JP2003341431A - 自動車のラゲージフロア装置 - Google Patents

自動車のラゲージフロア装置

Info

Publication number
JP2003341431A
JP2003341431A JP2002152741A JP2002152741A JP2003341431A JP 2003341431 A JP2003341431 A JP 2003341431A JP 2002152741 A JP2002152741 A JP 2002152741A JP 2002152741 A JP2002152741 A JP 2002152741A JP 2003341431 A JP2003341431 A JP 2003341431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luggage
floor
luggage floor
pull handle
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002152741A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadami Ito
定美 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2002152741A priority Critical patent/JP2003341431A/ja
Publication of JP2003341431A publication Critical patent/JP2003341431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の片手だけで、ラゲージフロアの開閉
動操作やスライド動操作を可能とすると共に、部品点数
を少なくすべく意図した。 【解決手段】 車体1の後部に設けたラゲージルーム2
の床面2aに、床面2aに開口された開口部2bを塞ぐ
ラゲージフロア4を車体1の上下方向に揺動自在且つ前
後方向にスライド自在に設置している。ラゲージフロア
4の後端部に、ラゲージフロア4を揺動又はスライドさ
せる際に取っ手となるプルハンドル9を設け、プルハン
ドル9にラゲージフロア4における床面2aに対するロ
ック手段11を構成するロック解除レバー20を設置し
た。ロック解除レバー20は、プルハンドル9に車体1
の前後方向にスライド可能に設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体後部のラゲー
ジルームの床面に、該床面に開口された開口部を塞ぐラ
ゲージフロアを少なくとも車体前後方向にスライド自在
に設置する自動車のラゲージフロア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の自動車のラゲージフロア装
置としては、図17に示すようなものが知られている。
【0003】図17によれば、自動車の車体後部には、
ラゲージルームaが設けられており、ラゲージルームa
の床面bには、略中央部にスペアタイヤ等を収納する収
納部のための開口部cが設けられ、この開口部cは、前
端部をラゲージルームaに蝶着することによって上下方
向に揺動自在なラゲージフロアdによって閉塞されるよ
うに構成している。
【0004】ラゲージフロアdは、平時は図18の実線
で示すように開口部cを覆った状態となって、ラゲージ
フロアd上に荷物が積み込めるようにしていると共に、
ラゲージフロアdの下方の収容部からスペアタイヤなど
の荷物を取り出す場合には、図17の仮想線で示すよう
に、ラゲージフロアdを上方へ揺動させて、開口部を開
放するようになっている。
【0005】しかしこのように構成する従来に自動車の
ラゲージフロア装置では、ラゲージルームa内から荷物
を出し入れする場合、体を折り曲げて上半身をラゲージ
ルームa内に入れた状態で荷物の出し入れをしなければ
ならないために、特に重い荷物の出し入れは容易ではな
かった。
【0006】そこで、本願出願人は、特願2000−2
83688として、上記従来技術を改良した自動車のラ
ゲージフロア装置を提案している。
【0007】次に、上記特許出願によって提案した自動
車のラゲージフロア装置の要部について、図18乃至図
21を用いて説明する。
【0008】図18乃至図21によれば、自動車の車体
1の後部に、ラゲージルーム2を設けて、ラゲージルー
ム2の床面2aより下方にスペヤタイヤなどの収容室
(不図示)が形成され、収容室の上面を開口して形成した
開口部2bに、ラゲージフロア装置3が設置されてい
る。
【0009】ラゲージフロア装置3は、ラゲージルーム
2の床面2aとほほ同一平面となるように設けられたラ
ゲージフロア4と、ラゲージフロア4を上下方向に揺動
自在に支持すると共に水平方向にスライド自在に支持す
るフロア支持手段5とにより構成している。
【0010】フロア支持手段5は、図20に明確に示す
ように、車幅方向に離間する一対のガイドレール6を有
している。
【0011】各ガイドレール6は、開放面を外側に向け
たチャンネル材により形成されていて、前後端間がそれ
ぞれ横杆6aにより連結されており、収容室の開口部2
bに水平に固定されている。
【0012】各ガイドレール6の凹溝6b内には、ラゲ
ージフロア4の前端側両側部にブラケット4aを介して
回転自在に支承された可動ローラ7が前後方向に転動自
在に支承されており、ガイドレール6の後端側には、ラ
ゲージフロア4の下面を下方より支承する固定ローラ8
が回転自在に支承されている。
【0013】ラゲージフロア4は、床面2aに開口され
た開口部2bのほぼ全体を覆うことができるような大き
さの板体より構成していて、後端部略中央にプルハンド
ル取付け孔4bを形成すると共に、後端部一側部にエス
カッション取付け孔4cを形成している。
【0014】プルハンドル取付け孔4bには、固着具9
aによりラゲージフロア4に取着されるプルハンドル9
が挿設されており、エスカッション取付け孔4cには、
やはり固着具10aによりラゲージフロア4に取着され
るエスカッション10が挿設されている。
【0015】ラゲージフロア4とガイドレール6の間に
は、ラゲージフロア4を例えば格納位置(図18の実線
状態)においてロックするロック手段11が設けられて
いる。
【0016】ロック手段11は、上面が開放するほぼコ
字形の支持部材11aを有していて、支持部材11aの
開放端が固着具11bによりラゲージフロア4の下面に
固着されている。
【0017】また、支持部材11aの一対の縦壁11c
には、ロックピン孔11dが設けられており、ロックピ
ン孔11dにはロックピン11eがスライド動可能に挿
通している。
【0018】ロックピン11eは、その一端部がスプリ
ング11fの付勢力によりラゲージフロア4の外方に突
出して、一方のガイドレール6の前端側に設けたロック
孔11gに選択的に嵌入するように構成されていてい
る。
【0019】ロックピン11eの他端部は、ワイヤー1
1hの一端が係着されており、ワイヤー11hの他端
は、ロック解除レバー11iの一端部に係着している。
【0020】ロック解除レバー11iは、その略中央部
が支軸11jを介して揺動自在にラゲージフロア4に取
着している。
【0021】ロック解除レバー11iの他端部は、ロッ
クハンドル部11kとなっており、ロックハンドル部1
1kは、エスカッション10に設けた不図示のスライド
溝からエスカッション10の凹部10b内に突出してい
る。
【0022】上記のように構成する自動車のラゲージフ
ロア装置3において、図20に示すように、ラゲージフ
ロア4が開口部2bを覆っている平時には、ロック手段
11のロックピン11eは、スプリング11fの付勢力
によりロック孔11g内に挿入されて、ラゲージフロア
4をラゲージルーム2内に固定されている。
【0023】次に、ラゲージフロア4を車体1の上下に
開閉したり、或いは車体1の後方にスライドさせて引き
出す場合には、図21に示すように、操作者の片方の手
でエスカッション10に対してロック解除レバー11i
を車体1の後方に引き、この状態を保持したまま、もう
片方の手でプルハンドル9を持って、図18の想像線に
示したように、ラゲージフロア4を引き上げたり或いは
引きだしたりするのである。
【0024】ラゲージフロア4に引き出し力を与える
と、可動ローラ7がガイドレール6内を摺動すると共に
固定ローラ8上をラゲージフロア4の下面が摺動しなが
ら、ラゲージフロア4は車体後方にスライド移動する。
【0025】ラゲージフロア4を上方に開動した状態或
いは後方に引き出した状態から、開口部2bの閉状態に
復帰させる場合には、例えば片方の手でプルハンドルを
持って、ラゲージフロア4を車体下方に開動させたり車
体前方にスライドさせることになる。
【0026】そして、ロックピン11eがロック孔11
gに対向した時点で、ロック孔11gにスプリング11
fの付勢力によりロックピン11eを挿入させて、ラゲ
ージフロア4をラゲージルーム2に固定して、開口部2
bを再び覆うことになる。
【0027】上記のラゲージフロア装置3においては、
ラゲージフロア4を車体上下方向に開動させて開口部2
bを開閉すると共に、車体1の後方にスライド可能とな
るよう構成したことから、ラゲージルーム2内に荷物を
積み込んだり、ラゲージルーム4内に積み込まれた荷物
を下ろす場合、ラゲージフロア4をラゲージルーム2内
から後方に引き出しておくことにより、荷物の積み下ろ
しが腰をかがめず、重い荷物でも容易にラゲージルーム
へ出し入れできるようになる。
【0028】また、ラゲージフロア4は、可動ローラ7
及び固定ローラ8との共同作用により、その上に重い荷
物を積載した状態でも、スライド作動が容易に行えるこ
とになる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する自動車のラゲージフロア装置3において
は、ラゲージフロア4の開閉動操作あるいはスライド動
操作を行う場合、片方の手で、ロック解除レバー11i
を操作してロックピン11eをロック孔11gから引き
抜いた状態を保持したまま、もう片方の手でプルハンド
ル9を操作する必要があり、荷物を持ったまま等で、ラ
ゲージフロア4の操作が難しく、決して操作簡便なる装
置とはいえない。
【0030】また、ロック手段11は、ロックピン11
eやロック解除レバー11iの他に、エスカッション1
0や支軸11j等多くの部品点数により構成することに
なって、コスト上昇の要因ともなっていた。
【0031】そこで、本発明は、かかる点に鑑み、操作
者の片手だけで、ラゲージフロアの開閉動操作やスライ
ド動操作を可能とすると共に、部品点数を少なくすべく
意図した自動車のラゲージフロア装置を提供することを
目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体後部に設けたラゲージルームの床面
に、床面に開口された開口部を塞ぐラゲージフロアを少
なくとも車体前後方向にスライド自在に設置してあり、
ラゲージフロアの後端部に、ラゲージフロアをスライド
させる際に取っ手となるプルハンドルを設け、プルハン
ドルにラゲージフロアにおける床面に対するロック手段
を構成するロック解除レバーを設置したことを特徴とす
るものである。
【0033】本発明によれば、ラゲージフロアにおける
床面に対するロック手段を構成するロック解除レバーを
ラゲージフロアをスライドさせる際に取っ手となるプル
ハンドルに設置したことにより、ラゲージフロアの操作
者は、プルハンドルを片手で握ることによりロック解除
レバーも当該片手の指の一部で操作可能となり、結果、
片手だけでラゲージフロアのロック解除及びスライド操
作が可能となって、操作簡便なる装置を提供することが
できる。
【0034】また、本発明におけるロック解除レバー
は、プルハンドルに設置したことにより、従来のような
エスカッション10や支軸11jを廃止するように構成
できることから、部品点数の軽減に寄与することにな
る。
【0035】また、本発明におけるロック解除レバー
は、プルハンドルに車体前後方向にスライド可能に設置
したことを特徴とするもので、操作方向がラゲージフロ
アのスライド方向に一致させていることになって、操作
者の操作を一層簡便にしている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
について、上記本願出願人提案のラゲージフロア装置に
対応する個所には、同一符号を付して説明する。
【0037】先ず、図1乃至図6は本発明に係る第1の
実施の形態を示しており、図1は本発明における一の実
施の形態であるラゲージフロア装置を採用した自動車後
部の斜視図、図2は同じくラゲージフロア装置を構成す
るプルハンドル付近を描画した分解斜視図、図3は同じ
くラゲージフロア装置を一部切除して描画した平面図、
図4は図3におけるプルハンドル付近を一部切除して描
画した拡大平面図、図5は図4におけるロック施錠時の
A−A断面図、図6は同じくロック解錠時のA−A断面
図である。
【0038】図1によれば、自動車の車体1の後部に、
ラゲージルーム2を設けて、ラゲージルーム2の床面2
aより下方にスペヤタイヤなどの収容室(不図示)が形成
され、収容室の上面を開口して形成した開口部2bに、
ラゲージフロア装置3が設置されている。
【0039】ラゲージフロア装置3は、図3に示すよう
に、ラゲージルーム2の床面2aとほほ同一平面となる
ように設けられたラゲージフロア4と、ラゲージフロア
4を上下方向に揺動自在に支持すると共に水平方向にス
ライド自在に支持するフロア支持手段5とにより構成し
ている。
【0040】フロア支持手段5は、車幅方向に離間する
一対のガイドレール6を有している。
【0041】各ガイドレール6は、開放面を外側に向け
たチャンネル材により形成されていて、前後端間がそれ
ぞれ横杆6aにより連結されており、収容室の開口部2
bに水平に固定されている。
【0042】各ガイドレール6の凹溝6b内には、ラゲ
ージフロア4の前端側両側部にブラケット4aを介して
回転自在に支承された可動ローラ7が前後方向に転動自
在に支承されており、ガイドレール6の後端側には、ラ
ゲージフロア4の下面を下方より支承する固定ローラ8
が回転自在に支承されている。
【0043】ラゲージフロア4は、床面2aに開口され
た開口部2bのほぼ全体を覆うことができるような大き
さの板体より構成していて、後端部略中央にプルハンド
ル9が設置されている。
【0044】プルハンドル9には、ロック解除レバー2
0が設置されている。
【0045】すなわち、特に図2に示すように、プルハ
ンドル9は、外周部に取付けフランジ9bを有する略箱
状を呈して構成しており、取付けフランジ9bを固着具
9aを用いることによって、ラゲージフロア4のプルハ
ンドル取付け孔4b内に固着されている。
【0046】プルハンドル9の車体1の左右方向一端側
における前後方向両壁部9c、9dには、レバー摺動孔
9e,9fが形成されていて、レバー摺動孔9e,9f
には、ロック解除レバー20が車体前後方向に摺動可能
に挿設されている。
【0047】ロック解除レバー20は、全体的には略角
柱状の形状を呈して、その略中央部に上向きの凹部が設
けられて操作者の指等の引掛け凹部20aが形成されて
いると共にその前端部には、車体1の前方側に開口する
鍵孔状のワイヤー取付け部20bが形成されている。
【0048】ワイヤー取付け部20bには、ワイヤー2
1の一端側に取付けられたボール21aが挿入掛合され
て、ワイヤー21の一端側をロック解除レバー20に取
着している。
【0049】ワイヤー21の他端側は、図3に示すよう
に、ロック手段11のロックピン11eに止着されてい
る。
【0050】ロック手段11は、上面が開放するほぼコ
字形の支持部材11aを有していて、支持部材11aの
開放端が固着具(不図示)によりラゲージフロア4の下面
に固着されている。
【0051】また、支持部材11aの一対の縦壁11c
には、ロックピン孔11dが設けられており、ロックピ
ン孔11dにはロックピン11eがスライド動可能に挿
通している。
【0052】ロックピン11eは、その一端部がスプリ
ング11fの付勢力によりラゲージフロア4の外方に突
出して、一方のガイドレール6の前端側に設けたロック
孔11gに選択的に嵌入するように構成されている。
【0053】上記のように構成する第1の実施の形態に
よれば、図1に示すようなラゲージフロア4によって開
口部2bを閉塞した状態から、ラゲージフロア4を太線
矢印で示すように、車体1の上下方向に揺動させたり或
いは車体1の後方にスライドさせる場合には、図5に示
すように、操作者の片手の一部の指をロック解除レバー
20の引掛け凹部20aに引掛けて、ロック解除レバー
20をスプリング11fの付勢力に抗して車体1の後方
に引くことによって、ロックピン11eをロック孔11
gから引き抜いてロック解除する。
【0054】この状態を保持したまま、操作者の片方の
手の残った指をプルハンドル9の後壁部9dに引掛ける
ことによって、ラゲージフロア4を車体1の上下方向に
揺動させて、開口部2bを開口したり、或いは車体1の
後方にスライドさせてラゲージフロア4の後端部を車体
1から引き出すことになる(図6示す状態)。
【0055】上記第1の実施の形態によれば、ラゲージ
フロア4における床面2aに対するロック手段を構成す
るロック解除レバー20をラゲージフロア4をスライド
させる際に取っ手となるプルハンドル9に設置したこと
により、ラゲージフロア4の操作者は、プルハンドル9
を片手で握ることによりロック解除レバー20も当該片
手の指の一部で操作可能となり、結果、片手だけでラゲ
ージフロア4のロック解除及びスライド操作が可能とな
って、操作簡便なる装置を提供することができる。
【0056】また、第1の実施の形態ロック解除レバー
20は、プルハンドル9に設置したことにより、従来の
ようなエスカッション10や支軸11jを廃止するよう
に構成できることから、部品点数の軽減に寄与すること
になる。
【0057】また、ロック解除レバー20は、プルハン
ドル9に車体1の前後方向にスライド可能に設置するこ
とにより、操作方向がラゲージフロア4のスライド方向
に一致させていることになって、操作者の操作を一層簡
便にしている。
【0058】図7及び図8は、本発明に係る第2の実施
の形態を示すもので、上記第1の実施の形態におけるワ
イヤー取付け部20bをロック解除レバー20の横部に
開口するように形成しているのに対し、上面側に開口す
るように形成して、ワイヤー21の一端部をロック解除
レバー20の上面側から挿入取着するように構成してお
り、このために、ロック解除レバー20の後端部はプル
ハンドル9の後方向壁部9dより突出させ、この突出部
位に引掛け突起20cを設けて、スプリング11fの付
勢力を受けて、ロック解除レバー20を抜け止めしてい
るように構成している。
【0059】図9乃至図12は、本発明に係る第3の実
施の形態を示すものである。これによれば、ロック解除
レバー20は、プルハンドル9の左右両横壁部9g,9
hに設けたレバー摺動孔9iにスライド可能に設けて、
左右両横壁部9g,9hに橋渡されている。また、ワイ
ヤー21の一端部が二股に分割されて、プルハンドル9
の両端部に装着されて、プルハンドル9の操作力をバラ
ンスさせるように意図している。
【0060】そして、上記のように構成する第3の実施
の形態によれば、ラゲージフロア4によって開口部2b
を閉塞した状態から、ラゲージフロア4を車体1の上下
方向に揺動させたり或いは車体1の後方にスライドさせ
る場合には、図11に示すように、操作者の片手の一部
の指をロック解除レバー20に引掛けてロック解除した
状態で、操作者の片方の手の残った指をプルハンドル9
の後壁部9dに引掛けることによって、ラゲージフロア
4を車体1の上下方向に揺動させて、開口部2bを開口
したり、或いは車体1の後方にスライドさせてラゲージ
フロア4の後端部を車体1から引き出すことになる(図
12示す状態)。
【0061】図13乃至図16は、本発明に係る第4の
実施の形態を示すものである。これによれば、プルハン
ドル9の略中央部に、車体1の左右方向に延在するレバ
ー装着部9jを形成して、レバー装着部9jにロック解
除レバー20を車体1の前後方向にスライド可能に設け
たものであり、ロック解除レバー20の両端に二股に分
岐されたワイヤー21を取着した点、上記第3の実施の
形態と同じである。
【0062】そして、上記のように構成する第4の実施
の形態によれば、ラゲージフロア4によって開口部2b
を閉塞した状態から、ラゲージフロア4を車体1の上下
方向に揺動させたり或いは車体1の後方にスライドさせ
る場合には、図16に示すように、操作者の片手の一部
の指をロック解除レバー20に引掛けてロック解除した
状態で、操作者の片方の手の残った指をプルハンドル9
の後壁部9dに引掛けることによって、ラゲージフロア
4を車体1の上下方向に揺動させて、開口部2bを開口
したり、或いは車体1の後方にスライドさせてラゲージ
フロア4の後端部を車体1から引き出すことになる(図
17に示す状態)。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ラゲージフロアにおけ
る床面に対するロック機構を構成するロック解除レバー
をラゲージフロアをスライドさせる際に取っ手となるプ
ルハンドルに設置したことにより、ラゲージフロアの操
作者は、プルハンドルを片手で握ることによりロック解
除レバーも当該片手の指の一部で操作可能となり、結
果、片手だけでラゲージフロアのロック解除及びスライ
ド操作が可能となって、操作簡便なる装置を提供するこ
とができる。
【0064】また、本発明におけるロック解除レバー
は、プルハンドルに設置したことにより、従来のような
エスカッション10や支軸11jを廃止するように構成
できることから、部品点数の軽減に寄与することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一の実施の形態であるラゲージ
フロア装置を採用した自動車後部の斜視図である。
【図2】同じくラゲージフロア装置を構成するプルハン
ドル付近を描画した分解斜視図である。
【図3】図3は同じくラゲージフロア装置を一部切除し
て描画した平面図である。
【図4】図3における一点鎖線内を一部切除して描画し
た拡大平面図である。
【図5】図4におけるロック施錠時のA−A断面図あ
る。
【図6】同じくロック解錠時のA−A断面図である。
【図7】本発明における第2の実施の形態によるラゲー
ジフロア装置を構成するプルハンドル付近を描画した分
解斜視図である。
【図8】同じく一部を切除して描画した平面図である。
【図9】本発明における第3の実施の形態によるらゲー
ジフロア装置を構成するプルハンドル付近を一部切除し
て描画した斜視図である。
【図10】同じく平面図である。
【図11】図10におけるロック施錠時のB−B断面図
である。
【図12】図10におけるロック解錠時のB−B断面図
である。
【図13】本発明における第4の実施の形態によるラゲ
ージフロア装置を構成するプルハンドル付近を一部切除
して描画した斜視図である。
【図14】同じく、平面図である。
【図15】図14におけるロック施錠時のC−C断面図
である。
【図16】図14におけるロック解錠時のC−C断面図
である。
【図17】従来のラゲージフロア装置を採用した自動車
後部の斜視図である。
【図18】特願2000−283688として本願出願
人が提案したラゲージフロア装置を採用した自動車後部
の斜視図である。
【図19】同じくラゲージフロア装置の分解斜視図であ
る。
【図20】同じく一部切除して描画した施錠時の平面図
である。
【図21】同じく一部切除して描画した解錠時の平面図
である。
【符号の説明】
1 車体 2 ラゲージルーム 2a 床面 2b 開口部 3 ラゲージフロア装置 9 プルハンドル 20 ロック解除レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に設けたラゲージルームの床面
    に、該床面に開口された開口部を塞ぐラゲージフロアを
    少なくとも車体前後方向にスライド自在に設置する自動
    車のラゲージフロア装置であって、 前記ラゲージフロアの後端部に、該ラゲージフロアをス
    ライドさせる際に取っ手となるプルハンドルを設け、該
    プルハンドルに前記ラゲージフロアにおける前記床面に
    対するロック手段を構成するロック解除レバーを設置し
    たことを特徴とする自動車のラゲージフロア装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック解除レバーは、前記プルハン
    ドルに車体前後方向にスライド可能に設置したことを特
    徴とする請求項1記載の自動車のラゲージフロア装置。
JP2002152741A 2002-05-27 2002-05-27 自動車のラゲージフロア装置 Pending JP2003341431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152741A JP2003341431A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 自動車のラゲージフロア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152741A JP2003341431A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 自動車のラゲージフロア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003341431A true JP2003341431A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29770007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002152741A Pending JP2003341431A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 自動車のラゲージフロア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003341431A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035904A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Mitsubishi Motors Corp 車両の荷室構造
JP2007296894A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mazda Motor Corp 車両の後部荷室構造
EP2028051A1 (de) * 2007-08-20 2009-02-25 BOS GmbH & Co. KG Laderaum für ein Kraftfahrzeug und Ladeboden hierfür
EP1932721A3 (de) * 2006-12-15 2009-03-25 BOS GmbH & Co. KG Vorrichtung zum Fixieren eines Lademittels
KR100930951B1 (ko) 2008-09-10 2009-12-10 현대자동차주식회사 차량용 카고 스크린 및 그 설치구조
EP1990240A3 (de) * 2007-05-09 2010-01-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verschiebbarer Laderaumboden für einen Gepäckraum eines Kraftfahrzeuges
JP2010105601A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Shiroki Corp 車両用スライドデッキ装置
JP2015193295A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 和光工業株式会社 自動車用スライド荷台装置
JP2019162975A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 林テレンプ株式会社 荷室構造およびデッキボード

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035904A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Mitsubishi Motors Corp 車両の荷室構造
JP2007296894A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mazda Motor Corp 車両の後部荷室構造
EP1932721A3 (de) * 2006-12-15 2009-03-25 BOS GmbH & Co. KG Vorrichtung zum Fixieren eines Lademittels
EP2383149A1 (de) * 2006-12-15 2011-11-02 BOS GmbH & Co. KG Vorrichtung zum Fixieren eines Lademittels
EP1990240A3 (de) * 2007-05-09 2010-01-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verschiebbarer Laderaumboden für einen Gepäckraum eines Kraftfahrzeuges
EP2028051A1 (de) * 2007-08-20 2009-02-25 BOS GmbH & Co. KG Laderaum für ein Kraftfahrzeug und Ladeboden hierfür
KR100930951B1 (ko) 2008-09-10 2009-12-10 현대자동차주식회사 차량용 카고 스크린 및 그 설치구조
JP2010105601A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Shiroki Corp 車両用スライドデッキ装置
JP2015193295A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 和光工業株式会社 自動車用スライド荷台装置
JP2019162975A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 林テレンプ株式会社 荷室構造およびデッキボード
JP7185411B2 (ja) 2018-03-20 2022-12-07 林テレンプ株式会社 荷室構造およびデッキボード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6749264B2 (en) Detachable seat for vehicle
WO2006096611A2 (en) Slide out cargo floor
US7481478B2 (en) Combination type cargo screen movable front and rear
JP6348527B2 (ja) 車体後部構造
JP2003341431A (ja) 自動車のラゲージフロア装置
JP5005397B2 (ja) 車両のゲート開閉装置
CN209833479U (zh) 后挡板栓系系统
JP2002087166A (ja) 自動車のラゲージフロア装置
US9126642B2 (en) Tailgate hinge assembly
JP2003048486A (ja) トノカバー装置
JP2003089329A (ja) 車載用ルーフボックス
JP3656422B2 (ja) 巻取式間仕切り装置
JP3765253B2 (ja) トノカバー装置
JP4389352B2 (ja) 車両の後部荷室構造
JP2011240894A (ja) トノカバー装置を備えた車両の後部車体構造
JP4203907B2 (ja) 車両用トランクスルー開閉装置
JP3815004B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JPH05229347A (ja) オープンルーフ式自動車における収納ルーフの保持装置
JP3656828B2 (ja) 自動車用トノカバー装置
JP6831495B2 (ja) 自動車用トノカバー装置
JP3973837B2 (ja) 自動車用トノカバー装置
JP3944646B2 (ja) 横跳ね収納式自動車用シート
JP4756364B2 (ja) 車両の後部荷室構造
JP6799663B2 (ja) 車両用荷室構造
JP2008013002A (ja) 車両の荷台部構造