JP2000071768A - キャビン付き産業車両 - Google Patents

キャビン付き産業車両

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JP2000071768A
JP2000071768A JP10249816A JP24981698A JP2000071768A JP 2000071768 A JP2000071768 A JP 2000071768A JP 10249816 A JP10249816 A JP 10249816A JP 24981698 A JP24981698 A JP 24981698A JP 2000071768 A JP2000071768 A JP 2000071768A
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door
cabin
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vehicle
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Masahiro Ota
正博 太田
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビン付き産業車両において、ドア全開時
にドアの開閉支点部に掛かる負担重量を軽減できるよう
にする。 【解決手段】 車両の前後方向に移動することによって
キャビンの昇降口を開閉するドア3を備えたキャビン付
き産業車両において、キャビンのリヤフレーム2の外側
面にL形のアシストブラケット32を設ける。そして、
ドア3が全開位置に移動したときに、ドア3の開閉装置
である平行リンク機構4の下側のメインアーム5がアシ
ストブラケット32の荷重受け面32a上に乗り上がる
ように構成してドア重量を該ドア3の重心Gを通る鉛直
線付近でアシストブラケット32にて受けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばキャビン付
き産業車両に係り、詳しくはドアを全開位置に安定状態
に支持するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャビン付きフォークリフトにお
いては、夏季のような高温環境下での暑さ対策のために
ドアを開いたままで走行及び荷役作業ができるように、
ドアを開き(全開)位置に固定することが可能なドアオ
ープンロック装置を備えている。このようなドアオープ
ンロック装置を備えたキャビン付き産業車両としては、
例えば特開平9−53359号公報を挙げることができ
る。上記公報記載の産業車両では、キャビンのドアは平
行リンク機構を介して取り付けられ、車体側面に沿って
略平行状態を保持しつつ移動することによって乗降口を
開閉するように構成されている。そして、ドアは後方へ
移動された全開位置でドアオープンロックによって固定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記のように
構成された従来装置の場合、ドア開閉時には平行リンク
機構の回動中心が全ての動きの中心となり、かつドア重
量の支持部となる。即ち、ドアが閉じ位置にあるときを
除いては、ドアの開閉支点部、即ちドア開閉装置を構成
する平行リンク機構のキャビン及びドアに対する回動支
点部(連結部)には、常にドア重量が集中して作用す
る。そのため、ドアを全開位置に固定した状態での走行
及び荷役作業時には、平行リンク機構の回動支点部に対
して長時間に亙ってドア重量が作用することになり、特
に不整地(凹凸面)での車両走行時においては、ドア重
量が衝撃的に加えられることになり、大きな負担が掛か
る。その結果として回動支点部を構成する部材であるブ
ッシュの摩耗或いはネジ止めされたブラケットの位置ず
れ等が発生してドアにガタツキが生ずる可能性がある。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、キャビ
ン付き産業車両において、ドア全開時にドアの開閉支点
部に掛かる負担重量を軽減できるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、車両の前後方向に移動することによっ
てキャビンの昇降口を開閉するドアを備えたキャビン付
き産業車両であって、前記ドアが全開位置に移動された
ときに、その全開位置でドアの一部と係合することによ
ってドア重量を受けるドア支持手段を備えたものであ
る。上記のように構成された請求項1の発明によれば、
ドアを全開位置に移動した状態では、ドア支持手段がド
ア重量を受けることによってドアの開閉支点部における
負担重量を軽減することができる。このことによって、
ドアの開閉支点部の耐久性を向上することが可能とな
り、延いてはドアのガタツキを防止することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のキャビ
ン付き産業車両において、ドア支持手段を前記ドアの重
心を通る鉛直線付近に設定したものである。このような
構成を採用したときは、ドア支持手段によってドア重量
の大部分を受けることができるため、ドアの開閉支点部
における負担重量をさらに軽減することができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
キャビン付き産業車両において、ドアを車両の前後方向
に略平行移動することによって開閉するための平行リン
ク機構を備えており、ドア支持手段が前記平行リンク機
構の構成部材に対して下側から係合することによってド
ア重量を受ける構成としたものである。従って、請求項
3の発明によれば、ドアを車両の側面に沿って略平行に
開閉することが可能でしかも外側への突出量の小さいグ
ライド式ドアに容易に適用することができ、その場合、
ドア支持手段が既存の平行リンク機構を支える構成のた
め、ドア側にドア支持手段に係合する部材を新設する必
要がなく、ドア構造の複雑化を防止する上で有効とな
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項3記載のキャビ
ン付き産業車両において、ドア支持手段が、キャビンフ
レームの外側面に設けられたアシストブラケットによっ
て構成され、そのアシストブラケットには平行リンク機
構の構成部材が乗り上げ可能な荷重受け面が形成された
構成としたものである。上記のように構成された請求項
4の発明によれば、ドアが全開位置へ移動されたとき、
平行リンク機構の構成部材がアシストブラケットの荷重
受け面に乗り上げ、このことによってドア重量が受けら
れる。この場合、アシストブラケットの荷重受け面が構
成部材の進行方向に向かって上り斜面に形成されている
ことが望ましく、また荷重受け面にはゴムマットが設け
られていることが望ましい。そして、荷重受け面が上り
傾斜面に形成されているときは、構成部材の荷重受け面
上への円滑な乗り上げ動作が期待され、また荷重受け面
にゴムマットがあるときは、乗り上げ時又はドア全開状
態での走行時における吸音及び吸振効果を得ることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はキャビンを備えたフォーク
リフトの概略側面図、図2はドアオープンロック装置付
きグライド式ドアを示す斜視図、図3は同じくグライド
式ドアの正面図、図4は同じく平面図である。これら図
1〜図4に基づいてグライド式ドアを説明する。キャビ
ン1は略台形状の箱形に形成され、その左右の側面には
乗降口を開閉するためのグライド式ドア3がそれぞれ配
置されている。グライド式ドア3はドア開閉装置として
の、平面略U字形に形成された上下一対のメインアーム
5と、サブリンク6とからなる平行リンク機構4を介し
てキャビン1の側面部に取り付けられている。
【0010】平行リンク機構4における上下のメインア
ーム5は、縦向きに延びる円筒体からなる2本の支持ポ
ール10,11によって相互に結合されており、一方の
支持ポール10がその上下端をキャビン1のリヤフレー
ム2の内側面に固定されたブラケット13に対して鉛直
軸線回りに回転可能に連結され、他方の支持ピン11が
ドアフレーム7の下部に固定されたブラケット14に鉛
直軸線回りに回転可能に連結されている。なお、図示は
省略するが、支持ポール10,11はブラケット13,
14に対してピン及びブッシュを介して連結され、回転
の円滑性が確保されている。一方、サブリンク6は1本
のロッドからなり、一端がキャビン1のロアフレーム1
5に固定されたブラケット16に鉛直軸線回りに回転可
能に取り付けられ、他端がドア3のドアフレーム7の下
部に固定されたブラケット17に鉛直軸線回りに回動可
能に取り付けられている。なお、ドアフレーム7にはそ
の内面と外面にそれぞれドア開閉用の取手8,9が取り
付けられている。
【0011】上記のように、キャビン1に平行リンク機
構4を介して取り付けられたドア3は、図4に示すよう
に、平行リンク機構4の回動運動により車両の前後方向
に水平移動し、キャビン側面に対して略平行状態を保持
しつつ開閉される。図4にはドア3の閉じ状態が実線で
示され、開き(全開)状態が仮想線で示されている。そ
して、全開時のドア3はキャビン1との間にリンク機構
4のメインアーム5が配置される関係で、その内面がキ
ャビン1及び該キャビン1の後方に配置されるエンジン
フード31の側面に対して一定の空間S(100mm前
後)を置いて対向し、また平行リンク機構4のメインフ
レーム5がキャビン1のリヤフレーム2の外側面に対し
て僅かな隙間を置いて略平行に対向されるので、このメ
インアーム5とリヤフレーム2の対向部を利用してドア
3を全開位置に固定するためのドアオープンロック装置
及びドア重量支持手段が設けられている。次に、ドアオ
ープンロック装置を図5、図6及び図9に基づいて説明
する。ドアオープンロック装置は、ドア3を全開位置に
固定するためのドアロック手段と、そのドアロックを、
車内(キャビン1内)で解除操作するための第1のドア
ロック解除手段と、車外から解除操作するための第2の
ドアロック解除手段から構成されている。
【0012】ドアロック手段は、キャビン1のリヤフレ
ーム2に設けられた掛止部材としてのロックバー18
と、ドア3側に設けられてロックバー18に係脱可能な
ロック部材としてのフック20とから構成されている。
ロックバー18は断面矩形の中空状をなすリヤフレーム
2の外側面に形成された開口部周縁に固着された方形枠
状のプレート19にその開口を横切るように固着されて
いる。フック20は基部側が支軸21の途中に固定さ
れ、支軸21は平行リンク機構4における上側のメイン
アーム5に沿って固定された水平なスリーブ22内にブ
ッシュ(図示省略)を介して回動自在に挿通されてい
る。そして、フック20は特に図6の仮想線及び図9に
示すように、ドア3の開放時にプレート19の開口部を
通して中空状のリヤフレーム2内に突入してロックバー
18に係合されるようになっている。なお、フック20
は支軸21上に配設されたねじりバネ23により常にロ
ックバー18に係合する方向に付勢され、かつ図示省略
のストッパーにて規制される位置に保持されるととも
に、その先端が斜面に形成されており、従って、その斜
面がロックバー18に当接して乗り越えることで自動ロ
ックされるようになっている。
【0013】前記支軸21の一端部(キャビン側)に
は、ドアロックを室内側から解除操作するための第1の
ドアロック解除手段を構成するロック解除用の操作ノブ
24が取り付けられている。この車内用操作ノブ24は
そのボス部を支軸21に嵌合して止めネジ24a等にて
抜け止めされている。そして、前記ねじりバネ23が支
軸21上に配設されるとともにその一端がスリーブ22
側に、他端が操作ノブ24側に係止され、前述の如くフ
ック20を付勢している。なお、このように構成された
オープンロック装置は、運転姿勢のオペレータが横方向
に手を伸ばして操作ノブ24を操作できるようにその取
付位置を定められている。
【0014】また、ドアロックを車外から解除操作する
ための第2のドアロック解除手段は、前記支軸21の他
端部(ドア側)に固着されたアーム25と、該アーム2
5の先端にピン26を介して回動自在に連結されるとと
もにドア内面に沿って下方へ鉛直状に延在されたロッド
27と、該ロッド27の下端部に設けられた車外用操作
ノブ28とから構成されている。ロッド27はその途中
において下側のメインアーム5に固定されたブラケット
29に設けられたスライドガイド30内を貫通し、円滑
な操作性と安定性が確保されている。しかして、ロッド
27下端の操作ノブ28はドアフレーム7の下縁部内面
に配置されている。即ち、車外用操作ノブ28は、車内
用操作ノブ24よりも下位に配置されている。
【0015】次に、全開位置に移動されたドア3の重量
を受けるドア支持手段を図7〜図9に基づいて説明す
る。ドア支持手段はキャビン1のリヤフレーム2の外側
面に設けられたL形のアシストブラケット32によって
構成され、このアシストブラケット32はその水平部に
よってリンク機構4の構成部材である下側のメインアー
ム5が乗り上げ可能な荷重受け面32aを構成してい
る。そして、アシストブラケット32はその垂直部がリ
ヤフレーム2に溶接にて固定された雌ネジ付き台座33
に対して締結具としての複数個のボルト34によって固
定されている。この場合、下側のメインアーム5に対す
る上下方向の相対位置を調整可能とするために、アシス
トブラケット32の垂直部には上下方向に長い長孔32
bが設けてある。また、アシストブラケット32の荷重
受け面32aは、メインアーム5の乗り上げ動作が円滑
に行われるようにメインアーム5の進行方向に向かって
上り傾斜面とされるとともに、緩衝用のゴムマット35
が貼着されている。
【0016】なお、ドア3の重心Gは略中央部に存在し
ており、そして、全開位置に移動されたドア3は、図7
又は図8に示すように、前後方向の略中央部がキャビン
1のリヤフレーム2に対向する。このため、本実施の形
態においては、リヤフレーム2にアシストブラケット3
2を設けることによって、ドア3の重量を該ドア3の重
心Gを通る鉛直線付近で受ける構成としたものである。
また、平行リンク機構4における上側のメインアーム5
には、ドア3が全開位置に移動されたときにリヤフレー
ム2の外側面と対向する部位に台座36を介してクッシ
ョンゴム37を設けてある。さらにまた、平行リンク機
構4の上側のメインアーム5はドア3の重心Gの高さと
略同一高さ位置に設定されている。
【0017】本実施の形態は上記のように構成したもの
であり、キャビン1の側面に平行リンク機構4を介して
取り付けられたドア3は、車両の前後方向に略平行に移
動して昇降口を開閉する。ドア3の開放時には平行リン
ク機構4の上側のメインアーム5に取り付けられたドア
オープンロック装置がメインアーム5と共に回動し、図
5及び図9に示すように、ドア3の全開位置においてフ
ック20がキャビン1のリヤフレーム2の開口に突入し
てロックバー18に係合する。かくして、ドア3は自動
ロックされて全開位置に固定されるが、図7〜図9に示
すように、ロック動作と略同時に又はやや先行して下側
のメインアーム5がアシストブラケット32の荷重受け
面32a上に乗り上がり、このことによってドア3の重
量がアシストブラケット32によって受けられる。
【0018】即ち、本実施の形態によれば、ドア3の全
開時には、該ドア3の重量をアシストブラケット32に
よって受けるため、平行リンク機構4のキャビン1及び
ドア3に対する回動支点部(連結部)に掛かる負担重量
を軽減することができる。特に、本実施の形態において
は、ドア3の重心Gに近い位置でドア重量を受ける構成
としてあるため、ドア重量の大部分がアシストブラケッ
ト32によって受けられ、平行リンク機構4の回動支点
部には殆ど無理が掛からなくなる。このことによって、
平行リンク機構4における回動支点部をドア重量から保
護してその耐久性を向上することが可能となり、延いて
は回動支点部におけるブッシュの摩耗やブラケットの位
置ずれ等を防止し、ドア3のガタツキを防止することが
できる。
【0019】また、アシストブラケット32の荷重受け
面32aを、メインアーム5の進行方向に向かって上り
傾斜面としてあるため、該メインアーム5の乗り上げ動
作を円滑に行うことができ、しかも乗り上げ時の衝撃を
ゴムマット35によって吸収するとともに、車両走行時
における車体振動に伴うアシストブラケット32とメイ
ンアーム5の打音及び衝撃を防止できる。また、本実施
の形態においては、上側のメインアーム5にはドア3が
全開位置に移動されたときにリヤフレーム2の外側面に
当接するクッションゴム37を設けてあるため、該クッ
ションゴム37を押圧した状態でドア3を全開位置に固
定することによってドア3の車幅方向のガタツキを防止
することが可能となる。
【0020】なお、全開位置に固定されたドア3のドア
ロックの解除は、キャビン1内においては、上位置の車
内用操作ノブ24を上方へ跳ね上げるように回動し支軸
21と共にフック20を上方へ回動してロックバー18
から解離することによって行い、また車外においては、
下位置の車外用操作ノブ28を下方へ引っ張り、ロッド
27、アーム25及び支軸21を介してフック20を上
方へ回動してロックバー18から解離することによって
行うことができる。
【0021】本実施の形態においては、全開位置へ移動
されたドア3の重量を受けるドア支持手段をアシストブ
ラケット32によって構成したが、このアシストブラケ
ット32に代えて、例えば図10に示すように、ドア3
を全開位置に固定するドアオープンロック装置によって
構成することも可能である。即ち、ドアオープンロック
装置をロックピン38とそのロックピン38が咬合可能
なチャック39とから構成し、その一方をキャビン1の
リヤフレーム2に、他方をドア3に取り付けることによ
って、ドア3の重心付近においてドア重量を受ける構成
とし、平行リンク機構4における回動支点部に掛かる重
量負担を軽減することができる。そして、このような変
更例によれば、ドア3のドアロックと重量受けを兼用で
きるため、構造の簡略化を図る上で効果がある。
【0022】また、本実施の形態では、アシストブラケ
ット32の荷重受け面32aに乗り上がる部材として既
存の部材、即ち平行リンク機構4のメインアーム5を利
用したので、リヤフレーム2にアシストブラケット32
を追加設定するだけの簡単な対応で構成できるため、徒
にドア構造を複雑化することもない。しかし、アシスト
ブラケット32に乗り上げる部材はメインアーム5に限
る必要はなく、例えばドア3のドアフレーム7に追加設
定しても何ら差し支えない。また、アシストブラケット
32の取付位置についても、実施の形態で示した位置に
限らず、例えばリヤフレーム2の上側に設けてドア3を
吊るような形態で重量を受けるように構成しても差し支
えなく、さらにはアシストブラケット32の形状につい
ても図示にL形に限らず、例えば円柱形や三角形等自由
に設定することが可能である。また、本実施の形態では
平行リンク機構4を利用したグライド式ドア3を対象に
して説明したが、これに限らずヒンジを用いた回動によ
る開閉方式に適用してもよく、要するにドア全開時にお
いて、ドア3がその重心Gから離れた位置で片側支持の
形態で支持される開閉方式のドアであれば適用対象とな
る。また、適用車両はフォークリフトに限らず、キャビ
ンを備えた車両であればよいし、ドア3の開き方向は後
方から前方に開く形式であってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
キャビン付き産業車両において、ドア全開時にドアを開
閉可能に支持するドアの開閉支点部に掛かる負担重量を
軽減することができるため、該開閉支点部の耐久性を向
上することが可能となり、延いてはドアのガタツキを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビン付きフォークリフトの概略側面図であ
る。
【図2】ドアオープンロック装置付きグライド式ドアを
示す斜視図である。
【図3】同じくグライド式ドアの正面図である。
【図4】同じくグライド式ドアの平面図である。
【図5】ドアオープンロック装置を示す正面図である。
【図6】同じくドアオープンロック装置を示す平面図で
ある。
【図7】全開時にドア重量を受けるドア支持手段を示す
正面図である。
【図8】同じくドア支持手段を示す平断面図である。
【図9】ドアオープンロック装置のドアロック及びドア
支持手段によるドア支持状態を示す側断面図である。
【図10】ドア支持手段に関する変更例を示す概略平面
図である。
【符号の説明】
1…キャビン 2…リヤフレーム 3…ドア 4…平行リンク機構 5…メインアーム 10,11…支柱ポール 32…アシストブラケット 32a…荷重受け面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に移動することによって
    キャビンの昇降口を開閉するドアを備えたキャビン付き
    産業車両であって、前記ドアが全開位置に移動されたと
    きに、その全開位置でドアの一部と係合することによっ
    てドア重量を受けるドア支持手段を備えたキャビン付き
    産業車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャビン付き産業車両に
    おいて、ドア支持手段を前記ドアの重心を通る鉛直線付
    近に設定したキャビン付き産業車両。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のキャビン付き産業
    車両において、ドアを車両の前後方向に略平行移動する
    ことによって開閉するための平行リンク機構を備えてお
    り、ドア支持手段が前記平行リンク機構の構成部材に対
    して下側から係合することによってドア重量を受ける構
    成としたキャビン付き産業車両。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のキャビン付き産業車両に
    おいて、ドア支持手段が、キャビンフレームの外側面に
    設けられたアシストブラケットによって構成され、その
    アシストブラケットには平行リンク機構の構成部材が乗
    り上げ可能な荷重受け面が形成されたキャビン付き産業
    車両。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のキャビン付き産業車両に
    おいて、アシストブラケットの荷重受け面が平行リンク
    機構の構成部材の進行方向に向かって上り斜面に形成さ
    れたキャビン付き産業車両。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のキャビン付き産業
    車両において、アシストブラケットの荷重受け面にゴム
    マットが設けられたキャビン付き産業車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247619A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両の扉
JP2017137679A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 トヨタ車体株式会社 車両のドア装置

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