JPH057913Y2 - - Google Patents

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JPH057913Y2
JPH057913Y2 JP1987152504U JP15250487U JPH057913Y2 JP H057913 Y2 JPH057913 Y2 JP H057913Y2 JP 1987152504 U JP1987152504 U JP 1987152504U JP 15250487 U JP15250487 U JP 15250487U JP H057913 Y2 JPH057913 Y2 JP H057913Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラツクにおける荷台の煽板開閉装置
に関し、さらに詳述すると煽板の開閉を復動シリ
ンダーの駆動力で自動的に行なわせるトラツクに
おける荷台の煽板開閉装置に関するものである。
(従来の技術) トラツクにおける荷台の側壁を煽板で形成した
荷台構造では、煽板をヒンジを介して回動開閉自
在に取り付けている。この煽板の開閉作業は作業
者の手動操作で行なつていることが多い。しか
し、煽板は比較的重いので手動作業で行なうと重
労力を必要とし、また作業性が悪い等の問題があ
つた。
そこで、従来よりトラツクにおける荷台の煽板
を油圧シリンダー等を用いて自動開閉させる構造
が幾つか提案され、例えば特公昭47−21042号公
報及び実公昭50−29214号公報等で見ることがで
きる。
この特公昭47−21042号公報に開示された煽板
の開閉構造は荷床の下部に、油圧シリンダーと、
この油圧シリンダーの直線運動を回転運動に変換
するリフトアームと、このリフトアームを回転運
動させながら摺動溝内を移動させる固定ガイドと
を設けた構造になつている。
一方、実公昭50−29214号公報に開示された煽
板の開閉構造は、煽板を開放する場合にはシリン
ダーの動作で進退出されるロツドによつて鎖錠装
置の解錠を行い、続いてブラケツト及びリンク片
等を介して煽板を開放するようにしており、逆に
煽板を閉成する場合には煽板の閉成に続いて鎖錠
装置を施錠すると言うように、この一連の動作を
自動的にできる構造になつている。
しかし、何れの構造も、煽板が閉じられた最終
位置において、シリンダーと煽板間に介在してい
るリンク片等の連結部材間や煽板のガタ付きを抑
えて保持できるようにするための手段は特に設け
られていない。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように従来構造の煽板開閉装置では、
煽板が閉じられたときに、シリンダーと煽板間に
介在しているリンク片等、連結部材間や煽板のガ
タ付きを抑えて保持できるようにするための手段
が特に設けられていなかつた。このため、閉位置
において連結部材や煽板に遊びができ易い。そし
て、この遊びで走行時に振動を起こして異音を発
生させたり、煽板の保持が不安定になつたりする
問題があつた。
また、一般に従来における煽板開閉装置では、
構造が複雑化していて、コスト高になつている等
の問題もあつた。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は煽板の最終閉位置において、連結
部材間や煽板等に遊びを持たせることなく、確実
に保持することによつて走行時に生ずる異音を無
くすとともに、構造を簡単にしてコストを低く抑
えるとができるようにしたトラツクにおける荷台
の煽板開閉装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、荷床17上
に立設されて荷台4の側壁を形成する閉位置と前
記荷床17より下側へ略直角に垂れ下がつた開位
置へ切り換え可能に、前記荷床17の外周部分に
ヒンジ8を介し回動自在に取り付けられた側煽板
9を備えてなるトラツクにおける荷台の煽板開閉
装置において、進退出するロツド22を有して一
端を前記荷床17の下面側に回動自在に取り付け
てなる復動シリンダー19と、前記荷床17の下
面側に配設された支軸29を支点に回動自在に取
り付けられているとともに回動端側に前記ロツド
22の一端側がリンク結合され、前記ロツド22
の進退出に連動して回動する部材20と、一端が
前記回動部材20にリンク結合されているととも
に他端が前記側煽板9にリンク結合して取り付け
られ、前記回動部材20の回動に連動して前記側
煽板9を前記閉位置と開位置とへ切り換え可能な
リンク片21と、一対のガイド壁36,37と、
前記側煽板9が前記閉位置に配置されるのに連動
して前記ガイド壁36,37間に密着した状態で
受け入れられる摺動子39とを有するとともに、
前記ガイド壁36,37と前記摺動子39の一方
を前記荷床17側に他方を前記リンク片21側に
それぞれ設けてなる制振手段とを備えた構成にし
たものである。
(作用) この構成によれば、側煽板9が閉位置に配置さ
れるのに連動して、摺動子39がガイド壁36,
37間に密着して受け入れられると、リンク片2
1がガイド壁36,37の反発力を受けながら回
動して側煽板9を完全に閉じられた位置まで移動
させ、その後は制振作用を伴つて確実に保持でき
る。
また、この制振作用で側煽板9と荷床17間の
振動が抑えられることにより、走行時における異
音の発生を無くすことができる。
さらに、摺動子39をガイド壁36,37間に
密着して受け入れる構成で済むので、構造が複雑
になることもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例をウイングボデイ形トラ
ツクに適用した場合について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るトラツクにお
ける荷台の煽板開閉装置を適用したウイングボデ
イ形トラツクの正面部を左半分側に示し、後面部
を右半分側に示した平面図、第2図は同上トラツ
クの上面を示した平面図、第3図は同上トラツク
の側面を示した平面図、第4図は第3図のA部に
おける同上トラツクの要部を拡大したもので同上
装置の部分に相当する拡大平面図、第5図は煽板
を閉じた状態で示した第4図の概略側面図、第6
図は煽板を開いた状態で示した第4図の概略側面
図である。
第1図乃至第6図において、ウイングボデイ形
トラツク1は、キヤビン2の後部シヤーシ3上の
荷台4に荷箱5を形成している。
その荷箱5は、荷台4の前部にキヤビン2と隣
接して設けた前壁6と、荷台4の後部に設けた後
壁7と、荷台4における荷床17(第5図乃至第
6図参照)の左右両側にそれぞれヒンジ8を介し
て回動開閉可能に取り付けた側煽板9と、両端を
前壁6及び後壁7の上部にそれぞれ固定して荷箱
5の略中央に横たわつた状態に設けられている梁
10に左右対称な状態で取り付けた一対のウイン
グ11等で構成されている。また、後壁7には、
互いに観音開き状に取り付けられてなる左右一対
の扉12を設けている。
そして、各ウイング11は、二つの辺13,1
4を有して断面形状が略L字状に形成されてお
り、この内の一辺13が天壁の片側半分を、他辺
14が荷箱5の一側壁の上部をそれぞれ形成して
いる。また、各ウイング11は、梁10に取り付
けた油圧シリンダー装置15の制御で、この梁1
0を支点にして回動開閉可能に設けられている。
そして、開放時は、第1図中に一点鎖線で示すよ
うに天井部にかけて一度に開き、閉じた時は実線
で示しているように側煽板9と面一状態になる。
一方、各ウイング11が開放されている状態
で、側煽板9も煽板開閉装置16の制御で、第1
図中に一点鎖線で示すように、ヒンジ8を支点に
して荷台4の下側へ垂れ下げた状態にまで自動的
に開放でき、また逆に閉じる場合も煽板開閉装置
16によつて自動的に閉じることができるように
なつている。なお、この煽板開閉装置16の細部
構造は第4図乃至第6図に示している。
その第4図乃至第6図において、煽板開閉装置
16は、荷床17の下面18に配設した復動シリ
ンダー19、回動部材20及び、この回動部材2
0と側煽板9間を連結しているリンク片21等で
構成されている。
そして、復動シリンダー19は、油圧によつて
制御され、この制御でシリンダー部23内からロ
ツド22を進退出させるもので、この制御操作は
運転席等から行なえるようになつている。また、
復動シリンダー19の一端側は、荷床17の下面
18に固定したシリンダーブラケツト24に支軸
25を介して回動自在に取り付け、この取り付け
で荷床17の下面18に回転自在に支持された状
態になつている。一方、復動シリンダー19の他
端側は、ロツド22の先端連結部30を支軸26
を介して回動部材20に回動自在に取り付けてい
る。
上記回動部材20は略三角形状をした一対の平
板27,28で構成されている。そして、この一
対の平板27,28間にロツド22の先端連結部
30とリンク片21の下端連結部31及び支軸2
9をそれぞれ挟んで組み立て、この状態でリンク
ブラケツト32に回動自在に取り付けている。ま
た、この回動部材20が回動する両方向における
回動端には、荷床17側に固定したリミツトスイ
ツチ52,53を設け、このリミツトスイツチ5
2,53で回動部材20が所定の回動端位置に到
達したことを検知し、復動シリンダー19の駆動
を停止させる信号を出力させるようになつてい
る。
また、リンクブラケツト32は、荷床17の下
面18に固定した基部55と、この基部55の両
端から下側へ略直角に折り曲げた状態で平行に延
びる一対の側壁部34を一体に設けている。加え
て、この一対の側壁部34には、一対の平板2
7,28をそれぞれ貫通して回動部材20の両面
に突出している上記支軸29の両端を、それぞれ
回動自在に受け入れ係合させるための貫通孔33
を設けている。そして、一対の側壁部34の間に
上記回動部材20を配置するとともに貫通孔33
に支軸29を係合させ、回動部材20がリンクブ
ラケツト32に回動自在に取り付けられた状態に
なつている。
さらに、リンクブラケツト32には、相対向し
合う状態に配置されている一対の側壁部34の各
内面35に、各々対称な位置で、また対称な形状
をした一対のガイド壁36,37を設けている。
この一対のガイド壁36,37は、リンク片21
に形成しているガイドリンク部38の先端に設け
た摺動子としてのローラ39の移動通路を挟ん
で、この両側に沿つた状態で上下方向に延ばされ
た状態で形成されているもので、このガイド壁3
6,37とローラ39とで制振手段を構成してい
る。また、このガイド壁36,37で形成してい
る通路は、ローラ39が受け入れられて来る下側
受入口をローラ39の直径寸法よりも若干大きく
離して受け入れ易く形成しており、他の内部通路
の寸法はローラ39と略等しい寸法で形成してい
る。そして、この一対のガイド壁36,37間に
は、側煽板9が閉じられる直前になると、側煽板
9と回動部材20に連動して回動しているリンク
片21のローラ39が進入される。
次に、上記リンク片21は支軸40を介して下
端連結部31を回動自在に連結させているととも
に、上端連結部41を第2のヒンジ42に取り付
けている。この第2のヒンジ42は上記ヒンジ8
の構造とは異なり、支軸48を介在してなるリン
ク片21の上端連結部41とヒンジプレート49
との、回動自在なる連結によつて形成されてい
る。そして、支軸48を係合させたヒンジプレー
ト49の一対の支持壁54には上下に延びる長孔
50を設けている。なお、上記ヒンジ8は、ヒン
ジ可動片45を側煽板9の煽板枠部材44に固定
するとともに、このヒンジ可動片45と支軸43
を介して連結しているヒンジ固定片47を荷枠1
7の荷床枠部材46に固定し、側煽板9を荷床1
7に回動自在に連結させた状態になつている。
一方、リンク片21には、下端連結部31から
さらに下方へ若干折れ曲がつた状態で延出させた
上記ガイドリンク部38を一体に設けており、こ
のリンク片21は全体として「く」の字状に形成
されている。そして、ガイドリンク部38の先端
に設けた上記ローラ39は支軸51を介して両側
に各々取り付けられており、一対の側壁部34上
にそれぞれ設けた上記一対のガイド壁36,37
間に各々係合できる状態にしている。
このように構成した煽板開閉装置16は、運転
席等からの制御で、復動シリンダー19がシリン
ダー部23内にロツド22を引き込んだ状態にし
ているとき、回動部材20もロツド22で引か
れ、第5図に示すように、回動部材20が支軸2
9を支点にして時計回り方向に回動変位された状
態で保持されている。そして、この回動部材20
がリミツトスイツチ52を押した状態になつてい
る。また、この回動部材20の回動変位で、リン
ク片21もガイドリンク部38のローラ39がガ
イド壁36,37の間に挿入係合した状態まで移
動されて側煽板9を荷台4の内側方向へ押し、側
煽板9を閉じた状態(閉位置)で保持して、この
側煽板9の遊びを無くしているともに、リンク片
21の振動が抑えられた状態になつている。
次に、第5図に示した状態(閉位置)から側煽
板9を開放させる場合は、復動シリンダー19を
制御しシリンダー部23内からロツド22を突出
させる。また、ロツド22が突出されると、支軸
29を支点に回動部材20が反時計回り方向へ回
動する。このとき支軸26の位置も弧を描いて連
続的に移動し、この移動が復動シリンダー19に
旋回力を与える。しかし、この旋回力は支軸25
を介したシリンダー部23とシリンダーブラケツ
ト24間の回動変位で吸収される。そして、回動
部材20が反時計回り方向へ回動する。すると、
支軸40を介して回動部材20とリンク結合して
いるリンク片21も、ガイド部38に設けたロー
ラ39とリンクブラケツト32に設けたガイド壁
36,37との係合によつて案内されて回動部材
20と共に回動を開始し、同時に側煽板9をヒン
ジ8の支軸43を支点にして外側へ回動させる力
を付与する。このとき、リンク片21における支
軸48の移動軌跡と側煽板9の回動中心からヒン
ジプレート54までの距離との間に生ずる寸法の
変化量は支軸48を長孔50内で移動させること
により吸収し、この吸収で回動部材20とリンク
片21との連結回動がスムースに得られる。そし
て、さらに回動部材20が回動するとローラ39
もガイド壁36,37から抜け出た状態になる。
しかし、リンク片21が回動部材20の回動に伴
つて下方へ変位しながら回動を続け、これにより
ヒンジ8の支軸43を支点にして外側へ回動する
力がリンク片21を介して側煽板9に付与され、
側煽板9も回動部材20及びリンク片21ととも
に回動を続けて行く。また、この回動で側煽板9
が第6図に示すように荷床17に対し略直角に垂
れ下がつて完全に開放された状態(閉位置)にな
ると、回動部材20が下側のリミツトスイツチ5
3を押し、これにより復動シリンダー19がロツ
ド22を押し出す動作を停止して、この状態が保
持される。
側煽板9を再び閉じる場合は、復動シリンダー
19を制御し、ロツド22をシリンダー部23内
に引き込ませる。すると、開放の場合と逆の順序
を経て側煽板9が閉じられて行く。この場合、側
煽板9はガイドリンク部38に取り付けられてい
るローラ39がガイド壁36,37に進入するま
での間は、回動部材の回転でリンク片21が押し
上げられ、この動きを側煽板9が支軸48を介し
て受ける。これにより、側煽り板9は支軸43を
中心として上方へ回動して閉じられて行く。さら
に回動して、ローラ39がガイド壁36,37の
間に進入してガイド壁37に接すると、この瞬間
よりローラ39とガイド壁37の反発力がリンク
片21を支軸40を中心として回動させる働きを
し、リンク片21が支軸40を支点に回転する。
また、この回転で側煽板9が上方へ起こされ、完
全に閉じられる。また、側煽板9が完全に閉じら
れると上側のリミツトスイツチ52が回動部材2
0で押され、復動シリンダー19がロツド22を
引き込む動作も停止し、側煽板9の閉状態が保持
される。
しがたつて、このように構成した本実施例にお
けるトラツクにおける荷台の煽板開閉装置では、
側煽板9が閉位置に配置されるのに連動して、ロ
ーラ(摺動子)39がガイド壁36,37間に密
着して受け入れられ、リンク片21がガイド壁3
6,37の反発力を受けながら回動して側煽板9
を完全に閉じられた位置まで移動させ、その後は
制振作用を伴つて確実に保持できるので、この制
振作用で側煽板9と荷床17間の振動が抑えら
れ、走行時における異音の発生を抑えて無くすこ
とができる。
また、ローラ(摺動子)39を、単にガイド壁
36,37間に密着して受け入れる構成で済むの
で、構造を複雑にすることもない。
さらに、復動シリンダー19の動作力を側煽板
9に伝達する各連結部分における連結手段を、支
軸26,29,40,48を介して回動によるリ
ンク結合にしており、摺動結合を伴う連結構造は
とつていないので、従来構造のように連結部分に
設けた摺動案内溝内に泥水と共にはね上げられた
小石等が入り込んで運動が阻害されるというよう
なこともなくなる。なお、上記実施例で設けた長
孔50は荷床17の上部で側煽板9上に設けてお
り、また従来構造のように大きな摺動を行なわせ
る長い摺動案内溝を設けた場合と異なり極めて小
さいものであるので、従来構造のような不都合点
が生ずることもない。さらに、ヒンジプレート4
9で孔50を形成している支持壁54の外側を必
要に応じて塞いでしまえば何ら悪影響を受けるも
のではない。
そして、このように構成した煽板開閉装置16
を上記実施例に示したウイングボデイ形トラツク
1に適用した場合では、ウイング11を油圧シリ
ンダー装置15の操作で自動開閉させるとともに
側煽板9を煽板開閉装置16で自動開閉させるこ
とが可能になり、ウイング11と側煽板9の完全
自動開閉を行なわせることができる。
なお、上記実施例ではウイングボデイ形トラツ
クに適用した構造を開示したが、この煽板開閉装
置16はウイングボデイ形トラツクに限ることな
く、煽板を備えた一般のトラツクに適用できるも
のである。また側煽板9を開閉する場合に付いて
開示したが、側煽板9に限らず後煽板等にも適用
できることは勿論である。さらに、この煽板開閉
装置16は必要に応じて一つ以上設けられ、この
設置する数も煽板の長さ並びに重量等を考慮し、
任意に設定して良いものである。
(考案の効果) 以上説明したとおり、本考案に係るトラツクに
おける荷台の煽板開閉装置によれば、側煽板9が
閉位置に配置されるのに連動して、摺動子39が
ガイド壁36,37間に密着して受け入れられ、
リンク片21がガイド壁36,37の反発力を受
けながら回動して側煽板9を完全に閉じられた位
置まで移動させ、その後は制振作用を伴つて確実
に保持できるので、信頼性が向上する。
また、この制振作用で側煽板9と荷床17間の
振動が抑えられるので、走行時における異音の発
生を無くすことができる。
さらに、摺動子39をガイド壁36,37間に
密着して受け入れる構成で済むので、構造を複雑
にすることもなく、コストを下げて安価に実現で
きる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るトラツクにお
ける荷台の煽板開閉装置を適用したウイングボデ
イ形トラツクの正面部を左半分側に示し、後面部
を右半分側に示した平面図、第2図は同上トラツ
クの上面を示した平面図、第3図は同上トラツク
の側面を示した平面図、第4図は第3図のA部に
おける同上トラツクの要部を拡大したもので同上
装置の部分に相当する拡大平面図、第5図は煽板
を閉じた状態で示した第4図の概略側面図、第6
図は煽板を開いた状態で示した第4図の概略側面
図である。 4……荷台、8……ヒンジ、9……側煽板、1
6……煽板開閉装置、17……荷床、18……荷
床の下面、19……復動シリンダー、20……回
動部材、21……リンク片、22……復動シリン
ダーのロツド、23……シリンダー部、24……
シリンダーブラケツト、25,26,29,4
0,48……支軸、30……ロツドの先端連結
部、31……リンク片の下端連結部、32……リ
ンクブラケツト、36,37……ガイド壁、38
……リンク片のガイドリンク部、39……ローラ
(摺動子)、41……リンク片の上端連結部、42
……第2のヒンジ、53,53……リミツトスイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 荷床17上に立設されて荷台4の側壁を形成
    する閉位置と前記荷床17より下側へ略直角に
    垂れ下がつた開位置へ切り換え可能に、前記荷
    床17の外周部分にヒンジ8を介し回動自在に
    取り付けられた側煽板9を備えてなるトラツク
    における荷台の煽板開閉装置において、 進退出するロツド22を有して一端を前記荷
    床17の下面側に回動自在に取り付けてなる復
    動シリンダー19と、 前記荷床17の下面側に配設された支軸29
    を支点に回動自在に取り付けられているととも
    に回動端側に前記ロツド22の一端側がリンク
    結合され、前記ロツド22の進退出に連動して
    回動する部材20と、 一端が前記回動部材20にリンク結合されて
    いるとともに他端が前記側煽板9にリンク結合
    して取り付けられ、前記回動部材20の回動に
    連動して前記側煽板9を前記閉位置と開位置と
    へ切り換え可能なリンク片21と、 一対のガイド壁36,37と、前記側煽板9
    が前記閉位置に配置されるのに連動して前記ガ
    イド壁36,37間に密着した状態で受け入れ
    られる摺動子39とを有するとともに、前記ガ
    イド壁36,37と前記摺動子39の一方を前
    記荷床17側に他方を前記リンク片21側にそ
    れぞれ設けてなる制振手段とを備えたことを特
    徴とするトラツクにおける荷台の煽板開閉装
    置。 (2) 前記荷床17側に、前記回動部材20の回動
    終端を検出し前記復動シリンダー19を停止さ
    せるリミツトスイツチ52,53を設けたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に
    記載のトラツクにおける荷台の煽板開閉装置。
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