JPH0355724Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355724Y2
JPH0355724Y2 JP1983166017U JP16601783U JPH0355724Y2 JP H0355724 Y2 JPH0355724 Y2 JP H0355724Y2 JP 1983166017 U JP1983166017 U JP 1983166017U JP 16601783 U JP16601783 U JP 16601783U JP H0355724 Y2 JPH0355724 Y2 JP H0355724Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
hinge arm
hinge
fixed bracket
open position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983166017U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6073778U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16601783U priority Critical patent/JPS6073778U/ja
Publication of JPS6073778U publication Critical patent/JPS6073778U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0355724Y2 publication Critical patent/JPH0355724Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は自動車のトランクリツド等に最適な
ヒンジに関するものである。
従来技術 従来、トランクリツド等のヒンジとしては、例
えば、特開昭56−108356号公報記載のものがあ
る。該公報記載のものは、第1図に示す如く車体
側に固定された固定ブラケツト101に、第1、
第2アーム103,105を介してトランクリツ
ド107が開閉自在に支持されている。
固定ブラケツト101側に延長された各アーム
の内、一方の第1アーム103は、付勢ばね10
4によつて上方へ付勢されると共にアーム軸11
1を介して回動自在に支持されている。また、第
2アーム105は、固定ブラケツト101に形成
されたスライド溝113に係合され、該係合部1
15は、トランクリツド107の開閉に合わせて
摺動(矢印)するようになつている。この場合の
トランクリツド107の操作特性曲線をみると第
2図に示す如く、aのエリアでは、ロツク解除時
に付勢ばね104によつて自然に立上がり、開き
荷重はゼロになつている、次にbのエリアでは開
く角度に比例して開き荷重が増加していることを
示しており、cのエリアでは全開位置まで開き荷
重が一定に推移していることを示している。以
下、同じサイクルを描いて閉じるようになる。こ
こで、リツド107が開く時の各アーム103,
105の動きを詳しくみると、第1アーム103
は、アーム軸111を支点として反時計方向に回
動する一方、第2アーム105の係合部115
は、スライド溝113内を摺動する。この時の係
合部115の作動軌跡wは、連結ピン117の回
動軌跡xに沿つて設定されるため上昇したカーブ
を描くようになる。したがつて、長孔状のスライ
ド溝113の溝形状とにずれが生じ、このずれは
係合部115の摺動抵抗となつて現われる。摺動
抵抗は、操作特性曲線で示す如くリツド107の
開き角度に比例して増加し、所定の開き角度以上
では一定に推移するようになる。したがつて、こ
の一定推移区間ではリツド107はどの開度位置
にでも停止するようになる。このため、リツド1
07を開ける時に、開放時の操作力だけでは全開
位置の判断ができずに開放途上で止めたり、ある
いは、ストツパーに当るまで開放操作を続けるよ
うになる。この結果、ストツパーに強く当つて損
傷が起きるようになることと、全開位置の操作感
がうまくつかめず車の品質感を損なう等の影響が
起こる。
考案の目的 そこで、この考案は、簡単な工夫によつて操作
性の向上を図りながら、全開位置がはつきりわか
るようにしたヒンジを提供するものである。
考案の構成 前記目的を達成するために、この考案にあつて
は、長孔を有する固定ブラケツトと、一端が前記
固定ブラケツトに回転自在に支持され他端が、開
閉体を有する可動ブラケツトに設けられた長孔の
閉位置と開位置との間を摺動自在に係合し付勢ば
ねによつて上方へ付勢された回動可能な第1ヒン
ジアームと、連結軸により前記第1ヒンジアーム
をX状に回転自在に支持され、一方が前記固定ブ
ラケツト側の長孔の閉位置と開位置の間を摺動自
在に係合され、他方が前記可動ブラケツトに回転
自在に支持された第2ヒンジアームとからなり、
前記固定ブラケツト側の長孔の開位置終端側領域
を、前記第1ヒンジアームの枢着部を支点とする
前記連結軸の回動軌跡を移動支点として前記第2
ヒンジアームの係合部が移動する作動軌跡に沿つ
て傾斜上昇する連続した弧状の形状としてある。
実施例 以下、第3図乃至第7図の図面を参照しながら
この考案の一実施例を詳細に説明する。図中1,
3は固定ブラケツト5と可動ブラケツト7をつな
ぐ第1、第2ヒンジアームを示しており、該アー
ム1,3は、連結軸9を支点としてX状に構成さ
れたリンクヒンジタイプに作られている。
固定ブラケツト5は車体(図示していない)
に、可動ブラケツト7はリツド等の開閉体11に
それぞれ固定され、固定ブラケツト5側と可動ブ
ラケツト7側に延びた第1、第2アーム1,3の
一方のアーム端末は、アーム軸13,15によつ
て回動自在に枢着されている。また、他方のアー
ム端末の係合部17,19は各ブラケツト5,7
に形成された長孔21,23と係合し、閉位置S
と開位置Pの間を摺動するようになつている。係
合部17,19のガイドローラ25は、内側に段
部を有する段付きローラで、ローラ軸27にて回
転自在に軸支されている。
固定ブラケツト5側の長孔21は、該長孔21
の下縁に沿つて形設された平滑なレール部29
と、該レール部29に載つたガイドローラ25の
外側と内側に臨み、かつ、上下に対向した第1規
制部31と第2規制部33とを備えている。
第1規制部31は、プレスによつて板状のブラ
ケツト素材に長孔21を打ち抜き成形する際、長
孔21の下縁より側方へ張り出した水平なレール
部29の端末より上方へ短く立ち上げてある。こ
の立ち上げ部にガイドローラ25の外側面が当接
することで外方への動きが規制されるようになつ
ている。また、第2規制部33は、長孔21の上
縁を利用しており、長孔21の上縁にガイドロー
ラ25の内側段部が当接することで内方への動き
が規制されるようになつている。また、可動ブラ
ケツト7側の長孔23も、該長孔21と同様でか
つその上下関係を逆にして形成されている。一
方、固定ブラケツト5側に設けられた長孔21の
開位置p終端側は、終端35へ向けて上昇する弧
状の形状となつている。弧状に形成された長孔2
1の開位置P終端側は、連結軸9の回動軌跡xを
支点として滑動する係合部17の作動軌跡w上に
沿つて形設され、係合部17の摺動抵抗が最少と
なるように設定されている。
なお、37は第1アーム1を上方(矢印)へ付
勢する付勢ばねで、その一足は該アーム1に他足
は固定ブラケツト5にそれぞれ固着されている。
このように構成されたヒンジにおいて、第6図
の操作特性曲線と対比しながらヒンジアームの動
きを説明すると、aのエリアは開閉体11のロツ
クが解除され、付勢ばね37の力で所定量回動し
た状態を示している。この状態より開閉体11を
上方へ回動していくと開き荷重は、bのエリアで
示す如く開き角度に比例して増加していく。さら
に開き角度が大きくなると、開位置へ向けて摺動
する係合部17は作動軌跡wに近づくため摺動抵
抗が小さくなる。と同時に付勢ばね37の力が働
き開き荷重は順次減少する。そして、最終の全開
位置付近cのエリアでは係合部17と長孔21の
作動軌跡wとが一致するため、摺動抵抗は最小と
なり、係合部17は、付勢ばね37の力で終端3
5まで摺動するようになる。したがつて、付勢ば
ね37が働くcのエリアでは操作力がゼロになつ
て軽くなるため手を離せば該ばね37の力で回動
し、全開位置でストツパー等に強く当ることがな
くなる。以下同じサイクルで全閉作動するように
なる。
考案の効果 以上説明したように、この考案のヒンジによれ
ば、最終開度付近では、付勢ばねの力が働いて操
作力が急に軽くなるため全開位置の近いことが感
覚でわかり、操作性の向上を図ることができる。
また、ストツパー等に強く当たることがなくなる
ため損傷等を未然に防ぐことができると共に、し
かも簡単な形状で良いため工作性を損なうことも
ない。
更に、全開位置での開閉体の保持力が高いの
で、強風等の影響を受けても開閉体は妄りに閉じ
ることはなく確実に全開扉位置に保持されるので
頗る安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒンジを示した断面図、第2図
は同上の操作特性曲線図、第3図はこの考案のヒ
ンジの側面図、第4図は固定ブラケツトの側面
図、第5図は第3図の−線断面図、第6図は
操作特性曲線図、第7図は上方へ回動した動作状
態を示したヒンジの側面図である。 主要な図面符号の説明、1……第1ヒンジアー
ム、3……第2ヒンジアーム、21……長孔、3
7……付勢ばね、S……長孔の閉位置、P……長
孔の開位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長孔を有する固定ブラケツトと、一端が前記固
    定ブラケツトに回転自在に支持され他端が、開閉
    体を有する可動ブラケツトに設けられた長孔の閉
    位置と開位置との間を摺動自在に係合し付勢ばね
    によつて上方へ付勢された回動可能な第1ヒンジ
    アームと、連結軸により前記第1ヒンジアームと
    X状に回転自在に支持され、一方が前記固定ブラ
    ケツト側の長孔の閉位置と開位置の間を摺動自在
    に係合され、他方が前記可動ブラケツトに回転自
    在に支持された第2ヒンジアームとからなり、前
    記固定ブラケツト側の長孔の開位置終端側領域
    を、前記第1ヒンジアームの枢着部を支点とする
    前記連結軸の回動軌跡を移動支点として前記第2
    ヒンジアームの係合部が移動する作動軌跡に沿つ
    て傾斜上昇する連続した弧状の形状としたことを
    特徴とするヒンジ。
JP16601783U 1983-10-28 1983-10-28 ヒンジ Granted JPS6073778U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16601783U JPS6073778U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16601783U JPS6073778U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6073778U JPS6073778U (ja) 1985-05-24
JPH0355724Y2 true JPH0355724Y2 (ja) 1991-12-12

Family

ID=30363566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16601783U Granted JPS6073778U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ヒンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6073778U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104583518B (zh) * 2012-09-25 2016-10-26 世嘉智尼工业株式会社 门扇开闭装置
JP6038968B2 (ja) * 2015-01-22 2016-12-07 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689678A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Sugatsune Kogyo Hinge

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689678A (en) * 1979-12-21 1981-07-21 Sugatsune Kogyo Hinge

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6073778U (ja) 1985-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2789223B2 (ja) 蓋体の開閉装置
JPH0355724Y2 (ja)
JPH10196209A (ja) フラップドアキャビネット
JPS5836768Y2 (ja) 自動車用ドアヒンジ
JPH052772Y2 (ja)
JP2668342B2 (ja) 扉停止保持装置
JPS5854533Y2 (ja) 扉用停止金具
JP2744930B2 (ja) 開閉用ステー
JPS6010938Y2 (ja) 開閉蓋のステ−装置
JPS6041444Y2 (ja) オ−ブン等の扉取付装置
KR200201681Y1 (ko) 자동차의 후드 지지장치
JPH0240709Y2 (ja)
JPS6318704Y2 (ja)
JPS5818529Y2 (ja) 自動車用ドアチエツク装置
JP4218910B2 (ja) 案内装置
JPH0351603B2 (ja)
JPH0535911Y2 (ja)
JPH0117446Y2 (ja)
JPH0625589Y2 (ja) ドアの開閉力補助装置
JPS5814197Y2 (ja) 自動車用ドアチェック装置
JPH0723516Y2 (ja) はね上げ式門扉
JPS5846199Y2 (ja) 自動車用ドアチエツク
JPS6041746Y2 (ja) 蓋の開閉装置
JPS5823096Y2 (ja) ライタ−の蓋構造
JPS6215421Y2 (ja)