JP3464935B2 - 車両用ドアハンドル - Google Patents

車両用ドアハンドル

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JP3464935B2 JP9657399A JP9657399A JP3464935B2 JP 3464935 B2 JP3464935 B2 JP 3464935B2 JP 9657399 A JP9657399 A JP 9657399A JP 9657399 A JP9657399 A JP 9657399A JP 3464935 B2 JP3464935 B2 JP 3464935B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
のドアに装着し、該ドアを外部から開閉するために用い
られる車両用ドアハンドルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のプルタイプの車両用ドアアウトサ
イドハンドルとしては、図8に示すように、ハンドルケ
ース1にハンドル2を装着するに当たり、ハンドルケー
ス1に設けられた複数のケースアーム3にハンドルアー
ム4を金属製のシャフト5を用いて回動自在に軸支し、
ハンドルの回転中心を形成した構造のものが一般的であ
った。 【0003】また、金属製シャフトを省略しコストダウ
ンを図るため、図9〜図11に示すように、ケースアー
ム6とハンドルアーム7に、それぞれ樹脂一体成形で、
断面凹形状の挿入部6aと断面凸形状のピン7aとを設
け、該断面凹形状の挿入部6aに断面凸形状のピン7a
を強制挿入することにより、固定されたケースアーム6
に対してハンドルアーム7を回動自在に保持させる構造
のものが提案されている。 【0004】さらに、図示は省略したが、回動自在の嵌
合部分をハンドルアームとケースアームに樹脂一体成形
したタイプであっても、挿入したハンドルの抜けを防止
するため別部品を追加することにより、嵌合部分を強制
挿入しないで挿入できるようにした構造のものも提案さ
れている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうちで最
初のものは、ハンドルアーム4をケースアーム3に保持
するために金属製のシャフト5が必要なので、部品費や
組付費がかかり、コストアップになるという問題点を有
していた。 【0006】また、上記第二のものは、断面凹形状の挿
入部6aに断面凸形状のピン7aを強制挿入する構造な
ので、強制挿入用の特別の設備が必要であり、設備費が
高くなるという問題点を有していた。 【0007】さらに上記第三の構造のものは、挿入した
ハンドルの抜けを防止するために別部品を追加する必要
があるので、その分の費用が加算されコストが上昇する
という問題点を有していた。 【0008】そこで、本発明は、ハンドルをケースに組
み付ける際に金属製シャフト等の別部品や挿入したハン
ドルの抜けを防止するための別部品を必要とせず、しか
も嵌合部分を強制挿入する工程が必要でなく、強制挿入
のための設備を不要としてコストダウンを実現する車両
用ドアハンドルを提供することを課題としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ハンドルケースにドア開閉操作用のハンドルを回動
可能に保持してなる車両用ドアハンドルにおいて、前記
ハンドルケースに設けられた一対のケースアームと、前
記ケースアームと係合し、前記ハンドルをハンドルケー
スに回動自在に保持するハンドルに設けられた一対のハ
ンドルアームと、前記ハンドルに設けられるカウンター
ウエイトと、前記ハンドルケースに設けられ、前記ハン
ドルの回動範囲を規制するストッパー部と、を含み、前
記ケースアームとハンドルアームのいずれか一方の対の
それぞれは、二叉状部分を形成し、当該二叉状部分は二
叉状部分間で両端が固定され、軸方向に平行に切り欠い
た切欠部を有する軸部を有し、他方の対のそれぞれは、
前記切欠部の厚みにほぼ等しい大きさを有する開口部を
有し、当該開口部を介して前記軸部を挿入し回動可能に
勘合する勘合穴部を有し、前記ハンドルに設けられるカ
ウンターウエイトと前記ハンドルケースに設けられるス
トッパー部のうちの少なくとも一方を、前記ハンドルを
前記ハンドルケースに組み付けた後に装着自在とし、前
記ハンドルが前記ハンドルケースに組み付けた後に前記
カウンターウエイトが前記ストッパー部に当接すること
により、ハンドルケースに回動自在に装着されたハンド
ルの回動範囲を規制することを特徴とする。ハンドルを
ハンドルケースに組み込む際はハンドルをやや多めに回
動させ、軸方向に平行に切り欠いた切欠部を有する軸部
を前記切欠部の厚みにほぼ等しい大きさを有する開口部
を経由して前記嵌合穴部に挿入し、その後カウンターウ
エイトまたはストッパー部を装着し、ハンドルの回動範
囲を規制して前記軸部が開口部から抜け出ないように
る。この時ケースアームとハンドルアームのいずれか一
方の対を、二叉状部分とし、当該二叉状部分間で両端が
固定された軸部を両端支持する構成にすることにより、
軸部の強度を増し、強い外部衝撃に対しても故障や破損
を起こしにくくすることができる。 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】実施の形態1.次に、本発明によ
る車両用ドアハンドルの実施の形態1を図面に基づいて
説明する。 【0013】図1は、この発明に係る車両用ドアハンド
ルの実施の形態1を示す正面図、図2は同じく背面図、
図3は図2のA−A断面図である。本実施の形態の車両
用ドアハンドルは、ハンドルケース10にドア開閉操作
用のハンドル20を回動可能に保持して構成されてい
る。ハンドルケース10の背面部には、それぞれ、二叉
状のケースアーム11が所定間隔離れて二組延設されて
いる。それぞれのケースアーム11には樹脂一体成形に
よりケース軸部12が形成されている。 【0014】ハンドル20は、把手部21に一対のハン
ドルアーム22を延設した構成になっており、ハンドル
アーム22の一端部にはカウンターウエイト23が着脱
可能に装着され、かつ、後述する図4に示されるよう、
ハンドルアーム22の中間部には開口部24aと、前記
ケース軸部12と嵌合する嵌合穴部24bとを有するハ
ンドル軸支部24が設けられている。カウンターウエイ
ト23は、車両が側面方向から衝突等による衝撃を受
け、その衝撃加速度によりハンドル20が開こうとする
際の力に対抗するように、ハンドル軸支部24に対して
把手部21と対称の位置に配置してバランスがとれるよ
うに取り付け、衝突時の力を打ち消すようにする重りで
ある。また、ハンドル20はばね13により常に閉位置
方向に付勢されている。 【0015】また、ハンドルケース10には、ハンドル
20が過開き状態、つまり把手部21を上方に一杯に引
いた時に前記カウンターウエイト23を当接させ、それ
以上開かないようにするためのストッパー部14がハン
ドルケース10と一体成形、またはかしめやねじ止めな
どの公知の着脱可能な固定手段15により固設されてい
る。 【0016】図4は、ハンドルケース10とハンドル2
0との着脱可能な軸支部24の拡大説明図であり、ケー
ス軸部12は断面円形の軸の両側を軸方向に沿って平行
に切除した断面太鼓状となっている。また、ハンドルア
ーム22のハンドル軸支部24には開口部24aと嵌合
穴部24bとが設けられている。開口部24aの幅とケ
ース軸部12の軸方向に沿って平行に切除した部分の厚
みとはほぼ同じ大きさに形成されている。 【0017】図5は、本発明の車両用ドアハンドルの実
施の形態1を示す図1のB−B断面図であり、また、図
6は、ハンドル20をハンドルケース10に組み付けた
状態を示す断面説明図である。図6の状態ではカウンタ
ーウエイト23が未だハンドル20に取り付けられてい
ないので、ハンドル20を組み込み装着する際邪魔にな
るものがない。従って、ハンドル20の把手部21を図
5のIIIの位置まで回動させてセットすることが可能で
ある。このようにすることにより、強制挿入によること
なく、図4(A)に示すように、ケース軸部12の厚み
がやや薄くなった切欠部をハンドル軸支部24に設けた
開口部24aに合わせて通過させ、ケース軸部12を嵌
合穴部24bに嵌合させ、組み付け作業をスムースに進
めることができる。 【0018】その後、ハンドル20の把手部21を図5
で時計方向に少し回動させてIIの位置にセットすること
により、図4(B)に示すように、ケース軸部12が開
口部24aからわずかなずれを生じるので、ハンドルア
ーム22がこの位置より図4(B)の矢印方向、つまり
時計方向に回動した位置にある限り、ケース軸部12の
角が邪魔をするので、ケース軸部12からハンドルアー
ム22が抜け出ることはない。つまり、開口部24aの
幅とケース軸部12の軸方向に沿って平行に切除した部
分の厚みとが同じ大きさに形成されているので、ハンド
ルアーム22をケース軸部12に組み付けた方向以外の
位置では、ハンドルアーム22がケース軸部12から抜
け出ることができない。 【0019】そして、ハンドルアーム22をケース軸部
12に組み付けた後、図7に示すように、ハンドル20
とは別体に形成したカウンターウエイト23をハンドル
アーム22の所定位置に取り付ける。ハンドルケース1
0には図7で斜線を施して示したストッパー部14が固
設されているので、把手部21を過開き状態、つまりハ
ンドル20の把手部21を図7のIIの位置まで引いた状
態の時、カウンターウエイト23がストッパー部14に
当接し、それ以上ハンドル20を引くことができなくな
り、ハンドルアーム22を挿入したIIIの位置までは戻
らなくなるので、ケース軸部12との嵌合が外れること
はない。 【0020】実施の形態2.なお、上記実施の形態にお
いては、軸部を、二叉状に形成した一対のケースアーム
のそれぞれの該二叉状の部分間に形成し軸方向に沿って
平行に切除した切欠部を設けた両端支持構造としたが、
ハンドルアームを二叉状に形成し、該二叉状の部分間
に、軸方向沿って平行に切除した切欠部を設けた両端支
持軸を形成し、この部分に嵌合穴部と開口部とを設けた
ケースアームを嵌合させる構成によっても、同様に本発
明の課題を達成することができる。 【0021】参考例1. また、軸部を二叉状の部分間に設けた両端支持軸とする
代りに、ハンドルアームまたはケースアームから凸設し
軸方向に沿って平行に切除した切欠部を設けた一端支持
構造とし、この部分をケースアームまたはハンドルアー
ムに設けた開口部(溝)を有する嵌合穴に嵌合支持させ
る構成としてもよい。 【0022】発明の構造は、上記実施の形態に示した
プルライズタイプのアウトサイドハンドルだけでなく、
グリップタイプのアウトサイドハンドルにも適用でき
る。 【0023】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施されるものであるから、ハンドルをケースに組み付け
る際に使用する金属製シャフトや挿入したハンドルの抜
けを防止するための別部品を必要とせず、しかも係合部
分を強制挿入する工程がなく、そのための設備が不要と
なるので、大幅なコストダウンを実現することができる
という有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明に係る車両用ドアハンドルの実施の
形態1を示す正面図である。 【図2】 同じく背面図である。 【図3】 図2のA−A断面図である。 【図4】 ハンドルとハンドルケースとの着脱可能な軸
支部の部分拡大図であり、(A)は組み付け挿入時、
(B)は使用時を示す。 【図5】 図1のB−B断面図である。 【図6】 ハンドルをハンドルケースに組み付けた状態
を示す断面説明図である。 【図7】 ハンドルをハンドルケースに組み付けた後、
ハンドルとは別体に形成されたカウンターウエイトをハ
ンドルに取り付けて過開き状態にした断面説明図であ
る。 【図8】 従来のプルタイプの車両用ドアアウトサイド
ハンドルの正面図である。 【図9】 従来の別の構造を備えたアウトサイドハンド
ルを示す分解斜視図である。 【図10】 図9の要部断面図である。 【図11】 同じく軸支部に沿った断面図である。 【符号の説明】 10 ハンドルケース、11 ケースアーム、12 ケ
ース軸部、12a 切欠部、14 ストッパー部、20
ハンドル、21 把手部、22 ハンドルアーム、2
3 カウンターウエイト、24 ハンドル軸支部、24
a 開口部、24b 嵌合穴部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハンドルケースにドア開閉操作用のハン
    ドルを回動可能に保持してなる車両用ドアハンドルにお
    いて、前記ハンドルケースに設けられた一対のケースアーム
    と、 前記ケースアームと係合し、前記ハンドルをハンドルケ
    ースに回動自在に保持するハンドルに設けられた一対の
    ハンドルアームと、 前記ハンドルに設けられるカウンターウエイトと、 前記ハンドルケースに設けられ、前記ハンドルの回動範
    囲を規制するストッパー部と、 を含み、 前記ケースアームとハンドルアームのいずれか一方の対
    のそれぞれは、二叉状部分を形成し、当該二叉状部分は
    二叉状部分間で両端が固定され、 軸方向に平行に切り欠
    いた切欠部を有する軸部を有し、他方の対のそれぞれ
    は、前記切欠部の厚みにほぼ等しい大きさを有する開口
    を有し、当該開口部を介して前記軸部を挿入し回動可
    能に勘合する勘合穴部を有し、 前記ハンドルに設けられるカウンターウエイトと前記ハ
    ンドルケースに設けられるストッパー部のうちの少なく
    とも一方を、前記ハンドルを前記ハンドルケースに組み
    付けた後に装着自在とし、前記ハンドルが前記ハンドル
    ケースに組み付けた後に 前記カウンターウエイトが前記
    ストッパー部に当接することにより、ハンドルケースに
    回動自在に装着されたハンドルの回動範囲を規制する
    とを特徴とする車両用ドアハンドル。
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JP4453477B2 (ja) * 2004-08-05 2010-04-21 アイシン精機株式会社 ドアハンドル装置
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