閉鎖時には閉鎖方向に、バ
ネ付勢されていることにより、リッドの閉鎖並びに開放
状態を保持できるようにしたことを特徴とする。
【0014】そして、請求項2に記載の発明によれば、
アームレスト本体に装備されるスイッチフィニッシャ
ー、小物入れ等の付属ユニットには、ユニットの上面開
口を蓋するリッドが設けられているため、ユニット内部
にチリ、ホコリ等の異物が混入することがなく、且つ体
裁上も好ましい。また、リッドの開放時、閉鎖時におい
て、開放方向、閉鎖方向にバネ付勢されるため、リッド
の開放状態、閉鎖状態での保持が可能となる。
【0015】次いで、本発明の請求項3に記載のリヤシ
ート用アームレストは、フィニッシャー本体に開閉自在
に取付けられるスイッッドにオフセットアームが形成さ
れ、フィニッシャー本体とスイッチリッドとの間に介装
されるコイルスプリングを前記オフセットアームに取付
けることにより、スイッチリッドの閉鎖時、並びにスイ
ッチリッドの開放時に夫々オフセットアームがスイッチ
リッドの回転中心線を基準として外側並びに内側に位置
し、スイッチリッドの閉鎖並びに開放状態を保持できる
ようにしたことを特徴とする。
【0016】そして、請求項3に記載の発明によれば、
スイッチフィニッシャーに回動自在に取付けられるスイ
ッチリッドは、スイッチリッドに設けたオフセットアー
ムにコイルスプリングを介して取付けられるため、スイ
ッチリッドの閉鎖時、並びにスイッチリッドの開放時に
おいて、夫々オフセットアーム(コイルスプリングの作
用点)はスイッチリッドの回転中心線から外側並びに内
側にずれた位置に夫々変化し、スイッチリッドの閉鎖時
には閉鎖方向に、また、スイッチリッドの開放時には開
放方向にコイルスプリングのバネ力を付勢することがで
きることから、非使用時にスイッチリッドが不用意に開
いたり、使用時に不用意に閉鎖することがない。
【0017】次いで、本発明の請求項4に記載のリヤシ
ート用アームレストは、フィニッシャー本体とスイッチ
リッドとの間に設けられるコイルスプリングは、スイッ
チリッドの回転軸方向に沿って圧縮した状態で装着され
ることにより、スイッチリッドの幅方向に沿って付勢さ
れた状態でフィニッシャー本体に取付けられていること
を特徴とする。
【0018】そして、請求項4に記載の発明によれば、
スイッチフィニッシャーに取付けられるスイッチリッド
は、圧縮状態で装着されるコイルスプリングから反発力
が加わり、スイッチリッドが回転軸方向(スイッチリッ
ドの幅方向)に付勢された状態で取付けられるため、開
閉リッドが左右方向(幅方向)にガタつくことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリヤシート用
アームレストの実施形態について、図面を参照して詳述
する。図1は本発明に係るリヤシート用アームレストの
使用状態を示す外観図、図2は同リヤシート用アームレ
ストの構成を示す分解斜視図、図3は同リヤシート用ア
ームレストのスイッチフィニッシャーの構成を示す断面
図、図4は同リヤシート用アームレストにおけるスイッ
チフィニッシャーの構成を示す分解斜視図、図5は同ス
イッチフィニッシャーにおける開閉リッドの取付要部を
示す裏面側から見た説明図、図6は開閉リッドの開放状
態を示す説明図、図7は開閉リッドの閉鎖状態を示す説
明図である。
【0020】図1において、本発明に係るリヤシート用
アームレスト10は、リヤシート11のセンター部に設
けられ、非使用時はシートバック12の中央に設けられ
た開口13内に起立状態で収納され、使用時にはシート
クッション14上に倒し込んで肘掛けとして使用できる
ように矢印方向に起倒自在に設けられている。
【0021】そして、このリヤシート用アームレスト1
0は、図1の外観図、並びに図2の分解斜視図に示すよ
うに、シートバック12の図示しないシートバックフレ
ームに回動可能に支持されるケース状のアームレスト本
体20と、アームレスト本体20の先端側に設けられ、
ドリンク缶等を保持する機能をもつ引出し式のカップホ
ルダ30と、車載用空調装置や車載用オーディオ装置等
の操作スイッチ部を有するスイッチフィニッシャー40
と、種々の備品を収納できるトレイボックス50と、ト
レイボックス50の上面開口を蓋する開閉リッド60と
から大略構成されている。
【0022】ところで、本発明に係るリヤシート用アー
ムレスト10は、特にスイッチフィニッシャー40部分
の見栄えを高め、且つスイッチ操作部にチリやホコリが
侵入することがないように、スイッチ部分の保護を図る
と共に、スイッチの誤操作等の虞れもなく、しかも、ス
イッチ操作時の操作性や使い勝手を高めるようにしたこ
とが特徴である。
【0023】まず、図2において、本発明に係るリヤシ
ート用アームレスト10における各構成部品について簡
単に説明する。アームレスト本体20は、ポリプロピレ
ン樹脂(以下PP樹脂という)等、合成樹脂の射出成形
体からなり、底部壁21と底部壁21の両側に連接して
上方に立上がる両側壁22及び後部壁23を備えたケー
ス状に成形され、カップホルダ30、スイッチフィニッ
シャー40、トレイボックス50を収納するスペースを
備えている。
【0024】そして、このアームレスト本体20は、図
示しないシートバックフレームに回動自在に取付けるた
めのヒンジ取付部22aが両側壁22から内側にエンボ
スするように形成され、カップホルダ30を取付けるた
めの取付フレーム24、スイッチフィニッシャー40を
取付けるための取付フレーム25、トレイボックス50
を取付けるための取付フレーム26が各々両側壁22内
面同士を繋ぐように幅方向に沿って設けられている。
【0025】次に、カップホルダ30もアームレスト本
体20と同様にPP樹脂等、合成樹脂の射出成形体から
なり、アームレスト本体20のフロント側に取付けられ
る取付ベース31と、この取付ベース31に対して前後
方向にスライドできるように組付けられた引出し式ホル
ダ32とから構成されている。
【0026】そして、アームレスト本体20に対してカ
ップホルダ30は、取付部33、34に図示しないビス
を介してアームレスト本体20の底部壁21の取付片2
1a及び取付フレーム24に強固に固定される。
【0027】次に、スイッチフィニッシャー40は、こ
れもPP樹脂等、合成樹脂の射出成形体からなるフィニ
ッシャー本体41のスイッチ収容部41a内に車載用空
調装置や車載用オーディオ装置等の操作スイッチを有す
るスイッチユニット42を収容固定してなり、スイッチ
ユニット42の操作部分を覆うようにスイッチリッド4
3が取付けられている。
【0028】そして、スイッチフィニッシャー40をア
ームレスト本体20に取付けるには、フィニッシャー本
体41のフロント縁部に突設した差込み片41bや差込
みピン41cを図示はしないがカップホルダ30の差込
み孔内に差し込むことにより、カップホルダ30に対し
て爪固定すると共に、フィニッシャー本体41のリヤ側
のフランジ41dの取付孔41eに図示しないビスをア
ームレスト本体20の取付フレーム25に固定すること
により取付けられている。
【0029】次いで、トレイボックス50は、PP樹脂
等、合成樹脂の射出成形体から構成され、上面を開口し
たボックス本体51の周囲4辺に周縁フランジ52が形
成されている。尚、図中符号53は、図示しない車体側
ハーネスと接続するケーブルを示し、その先端にコネク
タ53aが取付けられると共に、これと電気的に接続す
るケーブル54がトレイボックス50のフロント側に設
けられ、スイッチユニット42の導通部に接続させるコ
ネクタ54aがその先端側に取付けられている。
【0030】そして、このトレイボックス50は、フロ
ント側フランジ52aに延設される延長フランジ55に
設けた差込み片56をカップホルダ40の図示しない差
込み孔に差し込むことにより、フロント側が支持される
と共に、リヤ側については、リヤ側フランジ52bがア
ームレスト本体20の取付フレーム26に固定される。
尚、トレイボックス50をアームレスト本体20にビス
止め固定する際、トレイボックス50のボックス本体5
1の上面開口を蓋する本体側リッド60のリヤ取付部6
1をアームレスト本体20の取付フレーム26に対して
トレイボックス50のリヤ側フランジ52bと共締めさ
れる。
【0031】ところで、本発明に係るリヤシート用アー
ムレスト10は、スイッチフィニッシャー40の構成に
特徴があり、スイッチの信頼性、操作性を高め、しか
も、使い勝手並びに外観性能を向上させているが、図3
乃至図5に基づいて、スイッチフィニッシャー40の詳
細構造について、以下に説明する。
【0032】まず、図3に示すように、アームレスト本
体20内部にスイッチフィニッシャー40が取付けられ
ており、スイッチフィニッシャー40は、フィニッシャ
ー本体41に対してスイッチユニット42の係止爪42
aを係止させることにより取付けられている。このスイ
ッチユニット42の上面開口を覆うようにスイッチリッ
ド43が設けられているが、このスイッチリッド43
は、トレイボックス50の上面開口を蓋する本体側リッ
ド60との一体感が強調でき、非使用時はスイッチリッ
ド43によりスイッチ操作部分が隠されるため、シンプ
ルな外観を付与し、外観性能を高めている。
【0033】更に、本発明で特筆すべき点は、このよう
に、意匠機能をもつスイッチリッド43の取付構造にあ
る。尚、説明の便宜上、図4においては、スイッチユニ
ット42を省略して、フィニッシャー本体41とスイッ
チリッド43の関係について説明する。
【0034】まず、スイッチリッド43は、強固な剛性
を確保できるように、アッパープレート43aとロアプ
レート43bとの二重構造になっており、ロアプレート
43bの内面には、格子状に走る補強リブ43cが一体
化されていると共に、ロアプレート43bには、スイッ
チリッド43の閉鎖時、低級音が生じないようにダンパ
ー43dが設けられている。
【0035】次に、前記スイッチリッド43をフィニッ
シャー本体41に対して開閉可能に支持する構造につい
て説明すると、スイッチリッド43におけるロアプレー
ト43bの一方縁部の左右にヒンジ凸部43eが突設さ
れ、このヒンジ凸部43eには、軸孔43fが形成され
ている。
【0036】一方、フィニッシャー本体41には、前記
スイッチリッド43のヒンジ凸部43eを収容する切欠
き41fが開設され、ヒンジ凸部43eの軸孔43fと
合致する軸孔41gが開設され、双方の軸孔43f、4
3g間にスプリングピン(ヒンジピン機能をもつ)44
を挿入して、このスプリングピン44を回転中心とし
て、スイッチリッド43がフィニッシャー本体41に対
して回動自在に支持されている。
【0037】更に、スイッチリッド43に設けたヒンジ
凸部43eからオフセットアーム45が傾斜状に突設さ
れており、図5から明らかなように、このオフセットア
ーム45とフィニッシャー本体41のスプリング取付突
起41hの間にコイルスプリング46の各端末46a,
46bを固定する。
【0038】このように、スイッチリッド43がスプリ
ングピン44によりフィニッシャー本体41に対して回
動自在に取付けられており、更に、スイッチリッド43
のヒンジ凸部43eからオフセットアーム45を突設
し、このオフセットアーム45にコイルスプリング46
のバネ力を作用させるという構成である。
【0039】従って、スイッチフィニッシャー40にお
けるスイッチユニット42の操作ボタンを操作する際
は、図6に示すように、スイッチリッド43を略90°
の回動角度で開放操作してスイッチの操作を行うが、ス
イッチリッド43の開放時においては、スイッチリッド
43のオフセットアーム45とフィニッシャー本体41
のスプリング取付突起41hとの間に設置したコイルス
プリング46によるバネ力はオフセットアーム45がス
イッチリッド43の回転中心線よりも内側にあり、オフ
セットアーム45が図中a方向に付勢される結果、スイ
ッチリッド43は、図中A方向(開放方向)に付勢力が
作用するため、スイッチリッド43を開放した状態でス
イッチリッド43を良好に保持でき、スイッチ操作時に
おいて不用意にスイッチリッド43が閉まったり、ま
た、ガタついたりすることがなく、スイッチ操作を確実
に行える。
【0040】同様に、スイッチリッド43を閉鎖して、
図7では図示しないスイッチユニットの操作ボタンを被
覆した時には、スイッチリッド43の回動動作によりオ
フセットアーム45がスイッチリッド43の回転中心線
より外側に位置することになり、コイルスプリング46
からのバネ付勢力は、オフセットアーム45に対して図
7中b方向に付勢され、その結果スイッチリッド43は
図中B方向に付勢され、スイッチリッド43の閉鎖状態
を良好に維持でき、走行中の振動等により、スイッチリ
ッド43がガタついたりすることがなく、スイッチリッ
ド43の耐久性を高めることができる。尚、スイッチリ
ッド43の裏面に設けられているダンパー43dによ
り、スイッチリッド43の閉鎖時、スイッチリッド43
に加わる衝撃を吸収できると共に、ブツカリ音を抑え、
不快音等が生じることがない。
【0041】このように、スイッチリッド43の開放時
及び閉鎖時、スイッチリッド43の保持を確実に行える
のに加えて、本実施形態では、フィニッシャー本体41
にスイッチリッド43を開閉可能にヒンジ結合させる
際、コイルスプリング46をフィニッシャー本体41の
スプリング取付用突起41hとオフセットアーム45の
スプリング取付孔45aに両端末46a,46bを取付
けるが、コイルスプリング46を圧縮状態で取付けるよ
うにする。
【0042】従って、スイッチリッド43の取付けを完
了した状態では、コイルスプリング46からの反発力
(図5中矢印Fで示す)がスイッチリッド43に加わ
り、常にこの反発力Fに付勢された状態であるため、ス
イッチリッド43は幅方向(左右方向)にガタつくこと
がなく、安定した取付けが期待できる。
【0043】尚、この実施形態においては、コイルスプ
リング46は、スイッチリッド43の一方側のみに設け
たが、両側に設けてもよく、またスイッチリッド43の
開放状態並びに閉鎖状態でスイッチリッド43を保持す
る構造として、コイルスプリングに替えてオフセットア
ームを板バネで付勢する構造でもよく、また、スイッチ
リッド43のヒンジ部に異形カム面を形成し、スイッチ
リッド43の開放時並びに閉鎖時において、開放方向並
びに閉鎖方向に夫々付勢力が加わるようなバネ手段を異
形カム面に作用させるような構造を採用することも可能
である。
【0044】更に、スイッチフィニッシャー40に替え
て、アームレスト本体20に例えば、小物入れ、コイン
ホルダ等の付属ユニットを装備した場合、この種ユニッ
トの上面開口を覆うリッドに前記バネ手段を介して開閉
可能に取付けることにより、リッドのガタつきをなく
し、使い勝手を高めるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1に
記載のリヤシート用アームレストによれば、アームレス
ト本体に取付けられるスイッチフィニッシャー並びにト
レイボックスは、スイッチフィニッシャーの操作ボタン
を覆うスイッチリッドが設けられていると共に、トレイ
ボックスの上面開口を蓋する本体側リッドが設けられて
おり、双方のリッドを閉鎖した状態では、アームレスト
本体の上面の全面に亘りリッド部で被覆されるため、乗
員に違和感を与えることなく、外観意匠性を高めること
ができると共に、誤ってスイッチ部分に手が触れること
がないため、スイッチの誤操作も未然に防止できるとい
う効果を有する。
【0046】そして、本発明の請求項2に記載のリヤシ
ート用アームレストによれば、アームレスト本体に装備
されるスイッチフィニッシャー、小物入れ等の付属ユニ
ットには、ユニットの上面開口を蓋するリッドが設けら
れているため、ユニット内部にチリ、ホコリ等の異物が
混入することがなく、且つ体裁上も好ましい。また、リ
ッドの開放時、閉鎖時において、開放方向、閉鎖方向に
バネ付勢されるため、リッドの開放状態、閉鎖状態での
保持が可能となり、リッドのガタつきを抑え、使い勝手
を高めることができるという効果を有する。
【0047】更に、本発明の請求項3に記載のリヤシー
ト用アームレストによれば、スイッチフィニッシャーに
回動自在に取付けられるスイッチリッドは、スイッチリ
ッドに設けたオフセットアームにコイルスプリングを介
して取付けられるため、スイッチリッドの閉鎖時、並び
にスイッチリッドの開放時において、夫々オフセットア
ーム(コイルスプリングの作用点)はスイッチリッドの
回転中心線から外側並びに内側にずれた位置に夫々変化
し、スイッチリッドの閉鎖時には閉鎖方向に、また、ス
イッチリッドの開放時には開放方向にコイルスプリング
のバネ力を付勢することができることから、非使用時に
スイッチリッドが不用意に開いたり、使用時に不用意に
閉鎖することがなく、スイッチ操作部分の使い勝手を高
めることができるという効果を有する。
【0048】そして、本発明の請求項4に記載のリヤシ
ート用アームレストによれば、スイッチフィニッシャー
に取付けられるスイッチリッドは、圧縮状態で装着され
ているコイルスプリングから反発力が加わり、スイッチ
リッドが回転軸方向(スイッチリッドの幅方向)に付勢
された状態で取付けられるため、開閉リッドが左右方向
(幅方向)にガタつくことがなく、取付けの確実性を高
めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリヤシート用アームレストの一実
施形態を示すものでリヤシートのシートクッション上に
アームレストを前倒しした状態を示す外観図。
【図2】図1に示すリヤシート用アームレストの構成部
品を示す分解斜視図。
【図3】図1に示すリヤシート用アームレストにおける
スイッチフィニッシャー取付部分の構成を示す断面図。
【図4】本発明に係るリヤシート用アームレストにおけ
るスイッチフィニッシャーを示すもので、スイッチリッ
ドの取付構造を示す説明図。
【図5】図4に示すスイッチリッドの取付構造を示すも
ので、取付部を裏面側から見た説明図。
【図6】図4に示すスイッチフィニッシャーにおけるス
イッチリッドの開放状態を示す側面図。
【図7】図4に示すスイッチフィニッシャーにおけるス
イッチリッドの閉鎖状態を示す側面図。
【図8】従来のリヤシート用アームレストの構成を示す
説明図。
【符号の説明】
10 リヤシート用アームレスト 11 リヤシート 12 シートバック 13 開口 20 アームレスト本体 30 カップホルダ 40 スイッチフィニッシャー 41 フィニッシャー本体 41f 切欠き 41g 軸孔 41h スプリング取付突起 42 スイッチユニット 43 スイッチリッド 43a アッパープレート 43b ロアプレート 43c 補強リブ 43d ダンパー 43e ヒンジ凸部 43f 軸孔 44 スプリングピン 45 オフセットアーム 46 コイルスプリング 50 トレイボックス 60 本体側リッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤシートのセンター部に起倒自在に支
    持され、アームレスト本体にスイッチフィニッシャー、
    トレイボックスを装備してなるリヤシート用アームレス
    トにおいて、 アームレスト本体のフロント部にスイッチフィニッシャ
    ーが装着されると共に、このスイッチフィニッシャーと
    隣接して後部側にトレイボックスが装着され、スイッチ
    フィニッシャー上面のスイッチ操作部を蓋するスイッチ
    リッドと、トレイボックスの上面開口を蓋する本体側リ
    ッドが夫々フィニッシャー本体並びにアームレスト本体
    に開閉自在に取付けられていることを特徴とするリヤシ
    ート用アームレスト。
  2. 【請求項2】 リヤシートのセンター部に起倒自在に支
    持され、アームレスト本体にスイッチフィニッシャー、
    小物入れ等の付属ユニットを装備してなるリヤシート用
    アームレストにおいて、 前記付属ユニットの上面開口を蓋するリッドがユニット
    本体又はアームレスト本体に開閉自在に取付けられ、且
    つリッドの開放時には開放方向に、また、リッドの閉鎖
    時には閉鎖方向に、バネ付勢されていることにより、リ
    ッドの閉鎖並びに開放状態を保持できるようにしたこと
    を特徴とするリヤシート用アームレスト。
  3. 【請求項3】 フィニッシャー本体に開閉自在に取付け
    られるスイッチリッドにオフセットアームが形成され、
    フィニッシャー本体とスイッチリッドとの間に介装され
    るコイルスプリングを前記オフセットアームに取付ける
    ことにより、スイッチリッドの閉鎖時、並びにスイッチ
    リッドの開放時に夫々オフセットアームがスイッチリッ
    ドの回転中心線を基準として外側並びに内側に位置し、
    スイッチリッドの閉鎖並びに開放状態を保持できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のリヤシート用
    アームレスト。
  4. 【請求項4】 フィニッシャー本体とスイッチリッドと
    の間に設けられるコイルスプリングは、スイッチリッド
    の回転軸方向に沿って圧縮した状態で装着されることに
    より、スイッチリッドの幅方向に沿って付勢された状態
    でフィニッシャー本体に取付けられていることを特徴と
    する請求項3に記載のリヤシート用アームレスト。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7870984B2 (en) * 2004-02-03 2011-01-18 Lisa Dräxlmaier GmbH Housing with lid and kinematic frame
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JP2018118586A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 トヨタ紡織株式会社 アームレスト

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