JP3977515B2 - シートのテーブル構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両、自動車、航空機、船舶、あるいは劇場等に適用されるシートのテーブル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道車両、自動車、航空機、船舶、あるいは劇場等には、テーブル付きのシートが配設されている。通常、このテーブル付きシートは、フロアに配設されたフレームに取り付けられ、着座席としてのシートボトムと、このシートボトムの後端部から立設された背凭れとしてのシートバックと、このシートバックの背面に設けられたテーブルとからなっている。シートボトムは、上記フレームに固定されているとともに、シートバックは、フレームの後部に設けられた幅方向に延びる第1水平軸回りに回動自在に軸支され、かつ、所定のロック機構によって所望の回動位置で回動をロックするように構成されており、ロック機構を操作することによって着座者はシートバックの傾倒角度を任意に設定することができるようになっている。
【0003】
また、上記テーブルは、下端部がフレームに連結された支持アームの先端側に設けられている。具体的には、支持アームは、下端部が上記第1水平軸回りに回動自在に軸支されているとともに上端部に第2水平軸が設けられている。上記テーブルは、第2水平軸回りに直立姿勢と水平姿勢との間で回動自在に軸支されている。
【0004】
従って、先端側がシートバックから離間した支持アームを、第1水平軸回りにシートバックの方向に回動させるとともに、テーブルを第2水平軸回りに回動して直立姿勢に設定することにより、テーブルがシートバックの背面に収納される一方、収納されたテーブルを引き出すことによって支持アームが第1水平軸回りに回動して後方に傾倒するとともに、テーブルが第2水平軸回りに回動して水平姿勢に設定され、これによって後部座席の着座者は、このテーブルを利用することができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の上記シートにおいて、シートバックの高さ位置を調節し得るように構成されたものがある。この高さ位置調節可能なシートバックにおいては、シートバックを軸支した上記第1水平軸が昇降可能にフレームに支持され、所望の高さ位置でフレームにロックされるように構成されている。
【0006】
しかし、このような高さ位置が設定可能なシートにあっては、シートバックおよび支持アームの双方が第2水平軸に軸支されているため、シートバックの高さ位置が変わると、これに伴ってテーブルの高さ位置も変わり、これによって後部座席の着座者は、テーブルに飲料等を安心して置くことができなくなるという問題点を有しており、従って、シートバックの背面にテーブルを収納可能に構成したシートにあっては、シートバックの高さ位置の調節を行い得るものは従来存在しなかった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、シートバックの昇降によってもテーブルの高さ位置が変化することのないシートのテーブル構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のシートのテーブル構造は、フロア上に配設されたフレームと、このフレームに取り付けられたシートボトムおよびこのシートボトムの後部に立設されたシートバックからなるシート本体と、上記シートバックの背面側に収納される直立姿勢と上記背面側から離間した傾斜姿勢との間で姿勢変更可能に設けられたテーブル支持アームと、このテーブル支持アームの上端部にテーブル支持アームが傾斜姿勢に設定された状態で傾斜姿勢と水平姿勢との間で姿勢変更可能に設けられたテーブルとからなり、かつ、シートバックの座角と連動してシートボトムの後部の高さ位置が調節可能に構成されたシートのテーブル構造であって、上記シートバックを、座角が大きくなるに従って高さ位置が低くなるように昇降自在に保持する第1の保持手段が設けられている一方、上記テーブル支持アームを姿勢変更可能に保持する第2の保持手段が設けられ、上記第2の保持手段は、水平姿勢に設定された上記テーブルの高さ位置が上記シートバックの昇降と独立して一定になるように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
このシートのテーブル構造によれば、シートバックは、第1の保持手段の動作によって高さ位置が自在に設定される一方、テーブルは、テーブル支持アームを直立姿勢に設定することによってシートバックの背面に収納されるとともに、第2の保持手段の動作によってテーブル支持アームを傾斜姿勢に設定し、かつ、テーブルを水平姿勢に設定することによって、後方のシートの着座者はこのテーブルを利用し得る状態になる。
【0010】
そして、第2の保持手段は、上記第1の保持手段と独立した動作によって水平姿勢に設定された上記テーブルの高さ位置が上記シートバックの昇降と独立して一定になるように構成されているため、テーブルは、シートバックの上下位置の変動等に影響されることなく水平姿勢での高さ位置が常に同一に設定される。
【0011】
本発明の請求項2記載のシートのテーブル構造は、請求項1記載のシートのテーブル構造において、上記第2の保持手段は、上記テーブル支持アームが上記シートバックの背面側に収納された状態で上記第1の保持手段に連動して動作するように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
このシートのテーブル構造によれば、テーブルがシートバックの背面に収納された状態では、テーブルは、第2の保持手段の第1の保持手段との連動動作によって、シートバックの昇降に応じて昇降するため、収納されたテーブルとシートバックの背面部との間で摺接状態が生じず、シートバックの昇降動作が容易になるとともに、テーブルの収納状態が安定する。
【0013】
本発明の請求項3記載のシートのテーブル構造は、請求項1または2記載のシートのテーブル構造において、上記第1の保持手段は、上記フレームと上記シートバックとの間に設けられた四辺形リンク構造によって形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
このシートのテーブル構造によれば、シートバックとシートボトムとの相対的な位置関係を略一定に維持した状態で、シートバックの座角を変更することが可能になる。従って、シートバックの座角を大きくした、いわゆるリクライニング姿勢においては、シートボトムの先端側が上方に持ち上げられた状態になり、これによってよりリラックスした状態でのシートへの着座が実現する。
【0015】
本発明の請求項4記載のシートのテーブル構造は、請求項1または2記載のシートのテーブル構造において、上記第1の保持手段は、上記フレームと上記シートバックとの間に設けられた5辺形リンク構造によって形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
このシートのテーブル構造によれば、5辺形リンク構造は、4辺形リンク構造に比べて形状変形の自由度が大きくなるため、シートバックを後方に倒すことにより(すなわち座角を大きくすることにより)、シートバックの高さ位置が低下するとともに、シートボトムはシートバックに対して前進してシートバックよりも若干前方に位置した状態にすることが可能であり、こうすることによって、シートバックが、その座角が大きになった、いわゆるシートがリクライニング姿勢に設定されると、シートは、それが着座姿勢に設定されているときより全体の長さが若干長くなり、シートをより快適に利用し得るようになる。
【0017】
本発明の請求項5記載のシートのテーブル構造は、請求項1乃至4のいずれかに記載のシートのテーブル構造において、上記第2の保持手段は、上記フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、上記テーブル支持アームの下端部に突設された外方に向かって延びる案内軸とを備えて形成され、上記ブラケットには、上記案内軸を案内するガイド長孔が穿設され、このガイド長孔は、シートバックの昇降に対応するように上下方向に延びた縦長孔と、この縦長孔の下端部から前方に向かって延びた横長孔とから構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
このシートのテーブル構造によれば、テーブルを昇降させることによりテーブル支持アームの下端部に設けられた案内軸が、ガイド長孔の縦長孔に案内されて上下動するようになっているため、テーブルがシートバックの背面に収納された状態でシートバックを上下動させると、テーブルはシートバックの上下動に同伴して昇降する。従って、テーブルが昇降し得ない場合には、シートバックを昇降させたときにシートバックとテーブルとの間でこすれ合いが生じ、円滑なシートバックの上下動が阻害されるという不都合が回避される。
【0019】
そして、直立姿勢でシートバックの背面に収納されているテーブルを水平姿勢に姿勢変更させるときは、テーブル支持アームのみを案内軸が縦長孔の下端部に到達するまで降ろし、ついでテーブル支持アームの上端部を後方に引くことにより、案内軸が横長孔に案内されつつテーブル支持アームは第1水平軸回りに回動してシートバックから後方に引き出される。この状態でテーブルを後方に向けて第2水平軸回りに回動させることにより、シートバックから後方に引き出された状態で水平姿勢になる。
【0020】
このように、テーブル支持アームに案内軸を設けるとともに、ブラケットに上記案内軸の昇降および第2水平軸回りの回転を案内する縦長孔および横長孔からなるガイド長孔を設けたため、テーブルはシートバックの上下動に対しては縦長孔に案内されつつシートバックに同伴して昇降するとともに、案内軸が縦長孔の下端部に到達した状態でテーブルがシートバックの背面から引き出され、これによって引き出されたテーブルは、シートバックの高さ位置に影響されることなく常に一定の高さ位置になる。
【0021】
本発明の請求項6記載のシートのテーブル構造は、請求項1乃至4のいずれかに記載のシートのテーブル構造において、上記第2の保持手段は、上記フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、基端側が上記ブラケットに第3水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第4水平軸回りに回動自在に軸支された、上記リンク腕と略平行な第2リンク腕とを備えて形成され、上記第2リンク腕には、上記第4水平軸を案内する長手方向に延びたリンク長孔が穿設されていることを特徴とするものである。
【0022】
このシートのテーブル構造によれば、テーブル支持アームとブラケットとは、リンク腕と第2リンク腕とで形成された4辺形リンク構造によって互いに連結されているため、テーブル支持アームは、この4辺形リンク構造のリンク運動に従って昇降可能になっており、シートバックの昇降に追随して昇降する。そして、第2リンク腕には、第4水平軸を案内するリンク長孔が設けられているため、第4水平軸はリンク長孔の穿設範囲内で移動可能になっており、これによってテーブル支持アームは第2水平軸回りに第4水平軸の移動範囲内での正逆回動によってシートバックに収納される位置とシートバックから引き出される位置との間で回動可能になっている。従って、テーブル支持アームは、シートバックの背面に収納された状態では、シートバックの昇降に追随して昇降するとともに、任意の位置でシートバックの背面から引き出すことが可能になる。しかも、テーブル支持アームは、それを引き出した状態で最下位に位置設定することが可能であり、こうすることによってテーブルの高さ位置をシートバックの高さ位置に拘りなく一定に維持することが可能になる。そして、このようにテーブル支持アームの変位に四辺形リンク構造を採用することによって、テーブル支持アームをより円滑に昇降させることが可能になる。
【0023】
本発明の請求項7記載のシートのテーブル構造は、請求項1乃至6のいずれかに記載のシートのテーブル構造において、上記テーブル支持アームを上記シートバックの方向に向けて斜め上方に付勢する付勢手段が設けられている一方、上記シートバックの背面には収納されたテーブル支持アームの上方への移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0024】
このテーブル構造によれば、テーブル支持アームは、付勢手段の付勢力によって常にシートバック背面に当接される方向に付勢されているとともに、規制手段によってシートバック背面に当接した状態のテーブル支持アームの上方への移動が規制されるため、テーブルのシートバック背面への収納状態が安定する。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るシートのテーブル構造の第1実施形態を示す背面視の分解斜視図であり、図2はその骨格の組立て斜視図である。また、図3は、図2に示すシートの一部断面側面図である。さらに図4および図5は、図2に示すシートの背面視の外観図であり、図4は、テーブルがシートバックの背面に収納された状態、図5は、テーブルがシートバックの背面から引き出された状態をそれぞれ示している。なお、図1および図2において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に、−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。これらの図に示すように、シート1は、フロアF上に配設されたフレーム2と、このフレーム2に取り付けられたシートボトム31およびこのシートボトム31の後部に立設されたシートバック34からなるシート本体3と、上記フレーム2の後方に設けられ、かつ、上記シート本体3を支持するブラケット4と、このブラケット4に下端部が接続されたテーブル支持体5と、このテーブル支持体5の上端部に設けられた平板状のテーブル6とからなる基本構成を有している。
【0026】
上記フレーム2は、本実施形態においては、幅方向に長尺に形成され、これによって2席のシート本体3がフレーム2上に配設されるものを例に挙げているが、紙面の都合上シート本体3は1席のみ示している。このようなフレーム2は、前後方向一対の長尺フレーム22および幅方向一対の短尺フレーム23からなる平面視で長方形状の基礎フレーム21と、この基礎フレーム21の幅方向中央部で前後の長尺フレーム22間に架橋された中央部架橋フレーム24と、この中央部架橋フレーム24の幅方向両側部で長尺フレーム22間に架橋された一対の側部架橋フレーム25とからなっている。
【0027】
このような基礎フレーム21の中央部架橋フレーム24および側部架橋フレーム25とフロアFとの間にはフレーム支持体20が介設されている。このフレーム支持体20は、フレーム2にシート本体3が支持された状態で、シートボトム31の座面が着座し易い高さに位置になるように上下寸法が設定されている。このフレーム支持体20には、図略の回転機構が設けられ、これによってフレーム2は、この回転機構によって鉛直方向に延びる中心回りに回転可能になっており、フレーム2を180°回転させることによってシート1を後ろ向きに方向設定し得るようになっている。
【0028】
また、上記中央部架橋フレーム24の後部には上方に向かって突設された中央直立フレーム26が一体に設けられているとともに、短尺フレーム23の後部には上記中央直立フレーム26に幅方向で対向した側部直立フレーム27が設けられ、上記シート本体3およびテーブル支持体5は、上記ブラケット4およびこれら直立フレーム26,27を介して短尺フレーム23に結合されている。
【0029】
上記シートボトム31は、発泡性合成樹脂製のパッド材の表面をトリムで覆ったボトムクッション32と、このボトムクッション32を支持するボトムフレーム33とからなっている。上記ボトムクッション32は、ボルト止めその他でボトムフレーム33に固定されている。上記ボトムフレーム33の幅方向両側部には、前後方向に延びる突条33aが設けられ、シート本体3は、この突条33aを介してフレーム2に装着されるようになっている。
【0030】
上記シートバック34は、発泡性合成樹脂製のパッド材の表面をトリムで覆ったバッククッション35と、このバッククッション35を支持するバックフレーム36と、このバックフレーム36の背面部を覆うバックカバー37とを備えて形成されている。上記バックフレーム36は、金属製パイプを角形の環状に折り曲げて両端部を溶接止めすることにより形成されている。このようなバックフレーム36の幅方向両側部の下半分には、上下方向に延びる一対のバックブラケット36aが固定されている。バックフレーム36は、このバックブラケット36aを介してフレーム2に取り付けられている。
【0031】
上記バックカバー37は、合成樹脂製の板状の成形品によってバックフレーム36の背面側に外嵌されるように形状設定されている。このバックカバー37は、背面板37aと、この背面板37aの幅方向両側部の略上半分から前方に向かって突設された一対の側板37bと、背面板37aの下縁部から前方に向かって突設された下部板37cとからなっている。
【0032】
そして、バッククッション35がバックフレーム36の前面側に装着された状態でバックカバー37をバックフレーム36およびバッククッション35に背面側から被せて側板37bおよび下部板37cをバックフレーム36にねじ止め等で固定することにより、バックカバー37がバックフレーム36に取り付けられるようにしている。このようなバックカバー37をバックフレーム36に装着した状態で、上記バックブラケット36aはバックカバー37から外部に露出するように側板37bの上下寸法が設定されている。
【0033】
また、上記背面板37aの背面部には上記テーブル支持体5およびテーブル6の外観形状に合致した収納凹部37dが凹設され、この収納凹部37dに直立姿勢に姿勢設定されたテーブル支持体5およびテーブル6が収納されるようになっている。この収納凹部37dの上縁部に、収納凹部37dに収納されたテーブル支持アーム51の上方への移動を規制する規制手段が形成されている。そしてテーブル6の先端縁部が上記上縁部に当止することによってテーブル支持アーム51の上方への移動が阻止されるようになっている。
【0034】
上記ブラケット4は、図1に示すように、短尺フレーム23上および中央部架橋フレーム24上であって直立フレーム26,27の前面側に立設固定された第1ブラケット41と、同後面側に固定された第2ブラケット42とからなっている。上記第1ブラケット41には、一端が上下一対の前方支持軸41aのそれぞれ回りに回動自在に軸支された上部リンク腕41bおよび下部リンク腕41cが設けられている。上記各リンク腕41b,41cは、他端が上下一対の後方支持軸41d回りに回動自在に軸支された状態で側面視が三角形状の中継板28に連結されている。これら上部リンク腕41bおよび下部リンク腕41cによって本発明の第1の保持手段が形成されている。
【0035】
上記中継板28は、幅方向一対で設けられているとともに、各中継板28間に連結ロッド28cが差し渡され、この連結ロッド28cによって左右の中継板28が同じ動きをし得るようにしている。
【0036】
上記各前方支持軸41a,41dは、上部リンク腕41bと下部リンク腕41cとが互いに平行になるように位置設定されている。そして、上部リンク腕41bと、下部リンク腕41cと、第1ブラケット41の一対の前方支持軸41a間の部分と、中継板28の一対の後方支持軸41d間の部分とで四辺形リンク構造が形成され、このリンク構造によって中継板28は円弧状の曲線軌跡を描きながら昇降するようになっている。
【0037】
このような一対の中継板28には、断面視でコ字形状の長尺の支持部材28aがそれぞれ同一高さ位置で設けられている。各支持部材28aは、前方に向かって緩やかな先上がりの傾斜が形成されるように中継板28に溶接等で一体に固定されている。また、これらの支持部材28aは、それぞれの開口面が互いに対向するように設けられ、これによって各支持部材28aには互いに対向した装着溝28bがそれぞれ形成された状態になっている。これらの装着溝28bに上記ボトムフレーム33の突条33aが嵌入されることによって、シートボトム31が支持部材28aを介してフレーム2に装着されるようになっている。
【0038】
また、上記シートバック34は、バックフレーム36の各バックブラケット36aが中継板28にボルト止めで固定されることにより中継板28に固定されており、これによってシートバック34は中継板28を介してフレーム2に取り付けられている。
【0039】
そして、上記上部リンク腕41bの長さ寸法は、上記下部リンク腕41cの長さ寸法より長く寸法設定されているとともに、シートバック34がシートボトム31の後端部で直立した起立姿勢に設定された状態で、各リンク腕41b,41cは後方上がりに傾斜するように取り付け位置が設定されている。
【0040】
従って、シートバック34に下方に向かう力を加えると、各リンク腕41b,41cはそれぞれの前方支持軸41a回りに時計方向に回動するリンク運動を行いつつシートバック34は下降するが、このとき、上部リンク腕41bは下部リンク腕41cより長いため、各リンク腕41b,41cが水平姿勢に近付くにつれて下部リンク腕41cの後方支持軸41dの方が下部リンク腕41cの後方支持軸41dより後方に突出した状態になり、これによって中継板28は上部が後方に向かって押し出された状態になり、中継板28に固定されているシートバック34は後方に向かって傾いた傾斜姿勢になる。
【0041】
また、フレーム2の適所には、設定されたシートバック34の傾斜姿勢をロックする図略のロック機構が設けられ、シートバック34の傾倒操作で所望の傾斜角度が得られた時点に上記ロック機構を操作することによってシートバック34の傾斜角度が固定されるようになっている。
【0042】
上記第2ブラケット(ブラケット本体)42は、前縁部および下縁部がそれぞれ上記側部直立フレーム27および短尺フレーム23に固定された平板によって形成され、前方上部に支持孔43が穿設されているとともに、後縁部および下縁部に沿うようにL字形状のガイド長孔44が穿設されている。このガイド長孔44は、上下方向に延びた縦長孔44aと、前後方向に延び、かつ、下に向かって凸の円弧形状を呈した横長孔44bとからなっている。そして、上記テーブル支持体5は、これら支持孔43およびガイド長孔44を介して第2ブラケット42にリンク結合されている。
【0043】
上記テーブル支持体5は、上下一対の幅方向に延びる連結ロッド52(上部連結ロッド52aおよび下部連結ロッド52b)によって連結された幅方向一対のテーブル支持アーム51と、各テーブル支持アーム51に取り付けられた幅方向一対のリンク腕53とを備えて構成されている。
【0044】
上記上部連結ロッド52aは、その両端部がテーブル支持アーム51の上下方向中間部より若干下部においてテーブル支持アーム51を貫通するように設けられ、貫通して外部に突出した部分で幅方向一対の第2水平軸54が形成されている一方、上記リンク腕53は、その一端部が第2水平軸54に接続されて第2水平軸54回りに回動自在に軸支されている。
【0045】
また、上記各テーブル支持アーム51の上端部には、互いに対向する方向に延びる貫通孔51aが穿設されており、この貫通孔51aに後述する第3水平軸61を挿通することにより、上記テーブル6は第3水平軸61回りに回動自在に軸支され、直立姿勢と水平姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0046】
上記一対のリンク腕53は、他端部に幅方向で互いに反対方向に延びる第1水平軸56が設けられ、この第1水平軸56が上記第2ブラケット42の支持孔43に嵌入されることによって第1水平軸56回りに回動自在に軸支されている。従って、テーブル支持アーム51は、リンク腕53を介して第1水平軸56回りに周回し得るとともに、周回しながら第2水平軸54回りに回動し得るようになっている。
【0047】
上記下部連結ロッド52bは、両端部が各テーブル支持アーム51を貫通して外方に突出され、この突出した部分で幅方向一対の案内軸57が形成されているとともに、各案内軸57はそれぞれ左右のガイド長孔44に嵌入されている。そして、案内軸57が縦長孔44aに位置した状態で、各テーブル支持アーム51はおよび直立姿勢のテーブル6は、シートバック34のバックカバー37の収納凹部37dに嵌まり込むとともに、案内軸57が横長孔44bに位置した状態で横長孔44bに案内されつつ第2水平軸54回りに回動し得るように寸法設定されている。
【0048】
上記案内軸57は、先端部に自軸心回りに回転自在に被せられたローラ57aを有し、この案内軸57の外周面が縦長孔44aの内縁部に当接して回転することにより、案内軸57の縦長孔44aに案内された移動が円滑に行われるようにしている。そして、第1実施形態においては、上記リンク腕53と、ガイド長孔44に案内される上記案内軸57とによって本発明の第2の保持部材が形成されている。
【0049】
上記横長孔44bは、案内軸57が縦長孔44aの下端部に位置した状態での第2水平軸54を中心とした円弧に沿うように形状設定され、これによって第2水平軸54が縦長孔44aの下端部に到達した時点からは、第2水平軸54の位置設定が行われた状態でテーブル支持アーム51は第2水平軸54回りに正逆回動して直立姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更されるようになっている。
【0050】
また、上記第2水平軸54にはリンク腕53とテーブル支持アーム51に挟持された状態のレバー片58が回動自在に設けられているとともに、このレバー片58の先端部にはコイルばね59が設けられている。このコイルばね59の先端部は、緊張状態で上記各直立フレーム26,27の頂部に接続され、コイルばね59の付勢力でテーブル支持体5がバックカバー37の収納凹部37d内に押し付けられるようになっている。
【0051】
従って、案内軸57が縦長孔44aの再下端部に位置した状態で、テーブル支持アーム51を第2水平軸54回りに時計方向に回動することにより収納凹部37dに収納されていたテーブル6はコイルばね59の付勢力に抗して外部に引き出されるとともに、引き出されたテーブル6をテーブル支持アーム51を介して第2水平軸54回りに反時計方向に回動することにより、テーブル6は収納凹部37d内に収納され、かつ、コイルばね59の付勢力で収納状態が安定するようになっている。
【0052】
また、上記横長孔44bは、その前端部に案内軸57が位置した状態で、上記コイルばね59の付勢力によってもテーブル支持アーム51が第2水平軸54回りに反時計方向に回動しないように形状設定または寸法設定されている。
【0053】
上記テーブル6は、幅寸法が水平姿勢における前後寸法よりも大きく設定された長方形状に寸法設定されている。このテーブル6の基端側の幅方向両側縁部には、幅方向一対の円柱状の第3水平軸61が軸心を幅方向に延ばした状態で突設されている。各第3水平軸61の端面には雌ねじが螺設されている一方、この雌ねじに螺合する雄ねじ55が設けられ、この雄ねじ55が第3水平軸61の雌ねじに螺着締結されることによって第3水平軸61は雄ねじ55の頭部によって抜け止めされた状態でテーブル支持アーム51に装着され、これによってテーブル6が第3水平軸61回りに回動自在にテーブル支持アーム51に取り付けられている。
【0054】
また、テーブル6の幅方向両側縁部であって、上記第3水平軸61の近傍には幅方向に突設された突片62が外方に向かって突設されている一方、上記テーブル支持アーム51には、貫通孔51aの前方に上記突片62に対応して穿設された円弧孔51bが穿設されている。これらの円弧孔51bは、貫通孔51aを中心とした円弧に沿うように形成されており、上記各第3水平軸61が貫通孔51aに嵌入された状態で上記各突片62が対応した円弧孔51bに嵌め込まれることにより、テーブル6は、上方に延びる直立姿勢と水平方向に延びる水平姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。
【0055】
また、テーブル6には、裏面の先端側縁部の角の部分が凹設されて形成した操作凹部63が設けられ、この操作凹部63に指を入れて所定の方向に押圧することによってテーブル6のシートバック34背面からの引き出し操作、およびシートバック34背面への収納操作を行うようにしている。
【0056】
一方、上記シートバック34のバックカバー37には、収納凹部37dに上縁部であって、上記操作凹部63に対応した部分に留め軸64a回りに回動自在に軸支された棒状の係止片64が設けられている。この係止片64は、上下方向に延びるように姿勢設定された状態で、側部が収納凹部37dにかかるように寸法設定されている。従って、テーブル6が収納凹部37dに収納された状態で、係止片64を留め軸64a回りに回動操作してその側部を収納凹部37d内に位置させることにより、係止片64の側部が操作凹部63内に入り込み、これによってテーブル6が収納凹部37dから抜け出るのが防止されてテーブル6の収納状態が安定するようにしている。
【0057】
図6および図7は、第1実施形態のテーブル構造の作用を説明するためのシート1の側面視の説明図であり、図6は、テーブル6の開閉動作の説明図であって(イ)はテーブル6が直立姿勢に設定されてシートバック34の収納凹部37dに収納された状態、(ロ)はテーブル6が収納凹部37dから引き出されて水平姿勢に移行しつつある状態、(ハ)はテーブル6がシートバック34の収納凹部37dから引き出されて水平姿勢に設定された状態をそれぞれ示している。また、図7は、シートバック34の昇降動作に連動するテーブル6の昇降動作の説明図であって、(イ)はシートバック34が最上位に位置した状態、(ロ)はシートバック34が最下位に位置した状態をそれぞれ示している。
【0058】
まず、図6を基にテーブル6の開閉動作を説明する。図6の(イ)に示す状態では、テーブル支持アーム51およびテーブル6はそれぞれ直立姿勢で上方に引き上げられてシートバック34の収納凹部37dに収納されている。テーブル6の収納状態は、レバー片58と直立フレーム26,27との間に張設されたコイルばね59の付勢力によって維持されている。この状態で、テーブル支持アーム51の案内軸57はブラケット4の縦長孔44aの最上位に位置している。また、係止片64は垂直姿勢に設定されてその下端部でテーブル6の操作凹部63を係止しており、これによってテーブル6の開放が阻止されている。
【0059】
図6の(イ)に示す収納状態のテーブル6を収納凹部37dから引き出すに際しては、まず、係止片64を留め軸64a回りに90°回して係止片64によるテーブル6の係止を解除してテーブル6を後方に向かって引き出し得る状態にする。この状態で操作凹部63に指を入れてテーブル6を下方に押圧すると、図6の(ロ)に示すように、テーブル支持アーム51が下方に押されて下降する。この下降によってリンク腕53が第1水平軸56回りに回動しながら案内軸57が縦長孔44aに案内されつつ下降するため、これに規制されてテーブル支持アーム51の直立姿勢は案内軸57が縦長孔44aの最下端に到達するまで維持される。
【0060】
そして、案内軸57が縦長孔44aの最下端に到達した後、テーブル6を後方に向かって移動させることにより、案内軸57が横長孔44bに案内されつつテーブル支持アーム51が第2水平軸54回りに時計方向に回動し、案内軸57が横長孔44bの前端部に当止することによって、図6の(ハ)に示すように、シートバック34の背部に水平姿勢に設定されたテーブル6が展開された状態になる。
【0061】
水平姿勢に設定されたテーブル6をシートバック34の収納凹部37dに収納するには、図6の(ハ)に示す展開状態のテーブル6を、第3水平軸61回りに反時計方向に回動して直立姿勢に設定してから、シートバック34の方向に押圧する。そうすると、案内軸57は長孔44bの後端部に当止して縦長孔44aの下端部に位置した状態になる(図6の(ロ))。この状態でテーブル6の下端縁部を上方に押し上げることにより、案内軸57が縦長孔44aにガイドされるとともに、第2水平軸54がリンク腕53を介して第1水平軸56回りに回動しつつテーブル6が収納凹部37dの壁面に摺接しながら上昇し、収納凹部37d内に収納される。テーブル6が収納凹部37dに収納された状態で係止片64を操作してテーブル6の移動を止めることにより、図6の(イ)に示すように、テーブル6の収納状態が安定する。
【0062】
つぎにシートバック34の昇降動作に連動するテーブル6の昇降動作について説明する。図7の(イ)に示すように、シートバック34が最上位にレベル設定されているときには、テーブル支持アーム51がコイルばね59の付勢力によって上方に引き上げられていることにより、テーブル6はその上縁部がシートバック34の収納凹部37d内の上縁部に当止した状態になっている。この状態では、案内軸57が縦長孔44aの上縁部に当止している。
【0063】
次いで、シートバック34が下降されると、テーブル6は、その上縁部が収納凹部37dの上縁部によって押圧され、シートバック34の下降に同伴して下降する。そして、シートバック34が最下位にレベル設定されることにより、案内軸57は、図7の(ロ)に示すように、縦長孔44aの最下端部に位置した状態になる。
【0064】
このように、本実施形態においては、テーブル6がシートバック34の昇降動作に連動して昇降するようになっているため、テーブル6のシートバック34背面における収納位置が変わることがなく、テーブル6の収納凹部37dに対する収納状態が安定する。また、収納状態のテーブル6が、いずれの高さ位置にあっても、テーブル6は、一旦案内軸57を縦長孔44aの最下端位置にまで押し下げた後に収納凹部37dから引き出すようになっているため、シートバック34の高さ位置に拘らず、引き出されて水平姿勢に設定されたテーブル6の高さ位置は常に同一になるとともに、テーブル6が水平姿勢に設定された状態ではシートバック34の高さ位置に変動があっても、テーブル6の高さ位置は変化せず、テーブル6の高さ位置が変わり、これによって例えばテーブル6に載置された食器が横転するような不都合は全く生じない。
【0065】
図8は、本発明に係るシートのテーブル構造の第2実施形態を示す分解斜視図であり、図9はその組立て斜視図である。これらの図に示すように、第2実施形態のテーブル構造においては、テーブル支持体5がシート本体3と同様に四辺形リンク構造によって変位するようになっている。具体的には、第1実施形態のガイド長孔44の穿設された第2ブラケット42に代えて、ガイド長孔44の穿設されていない第4ブラケット420が設けられている一方、テーブル支持アーム51の下端部には、第1実施形態の案内軸(第4水平軸)57に回動自在に軸支された、上記リンク腕53と略平行な第2リンク腕570が設けられている。そして、第4ブラケット420には、リンク腕53の第1水平軸56が挿通される支持孔43の下部に、第2リンク腕570を支持するために下部支持孔430が穿設されている。
【0066】
上記第2リンク腕570は、その上部のリンク腕53と略同一の長さ寸法を有し、前端側(図8の左方)に突設された、上記下部支持孔430に差し通される第3水平軸571と、後端側に長手方向に延びるように突設されたリンク長孔572とを備えている。そして、第2実施形態においては、上記リンク腕53と、リンク長孔572の穿設された第2リンク腕570とによって本発明に係る第2の保持手段が形成されている。
【0067】
そして、リンク腕53の第1水平軸56を第4ブラケット420の支持孔43に摺接状態で嵌入するとともに、第2リンク腕570の第3水平軸571を第4ブラケット420の下部支持孔430に摺接状態で嵌入した状態で、リンク腕53の後端部の挿通孔531を摺接状態で第2水平軸54の側端部に外嵌してねじ止めするとともに、第2リンク腕570のリンク長孔572を案内軸57の側端部に外嵌してねじ止めすることにより、図9に示すように、リンク腕53と、第2リンク腕570と、第2水平軸54および案内軸57間のテーブル支持アーム51と、支持孔43および下部支持孔430間の第4ブラケット420とで四辺形リンク構造が形成され、これによってテーブル支持アーム51はシート本体3の後部の昇降に追随して昇降し得るようになっている。
【0068】
また、一対の第4ブラケット420には、下部支持孔430より若干後方位置の斜め下方に互いに対向する方向に突設されたストッパ421がそれぞれ突設されており、第2リンク腕570がこのストッパ421に干渉することによってテーブル支持アーム51が所定の下限位置より下方に向けて下降しないようにしている。
【0069】
図10は、第2実施形態のテーブル構造の作用を説明するためのシート1の側面視の説明図であり、(イ)は、シートバック34が最上位に位置した状態でテーブル6がシートバック34の収納凹部37dに収納された状態、(ロ)は、シートバック34が最下位に位置した状態でテーブル6収納凹部37dから引き出されて水平姿勢に設定された状態をそれぞれ示している。
【0070】
まず、図10の(イ)に示す状態では、テーブル支持アーム51およびテーブル6はそれぞれ直立姿勢で上方に引き上げられてシートバック34の収納凹部37dに収納されている。また、係止片64は垂直姿勢に設定されてその下端部でテーブル6の操作凹部63を係止しており、これによってテーブル6の開放が阻止されている。
【0071】
そして、テーブル支持アーム51の案内軸57は、第2リンク腕570のリンク長孔572の後端側(図10の右方)に位置した状態になっており、この状態でシートバック34を昇降させると、テーブル支持アーム51は上下のリンク腕53,570からなる四辺形リンク構造のリンク運動によって上記昇降に追随するため、テーブル6がシートバック34の収納凹部37dから外れるという不都合は起こらない。
【0072】
つぎに、図10の(イ)および(ロ)を基にテーブル6の引き出し操作について説明する。ちなみに図10の(ロ)においては、テーブル6が引き出される前にシートバック34が最下位の位置に設定されている。収納凹部37dに収納状態のテーブル6を引き出すに際しては、まず、係止片64を留め軸64a回りに90°回して係止片64によるテーブル6の係止を解除してテーブル6を後方に向かって引き出し得る状態にする。この状態で操作凹部63に指を入れてテーブル6を下方に押圧すると、図6の(ロ)に示すように、テーブル支持アーム51が下方に押されて下降する。この下降によってリンク腕53が第1水平軸56回りに時計方向に回動するとともに、第2リンク腕570も第3水平軸571回りに時計方向に回動して下降し、ストッパ421に当止してテーブル支持アーム51の最下位位置が維持される。
【0073】
そして、テーブル支持アーム51が最下位に位置設定された後、テーブル6を後方に向かって移動させることにより、テーブル支持アーム51が第2水平軸54回りに時計方向に回動して案内軸57が第2リンク腕570のリンク長孔572に案内されつつ前方(図10の左方)に移動し、これによってテーブル支持アーム51が収納凹部37dから引き出された状態になる。この状態でテーブル6を第3水平軸61回りに時計方向に回動させることにより、図10の(ロ)に示すように、シートバック34の背部に水平姿勢に設定されたテーブル6が展開される。
【0074】
水平姿勢に設定されたテーブル6をシートバック34の収納凹部37dに収納するには、図10の(ロ)に示す展開状態のテーブル6を、第3水平軸61回りに反時計方向に回動して直立姿勢に設定してから、シートバック34の方向に押圧する。そうすると、案内軸57は第2水平軸54回りに反時計方向に回動して第2リンク腕570がリンク長孔572の後端側に移動する。この状態でテーブル6の下端縁部を上方に押し上げることにより、上下のリンク腕53,570のリンク運動によってテーブル6が収納凹部37dの壁面に摺接しながら上昇し、収納凹部37d内に収納される。テーブル6が収納凹部37dに収納された状態で係止片64を操作してテーブル6の移動を止めることにより、図10の(イ)に示すように、テーブル6がシートバック34の背面に収納された状態になる。
【0075】
以上詳述したように、第2実施形態のテーブル構造は、テーブル支持アーム51の姿勢変更の機構において、リンク腕53と第2リンク腕570とからなる四辺形リンク構造を採用しているため、案内軸57が第2ブラケット42の縦長孔44a内を摺動する第1実施形態に比較して、テーブル支持アーム51をより円滑に昇降させることができる。
【0076】
図11は、本発明に係るリンク構造の他の実施形態を示す斜視図であり、(イ)は分解斜視図、(ロ)は組立て斜視図である。また、図12は、リンク構造の他の実施形態の作用を説明するための側面視の説明図であり、(イ)はシートバック34が直立姿勢に設定された状態、(ロ)はシートバック34が傾斜姿勢に設定された状態をそれぞれ示している。なお、図11においては、五辺形リンク構造に係る部分のみを示している。この実施形態においては、シート本体3aのフレーム2には、第1ブラケット41の前方に下部小ブラケット29(図12)が上方に向かって突設されている一方、ボトムフレーム33にも上記下部小ブラケット29に対応した上部小ブラケット39が下方に向かって突設されている。そして、これら各小ブラケット29,39間に上下一対の幅方向に延びる連結軸239を介して前方リンク腕45(図12)が介設され、これによってシートボトム31は前方部分が前方リンク腕45の回動範囲以外には移動し得ないように移動範囲が規制されている。
【0077】
また、ボトムフレーム33は、その後部には上方に向かって突設されたボトムフレーム33と一体の三角形状の中継板28(図11、図12)を有しており、この中継板28の上部に、上部後方支持軸41d′回りに回動自在にバックフレーム36のバックブラケット36aが軸支されている。また上記第1ブラケット41の上部には、上部前方支持軸41a′回りに回動自在に上部リンク腕41b′が軸支されている。そして、この上部リンク腕41b′の先端側と、上記バックフレーム36の下端部とは、幅方向に延びる中間軸410d回りに相対回動可能に接続されている。従って、上記バックフレーム36に下方に向かう力を加えると、この力は上部後方支持軸41d′および中継板28を介してボトムフレーム33に伝達され、これによってボトムフレーム33が上記連結軸239回りに回動するようになっている。
【0078】
また第1ブラケット41の下部には幅方向に延びる下部前方支持軸41a″が設けられ、この下部前方支持軸41a″回りに回動自在に下部リンク腕41c′が設けられている。この下部リンク腕41c′の右方上部と上記中継板28の右方下部とが下部後方支持軸41d″回りに相対回動可能に接続されている。
【0079】
これによって第1ブラケット41と中継板28との間には、図12に太線で示すように上部後方支持軸41d′および中間軸410d間のバックブラケット36aと、中間軸410dおよび上部前方支持軸41a′間の上部リンク腕41b′と、上部前方支持軸41a′および下部前方支持軸41a″間の第1ブラケット41と、下部前方支持軸41a″および下部後方支持軸41d″間の下部リンク腕41c′とで五辺形リンク構造が形成されている。
【0080】
そして、上記各リンク腕(上部後方支持軸41d′および中間軸410d間のバックブラケット36a等)のリンク軸(上部後方支持軸41d′等)間の距離が適切に設定され、これによって、バックフレーム36に下方に向かう力を加えると、上記五辺形リンク構造のリンク運動によってボトムフレーム33が前進するとともに、バックフレーム36は、下降しながらその座角(鉛直面に対するバックフレーム36の傾倒角度)が大順次きくなるようになっている。
【0081】
この実施形態におけるシート本体3aのその他の構成、並びにテーブル支持体5およびテーブル6の構成は先の実施形態と同様である。
【0082】
従って、この実施形態のシート本体3aによれば、シートバック34は、座角に連動して高さ位置が自動的に調節されるため、すなわち、座角が小さいとき(図12の(イ))にはシートバック34の高さ位置は高く、座角が大きいとき(図12の(ロ))にはシートバック34の高さ位置は低く自動的に調節されるとともに、シートバック34が座角の大きいリクライニング姿勢に設定された状態では、シートボトム31が前進するため、シートバック34下部とシートボトム31後部との間の干渉を回避することができるとともに、シート本体3aの全長寸法が長くなることによって、リクライニング姿勢に設定されたシート1をより快適に利用することが可能になる。
【0083】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0084】
(1)上記の実施形態においては、テーブル支持アーム51はリンク腕53を介して第2ブラケット42に取り付けられているが、本発明は、こうすることに限定されるものではなく、テーブル支持アーム51の第2水平軸54を第2ブラケット42に直接支持させるようにしてもよい。このようにしてもシートバック34の昇降とは独立してテーブル支持アーム51を第2水平軸54回りに回動させることができるため、シートバック34の高さ位置を変えてもテーブル6の高さ位置が変わることはない。但しこのようにすると、テーブル6がシートバック34の背面に収納された状態でシートバック34を昇降させることにより、シートバック34の背面とテーブル6とが相互に摺接し合うようになるため、この摺接状態が良好に行われるようにする必要がある。
【0085】
(2)上記の実施形態においては、横長孔44bは円弧孔が採用されているが、横長孔44bが円弧孔であることに限定されるものではなく、直線状の長孔であってもよいし、所定曲線に沿った孔であってもよい。この横長孔44bの形状によって、水平姿勢のテーブル6の高さ位置を種々設定することができる。
【0086】
【発明の効果】
請求項1記載のシートのテーブル構造によれば、シートバックを昇降自在に保持する第1の保持手段が設けられている一方、テーブル支持アームを姿勢変更可能に保持する第2の保持手段が設けられ、第2の保持手段は、第1の保持手段と独立した動作によって水平姿勢に設定されたテーブルの高さ位置がシートバックの昇降と独立して一定になるように構成されているため、シートバックは、第1の保持手段の動作によって高さ位置が自在に設定される一方、テーブルは、テーブル支持アームを直立姿勢に設定することによってシートバックの背面に収納されるとともに、第2の保持手段の動作によってテーブル支持アームを傾斜姿勢に設定し、かつ、テーブルを水平姿勢に設定することによって、後方のシートの着座者はこのテーブルを利用することができる。
【0087】
そして、テーブルは、シートバックの上下位置の変動等に影響されることなく水平姿勢での高さ位置を常に同一に設定し得るため、前部座席の着座者がシートバックの高さ位置を調節する都度、テーブルの高さ位置が変更になって食事等に安心してテーブルを利用し得なくなるという不都合が解消され、シートをより快適に利用し得るように構成した上でテーブルを安心して利用することができ、より快適なシートの利用を図る上で有効である。
【0088】
本発明の請求項2記載のシートのテーブル構造によれば、第2の保持手段を、テーブル支持アームがシートバックの背面側に収納された状態で第1の保持手段に連動して動作するように構成したため、テーブルがシートバックの背面に収納された状態では、テーブルは、第2の保持手段の第1の保持手段との連動動作によって、シートバックの昇降に応じて昇降し、収納されたテーブルとシートバックの背面部との間で摺接状態が生じず、シートバックの昇降動作を容易に行うことができるとともに、テーブルの収納状態を安定させることができる。
【0089】
本発明の請求項3記載のシートのテーブル構造によれば、第1の保持手段を、フレームとシートバックとの間に設けられた四辺形リンク構造によって形成したため、シートバックとシートボトムとの相対的な位置関係を略一定に維持した状態で、シートバックの座角を変更することができる。
【0090】
本発明の請求項4の記載のシートのテーブル構造によれば、第1の保持手段を、フレームとシートバックとの間に設けられた5辺形リンク構造によって形成したため、5辺形リンク構造は、4辺形リンク構造に比べて形状変形の自由度が大きく、従って、シートバックの座角を大きくすることにより、シートボトムをシートバックよりも前進させることが可能であり、こうすることによって、シートバックが、その座角が大きくなった、いわゆるシートがリクライニング姿勢に設定された状態で、シートは、それが着座姿勢に設定されているときより全体の長さが若干長くなり、シートをより快適に利用し得るようになる。
【0091】
本発明の請求項5記載のシートのテーブル構造によれば、第2の保持手段を、フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側がテーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、テーブル支持アームの下端部に突設された外方に向かって延びる案内軸とから形成し、ブラケットには、案内軸を案内するガイド長孔を穿設し、このガイド長孔は、シートバックの昇降に対応するように上下方向に延びた縦長孔と、この縦長孔の下端部から前方に向かって延びた横長孔とから構成したため、テーブルをシートバックの背面に収納した状態でシートバックを上下動させることによって、シートバックの上下動に同伴して昇降させることができる。従って、テーブルが昇降し得ない場合には、シートバックを昇降させたときにシートバックとテーブルとの間でこすれ合いが生じ、円滑なシートバックの上下動が阻害されるという不都合を回避することができる。
【0092】
そして、直立姿勢でシートバックの背面に収納されているテーブルを水平姿勢に姿勢変更させるときには、テーブル支持アームのみを案内軸が縦長孔の下端部に到達するまで降ろし、ついでテーブル支持アームの上端部を後方に引くことにより、案内軸が横長孔に案内されつつテーブル支持アームは第1水平軸回りに回動し、これによってテーブルをシートバックから後方に引き出すことができる。この状態でテーブルを後方に向けて第2水平軸回りに回動させることにより、テーブルをシートバックから後方に引き出された状態で水平姿勢にすることができる。
【0093】
このように、テーブル支持アームに案内軸を設けるとともに、ブラケットに案内軸の昇降および第2水平軸回りの回転を案内する縦長孔および横長孔からなるガイド長孔を設けたため、テーブルはシートバックの上下動に対しては縦長孔に案内されつつシートバックに同伴して昇降するとともに、案内軸が縦長孔の下端部に到達した状態でテーブルがシートバックの背面から引き出され、これによって引き出されたテーブルは、シートバックの高さ位置に影響されることなく常に一定の高さ位置に保持することができる。
【0094】
本発明の請求項6記載のシートのテーブル構造によれば、第2の保持手段を、フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側がテーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、基端側がブラケットに第3水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側がテーブル支持アームに第4水平軸回りに回動自在に軸支された、リンク腕と略平行な第2リンク腕とを備えて形成し、第2リンク腕には、第4水平軸を案内する長手方向に延びたリンク長孔を穿設したため、テーブル支持アームとブラケットとがリンク腕と第2リンク腕とで形成された4辺形リンク構造によって互いに連結された状態で、テーブル支持アームは、この4辺形リンク構造のリンク運動に従って昇降可能になっており、シートバックの昇降に追随して昇降することができる。
【0095】
そして、第4水平軸はリンク長孔の穿設範囲内で移動可能になっており、これによってテーブル支持アームは第2水平軸回りに第4水平軸の移動範囲内での正逆回動によってシートバックに収納される位置とシートバックから引き出される位置との間で回動することができる。従って、テーブル支持アームは、シートバックの背面に収納された状態では、シートバックの昇降に追随して昇降するとともに、任意の位置でシートバックの背面から引き出すことができる。しかも、テーブル支持アームは、それを引き出した状態で最下位に位置設定することが可能であり、こうすることによってテーブルの高さ位置をシートバックの高さ位置に拘りなく一定に維持することができる。そして、このようにテーブル支持アームの変位に四辺形リンク構造を採用することによって、テーブル支持アームをより円滑に昇降させることができる。
【0096】
本発明の請求項7記載のシートのテーブル構造によれば、テーブル支持アームをシートバックの方向に向けて斜め上方に付勢する付勢手段を設ける一方、シートバックの背面には収納されたテーブル支持アームの上方への移動を規制する規制手段を設けたため、テーブル支持アームを、付勢手段の付勢力によって常にシートバック背面に当接される方向に向けて付勢することができるとともに、規制手段によってシートバック背面に当接した状態のテーブル支持アームの上方への移動を規制することができ、テーブルのシートバック背面への収納状態を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るシートの一実施形態を示す背面視の分解斜視図である。
【図2】図1に示すシートの骨格の組立て斜視図である。
【図3】図2に示すシートの側面図である。
【図4】図2に示すシートの背面視の外観図であり、テーブルがシートバックの背面に収納された状態を示している。
【図5】図2に示すシートの背面視の外観図であり、テーブルがシートバックの背面から引き出された状態を示している。
【図6】(イ)〜(ハ)は、第1実施形態のテーブル構造の作用説明用の側面視の説明図であり、テーブルの開閉動作を説明するためのものである。
【図7】(イ)および(ロ)は、第1実施形態のテーブル構造の作用説明用の側面視の説明図であり、シートバックの昇降動作に連動するテーブルの昇降動作を説明するためのものである。
【図8】テーブル構造の第2実施形態を示す分解斜視図である。
【図9】図8の組立斜視図である。
【図10】(イ)および(ロ)は、第2実施形態のテーブル構造の作用を説明するためのシートの側面視の説明図である。
【図11】本発明に係るリンク構造の他の実施形態を示す斜視図であり、(イ)は分解斜視図、(ロ)は組立て斜視図である。
【図12】本発明の他の実施形態の作用を説明するための説明図であり、(イ)はシートバックが直立姿勢に設定された状態、(ロ)はシートバックが傾斜姿勢に設定された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 シート
2 フレーム
3,3a シート本体
31 シートボトム
33 ボトムフレーム
34 シートバック
4 ブラケット
41 第1ブラケット
41b 上部リンク腕(第1の保持手段)
41c 下部リンク腕(第1の保持手段)
42 第2ブラケット(ブラケット本体)
5 テーブル支持体
51 テーブル支持アーム
53 リンク腕(第2の保持手段)
54 第2水平軸
56 第1水平軸
57 案内軸(第4水平軸)
571 第3水平軸
6 テーブル
61 第3水平軸
F フロア

Claims (7)

  1. フロア上に配設されたフレームと、このフレームに取り付けられたシートボトムおよびこのシートボトムの後部に立設されたシートバックからなるシート本体と、上記シートバックの背面側に収納される直立姿勢と上記背面側から離間した傾斜姿勢との間で姿勢変更可能に設けられたテーブル支持アームと、このテーブル支持アームの上端部にテーブル支持アームが傾斜姿勢に設定された状態で傾斜姿勢と水平姿勢との間で姿勢変更可能に設けられたテーブルとからなり、かつ、シートバックの座角と連動してシートボトムの後部の高さ位置が調節可能に構成されたシートのテーブル構造であって、上記シートバックを、座角が大きくなるに従って高さ位置が低くなるように昇降自在に保持する第1の保持手段が設けられている一方、上記テーブル支持アームを姿勢変更可能に保持する第2の保持手段が設けられ、上記第2の保持手段は、水平姿勢に設定された上記テーブルの高さ位置が上記シートバックの昇降と独立して一定になるように構成されていることを特徴とするシートのテーブル構造。
  2. 上記第2の保持手段は、上記テーブル支持アームが上記シートバックの背面側に収納された状態で上記第1の保持手段に連動して動作するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のシートのテーブル構造。
  3. 上記第1の保持手段は、上記フレームと上記シートバックとの間に設けられた四辺形リンク構造によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシートのテーブル構造。
  4. 上記第1の保持手段は、上記フレームと上記シートバックとの間に設けられた5辺形リンク構造によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシートのテーブル構造。
  5. 上記第2の保持手段は、上記フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、上記テーブル支持アームの下端部に突設された外方に向かって延びる案内軸とを備えて形成され、上記ブラケットには、上記案内軸を案内するガイド長孔が穿設され、このガイド長孔は、シートバックの昇降に対応するように上下方向に延びた縦長孔と、この縦長孔の下端部から前方に向かって延びた横長孔とから構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシートのテーブル構造。
  6. 上記第2の保持手段は、上記フレームに立設されたブラケットと、基端側がこのブラケットに第1水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第2水平軸回りに回動自在に軸支されたリンク腕と、基端側が上記ブラケットに第3水平軸回りに回動自在に軸支されるとともに、先端側が上記テーブル支持アームに第4水平軸回りに回動自在に軸支された、上記リンク腕と略平行な第2リンク腕とを備えて形成され、上記第2リンク腕には、上記第4水平軸を案内する長手方向に延びたリンク長孔が穿設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシートのテーブル構造。
  7. 上記テーブル支持アームを上記シートバックの方向に向けて斜め上方に付勢する付勢手段が設けられている一方、上記シートバックの背面には収納されたテーブル支持アームの上方への移動を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシートのテーブル構造。
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