JPS63247115A - 側部全開式貨物自動車 - Google Patents

側部全開式貨物自動車

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JPS63247115A
JPS63247115A JP8164787A JP8164787A JPS63247115A JP S63247115 A JPS63247115 A JP S63247115A JP 8164787 A JP8164787 A JP 8164787A JP 8164787 A JP8164787 A JP 8164787A JP S63247115 A JPS63247115 A JP S63247115A
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closing
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Masaki Hori
政樹 堀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (3−1)産業上の利用分野 本発明はいわゆるパン車のように高い荷箱を有する貨物
自動車に係るものであり、特に屋根と側板とが一体とな
ったL型の側板付き屋根が開閉自在に取付けられている
側部全開式貨物自動車に関する。
(3−2)従来の技術 貨物自動車のうち、いわゆるパン車と称せられるものは
荷物を風、雨、塵埃等から保護すると共に荷物の紛失、
盗難を避ける等の目的から第9図((イ)は正面図、(
ロ)は背面図、(ハ)は側面図)に示すようにその荷箱
は密閉型の構造となっているが、荷の積み下しに際して
は当然大きな開口部があることが望まれる。
従来のパン車は通常(ロ)図に示すようにその後部の側
板を両開きとし、そこから荷の積み下しをしている。し
かしながら、荷の形状、大きさ、重さによっては、後部
からの積み下しでは非常に不便な場合があり、そのよう
な時には荷箱の両側を開閉する構造にすることが必要と
なる。このような構造としては両側の側板にスライド式
のドアーを設けたり、または側板に代えて幌を用い、そ
れを上に巻き上げ、またはアコーディオンドア一式に左
右に開閉するものが用いられている。
しかしながら、スライドドア一式のものは両側の側板の
全面を開放する構造にすることができず、また幌を用い
た巻き上げ式のものまたはアコーディオンドア一式のも
のは強度上の問題からあまり大きなものにするこのがで
きないという欠点があった。
第10図(イ)、(ロ)、(ハ)に示すようなものはこ
のような欠点をなくしたもので、いずれもその側板の一
部または全部を屋根板と共に」二に跳ね上げる構造とな
っている。これらの構造のものは荷箱の両側に広い開口
を持ち、荷の積み下しに極めて便利なものとなっている
。また従来その上げ下しの作動機構等についての各種の
新しい技術が提示されている。本願の出願人も下記のよ
うな技術を提示している。
■ 昭和60年実用新案登録出願公告第002980号
1貨物自動車の組立式幌開閉作動機構」■ 昭和55年
実用新案登録出願公告第050014号「幌掛は貨物自
動車における幌掛は枠」■ 昭和55年実用新案登録出
願公告第050015号「幌掛は貨物自動車1 ■ 昭和59年実用新案登録出願公開第140918号
「貨物自動車の幌掛は枠の開閉作動機構」■ 昭和60
年実用新案登録出願公開第003118号「貨物自動車
の幌掛は枠の開閉作動機構J■ 昭和60年実用新案登
録出願公開第004421号「貨物自動車の幌掛は枠の
開閉作動機構における油圧シリンダーの取付構造1 このような側板の一部または全部を屋根板と共に上に跳
ね上げる構造は、その上げ下しの作動機構の駆動方式お
よび操作方式によって次のように分類されているが、そ
れぞれに下記するような欠点が見られる。
■ 油圧駆動、ボタンまたはレバー操作構成部品が多い
ため、部品重量が大きく、そのため車載重量を著しく減
じている。また設計および製造上の技術レベルが高いこ
とが要求され、油もれ、油圧機器のかじり等のトラブル
の発生が予測されそれに対処することが困難である。
■ 電動式、ボタン操作 バッテリー電源によりウィンチを駆動、ロープを介して
、側板および屋根を開放する構造となっているが、信頼
性に乏しく、トラブル時には手動式を併用している場合
もある。
■ スプリング式、ロープ操作 この方式は上下する側板および屋根の重量をスプリング
の力でバランスさせながら、手動でロープによって駆動
する方式である。そのスプリングにコイルスプリングを
使用することによって、はぼモーメントをバランスさせ
ることができるが、第11図(斜視図)に示すようにロ
ープ(矢印で示した)が荷箱の周辺に張り回されるため
にこのロープが何かの障害物にひっかかり、そのために
側板付きの屋根が意に反して開閉する場合があり危険で
ある。
■ スプリング式、レバー操作、ロッド等による伝達 この方式は上記■の欠点を解消するために開発されたも
のであり、側板および屋根の重量をスプリングの力でバ
ランスさせながら、荷箱の下部でレバーを操作し、その
動きをレバー、ロッド等のような剛性の高い部品で伝達
して、側板付きの屋根が固定されている回動軸を回動さ
せて開閉する方式であり、出願人もこれについて提示を
している(昭和61年特許願第1284911号)。こ
の方式では−操作レバーや伝達用の部品を荷箱に沿って
設置できるため障害物等による誤作動がなく、スプリン
グを荷箱の下に設置できるために調整が容易である等多
くの利点があり、屋内の荷役においてはすぐれた方式で
ある。しかしながら、屋外において強い風の吹く際には
その風によって、側板付きの屋根に力が作用し、その力
が剛性の高い部品によって操作レバーに伝達され、操作
がし難く、場合によっては操作に危険が伴なうという欠
点を免かれることはできなかった。
(3−3)発明が解決しようとする問題点本発明は以上
述べた従来の貨物自動車の側板付き屋根の開閉機構の欠
点を解消し、荷箱の大きな開口を確保し、障害物によっ
て開閉が誤作動を起すことなく、また風の強い場所にお
ける荷役の際にも操作が確実かつ容易で安全に行ない得
るような、側板付き屋根の開閉機構を有する側板全開式
貨物自動車を提供しようとするものである。
(3−4)問題点を解決するための手段およびその作用 本発明は従来の貨物自動車の側板付き屋根の開閉機構に
おいては操作の動きを伝達する手段としてロープとかワ
イヤロープのような可撓物と、レバーとかロッドのよう
な剛性の高い部品とが使用され、それぞれが長所と欠点
を有していることに着眼してなされたものであり、両者
の長所を巧みに組合わせた側板付き屋根の開閉機構を搭
載した貨物自動車を提供することによって、前記した問
題点を解決しているのである。すなわちその開閉機構は
荷箱の上部に対して回動自在に枢着されている回動軸と
、該回動軸に取付は金具を介して固定されている側板付
き屋根と、一端が荷箱の上部に取付けられ、他端が前記
取付は金具に取付けられ、かつ引張り状態で使用するコ
イルスプリングと、荷箱の上部の前端でその略中央部が
前記回動軸に固着されているレバーと、該レバーの一端
にその一端が取付けられている開放用のワイヤロープと
、前記レバーの他端にその一端が取付けられている閉止
用のワイヤロープと、荷箱下部前端に固定されている固
定軸と、該固定軸に回動可能に枢着されておりかつ前記
開放用のワイヤロープの他端が取付けられている開放レ
バーと、前記固定軸に回動可能に枢着されており前記閉
止用のワイヤロープの他端が取付けられかつ該ワイヤロ
ープの取付は部の反対側には前記開放レバーに立設され
ているピンと係合する端縁を有する閉止レバーと、2枚
の係合板とハンドルとから一体的に形成され、前記固定
軸に回動可能でかつ固定軸の軸芯に直交する方向に摺動
可能に取付けられており、2枚の係合板の一方の端部に
は前記開放レバーに立設されたビンと係合する係合溝を
、他方の端部には前記閉止レバーに立設されたビンと係
合する係合溝を備えているハンドル組立てとから構成さ
れるものである。
またこの側板付き屋根の開閉機構は次に示すような作動
の特徴を有しているものである。すなわち、前記コイル
スプリングが前記取付は金具を介して前記回動軸に与え
るトルクが前記側板付き屋根が前記取付は金具を介して
前記回転軸に与えるトルクと方向が逆で絶対値が略等し
くなるように前記コイルスプリングのバネ常数が設定さ
れており、前記ハンドル組立てを一方向に摺動させたと
きには前記係合溝が前記開放レバーのビンと係合し、ハ
ンドルを所定方向に回動せしめれば、その動きは開放レ
バー、開放用ワイヤロープ、レバー、回動軸に伝達され
て、前記側板付き屋根が開放され、前記ハンドル組立て
を他方向に摺動させたときは前記係合溝が前記閉止レバ
ーのビンと係合し、ハンドルを前記所定方向と逆の方向
に回動せしめれば、前記側板付き屋根が閉止され、前記
ハンドル組立てを中間の位置にしたときは前記係合溝が
前記開放レバーと閉止レバーの両方のビンと係合し、ハ
ンドルを適宜の手段で固定すれば側板付き屋根の開閉が
固定される。
(3−5)実施例 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明に係る側部全開式貨物自動車の側板付き
屋根の開放機構を例示した側面図、第2図の中心線から
右半分は第1図の矢印A−A方向から見た図、左半分は
第1図における断面B−Bを矢印方向に見た図、第3図
は第2図の」二方部分の拡大図である。第1図ないし第
3図において、貨物自動車lのシャシ−の上には荷箱2
が搭載されており、荷箱2の屋根と側板とは一体的に構
成されて、側板付屋根3となっており、側板の下方部分
はあおり4となっている。
この側板付き屋根3は側板付き屋根の開閉機構5によっ
て開閉される。側板付き屋根の開閉機構は上部開閉機構
llと、操作機構51とこれらを連結する開放用ワイヤ
ロープ21、閉止用ワイヤロープ22等から成っている
第4図は側板付き屋根の上部開閉機構のうちコイルスプ
リングまわりの詳細を示した図、第5図はその斜視図、
第6図は第4図の矢印C−C方向から見た図である。第
3図ないし第6図において、上部開閉機構11は荷箱2
の上部に回動自在に枢支されている回動軸12、回動軸
に溶接等によって固定されている取付は金具13、一端
が荷箱の上部に取付けられ、他端が取付は金具13に取
付けられ、引張り状態で使用されているコイルスプリン
グ14、回動軸12の前端部に取付けられているレバー
15等から成っている。上部開閉機構の回動軸12は荷
箱2の略中央部付近に左右各1個設けられており、取付
は金具13、コイルスプリング14は各軸について前部
と後部に1個宛総計4個設けることが望ましい。
取付は金具13は鈍角をなして交わるL字型をなしてお
りその略中央部が回動軸に取付けられており、またその
一端部にはコイルスプリング14が取付けられ、他方の
端部には側板付き屋根3が取付けられている。したがっ
て、回動軸12はコイルスプリング14の引張り力で一
方向(第4図では時計回り)のトルクを受け、また側板
付き屋根の重力によって、これと反対方向(第4図では
反時計回り)のトルクを受ける。側板付き屋根の重さは
一定であるが、重心を通る垂線と回動軸の軸芯との間の
距離が側板付き屋根の開度によって異なるため、前記反
対方向のトルクは側板付き屋根の開度によって異なる。
したがってこのトルクをコイルスプリングの引張り力で
打消し、側板付き屋根のすべての開度について、回動軸
12にかかるトルクを零にすることはできないが、コイ
ルスプリングの初期の引張り力と取付は初期の水平線に
対する傾斜角度を適宜調節することによって、これを極
めて小さい値にすることが可能である。
初期の引張り力の調整は引張り力調整装置31によって
行なう。引張り力調整装置はコイルスプリングの中心に
装着されたねじ付きの軸32とこの軸に装着されている
2個のスプリング抑え33.34、一方のスプリング抑
え34と一体的に設けられ、軸32に螺合している調節
ナツト35、ロックナツト36から成っている。コイル
スプリング14は当初は自由状態で取付けられるが、調
節ナツトによって、所定の引張り力が与えられるように
調整されその状態でロー2クナツトによって固定される
初期の傾斜角度の調整は角度調整装置41によって行な
う、角度調整装置は荷箱2の上部前部および後部の左右
両端部でコイルスプリングを取付けるために荷箱と一体
的に設けられたブラケット42、該ブラケットに上下方
向に設けられた3個の長孔43a、43b、43c1該
長孔のうち左右に設けられた43a、43cに挿通され
たポルト44を介しブラケット42の外側に取付けられ
たプレート45、中央部の長孔43bおよびプレートに
設けられた孔44aを挿通し、ナツト46、ロックナツ
ト47によってプレート45に取付けられた前記ねじ付
きの軸32から成っておす、ポルト44を緩めてプレー
ト45を上下に動かすことによって、コイルスプリング
の初期の傾斜角度を調整することができる。
以上述べた初期の引張り力および初期の水平角度の調整
を行なうことによって、前記したように回動軸12に作
用するトルクを極めて小さいものとすることが可能であ
る。出願人が各種の側板付き屋根についてこの調整を行
なった結果は第7図に示すようになっている。すなわち
同図のグラフはトルクを後記するハンドルの操作力に置
き変えその力と天蓋(側板付き屋根)の開度とを縦軸、
横軸に取って示したものであるが、適宜の調整を行なう
ことによって、いずれの場合にも図示のように操作力の
最大を10Kg前後にすることができ、したがって側板
付き屋根の開閉は人力で極めて容易に行なうことが可能
である。
第8図は操作機構51の詳細を示した図であり、(イ)
は正面図、(ロ)、(ハ)はそれぞれ(イ)図のD−D
断面、E−E断面を矢印方向に見た図である。同図にお
いて、操作機構51は荷箱の下部前端にプラッケット5
3を介して取付けられている頭付き固定軸52、該頭付
き固定軸に回動可能に枢支され、その一方の端部には開
放用のワイヤロープ21の端部を取付ける孔55a、略
中央部に2個のピン55b、55cを有する開放レバー
55、固定軸52に回動可能に枢支され、その一方の端
部には閉止用のワイヤロープ22を取付ける孔56a、
略中央部にピン56b、他端部には前記開放レバー55
のピン55cに係合する端縁56cを有する閉止レバー
56.2枚の係合板58とハンドル59とから一体的に
形成されているハンドル組立て57等から成っている。
操作機構51は荷箱2の下部前端部に左右各1組を設け
、それぞれに左右の側板付き屋根3の操作を行なうよう
にすることが舅ましい。また前記したピン55cと端縁
56cとは相互に係合することによって、開放レバー5
5と閉止レバー56との相互の回動の一方向のみ(第8
図(イ)においては開放レバー55に対する閉止レバー
56の時計回り方向)を不可能にする働きを有している
。ハンドル組立て57は固定軸52の回りを回動自在で
しかもその軸芯に直交する方向(第8図(イ)および(
ハ)における左右方向)に摺動自在に支持されており、
その2枚の係合板58の双方には開放レバーのピン55
bと係合する溝58aと、閉止レバーのピン56bと係
合する溝58bが設けられている。ハンドル59の一端
は係合板58に固定され、他端は握り部59aとなって
おり、握り部の近くには金具60が取付けられ、通孔6
0aが穿孔されている。またハンドル59の金具取付は
部付近には鎖61が取付けられており、該鎖61にはノ
ックピン(図示していない)が取付けられている。
荷箱2のハンドル59が回動する位置に沿って、固定板
62が設けられており(第2図参照)、ハンドルの開放
位置、閉止位置および中間の数箇所には通孔62aが穿
孔されており、前記した通孔60aとこの通孔62aと
を合わせて、ノックピンを挿通することによって、ハン
ドル59が固定される。
次に以上説明した側板付き屋根の開閉機構5の操作方法
について説明する。いま側板付き屋根が閉止されている
状態にあり、したがって、ハンドル59は一番下の水平
の位置(第2図参照)にあるものとする。ノックビンを
はずし、ハンドルを第2図または第8図(イ)、(ハ)
において左方向に摺動させれば、係合板の溝58aと開
放レバーのピン55bとが係合し、溝58bと閉止レバ
ーのピン56bとの係合は外れる。次いでハンドル59
を反時計回りに回動すれば、開放レバー55は固定軸5
2の回りに第8図(イ)における反時計回りに回動し、
開放用ワイヤロープ21は下方に引張られ、レバー15
および回動軸12は第8図矢視A−A図における反時計
回りに回動し、側板付き屋根3は開放される。
この操作の途中において、強い風が吹き、側板付き屋根
3に変動する力が作用したとする。この力がレバー15
の時計回りのトルクを変動させるように作用するときは
、開放用ワイヤロープ21の引張り力の変化として作用
するために、ハンドル59に対する抵抗の変化としてあ
られれるが、レバーの反時計回りトルクはワイヤロープ
21には伝達されず、閉止用ワイヤロープ22から閉止
レバー56に伝達されるが、閉止レバーと係合板との係
合が外れているので、ハンドル59には伝達されず、し
たがって、強い風によって、ハンドルが激しく振動し、
操作が難かしく危険を伴なうような事態を避けることが
できる。
ハンドルが最上点に達し、側板付き屋根3が全開すれば
、ハンドルを第8図(イ)、(ハ)の右方向(第2図で
は右上方向)に摺動させ、係合板の溝58aと開放レバ
ーのピン55b、溝58bと閉止レバーのピン56bを
共に係合させた状態とし、ノックピンによって、ハンド
ル59を固定板62に固定すれば、側板付き屋根3は開
放された位置で固定される。
開放されている側板付き屋根の閉止は今述べた順序の逆
を行なえば良い。すなわちハンドルは第8図(イ)、(
ハ)における1香石の位置に摺動させ、上方の位置から
下方に回動させればよい。
強風による操作の困難や操作の危険が避けられることも
開放操作の場合と同様である。
開放操作または閉止操作の途中で、半開きの状態で側板
付き屋根を固定したい場合に、前記したように開放レバ
ーに対する閉止レバーの反時計回りの相互の回動は自由
であるから、場合によっては、開放レバーのピン55b
と、固定軸52と、閉止レバーのピン56bの芯が一直
線上にないことが考えられ、そのときにはハンドルを摺
動しても係合板の溝58aと開放レバーのピン55b、
溝58bと閉止レバーのピン56bを共に係合させるこ
とは困難である。そのようなときには、開放操作または
閉止操作をそのまま継続すれば、開放レバーのピン55
cと、閉止レバーの端縁56Cとが当接し、その際にハ
ンドルの抵抗に変化が感じられ、そこでハンドルを摺動
せしめれば、係合板の溝58aと開放レバーのピン55
b、溝58b、!l−閉止レバーのピン56bを共に係
合させることができ、そこでハンドルを固定すれば、側
板付き屋根を半開きの状態で固定することが可能である
。以上述べた実施例に対して次のような変化を加えた例
を実施することが可能であり、その場合でも本発明は有
効に実施できる。
■ コイルスプリングは上記例に示したような一重式の
ものに代えて二重式のコイルスプリングを使用してもよ
い。
■ 同一形式の側部全開式貨物自動車を多量に生産する
ときにはあらかじめ実験によって最適と認められた初期
の引張り力、初期の水平角度でスプリングを設置すれば
よく、引張り力調整装置31、角度調整装M41はなく
てもよい。
■ ハンドルの固定装置は例示したもの以外にも各種の
ものが考えられる。
■ コイルスプリングは1個の回動軸に2個宛使用して
いるが、これは1個でも3個以上でもよい。
(3−8)発明の効果 本発明は側板付き屋根の重量をスプリングでバランスさ
せ、開閉の操作はハンドルを使用し、その操作力の伝達
はレバー等の剛性の高いものと、ワイヤロープのような
可撓物とを併用した側板付き屋根の開閉機構を提供する
ことにより、貨物自動車の荷箱に大きな開口を確保し、
障害物による開閉の誤動作を避け、風の強い場所でも開
閉操作が確実かつ安全であるというきわめて優れた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る側部全開式貨物自動車の側板付き
屋根の開閉機構を例示した側面図、第2図の中心線から
右半分は第1図の矢印A−A方向から見た図、左半分は
第1図における断面B−Bを矢印方向に見た図、第3図
は第2図の上方部分の拡大図、第4図は側板付き屋根の
開放機構のうちコイルスプリングまわりの詳細を示した
図、第5図はその斜視図、第6図は第4図における矢印
C−C方向から見た図、第7図はハンドルの操作力と側
板付き屋根の開度との関係を示したグラフ、第8図は操
作機構の詳細を示した図であり、(イ)は正面図、(ロ
)、(ハ)はそれぞれ(イ)図のD−D断面、E−E断
面を矢印方向に見た図、第9図は従来のパン車を例示し
た図で、(イ)は正面図、(ロ)は背面図、(ハ)は側
面図、第10図(イ)、(ロ)、(△)は側板と屋根板
を共に上に跳ね上げる構造の貨物自動車の各種を示した
図、第11図は側板および屋根板を開放する機構のうち
、スプリング式、ロープ操作のものの欠点を示した斜視
図である。 1−・・貨物自動車  2拳拳・荷箱 3・・・側板付き屋根 4e・・あおり5・・・側板付
き屋根の開閉機構 11・・・上部開閉機構 12・・・回動軸   13・・・取付は金具14・・
・コイルスプリング 15・・・レバー 21・・・開放用ワイヤロープ 22・・・閉止用ワイヤロープ 31・・・引張り力調整装置 32・・・ねじ付き軸 33.34・・拳スプリング抑え 35・・・調節ナツト 36・・・ロックナツト41・
争・角度調整装置 42・1ブラツケツト 43a、43b、43C1l11+1長孔4411・・
ポルト   45・・・プレート46・・・ナツト  
 47・拳・ロックナツト51−−・操作機構  52
・・・頭付き固定軸53・・・ブラケット 55・・・開放レバー 55a・・孔 55b、55c・・・ビン 56・・・閉止レバー 56a・・孔 56b・・ピン    56c・・端縁57・拳・ハン
ドル組立て 58・・・係合板 58a、58b−−−溝 59・・・ハンドル  59ae *握り部60−−−
金具    60as*通孔61・・・鎖 62・・・固定板   62a・・通孔第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷箱の上部に対して回動自在に枢着されている回
    動軸と、該回動軸に取付け金具を介して固定されている
    側板付き屋根と、一端が荷箱の上部に取付けられ、他端
    が前記取付け金具に取付けられ、かつ引張り状態で使用
    するコイルスプリングと、荷箱の上部の前端でその略中
    央部が前記回動軸に固着されているレバーと、該レバー
    の一端にその一端が取付けられている開放用のワイヤロ
    ープと、前記レバーの他端にその一端が取付けられてい
    る閉止用のワイヤロープと、荷箱下部前端に固定されて
    いる固定軸と、該固定軸に回動可能に枢着されておりか
    つ前記開放用のワイヤロープの他端が取付けられている
    開放レバーと、前記固定軸に回動可能に枢着されており
    前記閉止用のワイヤロープの他端が取付けられかつ該ワ
    イヤロープの取付け部の反対側には前記開放レバーに立
    設されているピンと係合する端縁を有する閉止レバーと
    、2枚の係合板とハンドルとから一体的に形成され、前
    記固定軸に回動可能でかつ固定軸の軸芯に直交する方向
    に摺動可能に取付けられており、2枚の係合板の一方の
    端部には前記開放レバーに立設されたピンと係合する係
    合溝を、他方の端部には前記閉止レバーに立設されたピ
    ンと係合する係合溝を備えているハンドル組立てとから
    構成され、前記コイルスプリングが前記取付け金具を介
    して前記回動軸に与えるトルクが前記側板付き屋根が前
    記取付け金具を介して前記回転軸に与えるトルクと方向
    が逆で絶対値が略等しくなるように前記コイルスプリン
    グのバネ常数が設定されており、前記ハンドル組立てを
    一方向に摺動させたときには前記係合溝が前記開放レバ
    ーのピンと係合し、ハンドルを所定方向に回動せしめれ
    ば、その動きは開放レバー、開放用ワイヤロープ、レバ
    ー、回動軸に伝達されて、前記側板付き屋根が開放され
    、前記ハンドル組立てを他方向に摺動させたときは前記
    係合溝が前記閉止レバーのピンと係合し、ハンドルを前
    記所定方向と逆の方向に回動せしめれば、前記側板付き
    屋根が閉止され、前記ハンドル組立てを中間の位置にし
    たときは前記係合溝が前記開放レバーと閉止レバーの両
    方のピンと係合し、ハンドルを適宜の手段で固定すれば
    側板付き屋根の開閉が固定されることを特徴とする側板
    付き屋根の開閉機構を有する側部全開式貨物自動車。
  2. (2)前記ハンドルの固定手段はハンドルの回動位置に
    沿って荷箱に固定された部材に設けられた複数個の通孔
    と、ハンドルに設けられた通孔と、この通孔に挿通する
    ノックピンとから成っていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の側部全開式貨物自動車。
  3. (3)前記コイルスプリングには初期引張り力を調節す
    る引張り力調節装置を備え、前記コイルスプリングの前
    記荷箱上部に対する取付け部分にはコイルスプリングの
    初期取付け水平角度を調節する角度調節装置を備えてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の側部
    全開式貨物自動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078566A (en) * 1988-10-27 1992-01-07 Utdc, Inc. Freight discharge apparatus
JPH04123928A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Kiyoji Kazume 煽屋根の開閉装置
JPH04126630A (ja) * 1990-06-12 1992-04-27 Kiyoji Kazume 煽屋根の開閉装置
US5131713A (en) * 1988-10-27 1992-07-21 Utdc, Inc. Vehicle for a freight transportation system

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