JP2005075265A - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライドシートを段差がある車床上を連続してスライドできるようにすることである。
【解決手段】 シートを設置する前方車床104に対してその後方に有する後方車床Rを高く形成した車両に設置するスライドシートであって、該シートのシートクッション底面には、シートクッションCSの底面に格納され且つ格納状態で前記後方車床に支持される脚部209を設けてなることにより、前方車床104に対して高さが高い後方車床R上にスライドシートをスライドできるようにしている。
【選択図】 図4
【解決手段】 シートを設置する前方車床104に対してその後方に有する後方車床Rを高く形成した車両に設置するスライドシートであって、該シートのシートクッション底面には、シートクッションCSの底面に格納され且つ格納状態で前記後方車床に支持される脚部209を設けてなることにより、前方車床104に対して高さが高い後方車床R上にスライドシートをスライドできるようにしている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、自動車などの車両用シートのスライド装置に関するものである。
従来の車両用シートには例えば左右のフロントシート、左右のリヤシートの各々間隔をおいて配置し、フロントシート、リヤシート間にロングスライドレールを敷設し、このロングスライドレールにセンターシートをスライド自在に設置したものが開示されている(特許文献1参照)。
一方、ワンボックス車など車両後方にホイールハウス、燃料タンクなどを配設した車両の後方の車床を、その前方のシートを設置する車床に対して高く形成して、荷室として利用している。
従って、前記にスライドするシートは荷室側の車床が高く形成されているため、当然シートを例えば荷室方向に連続するように、スライドさせることは困難である。そのため、センターシートの有効利用が図れない不具合があった。
また、リヤシートを荷室の車床と同一の高さになるように折り畳んで格納し、リヤシート上を荷台とし、前記荷室を拡大して荷室を休息用のスペースとしたものにおいては、全体が平坦状で好ましい休息体勢が得られない不具合がある。
そこで、本発明は例えば、前後方向にスライド自在な車両用シートにおいて、前記従来品の不具合を解消することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明に係る車両用シートのスライド装置は、シートを設置する前方車床に対してその後方に有する後方車床を高く形成した車両に設置するスライドシートであって、該シートのシートクッション底面には、シートクッションの底面に格納され且つ格納状態で前記後方車床に支持される脚部を設けてなる構成である。
以上の構成により、シートクッションに設けた脚部によって、シートクッションはスライドレール等のスライド手段を後方車床まで連続した延設できない車床においても、連続的に前後移移動可能となる。
また、前記脚部は折り畳み可能に格納され先端にキャスターを設けることによりシートが後方車床へ移動し易くなる。
更に、前記シートのクッションの底面前側に、前記前方車床に前後方向に敷設したスライドレールにスライド自在に係合するアッパーレール付の前脚を設け、該前脚の後方に前記脚部を設けることにより、シートの前側がスライドレールに常に係合しているため、シートの安定性、スライド状が良好となる。
加えて、前記前方と後方車床との間に、前記脚部を起立状態と格納状態に切り替える切替凹部を設け、該切替凹部は前方車床より低く形成することにより、脚部が自動的に格納され且つ起立状態に切り替えることができる。
そして、前記シートを左右に離間して設置したリヤシート間に設けたセンターシートにすることにより、このセンターシートのシートバックを水平状に後倒させて、荷室を構成する後方車床上に移動させると、そのシートバックが荷室の車床を左右に仕切る仕切部材となる。
本請求項1の発明によれば高さが異なる車床上に、シートを連続的にスライドさせることができな、また従来、シートをスライドできない場所までスライドできるため、車内の居住性を向上させることができる。
本請求項2の発明によれば、構造が簡単で、シートの移動性が良好となる。
本請求項3の発明によれば、シートがスライドレールに常に係合しているため、シートの上下、左右方向のガタの発生を防止でき、スライド性が良好になるし、所定位置でシートを車床側に固定できる。
本請求項4の発明によれば、シートの前方車床から後方車床への移動又は逆方向への移行時に、自動的に脚部が起立状態、格納状態に切替えることができるため、前記移行をスムーズに行うことができる。従って、前記移行時にシートを車床に対して着脱する操作が不要となる。
本請求項5の発明によれば、シートがセンターシートの場合において、センターシートを荷室を構成する後方車床に移動してそのシートバックをフルフラット状態に後倒する
ことにより、シートバックが荷室の車床を左右に仕切る仕切り部材となるし、荷室内に積載した荷物の左右方向(車幅方向)への移動防止部材ともなり得る。
ことにより、シートバックが荷室の車床を左右に仕切る仕切り部材となるし、荷室内に積載した荷物の左右方向(車幅方向)への移動防止部材ともなり得る。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面は車両用シートのスライド装置の一例としてセンターシートに応用した場合を示すものである。
図面は車両用シートのスライド装置の一例としてセンターシートに応用した場合を示すものである。
図1は、センターシートを有する車両用シートの配列例を示し、図中DSはドライバーシート(フロントシート)のシートクッション、DBは同シートバック、ASはアシスタントシート(フロントシート)のシートクッション、ABは同シートバックを各々示し、左右のフロントシートは左右に離間して配置されている。
同様に、左右のリャシートのシートクッションRS、RSも左右に離間して配置されている。RB、RBはリャシートのシートバックを示す。
そして、左右のリャシートのシートクッションRS、RS後方には荷室が設けてある。Rは荷室の床面を示す。
前記フロントシートのシートクッションDS、AS間からリャシートのシートクッションRS、RS間にはスライドレール206が敷設され、このスライドレール206にセンターシートのシートクッションCSがスライド自在に且つロック装置により所定位置にロックされるように配設されている。
従って、センターシートのシートクッションCSは、図1、図2に示すように、フロントシートのシートクッションDS、ASと並設でき、一方のフロントシート(例えば、ドライバーシート)から他方のフロントシート(アシスタントシート)にセンターシートを利用して容易に乗員が移動できるように構成されている。
また、センターシートを後方にスライドさせてリャシートのシートクッションRS、RSと並設することにより、センターシートはリャシートのセンターシートとして利用できるように形成されている。
以上の荷室の床面Rを後方車床とし、その前方である前記スライドレール206を敷設したスライドレール敷設用床面104を前方車床とする。
この荷室の床面Rはスライドレール敷設用床面104に対して、図2に示すように高く形成され、また、前記リャシートのシートクッションRS、RSを設置して格納する格納床面100も、前記荷室の床面Rに対して低く形成され、リャシートのシートクッションRSを前方に倒し、その上にシートバックRBを背面が水平状になるように前倒し、格納床面100上に格納した際に、そのシートバックRBの背面と荷室の床面Rが同一平面状になるように構成されている。
なお、図1、2において、図中101はフロントシートのシートクッションDS、AS前方に有するフロントシートのシートクッションDS、AS跳上げ用のフロントシートの使用者用の床面、102は格納床面100と荷室の床面Rとへ間に有する傾斜面、103はスライドレール206の前記傾斜面102側に設けた切替凹部を各々示す。
図3は、センターシートのシートクッションCSを荷室の車床R側にスライドさせて、フルフラット状態のシートバックCBを荷室の車床R上に突出させた状態を示す。
図4は、更にセンターシートのシートクッションCSを後方にスライドさせてそのシートクッションCSの荷室車床R上に乗り上げた状態を示す。
図5は、図4の状態によりセンターシートのシートバックCBを起立状態に起こして、前方に移動させる状態を示す。
そのため、以上のセンターシートは図6に示すように、シートバックCBのバックフレーム211はシートクッションCSのクッションルーム212に対して最下段の回転機構200、この回転機構200に対してブラケット200Aを介して中間の回転機構201、この中間の回転機構201にブラケット201Aを介して上段の回転機構202が設けてある。
これらの各回転機構200、201、202は従来の自動車用シートのリクライニング装置と同様なものである。例えば、特開平2−228914号に開示されているリクライニング装置を使用する。
以上の回転機構200、201、202によって、シートバックCBを図3、図5の状態に調節できるように形成されている。
そして、センターシートのシートクッションを構成するクッションフレーム212の底部前側には、下方に前脚208を二又状に設け、この前脚208の下請に支承片207を架設し、この支承片207の中央にアッパーレール203Aを固設し、このアッパーレール203Aに前記スライドレール206内に転動自在なローラ203が設けてある。
また、アッパーレール203Aの左右にはスライドレール206の両側に設けた合成樹脂製プレートからなる前記床面104に転動する左右一対のローラ205を取り付けて、前脚208のスライド状と安定性を向上させている。同中205Aは支承片207と一体のローラカバー部材を示す。
前記センターシートのクッションフレーム212における底部後側にはクッションフレーム212に設けた回転軸210に一体に固着したキャスター204付の脚部209が設けてある。このキャスター204は、前記床面104から後述する切替凹部103、傾斜面102、荷室の車床R上を転動する。
この脚部209は図3、図4、図5に示すより内側に折り畳んで格納可能に取り付けられている。即ち、脚部209は、図6において左方向に回動自在で同図右方へはストッパ(不開示)により回動規制されるようにシートクッション底面に枢支されている。
一方、前記切替凹部103は後方車床たる荷室の車床Rとその前方車床たるスライドレール敷設用床面104との間に設けてあり、該床面104に対して低く凹窪状に形成されている。そして、その荷室の車床R側である前記傾斜面102に連続する後側側壁103Aとその反対側の前側壁103Bがいずれも切替凹部103の底面方向に向けて傾斜状に形成されている。
従って、図3に示すようにセンターシートを荷室の車床R側にスライドさせると、脚部209のキャスター204が切替凹部103内に落ち込んだ後、後側壁103Aに突き当たる。そしてセンターシートを更に後方にスライドさせると、脚部209が図4に示すように折り畳まれて格納される。
そして、センターシートのシートクッションCSは前脚208が傾斜面102近傍まで最後端を延設したスライドレール206の最後端まで後方にスライドされる。
従って、図4に示すようにセンターシートのシートクッションCSの後部が荷室の車床R上に乗り上げた状態までセンターシートを後進できる。
そして、センターシートを図4の状態から前進させると、脚部209のキャスター204が切替凹部103に入り、更に図5に示すように後側壁103Aから前側壁103Bに向かって切替凹部103に摺動しながら前方へ回動させられて起立状態になり、前記床面104上を転動可能となる。
なお、前記脚部209は図示したものに限定されるものでなく、例えば、上下方向に伸縮するものでよい。また、前記切替凹部103は脚部209を折り畳み状態から起立状態に又はその逆の順に移行できるものであれば、図示するものに限定されるものでない。
図6において、図中105は車体、106は排気筒を各々示す。
CSスライドシートたるセンターシートのシートクッションR・・・後方車床、103・・・切替凹部、104・・・前方車床、204・・・キャスター、206・・・スライドレール、208・・・前脚、209・・・脚部。
Claims (5)
- シートを設置する前方車床に対してその後方に有する後方車床を高く形成した車両に設置するスライドシートであって、前記シートクッションの底部前側が前記前方車床と前後方向にスライド自在に係合すると同時に、前記シートクッションの底部後側には前後方向に回動して該シートクッション底部に格納自在に支持された脚部が設けられ、前方車床に位置するときには起立状態に、後方車床に位置するときには格納状態に切り替わり可能に支持されるとともに、前記前方と後方車床との間には前記脚部を起立状態と格納状態に切り替える切替凹部が設けられ、該切替凹部は前方車床より低く形成してなることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
- 前記脚部は折り畳み可能に格納され先端にキャスターを設けてなる請求項1記載の車両用シートのスライド装置。
- 前記シートのクッションの底面前側に、前記前方車床に前後方向に敷設したスライドレールにスライド自在に係合するアッパーレール付の前脚を設け、該前脚の後方に前記脚部を設けてなる請求項1又は2記載の車両用シートのスライド装置。
- 前記前方と後方車床との間に、前記脚部を起立状態と格納状態に切り替える切替凹部を設け、該切替凹部は前方車床より低く形成してなる請求項1乃至3記載の車両用シートのスライド装置。
- 前記シートは左右に離間して設置したリヤシート間に設けたセンターシートである請求項1乃至4記載の車両用シートのスライド装置。
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JP2003311103A JP2005075265A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | 車両用シートのスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006059722B4 (de) * | 2006-01-11 | 2009-06-18 | Lear Corp., Southfield | Modulare(r) Sitz/Konsole für ein Fahrzeug |
CN109381096A (zh) * | 2018-11-04 | 2019-02-26 | 王占峰 | 一种车载折叠坐便器 |
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2003
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DE102006059722B4 (de) * | 2006-01-11 | 2009-06-18 | Lear Corp., Southfield | Modulare(r) Sitz/Konsole für ein Fahrzeug |
US7677656B2 (en) | 2006-01-11 | 2010-03-16 | Lear Corporation | Modular seat/console for a vehicle |
US7883146B2 (en) | 2006-01-11 | 2011-02-08 | Lear Corporation | Seating arrangement for a vehicle |
CN109381096A (zh) * | 2018-11-04 | 2019-02-26 | 王占峰 | 一种车载折叠坐便器 |
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