JP6316710B2 - 多機能を有するスロープ装置 - Google Patents
多機能を有するスロープ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6316710B2 JP6316710B2 JP2014175332A JP2014175332A JP6316710B2 JP 6316710 B2 JP6316710 B2 JP 6316710B2 JP 2014175332 A JP2014175332 A JP 2014175332A JP 2014175332 A JP2014175332 A JP 2014175332A JP 6316710 B2 JP6316710 B2 JP 6316710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- vehicle
- inverted
- mode
- rotating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
この場合に車椅子を車室内に乗り入れた状態でスロープ部材を倒立(起立)させて格納する構造が一般的であった。
しかし、車椅子を搭載しない場合にもスロープ部材を倒立格納すると、車室の有効利用の障害になる。
そこで例えば、特許文献1にはフロアにスロープ部材を載置させた反転状態に収納する技術を開示する。
しかし、この公報に開示するスロープ部材の反転収納構造では、スロープ部材の裏面が斜めに傾斜した状態になり、荷物を搭載した場合等に安定性に欠け、車室の利用に制限がある。
特許文献2には、車両のテール部とともに回動するスロープ支持架台の回動中心と、スロープ板の回動中心を分離させた構造を開示する。
しかし、同公報に開示する技術もスロープ部材を車室内側に斜めに収納するものである。
ここで、車両の開口端部とはドアを開閉し、乗下車できる開口部をいい、自動車のテール部やサイド部に設けられている。
この種の車両においては、後部座席を前後方向にスライド可能に設けるとともに、ラゲッジスペース空間を広くする目的で、ラゲッジスペースのフロア床面をミドルフロアの床面よりも低く凹部状に設定したものも多い。
このような車両にスロープ装置を搭載する場合にラゲッジスペースの床面が低いので、車外側にスロープ面を展開形成しやすい反面、スロープ部材を室内側に反転させた際にスロープ部材の先端部がミドルフロア側に乗り上がるようになるために、スロープ部材が傾斜した状態に収納されることになりやすい。
そこで、本発明はスロープ部材を車室内側に伏せた状態でスロープ部材の回動中心となる回動部を上昇できるようにした点に特徴がある。
特にスロープ部材の回動部を上昇させると、スロープ部材の下側と上側の両方に荷室を形成することができるとともに、伏せた状態のスロープ上面を略水平に維持することができ、収納した荷物の安定性に優れる。
なお、必要に応じて回動部を上昇させることなく、傾斜させたままスロープ部材を収納することもできる。
このようにすると、スロープ部材を必要としないときには、車両からスロープ部材を取り外すこともでき、またスロープ長さの異なるスロープ部材をニーズに合せて選択使用することもできる。
例えば、スライド式,リンク式,スピンドル上下動式等が例として挙げられる。
また、ガイド部材20からなる昇降手段の構造例を図4に示す。
本実施例では、展開状態を図3に示すように車両1のリアドアを開き、開口部2から伸縮スライド式のスロープ部材10を車外側に展開し、スロープ面を形成する例になっているが、スロープ部材10の構造に制限がなく、折りたたみ式であってもよい。
第1スロープ11は、パネル部材11aの両サイド部にスライドレール11b,11cを有し、第2スロープ12はパネル部材12aの両サイド部にスライドレール12b,12cを有する。
この第1,第2スロープ11,12のスライドレール11bと12b及び11cと12cが相互にスライド嵌合している。
スロープ部材10の第1スロープ11側の基部の両側に回動部10aを形成してある。
図3に示した実施例は、上下方向に立設したガイド部材20のスライドレール部21に沿って回動部10aが上下移動する構造例になっている。
回動部10aは、図3に示すようにロッド部材に外形円柱又は円筒状のローラ部材13を連結してもよく、図4(a)に示すように回転しない樹脂シュー13aとロッド部材を回転自在に連結した回動部10aであってもよい。
図4(a)に示すようにガイド部材20の底部のローラ受け21aにローラ部材13が載置するように支持させると、図1(b),図2(b)に示すようにスロープ部材10の先端部を持ち上げ、倒立状態(倒立モード)にすることができる。
本実施例では、図1(b)に示すようにガイド部材10の上部にロック機構を設け、この倒立ロック部23にてスロープ部材10を倒立保持できる。
このロック機構は、スロープ部材10と車体との間に設けてもよい。
倒立ロック部23のロックを解除すると、図1(c),図3に示すようにスロープ部材10が車外側に回動展開し、スロープ面を形成する。
スロープ部材10を倒立モードから車室内側に反転させると、図11(b)に示すようにスロープ部材10が車両のフロア床面に沿って伏せた状態になり、スロープ部材10の裏面が傾斜した状態になる。
このように傾斜した状態でスロープ部材10を収納してもよいが、本発明は回動部10aをガイド部材20のガイドレール部21に沿って上昇できるようにしたものである。
図4に示した実施例はさらに簡単な構造を採用し、ガイド部材20の上部に支持片22aを延在させ、この支持片22aに凹部状の回動部受け22を形成した例である。
このようにすると、図4(b)に示すようにローラ部材13をスライドレール部21の上方から抜き取るように持ち上げ、回動部10aのロッド部を回動部受け22に載置するだけで、図1(a),図2(a)のデッキモードにすることができる。
このようにすると、図11(a)に示すようにスロープ部材10の下側とラゲッジスペースの床面3との間に荷室空間3aが形成され、ここに荷物aを収納でき、スロープ部材10の上面(裏面)には荷物bを収納することができる。
これにより、スロープ部材を使用しないときには車外に取り出すことができ、ラゲッジスペースを広く多目的に使用できる。
リンク機構120は、フロア側に固定したブラケット123に中間リンク部材122の一方を軸着123aし、他方を支持リンク部材121の一方に軸着部122aで連結し、他方をスロープ部材10の基部の回動部10aに連結した例となっている。
これにより、図6(a)〜(d)に示す各モードが得られる。
図7に示すように、各リンク部材の回動をロックするロックピン124a,124bを有する。
スライドレール部221の上端部は逆U字形状にし、回動部10aの受け凹部222を形成し、スライドレール部221の下端部は二又状に支持凹部221a,221bを形成してある。
このようにすると、図8(b)に示すようにスロープ部材10を車室内側に回動する際には、回動部10aを車室内側の支持凹部221aに回動支持させ、スロープモードに展開する場合には、車外側の支持凹部221bに回動部10aを回動支持させることができ、操作安定性に優れる。
この場合には、図9に示すようにスライドレール部221の途中に保持孔224を設けて、段階的に高さ調整可能にすることもできる。
このような構造を採用すると、回動部10aの上下移動を自動制御しやすくなる。
10a 回動部
20 ガイド部材(昇降手段)
22 回動部受け
23 倒立ロック部
Claims (2)
- 車両の開口端部に回動自在に装着したスロープ装置であって、
前記スロープ装置はスロープ部材と、当該スロープ部材の基部に設けた回動部と、当該回動部が上下移動するガイド部材とを備え、
前記スロープ部材は前記回動部が前記ガイド部材の底部側に位置した状態で車内側に反転した状態と、車内に倒立した倒立モードと、車外側に展開したスロープ面を形成したスロープモードに回動可能であり、
前記スロープ部材が車内側に反転した状態で前記回動部を前記ガイド部材に沿って上昇させたデッキモードになる多機能を有することを特徴とするスロープ装置。 - 前記スロープ部の前記回動部は前記ガイド部材に着脱自在になっていることを特徴とする請求項1記載のスロープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175332A JP6316710B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 多機能を有するスロープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175332A JP6316710B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 多機能を有するスロープ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016049845A JP2016049845A (ja) | 2016-04-11 |
JP6316710B2 true JP6316710B2 (ja) | 2018-04-25 |
Family
ID=55657689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014175332A Active JP6316710B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 多機能を有するスロープ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6316710B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6538120B2 (ja) * | 2017-07-07 | 2019-07-03 | 本田技研工業株式会社 | 車両用スロープ構造 |
CN113103960A (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-13 | 爱信轻金属株式会社 | 车辆用斜坡装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4143422B2 (ja) * | 2003-01-15 | 2008-09-03 | 新明和工業株式会社 | 昇降式荷積みプラットフォーム及びその支持構造 |
US6837670B2 (en) * | 2003-01-29 | 2005-01-04 | The Braun Corporation | Wheelchair access system with stacking platform |
CZ18846U1 (cs) * | 2008-07-08 | 2008-08-28 | Api Cz S.R.O. | Výklopná nájezdová rampa pro nájezd invalidního vozíku s pasažérem do vozidla |
JP5301324B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2013-09-25 | 極東開発工業株式会社 | 荷受台昇降装置および荷受台取り外し方法 |
-
2014
- 2014-08-29 JP JP2014175332A patent/JP6316710B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016049845A (ja) | 2016-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5340223B2 (ja) | 車両のシートアセンブリ及び該シートアセンブリを備える車両 | |
US7909381B2 (en) | Tailgate assemblies and vehicles including same | |
US8328261B2 (en) | Pick-up style utility vehicle with expandable cargo bed | |
US20090146477A1 (en) | Thickness of a seat cushion at the back side of a seat cushion frame | |
KR101579432B1 (ko) | 스타디움 및 격납 시트 | |
JP6316710B2 (ja) | 多機能を有するスロープ装置 | |
JP6316695B2 (ja) | 旋回スロープ装置 | |
JP5000908B2 (ja) | 回転スライドシート | |
JP5576996B1 (ja) | 拡幅車両における車体拡幅構造 | |
JP6316103B2 (ja) | 車両用スロープ及びそれを備えた車両 | |
JP6201884B2 (ja) | 乗物用テーブル | |
JP2013163400A (ja) | スロープ装置 | |
KR101570814B1 (ko) | 자동차용 다목적 캠핑베드 장치 | |
JP5692830B1 (ja) | アオリ水平固定装置 | |
JP2010052466A (ja) | 貨物自動車用幌構造 | |
KR20120040435A (ko) | 차량용 핸드 카트 | |
JP2017202264A (ja) | 車椅子収容装置 | |
JP6379440B2 (ja) | 車椅子収容装置 | |
JP6179456B2 (ja) | 乗物用テーブル | |
KR200481317Y1 (ko) | 차량용 루프 캐리어 | |
JP2014133496A (ja) | 車両のスロープ装置 | |
JP7154693B2 (ja) | 車両のスロープ装置 | |
JP2006239067A (ja) | 車両用昇降装置 | |
JP6478590B2 (ja) | 車両後部構造 | |
JP2007161002A (ja) | スライド式フロアボード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6316710 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |