JP2875027B2 - バッテリフードの開閉補助装置 - Google Patents

バッテリフードの開閉補助装置

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JP2875027B2
JP2875027B2 JP2402659A JP40265990A JP2875027B2 JP 2875027 B2 JP2875027 B2 JP 2875027B2 JP 2402659 A JP2402659 A JP 2402659A JP 40265990 A JP40265990 A JP 40265990A JP 2875027 B2 JP2875027 B2 JP 2875027B2
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torsion bar
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則行 鈴木
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ式フォークリ
フトのバッテリフードに関し、特に、バッテリフードの
開閉を容易にするための開閉補助装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来一般のバッテリ式フォークリ
フトを示している。図示のバッテリ式フォークリフトに
おいては、機台のほぼ中央部のバッテリケース1内にバ
ッテリが収容されており、その上にバッテリフード2が
配置されている。バッテリフード2はカウンタウェイト
3に対して回動可能に取り付けられており、バッテリフ
ード2上には運転シート4が固定されている。
【0003】このバッテリフード2は、バッテリの点検
サービス等のために頻繁に開閉されるが、運転シート4
が固定されていることから、その開閉には大きな力が必
要であった。このため、従来から、バッテリフード2の
開閉を補助するための装置が色々と提案されている。
【0004】例えば、図6及び図7に示すように、オー
バーヘッドガードのリヤピラー5にガスダンパー6を取
り付け、バッテリフード2の回転支点7よりも後方に延
びたバッテリフード2の延長部8にガスダンパー6の先
端を接続して成る開閉補助装置がある。この開閉補助装
置では、ガスダンパー6のダンパー力によりバッテリフ
ード2の延長部8を押し下げ、バッテリフード2の開閉
力の軽減化を図っている。
【0005】また、図8に示す開閉補助装置は、トーシ
ョンバー9を利用して開閉力を軽減するものである。こ
の型式の装置では、U字形のトーションバー9の一端を
カウンタウェイト3に固定し、他端をバッテリフード2
に固定しており、バッテリフード2を閉じた際に、トー
ションバー9をねじってバッテリフード2を開放させる
方向のトルクを発生させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来のバッテリフード開閉補助装置には、解決すべき
技術的課題がある。
【0007】まず、図6及び図7のガスダンパー6を用
いた開閉補助装置では、ガスダンパー6が外部に露出す
るため、破損しやすく、外観上も悪い。また、カウンタ
ウェイト3に切欠き10を設ける必要があるので、カウ
ンタウェイト10の重量が減り、荷役できる荷物の重量
が制限されてしまう。更に、カウンタウェイト10内に
機能部品を配する車両にあっては、この切欠き10によ
り、機能部品の自由なレイアウトが損なわれるという問
題もある。
【0008】一方、図8のトーションバー9を用いた開
閉補助装置では、トーションバー9を固定するための固
定部品11やトーションバー9を覆い隠すためのトーシ
ョンバーカバー12等が必要であり、部品数が多く、取
付けの手間がかかるという問題点がある。また、固定部
品11やトーションバーカバー12がカウンタウェイト
3上に配置されるので、見栄えも悪い。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バッテリ式フォークリフトの機台に対し
対のヒンジにより回動可能に取り付けられている前記
バッテリフードの開閉を補助するためにトーションバー
が用いられているバッテリフードの開閉補助装置におい
て、前記トーションバーの各端部を前記対のヒンジに挿
通して前記バッテリフードの回転支持軸として使用する
と共に、前記トーションバーに、前記対のヒンジ間で前
記機台側及び前記バッテリフードにそれぞれ当接するよ
うに突出部を形成したことを特徴としている。各突出部
は、トーションバー及び機台側に面接触状に当接する形
状に形成されていることが好ましい。
【0010】
【作用】バッテリフードは、対のヒンジにより回動自在
に機台側(実施例ではクロスプレート21に設けた当て
板29)に支持されている。バッテリフードの開閉力を
軽減するトルクを提供するため、各ヒンジにトーション
バーの端部を挿通して、該トーションバーがバッテリフ
ードの回転支持軸を兼ねるようになっている。そのた
、開閉補助装置としてのスペースは殆ど不要となる。
このトーションバーから延びる各突出部は、ヒンジ間に
位置するように形成されていて、一方がバッテリフード
に当接し、他方が機台側に当接して、バッテリフードの
開動作を容易にする。各突出部をU字状もしくは板状に
形成した場合には、該突出部が面接触状にバッテリフー
ド及び機台側に当接する。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明による開閉補助装
置が設けられたバッテリフードを示す図である。図にお
いて、符号20は、バッテリ式フォークリフトのほぼ機
台中央に配置されるバッテリフードである。また、符号
21は、バッテリ(図示しない)が収容されるバッテリ
ケースを形成する機台フレームのクロスプレートであ
り、カウンタウェイト22の直前に配置されている。バ
ッテリフード20の下面後部の両側には回転支点ブラケ
ット23が各々固定されており、その穴は、バッテリフ
ード20を所定位置に配置した場合、クロスプレート2
1の上端部に設けられている回転支点ボス24の穴と同
軸となる。ヒンジとしての機能を有するこれらの2組の
回転支点ブラケット23及びボス24の整列した上記穴
には1本のトーションバー25の端部が貫通され、回転
支持軸として用いられている。従って、バッテリフード
20は、このトーションバー25の軸線を中心にして回
することができる。
【0013】トーションバー25は、図示するように、
クロスプレート21の左右の各回転支点ボス24の内側
近傍で、即ちヒンジ間でクランクされており、放射方向
に延びるほぼU字状の突出部片(突出部)26、27を
形成している。図で左側の突出部片26はバッテリフー
ド20の下面に当接され、右側の突出部片27はクロス
プレート21に当接される。より詳細に述べるならば、
この実施例では、回転支点ボス24の位置等の関係か
ら、トーションバー25の右側の突出部片27は、クロ
スプレート21に設けられた切欠き28に配置され、切
欠き28の後側に固着された当て板29に当接されてい
る。
【0014】バッテリフード20が閉じられた状態で
は、トーションバー25はねじられ、バッテリフード2
0を開こうとする方向にトルクを発生させる。このトル
クは、バッテリフード20が完全に閉じた状態が最も大
きく、バッテリフード20を開くに従って、トーション
バー25のねじれ角が減少していくため、トルクは小さ
くなっていく。
【0015】バッテリフード20が完全に開いた状態で
は、トーションバー25のねじれ角はゼロとなり、トル
クが発生しない状態となるが、バッテリフード20が全
開する付近では、バッテリフード20の開閉力は小さく
なるため、トーションバー25によるトルクが小さくな
っても問題はない。
【0016】このトーションバー25の取付けは次のよ
うにして行う。
【0017】まず、バッテリフード20の回転支点ブラ
ケット23の穴とクロスプレート21の回転支点ボス2
4の穴の位置を合わせる。次いで、例えば図で右側の回
転支点ブラケット23及びボス24の穴にトーションバ
ー25の右端部を挿入する。この後、トーションバー2
5を左へスライドさせて、左側の回転支点ブラケット2
3及びボス24の穴にトーションバー25の左端部を差
し込む。最後に、トーションバー25の左端部に割ピン
30を差し込んで、トーションバー25の抜止めを行
う。尚、トーションバー25の一端を組み付けた後に、
他端を回転支点ブラケット23及びボス24に差し込む
ことができるよう、組付余裕31を考慮して突出部片2
6、27の位置が定められている。
【0018】上記実施例では、トーションバー25の一
方の突出部片27をクロスプレート21上の当て板29
に当接させる構成となっているが、機台側の他の部分、
例えば図3に示すようにカウンタウェイト22の前面に
当てるようにしても良い。
【0019】また、トーションバー25の突出部片2
6、27の位置や数は適宜変更可能であり、図4に示す
ような形態とすることもできる。更に、図示実施例で
は、トルクの伝達を確実にするため、突出部片はトーシ
ョンバー25を折曲げてU字状に形成したものである
が、板材等をトーションバー25に締結したものであっ
ても良い。この場合も、突出部が面状にバッテリフード
及び機台に当接するため、トルクの伝達がより確実にな
り、延いてはトーションバーの耐久性を向上させること
ができる
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリフードの開閉力を軽減するトーションバーを、
バッテリフードの回転支持軸としても用いられているの
で、開閉補助装置のためのスペースは殆ど不要である。
【0021】このため、ガスダンパーの取付けが不可能
なスペースしかない場合でも、バッテリフードの開閉操
作力を軽減することができる。また、カウンタウェイト
の重量を減少させて荷役最大重量を低下させることもな
い。更に、カウンタウェイト内に機能部品を自由に配備
することもできる。
【0022】また、トーションバーの各端部を対のヒン
ジに挿通してバッテリフードの回転支持軸として使用す
ると共に、トーションバーから延びる各突出部を対のヒ
ンジ間に配置して機台及びバッテリフードにそれぞれ当
接させているため、ヒンジから外部にトーションバーの
一部が大きく露出したり、トーションバーの突出部がバ
ッテリフード等の外部に露出することがなく、フォーク
リフトの外観に悪影響を与えず、部品点数も少なくてす
み、組付けが容易であり(組付けに際してトーションバ
ーに加工を施す必要もない)、従来の方策と比較してフ
ード操作力の軽減目的を安価に達成できる、等の多くの
効果がある。更に、各突出部をU字状や、板状に形成し
た場合には、該突出部が面接触状にバッテリフード及び
機台に当接するため、トルクの伝達がより確実になり、
延いてはトーションバーの耐久性を向上させることがで
きる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による開閉補助装置が設けられたバッ
テリフードの斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿っての断面図である。
【図3】 本発明の別の実施例を示す図2と同様な断面
図である。
【図4】 本発明による開閉補助装置におけるトーショ
ンバーの変形例を示す平面図である。
【図5】 従来一般のバッテリ式フォークリフトの斜視
図である。
【図6】 従来の開閉補助装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】 図6のB−B線に沿っての断面図である。
【図8】 従来の開閉補助装置の別の例を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】 20…バッテリフード、21…クロス
プレート、22…カウンタウェイト、23…回転支点ブ
ラケット(ヒンジ)、24…回転支点ボス(ヒンジ)
25…トーションバー、26,27…突出部片(突出
部)、29…当て板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ式フォークリフトの機台に対し
    対のヒンジにより回動可能に取り付けられているバッ
    テリフードの開閉を補助するためにトーションバーが用
    いられている前記バッテリフードの開閉補助装置におい
    て、前記トーションバーの各端部を前記対のヒンジに挿
    通して前記バッテリフードの回転支持軸として使用する
    と共に、前記トーションバーに、前記対のヒンジ間で前
    記機台側及び前記バッテリフードにそれぞれ当接するよ
    うに突出部を形成したことを特徴とするバッテリフード
    の開閉補助装置。
  2. 【請求項2】 前記各突出部は、前記トーションバー及
    び前記機台側に面接触状に当接する形状に形成されてい
    る請求項1に記載の開閉補助装置
JP2402659A 1990-12-17 1990-12-17 バッテリフードの開閉補助装置 Expired - Lifetime JP2875027B2 (ja)

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