JP2527884Y2 - 自動原稿送り装置の開閉機構 - Google Patents
自動原稿送り装置の開閉機構Info
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- JP2527884Y2 JP2527884Y2 JP1988115224U JP11522488U JP2527884Y2 JP 2527884 Y2 JP2527884 Y2 JP 2527884Y2 JP 1988115224 U JP1988115224 U JP 1988115224U JP 11522488 U JP11522488 U JP 11522488U JP 2527884 Y2 JP2527884 Y2 JP 2527884Y2
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- Japan
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動原稿送り装置に関し、より詳しくは、ブ
ック物のコピー時のマニュアル操作を行う場合、又はメ
ンテや紙詰まり時などにおいて、用紙の搬送経路に沿っ
て開閉することができる、自動原稿送り装置の開閉機構
に関するものである。
ック物のコピー時のマニュアル操作を行う場合、又はメ
ンテや紙詰まり時などにおいて、用紙の搬送経路に沿っ
て開閉することができる、自動原稿送り装置の開閉機構
に関するものである。
従来、自動原稿送り装置においては、ブック物のコピ
ー時やメンテや紙詰まりなど原稿送り装置を開閉させる
際、自動原稿送り装置の自重とばねの反発力でバランス
をとるように構成され、軽い力で開閉の操作ができると
ともに、開閉の途中の、どの位置でも停止することがで
きるように、操作上の工夫が行われている。
ー時やメンテや紙詰まりなど原稿送り装置を開閉させる
際、自動原稿送り装置の自重とばねの反発力でバランス
をとるように構成され、軽い力で開閉の操作ができると
ともに、開閉の途中の、どの位置でも停止することがで
きるように、操作上の工夫が行われている。
第7図はその一従来例の開閉機構を示す図であり、図
中、1は固定部で、この固定部1にはヒンジ部2がピン
3によって上下開閉可能に取り付けられている。
中、1は固定部で、この固定部1にはヒンジ部2がピン
3によって上下開閉可能に取り付けられている。
前記固定部1は、画像形成装置の本体11に取り付けら
れ、前記ヒンジ部2には自動原稿送り装置12が取り付け
られている。
れ、前記ヒンジ部2には自動原稿送り装置12が取り付け
られている。
また、固定部1には連結棒4の一端がピン5によって
軸支され、その連結棒4の他端には前記ヒンジ部2の先
端部に穿設された円弧状の長溝7にスライド可能に横架
されたピン6に軸支されている。
軸支され、その連結棒4の他端には前記ヒンジ部2の先
端部に穿設された円弧状の長溝7にスライド可能に横架
されたピン6に軸支されている。
このヒンジ部2におけるピン6とヒンジ部2の後部に
横設されたピン8との間には引っ張りばね9が張設され
ており、該ヒンジ部2が自動原稿送り装置の自重によっ
て回動しようとする方向とは反対の方向へ付勢されてい
る。ヒンジ部2が実線で示すように上へ開くと、引っ張
りばね9は縮み、ヒンジ部2が鎖線のように閉じると、
引っ張りばね9は伸びた状態になる。
横設されたピン8との間には引っ張りばね9が張設され
ており、該ヒンジ部2が自動原稿送り装置の自重によっ
て回動しようとする方向とは反対の方向へ付勢されてい
る。ヒンジ部2が実線で示すように上へ開くと、引っ張
りばね9は縮み、ヒンジ部2が鎖線のように閉じると、
引っ張りばね9は伸びた状態になる。
この引っ張りばね9の引張力は、前記ヒンジ部2に取
り付けた自動原稿送り装置12を開閉する際における自重
と均衡を保つことができるもので、したがって前記自動
原稿送り装置12を開閉する力は極めて軽くて済むもので
ある。
り付けた自動原稿送り装置12を開閉する際における自重
と均衡を保つことができるもので、したがって前記自動
原稿送り装置12を開閉する力は極めて軽くて済むもので
ある。
また、その開閉の途中のどの位置でも、開いた状態を
保って停止できるものである。
保って停止できるものである。
しかし前記構成による従来の自動原稿送り装置の開閉
機構においては、ばねの反発力の終点と、開閉機構の終
点が同一点に構成されており、この終点に至る直前に
は、前記開閉機構の開閉動作にブレーキをかける緩衝材
となるものがないから、開くときの弾みによる、前記終
点における急激なストップは本体に強い衝撃を与えるこ
ととなり、本体取り付け部などに、変形などの不具合を
もたらすという課題はあった。
機構においては、ばねの反発力の終点と、開閉機構の終
点が同一点に構成されており、この終点に至る直前に
は、前記開閉機構の開閉動作にブレーキをかける緩衝材
となるものがないから、開くときの弾みによる、前記終
点における急激なストップは本体に強い衝撃を与えるこ
ととなり、本体取り付け部などに、変形などの不具合を
もたらすという課題はあった。
本考案は、このような課題を解決することを目的とす
る。
る。
上記目的を達成するため、本考案は次のような自動原
稿送り装置を提供する。すなわち本考案は、 画像形成装置本体に装着され、原稿をコンタクトガラ
ス上へ搬送する開位置とこのコンタクトガラスを露呈せ
しめる開位置との間を開閉自在に設けられた自動原稿送
り装置の開閉機構であって、 この開閉機構は前記画像形成装置本体に取り付けられ
ている固定部と、この固定部に開閉可能に軸支されて前
記自動原稿送り装置に取り付けられているヒンジ部とを
備え、 このヒンジ部の一端には円弧状の長溝が、その他端側
には固定ピンが設けられ、前記長溝中にはその長溝中を
スライド可能なスライドピンが設けられ、このスライド
ピンと前記固定ピンとの間には自動原稿送り装置の自重
と均衡する引っ張りばねが張設され、前記固定部には連
結棒の一端が軸支され、この連結棒の他端側にはスライ
ド長溝を形成して、前記スライドピンと連結し、 前記スライドピンが、前記ヒンジ部の円弧状の長溝の
最終端、および連結棒のスライド長溝の最終端とに係合
した自動原稿送り装置の第1の開位置においては、前記
引っ張りばねの張力を零にして自動原稿送り装置を開状
態に維持し、この第1の開位置を越えて自動原稿送り装
置の開き度合いを大きくする際には、前記円弧状の長溝
の最終端と前記スライドピンは係合を続けるも、前記ス
ライドピンは前記スライド長溝の最終端から離れて自動
原稿送り装置の自重によるブレーキ作用が加わるように
したことを特徴とする、自動原稿送り装置の開閉機構で
ある。
稿送り装置を提供する。すなわち本考案は、 画像形成装置本体に装着され、原稿をコンタクトガラ
ス上へ搬送する開位置とこのコンタクトガラスを露呈せ
しめる開位置との間を開閉自在に設けられた自動原稿送
り装置の開閉機構であって、 この開閉機構は前記画像形成装置本体に取り付けられ
ている固定部と、この固定部に開閉可能に軸支されて前
記自動原稿送り装置に取り付けられているヒンジ部とを
備え、 このヒンジ部の一端には円弧状の長溝が、その他端側
には固定ピンが設けられ、前記長溝中にはその長溝中を
スライド可能なスライドピンが設けられ、このスライド
ピンと前記固定ピンとの間には自動原稿送り装置の自重
と均衡する引っ張りばねが張設され、前記固定部には連
結棒の一端が軸支され、この連結棒の他端側にはスライ
ド長溝を形成して、前記スライドピンと連結し、 前記スライドピンが、前記ヒンジ部の円弧状の長溝の
最終端、および連結棒のスライド長溝の最終端とに係合
した自動原稿送り装置の第1の開位置においては、前記
引っ張りばねの張力を零にして自動原稿送り装置を開状
態に維持し、この第1の開位置を越えて自動原稿送り装
置の開き度合いを大きくする際には、前記円弧状の長溝
の最終端と前記スライドピンは係合を続けるも、前記ス
ライドピンは前記スライド長溝の最終端から離れて自動
原稿送り装置の自重によるブレーキ作用が加わるように
したことを特徴とする、自動原稿送り装置の開閉機構で
ある。
上記構成において、自動原稿送り装置が閉位置から付
勢手段の付勢力が作用しなくなる付勢力の終点までは自
動原稿送り装置の自重とその付勢手段の付勢力とが均衡
するので、下向きの力と、ばね部材による上向きの反発
力とがバランスがとれているので軽く開くことができ、
且つどこでも止められるが、該付勢力の終点から自動原
稿送り装置の回動が規制される開閉機構の終点までは、
自動原稿送り装置の自重のみが作用するので、ばねの反
発力はなく、開閉機構の自重のみとなって重みを感ずる
ようになり、したがって開く動作の弾みにブレーキがか
かり、操作者にもタッチ感覚の違いがわかるとともに、
開く動作の終点直前におけるスピードが弱まって本体へ
の均衡が和らぐ。
勢手段の付勢力が作用しなくなる付勢力の終点までは自
動原稿送り装置の自重とその付勢手段の付勢力とが均衡
するので、下向きの力と、ばね部材による上向きの反発
力とがバランスがとれているので軽く開くことができ、
且つどこでも止められるが、該付勢力の終点から自動原
稿送り装置の回動が規制される開閉機構の終点までは、
自動原稿送り装置の自重のみが作用するので、ばねの反
発力はなく、開閉機構の自重のみとなって重みを感ずる
ようになり、したがって開く動作の弾みにブレーキがか
かり、操作者にもタッチ感覚の違いがわかるとともに、
開く動作の終点直前におけるスピードが弱まって本体へ
の均衡が和らぐ。
本考案の実施例について、以下図面に従って本考案の
構成が実際上どのように具体化されるかをその作用とと
もに説明する。
構成が実際上どのように具体化されるかをその作用とと
もに説明する。
まず、第6図は本考案の一実施例の概要説明図であ
り、画像形成装置本体11の上に自動原稿送り装置(以
下、ADFという)12が開閉機構13によって開閉可能に取
り付けられている。
り、画像形成装置本体11の上に自動原稿送り装置(以
下、ADFという)12が開閉機構13によって開閉可能に取
り付けられている。
この開閉機構13は、固定部1とヒンジ部2とからな
り、前記固定部1は取り付け板14の突起14aによって画
像形成装置の本体11側に取り付けられ、前記ヒンジ部2
はADF12を取り付けるとともに前記固定部1にピン3で
開閉可能に軸支され、ブック物のコピーを行う場合やメ
ンテや紙詰まりなどのときはADF12を上方に開くことが
できる。
り、前記固定部1は取り付け板14の突起14aによって画
像形成装置の本体11側に取り付けられ、前記ヒンジ部2
はADF12を取り付けるとともに前記固定部1にピン3で
開閉可能に軸支され、ブック物のコピーを行う場合やメ
ンテや紙詰まりなどのときはADF12を上方に開くことが
できる。
なお、連結棒4,スライドピン6,固定ピン8、円弧状の
長溝7などについては後述する。
長溝7などについては後述する。
第1図は同実施例の説明図であり、図中、1は固定部
で、この固定部1は本体11に固定されている。
で、この固定部1は本体11に固定されている。
この固定部1にはヒンジ部2がピン3により開閉可能
に取り付けられ、そのヒンジ部2には、前記ADFが取り
付けられている。
に取り付けられ、そのヒンジ部2には、前記ADFが取り
付けられている。
また、前記固定部1には、連結棒4の一端がピン5に
軸支され、その連結棒4の他端はヒンジ部2の円弧状の
長溝7にスライド可能に設けられているスライドピン6
に連結されている。
軸支され、その連結棒4の他端はヒンジ部2の円弧状の
長溝7にスライド可能に設けられているスライドピン6
に連結されている。
なおこの図では、ヒンジ部2および連結棒4は閉じた
状態を鎖線(閉位置)で示し、開いた状態(第1の開位
置)を実線で示している。
状態を鎖線(閉位置)で示し、開いた状態(第1の開位
置)を実線で示している。
前記ヒンジ部2には、さらに固定ピン8が設けられ、
この固定ピン8と前記スライドピン6との間には、引っ
張りばね9が張設されている。
この固定ピン8と前記スライドピン6との間には、引っ
張りばね9が張設されている。
この引っ張りばね9の張力は、前記ヒンジ部2に取り
付けられたADF12の自重と均衡する強さに構成され、そ
の均衡によりADFの開閉操作を軽く行うことができる。
付けられたADF12の自重と均衡する強さに構成され、そ
の均衡によりADFの開閉操作を軽く行うことができる。
この引っ張りばね9の取り付けてある前記スライドピ
ン6と連結されている連結棒4側には、スライド長溝10
が設けられ、その中を前記スライドピン6がスライド可
能となっている。
ン6と連結されている連結棒4側には、スライド長溝10
が設けられ、その中を前記スライドピン6がスライド可
能となっている。
前記均衡は、ピン3を軸とするADF12の自重による時
計回りの回転力と、ピン5を軸とする連結棒4を引っ張
る引っ張りばね9の、反時計回りの回転力とが相殺して
なるものである。
計回りの回転力と、ピン5を軸とする連結棒4を引っ張
る引っ張りばね9の、反時計回りの回転力とが相殺して
なるものである。
すなわち、第1図に示すようにヒンジ部2が閉位置
(2点鎖線で示す位置)から、第1の開位置(実線で示
す位置)までの間では、引っ張りばね9の一端が張設さ
れているスライドピン6がヒンジ部2の長溝7内をスラ
イド可能であるので、付勢力が作用し、ADFの自重によ
って回動しようとする力と引っ張りばね9(付勢手段)
によって該ADFを自重による回動方向とは反対方向に付
勢する力とが均衡している。
(2点鎖線で示す位置)から、第1の開位置(実線で示
す位置)までの間では、引っ張りばね9の一端が張設さ
れているスライドピン6がヒンジ部2の長溝7内をスラ
イド可能であるので、付勢力が作用し、ADFの自重によ
って回動しようとする力と引っ張りばね9(付勢手段)
によって該ADFを自重による回動方向とは反対方向に付
勢する力とが均衡している。
第2図は同実施例の固定部1の斜視説明図であり、前
述の連結棒4の一端がピン5によって固定部1に軸支し
ている様子を分かりやすく現している。
述の連結棒4の一端がピン5によって固定部1に軸支し
ている様子を分かりやすく現している。
また前記連結棒4の他端に、スライド長溝10が長手方
向に設けられていることも示している。
向に設けられていることも示している。
さらにピン3は、固定部1と前記第1図のヒンジ部2
とを軸支できるものであることも示している。
とを軸支できるものであることも示している。
第3図は同実施例のヒンジ部2の斜視説明図であり、
スライドピン6が、両端に溝6a・6aを設けて、円弧状の
長溝7内をスライド可能に構成してある様子や、固定ピ
ン8の取り付け状態をも分かりやすく現している。
スライドピン6が、両端に溝6a・6aを設けて、円弧状の
長溝7内をスライド可能に構成してある様子や、固定ピ
ン8の取り付け状態をも分かりやすく現している。
第4図は同実施例の引っ張りばね9の取り付け状態を
示すものであり、この引っ張りばね9は、その両端9a・
9bをヒンジ部2のスライドピン6と固定ピン8とに、引
っ掛けることにより、その二つのスライドピン6と固定
ピン8とを近付ける方向に引っ張る力を働かせている。
示すものであり、この引っ張りばね9は、その両端9a・
9bをヒンジ部2のスライドピン6と固定ピン8とに、引
っ掛けることにより、その二つのスライドピン6と固定
ピン8とを近付ける方向に引っ張る力を働かせている。
前記ヒンジ部2には円弧状の長溝7を設けてあり、そ
の中をスライドピン6がスライド可能である。
の中をスライドピン6がスライド可能である。
前記引っ張りばね9の引っ張る力の大きさは、ADFの
自重と均衡させる大きさとすることによって、開閉時の
操作を軽くし、かつADFを開閉途中のどの位置でも止め
ることができる。
自重と均衡させる大きさとすることによって、開閉時の
操作を軽くし、かつADFを開閉途中のどの位置でも止め
ることができる。
前記ヒンジ部2のスライドピン6と、固定部1のピン
5とは連結棒4で連結されている。
5とは連結棒4で連結されている。
この連結棒4とスライドピン6との連結は、連結棒4
に設けられたスライド長溝10によるスライド可能な連結
であり、このスライド長溝10を設けたことが本考案の最
も特徴とする構造である。
に設けられたスライド長溝10によるスライド可能な連結
であり、このスライド長溝10を設けたことが本考案の最
も特徴とする構造である。
第5図は同実施例の動作説明図であり、ヒンジ部2は
ピン3を支軸として開閉可能に、連結棒4はピン5を支
軸として、それぞれ反時計回りに回転すると、回転とと
もに引っ張りばね9が縮み、引張力が働かなくなる。
ピン3を支軸として開閉可能に、連結棒4はピン5を支
軸として、それぞれ反時計回りに回転すると、回転とと
もに引っ張りばね9が縮み、引張力が働かなくなる。
すなわち、閉位置(第1図に示す2点鎖線の位置)か
ら第1の閉位置(第5図に示す2点鎖線の位置)までAD
Fを回動させると、引っ張りばね9の一端が張設されて
いるスライドピン6が長溝7の最端部(引っ張りばね9
の他端が張設されている固定ピン8に近くなる側の端
部)に位置し、スライドピン6が円弧状の長溝7の最端
部からスライドできないため、ヒンジ部2に固定的に設
けた2つのピンに引っ張りばね9を張設した状態とな
り、引っ張りばね9の付勢力はADFに作用しないもので
ある。
ら第1の閉位置(第5図に示す2点鎖線の位置)までAD
Fを回動させると、引っ張りばね9の一端が張設されて
いるスライドピン6が長溝7の最端部(引っ張りばね9
の他端が張設されている固定ピン8に近くなる側の端
部)に位置し、スライドピン6が円弧状の長溝7の最端
部からスライドできないため、ヒンジ部2に固定的に設
けた2つのピンに引っ張りばね9を張設した状態とな
り、引っ張りばね9の付勢力はADFに作用しないもので
ある。
つまり、スライドピン6がスライドできなくなる位置
(第1の位置)が引っ張りばね9(付勢手段)の付勢力
が作用しなくなる付勢力の終点を構成している。
(第1の位置)が引っ張りばね9(付勢手段)の付勢力
が作用しなくなる付勢力の終点を構成している。
第5図の実線で示す位置(第2の開位置)は、ヒンジ
部2が回動し得る最終点を示しており、上述したADFの
第1の開位置から該第2の開位置の間では、開く操作は
引っ張りばね9の張力が作用しないから、バランスが崩
れ、ADFの自重のみを感ずるようになり、したがって操
作が重い感じとなる。
部2が回動し得る最終点を示しており、上述したADFの
第1の開位置から該第2の開位置の間では、開く操作は
引っ張りばね9の張力が作用しないから、バランスが崩
れ、ADFの自重のみを感ずるようになり、したがって操
作が重い感じとなる。
この開閉操作の重みを感ずるところでは、前記引っ張
りばね9が縮みきって、これより縮むことができない状
態になったとき、そのままでは前記引っ張りばね9の一
端のスライドピン6は前記連結棒4の動きを阻止するこ
とになる。
りばね9が縮みきって、これより縮むことができない状
態になったとき、そのままでは前記引っ張りばね9の一
端のスライドピン6は前記連結棒4の動きを阻止するこ
とになる。
そこで連結棒4側の孔を長孔10として、引っ張りばね
9の一端のスライドピン6が逃避するフリーの場所をつ
くり、前記引っ張りばね9が引張力がなくなった後も、
なおADFを開く動作を邪魔しないように連結棒4内にス
ライド長溝10を設けたものである。
9の一端のスライドピン6が逃避するフリーの場所をつ
くり、前記引っ張りばね9が引張力がなくなった後も、
なおADFを開く動作を邪魔しないように連結棒4内にス
ライド長溝10を設けたものである。
したがって、引っ張りばね9は引っ張る力が無く、ス
ライドピン6は、連結棒4のスライド長溝10内でスライ
ド状態になる。
ライドピン6は、連結棒4のスライド長溝10内でスライ
ド状態になる。
以上、一実施例について説明したように、本考案は、
開閉機構の固定部1とヒンジ部2とを連結する連結棒4
にスライド長溝10を設けて、ヒンジ部側のスライドピン
6をスライド可能に構成したので、ヒンジ部に取り付け
られたADFの自重と開閉機構の引っ張りばね9のばね力
とが均衡して開閉操作が軽く行え、ばね力がなくなりAD
F自重のみとなり、ADF開閉操作において、開いてストッ
プする直前にブレーキとなって、ストップ時の衝撃を和
らげ、過負荷による取り付け部変形などの損傷を防ぐこ
とができるものである。
開閉機構の固定部1とヒンジ部2とを連結する連結棒4
にスライド長溝10を設けて、ヒンジ部側のスライドピン
6をスライド可能に構成したので、ヒンジ部に取り付け
られたADFの自重と開閉機構の引っ張りばね9のばね力
とが均衡して開閉操作が軽く行え、ばね力がなくなりAD
F自重のみとなり、ADF開閉操作において、開いてストッ
プする直前にブレーキとなって、ストップ時の衝撃を和
らげ、過負荷による取り付け部変形などの損傷を防ぐこ
とができるものである。
以上本考案によれば、自動原稿送り装置が閉位置から
付勢手段の付勢力が作用しなくなる付勢力の終点までは
自動原稿送り装置の自重とその付勢手段の付勢力とが均
衡するので、開く操作を軽く行うことができ、かつ開い
たどの位置でも停止することができる。
付勢手段の付勢力が作用しなくなる付勢力の終点までは
自動原稿送り装置の自重とその付勢手段の付勢力とが均
衡するので、開く操作を軽く行うことができ、かつ開い
たどの位置でも停止することができる。
また開閉機構の固定部とヒンジ部とを連結する連結棒
に長溝を設けて、ヒンジ部側のスライドピンをスライド
可能に構成したので、ヒンジ部に取り付けられる自動原
稿送り装置の自重と開閉機構の引っ張りばねのばね力と
が均衡して開閉操作が軽く行え、ばね力がなくなり、自
動原稿送り装置の自重のみが作用するので、ブレーキ作
用があり、操作者にもタッチ感覚がわかって操作し易
く、かつそのブレーキ作用は、開く操作のストップ時に
本体に対する強い衝撃を和らげて、過負荷による取り付
け部変形などの損傷を未然に防ぐ。
に長溝を設けて、ヒンジ部側のスライドピンをスライド
可能に構成したので、ヒンジ部に取り付けられる自動原
稿送り装置の自重と開閉機構の引っ張りばねのばね力と
が均衡して開閉操作が軽く行え、ばね力がなくなり、自
動原稿送り装置の自重のみが作用するので、ブレーキ作
用があり、操作者にもタッチ感覚がわかって操作し易
く、かつそのブレーキ作用は、開く操作のストップ時に
本体に対する強い衝撃を和らげて、過負荷による取り付
け部変形などの損傷を未然に防ぐ。
さらに、単に固定部とヒンジ部とを連結する連結棒に
長溝を形成するのみで、ブレーキ作用を起こさせ、その
結果開く操作のストップ時に本体に対する強い衝撃を和
らげて、過負荷による取り付け部変形などの損傷を未然
に防ぐことができるので、きわめて簡単な構造で済み、
廉価に製作できるという効果がある。
長溝を形成するのみで、ブレーキ作用を起こさせ、その
結果開く操作のストップ時に本体に対する強い衝撃を和
らげて、過負荷による取り付け部変形などの損傷を未然
に防ぐことができるので、きわめて簡単な構造で済み、
廉価に製作できるという効果がある。
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は同実施例
の固定部、第3図は同実施例のヒンジ部の斜視説明図、
第4図は同実施例の引っ張りばねの取り付け状態を示す
図、第5図は同実施例の動作説明図、第6図は同実施例
の概要説明図、第7図は従来例の説明図である。 1……ヒンジ部、2……固定部、4……連結棒、6……
スライドピン、7……円弧状の長溝、8……固定ピン、
10……スライド長溝。
の固定部、第3図は同実施例のヒンジ部の斜視説明図、
第4図は同実施例の引っ張りばねの取り付け状態を示す
図、第5図は同実施例の動作説明図、第6図は同実施例
の概要説明図、第7図は従来例の説明図である。 1……ヒンジ部、2……固定部、4……連結棒、6……
スライドピン、7……円弧状の長溝、8……固定ピン、
10……スライド長溝。
Claims (1)
- 【請求項1】画像形成装置本体に装着され、原稿をコン
タクトガラス上へ搬送する開位置とこのコンタクトガラ
スを露呈せしめる開位置との間を開閉自在に設けられた
自動原稿送り装置の開閉機構であって、 この開閉機構は前記画像形成装置本体に取り付けられて
いる固定部と、この固定部に開閉可能に軸支されて前記
自動原稿送り装置に取り付けられているヒンジ部とを備
え、 このヒンジ部の一端には円弧状の長溝が、その他端側に
は固定ピンが設けられ、前記長溝中にはその長溝中をス
ライド可能なスライドピンが設けられ、このスライドピ
ンと前記固定ピンとの間には自動原稿送り装置の自重と
均衡する引っ張りばねが張設され、前記固定部には連結
棒の一端が軸支され、この連結棒の他端側にはスライド
長溝を形成して、前記スライドピンと連結し、 前記スライドピンが、前記ヒンジ部の円弧状の長溝の最
終端、および連結棒のスライド長溝の最終端とに係合し
た自動原稿送り装置の第1の開位置においては、前記引
っ張りばねの張力を零にして自動原稿送り装置を開状態
に維持し、この第1の開位置を越えて自動原稿送り装置
の開き度合いを大きくする際には、前記円弧状の長溝の
最終端と前記スライドピンは係合を続けるも、前記スラ
イドピンは前記スライド長溝の最終端から離れて自動原
稿送り装置の自重によるブレーキ作用が加わるようにし
たことを特徴とする、自動原稿送り装置の開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115224U JP2527884Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 自動原稿送り装置の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115224U JP2527884Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 自動原稿送り装置の開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236830U JPH0236830U (ja) | 1990-03-09 |
JP2527884Y2 true JP2527884Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=31356688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988115224U Expired - Lifetime JP2527884Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 自動原稿送り装置の開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527884Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6051096B2 (ja) * | 1977-11-29 | 1985-11-12 | 株式会社リコー | 複写機の原稿搬送装置 |
JPS58123564A (ja) * | 1982-01-18 | 1983-07-22 | Ricoh Co Ltd | 原稿搬送装置 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP1988115224U patent/JP2527884Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236830U (ja) | 1990-03-09 |
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