JP5576996B1 - 拡幅車両における車体拡幅構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体本体の荷物室の略全長の長さTを拡幅して、車体内部に大空間を確保することができるとともに、車体本体の床面に段差を生じさせず、さらには積載重量を大きくすることができ、またウォークスルー構造を容易に構築することができる拡幅車両における車体拡幅構造を提供すること。
【解決手段】前方拡幅部12と後方拡幅部14と中央拡幅部16とから構成される拡幅部10が、折り畳まれた格納姿勢から展開された拡幅姿勢に移動するにあたり、一対の主拡幅板16A、16Bが同一平面上に展開する時に、前方拡幅部12における一対の床用拡幅板12A、12Bおよび一対の壁用拡幅板12C、12Dが、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、かつ、後方拡幅部14における一対の床用拡幅板14A、14Bおよび一対の壁用拡幅板14C、14Dが、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、拡幅が完全に完了するまでに、床用拡幅板12A、12Bと、床用拡幅板14A、14Bとが、それぞれ車体本体2の中央拡幅部16側に傾倒し、床用拡幅板12A、12Bと、床用拡幅板14A、14Bとが、主拡幅板16A、16Bと同一平面上に配置されることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、拡幅車両における車体拡幅構造に関する。
例えば、地震などの災害に見舞われた地域では、救援隊員の寝泊りする施設が必要になることから、図10に示したような特装車両1が出動される場合がある。
このような特装車両1では、もともと車体内部に大空間が具備されているが、さらにスペースの拡大化を図るため、車体側面に拡開が可能な拡幅部40を有している。このような拡幅部40として、例えば、一方面が開口した箱体により構成し、この箱体を、非使用時や走行時などには、図11(A)に示したように、車体本体60内の床面60a上に格納したものがある。
このように、カプセル式と称される箱状の拡幅部40を車体本体60の側方に拡幅して車体内部の空間を広げる場合には、図11(B)に示したように、拡幅部40を矢印方向に拡幅している。
このように図11(A)、(B)に示したように拡幅する構造の拡幅部40では、拡幅部40の床板40aは幅方向に拡幅したり元の位置に戻したりするために、図11(A)のような格納状態において、床板40aの下方に移動のための隙間を確保しなければならず、結果として、床板40aの上に積載できる重量が限定されてしまう。
また、このような構造で拡幅部40を拡幅すると、室内には、床板40aの元あった位置に、段差Dが生じてしまう。
このような段差Dを解消するために従来は、その段差Dに相当する厚さの例えばスノコ11などを用意し、そのスノコ11を段差Dの位置に嵌め込んだりしていた。しかしながら、このようにして段差Dを解消する場合には、スノコ11を別途用意しなければならないという問題があった。
さらに、このような構造の拡幅部40により、例えば、車体本体60の両側に拡幅部40、40を設けようとした場合には、車体本体60の床面60a上にさらに複雑な段差Dが生じてしまうことから、この段差Dを解消する対応は極めて困難になる。
また、図11(A)に示した拡幅部40の床板40aが収納される車体内部に、大きな荷重を掛けることができないという問題もあった。
さらに、このような構造の拡幅部40が、運転室3の背面に近接して設けられていると、図12に示したように、運転室3と荷物室5との間をウォークスルー構造にすることが困難であった。
一方、重量物を積載できるスペースを確保するために、例えば、図11(C)に示したように、荷物室の略全長の長さTを拡幅するのではなく、一部の床面7を残すことも行われている。
このように一部の床面7を拡幅しないように残した場合には、車体本体60に対する拡幅部40の大きさが縮小されてしまうことになる。これでは、特殊車両1としての使い勝手が悪くなるという問題があった。
特開2013−32126号公報
本発明は、このような実情に鑑み、車体本体の荷物室の略全長の長さを拡幅して車体本体の内部に大空間を確保することができるとともに、車体本体の床面に段差を生じさせることもなく、さらには拡幅部を備えた車体内部の積載重量を大きくすることができ、しかもウォークスルー構造を容易に構築することができる拡幅車両における車体拡幅構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る拡幅車両の車体拡幅構造は、
車体本体2の少なくとも一方の側面に、荷物室の略全長の長さTに相当する折畳み自在な拡幅部10を備え、
前記拡幅部10は、車体本体2の前面4側に位置する前方拡幅部12と、
前記車体本体2の後面6側に位置する後方拡幅部14と、
前記前方拡幅部12および前記後方拡幅部14の間に位置する中央拡幅部16とから構成され、
前記前方拡幅部12は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板12A、12Bと、折畳み自在な一対の壁用拡幅板12C、12Dとからなり、
前記後方拡幅部14は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板14A、14Bと、折畳み自在な一対の壁用拡幅板14C、14Dとからなり、
前記中央拡幅部16は、折畳み自在な一対の主拡幅板16A、16Bからなり、
前記前方拡幅部12と前記後方拡幅部14と前記中央拡幅部16とから構成される前記拡幅部10が、折り畳まれた格納姿勢から展開された拡幅姿勢に移動するにあたり、
前記中央拡幅部16が、前記車体本体2に対して辺C1、C2を回動支点として自由端側が幅方向に拡幅して、前記一対の主拡幅板16A、16Bが同一平面上に展開する時に、
前記前方拡幅部12における前記一対の床用拡幅板12A、12Bおよび前記一対の壁用拡幅板12C、12Dが、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、かつ、前記後方拡幅部14における前記一対の床用拡幅板14A、14Bおよび前記一対の壁用拡幅板14C、14Dが、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、
この状態から拡幅が完全に完了するまでに、
立位の姿勢にあり幅方向に移動した前記床用拡幅板12A、12Bと、立位の姿勢にあり幅方向に移動した前記床用拡幅板14A、14Bとが、前記中央拡幅部16側に傾倒し、
これにより、前記床用拡幅板12A、12Bと前記床用拡幅板14A、14Bとが、前記主拡幅板16A、16Bと同一平面上に配置されることを特徴としている。
このような構成の本発明に係る拡幅車両の車体拡幅構造によれば、車体本体の荷物室の略全長の長さTを略全体に渡って拡幅させることができるので、車体内部のスペースをより一層拡大化することができる。
また、本発明によれば、車体本体内の床面に段差を発生させることもないので、スノコなどを別途用意する必要がない。さらに、ウォークスルー構造を容易に構築することができる。
さらに、本発明に係る車体拡幅構造によれば、車体本体の荷物室に重量物を積載することができる。
ここで、本発明では、前記中央拡幅部16と、前記前方拡幅部12と、前記後方拡幅部14との幅方向への拡幅移動は、前記車体本体2の側方に移動自在な枠体30により案内されることが好ましい。
このような構成であれば、中央拡幅部16と前方拡幅部12と後方拡幅部14とを容易に同期させて幅方向に移動させることができる。
本発明に係る拡幅車両の車体拡幅構造によれば、車体本体の荷物室の略全体の長さTを拡幅させることができる。したがって、車体内部にこれまで以上の大空間を確保することができる。
また、拡幅後に車体本体内の床面に段差が生じることもないので、段差を解消するためのスノコなどの部材を、別途用意する必要もない。
さらに、積載重量を大きくしても、その積載重量に耐えるだけの堅牢さを有している。
しかも、本発明によれば、拡幅する部分が2つ折りの状態で車体本体の側壁部に収納されているのでウォークスルー構造を容易に構築することができ、さらには、車体本体の両側に拡幅部を設けたとしても、ウォークスルー構造を構築することができる。
また、本発明によれば、車体本体の背面側からの荷物の出し入れに問題が生じることもなく、さらには荷物を積んだ状態でも拡幅することができる。
図1(A)、(B)は本発明の好ましい実施形態に係る車体拡幅構造を備えた拡幅車両を示したものであり、図1(A)は、その拡幅車両の概略上面図、図1(B)は図1(A)の概略背面図である。 図2(A)、(B)は、図1(A)、(B)に示した拡幅車両を拡幅していくときの途中の状態を示す概略上面図と概略背面図である。 図3(A)、(B)は、図1(A)、(B)に示した拡幅車両をさらに拡幅していき壁用拡幅板と床用拡幅板とが立位の姿勢で平面状に拡幅したときの概略上面図と概略背面図である。 図4(A)、(B)は、図3(A)、(B)に示した拡幅車両から床用拡幅板を中央拡幅部側に傾倒したときの概略上面図と概略背面図である。 図5は図1(A)、(B)に示した拡幅部分の斜視図である。 図6は図2(A)、(B)に示した拡幅部分の斜視図である。 図7は図3(A)、(B)に示した拡幅部分の斜視図である。 図8は図4(A)、(B)に示した拡幅部分の斜視図である。 図9は本発明の実施形態の拡幅部を支持する枠体部分の斜視図である。 図10は従来の車体拡幅構造を備えた拡幅車両の一例を示す斜視図である。 図11(A)は図10の車体拡幅構造を備えた拡幅車両の拡幅前の状態を示す概略断面図、図11(B)はその拡幅車両の拡幅後の状態を示す概略断面図、図11(C)は、その拡幅車両の一部の床面を拡幅させないように設定したときの概略上面図である。 図12は従来例の運転室と荷物室とのウォークスルー構造を示す分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1から図4は、本発明の一実施形態に係る車体拡幅構造を備えた拡幅車両の姿勢の変化を順番に示したものであり、各図(A)は概略上面図、各図(B)は側面図である。
さらに、図5は図1(A)、(B)に示した拡幅車両の概略斜視図、図6は図2(A)、(B)に示した拡幅車両の概略斜視図、図7は図3(A)、(B)に示した拡幅車両の概略斜視図、図8は図4(A)、(B)に示した拡幅車両の概略斜視図である。
なお、図1(A)、(B)では、拡幅部10が格納された車体本体内から、ジャッキ15を側方に突出させたときの状態を示している。
図1(A)、(B)に示したように、本実施形態に係る拡幅車両の車体本体2は、図10に示した特装車両1の場合と同様に、一方の側面に拡幅部10を有している。
この拡幅部10は、車体本体2の前面4側に位置する前方拡幅部12と、車体本体2の後面6側に位置する後方拡幅部14と、前方拡幅部12と後方拡幅部14との間に位置する中央拡幅部16との、3つの拡幅部分から構成されている。
このように、3つの拡幅部分から構成される拡幅部10は、非使用状態では、図1(A)、(B)および図5(A)、(B)に示したように、車体本体2の一側面を構成するように、折り畳まれた状態で格納されている。そして、例えば、災害地などで車体本体2の内部スペースを最大限に拡げて使用する場合には、図4(A)、(B)および図8に示したように、車体本体2の側方に拡幅部10が最大限に拡幅される。
前方拡幅部12は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板12A、12Bと、折畳み自在な一対の壁用拡幅板12C、12Dとからなる。これら一対の床用拡幅板12A、12Bと一対の壁用拡幅板12C、12Dとは、非使用状態すなわち、図1および図5の格納姿勢では、二つに折り畳まれて、車体の側面に沿って配置されている。
また、後方拡幅部14は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板14A、14Bと、折畳み自在な一対の壁用拡幅板14C、14Dとからなる。これら一対の床用拡幅板14A、14Bと一対の壁用拡幅板14C、14Dも、図1(A)、(B)および図5の格納姿勢では、二つに折り畳まれて、車体の側面に沿って配置されている。
上記前方拡幅部12の一対の壁用拡幅板12C、12Dと、後方拡幅部14の一対の壁用拡幅板14C、14Dは堅牢なフレームで構成され、さらに堅牢なヒンジ23で結合されている。また、壁用拡幅板12Cと壁用拡幅板14Cとは、上下方向に延びる堅牢なヒンジ23で車体本体2に結合されているため、拡幅時に強固な壁を形成することができ、垂れ下がることがない。そのため、拡幅部10の下に拡幅部10を支持するためのジャッキなどは、特に必須ではない。
一方、中央拡幅部16は、折畳み自在な一対の主拡幅板16A、16Bから構成され、これら一対の主拡幅板16A、16Bは、図1および図5の格納姿勢では、拡幅する場合の支軸となる部分を山側にして折り畳まれている。
拡幅部10が車体本体内に格納される場合に、その拡幅部10は、図9に示したように、車体本体2に対して幅方向(矢印方向)に移動自在な枠体30内に収納されている。
なお、枠体30は、棒状の鋼材などにより一側方(図9における左方側)が開口するように形成された矩形枠状に形成されたものであり、枠体30は図8に示した拡幅部10の格納時には、その拡幅部10と同様に車体本体2内に格納される。また、枠体30の基部側の端部は、前方拡幅部12と後方拡幅部14と中央拡幅部16の端部を一体的に固定している。
このような構造を有することから、拡幅部10が図1(A)、(B)の姿勢から図2(A)、(B)の姿勢、さらに図2(A)、(B)の姿勢から図3(A)、(B)の姿勢へと次第に拡幅する方向に移動していったときに、枠体30も同方向に移動することになる。
すなわち、中央拡幅部16は、主拡幅板16A、16Bが、例えば図2(A)、(B)において、左右方向に平行移動するため、前方拡幅部12と後方拡幅部14とを同期して同方向に移動させることができる。本発明では、このようなシンクロ効果を発揮するため、一般的な拡幅車両に必須であった複雑なシンクロ機構を必要としない。
なお、枠体30とともに移動する拡幅部10は、拡幅が完全に完了したときには、図4(A)、(B)および図8に示したように、床用拡幅板12A、12Bと主拡幅板16A、16Bと床用拡幅板14A、14Bとが同一平面上に配置され、これらを加えた長さは車体本体2の荷物室の略全長の長さTになる。
また、本実施形態では、拡幅部10の駆動は1つのモータによって行われている。すなわち、図示しない1つのモータの駆動により、その駆動力がチェーンなどの力伝達手段を介して枠体30および拡幅部10に伝達されている。
さらに、前方拡幅部12と後方拡幅部14とは略同じ構成を有しており、しかも上記した枠体30の駆動に伴って同じ動作を行うため、以下の説明では、前方拡幅部12のみの動作を説明し、後方拡幅部14の動作については省略する。
さらに、図5〜図8の斜視図には、煩雑さを避けるため枠体30を図示していない。
以下に、拡幅部10の要部の構成について、さらに詳述する。
3つに区分けされる拡幅部10のうちの中央に配置される中央拡幅部16は、図6および図7に示したように、回動支点となる辺C1、C2を固定側の回動支点として自由端側(C3、C4側)が車体本体2に対して幅方向に移動自在に構成されている。すなわち、図1(A)、(B)および図5に示したように、中央拡幅部16は、格納姿勢では2つ折りにした姿勢に配置されているが、枠体30を幅方向へ移動させるにつれて2つ折りの頂部が次第に低くなって、最後には図7に示したように、平坦面になるように構成されている。
また、前方拡幅部12の一対の床用拡幅板12A、12Bは、図1の姿勢から辺D1、D2を固定側の辺として、自由端側の辺D3、D4を幅方向に移動させれば、図7に示したように、一対の床用拡幅板12A、12Bが立位の姿勢で平坦面になるように移動する。
なお、前方拡幅部12の一対の床用拡幅板12A、12Bが幅方向に移動するとき、前方拡幅部12の一対の壁用拡幅板12C、12Dも、辺E1、E2を固定側として、立位の姿勢で平坦面になるように移動する(図7参照)。
このように本実施形態の車体拡幅構造において、図1(A)、(B)の格納姿勢から図3(A)、(B)あるいは図7に示した姿勢に至るまでは、床用拡幅板12Aと12Bと、壁用拡幅板12C、12Dとは、重なりあった態様で移動する。
しかしながら、拡幅部10が図3(A)、(B)あるいは図7に示した姿勢になった後の工程においては、壁用拡幅板12C、12Dは立位の姿勢のままである。そして、一対の床用拡幅板12A、12Bのみが、図7に矢印で示したように、内側に傾倒することになる。
これにより、床用拡幅板12A、12B(および床用拡幅板14A、14B)と、主拡幅板16A、16Bとが、図8に示したように同一平面上に配置され、拡幅部10の拡幅が完了する。
また、上記の説明では、拡幅部10がモータからの駆動力により作動することを説明したが、ハンドルなどでも作動できるようにもなっている。
このように手動操作が行えるように構成された拡幅車両であれば、モータが故障したときなどであっても拡幅部10を拡幅したり格納したりすることができる。
また、本実施形態に係る拡幅車両であれば、拡幅する部分が2つ折りの状態で車体本体の側面部に収納されているので、荷物室と運転席との間にウォークスルー構造を構築する場合に、拡幅部10が邪魔になることがない。
さらに、本発明においては、拡幅部10が、荷物室への荷物の出し入れに邪魔になることもない。
また、このような拡幅構造を備えた車両であれば、拡幅部10を枠体30で支えることができるので、その拡幅構造は極めて堅牢であり、仮に重量であったとしても下方に垂れ下がることもない。
なお、本実施形態に係る拡幅車両では、拡幅部10を格納する場合は、上記と逆の動作を行えば、元の格納状態に戻すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されない。例えば、上記実施形態では、車体本体2の一方の側面にのみ拡幅部10を設けているが、車体本体2の両側に拡幅部10を設けることもできる。
本実施形態のような拡幅車両は、災害地などで救援隊員が寝泊まりする施設などとして使用できる他、様々な用途に使用できる。また、このような拡幅構造は、特装車両の他、キャンピングカーなどにも適用可能である。
1 特装車両
2 車体本体
3 運転室
4 前面
5 荷物室
6 後面
7 床面
10 拡幅部
11 スノコ
15 ジャッキ
12 前方拡幅部
12A 床用拡幅板
12C 壁用拡幅板
14 後方拡幅部
14A 床用拡幅板
14B 床用拡幅板
14C 壁用拡幅板
14D 壁用拡幅板
16 中央拡幅部
16A 主拡幅板
30 枠体

Claims (2)

  1. 車体本体(2)の少なくとも一方の側面に、荷物室の略全長の長さ(T)に相当する折畳み自在な拡幅部(10)を備え、
    前記拡幅部(10)は、車体本体(2)の前面(4)側に位置する前方拡幅部(12)と、
    前記車体本体(2)の後面(6)側に位置する後方拡幅部(14)と、
    前記前方拡幅部(12)および前記後方拡幅部(14)の間に位置する中央拡幅部(16)とから構成され、
    前記前方拡幅部(12)は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板(12A)、(12B)と、折畳み自在な一対の壁用拡幅板(12C)、(12D)とからなり、
    前記後方拡幅部(14)は、折畳み自在かつ傾倒自在な一対の床用拡幅板(14A)、(14B)と、折畳み自在な一対の壁用拡幅板(14C)、(14D)とからなり、
    前記中央拡幅部(16)は、折畳み自在な一対の主拡幅板(16A)、(16B)からなり、
    前記前方拡幅部(12)と前記後方拡幅部(14)と前記中央拡幅部(16)とから構成される前記拡幅部(10)が、折り畳まれた格納姿勢から展開された拡幅姿勢に移動するにあたり、
    前記中央拡幅部(16)が、前記車体本体(2)に対して辺(C1、C2)を回動支点として自由端側が幅方向に拡幅して、前記一対の主拡幅板(16A)、(16B)が同一平面上に展開する時に、
    前記前方拡幅部(12)における前記一対の床用拡幅板(12A)、(12B)および前記一対の壁用拡幅板(12C)、(12D)が、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、かつ、前記後方拡幅部(14)における前記一対の床用拡幅板(14A)、(14B)および前記一対の壁用拡幅板(14C)、(14D)が、立位の姿勢のまま幅方向に移動し、
    この状態から拡幅が完全に完了するまでに、
    立位の姿勢にあり幅方向に移動した前記床用拡幅板(12A)、(12B)と、立位の姿勢にあり幅方向に移動した前記床用拡幅板(14A)、(14B)とが、前記中央拡幅部(16)側に傾倒し、
    これにより、前記床用拡幅板(12A)、(12B)と前記床用拡幅板(14A)、(14B)とが、前記主拡幅板(16A)、(16B)と同一平面上に配置されることを特徴とする拡幅車両における車体拡幅構造。
  2. 前記中央拡幅部(16)と、前記前方拡幅部(12)と、前記後方拡幅部(14)との幅方向への拡幅移動は、前記車体本体(2)の側方に移動自在な枠体(30)により案内されることを特徴とする請求項1に記載の拡幅車両における車体拡幅構造。
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