JP2009255612A - デッキボードの移動機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】デッキボードを軽量化し、デッキボードの上下移動作業を容易にする。
【解決手段】本発明は、車両1の荷室3を上下2段に分割可能なデッキボード30の移動機構であって、上方位置と下方位置との間を上下方向に移動可能なデッキボード30と、デッキボード30の車幅方向両側に設けられ、上方位置ではデッキボード30の下面から下方に突出して起立姿勢となる起立位置と下方位置ではデッキボード30の下面に沿って格納される格納位置との間を回動可能な一対の脚部31と、両脚部31の自由端部にそれぞれ設けられた一対のカムピン31Bと、荷室3の車幅方向両側を構成する両側壁3Dに設けられ、デッキボード30の上下動に伴って両カムピン31Bとそれぞれ係合することにより両カムピン31Bを一方向に周回させて両脚部31を起立位置と格納位置との間で移動させる一対の周回溝5とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図9
【解決手段】本発明は、車両1の荷室3を上下2段に分割可能なデッキボード30の移動機構であって、上方位置と下方位置との間を上下方向に移動可能なデッキボード30と、デッキボード30の車幅方向両側に設けられ、上方位置ではデッキボード30の下面から下方に突出して起立姿勢となる起立位置と下方位置ではデッキボード30の下面に沿って格納される格納位置との間を回動可能な一対の脚部31と、両脚部31の自由端部にそれぞれ設けられた一対のカムピン31Bと、荷室3の車幅方向両側を構成する両側壁3Dに設けられ、デッキボード30の上下動に伴って両カムピン31Bとそれぞれ係合することにより両カムピン31Bを一方向に周回させて両脚部31を起立位置と格納位置との間で移動させる一対の周回溝5とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図9
Description
本発明は、車両の荷室を上下2段に分割可能なデッキボードの移動機構に関する。
この種のデッキボードの移動機構として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、デッキボードの車両前方における車幅方向両側に設けられた一対のカムピンと、荷室の車幅方向両側を構成する両側壁に設けられ、両カムピンにそれぞれ係合することにより両カムピンを一方向に周回させてデッキボードの車両前方側を上下に案内する一対の周回溝とを備えている。このような移動機構によると、デッキボードの車両後方側を持ち上げた状態でデッキボード自体を周回溝の形状に沿って移動させてデッキボードの車両前方側の位置決めを行い、デッキボードの車両後方側を下げることによって、デッキボードの上下移動作業が行われる。
特開2007−91105公報
しかしながら、上記の移動機構によると、デッキボードの車両前方側はカムピンで直接支持され、デッキボードの全荷重がカムピンにかかるため、剛性の高いカムピンを用いるとともに、カムピンの取付強度を向上させるべく、例えば鉄板などからなる補強材を用いてカムピンを取り付ける必要がある。このため、補強材によってデッキボード全体の重量が重くなり、デッキボードの上下移動作業がやりづらくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、デッキボードを軽量化し、デッキボードの上下移動作業を容易にすることを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、デッキボードを軽量化し、デッキボードの上下移動作業を容易にすることを目的とする。
本発明は、車両の荷室を上下2段に分割可能なデッキボードの移動機構であって、上方位置と下方位置との間を上下方向に移動可能なデッキボードと、デッキボードの車幅方向両側に設けられ、上方位置ではデッキボードの下面から突出して起立姿勢となる起立位置と下方位置ではデッキボードの下面に沿って格納される格納位置との間を回動可能な一対の脚部と、両脚部の自由端部にそれぞれ設けられた一対のカムピンと、荷室の車幅方向両側を構成する両側壁に設けられ、デッキボードの上下動に伴って両カムピンとそれぞれ係合することにより両カムピンを一方向に周回させて両脚部を起立位置と格納位置との間で相互に移動させる一対の周回溝とを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、上方位置ではデッキボードを両脚部で支持することにより、両カムピンに直接荷重がかからないようにすることができる。このため、カムピンの取付強度を向上させるべく、鉄板などからなる補強材を用いる必要がなく、デッキボードを軽量化することができる。また、デッキボードの上下動に伴って両脚部が移動するから、デッキボード自体を周回溝の形状に沿って移動させる必要がなく、デッキボードの上下移動作業を容易にすることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
デッキボードの下面には、格納位置にある脚部を収容する格納凹部が凹設されている構成としてもよい。
このような構成によると、格納位置にある脚部を格納凹部に収容することができるから、下方位置ではデッキボード下面を荷室フロアに当接させるためデッキボードを安定させて格納できるとともに、デッキボード上面に積載された荷物をデッキボードの下面で支持することができる。
デッキボードの下面には、格納位置にある脚部を収容する格納凹部が凹設されている構成としてもよい。
このような構成によると、格納位置にある脚部を格納凹部に収容することができるから、下方位置ではデッキボード下面を荷室フロアに当接させるためデッキボードを安定させて格納できるとともに、デッキボード上面に積載された荷物をデッキボードの下面で支持することができる。
両脚部とデッキボードの連結部は、それぞれ、デッキボードの下面から突出して設けられた支持突部と、脚部の基端部に設けられ、支持突部を車幅方向両側から挟み込んで支持突部に軸支される支持凹部とを備えた構成としてもよい。
このような構成によると、支持突部が支持凹部によって車幅方向両側から挟み込まれるから、脚部の車幅方向におけるガタツキを軽減することができる。
このような構成によると、支持突部が支持凹部によって車幅方向両側から挟み込まれるから、脚部の車幅方向におけるガタツキを軽減することができる。
本発明によれば、デッキボードを軽量化することができるとともに、デッキボードの上下移動作業を容易にすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13の図面を参照しながら説明する。図1は、ミニバンやステーションワゴンなど後部ドア(図示せず)を有する車両1を斜め後方から見た斜視図である。車両1のリアシート2の車両後方には、荷室3が形成されている。さらに荷室3の車両後方には、後部ドアを開放することにより後部開口4が形成されるようになっており、この後部開口4を通じて荷室3に荷物が搬入される。
本発明の実施形態1を図1ないし図13の図面を参照しながら説明する。図1は、ミニバンやステーションワゴンなど後部ドア(図示せず)を有する車両1を斜め後方から見た斜視図である。車両1のリアシート2の車両後方には、荷室3が形成されている。さらに荷室3の車両後方には、後部ドアを開放することにより後部開口4が形成されるようになっており、この後部開口4を通じて荷室3に荷物が搬入される。
荷室3は、図1に示す上方位置に配置されたデッキボード30によって上下2段に分割可能とされている。このとき、デッキボード30の上面は、後部開口4の下端部とほぼ同じ高さに設定されており、デッキボード30の上面に載置された荷物を取り出しやすくなっている。一方、大きな荷物を積載したいときには、デッキボード30を図2に示す下方位置に配置することにより荷室3に広いラゲージスペースを得ることができるようになっている。なお、以下の説明では荷室3を上下2段に分割した状態における下方側をアンダートレイ3Aという。
リアシート2は分割可倒式シートであって、着座者(図示せず)の背中や腰を受けるシートバック21、着座者の頭部を受けるヘッドレスト22などを備えている。また、リアシート2には、シートバック21の傾きを自在に調整するためのリクライニング装置(図示せず)が設けられ、大量の荷物を積載するときにはシートバック21を車両前方に倒すことにより荷室3のラゲージスペースを拡張することができるようになっている。このときデッキボード30の上面は、車両前方に倒れたシートバック21の背面とほぼ面一となるように設定されている。
アンダートレイ3Aは、図3に示すように、下面側を構成するフロア3Bと、車両前方側を構成する前壁3Cと、車幅方向両側を構成する両側壁3Dと、車両後方側を構成する後壁3Eとを備えている。アンダートレイ3Aの両側壁3Dにおける前後両側には、一対の周回溝5がそれぞれ設けられている。両周回溝5は、互いに対称となるように配置されている。なお、フロア3Bは平坦面とされており、ボディの一部分として構成されていたり、合成樹脂材料または木質系材料からなる板材によって形成されている。また、周回溝5の構造については後述する。
次に、デッキボード30の構造について詳細に説明する。デッキボード30は、図4に示すように、四隅に配置された4つの脚部31を備えている。これらの脚部31は、デッキボード30の下面に対して回動可能に取り付けられており、図4に示す起立位置と図5に示す格納位置との間を移動可能である。また、車幅方向に対応する両脚部31の自由端部における外側には、一対のカムピン31Bがそれぞれ外方に突出して設けられている。
デッキボード30の下面において各脚部31と対応する位置には、格納位置にある脚部31を格納する格納凹部32が凹設されている。格納凹部32の下面には、図6に示すように、支持突部32Aが突出して設けられており、脚部31の基端部には、支持突部32Aを車幅方向両側から挟み込む支持凹部31Aが設けられている。支持凹部31A及び支持突部32Aは、これらに貫通して軸支する支持ピン33によって回動可能に連結されている。このようにすると、脚部31のデッキボード30に対する車幅方向のがたつきを規制することができる。
デッキボード30は、上方位置にあるときには、全ての脚部31が起立位置に位置することでアンダートレイ3Aのフロア3Bから所定の高さだけ上方において水平姿勢で支持されるようになっている。このとき、各脚部31の支持凹部31Aは、図9に示すように、格納凹部32の内周壁32Bと接触しており、この接触面でデッキボード30から荷重を受けるため、支持ピン33にかかる荷重が軽減されている。
一方、下方位置にあるときには、全ての脚部31が格納凹部32に格納されることでアンダートレイ3Aのフロア3Bによってデッキボード30の下面が支持されるようになっている。このため、デッキボード30に大きな荷物を積載しても脚部31には荷重がかからないようになっている。なお、全ての格納凹部32は、デッキボード30の車幅方向両端部に配置されているため、全ての脚部31は、デッキボード30の車幅方向両側に露出している。
次に、周回溝5の詳細な構造について車幅方向右側の側壁3Dにおいて前端部に配置された周回溝5を代表として説明する。周回溝5は、図7に示すように、ほぼ上下方向に延びる第1カム溝5Aと、第1カム溝5Aの上端部から斜め後方に下降する第2カム溝5Bと、第2カム溝5Bの後端部から第1カム溝5Aの下端部に連なる第3カム溝5Cとから構成され、これらのカム溝5A,5B,5Cが互いに連通することにより全体として周回状をなして構成されている。
第1カム溝5Aの下端部には、第3カム溝5Cとの連結部より下方に切り欠かれた第1凹部5Dが形成されている。この第1凹部5Dには、図8の2点鎖線部で示すように、起立位置にある脚部31のカムピン31Bが収容される。このとき、カムピン31Bと第1凹部5Dの内壁との間にはクリアランスが設定されているため、上方位置にあるデッキボード30に大きな荷物を積載してもカムピン31Bには荷重がかからないようになっている。
また、第1カム溝5Aの上端部には、第2カム溝5Bとの連結部より上方に切り欠かれて逆三角形状をなす第2凹部5Eが形成されている。この第2凹部5Eは、カムピン31Bを周回溝5に取り付ける際に使用される。さらに、第2カム溝5Bの後端部には、フロア3Bの平面方向に沿って後方に延びる第3凹部5Fが形成されている。この第3凹部5Fには、図8に示すように、格納位置にある脚部31のカムピン31Bが収容される。
次に、デッキボード30の上下動に伴う脚部31及びカムピン31Bの動作について説明する。カムピン31Bは、図9に示すように、デッキボード30が上方位置にあるときには、第1カム溝5Aの第1凹部5D内に収容され、脚部31は起立位置に位置している。このとき、デッキボード30から受ける荷重は、脚部31を通じてフロア3Bに直接伝達されるため、カムピン31B自体には荷重がかからない。
上方位置にあるデッキボード30を上方に移動させると、図10の2点鎖線で示すように、カムピン31Bは、第1カム溝5Aに沿って上方へ移動する。カムピン31Bが第1カム溝5Aの上端部に至ると、図10に示すように、脚部31は垂直姿勢となる。
このとき、カムピン31Bの下方には、第2カム溝5Bの下側を構成する内壁が臨んでいるから、デッキボード30を下方に移動させると、図11の2点鎖線で示すように、カムピン31Bが第2カム溝5Bに沿って第3カム溝5C側へ移動し、脚部31は格納位置へ向かう。カムピン31Bが第3凹部5Fに至ると、図11に示すように、デッキボード30が下方位置に至るとともに脚部31は格納位置に至って格納凹部32に収容される。
下方位置にあるデッキボード30を上方に移動させると、図12の2点鎖線で示すように、脚部31が自重によって垂直姿勢に戻ろうとし、カムピン31Bは、第3カム溝5Cに沿って移動する。
ここで、第3カム溝5Cの上側を構成する内壁は、第3凹部5Fから第1カム溝5Aに向けて上り勾配をなし、垂直姿勢となった脚部31のカムピン31Bの位置を頂点位置Tとして下り勾配をなしている。一方、第3カム溝5Cの下側を構成する内壁は、頂点位置Tの下方においては、第1カム溝5Aに向けて下り勾配をなしている。
このため、図12に示すように、カムピン31Bが頂点位置Tに至ると、デッキボード30の上方への移動が規制される。この状態からデッキボード30を下方に移動させると、図13の2点鎖線で示すように、カムピン31Bが第3カム溝5Cに沿って第1カム溝5A側へ移動し、脚部31は起立位置へ向かう。そして、カムピン31Bが第1カム溝5Aに進入し第1凹部5Dに収容されると、図13に示すように、脚部31が起立位置に至り、起立姿勢でフロア3Bに支持されるとともに、デッキボード30が上方位置に至る。
以上のように本実施形態では、脚部31によってデッキボード30を支持する構成としたから、カムピンを支持する補強材が不要となり、デッキボード30を軽量化することができる。また、デッキボード30の上下動に伴って脚部31のカムピン31Bが周回溝5に沿って移動し、脚部31を起立位置と格納位置との間で移動させることができるから、デッキボード30を周回溝5の形状に沿って移動させるという複雑な作業が不要となり、デッキボード30を上方位置と下方位置との間で容易に段替えすることができる。
また、デッキボード30が下方位置にあるときには脚部31を格納凹部32に格納し、デッキボード30の下面を荷室3のフロア3Bに当接させるためデッキボード30を安定させて格納できるとともに、デッキボード30の上面に積載された荷物をデッキボード30の下面で支持することができる。さらに、脚部31の支持凹部31Aが格納凹部32の支持突部32Aを車幅方向両側から挟み込み、両者31A,32Aが支持ピン33によって軸支されるから、脚部31の車幅方向へのがたつきを防ぐことができ、もってデッキボード30を安定して支持することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図14ないし図18の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、図14及び図15に示すように、デッキボード50の車両前方側50Fを、脚部31で支持する代わりに、アンダートレイ3Aの前壁3Cにおいて車幅方向に延びるリブ状に設けられた前方支持部40で支持する構成としたものである。つまり、本実施形態のデッキボード50は、車両後方側50Rにおける車幅方向両端部に一対の脚部31を備えたものであって、その他実施形態1と重複する構成、作用、及び効果については説明を省略するものとし、同一の構成については同一の符号を付すものとする。
次に、本発明の実施形態2を図14ないし図18の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、図14及び図15に示すように、デッキボード50の車両前方側50Fを、脚部31で支持する代わりに、アンダートレイ3Aの前壁3Cにおいて車幅方向に延びるリブ状に設けられた前方支持部40で支持する構成としたものである。つまり、本実施形態のデッキボード50は、車両後方側50Rにおける車幅方向両端部に一対の脚部31を備えたものであって、その他実施形態1と重複する構成、作用、及び効果については説明を省略するものとし、同一の構成については同一の符号を付すものとする。
まず、デッキボード50を上方位置から下方位置へ移動させる場合について説明する。デッキボード50は、上方位置にあるときには、車両前方側50Fが前方支持部40で支持されているとともに、車両後方側50Rが一対の脚部31で支持されている。この状態から、図17の2点鎖線で示すように、デッキボード50の車両後方側50Rを持ち上げてやや後方に突き出した状態とするとともに、カムピン31Bを第1カム溝5Aの上端部に移動させる。そして、図17に示すように、デッキボード50の車両前方側50Fを前方支持部40を回避してアンダートレイ3Aの内部に沈み込ませながら、カムピン31Bを第2カム溝5Bに沿って移動させる。カムピン31Bが第3凹部5Fに至ると、図18に示すように、脚部31が格納位置に至って格納凹部32に格納されるとともに、デッキボード50が下方位置に至ってフロア3Bに支持される。
デッキボード50を下方位置から上方位置へ移動させる場合についても同様であって、デッキボード50の車両後方側50Rを持ち上げると、カムピン31Bが第3カム溝5Cに沿って移動する。カムピン31Bが第3カム溝5Cの頂点位置Tに至ると、デッキボード50の上方への移動が規制される。そして、車両後方側50Rをやや後方に突き出した状態とし、前方支持部40を回避して車両前方側50Fを上方に引き上げて前方支持部40に載せた後、車両後方側50Rを下げる。すると、カムピン31Bが第1凹部5Dに至り、脚部31が起立姿勢となって起立位置に至るとともに、デッキボード50が上方位置へ至って脚部31によって支持される。
このように本実施形態では、脚部31を車両後方側50Rに設けるだけでよいから、実施形態1のデッキボード30よりも構造が簡素化し、軽量化することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態ではデッキボードを上下方向に移動させる際にデッキボードを持ち上げたりするグリップを図示していないものの、本発明によると、デッキボードに適宜グリップを設けてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態ではデッキボードを上下方向に移動させる際にデッキボードを持ち上げたりするグリップを図示していないものの、本発明によると、デッキボードに適宜グリップを設けてもよい。
(2)本実施形態では格納凹部32を設けて脚部31を格納しているものの、本発明によると、格納凹部32を設けないで、デッキボード30の下面に沿わせて脚部31を格納してもよく、その場合には、フロア3Bに収容凹部を凹設し、この収容凹部に脚部31を収容してもよい。
(3)本実施形態では脚部31に支持凹部31Aを設け、格納凹部32に支持突部32Aを設けているものの、本発明によると、脚部31に支持突部を設け、格納凹部32に支持凹部を設けてもよい。また、格納凹部32の下面に対して脚部31を2箇所以上で軸支してもよい。
(4)実施形態2ではデッキボード50の車両前方側50Fを前方支持部で支持するとともに、デッキボード50の車両後方側を脚部31によって支持しているものの、本発明によると、アンダートレイ3Aの後壁3Eにデッキボードの車両後方側を支持する後方支持部を設け、この後方支持部によってデッキボードの車両後方側を支持するとともに、デッキボードの車両前方側を脚部31によって支持してもよい。
(5)本実施形態では脚部31がデッキボードの車幅方向両側に露出するように格納凹部32を設けているものの、本発明によると、脚部31をデッキボードの車幅方向両側に露出させる必要はなく、カムピン31Bをデッキボードの下面から下方にオフセットした位置に形成してもよいし、あるいは、格納凹部32とデッキボードの車幅方向両側との間にカムピン31Bを挿通させる挿通溝を形成してもよい。
1…車両
3…荷室
3D…両側壁
5…周回溝
30,50…デッキボード
31…脚部
31A…支持凹部
31B…カムピン
32…格納凹部
32A…支持突部
3…荷室
3D…両側壁
5…周回溝
30,50…デッキボード
31…脚部
31A…支持凹部
31B…カムピン
32…格納凹部
32A…支持突部
Claims (3)
- 車両の荷室を上下2段に分割可能なデッキボードの移動機構であって、
上方位置と下方位置との間を上下方向に移動可能なデッキボードと、
前記デッキボードの車幅方向両側に設けられ、前記上方位置では前記デッキボードの下面から突出して起立姿勢となる起立位置と前記下方位置では前記デッキボードの下面に沿って格納される格納位置との間を回動可能な一対の脚部と、
前記両脚部の自由端部にそれぞれ設けられた一対のカムピンと、
前記荷室の車幅方向両側を構成する両側壁に設けられ、前記デッキボードの上下動に伴って前記両カムピンとそれぞれ係合することにより前記両カムピンを一方向に周回させて前記両脚部を前記起立位置と前記格納位置との間で相互に移動させる一対の周回溝とを備えたデッキボードの移動機構。 - 前記デッキボードの下面には、前記格納位置にある前記脚部を収容する格納凹部が凹設されている請求項1に記載のデッキボードの移動機構。
- 前記両脚部と前記デッキボードの連結部は、それぞれ、前記デッキボードの下面から突出して設けられた支持突部と、前記脚部の基端部に設けられ、前記支持突部を車幅方向両側から挟み込んで前記支持突部に軸支される支持凹部とを備えた請求項1又は請求項2に記載のデッキボードの移動機構。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015105057A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社タケヒロ | 車両荷室構造 |
-
2008
- 2008-04-11 JP JP2008103731A patent/JP2009255612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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