JP2006306296A - 自動車用デッキボード - Google Patents

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Abstract

【課題】床面に沿った状態と、上下方向の仕切りとして利用可能な状態とにすることができるデッキボードにおいて、その動作機構を簡素なものとし、また、その操作性を改善する。
【解決手段】デッキボード10は、互いの間の角度を変えるように揺動可能に連結されたフロントボード11とリアボード12を有している。フロントボード11は、その前端縁の所で、複数の揺動位置に保持可能に、デッキ部100に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のデッキボードに関し、特に、デッキ部における上下方向の仕切りとしても利用可能な自動車用デッキボードに関する。
従来から、ハッチバック形式の自動車では、セダン形式の乗用自動車のように独立した荷室を設ける代わりに、リアシートの背後からバックドアに至るスペースを、乗員の荷物を収納するスペース(デッキ部)として用いている。一般的なデッキ部の構成としては、平板状のデッキボードが自動車の床パネル上に載せられ、それによって荷物を載置する平面が確保されている。このようなデッキ部の構成に対しては、デッキ部における荷物の収納性を改善するために、デッキボード上に各種の仕切りやネットを形成して、小型の荷物や安定性の悪い荷物が自動車の走行に伴って転がったりしないようにし、種々の荷物を安定して収納可能とする種々の提案が行われている。
上記の提案は、デッキボード上に荷物を拘束して、デッキ部の空間を平面的に有効に利用可能するとするものであるが、より進んだ例としては、デッキ部の空間を高さ方向に仕切って、さらに収納力や利便性を高める各種の提案がある。代表的な例が、特許文献1〜7に開示されている。デッキ部を高さ方向に仕切る利点としては、荷物を種類別に上段と下段に分けて積み、利用者の出し入れの利便性を高めることができる点、デッキ部の見かけの床面積を増やして、比較的高さの低い荷物を載せる場合、載置可能量を増やすことができる点などがある。特に、特許文献1,2のように、仕切り部材の一部がリアシートの背面に沿って斜めに立ち上がるようにした構成は、仕切り部材の下方の空間を最大限に有効に利用でき、有利である。
ただし、これらの高さ方向の仕切り構造を設ける場合、その仕切りは、なんらかの形で、取り外しができる構造にする必要がある。仕切りの取り外しができないと、仕切り高さよりも高さの高い荷物を載せることができなくなり、かえって収納性が悪くなる惧れもある。
また、この種の取り外し可能構造をとった場合、取り外した仕切りを車外に保管する必要がある構成では、載せる荷物に応じて仕切りを取り付けたり、取り外したりするたびに、仕切りを持ち運ばなければならず、また、車で出かけた先で大きな荷物を載せる必要が生じた場合に対応できないなど、利便性が悪い。そこで、特許文献1〜5では、板部材の一部を折りたたむなどして、板部材の一部を上下方向の仕切りとなる位置と床面上に載せた位置とに配置可能とした構成が開示されている。また、特許文献6では、上下方向の仕切り部材を壁沿いに起立した状態に配置できるようにした構成が開示されている。しかし、これらの構成では、仕切り部材を折りたたんだり、起立させたりするのに伴って、デッキ部の空間の一部に外部からアクセスできなくなるなど、ある程度、荷物の収納スペースが犠牲になるのを避けられない。
一方、特許文献8には、上下方向の仕切りではないが、床面を構成する板部材を、リンク機構を用いて上下動可能にした構成が開示されている。また、特許文献7には、図9に示すように、4リンク機構200によって、2枚の板部材201,202を床面上に平坦に載った状態と、一方の板部材201を起立させ、他方の板部材202を一定の高さの位置に水平に位置させ、上下方向の仕切りとして利用可能とした構成が開示されている。このような構成によれば、デッキ部の空間を、上下に仕切った状態でも、仕切りの無い状態でも有効に利用可能とすることができる。
特開2000−52871号公報 特開2003−291732号公報 特開2001−328488号公報 特開2003−291733号公報 特許第3283006号明細書 実用新案登録第2509023号公報 特開2003−146142号公報 実開昭62−194149号公報
しかしながら、特許文献7,8に開示されたような構成では、複雑で大掛かりなリンク機構を用いているため、比較的コストがかかり、また、重量も大きくなるため、操作する使用者(乗員)に大きな負担がかかりやすい。また、リンク機構は、床面部材や上下の仕切りとなる板部材を所定の高さまで持ち上げると、その位置にロックできる構成であり、途中の高さまで持ち上げた状態で手を離せば、これらの板部材は、床面方向に急速に(バタンと)倒れる。板部材は、荷物を載せても変形しないように、かなりの剛性を有する構成であるので重量もそれなりに重く、また、この板部材を上下動させる操作は、通常、バックドア方向から身体を前傾させた状態での操作になるので、途中で手を離すことなく板部材やリンク機構の重量を支え、所定の高さまで一度に持ち上げる操作は、使用者にとってかなり負担の大きいものとなる、
本発明は、上記のような従来技術を改善するものであり、本発明の目的は、床面に沿った状態と、上下方向の仕切りとして利用可能な状態とにすることができるデッキボードにおいて、その動作機構を簡素なものとし、また、その操作性を改善することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の自動車用デッキボードは、自動車のデッキ部の前側に配置されたフロントボードおよび後側に配置されたリアボードと、フロントボードの後端とリアボードの前端とを揺動可能に連結する支軸と、フロントボードの前端を揺動可能に支持し、フロントボードが斜めに立ち上がった複数の揺動位置に保持可能な揺動支持機構とを有することを特徴とする。
この構成によれば、フロントボードを立ち上げる際、フロントボードは、複数の揺動位置に保持可能であり、保持可能な最下段の位置まで持ち上げれば手を離しても完全には倒れなくなるので、使用者は、デッキボードを所望の比較的高い位置まで立ち上げる間中、フロントボードを支えている必要がない。また、フロントボードとリアボードが揺動可能に連結されているので、フロントボードを斜めになるようにある程度立ち上げた後は、リアボードを下方に揺動させ、リアボードを前方側に押すようにして高さを調節できる。これらのことによって、フロントボードの操作性が改善される。
フロントボードの揺動支持機構は、特に、フロントボードを、床面上に寝かせた状態から斜めに立ち上げる方向に自由に揺動させることができ、フロアボードを水平方向から20〜70度の傾斜角の位置に配置すると、フロアボードを倒れないように支持する構成とするのが好ましい。フロントボードを、立ち上げる方向には自由に揺動させることができ、寝かせる方向に力が加わっても倒れないように構成することによって操作が容易になる。この際、フロントボードが、20〜70度の傾斜角の位置で保持可能な構成とすることによって、デッキボードを起こし始める時の抵抗を軽減し、また、寝かせる操作を無理なく実行可能にすることができる。
また、本発明の構成において、リアボードとフロントボードとを揺動可能に連結する機構は、両者に挿通された支持軸によって構成された簡素なものとすることができる。また、フロントボードの揺動支持機構についても、比較的簡素なものとすることができる。
このような揺動支持機構は、一例として、デッキ部に固定され、フロントボードの揺動方向に所定の範囲にわたって延びるギア部と、フロントボードに取り付けられ、フロントボードの揺動軸線に向かって付勢された係合爪とを有し、係合部とギア部とは、フロントボードを上方に揺動させた時には係合爪がギア部の歯を順次乗り越えて移動可能であり、フロントボードを下方に揺動させようとすると、係合部がギア部の歯に引っ掛かって移動しないように構成したものとすることができる。
この場合、フロントボードを斜めに立たせた後、寝かせることができるようにするためには、係合爪を、フロントボードの揺動軸線に平行な方向に、ギア部と揃う位置と、ギア部からずれた位置とに移動可能に支持し、かつギア部と揃う位置に付勢し、揺動支持機構に、フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた後、下方に揺動させていく時に、係合爪に当接し、係合爪を、揺動軸線に平行な方向に付勢力に抗して、ギア部からずれた位置に移動させる構造部をさらに設けた構成を用いることができる。
あるいは、フロントボードと同軸に揺動可能に支持され、フロントボードの揺動軸線から半径方向に見て、ギア部よりも外側に位置する先端を有し、先端が係合爪の先端に当接する位置に配置されたアシストプレートと、アシストプレートの、下方への揺動を、アシストプレートの先端が、ギア部の最下部に対応する位置にあり、かつフロントボードを水平にした時に係合爪が当接しない揺動位置で止める第1のストッパと、アシストプレートの、上方への揺動を、フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた時に、係合爪が、アシストプレートの先端上にくる位置で止める第2のストッパとを、揺動支持機構に設けた構成としてもよい。
この場合、フロントボードを上方に揺動させる際には、アシストプレートは、係合爪によって押し上げられ、係合爪はギア部と協働する。一方、フロントボードを寝かせる時には、フロントボードを一旦立ち上げていくことによって、係合爪をアシストプレートの先端上に位置させることができる。その後、フロントボードを寝かせていくと、係合爪はアシストボードの先端上に載った状態でアシストボードと共に揺動するので、ギア部とは干渉しない。したがって、フロントボードを寝かせる動作が阻害されないようにすることができる。
あるいは、係合爪の、ギア部に向かう方向に直角な方向の側面に形成されたピンと、フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた後、下方に揺動させていく時に、係合爪のピンに当接し、ピンを、係合爪がギア部に当接しないように所定の経路に沿って案内する案内レールとを、揺動支持機構に設けた構成としても、係合爪によって阻害されることなくフロントボードを寝かせる操作を実行可能とすることができる。
また、揺動支持機構の、他の構成として、揺動支持機構は、デッキ部に固定され、フロントボードの揺動方向に所定の範囲にわたって延びる摩擦面と、フロントボードに取り付けられ、フロントボードが揺動方向に下方に揺動しないように保持可能な摩擦力を摩擦面との間に発生可能な摩擦パッドとを有し、摩擦パッドは、フロントボードに平行になった状態で、フロントボードの揺動軸線から半径方向に見て、先端が摩擦面よりも内側にくる位置に支持され、先端が摩擦面よりも外側に位置するように上下方向に揺動可能であり、フロントボードに平行になる位置に付勢されている構成としてもよい。
この場合、フロントボードを立ち上げていく時には、摩擦パッドは下方に揺動する。その結果、上方に立ち上げる方向への抵抗はほとんど生じず、一方、途中から下方に揺動させる力が加わると、摩擦パッドが上方に揺動しようとして、先端が摩擦面に押し付けられるので、大きな摩擦力が発生し、フロントボードは倒れないように保持される。一方、フロントボードを寝かせる際には、フロントボードを、一旦、摩擦パッドが摩擦面の形成範囲を越えるまで上方に揺動させた後、下方に揺動させると、今度は、摩擦パッドが上方に揺動し、そのため、フロントボードを寝かせる間、大きな抵抗が生じることはない。
また、本発明の自動車用デッキボードには、フロントボードとリアボードとの揺動を、両者が平行に並ぶ位置よりリアボードが上方に揺動しないように止めるストッパを設けるのが好ましい。この構成によれば、特にデッキボードを立ち上げ始める際、バックドア側に近いリアボードを持ち上げることによって、フロントボードを斜めに立ち上げることができる。したがって、操作をバックドア側から無理なく行うことができる。
本発明によれば、デッキ部を上下方向に仕切るのに用いることができる自動車用デッキボードを、比較的簡素な構成とすることができ、したがって、デッキボードの小型化、軽量化が可能である。また、本発明の自動車用デッキボードは、その操作も容易であり、また、デッキボードの軽量化によっても、使用者の操作の負担が軽減される。
以下、図面をもとに本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のデッキボード10を配置したハッチバック形式の乗用自動車のデッキ部100の斜視図である。同図に示すように、一般に、ハッチバック形式の乗用自動車は、セダン形式の乗用自動車のように、独立した荷室をもたず、リアシート101の背後からバックドア102までの間のスペース(デッキ部100)を、乗員の荷物を載置する荷室として利用可能な構成をとっている。デッキボード10は、デッキ部100に荷物を載置する際の利便性や、見栄えを改善するためにデッキ部100の床面に沿って配置される部材である。デッキボード10は、剛性のある平板基材(樹脂ボードや、木質ボード、インナーリブを有する樹脂製中空ボード、ハニカムボードなど)の表面に、意匠性や傷付き防止のために不織布等の表皮材が貼着されて構成されている。デッキボード10を配置することにより、荷物を載置するのに好ましい、デッキ部100の床面の平坦性が確保される。デッキ部100の側面には、デッキサイドトリム103等の内装材が配置され、デッキボード10と共に調和のとれた好ましい外観性が確保される。
本実施形態のデッキボード10は、デッキ部100の前側と後側にそれぞれ配置されたフロントボード11とリアボード12を有している。フロントボード11の後端縁とリアボード12の前端縁は、フロントボード11とリアボード12の間の角度を変えることができるように揺動可能に連結されている。したがって、フロントボード11とリアボード12は、どちらかを動かすと、他方も連動して動く構造になっている。また、フロントボード11とリアボード12の間には、両者が真っ直ぐに並ぶ位置よりリアボード12の後端が上方に上がる方向に揺動しないように、揺動範囲を制限するストッパが設けられている。
フロントボード11の前端縁は、後述する揺動支持機構によって、揺動可能に支持され、所定の角度範囲内の、多段階の角度位置にした状態を維持できるようになっている。したがって、フロントボード10は、リアボード12の後端を持ち上げることによって、フロントボード10とリアボード12がストッパ41によって真っ直ぐに並んで保持された状態のまま、前縁を中心として揺動させてリアシートの背面沿いに斜めに立ち上がった状態にすることができる。この操作は、通常、バックドア102を開けて、バックドア102側から行われ、この操作をしやすくするために、リアボード12の後端には、取っ手13を取り付けるのが好ましい。フロントボード11をある程度立てた後は、リアボード12を水平方向に寝かし、前方側に押すことによっても、フロントボード11をさらに立ち上げていくことができる。
このようにフロントボード11を斜めに立ち上げた状態で、リアボード12は、デッキサイドトリム103に設けられた、引っ込めることができる支持部104に引っ掛けて、図1(b)に示すようにほぼ水平な位置に保持することができる。リアボード12を水平に保持する構成については、リアボード12とフロントボード11の間に、両者の間が所定の角度になる位置で揺動を止めるストッパやラッチ機構を設けるなどの他の構成としてもよい。
以上のような本実施形態の構成によれば、使用者は、デッキボード10を床面に沿った位置にすれば、高さ方向に障害物を生じさせることなくデッキ部100の高さを最大限に有効に利用でき、比較的高さの高い荷物を載せることができる。一方、比較的高さの低い荷物を載せる時には、その荷物に合わせて、リアボード12の高さを調節し、それによって、より多くの荷物の積載を可能としたり、種類毎にリアボード12の上方と下方に分けて荷物を載せたりすることができる。
また、本実施形態の構成では、フロントボード11が多段階の角度位置で止まるように構成されているため、リアボード12を所望の高さ位置に持ち上げる操作の際、利用者は、途中で力を緩めても、フロントボード11が床面に倒れてしまうことがなく、リアボード12のみを支えれば良いので、利用者の作業負担を軽減することができる。さらに、リアボード12を水平に保持する構成を適当なものとすれば、完全に手を離してもリアボード12も完全には倒れないようにでき、操作の途中からは、リアボード12を前後に動かすだけの負担の少ない作業のみで済むようにすることもできる。
上述のようにデッキボード10を動作可能とする一例の構成として、図2の、デッキボード10の側面図に示すように、フロントボード11とリアボード12は、底面にアーム30,40がそれぞれ取り付けられ、これらが連結されることによって、互いに揺動可能に連結されている。アーム30,40は、車の幅方向に所定の数だけ設けることができる。
両アーム30,40は、アーム30の後端部とアーム40の前端部が、部分的に重ねられ、共通の支軸50が挿通されて連結されている。アーム40の前端には、リアボード12が、フロントボード11に対して真っ直ぐに並ぶ位置よりも上方に回転しないように、アーム30の後端上面に干渉するストッパ41が形成されている。フロントボード11に取り付けられたアーム30の前端は、前述の揺動支持機構によって支持されている。
(揺動支持機構)
次に、揺動支持機構の構成について図3を参照して説明する。図3は、デッキボード10の揺動支持機構を構成する支持ブロック20とアーム30の内部を示す図であり、分かりやすくするために、フロントボード11の図示を省略している。図3(a)は平面図、図3(b)はアーム30を断面した側面図、図3(c)は、アーム30の横断面図、図3(d)は、支持ブロック20を図3(b)の矢印A方向に見た図である。
支持ブロック20は、金属または樹脂を成形して形成することができる。図示していないが、支持ブロック20は、固定部22の部分がデッキ部100の前端で、リアシート101の後方の床面上に固定され、アーム30の数に合わせて車の幅方向に所定数だけ、例えば左右端部に1つずつ設けられている。
フロントボード11に取り付けられたアーム30は底壁30aの両側に前後方向に延びる側壁30b,30cを有する中空の構造になっている。支持ブロック20は、側壁30b,30cの間隔に相当する幅を有し、自動車の前後方向に延びる突出部23を有している。アーム30は、側壁30c,30bの前端部が支持ブロック20を挟み込み、側壁30c,30bおよび支持ブロック20に形成された貫通孔に共通の支軸60が挿通されることによって、揺動可能に支持されている。
突出部23の後部には、所定のピッチの歯(刻み目)が形成されたギア部21が形成されており、アーム30には、このギア部21とかみ合う係合爪35が取り付けられている。ギア部21は、アーム30の支軸60に対して所定の角度範囲に設けられている。また、自動車の幅方向に見ると、ギア部21は、突出部23の幅方向の一縁から、突出部23の幅の半分以下の領域にのみ形成されている。以下では、ギア部21が形成された幅領域の部分をギア軌道部25、残りの幅領域を非ギア軌道部26と称する。ギア部21の上面は、図3(d)に示すように、非ギア軌道部26側に向かって下方に傾斜した傾斜面24になっている。
係合爪35は、ホルダ36内にスライド可能に取り付けられ、ばね37によって支軸60側に向かって付勢されている。ホルダ36は、幅がアーム30の側壁30b,30c間の距離の半分以下であり、アーム30の底壁30aから垂直に延びるピン38に嵌められて底壁30aに平行な面内で揺動可能に支持されており、ばね39によって、ギア軌道部25側に向かって付勢されている。それによって、ホルダ36は、初期的に、アーム30の一方の側壁30bに当接して保持されている。係合爪35の先端は、上面側に傾斜面(テーパー)が形成され、一方、底面側は平坦になっている。
次に、動作について説明する。
まず、フロントボード11を、したがってアーム30を、支軸60を中心として揺動させて立ち上げていく際には、係合爪35は、ばね39による付勢のためにギア軌道部25上を通る。ギア部21が形成されていない角度範囲内では、係合爪35は支持ブロック20と干渉しない。あるいは、この際、支持ブロック20には、ギア部21に連続する滑らかな円筒面を設けておき、係合爪35がこの円筒面上をスライドする構成としてもよい。
フロントボード11を、ギア部21が形成された角度範囲まで立ち上げると、係合爪35は、その上側の傾斜面がギア部21に当接することによってばね37の付勢力に抗して少し押し戻されてギア部21の歯を順次乗り越えて上方に移動していく。一方、この時、アーム30を下げる方向に力が加わっても、係合爪35は、平坦な下面がギア部21の歯にかみ合うため動かず、動作に一方向性がある。したがって、フロントボード11は、ほとんど抵抗を生じることなく立ち上げる方向に揺動させることができ、一方、手を離しても床面上に倒れることはなく、ギア部21が設けられた角度範囲内で、多段階の角度位置に保持することができる。
フロントボード11を斜めに立ち上げた状態から寝かせるには、フロントボード11を、一旦、係合爪35が、ギア部21が設けられた範囲外にくるまで立ち上げる。そして、フロントボード11を寝かせていくと、係合爪35の下面がギア軌道部25の上面の傾斜面24に当接することによって、ホルダ36が、ばね39の付勢力に抗して非キア軌道部26側に揺動させられる。したがって、係合爪35は非ギア軌道部26上を通り、フロントボード11を、ほとんど抵抗を生じることなく円滑に寝かせることができる。この際、支持ブロック20の非ギア軌道部26に円筒面を形成しておき、係合爪35がこの円筒面に当接することによって適度な摩擦を生じるようにしてもよい。係合爪35の、ばね37の付勢方向の定常位置は、フロントボード11を寝かせていく時、係合爪35の先端の細くなった部分がギア部21に当接しないように、適切に設定しておくのが好ましく、それによって、係合爪35の先端がギア部21に横から引っ掛からないようにして、円滑な動作を保証することができる。また、ギア部21の、非ギア起動部26側の角を、非ギア軌道部26側に向かって下向きに傾斜させたり、丸みを付けたりしておいてもよい。フロントボード11を床面上に載るまで倒すと、ホルダ36はばね39の付勢力によって、ギア軌道部25側に戻り、初期状態に復帰する。
本実施形態において、各支持ブロック20のギア部21の形成角度範囲、したがって、フロントボード11の、角度維持可能な角度範囲は、水平方向に対して、およそ20〜70度、特に30〜60度の範囲が好ましい。ギア部21を、0度付近を避けて形成することによって、デッキボード10を最初に持ち上げる時の抵抗を小さなものとし、作業負担を軽減できる。ギア部21を、90度付近を避けて形成することによって、フロントボード11を寝かせる操作をする際、あまり大きくフロントボード11を立ち上げなくても済み、また、フロントボード11がリアシート101などに引っ掛かって、寝かせる操作が困難になるような事態の発生を避けることができる。
なお、本実施形態は、本発明の好適な一例を示すものであり、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、アーム30,40は、動作の安定性が向上する、動作部を保護することができるなどの点で設けるのが好ましいものであるが、アーム30,40を設けずに、係合爪35や、フロントボード11とリアボード12の揺動連結部などを、これらのボードに直接形成してもよい。係合爪35は、幅方向に平行移動可能な構成としてもよく、係合爪35を付勢するばね37,39としては、板ばねやつる巻きばねなど適切な任意の弾性部材を用いることができる。係合爪35が、上方に揺動する際にはギア部21の歯を順次乗り越えて大きな抵抗を生じず、下方へは、ギア部21の歯とのかみ合いによって揺動しないようにするには、ギア部21の歯の側の形状を適切なものとしてもよい。
また、図4は、係合爪35をギア軌道部25から非ギア軌道部26に揺動させる構成の、他の例を示している。この構成では、突出部23の、ギア部21の上端より上方に、係合爪35が当接する面を形成し、この面が、支軸60からの半径方向の距離が非ギア軌道部26側に向かうにつれて短くなる傾斜面24’となっている。この場合、ばね37と39の弾性力を所定範囲の比率にしておくことによって、フロントボード11を、ギア部21の形成範囲を超えて立ち上げた際、係合爪35が斜面24’上をスライドして非ギア軌道部26側に導かれるようにすることができる。さらに、非ギア軌道部26は、少なくともギア部21が形成されている角度範囲において、ギア軌道部25から離れる方向に半径方向距離が短くなるように傾斜させるか、あるいは、ギア軌道部25の底面に対して一段低く形成する。それによって、フロントボード11を寝かせる時には、係合爪35は非ギア軌道部26の面上をスライドして、引っ掛かることなく円滑に動作する。フロントボード11を、ギア部21が形成された角度範囲より寝かせると、係合爪35はばね39の付勢力によってギア軌道部25側へ戻され、その後、フロントボード11を立ち上げる際には、ギア軌道部25側を移動する。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態の揺動支持機構部分の模式図であり、図3と同様、フロントボード11の図示は省略している。同図において、第1の実施形態と同様の部分には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、支持ブロック20の突出部23に隣接して、アシストプレート70が取り付けられている。アシストプレート70は、フロントボード11に取り付けられたアーム30の両側壁30b,30cの間に、支持ブロック20と共に挟み込まれ、支軸60が、アーム30、支持ブロック20、およびアシストプレート70を貫通して配置されることによって支持されている。したがって、アシストプレート70は、アーム30と同軸に揺動可能である。アシストプレート30の揺動範囲は、支持ブロック20の、アシストプレート70側の面に形成されたストッパ72a,72bによって所定の範囲に制限されている。支軸60から半径方向に見て、アシストプレート70の先端までの距離は、ギア部21の先端までの距離より長くなっている。係合爪35のホルダ36は、アーム30の底壁30aの幅方向中央に固定され、係合爪35は、ギア部21とアシストプレート70の先端の両方に接触可能な位置に保持されている。
図5(b)に示す、アーム30が水平な状態、すなわちフロントボード11が床面上に寝た状態では、アシストプレート70は、下側のストッパ72aに当接することによって、係合爪35からは離れている。また、この時、アシストプレート70の先端面の一部が、ギア部21の、一番下の歯の角度位置に対応する位置にある。
フロントボード11を立てていくと、係合爪35は、まずアシストプレート70の側面に当接する。さらにフロントボード11を立てていくと、アシストプレート70は係合爪35によって押し上げられ、係合爪35は、ギア部21の形成範囲までくると、ギア部21とかみ合い、ギア部21の歯を順次乗り越えながら移動する。それによって、フロントボード11が、それを立てる方向には円滑に動かせるが、寝かせる方向には揺動せず、したがって、フロントボード11を所望の高さに立てた状態にすることができる。
フロントボード11を斜めに立てた状態から寝かせるには、フロントボード11を一旦さらに立てていく。すると、アシストプレート70は、係合爪35によってさらに揺動しようとするが、上側のストッパ72bに当接すると揺動を止められる。さらにフロントボード11を揺動させると、係合爪35は、図5(c)に示すように、アシストプレート70の先端の上に乗り上げる。この際、係合爪35がアシストプレート70上に円滑に乗り上げるように、アシストプレート70の、係合爪35が当接する部分には傾斜面71を形成しておくのが好ましい。
図5(c)の状態になった後、フロントボード11を寝かせていくと、アシストプレート70は、係合爪35との間の摩擦力によって係合爪35と一緒に揺動させられ、そのため、係合爪35はギア部21に当接しない。したがって、フロントボード11を、抵抗を生じることなく円滑に寝かせることができる。フロントボード11を寝かせていく途中で、アシストプレート70の揺動は下側のストッパ72aによって止められ、そのため、係合爪35はアシストプレート70の先端から外れ、初期状態に戻る。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態の揺動支持機構部分の模式図であり、図3と同様、フロントボード11の図示は省略している。同図において、第1の実施形態と同様の部分には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、支持ブロック20には、支軸60と同心の円筒面状の摩擦面81を備える摩擦面形成部80がギア部の代わりに設けられている。アーム30には、係合爪35の代わりに、摩擦面81との間に、フロントボード11の揺動を止めることができる所定の摩擦力を発生可能な先端部を有する摩擦パッド82が取り付けられている。摩擦パッド82は、アーム30の側壁30aおよび/または30bから幅方向に延びるピン84が挿通されて、揺動可能に取り付けられ、側壁30bに形成されたストッパ85と、これと協働するばね83によって、アーム30の長さ方向に平行な揺動位置に付勢されている。摩擦パッド82は、アーム30の長さ方向に平行な揺動位置にある状態で、その先端が、支軸81から半径方向に見て、摩擦面81より少し内側の位置にくるように配置されている。
本実施形態の構成において、フロントボード11を立てていく時には、摩擦パッド82は、摩擦面81との摩擦力のために、図7(a)に示すように、ばね83の付勢力に抗して下方に揺動させられる。その結果、摩擦パッド82の先端が摩擦面81から遠ざけられ、したがって、大きな摩擦を生じることなく円滑にフロントボード11を立てていくことができる。この時、フロントボード11を寝かせようとすると、摩擦パッド82は、摩擦面81との摩擦力によって上方に揺動させられ、その結果、摩擦パッド82の先端が摩擦面81に押し付けられて大きな摩擦力が発生し、フロントボード11の揺動が止められる。このように、フロントボード11は、立てていく方向には容易に動かすことができ、一方、寝かせる方向にはほとんど動かず、したがって、所望の高さに立てた状態にすることができる。
フロントボード11を斜めに立てた状態から寝かせるには、摩擦パッド82が摩擦面81の形成範囲から外れるまでフロントボード11を一旦立てる。摩擦パッド82は、摩擦面81から離れると、ばね83の付勢力によって、アーム30の長さ方向に平行な状態に戻る。その後、フロントボード11を寝かせていくと、図7(b)に示すように、摩擦パッド82は、今度は、上方に揺動させられ、その結果、フロントボード11を、大きな摩擦を発生することなく、円滑に寝かせることができる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態の揺動支持機構部分の模式図であり、図3と同様、フロントボード11の図示は省略している。同図において、第1の実施形態と同様の部分には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、係合爪35のホルダ36はアーム30に固定されている。係合爪35には、その側面にピン90が形成され、支持ブロック20には、このピン90を案内する案内レール91が設けられている。支軸60から半径方向に見て、案内レール91の、下方の端部はピン90よりも外側に位置し、案内レール91の、上方の端部はピン90よりも内側に位置している。
この構成では、フロントボード11を、寝かせた状態から立てていく時には、ピン90は案内レール91の内側を移動する。その結果、ピン90と案内レール91は干渉せず、係合爪35は第1の実施形態と同様にギア部21と協働し、それによって、フロントボード11を所望の高さに立てることができる。
フロントボード11を斜めに立ち上げた状態から寝かせるには、フロントボード11を、一旦、係合爪35が、案内レール91が設けられた範囲外にくるまで立ち上げる。その後、フロントボード11を寝かせていくと、ピン90は案内レール91の上方に乗り上げ、案内レール91に沿って案内される。その結果、係合爪35は少し押し戻され、ギア部21に当接しない状態で移動し、したがって、フロントボード11は、大きな抵抗を生じることなく円滑に揺動させることができる。
本発明の第1の実施形態のデッキボードを取り付けた自動車のデッキ部の斜視図であり、(a)はデッキボードを寝かせた状態の図、(b)は立てた状態の図。 図1のデッキボードの側面図。 図1のデッキボードの揺動支持機構を、フロントボードを省略して示す模式図であり、(a)は平面図、(b)はアームを破断して示す側面図、(c)はアームの横断面図、(d)は、支持ブロックを、(b)の矢印A方向に見た図である。 図3の支持ブロックの変形例の斜視図。 本発明の第2の実施形態のデッキボードにおける揺動支持機構を、フロントボードを省略して示す模式図であり、(a)は平面図、(b)、(c)はアームを破断して示す、アームが水平な時とアームを立ち上げた時の側面図。 本発明の第3の実施形態のデッキボードにおける揺動支持機構を、フロントボードを省略して示す模式図であり、(a)は平面図、(b)はアームを破断して示す側面図。 (a)は、図6の揺動支持機構の、アームを立てていくとき時の状態を示す側面図、(b)はアームを寝かせていく時の状態を示す側面図。 本発明の第4の実施形態のデッキボードにおける揺動支持機構を、フロントボードを省略して示す模式図であり、(a)は平面図、(b)はアームを破断して示す側面図。 従来例のデッキボードを示す側面図。
符号の説明
10 デッキボード
11 フロントボード
12 リアボード
20 支持ブロック
21 ギア部
22 固定部
23 突出部
24,24’,71 傾斜面
25 ギア軌道部
26 非ギア軌道部
30,40 アーム
30a 底壁
30b,30c 側壁
35 係合爪
36 ホルダ
37,39,83 ばね
38,84,90 ピン
41,72a,72b,85 ストッパ
50,60 支軸
70 アシストプレート
80 摩擦面形成部
81 摩擦面
82 摩擦パッド
91 案内レール
101 リアシート
200 4リンク機構
201,202 板部材

Claims (8)

  1. 自動車のデッキ部の前側に配置されたフロントボードおよび後側に配置されたリアボードと、
    前記フロントボードの後端と前記リアボードの前端とを揺動可能に連結する支軸と、
    前記フロントボードの前端を揺動可能に支持し、前記フロントボードが斜めに立ち上がった複数の揺動位置に保持可能な揺動支持機構とを有する自動車用デッキボード。
  2. 前記揺動支持機構は、前記フロントボードを、床面上に寝かせた状態から斜めに立ち上げる方向に自由に揺動させることができ、前記フロアボードを水平方向から20〜70度の傾斜角の位置に配置すると、前記フロアボードを倒れないように支持する、請求項1に記載の自動車用デッキボード。
  3. 前記揺動支持機構は、
    前記デッキ部に固定され、前記フロントボードの揺動方向に所定の範囲にわたって延びるギア部と、
    前記フロントボードに取り付けられ、前記フロントボードの揺動軸線に向かって付勢された係合爪とを有し、
    前記係合部と前記ギア部とは、前記フロントボードを上方に揺動させた時には前記係合爪が前記ギア部の歯を順次乗り越えて移動可能であり、前記フロントボードを下方に揺動させようとすると、前記係合部が前記ギア部の歯に引っ掛かって移動しないように構成されている、請求項2に記載の自動車用デッキボード。
  4. 前記係合爪は、前記フロントボードの揺動軸線に平行な方向に、前記ギア部と揃う位置と、前記ギア部からずれた位置とに移動可能に支持され、前記ギア部と揃う位置に付勢されており、
    前記揺動支持機構は、
    前記フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた後、下方に揺動させていく時に、前記係合爪に当接し、前記係合爪を、前記揺動軸線に平行な方向に付勢力に抗して、前記ギア部からずれた位置に移動させる構造部をさらに有する、請求項3に記載の自動車用デッキボード。
  5. 前記揺動支持機構は、
    前記フロントボードと同軸に揺動可能に支持され、前記フロントボードの揺動軸線から半径方向に見て、前記ギア部よりも外側に位置する先端を有し、該先端が前記係合爪の先端に当接する位置に配置されたアシストプレートと、
    前記アシストプレートの、下方への揺動を、前記アシストプレートの前記先端が、前記ギア部の最下部に対応する位置にあり、かつ前記フロントボードを水平にした時に前記係合爪が当接しない揺動位置で止める第1のストッパと、
    前記アシストプレートの、上方への揺動を、前記フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた時に、前記係合爪が、前記アシストプレートの前記先端上にくる位置で止める第2のストッパとを有する、請求項3に記載の自動車用デッキボード。
  6. 前記揺動支持機構は、
    前記係合爪の、前記ギア部に向かう方向に直角な方向の側面に形成されたピンと、
    前記フロントボードを上方に所定の位置まで揺動させた後、下方に揺動させていく時に、前記係合爪の前記ピンに当接し、該ピンを、前記係合爪が前記ギア部に当接しないように所定の経路に沿って案内する案内レールとをさらに有する、請求項3に記載の自動車用デッキボード。
  7. 前記揺動支持機構は、
    前記デッキ部に固定され、前記フロントボードの揺動方向に所定の範囲にわたって延びる摩擦面と、
    前記フロントボードに取り付けられ、前記フロントボードが揺動方向に下方に揺動しないように保持可能な摩擦力を前記摩擦面との間に発生可能な摩擦パッドとを有し、
    前記摩擦パッドは、前記フロントボードに平行になった状態で、前記フロントボードの揺動軸線から半径方向に見て、先端が前記摩擦面よりも内側にくる位置に支持され、先端が前記摩擦面よりも外側に位置するように上下方向に揺動可能であり、前記フロントボードに平行になる位置に付勢されている、請求項2に記載の自動車用デッキボード。
  8. 前記フロントボードと前記リアボードとの揺動を、両者が平行に並ぶ位置より前記リアボードが上方に揺動しないように止めるストッパをさらに有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の自動車用デッキボード。

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