JPS621800Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621800Y2 JPS621800Y2 JP1982017657U JP1765782U JPS621800Y2 JP S621800 Y2 JPS621800 Y2 JP S621800Y2 JP 1982017657 U JP1982017657 U JP 1982017657U JP 1765782 U JP1765782 U JP 1765782U JP S621800 Y2 JPS621800 Y2 JP S621800Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- plate
- torsion
- floor frame
- torsion spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は貨物自動車荷台のゲート開閉装置、特
にゲート開閉時のゲート荷重を軽減するために設
ける、いわゆるゲートバランサーに関するもので
ある。
にゲート開閉時のゲート荷重を軽減するために設
ける、いわゆるゲートバランサーに関するもので
ある。
貨物自動車の荷台ゲートは重量が大きいためそ
の開閉には多大の力を要する。そこでゲートにば
ね部材を設けてゲートの閉方向に付勢せしめるバ
ランサーを取付けたものがある。そしてこのバラ
ンサーによりゲート開操作時にはゲートの自重を
受止める力が小くてすみ、また閉操作時にはばね
部材の付勢力でゲートを持上げるに必要な力を小
さくすることができる。
の開閉には多大の力を要する。そこでゲートにば
ね部材を設けてゲートの閉方向に付勢せしめるバ
ランサーを取付けたものがある。そしてこのバラ
ンサーによりゲート開操作時にはゲートの自重を
受止める力が小くてすみ、また閉操作時にはばね
部材の付勢力でゲートを持上げるに必要な力を小
さくすることができる。
ところで従来のバランサーにおいては、ばね部
材は一般にゲートの回動中心部に取付けられてい
た。この場合、ばね部材がゲートに作用するモー
メントは第3図の線Aで示すようにゲート開放角
度が大きくなるに伴なつて比例的に大きくなる。
一方、ゲートの自重によるモーメントはB線で示
すように起立状態、即ち閉位置から開放角度が大
きくなるに伴つて大きくなりほぼ水平位置(90
゜)で最大となり、その後モーメントは減少す
る。従つてゲートとばね部材の方向を逆とするモ
ーメントはゲート開放角度が90゜をやや過ぎたと
ころでバランスする。このためゲートは完全に開
ききらず積荷作業の邪魔になる。また開操作の初
期においてゲートを開くのに可成りの力を要す
る。
材は一般にゲートの回動中心部に取付けられてい
た。この場合、ばね部材がゲートに作用するモー
メントは第3図の線Aで示すようにゲート開放角
度が大きくなるに伴なつて比例的に大きくなる。
一方、ゲートの自重によるモーメントはB線で示
すように起立状態、即ち閉位置から開放角度が大
きくなるに伴つて大きくなりほぼ水平位置(90
゜)で最大となり、その後モーメントは減少す
る。従つてゲートとばね部材の方向を逆とするモ
ーメントはゲート開放角度が90゜をやや過ぎたと
ころでバランスする。このためゲートは完全に開
ききらず積荷作業の邪魔になる。また開操作の初
期においてゲートを開くのに可成りの力を要す
る。
このような問題を解決してゲートの開閉全域に
わたつてバランスをよくしたものもあるが、いず
れも複雑なリンク機構を用いており、高価である
(例えば実開昭53−86717号)。
わたつてバランスをよくしたものもあるが、いず
れも複雑なリンク機構を用いており、高価である
(例えば実開昭53−86717号)。
本考案はリンク機構を用いることなく簡素な機
構でゲートの開閉全域でバランスが良好なゲート
バランサーを提供することを目的とするもので、
ゲートの回転中心軸とねじりばねのねじり中心と
を別位置とするとともに、ねじりばねのゲートに
対する作用点がゲートが開くに伴なつてゲートの
回転中心軸へ近づくように移動する機構とするこ
とにより、前記目的を達成するものである。
構でゲートの開閉全域でバランスが良好なゲート
バランサーを提供することを目的とするもので、
ゲートの回転中心軸とねじりばねのねじり中心と
を別位置とするとともに、ねじりばねのゲートに
対する作用点がゲートが開くに伴なつてゲートの
回転中心軸へ近づくように移動する機構とするこ
とにより、前記目的を達成するものである。
以下、本考案を図示の実施例により説明する。
図において1はトラツク荷台の床フレーム、2
はゲートである。床フレーム1の外面にはブラケ
ツト3が固着してある。ゲート2の縦フレーム9
の外面に沿つて縦方向に長尺状のプレート4が固
着しており、該プレート4はゲート2よりも下方
へ延在してその下部はブラケツト3の対向壁間に
挿通し、下端はブラケツト3の下部の対向壁間に
架設した第1のピン5にヒンジ状に結合され、プ
レート4はゲート2と一体に第1のピン5を中心
として回動可能である。
はゲートである。床フレーム1の外面にはブラケ
ツト3が固着してある。ゲート2の縦フレーム9
の外面に沿つて縦方向に長尺状のプレート4が固
着しており、該プレート4はゲート2よりも下方
へ延在してその下部はブラケツト3の対向壁間に
挿通し、下端はブラケツト3の下部の対向壁間に
架設した第1のピン5にヒンジ状に結合され、プ
レート4はゲート2と一体に第1のピン5を中心
として回動可能である。
ブラケツト3の上部には対向壁間に第2のピン
6が架設してあり、ピン6はブラケツト3の両側
に延びている。そしてこの第2のピン6まわりに
はねじりばねたるトーシヨンコイルスプリング7
が取付けてある。トーシヨンコイルスプリング7
の両端のアーム7a,7bは荷台フレーム1に固
定せしめてある。また中央部は自由端たる逆U字
形のアーム7cを形成し、該アーム7cの先端の
水平軸部にはローラ8が回転可能に取付けてあ
る。そしてトーシヨンコイルスプリング7の付勢
力によりゲート2はローラ8を介して閉方向に押
し付けられている。
6が架設してあり、ピン6はブラケツト3の両側
に延びている。そしてこの第2のピン6まわりに
はねじりばねたるトーシヨンコイルスプリング7
が取付けてある。トーシヨンコイルスプリング7
の両端のアーム7a,7bは荷台フレーム1に固
定せしめてある。また中央部は自由端たる逆U字
形のアーム7cを形成し、該アーム7cの先端の
水平軸部にはローラ8が回転可能に取付けてあ
る。そしてトーシヨンコイルスプリング7の付勢
力によりゲート2はローラ8を介して閉方向に押
し付けられている。
次に前記構成のバランサーの作動について説明
する。
する。
ゲート2を開く場合、ゲート2はプレート4と
一体に第1のピン5を中心にして回動する。この
とき、第1のピン5よりも上方に位置する第2の
ピン6にねじれ中心をもつトーシヨンコイルスプ
リング7のローラ8はプレート4の外面を下方へ
向つて回動し、第1のピン5に近ずく方向へスラ
イドする。
一体に第1のピン5を中心にして回動する。この
とき、第1のピン5よりも上方に位置する第2の
ピン6にねじれ中心をもつトーシヨンコイルスプ
リング7のローラ8はプレート4の外面を下方へ
向つて回動し、第1のピン5に近ずく方向へスラ
イドする。
ところで、この開操作時にゲート2に作用しゲ
ート2の自重によるモーメントとは方向を逆とす
るトーシヨンコイルスプリング7のモーメントは
第3図の線Cで示す如くであつて、ゲート2の閉
状態からゲート開放角度が大きくなるにつれて増
大する。しかしながら一方において、ゲート2に
対するトーシヨンコイルスプリング7の作用点が
ゲート回転中心に近ずくことより、トーシヨンコ
イルスプリング7のモーメントはスプリング自体
の反発力の増大にかかわらずある時点から低下す
る。そしてトーシヨンコイルスプリング7のゲー
ト2に作用するモーメントの曲線Cは、スプリン
グ7の弾性係数、第1のピン5と第2のピン6と
の距離、ローラ8のプレート4に対する位置等を
選ぶことにより、第3図に示すようにゲート2の
自重によるモーメントの曲線Bに近ずけることが
できる。
ート2の自重によるモーメントとは方向を逆とす
るトーシヨンコイルスプリング7のモーメントは
第3図の線Cで示す如くであつて、ゲート2の閉
状態からゲート開放角度が大きくなるにつれて増
大する。しかしながら一方において、ゲート2に
対するトーシヨンコイルスプリング7の作用点が
ゲート回転中心に近ずくことより、トーシヨンコ
イルスプリング7のモーメントはスプリング自体
の反発力の増大にかかわらずある時点から低下す
る。そしてトーシヨンコイルスプリング7のゲー
ト2に作用するモーメントの曲線Cは、スプリン
グ7の弾性係数、第1のピン5と第2のピン6と
の距離、ローラ8のプレート4に対する位置等を
選ぶことにより、第3図に示すようにゲート2の
自重によるモーメントの曲線Bに近ずけることが
できる。
従つて従来のスプリング(第3図A線)のバラ
ンサーに比べ、開操作の初期および閉操作の終期
の必要操作力を小さくすることができる。また開
操作の後半においてはゲート自重によるモーメン
トとトーシヨンコイルスプリングによるモーメン
トとはほぼバランスするもので、ゲートを完全に
垂下する位置まで開放することができ、積荷作用
が容易となる。このように本考案によるときは、
複雑なリンク機構を必要とせずに、ゲート開閉操
作の全域にわたつて操作力が小さくてすみ、また
ゲートを完全に開放することが可能となる。
ンサーに比べ、開操作の初期および閉操作の終期
の必要操作力を小さくすることができる。また開
操作の後半においてはゲート自重によるモーメン
トとトーシヨンコイルスプリングによるモーメン
トとはほぼバランスするもので、ゲートを完全に
垂下する位置まで開放することができ、積荷作用
が容易となる。このように本考案によるときは、
複雑なリンク機構を必要とせずに、ゲート開閉操
作の全域にわたつて操作力が小さくてすみ、また
ゲートを完全に開放することが可能となる。
なお、トーシヨンコイルスプリング7の構成は
上記実施例に限らず、要はねじれに伴なつて回動
する部分がプレート4を移動可能に押し付ける構
造であればよい。またトーシヨンコイルスプリン
グに代え、トーシヨンバーを用いることもでき
る。上記実施例ではゲートのヒンジ部を利用して
バランサーを構成したものであるが、ヒンジ部と
ヒンジ部の中間にバランサーを構成してもよい。
勿論この場合もばね部材のねじれ中心はヒンジ部
におけるゲート回動中心よりも上位とする。更に
ヒンジ部を利用してバランサーを構成する場合も
すべてヒンジ部に設ける必要はなく、適宜使用数
を選択すればよい。
上記実施例に限らず、要はねじれに伴なつて回動
する部分がプレート4を移動可能に押し付ける構
造であればよい。またトーシヨンコイルスプリン
グに代え、トーシヨンバーを用いることもでき
る。上記実施例ではゲートのヒンジ部を利用して
バランサーを構成したものであるが、ヒンジ部と
ヒンジ部の中間にバランサーを構成してもよい。
勿論この場合もばね部材のねじれ中心はヒンジ部
におけるゲート回動中心よりも上位とする。更に
ヒンジ部を利用してバランサーを構成する場合も
すべてヒンジ部に設ける必要はなく、適宜使用数
を選択すればよい。
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
斜視図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図はゲートに作用するモーメントとゲート開放角
度との関係を示す図である。 1……床フレーム、2……ゲート、4……プレ
ート、3……ブラケツト、5……第1のピン(ゲ
ート回動中心)、6……第2のピン(ねじりばね
のねじれ中心)、7……ねじりばね、8……ロー
ラ。
斜視図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図はゲートに作用するモーメントとゲート開放角
度との関係を示す図である。 1……床フレーム、2……ゲート、4……プレ
ート、3……ブラケツト、5……第1のピン(ゲ
ート回動中心)、6……第2のピン(ねじりばね
のねじれ中心)、7……ねじりばね、8……ロー
ラ。
Claims (1)
- 荷台のゲートの外面に沿つて縦方向に長尺状の
プレートを固設するとともに前記ゲートよりも下
方へ延在する前記プレートの下端を荷台の床フレ
ームの下部に軸支して軸支部を中心に前記ゲート
をプレートと一体に回動可能となし、前記床フレ
ームの外面にはねじりばねをそのねじり中心を前
記軸支部よりも上方に位置せしめて配設し、該ね
じりばねの一端を床フレームに固定するとともに
自由端を前記プレートの上部外面に前記ゲートを
閉方向に付勢しかつスライド可能に圧接せしめ
て、ゲートが開くに伴なつてねじりばねのプレー
トへの圧接位置がゲートの軸支部へ近づくように
なした貨物自動車荷台のゲート開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765782U JPS58119472U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 貨物自動車荷台のゲ−ト開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765782U JPS58119472U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 貨物自動車荷台のゲ−ト開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58119472U JPS58119472U (ja) | 1983-08-15 |
JPS621800Y2 true JPS621800Y2 (ja) | 1987-01-16 |
Family
ID=30029950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1765782U Granted JPS58119472U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 貨物自動車荷台のゲ−ト開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58119472U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167636A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Aisin Seiki Co Ltd | ヒンジ装置及び中折れ式ドアのヒンジ装置 |
JP7090987B2 (ja) * | 2018-11-20 | 2022-06-27 | 新明和工業株式会社 | 車両に搭載された荷箱 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5029214U (ja) * | 1973-07-10 | 1975-04-03 | ||
JPS5235017B2 (ja) * | 1972-11-14 | 1977-09-07 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235017U (ja) * | 1975-09-03 | 1977-03-12 | ||
JPS5386717U (ja) * | 1976-12-16 | 1978-07-17 |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP1765782U patent/JPS58119472U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235017B2 (ja) * | 1972-11-14 | 1977-09-07 | ||
JPS5029214U (ja) * | 1973-07-10 | 1975-04-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58119472U (ja) | 1983-08-15 |
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