JP2017137679A - 車両のドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ドアを全開位置に保持する機構がドア開閉動作の抵抗にならないようにするとともに、前記機構の一部が外部から見えないようにすることである。【解決手段】本発明に係る車両のドア装置は、リンク機構21が車両ボディ5に対して水平回動することで、ドア10がリンク機構21の回動に連動して水平回動しながら車両ボディ5の表面に沿ってドア開口部50の全閉位置と全開位置間を移動する車両のドア装置であって、リンク機構21の回動自由端から離れた位置には、ドア10が全開位置まで移動したときに、ドア10の内壁と車両ボディ5の表面間の隙間S内に配置されるリンク部21sが設けられており、リンク部21sにはストライカ41が設けられており、ドア10の内壁には、ドア10が全開位置まで移動したときにリンク部21sのストライカ41と係合するように構成された全開ロック機構40が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、リンク機構の働きでドアが車両ボディの表面に沿ってドア開口部の全閉位置と全開位置間を移動する車両のドア装置に関する。
上記した車両のドア装置に関連する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術は、キャビン付産業車両に使用されるドア装置である。ドア装置は、図9に示すように、ドア104がリンク機構102の働きで車両ボディ100に沿ってドア開口部の全閉位置(実線参照)と全開位置(二点鎖線参照)間を移動できるように構成されている。前記ドア装置は、ドア104が全開位置まで移動したときに、車両ボディ100の表面とほぼ平行な状態で重なるリンク機構102の一部にフック106fを備える係合機構106が設けられている。そして、ドア104が全開位置まで移動して、係合機構106のフック106fが車両ボディ100の表面のロックバー108に掛けられることで、ドア104が全開位置に保持される。
しかし、上記したドア装置では、係合機構106のフック106fが掛けられるロックバー108が車両ボディ100の表面に設けられている。このため、係合機構106のフック106fとロックバー108との係合が解除されて、ドア104が全閉位置まで戻されると、車両ボディ100のロックバー108が露出して外部から見えるようになる。このため、車両ボディ100の見栄えが低下する。
このため、一般的に、マイクロバス等では、ドアを全開位置に保持する機構として外部から見えないチェックアーム機構等が使用されている。チェックアーム機構120は、図10に示すように、リンク機構側に連結軸121を介して水平回動可能に連結されたチェックアーム本体122と、ドア側でチェックアーム本体122の回動自由端側を上下から挟む挟み機構125とから構成されている。挟み機構125は、チェックアーム本体122を上下から挟む一対のローラ126と、前記ローラ126に対して挟み力を付与する上下一対のバネ127とを備えている。チェックアーム本体122の回動自由端側の所定位置には、上下方向に突出する山形の突起122tが形成されている。そして、前記ドアが全開位置まで移動した段階で、チェックアーム本体122の突起122tが挟み機構125の上下のローラ126間を通過する。これにより、前記ドアは、チェックアーム本体122の突起122tが挟み機構125のローラ126間を通過する際の抵抗力により全開位置に保持される。
特開2000−71768号公報
上記したチェックアーム機構120では、チェックアーム本体122の突起122tが挟み機構125のローラ126間を通過する際の抵抗力によりドアが全開位置に保持される。このため、例えば、傾斜地等でドアの閉方向に重力が加わる場合に、前記ドアを確実に全開位置に保持するためには、前記重力分を考慮してローラ126の挟み力を大きく設定する必要がある。しかし、ローラ126の挟み力を大きく設定すると、チェックアーム本体122の突起122tが上下のローラ126間を通過する際の抵抗力が大きくなる。このため、ドアの開閉に必要な駆動力を大きく設定する必要がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ドアを全開位置に保持する全開保持機構がドア開閉動作の抵抗にならないようにするとともに、前記全開保持機構の一部が外部から見えないようにして車両の見栄えが低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、リンク機構が車両ボディに水平回動可能に連結されており、前記リンク機構の回動自由端がドアの内壁に水平回動可能に連結されており、前記リンク機構が前記車両ボディに対して水平回動することで、前記ドアが前記リンク機構の回動に連動して水平回動しながら前記車両ボディの表面に沿ってドア開口部の全閉位置と全開位置間を移動する車両のドア装置であって、前記リンク機構の回動自由端から離れた位置には、前記ドアが全開位置まで移動したときに、前記ドアの内壁と前記車両ボディの表面間の隙間内に配置されるリンク部が設けられており、前記リンク機構のリンク部には、被係合部が設けられており、前記ドアの内壁には、前記ドアが全開位置まで移動したときに前記リンク部の被係合部と係合するように構成された係合機構が設けられている。
本発明によると、ドアが全開位置まで移動したときに、リンク機構のリンク部に設けられた被係合部が前記ドアの内壁に設けられた係合機構と係合する。これにより、ドアが全開位置でリンク機構に対して水平回動不能となる。この結果、ドアが車両ボディの表面に沿って閉方向に移動できなくなり、ドアは全開位置に保持される。このように、リンク機構(リンク部)の被係合部とドアの係合機構との係合により前記ドアを全開位置に保持する構成のため、例えば、坂道においてドアに対して閉方向の重力が加わる場合でも、前記ドアの全開位置から全閉位置方向への移動が確実に禁止される。即ち、ドアの全開ロックを確実に行なえるようにしても、チェックアーム機構を使用する場合のようにドアを開閉する際に大きな抵抗が生じない。さらに、ドアの内側に被係合部と係合機構とが隠れる構成のため、ドアを開閉する際に被係合部と係合機構とが外部から見えることがなく、車両の見栄えが低下しない。
請求項2に発明によると、リンク機構のリンク部に設けられた被係合部は、鉤状、あるいはループ状に成形されたストライカであり、前記ドアの内壁に設けられた係合機構は、前記ストライカが当接することで、前記ストライカに掛けられるフックを備えている。
請求項3の発明によると、係合機構は、間隔をおいてほぼ平行に配置された一対のガイドプレートを備えており、フックは、前記一対のガイドプレートに沿って係合位置と待機位置間を回動できるように、前記一対のガイドプレート間に収納されており、前記一対のガイドプレートには、前記ストライカが挿入可能に構成された切欠凹部が形成されており、前記ストライカが前記ガイドプレートの切欠凹部に挿入されて前記フックと当接することで、前記フックが待機位置から係合位置まで回動し、前記ストライカに掛けられる。このように、フックが一対のガイドプレートに収納されているため、ストライカ以外の部材がフックに当接して誤作動を起こすようなことがない。
請求項4の発明によると、ドア開口部には、車両ボディに対してリンク機構をドアの開方向、あるいは前記ドアの閉方向に水平回動させる駆動部が設けられている。上記したように、本発明によると、チェックアームを使用する場合のように、ドアを開閉する際に抵抗が生じないため、駆動部の駆動力を従来よりも小さく抑えることができる。
本発明によると、ドアを全開位置に保持する被係合部と係合機構(全開保持機構)がドア開閉動作時に抵抗を生じさせることがない。また、被係合部と係合機構とがドアに隠れて外部から見えないため、車両の見栄えが低下しない。
本発明の実施形態1に係るドア装置(グライドドア)を備える車両の模式斜視図である。 前記グライドドアを車両内側から見た模式斜視図である。 前記グライドドアの全閉状態を表す平面図である。 前記グライドドアにおける全開ロック機構、全閉ロック機構、及びロック解除機構等の配置を表す模式図である。 全開ロック機構とストライカとの係合状態を表わす平面図である。 全開ロック機構の斜視図である。 全開ロック機構とストライカとの係合状態を表わす縦断面図である。 全開ロック機構とストライカとの係合過程を表わす縦断面図である。 従来のドア装置における全開保持機構を表わす模式平面図である。 従来のドア装置におけるチェックアーム機構を表わす模式側面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のドア装置の説明を行なう。本実施形態に係る車両のドア装置は、マイクロバスに設けられたグライドドア装置である。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、マイクロバス(以下、車両という)の前後左右及び上下に対応している。
<グライドドア10の概要について>
グライドドア10は、図1に示すように、車両ボディ5の左側面に設けられた乗降口50(以下、ドア開口部50という)を開閉するためのドアである。グライドドア10は、ドア本体部10mと、そのドア本体部10mの上側に設けられた窓部10wとを備えている。グライドドア10のドア本体部10mは、図3、及び図5等に示すように、意匠面を構成するアウタパネル11と、内壁を構成するインナパネル12とが互いの周縁で接合されることにより構成されている。そして、グライドドア10のインナパネル12が装飾用パネル14(図5等参照)によって室内側から覆われている。
グライドドア10(ドア本体部10m)のインナパネル12には、図2に示すように、室内側の中央上部と中央下部とに上下のメインリンク21の先端部が水平回動可能な状態で連結されている。上下のメインリンク21は、グライドドア10を支える平面略C字形のリンクであり、上下のメインリンク21が前後一対の縦棒21cによって相互に連結されている。そして、上下のメインリンク21の基端部がドア開口部50の開口縁後部に設けられた後部支柱部53に同じく水平回動可能な状態で連結されている。
また、グライドドア10(ドア本体部10m)のインナパネル12の前端下部10xには、図3に示すように、直線状の補助リンク23の先端部が水平回動可能な状態で連結されている。補助リンク23は、上下のメインリンク21と共にグライドドア10の移動軌跡を決めるためのリンクである。そして、補助リンク23の基端部がドア開口部50のステップ57の下側で車両ボディの受け具57xに水平回動可能な状態で連結されている。また、ドア開口部50のステップ57の後部には、グライドドア10を開閉する駆動部25が設けられている。駆動部25は、モータ、減速機等を備える駆動部本体25hと、駆動部本体25hの出力回転軸25pの回転を下側のメインリンク21に伝達する連結リンク27とを備えている。
上記構成により、図3に示すように、グライドドア10がドア開口部50を全閉している状態から駆動部本体25hの出力回転軸25pが左回転すると、連結リンク27に引かれてメインリンク21が後部支柱部53の回りを水平に左回動する。このとき、グライドドア10は、補助リンク23の働きでメインリンク21の回動に連動して回動し、ドア開口部50の開口とほぼ平行な状態に姿勢保持される。そして、グライドドア10は、メインリンク21及び補助リンク23の働きでドア開口部50の開口とほぼ平行な状態で車両ボディ5の表面に沿って左(外側)後方に移動し、ドア開口部50を開放する(図3二点鎖線参照)。
また、図3の二点鎖線に示すように、グライドドア10がドア開口部50を全開している状態から駆動部本体25hの出力回転軸25pが右回転すると、グライドドア10は、メインリンク21及び補助リンク23の働きで車両ボディ5の表面に沿って前方右側(内側)に移動し、ドア開口部50を閉鎖する(図3参照)。即ち、前記メインリンク21、縦棒21c、及び連結リンク27等が本発明のリンク機構に相当する。
グライドドア10のドア本体部10mの前端上部と後端上部には、図3、図4に示すように、アウタパネル11とインナパネル12間にフロントロック機構32とリヤロック機構34とが設けられている。フロントロック機構32とリヤロック機構34とは、図3に示すように、グライドドア10がドア開口部50を全閉したときに、各々のフック32f,34fをドア開口部50の前後の支柱部51,53に設けられたストライカ32s,34sと係合させることで、グライドドア10を全閉位置に保持する。
また、グライドドア10のドア本体部10mの中央下部には、図4に示すように、インナパネル12の表側に全開ロック機構40が設けられている。全開ロック機構40は、図5に示すように、グライドドア10がドア開口部50を全開したときに、その全開ロック機構40のフック44をメインリンク21のストライカ41と係合させることで、グライドドア10を全開位置でロックする。さらに、グライドドア10のドア本体部10mの中央には、図4に示すように、フロントロック機構32とリヤロック機構34と全開ロック機構40とのロック状態を解除するロック解除機構36が設けられている。なお、全開ロック機構40、及びロック解除機構36等は、装飾用パネル14によって室内側から覆われている。
<全開ロック機構40及びストライカ41について>
グライドドア10の全開ロックに使用されるストライカ41は、丸鋼製で、図5に示すように、一対の平行な脚部41kと先端の横棒部41yとにより略逆U字形に成形されている。そして、ストライカ41の両脚部41kの基端部がブラケット41bによって下側のメインリンク21のリンク直線部21sに水平に取付けられている。メインリンク21のリンク直線部21sは、図5に示すように、メインリンク21が後部支柱部53の回りを左回動限位置まで回動してグライドドア10が全開位置まで移動することで、グライドドア10の内壁と車両ボディ5の表面間の隙間S内に配置される。また、ストライカ41は、グライドドア10が全開位置まで移動する過程で、前記グライドドア10側に突出するように、メインリンク21のリンク直線部21sの側面に取付けられている。そして、ストライカ41の先端の横棒部41yが、後記するように、グライドドア10側の全開ロック機構40のフック44と係合可能なように構成されている。
グライドドア10のインナパネル12の表側(車室側)には、図5に示すように、メインリンク21のストライカ41に対応する位置に凹部12kが形成されており、その凹部12k内の所定位置に全開ロック機構40が設けられている。全開ロック機構40は、図6、図7等に示すように、前後一対のガイドプレート43と、前記ガイドプレート43間に収納されているフック44、ロック金具45、及びリミットスイッチ47等を備えている。ガイドプレート43は、固定フランジ部43fと、その固定フランジ部43fに対してほぼ直角に折り曲げられたガイド部43gと、そのガイド部43gの上部に形成された連結フランジ部43cとから構成されている。
前後のガイドプレート43の連結フランジ部43cは、図6に示すように、互いにボルト等により連結される。これにより、前後のガイドプレート43のガイド部43gは、所定の間隔をおいた状態でほぼ平行に保持される。また、前後のガイドプレート43の固定フランジ部43fは、前後方向に対称に保持される。そして、前後のガイドプレート43の固定フランジ部43fがグライドドア10のインナパネル12(凹部12k)にボルト止めされることで、全開ロック機構40はグライドドア10のインナパネル12に取付けられる。前後のガイドプレート43(ガイド部43g)の上部には、図6〜図8に示すように、ガイド部43gの先端(右端)から左方向に水平に延びる横向きU字形の切欠凹部43xが形成されている。ガイドプレート43(ガイド部43g)の切欠凹部43xには、グライドドア10が全開位置近傍から全開位置まで移動する際に、前記ストライカ41の横棒部41yが挿入されるように構成されている。
また、前後のガイドプレート43(ガイド部43g)の間には、図6に示すように、前記切欠凹部43xの下側に水平な上部連結軸44jを介してフック44が上下回動可能な状態で取付けられている。フック44は、前記切欠凹部43xに挿入されたストライカ41の横棒部41yに掛けられる部材であり、図7、図8に示すように、上部連結軸44jから偏心した位置に略U字形をした切欠状の鉤部44cが形成されている。また、フック44には、上部連結軸44jとほぼ同心の外周縁に所定角度間隔で第1段差44xと第2段差44yとが形成されている。さらに、フック44は、上部連結軸44jの周囲に設けられたバネ(図示省略)により左回動方向(下回動方向)のバネ力を受けている。
また、前後のガイドプレート43(ガイド部43g)の間には、前記フック44の下側に同じく水平な下部連結軸45jを介してロック金具45が上下回動可能な状態で取付けられている。ロック金具45は、フック44を待機位置(図8参照)と係合位置(図7参照)とに保持する部材であり、バネ(図示省略)により右回動方向(上回動方向)のバネ力を受けている。そして、ロック金具45の右側突起45xが、図8に示すように、フック44の第1段差44xと係合している状態で、フック44はバネ力で待機位置に保持されている。
フック44が待機位置にある状態(図8参照)では、フック44の鉤部44cの左先端44fがガイドプレート43(ガイド部43g)の切欠凹部43xの入口を横断している。このため、グライドドア10が全開位置近傍から全開位置まで移動する際、前記ストライカ41の横棒部41yがガイドプレート43の切欠凹部43xに挿入されると、横棒部41yがフック44(鉤部44c)の左先端44fを押圧する。これにより、フック44はバネ力に抗して右回動(上回動)し、図7に示すように、フック44の鉤部44cがストライカ41の横棒部41yに下方から掛けられる。
そして、フック44が係合位置まで上回動した段階でロック金具45の右側突起45xがフック44の第2段差44yと係合し、フック44がバネ力で係合位置に保持される。また、全開ロック機構40のフック44とストライカ41との係合を解除する場合には、ロック解除機構36を動作させる。ロック解除機構36が動作することで、その動作が全開ロック機構40のロック金具45に伝達されて、ロック金具45がバネ力に抗して左回動する。これにより、ロック金具45の右側突起45xがフック44の第2段差44yから外れ、フック44がバネ力で係合位置から待機位置まで回動するようになる。即ち、全開ロック機構40が本発明の係合機構に相当し、ストライカ41が本発明の被係合部に相当する。
前後のガイドプレート43(ガイド部43g)の間には、前記フック44とロック金具45の左側位置にリミットスイッチ47が取付けられている。リミットスイッチ47は、そのリミットスイッチ47の可動レバー47rがロック金具45の左側突起45yに当接するように位置決めされている。これにより、リミットスイッチ47は、ロック金具45の動作を介してフック44が係合位置、あるいは待機位置にあることを検知できるようになる。
<グライドドア10の動作について>
グライドドア10を開く場合には、例えば、運転手が運転席からロック解除機構36を遠隔操作してフロントロック機構32、リヤロック機構34のロック状態を解除する。この状態で、運転手が駆動部25を駆動させることで、メインリンク21が後部支柱部53の回りを水平に左回動する。これにより、グライドドア10は、メインリンク21及び補助リンク23の働きで車両ボディ5に沿って左(外側)後方に移動し、ドア開口部50を開放する(図3二点鎖線参照)。そして、グライドドア10が全開位置近傍から全開位置まで移動する過程で、図8に示すように、メインリンク21のストライカ41がグライドドア10の全開ロック機構40(ガイドプレート43)の切欠凹部43xに挿入される。
これにより、ストライカ41の横棒部41yが全開ロック機構40のフック44(鉤部44c)の左先端44fを押圧し、フック44はバネ力に抗して右回動(上回動)する。そして、フック44の鉤部44cがストライカ41の横棒部41yに下方から掛けられる。このようにして、フック44が係合位置まで上回動すると、全開ロック機構40のロック金具45の右側突起45xがフック44の第2段差44yと係合し、フック44がバネ力で係合位置に保持される。即ち、メインリンク21のストライカ41とグライドドア10の全開ロック機構40とが係合状態(ロック状態)に保持される。
これにより、全開位置でグライドドア10がメインリンク21に対して水平回動不能となる。ここで、グライドドア10が全開位置から閉方向に移動する際は、メインリンク21が車両ボディ5に対して右回動し、グライドドア10が補助リンク23の働きでメインリンク21の回動に連動して回動する必要がある。しかし、上記したように、ストライカ41と全開ロック機構40との働きでグライドドア10がメインリンク21に対して水平回動不能となるため、グライドドア10は全開位置でロックされる。
グライドドア10を閉じる場合には、運転手がロック解除機構36を遠隔操作して全開ロック機構40のロック状態を解除する。即ち、ロック解除機構36の動作により全開ロック機構40のロック金具45がバネ力に抗して左回動し、フック44がバネ力で係合位置から待機位置まで回動する。これにより、グライドドア10の全開ロック機構40とメインリンク21のストライカ41との係合が解除される。この状態で、運転手が駆動部25を駆動させることで、メインリンク21が後部支柱部53の回りを水平に右回動し、グライドドア10は車両ボディ5に沿って前方右側(内側)に移動し、ドア開口部50を閉鎖する(図3参照)。
<本実施形態に係るグライドドア装置の長所について>
本実施形態に係るグライドドア装置によると、グライドドア10が全開位置まで移動したときに、メインリンク21のリンク直線部21sに設けられたストライカ41(被係合部)がグライドドア10のインナパネル12に設けられた全開ロック機構40(係合機構)と係合する。これにより、グライドドア10がメインリンク21に対して水平回動不能となる。ここで、グライドドア10が全開位置から閉方向に移動する際は、メインリンク21が車両ボディ5に対して右回動し、グライドドア10が補助リンク23(姿勢保持機構)の働きでメインリンク21の回動に連動して回動する必要がある。このため、グライドドア10がメインリンク21に対して水平回動不能な状態では、前記メインリンク21はグライドドア10の閉方向に水平回動できず、グライドドア10は全開位置に保持される。
このように、メインリンク21(リンク直線部21s)のストライカ41とグライドドア10の全開ロック機構40との係合によりグライドドア10を全開位置に保持する構成のため、例えば、坂道においてグライドドア10に対して閉方向の重力が加わる場合でも、グライドドア10の全開位置から全閉位置方向への移動が確実に禁止される。即ち、グライドドア10の全開ロックを確実に行なえるようにしても、チェックアーム機構を使用する場合のようにグライドドア10を開閉する際に大きな抵抗が生じない。さらに、グライドドア10の内側にストライカ41と全開ロック機構40とが隠れる構成のため、グライドドア10を開閉する際にストライカ41と全開ロック機構40とが外部から見えることがなく、車両の見栄えが低下しない。また、全開ロック機構40は、間隔をおいてほぼ平行に配置された一対のガイドプレート43を備えており、フック44が一対のガイドプレート43に収納されている。このため、ストライカ41以外の部材がフック44に当接して誤作動を起こすようなことがない。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、全開ロック機構40と係合可能なストライカ41を下側のメインリンク21のリンク直線部21sに設ける例を示した。しかし、メインリンク21の曲線部分にストライカ41を設けることも可能であるし、上下のメインリンク21を連結する縦棒21cにストライカ41を設けることも可能である。また、ストライカ41を丸鋼により略逆U字形の閉ループ状に成形する例を示したが、鉤状に成形することも可能である。さらに、ストライカ41を丸鋼で加工する代わりに、平板等により加工することも可能である。また、本実施形態では、グライドドア10を例示したが、リンク機構を使用してドア開口部を開閉するドアであれば、グライドドア10以外のドアでも本発明を適用可能である。
5・・・・車両ボディ
10・・・グライドドア(ドア)
21・・・メインリンク(リンク機構)
21s・・リンク直線部(リンク機構、リンク部)
21c・・縦棒(リンク機構)
25・・・駆動部
27・・・連結リンク(リンク機構)
40・・・全開ロック機構(係合機構)
41・・・ストライカ(被係合部)
43・・・ガイドプレート
43x・・切欠凹部
44・・・フック
50・・・ドア開口部

Claims (4)

  1. リンク機構が車両ボディに水平回動可能に連結されており、前記リンク機構の回動自由端がドアの内壁に水平回動可能に連結されており、前記リンク機構が前記車両ボディに対して水平回動することで、前記ドアが前記リンク機構の回動に連動して水平回動しながら前記車両ボディの表面に沿ってドア開口部の全閉位置と全開位置間を移動する車両のドア装置であって、
    前記リンク機構の回動自由端から離れた位置には、前記ドアが全開位置まで移動したときに、前記ドアの内壁と前記車両ボディの表面間の隙間内に配置されるリンク部が設けられており、
    前記リンク機構のリンク部には、被係合部が設けられており、
    前記ドアの内壁には、前記ドアが全開位置まで移動したときに前記リンク部の被係合部と係合するように構成された係合機構が設けられている車両のドア装置。
  2. 請求項1に記載の車両のドア装置であって、
    前記リンク機構のリンク部に設けられた被係合部は、鉤状、あるいはループ状に成形されたストライカであり、
    前記ドアの内壁に設けられた係合機構は、前記ストライカが当接することで、前記ストライカに掛けられるフックを備えている車両のドア装置。
  3. 請求項2に記載の車両のドア装置であって、
    前記係合機構は、間隔をおいてほぼ平行に配置された一対のガイドプレートを備えており、
    前記フックは、前記一対のガイドプレートに沿って係合位置と待機位置間を回動できるように、前記一対のガイドプレート間に収納されており、
    前記一対のガイドプレートには、前記ストライカが挿入可能に構成された切欠凹部が形成されており、
    前記ストライカが前記ガイドプレートの切欠凹部に挿入されて前記フックと当接することで、前記フックが待機位置から係合位置まで回動し、前記ストライカに掛けられる車両のドア装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のドア装置であって、
    前記ドア開口部には、前記車両ボディに対して前記リンク機構を前記ドアの開方向、あるいは前記ドアの閉方向に水平回動させる駆動部が設けられている車両のドア装置。
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