JP2019162975A - 荷室構造およびデッキボード - Google Patents

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Abstract

【課題】デッキボードの操作や保持を容易化させる。【解決手段】車室内の荷室にデッキボードを配設した荷室構造であって、前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含む前記デッキボードと、前記第1ボードの前側の端部の位置を規制する規制部と、前記荷室の下部に形成された収納部を覆う第1状態に前記デッキボードを保持する第1保持部と、前記第1ボードが前記第1状態よりも起立し且つ前記第2ボードが前記第1状態よりも上方に位置した第2状態で前記第2ボードを保持する第2保持部と、を備え、前記第2保持部は、前記荷室の左右の側壁から前記荷室の内側に延出した段部を含み、前記段部よりも前側の前記側壁間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも長く、前記段部間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも短い。【選択図】図6

Description

本発明は、車両に適用する荷室構造およびデッキボードに関する。
車室内の後部に設けられた荷室の下部に収納部が形成されており、収納部の開口をデッキボードにて覆う構造が知られている。
関連技術として、車室内のシートバック後方の荷室に配設されたフロアボードと、フロアボード下方の収納部とを備え、フロアボードは、前方移動時に前端を回動中心とした回動により山折れする山折れ予定部を有し、山折れ予定部において前後方向に分割されると共に、前倒状態にあるシートバックの背面に移動可能に支持された、車両の後部車体構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2011‐255755号公報
上述の収納部に荷物を収納する場合、ユーザーはデッキボードを持ち上げる。このとき、ユーザーは、片手でデッキボードを持ち上げたままの状態では、他方の手で収納部に対する荷物の収納等をしなければいけない。そのため、持ち上げられたデッキボードを、ある程度の高さで保持する必要があった。なお、前記文献1は、荷室の前方に在るリアシートのシートバックを予め前倒させた上でフロアボード(デッキボード)を前方へ移動させる必要があるため、ユーザーの作業負担が大きかった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、デッキボードを持ち上げてデッキボードの位置を保持するための操作を容易化させる荷室構造およびデッキボードを提供する。
本発明の態様の一つは、車室内の荷室にデッキボードを配設した荷室構造であって、前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含む前記デッキボードと、前記第1ボードの前側の端部の位置を規制する規制部と、前記荷室の下部に形成された収納部を覆う第1状態に前記デッキボードを保持する第1保持部と、前記第1ボードが前記第1状態よりも起立し且つ前記第2ボードが前記第1状態よりも上方に位置した第2状態で前記第2ボードを保持する第2保持部と、を備え、前記第2保持部は、前記荷室の左右の側壁から前記荷室の内側に延出した段部を含み、前記段部よりも前側の前記側壁間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも長く、前記段部間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも短い。
また、本発明の態様の一つは、車室内の荷室に配設されるデッキボードであって、前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含み、前記第2ボードは、前後方向を長手方向とする形状のハンドルを有する。
また、本発明の態様の一つは、車室内の荷室にデッキボードを配設した荷室構造であって、前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含む前記デッキボードと、前記第1ボードの前側の端部の位置を規制する規制部と、を備え、前記デッキボードは、前記荷室の下部に形成された収納部を覆う位置に保持される第1状態と、前記第1ボードが前記第1状態よりも起立し且つ前記第2ボードが前記第1状態よりも上方に位置して保持される第2状態と、前記第1状態と前記第2状態との間の状態であって、前記第1ボードと前記第2ボードとが前記結合部を境にして山折れの姿勢であり且つ前記第2ボードの後側の端部が前記第2状態であるときの位置よりも前側に在る中間状態と、に遷移する。
本発明によれば、デッキボードを持ち上げる操作が容易になる。また、本発明によれば、デッキボードを持ち上げた状態(第2状態)で保持することが容易となる。
車室内を車両の後方から示す斜視図。 第1状態のデッキボードを含む、車室内の一部を車両の側方から示す図。 デッキボードを上方から示す斜視図。 後ボードの一部を拡大して示す斜視図。 荷室内を後方から示す図。 中間状態のデッキボードを含む、車室内の一部を車両の側方から示す図。 第2状態のデッキボードを含む、車室内の一部を車両の側方から示す図。 状態毎の後ボードの位置を上方から示す図。 図9(A)は、図8のA‐A線による第2状態の後ボード13の断面の一部等を示す図、図9(B)は、図9(A)に示した構成を上方からの視点により示す図。 デッキボードの別の例を上方から示す斜視図。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎず、各図の記載は本明細書による開示範囲の外縁を狭めるものではない。また、各図は例示であるため、各構成の形状や比率が互いに整合していないこともある。
図1は、車両1の車室2内を車両1の後方から斜視図により示している。
図2は、車室2内の一部を車両1の側方から示している。図において、符号Fは車両1の前側を示し、符号Rは車両1の後側を示している。
車両1の後部には開口3が形成されている。開口3は、図示しないバックドアにより開閉される。車室2の後部は荷室4である。開口3を、荷室4の後部開口とも呼ぶ。
例えば、車室2のうちリアシート5よりも後方のスペースが荷室4に該当する。荷室4の下部には、収納部6が形成されている。収納部6は、荷室4の床面7の一部を更に窪ませて確保された空間である。図2では、床面7については断面を示している。収納部6の開口8は、通常、デッキボード10により上方から覆われている。従って、収納部6がデッキボード10で覆われた状態では、デッキボード10が荷室4の床の少なくとも一部として機能する。荷室4の少なくとも一部の構成およびデッキボード10を含む構造は、荷室構造20に該当する。
図3は、デッキボード10を上方から斜視図により示している。デッキボード10は、複数枚のボードにより構成されている。図3の例では、デッキボード10は、最も前側の前ボード11、前ボード11の後側に連結した中央ボード12、および、中央ボード12の後側に連結した後ボード13を含んで構成されている。前ボード11、中央ボード12および後ボード13の夫々は、一枚の板であってもよいし、複数の板により組み立てられた中空状の部材であってもよい。前ボード11、中央ボード12および後ボード13は、基本的には矩形状のボードであるが、図3の例では、後ボード13の後端部13Aは曲線状となっている。
前ボード11と中央ボード12とは、結合部14により一方を他方に対して回動可能に結合されている。また、中央ボード12と後ボード13とは、結合部15により一方を他方に対して回動可能に結合されている。結合部14,15の夫々は、ボードとボードとを連結するヒンジにより実現される。また、結合部14,15の夫々は、前ボード11、中央ボード12および後ボード13よりも柔軟で折り曲げ可能な素材により実現されていてもよい。図3のように、デッキボード10が前ボード11、中央ボード12および後ボード13を有する場合、前ボード11および中央ボード12が、前側の「第1ボード」に該当し、後ボード13が、後側の「第2ボード」に該当する。
図2に示すデッキボード10は、収納部6を覆っており、結合部14,15のいずれにおいても折り曲げられておらず、全体で平らな状態(フラット状態)である。ここで言うフラット状態とは、厳密な平らに限定した意味ではなく、荷物が置かれる荷室4の床の一部として求められる平坦さを満たす程度のフラット状態である。本実施形態では、デッキボード10の収納部6を覆った状態(フラット状態)を「第1状態」とも呼ぶ。第1状態のデッキボード10は、例えば、収納部6の開口8の全てを覆う。ただし、収納部6の開口8の一部は第1状態のデッキボード10によっても覆われない構成であってもよい。
図3に示すように、デッキボード10の後ボード13の上面13B側には、上面13Bに開口する凹部16が形成されている。
図4は、凹部16近傍の後ボード13の一部を拡大して示している。凹部16内では、前側の内壁16Aと後側の内壁16Bとの間に、ハンドル17が掛け渡されている。ハンドル17は、前後方向を長手方向とする長尺部材である。ハンドル17は、図4に示すように前後方向の両端に比べて中央部分が細くなった形状であってもよいし、全長に亘って同じ太さの棒であってもよい。ユーザーは、手を凹部16内に入れてハンドル17を掴むことで、デッキボード10を容易に操作することができる。図4の例では、凹部16は、後ボード13を厚さ方向に貫通していないが、後ボード13を厚さ方向に貫通する貫通孔であってもよい。
ハンドル17の長さ、つまり前後方向における凹部16の内壁16Aと内壁16Bとの距離は、概ねユーザーがハンドル17を掴みやすい程度の長さが確保されている。ただし、ハンドル17の長さ(前後方向における内壁16Aと内壁16Bとの距離)は、前後方向における後ボード13の長さを最大として、様々な長さを採用し得る。図4の例では、ハンドル17の全体が凹部16内に収容されている。そのため、デッキボード10上に置かれた荷物に対してハンドル17が干渉しない。ただし、ハンドル17の一部が上面13Bより上に出ていてもよい。
他の例として、後ボード13は凹部16を有さず、前後方向を長手方向とする形状(例えばアーチ状)のハンドルが上面13Bに対して固定されていてもよい。
好適な一例として図3では、デッキボード10を操作するためのハンドル(ハンドル17)は、後ボード13の左右方向における中央に1つ設けられているが、後ボード13に設けられるハンドルの位置や数は、図3の例に限定されない。本明細書において左右とは、車両の後側から前側を向いた視点における左右を言う。
デッキボード10の前ボード11の前端部11Aの位置は、規制部によって規制されてる。図2において符号18は規制部を示している。規制部18は、例えば、車室2内で前端部11Aや前端部11A近傍を固定する手段であり、リアシート5の背面近傍の所定位置(例えば、床面7の所定位置)に対して前端部11Aを直接あるいは間接的に固定している。規制部18による固定方法は特に問わず、ビス止め等様々な固定方法を採用可能である。
規制部18は、前端部11Aを固定せずに前端部11Aの位置を規制する手段であってもよい。例えば、ユーザーがデッキボード10を掴んでデッキボード10全体を前後にある程度は移動させることが可能な状況で、規制部18は、リアシート5の背面近傍の所定位置よりも前側への前端部11Aの移動を禁止するために、当該所定位置で前端部11Aに当接する部材であってもよい。従って規制部18は、少なくとも、前側への前ボード11の移動を規制すると言える。
図5は、荷室4内を後方から簡易的に示している。符号4Aは、荷室4内の左側の側壁の一部を示し、符号4Bは、荷室4内の右側の側壁の一部を示している。図5では、車室2内の設備の殆ど(例えば、リアシート5)の記載を省略している。また、図5では、収納部6の範囲を破線により示している。
図5に示すデッキボード10は、図2に示すデッキボード10と同じく、第1状態である。荷室4には、デッキボード10を第1状態に保持する「第1保持部」が設けられている。図5に示す左右の支持面7A,7Bが、第1保持部の具体例である。支持面7A,7Bは、例えば、左右の側壁4A,4Bのそれぞれから下方へ延伸した部材によって実現されている。あるいは、支持面7A,7Bは、床面7の一部によって実現されている。このような支持面7A,7Bは、収納部6の開口8の縁を兼ねていると言える。いずれにしても支持面7A,7Bは、収納部6の開口8の左右に位置して上方を向く面である。また、支持面7A,7Bは、それぞれ荷室4内で、前後方向のデッキボード10の長さにほぼ対応して前後方向に延在している。ただし、第1保持部は、支持面7A,7Bの形態に限定されない。例えば、第1保持部は、収納部6を覆う第1状態のデッキボード10を下側から面ではなく複数箇所の点で支えるものであってもよい。
荷室4には、デッキボードを10を「第2状態」に保持する「第2保持部」としての段部30が設けられている(図2参照)。デッキボード10の第2状態とは、第1ボードが第1状態よりも起立し且つ第2ボードが第1状態よりも上方に位置した状態である。段部30は、荷室4の左右の側壁4A,4Bから荷室4の内側に延出している。図2および図5を併せて参照すると、図2の段部30は、荷室4を側方から見たときの段部30Aおよび段部30Bを示している。
つまり、図5に示すように左右の側壁4A,4Bそれぞれの支持面7A,7Bよりも高い所定位置からは、左右の段部30A,30Bが荷室4の内側に延出している。また、左側の段部30Aの上面には上方へ突出する凸部31Aが形成され、同様に、右側の段部30Bの上面には上方へ突出する凸部31Bが形成されている。図2では、段部30(30A,30B)上の凸部31A,31Bの記載を省略している。
デッキボード10の後ボード13の下面には、図5に例示するように、左右の端部に凹部13C,13Dが形成されている。凹部13Cは段部30Aの凸部31Aを収容するための凹部であり、凹部13Dは段部30Bの凸部31Bを収容するための凹部である。左側の段部30A、凸部31Aおよび凹部13Cの構成と、右側の段部30B、凸部31Bおよび凹部13Dの構成とは、図9等で説明する内容も含めて左右対称と考えてよい。このような構成によれば、段部30A,30Bおよび凸部31A,31Bが荷室4側の第2保持部に該当し、凹部13C,13Dがデッキボード10側の第2保持部に該当する。
次に、本実施形態におけるデッキボード10の動きについて、図6,7,8も参照して説明する。
図6,7はそれぞれ、図2と同様の視点により車室2内の一部を示している。図6,7はそれぞれ、デッキボード10が第1状態と異なる状態であること以外は、図2と同じである。図6に示すデッキボード10は「中間状態」であり、図7に示すデッキボード10は第2状態である。
図8は、デッキボード10が第1状態、中間状態、第2状態のそれぞれに該当するときの後ボード13の位置を上方からの視点により示している。図8では、第1状態の後ボード13を実線で示し、中間状態の後ボード13を破線で示し、第2状態の後ボード13を2点鎖線で示している。また、図8では各状態を区別し易いように、第1状態の後ボード13に符号S1を記し、中間状態の後ボード13に符号SMを記し、第2状態の後ボード13に符号S2を記している。
第1状態から第2状態への遷移:
第1状態であるデッキボード10は、開口3(図1)側から接近したユーザーにより後ボード13が掴まれて(例えば、ハンドル17が掴まれて)、後ボード13が持ち上げられる。このとき、ユーザーは、後ボード13を前方へ押しながら後ボード13を持ち上げる。後ボード13が持ち上げられたことに伴い、中央ボード12が結合部14を回動の中心として起立する。
上述したように、左右の段部30A,30Bは側壁4A,4Bから荷室4の内側へ延出している。そのため、左右方向における段部30A,30B間の距離L2は、デッキボード10の左右の幅L1よりも短い(図8参照)。このような構成では、第1状態のデッキボード10を単純に上方へ持ち上げるとデッキボード10が段部30A,30Bの下面に当たってしまう。そこで、段部30A,30Bの下面に当たることを回避するために、デッキボード10は、持ち上げられる過程で、後ボード13の後端部13Aの位置が段部30A,30Bよりも前側となるまで前方へ押し込まれる。
このように後端部13Aが段部30(30A,30B)よりも前側に位置するまで前方へ押し込まれたデッキボード10の状態が、中間状態である(図6参照)。中間状態では、デッキボード10は、中央ボード12と後ボード13とが結合部15を境にして山折れの姿勢である。
中間状態となったデッキボード10の後ボード13は、後方へ引っ張り上げられるようにして更に持ち上げられて、後端部13A近傍の左右の箇所が左右の段部30A,30B上に置かれる。つまり、デッキボード10は、第1状態から中間状態を経て、後ボード13の後端部13A近傍の左右の箇所が左右の段部30(30A,30B)上に置かれることで、第2状態となる(図7参照)。後端部13A近傍の左右の箇所が左右の段部30A,30B上に置かれるとき、凹部13Cは段部30Aの凸部31Aと嵌合し、凹部13Dは段部30Bの凸部31Bと嵌合する(図8参照)。これにより、段部30A,30Bに対して後ボード13が位置決めされ、デッキボード10の第2状態が安定する。
段部30A,30Bよりも前側の左右の側壁4A,4B間の距離L3は、デッキボード10の左右の幅L1よりも長い(図8参照)。なお、段部30A,30Bよりも前側の左右の側壁4A,4B間の距離だけでなく、荷室4内の、ユーザーの操作により後ボード13や中央ボード12が変位可能な全範囲において、左右の側壁4A,4B間の距離はデッキボード10の左右の幅L1よりも長い。そのため、後ボード13は、第1状態から持ち上げられた後、段部30A,30Bよりも前側を通過した上で、段部30A,30Bによって保持される
デッキボード10が第2状態であるとき、後ボード13は、第1状態のときよりも高い位置に在り、水平或いはほぼ水平の状態である。また、デッキボード10が第2状態であるとき、中央ボード12は、前ボード11、後ボード13のそれぞれに対して傾斜している。このようにデッキボード10は第2状態で保持されるため、ユーザーは、デッキボード10から手を離して、収納部6へ荷物を積んだり、収納部6から荷物を取り出したりすることが可能となる。図1では、第2状態のデッキボード10を示していると言える。また、図2,6,7,8から明らかなように、後ボード13の後端部13Aは、第1状態であるときの位置よりも第2状態であるときの位置の方が前側であり、かつ、第2状態であるときの位置よりも中間状態であるときの位置の方が前側である。
第2状態から第1状態への遷移:
第2状態であるデッキボード10は、ユーザーにより後ボード13が掴まれて(例えば、ハンドル17が掴まれて)、凹部13C,13Dが段部30A,30Bの凸部31A,31Bから外れる程度に後ボード13が持ち上げられる。その後、デッキボード10は、後ボード13の後端部13Aの位置が段部30A,30Bよりも前側となるまで前方へ押し込まれる。つまり、デッキボード10は中間状態となる。中間状態となったデッキボード10の後ボード13は、後方へ引っ張られながら降下させられて、左右の端部が支持面7A,7B上に置かれる。つまり、デッキボード10は、第2状態から中間状態を経て、第1状態に戻る。
図9(A)は、第2状態の後ボード13についてのA‐A線(図8)による断面を含む、右側の段部30B周辺の構成を示している。また、図9(B)は、図9(A)に示した構成を上方からの視点により示している。図9(A),(B)から判るように、第2状態では、後ボード13の下面13Eに形成された凹部13Dに、段部30B上の凸部31Bの少なくとも一部が収容されることにより、凹部13Dと凸部31Bとが嵌合している。図5,8,9(A),9(B)の例では、凸部31Bは、側壁4Bから荷室4の内側へ延伸している。このような凸部31Bと嵌合するために、凹部13Dは、後ボード13の下面13E側だけでなく側壁4Bと相対する後ボード13の側面13F側にも開口した切欠きとされている。ただし、凸部31A,31Bおよび凹部13C,13Dの形状は図示したものに限られず、それらは後ボード13が段部30A,30B上に置かれたときに嵌合可能な形状であればよい。
図10は、荷室4内に配設されるデッキボード10の例であって、図2,3,6,7に示したデッキボード10とは別の例を上方からの斜視図により示している。デッキボード10は、図10に示すように、前後に分割された2枚のボード、つまり前側の前ボード19および前ボード19の後側に連結した後ボード13により構成されるとしてもよい。後ボード13の構成は、上述した通りである。前ボード19と後ボード13とは、結合部15により一方を他方に対して回動可能に結合されている。前ボード19と後ボード13とを結合する結合部15は、中央ボード12と後ボード13とを結合する結合部15と同じ物である。図10の例では、前ボード19が前側の「第1ボード」に該当し、後ボード13が後側の「第2ボード」に該当する。
図10の例では、前ボード19の前端部19Aの位置が、規制部によって規制される。例えば、前ボードの前端部19Aを、リアシート5の背面近傍の所定位置に固定された左右方向を向く軸18Aにより軸支し、軸18Aを中心に前ボード19が回動可能な構成とする。軸18Aは、第1ボードの前端部の位置を規制する規制部の一種に該当する。このように、前ボード19を前端部19A側を中心として回動可能とすれば、ユーザーの操作による後ボード13の変位に連動して前ボード19も変位する。つまり、上述の中央ボード12が結合部14を回動の中心として起立するのと同様に、図10の例では前ボード19は前端部19A側を回動の中心として起立し、これによりデッキボード10は中間状態や第2状態へ遷移することが可能となる。
このような本実施形態によれば、車室2内の荷室4にデッキボード10を配設した荷室構造20は、前側の第1ボード(前ボード11および中央ボード12、又は前ボード19)と、後側の第2ボード(後ボード13)と、第1ボードと第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部15と、を含むデッキボード10と、第1ボードの前側の端部(前端部11A,19A)の位置を規制する規制部(18,18A)と、荷室4の下部に形成された収納部6を覆う第1状態にデッキボード10を保持する第1保持部と、第1ボードが第1状態よりも起立し且つ第2ボードが第1状態よりも上方に位置した第2状態で第2ボードを保持する第2保持部と、を備える。そして、第2保持部は、荷室4の左右の側壁4A,4Bから荷室4の内側に延出した段部30A,30Bを含み、段部30A,30Bよりも前側の側壁4A,4B間の距離L3は、デッキボード10の左右の幅L1よりも長く、段部30A,30B間の距離L2は、デッキボード10の左右の幅L1よりも短い。
前記構成によれば、第1状態のデッキボード10を持ち上げる過程で、デッキボード10を段部30A,30Bよりも前側を通過させた上で、第2保持部によりデッキボード10を保持させることにより、デッキボード10を容易に操作して第2状態にすることができる。
また、本実施形態によれば、第2保持部は、段部30A,30Bから上方へ突出する凸部31A,31Bと、第2ボード(後ボード13)の下面の左右の端部に形成され凸部31A,31Bを収容するための凹部13C,13Dと、を有する。
前記構成によれば、第2保持部により第2ボードが確実に位置決めされ、デッキボード10の第2状態が安定する。
第2保持部としての凸部および凹部の配置は逆であってもよい。つまり、第2ボードの下面の左右の端部に凸部が形成されており、段部30A,30Bに、第2ボードの下面の左右の端部に形成された各凸部を収容するための各凹部が形成されていてもよい。
上述したように、第2保持部としての凸部および凹部は、デッキボード10を第2状態に確実に保持する上で有用である。ただし、第2保持部としての凸部および凹部は必須の構成ではない。例えば、第2保持部としての左右の段部30A,30Bは、単に第2ボードを下から支える平坦な面であってもよい。また、第2保持部としての左右の段部30A,30B上には、第2ボード(後ボード13)の後端部13Aと当接可能な障壁が形成されており、後ボード13が左右の段部30A,30B上に載ったときに、当該障壁が後端部13Aの一部に当接して後端部13Aの位置を規制する構成であってもよい。
また、本実施形態によれば、第2ボード(後ボード13)は、前後方向を長手方向とする形状のハンドル17を有する。
前記構成によれば、ハンドル17は、前後方向を長手方向としているため、ユーザーは、ハンドル17を掴んで第2ボードを前後方向へ容易に操作することができる。
また、本実施形態によれば、第2ボード(後ボード13)は、上面13Bにおいて開口する第2凹部(凹部16)を有し、ハンドル17は第2凹部の前側の内壁16Aと後側の内壁16Bとの間に掛け渡されている。
前記構成によれば、ハンドル17の全てあるいは一部が第2ボードの上面に開口する第2凹部に収容されているため、第2ボードの上面においてハンドル17が邪魔になり難い。
また、本実施形態によれば、デッキボード10は、第1状態と第2状態との間に、第1ボードと第2ボードとが結合部15を境にして山折れの姿勢(結合部15が上方に凸となる姿勢)であり且つ第2ボードの後側の端部(後端部13A)が段部30A,30Bよりも前側に在る中間状態となる(図6参照)。
前記構成によれば、第2保持部として荷室4の内側に延出した段部30A,30Bが存在する状況で、デッキボード10は、第1状態から第2状態へ遷移する過程、第2状態から第1状態へ遷移する過程のそれぞれで、段部30A,30Bと衝突することを回避できる。
また、本実施形態によれば、車室2内の荷室4に配設されるデッキボード10は、前側の第1ボード(前ボード11および中央ボード12、又は前ボード19)と、後側の第2ボード(後ボード13)と、第1ボードと第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部15と、を含み、第2ボードは、前後方向を長手方向とする形状のハンドル17を有する。
すなわち、前後方向を長手方向とするハンドル17を有することで、ユーザーによる操作性を向上させたデッキボード10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、車室2内の荷室4にデッキボード10を配設した荷室構造20は、前側の第1ボード(前ボード11および中央ボード12、又は前ボード19)と、後側の第2ボード(後ボード13)と、第1ボードと第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部15と、を含むデッキボード10と、第1ボードの前側の端部(前端部11A,19A)の位置を規制する規制部(18,18A)と、を備える。そして、デッキボード10は、荷室4の下部に形成された収納部6を覆う位置に保持される第1状態と、第1ボードが第1状態よりも起立し且つ第2ボードが第1状態よりも上方に位置して保持される第2状態と、第1状態と第2状態との間の状態であって、第1ボードと第2ボードとが結合部15を境にして山折れの姿勢であり且つ第2ボードの後側の端部(後端部13A)が第2状態であるときの位置よりも前側に在る中間状態と、に遷移する。
前記構成によれば、デッキボード10の、第1状態から中間状態を経ての第2状態への遷移や、第2状態から中間状態を経ての第1状態への遷移がスムーズに実現されて、デッキボード10の操作が容易なものとなる。
なお、デッキボード10は、図示したような前後方向に3分割された形態(図3参照)や2分割された形態(図10参照)ではなく、前後方向に4つ以上のボードに分割されたものであってもよい。ただし、そのような場合であっても、最も後側のボードが、第2ボードに該当し、第2ボードに対して前側に結合部で結合されたボードを含む第2ボード以外のボードが第1ボードに該当する。
1…車両、2…車室、3…開口、4…荷室、4A,4B…側壁、5…リアシート、6…収納部、7…床面、7A,7B…支持面、8…開口、10…デッキボード、11…前ボード、11A…前端部、12…中央ボード、13…後ボード、13A…後端部、13B…上面、13C,13D…凹部、13E…下面、13F…側面、14,15…結合部、16…凹部(第2凹部)、16A,16B…内壁、17…ハンドル、18…規制部、18A…軸、19…前ボード、20…荷室構造、30,30A,30B…段部、31A,31B…凸部

Claims (7)

  1. 車室内の荷室にデッキボードを配設した荷室構造であって、
    前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含む前記デッキボードと、
    前記第1ボードの前側の端部の位置を規制する規制部と、
    前記荷室の下部に形成された収納部を覆う第1状態に前記デッキボードを保持する第1保持部と、
    前記第1ボードが前記第1状態よりも起立し且つ前記第2ボードが前記第1状態よりも上方に位置した第2状態で前記第2ボードを保持する第2保持部と、を備え、
    前記第2保持部は、前記荷室の左右の側壁から前記荷室の内側に延出した段部を含み、
    前記段部よりも前側の前記側壁間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも長く、前記段部間の距離は、前記デッキボードの左右の幅よりも短い、ことを特徴とする荷室構造。
  2. 前記第2保持部は、前記段部から上方へ突出する凸部と、前記第2ボードの下面の左右の端部に形成され前記凸部を収容するための凹部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の荷室構造。
  3. 前記第2ボードは、前後方向を長手方向とする形状のハンドルを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷室構造。
  4. 前記第2ボードは、上面において開口する第2凹部を有し、前記ハンドルは前記第2凹部の前側の内壁と後側の内壁との間に掛け渡されていることを特徴とする請求項3に記載の荷室構造。
  5. 前記デッキボードは、前記第1状態と前記第2状態との間に、前記第1ボードと前記第2ボードとが前記結合部を境にして山折れの姿勢であり且つ前記第2ボードの後側の端部が前記段部よりも前側に在る中間状態となることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の荷室構造。
  6. 車室内の荷室に配設されるデッキボードであって、
    前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含み、
    前記第2ボードは、前後方向を長手方向とする形状のハンドルを有することを特徴とするデッキボード。
  7. 車室内の荷室にデッキボードを配設した荷室構造であって、
    前側の第1ボードと、後側の第2ボードと、前記第1ボードと前記第2ボードとを一方を他方に対して回動可能に結合する結合部と、を含む前記デッキボードと、
    前記第1ボードの前側の端部の位置を規制する規制部と、を備え、
    前記デッキボードは、
    前記荷室の下部に形成された収納部を覆う位置に保持される第1状態と、
    前記第1ボードが前記第1状態よりも起立し且つ前記第2ボードが前記第1状態よりも上方に位置して保持される第2状態と、
    前記第1状態と前記第2状態との間の状態であって、前記第1ボードと前記第2ボードとが前記結合部を境にして山折れの姿勢であり且つ前記第2ボードの後側の端部が前記第2状態であるときの位置よりも前側に在る中間状態と、に遷移することを特徴とする荷室構造。
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