JPH0714036Y2 - 貨物自動車あおり戸開閉補助装置 - Google Patents
貨物自動車あおり戸開閉補助装置Info
- Publication number
- JPH0714036Y2 JPH0714036Y2 JP509191U JP509191U JPH0714036Y2 JP H0714036 Y2 JPH0714036 Y2 JP H0714036Y2 JP 509191 U JP509191 U JP 509191U JP 509191 U JP509191 U JP 509191U JP H0714036 Y2 JPH0714036 Y2 JP H0714036Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- tilting door
- actuating lever
- rotary shaft
- tilting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貨物自動車のあおり
戸、特に、ウイング式あおり戸の開閉補助装置に関する
ものである。
戸、特に、ウイング式あおり戸の開閉補助装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貨物自動車のあおり戸として、例
えば、添付図面の図6に示すように、車体10の側面を
被覆するあおり戸11の上辺を水平方向に車体の長手方
向の中央部に向かって折り曲げ、屋根のほぼ半分をも被
覆するようにし、このようにして、車体10の側面及び
屋根の半分を被覆する、横断面がほぼL字状の、側壁部
111と屋根部112とを一体構造のものとし、その屋根
部112の自由辺において、その端部にその方向に延長
するように固着された各水平回転軸12を介して、車体
10に対して旋回自在となるように取り付けたウイング
式あおり戸が公知となっているが、このウイング式あお
り戸11の開閉補助装置としては、既に、種々の形式の
ものが提案されており、また、実用にも供されている
が、その大部分は、その主要動力源として、次のような
ものを、単独又は組み合わせて使用している。すなわち 1)油圧シリンダ 2)電気モータ 3)手動ウインチ 4)人力(ロープなどを介して加える) 5)ねじりコイルばね 6)引っ張りコイルばね 7)トーションバーばね 8)ガスばね などである。
えば、添付図面の図6に示すように、車体10の側面を
被覆するあおり戸11の上辺を水平方向に車体の長手方
向の中央部に向かって折り曲げ、屋根のほぼ半分をも被
覆するようにし、このようにして、車体10の側面及び
屋根の半分を被覆する、横断面がほぼL字状の、側壁部
111と屋根部112とを一体構造のものとし、その屋根
部112の自由辺において、その端部にその方向に延長
するように固着された各水平回転軸12を介して、車体
10に対して旋回自在となるように取り付けたウイング
式あおり戸が公知となっているが、このウイング式あお
り戸11の開閉補助装置としては、既に、種々の形式の
ものが提案されており、また、実用にも供されている
が、その大部分は、その主要動力源として、次のような
ものを、単独又は組み合わせて使用している。すなわち 1)油圧シリンダ 2)電気モータ 3)手動ウインチ 4)人力(ロープなどを介して加える) 5)ねじりコイルばね 6)引っ張りコイルばね 7)トーションバーばね 8)ガスばね などである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
公知の貨物自動車のあおり戸、特に、ウイング式あおり
戸の開閉補助装置は、上記のような動力源を使用してい
るので、次のような問題点があった。すなわち A.高価であること(これは、上記の1,2,3,8な
どを必要とすることによる) B.良好な特性を得ることができないこと(これは、上
記の4,5,6,7などを使用することによる) C.取り付けの場所の選定に自由が少ないこと(これ
は、上記の1,2,5,6,7,8などを設置すること
が必要であることによる) D.エネルギー源を必要とすること(これは、上記の
1,2,8などを使用することによる) などである。そこで、本考案は、従来公知のものにおけ
る上記のような問題点を解消し、低廉であり、特性が良
く、取り付け場所の選定に自由があり、外部エネルギー
を必要としない新規な貨物自動車あおり戸、特に、ウイ
ング式あおり戸の開閉補助装置を得ることを、その解決
すべき課題とするものである。
公知の貨物自動車のあおり戸、特に、ウイング式あおり
戸の開閉補助装置は、上記のような動力源を使用してい
るので、次のような問題点があった。すなわち A.高価であること(これは、上記の1,2,3,8な
どを必要とすることによる) B.良好な特性を得ることができないこと(これは、上
記の4,5,6,7などを使用することによる) C.取り付けの場所の選定に自由が少ないこと(これ
は、上記の1,2,5,6,7,8などを設置すること
が必要であることによる) D.エネルギー源を必要とすること(これは、上記の
1,2,8などを使用することによる) などである。そこで、本考案は、従来公知のものにおけ
る上記のような問題点を解消し、低廉であり、特性が良
く、取り付け場所の選定に自由があり、外部エネルギー
を必要としない新規な貨物自動車あおり戸、特に、ウイ
ング式あおり戸の開閉補助装置を得ることを、その解決
すべき課題とするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、この課題を
解決するために、添付図面の図1に示すように、貨物自
動車の車体10の側面又は背面を被覆する側壁部3
1と、屋根の一部分をも被覆するようにその上方部を一
体に折り曲げられて形成された屋根部32とから成り立
っているあおり戸の、その屋根部32の自由辺部に、車
体10の長手方向の中心線X−Xの方向(あおり戸3
が、車体10の側面を被覆している場合)、又は、この
方向に対して直角方向(あおり戸3が、車体10の背面
を被覆する場合)に平行に水平に延長して取り付けられ
た回転軸2を介して車体10に旋回自在に取り付けられ
ている形式のウイング式あおり戸3において、回転軸2
の各端部に、図2に示すように、それぞれ、それと直角
にある長さを有する作動レバー4をその基端部において
固着し、各作動レバー4の自由端部にワイヤ5をその1
端部において連結し、このワイヤ5の他端部を車体10
に取り付けられた適宜の案内手段により、車体10の一
部に取り付けられている定張力ばね装置6にまで導き、
これに連結し、この定張力ばね装置6のばね張力と、作
動レバー4とを介して各回転軸2に、あおり戸3の自重
による落下モーメントとつり合うような反力モーメント
を発生させ、これにより、あおり戸3の開閉操作をわず
かな力により行わせることが可能であるようにしたこと
を特徴とするものである。
解決するために、添付図面の図1に示すように、貨物自
動車の車体10の側面又は背面を被覆する側壁部3
1と、屋根の一部分をも被覆するようにその上方部を一
体に折り曲げられて形成された屋根部32とから成り立
っているあおり戸の、その屋根部32の自由辺部に、車
体10の長手方向の中心線X−Xの方向(あおり戸3
が、車体10の側面を被覆している場合)、又は、この
方向に対して直角方向(あおり戸3が、車体10の背面
を被覆する場合)に平行に水平に延長して取り付けられ
た回転軸2を介して車体10に旋回自在に取り付けられ
ている形式のウイング式あおり戸3において、回転軸2
の各端部に、図2に示すように、それぞれ、それと直角
にある長さを有する作動レバー4をその基端部において
固着し、各作動レバー4の自由端部にワイヤ5をその1
端部において連結し、このワイヤ5の他端部を車体10
に取り付けられた適宜の案内手段により、車体10の一
部に取り付けられている定張力ばね装置6にまで導き、
これに連結し、この定張力ばね装置6のばね張力と、作
動レバー4とを介して各回転軸2に、あおり戸3の自重
による落下モーメントとつり合うような反力モーメント
を発生させ、これにより、あおり戸3の開閉操作をわず
かな力により行わせることが可能であるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】以上のような構成により、あおり戸3は、その
回転軸2を中心とする落下モーメントを、定張力ばね装
置6のばねの張力とほぼつり合わされているので、あお
り戸3の開閉操作は、比較的小さな力により行うことが
できる。
回転軸2を中心とする落下モーメントを、定張力ばね装
置6のばねの張力とほぼつり合わされているので、あお
り戸3の開閉操作は、比較的小さな力により行うことが
できる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を、その実施例を示す添付図面
の図1〜図5に基づいて詳細に説明する。まず、図1
に、本考案の第一実施例として、垂直部分11をその基
端部において車体10の台枠部分(図示されていない)
に固着された支柱1を、その上方部分において、車体1
0の長手方向の中心線X−Xに向かってほぼ直角に折り
曲げて水平部分12を形成し、この水平部分12に、車体
10の長手方向の中心線X−Xと平行に回転軸2を回転
自在に取り付け、この回転軸2には、横断面がほぼL状
を有している、側壁部31と屋根部32とから成り立って
いるウイング式あおり戸3の屋根部分32の端部の辺を
固着してある。そして、この回転軸2の端部には、図2
に示すように、これに直角に、ある長さを有している作
動レバー4が、その基端部において固着されており、こ
の作動レバー4の自由端部には、ひも部材、例えば、ワ
イヤ5がその1端部において固着されており、このワイ
ヤ5の他端部は、車体に沿って適当に案内された後、車
体10の適当な箇所、例えば、台枠の下部に設置されて
いる定張力ばね装置6のばねに連結されている。そし
て、この定張力ばね装置6のばねの張力及び作動レバー
4の有効作用アームの長さは、定張力ばね装置6のばね
の張力が、ワイヤ5及び作動レバー4を介して回転軸2
に及ぼす回転モーメントが、あおり戸3の開閉の際に、
その自重により回転軸2の回りに作用するあおり戸3の
落下モーメントとほぼつり合うようなものに、あらかじ
め選択されるようにするものとする。
の図1〜図5に基づいて詳細に説明する。まず、図1
に、本考案の第一実施例として、垂直部分11をその基
端部において車体10の台枠部分(図示されていない)
に固着された支柱1を、その上方部分において、車体1
0の長手方向の中心線X−Xに向かってほぼ直角に折り
曲げて水平部分12を形成し、この水平部分12に、車体
10の長手方向の中心線X−Xと平行に回転軸2を回転
自在に取り付け、この回転軸2には、横断面がほぼL状
を有している、側壁部31と屋根部32とから成り立って
いるウイング式あおり戸3の屋根部分32の端部の辺を
固着してある。そして、この回転軸2の端部には、図2
に示すように、これに直角に、ある長さを有している作
動レバー4が、その基端部において固着されており、こ
の作動レバー4の自由端部には、ひも部材、例えば、ワ
イヤ5がその1端部において固着されており、このワイ
ヤ5の他端部は、車体に沿って適当に案内された後、車
体10の適当な箇所、例えば、台枠の下部に設置されて
いる定張力ばね装置6のばねに連結されている。そし
て、この定張力ばね装置6のばねの張力及び作動レバー
4の有効作用アームの長さは、定張力ばね装置6のばね
の張力が、ワイヤ5及び作動レバー4を介して回転軸2
に及ぼす回転モーメントが、あおり戸3の開閉の際に、
その自重により回転軸2の回りに作用するあおり戸3の
落下モーメントとほぼつり合うようなものに、あらかじ
め選択されるようにするものとする。
【0007】このようにして、あおり戸3を、図1に実
線により示してある閉塞状態から開放するものとする
と、あおり戸3に外部から手動により上向きの力を加え
た場合、あおり戸3の回転軸2の回りの旋回に伴い、そ
れに固着された回転軸2と一体の作動レバー4が、図2
に二点鎖線により示されるような状態となり、作動レバ
ー4は、その自由端部をワイヤ5を介して定張力ばね装
置6のばねの張力により引っ張られ、この際に、作動レ
バー4及び回転軸2を介してあおり戸3に、その自重に
よる落下モーメントに相当する反力モーメントを加える
ので、小さな操作力により、あおり戸3を、図1に二点
鎖線により示すような状態を経て、図6に実線11とし
て示すように、全旋回位置とすることができる。また、
この全旋回位置にあるあおり戸3を閉塞するには、あお
り戸3に逆方向の旋回力を手動により加えると、その自
重による回転軸2の回りの落下モーメントは、回転軸2
及び作動レバー4を経て、ワイヤ5を介して定張力ばね
装置6からの反力モーメントによりつり合わされるの
で、その閉塞は、急速な落下が阻止され、円滑に行うこ
とができるようになる。
線により示してある閉塞状態から開放するものとする
と、あおり戸3に外部から手動により上向きの力を加え
た場合、あおり戸3の回転軸2の回りの旋回に伴い、そ
れに固着された回転軸2と一体の作動レバー4が、図2
に二点鎖線により示されるような状態となり、作動レバ
ー4は、その自由端部をワイヤ5を介して定張力ばね装
置6のばねの張力により引っ張られ、この際に、作動レ
バー4及び回転軸2を介してあおり戸3に、その自重に
よる落下モーメントに相当する反力モーメントを加える
ので、小さな操作力により、あおり戸3を、図1に二点
鎖線により示すような状態を経て、図6に実線11とし
て示すように、全旋回位置とすることができる。また、
この全旋回位置にあるあおり戸3を閉塞するには、あお
り戸3に逆方向の旋回力を手動により加えると、その自
重による回転軸2の回りの落下モーメントは、回転軸2
及び作動レバー4を経て、ワイヤ5を介して定張力ばね
装置6からの反力モーメントによりつり合わされるの
で、その閉塞は、急速な落下が阻止され、円滑に行うこ
とができるようになる。
【0008】次に、図3は、本考案の第二実施例を示す
ものであるが、この実施例においては、回転軸2に固着
された作動レバー4の自由端部に連結されたワイヤ5
が、車体10に取り付けられた2個の滑車6及び7を経
て定張力ばね装置6へ導かれるようになっているもので
ある。なお、この実施例においては、滑車6は、車体1
0に固着された軸の回りに回転自在に取り付けられてい
るが、滑車7は、回転軸2に回転自在に支持されている
ものとしてある。また、図4は、図3に示された実施例
のものにおいて、作動レバー4の自由端部が、滑車6及
び7並びに台枠の下部に取り付けられた他の滑車8を経
て、ワイヤ5を介して、車体10の台枠の下部に設置さ
れた定張力ばね装置6に連結される状態を示すものであ
る。
ものであるが、この実施例においては、回転軸2に固着
された作動レバー4の自由端部に連結されたワイヤ5
が、車体10に取り付けられた2個の滑車6及び7を経
て定張力ばね装置6へ導かれるようになっているもので
ある。なお、この実施例においては、滑車6は、車体1
0に固着された軸の回りに回転自在に取り付けられてい
るが、滑車7は、回転軸2に回転自在に支持されている
ものとしてある。また、図4は、図3に示された実施例
のものにおいて、作動レバー4の自由端部が、滑車6及
び7並びに台枠の下部に取り付けられた他の滑車8を経
て、ワイヤ5を介して、車体10の台枠の下部に設置さ
れた定張力ばね装置6に連結される状態を示すものであ
る。
【0009】更に、図5は、定張力ばね装置6のばねの
張力により、作動レバー4に作用する回転軸2の回りの
反力モーメントを、あおり戸3の開閉の際における落下
モーメントが、その回転軸2の回りの旋回角度により変
動することを補償するために、作動レバー4の実効作用
アームの長さを、あおり戸3の各旋回角度位置における
落下モーメントとほぼつり合わせるために、回転軸2に
ほぼ三角形状の案内板20をその頂点部において回転自
在に配置し、これを車体10に適宜に固着し、その底辺
部には、作動レバー4の実効作用アームの長さが、各旋
回位置におけるあおり戸3の落下モーメントとつり合う
ような輪郭に案内溝21を設け、また、作動レバー4に
は、その長手方向に長穴22をあけ、これらの両方の案
内溝21及び長穴22を貫いて滑動自在に連結ピン23
を配置し、このピン23にワイヤ5の端部を連結した本
考案の他の実施例を示すものである。この実施例による
と、あおり戸3の旋回角度位置に無関係に、定張力ばね
装置6のばね及び作動レバー4による反力モーメントを
ほぼ一定とすることが可能となる。
張力により、作動レバー4に作用する回転軸2の回りの
反力モーメントを、あおり戸3の開閉の際における落下
モーメントが、その回転軸2の回りの旋回角度により変
動することを補償するために、作動レバー4の実効作用
アームの長さを、あおり戸3の各旋回角度位置における
落下モーメントとほぼつり合わせるために、回転軸2に
ほぼ三角形状の案内板20をその頂点部において回転自
在に配置し、これを車体10に適宜に固着し、その底辺
部には、作動レバー4の実効作用アームの長さが、各旋
回位置におけるあおり戸3の落下モーメントとつり合う
ような輪郭に案内溝21を設け、また、作動レバー4に
は、その長手方向に長穴22をあけ、これらの両方の案
内溝21及び長穴22を貫いて滑動自在に連結ピン23
を配置し、このピン23にワイヤ5の端部を連結した本
考案の他の実施例を示すものである。この実施例による
と、あおり戸3の旋回角度位置に無関係に、定張力ばね
装置6のばね及び作動レバー4による反力モーメントを
ほぼ一定とすることが可能となる。
【0010】なお、以上本考案を、貨物自動車の側壁に
適用した場合について説明を行ったが、本考案は、同様
に、車体の背面に設けられたあおり戸に対しても適用さ
れることは、明らかなところである。また、ひも部材と
しては、例えば、ワイヤ、鎖、ローラチェーン、ロッ
ド、ベルトなどを使用することができる。
適用した場合について説明を行ったが、本考案は、同様
に、車体の背面に設けられたあおり戸に対しても適用さ
れることは、明らかなところである。また、ひも部材と
しては、例えば、ワイヤ、鎖、ローラチェーン、ロッ
ド、ベルトなどを使用することができる。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上記のような構成および作用
を有しているので、貨物自動車のあおり戸、特に、ウイ
ング式あおり戸の開閉操作を、特別に駆動源を必要とす
ること無く、手動により極めて軽快に且つ安全に実施す
ることができ、また、その取り付け箇所は特定されるこ
と無く、従って、その架装取り付けの自由度を増加し、
更に、あおり戸の落下モーメントと、定張力ばね装置及
び作動レバーによる反力モーメントとのつり合わせ特性
を、改善することができ、従来公知のこの種の装置にお
ける種々の欠点ないしは問題点のすべてを解消させるこ
とができるものである。
を有しているので、貨物自動車のあおり戸、特に、ウイ
ング式あおり戸の開閉操作を、特別に駆動源を必要とす
ること無く、手動により極めて軽快に且つ安全に実施す
ることができ、また、その取り付け箇所は特定されるこ
と無く、従って、その架装取り付けの自由度を増加し、
更に、あおり戸の落下モーメントと、定張力ばね装置及
び作動レバーによる反力モーメントとのつり合わせ特性
を、改善することができ、従来公知のこの種の装置にお
ける種々の欠点ないしは問題点のすべてを解消させるこ
とができるものである。
【図1】本考案の1実施例を示す一部の斜視図である。
【図2】その回転軸及び作動レバーを示す正面図であ
る。
る。
【図3】その変形を示す正面図である。
【図4】図3に示す実施例のものを自動車車体の床下に
設置した定張力ばね装置に連結する状態の1例を示す斜
視図である。
設置した定張力ばね装置に連結する状態の1例を示す斜
視図である。
【図5】定張力ばね装置及び作動レバーによる反力モー
メントを、あおり戸の旋回角度に無関係にほぼ一定とす
るためのワイヤの作動レバーに対する案内機構を示す正
面図面である。
メントを、あおり戸の旋回角度に無関係にほぼ一定とす
るためのワイヤの作動レバーに対する案内機構を示す正
面図面である。
【図6】ウイング式あおり戸の例を示す貨物自動車の後
部から見た正面図である。
部から見た正面図である。
1 支持柱 2 回転軸 3 あおり戸 4 作動レバー 5 ひも部材 6 定張力ばね装置 7,8,9 滑車 10 車体 20 案内板 21 案内溝 22 長穴 23 連続ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 貨物自動車の側面又は背面を被覆するあ
おり戸(3)において、その上方部分が屋根の一部分を
も被覆するように一体に折り曲げられ、その折り曲げ部
分の自由端部の辺が、車体(10)の長手方向の中心線
(X−X)の方向、又は、それに直角な直線に対して平
行な方向に延びており、その辺の各端部に水平に延長し
て回転軸(2)が取り付けられており、あおり戸(3)
が、これらの回転軸(2)を介して車体(10)に対し
て旋回自在に取り付けられている形式のウイング式あお
り戸において、少なくとも一方の回転軸(2)に、それ
と直角に作動レバー(4)をその基端部において固着
し、この作動レバー(4)の自由端部にひも部材(5)
をその1端部において連結し、このひも部材(5)の他
端部を車体(10)に取り付けられたローラ式案内手段
(8)を経て車体(10)の一部に取り付けられている
定張力ばね装置(6)に連結し、この定張力ばね装置
(6)のばね張力と、作動レバー(4)とにより回転軸
(2)に加えられる回転モーメントを、あおり戸(3)
の自重による落下モーメントとほぼつり合うように、作
動レバー(4)の実効作用アーム長さを、あおり戸
(3)の開閉角度に応じて変化する回転モーメントとつ
り合う実効作用アーム長さに可変であるように構成し、
このために、車体(10)に回転軸(2)の付近におい
て案内板(20)を取り付け、この案内板(20)に可
変実効作用アーム長さをあおり戸(3)の回転に合わせ
て再現する輪郭を有する案内溝(21)を設けると共に
作動レバー(4)にその長手方向に長穴(22)をあ
け、これらの案内板(20)の案内溝(21)と作動レ
バー(4)の長穴(22)とを緩く貫通して連続ピン
(23)を通し、この連続ピン(23)にひも部材
(5)の端部を連結したことを特徴とする貨物自動車あ
おり戸開閉補助装置。 - 【請求項2】 作動レバー(4)を各回転軸(2)に取
り付け、これらの作動レバー(4)の他端部を、それぞ
れ、ひも部材(5)を介して共通の定張力ばね装置
(6)に連結して成る請求項1の貨物自動車あおり戸開
閉補助装置。 - 【請求項3】 ひも部材(5)が、ワイヤ、鎖、ローラ
チェーン、ロッド、ベルトである請求項1又は2の貨物
自動車あおり戸開閉補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP509191U JPH0714036Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 貨物自動車あおり戸開閉補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP509191U JPH0714036Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 貨物自動車あおり戸開閉補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489420U JPH0489420U (ja) | 1992-08-05 |
JPH0714036Y2 true JPH0714036Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=33485678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP509191U Expired - Lifetime JPH0714036Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 貨物自動車あおり戸開閉補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714036Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6424307B1 (ja) * | 2018-06-19 | 2018-11-14 | 村山 哲夫 | カートレイン車両積み降ろし装置 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP509191U patent/JPH0714036Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489420U (ja) | 1992-08-05 |
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