JPH0736259U - トーションバーを用いた上カバー開閉機構 - Google Patents

トーションバーを用いた上カバー開閉機構

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JPH0736259U
JPH0736259U JP6730893U JP6730893U JPH0736259U JP H0736259 U JPH0736259 U JP H0736259U JP 6730893 U JP6730893 U JP 6730893U JP 6730893 U JP6730893 U JP 6730893U JP H0736259 U JPH0736259 U JP H0736259U
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JP
Japan
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upper cover
torsion bar
straight line
line portion
automatic ticket
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Pending
Application number
JP6730893U
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English (en)
Inventor
秀康 大森
二三男 小浦
充弘 沢田
幸男 田中
力男 白鳥
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0736259U publication Critical patent/JPH0736259U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動改札機の上カバーの開閉において、トー
ションバーを設けることにより、取り付けに広いスペー
スを必要としないダンパ機構を付与し上カバーのスムー
ズな開閉を行なうようにする。 【構成】 自動改札機本体と、該自動改札機本体の上部
を覆う開閉式の上カバーとをトーションバーにより連結
し、前記上カバーに対してダンパ作用を持たせるように
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はトーションバーを用いた上カバー開閉機構、特に自動改札機におけ る上カバーの開閉操作を向上させたトーションバーを用いた上カバー開閉機構に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から自動改札機の修理や点検等の際における自動改札機の上カバーの開閉 操作は人力で行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近年新幹線等に用いられる切符に対応する自動改札機が開発されて きている。
【0004】 しかし、この新幹線等に用いられる切符は大型(長尺)であることから、自動 改札機もこれに伴ってどうしても大型のものとなってしまい、これに使用される 上カバーも必然的に大型の重いものとなってしまう。
【0005】 この重さのため、この自動改札機の上カバーは開閉し難く、開閉の際において は上カバーの重量により急激な全開・全閉状態となることがあり、作業者が手を 挟んで怪我をしてしまう等作業上の安全上の問題があった。また上カバーの急激 な開閉によって自動改札機に大きな衝撃を与えてしまうという問題もあった。
【0006】 この問題に対し上カバーにダンパを設けて急激な開閉を防止することが考えら れるが、開時・閉時の何れにおいても作用するダンパダンパとして、例えば油圧 ダンパを用いようとしたとき、その構造が複雑であり、その取付けに広いスペー スを必要とすることから、取付けスペースが狭い自動改札機には採用できないも のであった。
【0007】 本考案はこのような課題を解決するためなされたもので、その目的は開時・閉 時の何れにおいてもダンパを作用させることができ、かつそのダンパの取付けに 広いスペースを必要としない上カバー開閉機構を提供することにある。
【0008】 ところで、トーションバーがその軸周りで時計・反時計方向の何れにも負荷を 与えることができ、棒状で構造が簡単で取付けに広いスペースを必要としない事 実に鑑み、本件出願人は上記目的を達成できるダンパとしてトーションバーが好 ましいものであることを見出し、これを上カバー開閉機構に採用することにした 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためダンパとしてトーションバーを採用した本考案に係る トーションバーを用いた上カバー開閉機構は、券搬送ユニット等を備える自動改 札機本体とこの自動改札機本体の上部を覆う開閉式の上カバーとをトーションバ ーにより連結したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案に係るトーションバーを用いた上カバー開閉機構は、自動改札機本体と 上カバーをトーションバーで連結したためトーションバーのダンパ作用により上 カバーの開閉が容易となると共に、急激に全開または全閉となることがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るトーションバーを用いた上カバー開閉機構のトーションバ ーと上カバーとの関係を示す概略図、図2はトーションバーの平面図および右側 面図、図3は上カバーの動作説明図である。
【0012】 上カバー開閉機構(1)は、券搬送ユニット(図示せず)等を備える自動改札 機本体(2)の上部を覆う開閉式の上カバー(3)、ダンパとしてのトーション バー(4)を備える。
【0013】 上カバー(3)は、自動改札機本体(2)上部の開口を塞ぐためのものであり 、断面略々L字形をなしており、一端を自動改札機本体(2)に蝶番等(図示せ ず)により回動自在に支持している。
【0014】 トーションバー(4)は、この実施例においては図2に示す形状のものを対称 の位置に配置して使用するので、一方のみについて説明する。このトーションバ ー(4)は、図2に示すように直径が(φd)である6つの第1直線部(4a) ,第2直線部(4b),第3直線部(4c),第4直線部(4d),第5直線部 (4e)及び第6直線部(4f)からなる。
【0015】 すなわち、垂直方向から上カバー(3)の開方向(反時計方向)へ所定の角度 (θ)だけ傾斜させて形成した第1直線部(4a)(図2(b)参照)、この第 1直線部(4a)に連なる水平方向に所定長さ(L)に亘って延びる第2直線部 (4b)(図2(a)参照)、この第2直線部(4b)に連なる垂直方向へ立ち 上がる第3直線部(4c)、この第3直線部(4c)に連なる水平方向に延びる 第4直線部(4d)、この第4直線部(4d)に連なる垂直方向へ立ち下がる第 5直線部(4e)、およびこの第5直線部(4e)に連なる水平方向に延びる第 6直線部(4f)(何れも図2(b)参照)からなる。
【0016】 トーションバー(4)の一端である第1直線部(4a)は、上カバー(3)に 上下方向に固着される。
【0017】 第2直線部(4b)は、上カバー(3)の一端に形成された水平方向に延びる 断面U字状の溝(5)内に位置しており、この第2直線部(4b)の捩りモーメ ントをダンパとして利用する。
【0018】 トーションバー(4)の他端である第6直線部(4f)は、自動改札機本体( 2)の適当な位置に固着される。
【0019】 図1において実線で示すトーションバー(4)は、上カバー(3)に取付けて いない状態、すなわち所定の角度(θ)だけ傾斜した無負荷状態における位置を 示したものである(図においては、θ=31°)。
【0020】 また、角度21°および59°は後述する条件における閉時および開時のねじ れ角度を示す。
【0021】 図1において点線で示すトーションバー(4)は、上カバー(3)を取付けた ときの閉位置および開位置を示しており、前記無負荷状態における位置を基準と して上カバー(3)の閉時においては開方向(反時計方向)への捩りモーメント が与えられ、開時においては閉方向(時計方向)への捩りモーメントが与えられ る。
【0022】 この構成における上カバー(3)の動作を説明する。 上カバー(3)が全閉の状態から自動改札機本体(2)との係合を解除すると 、上カバー(3)はトーションバー(4)の反時計方向への捩りモーメントによ りその自重に逆らって若干浮き上がる。
【0023】 この状態から支点(6)(直線部(4b)と同じ位置)を中心にして反時計方 向へ回転させれば、上カバー(3)はトーションバー(4)の反時計方向への捩 りモーメントと相俟って支点(6)を中心に軽く開けることができる。
【0024】 上カバー(3)を支点(6)を中心にしてさらに回転させてその重心位置が支 点(6)の鉛直線上を越えると上カバー(3)はその自重によってさらに開くよ うになる。
【0025】 上カバー(3)をさらに反時計方向へ回転させて前記基準位置を越えるとトー ションバー(4)には時計方向への捩りモーメントが作用するようになり、その 時計方向への捩りモーメントによって上カバー(3)はゆっくりと全開状態へ開 く。
【0026】 したがって、上カバー(3)によって自動改札機本体(2)に急激な衝撃を加 えることがない。
【0027】 反対に上カバー(3)を全開状態から閉めるときには、上カバー(3)をその 自重に逆らって力を加えればよいが、このとき上カバー(3)にはトーションバ ー(4)の時計方向への捩りモーメントが作用しているので、上カバー(3)は 少ない力で持上がる(支点(6)を中心として時計方向へ回転させる)。
【0028】 上カバー(3)(トーションバー(4))を前記基準位置を越えて時計方向へ 回転させ、上カバー(3)の重心位置が支点(6)の鉛直線上を越えると、上カ バー(3)はこの上カバー(3)の自重によって自然に閉まってくる。
【0029】 しかし、トーションバー(4)の反時計方向への捩りモーメントにより上カバ ー(3)は若干浮き上がった状態に止まる。
【0030】 その後、上カバー(3)に下方へ押圧することで上カバー(3)は自動改札機 本体(2)と係合(全閉)状態とする。
【0031】 このように、トーションバー(4)を所定の角度θだけ傾斜させることで上カ バー(3)の急激な全開状態または全閉状態への動作を阻止することができるこ とがわかる。
【0032】 上記したトーションバー(4)の直径(φd)、その第1直線部(4a)の傾 斜角(θ)および第2直線部(4b)の長さ(L)は,上カバー(3)の重量等 によって決まるものである。
【0033】 なお、上記実施例における重心位置は図3に示すとおりである。ここで、(7 )は上カバー(3)が閉じたときの重心位置、(8)は上カバー(3)が10° 開いたとき(上カバー(3)と自動改札機本体(2)との係合を解除したとき) の重心位置、(8)は上カバー(3)が90°開いたときの重心位置である。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るトーションバーを用いた上カバー開閉機構に よれば、トーションバーの捩りモーメントをダンパとして利用するため、開時・ 閉時の何れにおいてもダンパが作用し、急激に全開・全閉状態とはならないので 作業上の安全性が高まり、自動改札機本体に衝撃を与えることもない。
【0035】 さらに、そのダンパとしてのトーションバーは棒状であるため取付けに広いス ペースを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトーションバーを用いた上カバー
開閉機構のトーションバーと上カバーとの関係を示す概
略図
【図2】トーションバーの平面図および右側面図
【図3】上カバーの動作説明図
【符号の説明】
1 上カバー開閉機構 2 自動改札機本体 3 上カバー 4 トーションバー 4a 第1直線部 4b 第2直線部 4c 第3直線部 4d 第4直線部 4e 第5直線部 4f 第6直線部 5 溝 6 支点 7 重心位置 8 重心位置 9 重心位置
フロントページの続き (72)考案者 田中 幸男 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日本 信号株式会社宇都宮事業所内 (72)考案者 白鳥 力男 栃木県宇都宮市平出工業団地11番地 日本 信号株式会社宇都宮事業所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券搬送ユニット等を備える自動改札機本
    体(2)と、この自動改札機本体(2)の上部を覆う開
    閉式の上カバー(3)とをトーションバー(4)により
    連結したことを特徴とするトーションバーを用いた上カ
    バー開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記トーションバー(4)は、垂直方向
    から所定角度傾斜させた第1直線部(4a)と、該第1
    直線部(4a)に連なり水平方向に所定長さに亘って延
    びる第2直線部(4b)と、該第2直線部(4b)に連
    なり垂直方向に立ち上がる第3直線部(4c)と、該第
    3直線部(4c)に連なり水平方向に延びる第4直線部
    (4d)と、該第4直線部(4d)に連なり垂直方向に
    立ち下がる第5直線部(4e)と、該第5直線部(4
    e)に連なり水平方向に延びる第6直線部(4f)とか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のトーションバ
    ーを用いた上カバー開閉機構。
JP6730893U 1993-11-24 1993-11-24 トーションバーを用いた上カバー開閉機構 Pending JPH0736259U (ja)

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