JP5692830B1 - アオリ水平固定装置 - Google Patents

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【課題】車体に装着した構造であっても使用しない状態では荷台周囲から外側に突出しないようにでき、且つ構造が簡単で且つ剛性を出し易いアオリ水平固定装置を提供する。【解決手段】床組み14の横根太18に支持部材32を介して水平状態に固定され、床枠20から外側に出っ張らないように設けられた筒状体34と、筒状体34から出没自在に設けられ、筒状体34から突出したときに床枠20から外側に張り出す出没アーム36と、出没アーム36の先端部に高さ調整手段(ボルト部材38の例で示す)を介して設けられ、水平状態に回動させたアオリ26の下面を支持する受け台40と、受け台40を筒状体34の周方向に旋回させる旋回機構41と、で構成される。【選択図】図3

Description

本発明はトラックやトレーラ等のアオリを水平状態に固定するためのアオリ水平固定装置に関する。
トラックやトレーラ等の荷台にはアオリが設けられている。アオリは、荷台の床組みを構成する床枠にヒンジ(蝶番)を介して回動自在に支持されており、荷物の積み下ろしの際に垂直な上向き状態から下向き状態に180°回動できるようになっている。
かかる荷物の積み下ろしにおいて、作業者は、荷物を積載した後に積載荷物の荷崩れを防止するため、緩衝板(例えば発泡スチロール板)を積載荷物の間に縦方向に挟み込む作業を行うことがある。この場合、作業者は積載荷物が置かれていない僅かなスペースの荷台縁に立って行わなくてはならず、作業がしにくいとともに荷台から落下する危険がある。
このようなことから、アオリを必要に応じて水平状態に固定するためのアオリ水平固定装置が提案されている。アオリ水平固定装置に必要な条件としては、使用しない状態では荷台周囲、即ち床枠から外側に突出しないこと、水平状態のアオリに作業者が乗って作業しても十分な剛性を確保できることが必要とされる。
従来のアオリ水平固定装置としては、トラックのボディ側面にステーをボルトで固定し、そのステーの溝にスライド自在な爪付き水平固定具の爪を差し込んでアオリを水平状態に支持する。これにより、アオリを水平状態に維持するための受け台を作成する。そして、アオリを水平状態に固定する場合には、爪付き水平固定具をアオリの幅にスライドさせた後にアオリを爪付き水平固定具の上に載るように回動させる。そして、ジョイント付き水平固定具のボルトと板状部材とでアオリと爪付き水平固定具の先端部を挟み込んで固定する(特許文献1)。これにより、アオリを水平状態に固定することができる。
別のアオリ水平固定装置は、車体に固定された固定部材に対して揺動腕を摺動及び回動させて揺動腕のピンを固定部材の貫通溝に係合させる。これにより、荷台周囲から揺動腕を水平状態に突出した状態で揺動腕を固定部材に支持する。この状態でアオリを垂直状態の上向きから下向きに回動させると、一端がアオリの下端部に回動自在に支持された回動リンクと、一端が車体に回動自在に従動リンクとをピンを介して連結した取り付け部材が連動して動く。これにより、回動リンクの係合部が揺動腕の先端部に形成された係合溝に係合する。この結果、アオリと揺動腕の先端部との間に回動リンクが略垂直な支持棒として介在し、アオリが水平状態に固定される。これにより、特許文献2のアオリ水平固定装置は、車体に装着した構造であっても、使用しない状態では荷台周囲から外側に突出しないようにできる。
特開2011−68329号公報 特開平8−216932号公報
しかしながら、特許文献1のアオリ水平固定装置は、車体に対してアオリ水平固定装置を着脱することで、アオリ水平固定装置を使用しない状態では、荷台周囲から外側に突出しないようにしている。また、アオリ水平固定装置は、少なくともステーと、爪付き水平固定具と、ジョイント付き水平固定具との3つの部品を1組として構成されている。
したがって、アオリ水平固定装置を使用しないときは、3つの部品からなるアオリ水平固定装置をトラックのどこかに保管しておく保管容器が必要になる。さらには、作業の度に保管容器から取り出したり片づけたりすることは作業者にとって煩わしいとともに、紛失する虞もある。特に、アオリの十分な剛性を出すためには、アオリの長手方向(トラックの長さ方向)に複数のアオリ水平固定装置を取り付ける必要があり、保管する部品点数が顕著に多くなるという問題もある。
一方、特許文献2のアオリ水平固定装置は、車体に装着した構造なので特許文献1のようなアオリ水平固定装置の保管の煩わしさはないが、構造が複雑であるという欠点がある。また、特許文献2の図3から分かるように、アオリを回動リンクで支持する構造は、アオリ先端部に作業者が乗ったときに剛性が出にくいという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、車体に装着した構造であっても使用しない状態では荷台周囲から外側に突出しないようにでき、しかも構造が簡単で且つ剛性を出し易いアオリ水平固定装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るアオリ水平固定装置は、車体の床組みの側部にヒンジを介して回動自在に取り付けられたアオリを水平状態に固定するアオリ水平固定装置において、前記床組みの下面に直接又は支持部材を介して水平状態に固定され、前記床組みの側部から出っ張らないように設けられた筒状体と、前記筒状体から出没自在に設けられ、前記筒状体から突出したときに前記床組みの側部から外側に張り出す出没アームと、前記出没アームの先端部に高さ調整手段を介して設けられ、水平状態位置まで回動させたアオリの下面を受ける受け台と、前記受け台を前記筒状体の周方向に旋回させる旋回機構と、を備えたことを特徴とする。
ここで「水平状態」とは、いわゆる重力が働く方向に垂直な水平面を意味するのではなく、車体の荷台の面と平行な面を言う。したがって、道路の傾斜等によって車体が傾斜している場合には水平面を形成しないが、本発明ではその場合も「水平状態」と言うことにする。
本発明によれば、即ち、出没アームを突出させていくにしたがって、出没アームは上向き方向に旋回し、出没アームを完全に突出させると受け台が上を向く。この状態でアオリを垂直状態の上向きから下向きに回動させれば、アオリを受け台に水平状態に固定することができる。
逆に、出没アームを没入させていくにしたがって、出没アームが下向き方向に旋回して出没アームを完全に没入させると受け台が横を向く。これにより、受け台が床組みの側部に引っかからないようにできるので、受け台を床組み側部の内側に収納できる。
また、本発明のアオリ水平固定装置は、筒状体と出没アームとが入れ子構造をした簡単な構造であるので、特許文献2のようなリンク構造に比べて剛性の大きなアオリ水平固定装置を作成しやすい。
これにより、車体に装着した構造であっても使用しない状態では荷台周囲から外側に突出しないようにでき、しかも構造が簡単で且つ剛性を出し易いアオリ水平固定装置を提供できる。
本発明の態様として、前記筒状体及び前記出没アームは径断面が円形に形成されるとともに、前記旋回機構は、前記筒状体の軸芯方向に穿設されたカム溝と、前記出没アームの表面に突設して前記カム溝に係合する係合ピンとで構成され、前記カム溝の形状が、前記出没アームを突出させたときに前記受け台を上向き方向に旋回させるように前記係合ピンを案内し、前記出没アームを没入させたときに前記受け台を下向き方向に旋回させるように前記係合ピンを案内するように形成されている。
これにより、筒状体から出没アームを出没させる動作に連動して受け台の旋回も行うことができる。
本発明の態様として、前記筒状体の基端部には、前記カム溝に連続して前記筒状体の周方向に穿設された第1のロック溝が形成されている。
これにより、筒状体に没入させた出没アームが車体の走行中に筒状体から飛び出すことを確実に防止できる。
本発明の態様として、前記筒状体の先端部には、前記カム溝に連続して前記筒状体の周方向に穿設された第2のロック溝と、前記第2のロック溝に係合した前記係合ピンが動かないように押圧する押圧手段と、が設けられている。
これにより、第2のロック溝と押圧手段によって出没アームの旋回がロックされるので、筒状体から出没アームを突出させて受け台を上向きにしたときに、受け台を確実に上向きに固定することができる。
本発明の態様として、前記出没アームの外周面にウォームが形成されるとともに前記筒状体には前記ウォームを臨む開口部が形成され、前記開口部を介して前記ウォームにウォームホイールが歯合されており、前記ウォームホイールには該ウォームホイールを回転するハンドル部材又はモータが設けられている。
これは、筒状体から出没アームを出没させる出没機構の一態様であり、ハンドル部材又はモータを回転させるだけで、筒状体から出没アームを出没させることができる。
本発明の態様として、前記筒状体は、外筒と、該外筒の内周面に嵌合された内筒とで二重管構造に形成され、前記内筒に前記カム溝が穿設されている。
このように、筒状体を、外筒と、該外筒の内周面に嵌合された内筒とで二重管構造に形成し内筒にカム溝を穿設することで、カム溝を形成することによる筒状体の剛性低下を防止できる。
本発明の態様として、前記筒状体及び前記出没アームは径断面が四角形に形成されるとともに、前記旋回機構は、前記出没アームの先端に設けられ、水平状態面に対して45°上向きな傾斜面を有する旋回台と、前記旋回台の傾斜面の中心位置に突出する旋回ピンと、前記旋回台の傾斜面に面接触するように設けられ、前記旋回ピンに嵌合する旋回孔を有する旋回部材と、前記旋回台と前記旋回部材との面接触部分に面圧を付与する面圧付与手段と、で構成され、前記旋回部材に前記高さ調整手段を介して前記受け台が設けられる。
これは、受け台を旋回させる旋回機構の別態様であり、筒状体と出没アームとの径断面が四角形状の場合には、カム溝と係合ピンの旋回機構は使用できない。したがって、上記のように構成された旋回機構は、筒状体と出没アームとの径断面が四角形状の場合に特に好ましい。また、面圧付与手段を設けることによって、旋回台と旋回部材との面接触部分に摩擦抵抗が生じるので、旋回部材を旋回した位置に固定することができる。
本発明の態様として、前記受け台はゴム製材料で形成されている。これにより、アオリが受け台にクッション性を有して支持されるので、作業者がアオリの上で作業し易い。
本発明の態様として、前記床組みは、前記車体の長手方向に配置された複数本の縦根太と、前記縦根太の上に前記車体の幅方向に配置された複数本の横根太と、前記複数本の横根太の周縁に固定される床枠と、前記床枠内に張設される床板とで構成され、前記筒状体は前記横根太同士の間に設けられる。
このように、車体の荷台を構成する床組みの構造を利用して開いているスペースにアオリ水平固定装置を装着できるので、アオリ水平固定装置を車体に後付けで装着することができる。
本発明の態様として、前記筒状体は、前記床組みの側部に垂直な垂直線に対して傾斜した向きに配置されている。これにより、筒状体の長さを長く確保できるので、アオリ水平固定装置の剛性向上に寄与できる。
本発明の態様として、前記アオリ水平固定装置は前記車体の長手方向に複数設けられるとともに、前記筒状体から前記出没アームを出没させる動作を連動させる出没連動機構を備えている。これにより、複数のアオリ水平固定装置について、筒状体から出没アームを出没させる動作を一動作で行うことができる。
本発明のアオリ水平固定装置によれば、車体に装着した構造であっても使用しない状態では荷台周囲から外側に突出しないようにでき、しかも構造が簡単で且つアオリ固定剛性を出し易い。
トラックやトレーラ等の車体の荷台を構成する床組みを説明する斜視図 本発明の第1の実施の形態のアオリ水平固定装置を車体後方から見た図 アオリ水平固定装置を床組みの下面に固定した斜視図 アオリ水平固定装置の出没アームの先端部分の拡大図 (A)は床組みに支持された筒状体を横方向から見た図であり、(B)は下方向から見た図 筒状体に出没アームを没入させて受け台が横を向いた斜視図 筒状体に出没アームを没入させてから第1のロック溝に係合ピンを係合させた斜視図 筒状体に形成した第2のロック溝の説明図 第2のロック溝に係合した係合ピンを押圧する押圧手段の説明図 第2の実施の形態のアオリ水平固定装置でウォームギア方式の出没機構の説明図 図10の作用を説明する図で筒状体から出没アームを突出させた斜視図 図10の作用を説明する図で筒状体に出没アームを没入させた斜視図 第3の実施の形態のアオリ水平固定装置でラック・ピニオン方式の出没機構の説明図 図13の作用を説明する図で筒状体に出没アームを没入させた斜視図 第4の実施の形態のアオリ水平固定装置で筒状体を傾斜配置した斜視図 第4の実施の形態のアオリ水平固定装置を車体底面から見た平面図 第5の実施の形態のアオリ水平固定装置を車体後方から見た図 第6の実施の形態のアオリ水平固定装置で筒状体と出没アームが四角形な場合の旋回機構の説明図 第6の実施の形態のアオリ水平固定装置の作用を説明する説明図 第7の実施の形態のアオリ水平固定装置で出没連動機構の説明図 出没連動機構を車体に取り付けた斜視図
以下添付図面に従って、本発明に係るアオリ水平固定装置の好ましい実施の形態について詳述する。
図1は、トラックやトレーラ等のアオリを有する車体10(以下、単に「車体」という)において、本発明の実施の形態のアオリ水平固定装置を装着する荷台12の床組み14について説明する一部を切り欠いた斜視図である。
床組み14は、車体10の骨組みを形成するラダーフレーム11(図16参照)上に設けられ、車体10の長手方向に平行に配置された複数本の縦根太16、16…と、縦根太16の上に車体10の幅方向に平行に配置された複数本の横根太18、18…と、複数本の横根太18の周縁に固定されて床組み14の側部を形成する床枠20と、床枠20内に張設される複数枚の床板22、22…とで構成される。
そして、床枠20にヒンジ24(蝶番)を介してアオリ26が回動自在に支持される。アオリ26は一般的に、荷台12の長手方向(車体の長手方向と同義)に沿って対向配置された2枚の側アオリ26、26と、後ろに配置された後アオリ28とで構成されるが、本実施の形態では側アオリ(以下、単に「アオリ」という)の例で以下に説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、本発明の第1の実施の形態のアオリ水平固定装置30を車体の後ろから見たもので、アオリ水平固定装置30でアオリ26を水平状態に支持している図である。また、図3は、アオリ水平固定装置30を床組み14の下面に固定した斜視図である。
図2及び図3に示すように、アオリ水平固定装置30は、主として、床組み14の横根太18に支持部材32を介して水平状態に固定され、床枠20から外側に出っ張らないように設けられた筒状体34と、筒状体34から出没自在に設けられ、筒状体34から突出したときに床枠20から外側に張り出す出没アーム36と、出没アーム36の先端部に高さ調整手段(ボルト部材38の例で示す)を介して設けられ、水平状態に回動させたアオリ26の下面を支持する受け台40と、受け台40を筒状体34の周方向に旋回させる旋回機構41と、で構成される。
なお、図2では、筒状体34を半割れ断面図で図示して内部の出没アーム36が見えるようにしている。また、図3では、筒状体34を透明に図示して内部の出没アーム36が見えるようにしている。
本実施の形態のアオリ水平固定装置30の筒状体34は、横根太18の下部に設けられることが好ましい。図1から分かるように、横根太18同士の間には、床枠20側が開放されるとともに縦根太16と床板22とで囲まれた矩形状の窪みスペース42が形成される。
したがって、床組み14の構造を上手く利用して、この横根太18の下部にアオリ水平固定装置30の筒状体34を配置することで、アオリ水平固定装置30を車体10に容易に後付けすることができる。大型トラックの場合、図1及び図2に示すように、床枠20の外側面から床組み14の縦根太16までの長さLは約80cmある。したがって、図2に示すように、アオリ水平固定装置30を床枠20に対して垂直方向に装着する場合には、筒状体34の長さを約80cm確保することができる。
また、第1の実施の形態では、筒状体34から出没アーム36を出没させる動力は手動の場合で示している。即ち、アオリ水平固定装置30でアオリ26を水平状態に支持するとき、作業者は、出没アーム36の受け台40を手で持って筒状体34から引き出す。また、出没アーム36を筒状体34に押し込んで収納したときに受け台40が床枠20から外側に張り出さないようにアオリ水平固定装置30の床組み14への取り付け位置を設定することが好ましい。
また、アオリ水平固定装置30を横根太18に支持部材32を介して固定するようにしたが横根太18に直接固定してもよい。
図4は、出没アーム36の先端部分の拡大図であり、筒状体34は半割れ断面図で示している。
図4に示すように、出没アーム36の先端部はL字状に折れ曲がった折曲部36Aを有し、この折曲部36Aの端面にボルト部材38を介して受け台40が固定される。受け台40はゴム部材で形成され、ボルト部材38の頭部に接着剤等により接着される。また、折曲部36Aには端面から軸芯方向に雌ネジ(図示せず)が穿設され、この雌ネジにボルト部材38の雄ネジが螺合される。これにより、ボルト部材38を回転させることにより、出没アーム36に対する受け台40の高さを調整することができる。したがって、アオリ26を水平状態に回動させて受け台40で支持する際に、受け台40の高さ調整を行ってアオリを水平状態に維持することができる。この場合、出没アーム36の先端部にL字状の折曲部36Aを設けることによって、水平状態のアオリ26の下面と受け台40とを接近させることができる。これにより、ボルト部材38による高さ調整が微調整ですむので、ボルト部材38のネジ部の突出量を小さくできる。この結果、ボルト部材38と出没アーム36との連結強度を大きくできるので、アオリ水平固定装置30の剛性を大きくできる。しかし、折曲部36Aを設けることに限定するものではなく、先端部が真っ直ぐな出没アーム36にボルト部材38を設けるようにしてもよい。
なお、本発明と直接関係がないため図示しなかったが、上記した床組み14に、アオリを上方(アオリ26が垂直になる方向)に付勢する手段として、アオリ開閉補助装置(例えば特開平8−53075号公報)を設けるようにしてもよい。これにより、作業者は重量の重いアオリ26の回動を容易に行うことができる。
次に、図3、図5(A),(B)及び図6を用いて旋回機構41について説明する。図5(A)は筒状体34を横方向から見た図であり、図5(B)は下方向から見た図である。なお、図5(A),(B)では出没アーム36は図示していない。
旋回機構41は、出没アーム36が筒状体34から出没する際に出没アーム36は旋回動作も行うため、筒状体34及び出没アーム36は径断面が円形に形成される。
旋回機構41は、筒状体34の軸芯方向に対して所定傾斜を有して穿設されたカム溝44と、出没アーム36の表面に突設してカム溝44に係合する係合ピン46(図3参照)とで構成される。カム溝44の所定傾斜とは、筒状体34に対して出没アーム36を出没させた際に、係合ピン46がカム溝44に案内されることによって受け台40が上向き(垂直状態)から横向き(水平状態)までの90°の角度で旋回する傾斜をいう。
即ち、受け台40が横向きの出没アーム36を突出させていくにしたがって、出没アーム36が上向き方向に旋回し、図3に示すように出没アーム36を完全に突出させると受け台40が上を向く。この場合、出没アーム36を完全に突出させたときに、受け台40がアオリ26の幅方向の略真ん中より外側を支持可能なように、出没アーム36の突出量を設定することが好ましい。
逆に、受け台40が上向き状態の出没アーム36を没入させていくにしたがって、出没アーム36が下向き方向に旋回し、図6に示すように出没アーム36を完全に没入させると受け台40が横を向く。
また、図5(A),(B)に示すように、筒状体34の長さ寸法の基端側から1/4程度の位置にカム溝44の基端部(図5に示すカム溝の右端)が形成されることが好ましく、1/3程度の位置であれば更に好ましい。そして、出没アーム36を筒状体34の基端に当接するように没入させたときに、係合ピン46がカム溝44の基端部に位置するようにする。これは、受け台40で水平状態のアオリ26を支持したときに、筒状体34と出没アーム36との重なり部分を多くしてアオリ水平固定装置30の剛性を確保するためである。
また、カム溝44の基端部には、カム溝44に連続して筒状体34の周方向に穿設された第1のロック溝44Aが形成されている。これにより、図7に示すように、出没アーム36を筒状体34に完全に没入させた後、出没アーム36を周方向に回転させて第1のロック溝44Aに係合させることによって、車体10の走行中に出没アーム36が筒状体34から飛び出す危険を防止する。
更に、図8及び図9に示すように、筒状体34の先端部には、カム溝44に連続して筒状体34の周方向に穿設された第2のロック溝44Bと、第2のロック溝44Bに係合した係合ピン46が動かないように押圧する押圧手段48と、が設けられている。押圧手段48としては、例えばスプリング48Aと、スプリング48Aの先端に設けた押圧ブロック48Bとで構成することができる。なお、図9は、筒状体34を透明に図示している。
これにより、出没アーム36を完全に突出させた後、出没アーム36を周方向に回転させて係合ピン46を第2のロック溝44Bに係合させるとともに、押圧手段48で係合ピン46を第2のロック溝44Bに押圧する。この結果、上向き状態の受け台40の姿勢がふらつかないように安定化できる。したがって、図2に示すように、水平状態に回動させたアオリ26を受け台40で確実に支持することができる。
ここで、押圧手段48は、筒状体34のカム溝44の基端部側にも設けられることが好ましい。これにより、第1のロック溝44Aに係合した係合ピン46は、押圧手段48によって第1のロック溝44Aに押圧されるので、トラックの運転中の振動により出没アーム36が筒状体34飛び出す危険を完全に防ぐことができる。
なお、押圧手段48は、係合ピン46を第1のロック溝44A、第2のロック溝44Bに押圧できるならば、上記以外の構成を採用することもできるし、設置場所も上記の場所に限定されるものでは無い。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、筒状体34に対して出没アーム36を出没させるための出没機構50として、ウォームギア方式を利用したものである。
図10〜図12は、ウォームギア方式を利用した手動式の出没機構50を示したものであり、筒状体34は出没アーム36が見えるように透明に図示している。
図10〜図12に示すように、出没機構50は、出没アーム36の外周面にウォーム52が形成されるとともに筒状体34にはウォーム52を臨む開口部54が形成される。そして、開口部54を介してウォーム52にウォームホイール56が歯合される。更に、ウォームホイール56の回転軸56Aには該ウォームホイール56を回転する回転用ハンドル58が設けられる。そして、ウォーム52が形成された出没アーム36は筒状体34に対して固定されておらず動くことができる。なお、ウォームホイール56及び回転用ハンドル58は、筒状体34を支持する支持部材32に軸受(図示せず)を介して回動自在に支持することができる。
これにより、出没アーム36が突出する方向に回転用ハンドル58を回すと、ウォームホイール56の回転運動がウォーム52の直動運動に変換されて、出没アーム36は突出する。さらに、カム溝44により係合ピン46が案内されることによって出没アーム36が旋回動作を行う。この結果、図11のように、出没アーム36が完全に突出した状態で受け台40が上を向く。この状態でアオリ26を垂直位置から下向きに回動させることにより、図10に示すように、アオリ26を水平状態で支持することができる。
また、アオリ26を垂直状態に戻したら、出没アーム36が没入する方向に回転用ハンドル58を回すと、ウォームホイール56の回転運動がウォーム52の直動運動に変換されて、出没アーム36が没入する。さらに、カム溝44により係合ピン46が案内されて出没アーム36が旋回動作を行う。この結果、図12のように、出没アーム36が完全に没入した状態で受け台40が横を向き、受け台40を床枠20の内側に収納することができる。
この場合、回転用ハンドル58は床枠20の内側であって、作業者が手を伸ばして簡単に操作し易い位置に設けることが好ましい。
なお、図示しなかったが、上記した手動式の出没機構50のウォームホイール56の回転軸56Aに回転用ハンドル58の代わりに正逆回転可能なモータ(図示せず)を連結させれば、自動式の出没機構50を構成することができる。この場合には、ウォームホイール56に対してモータを回転用ハンドル58とは反対側に設けて、受け台40が横向きになったときにモータに当たらないようにすることが好ましい。
第2の実施の形態のアオリ水平固定装置10の上記以外の構成は、第1の実施の形態で説明したのと同様である。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、筒状体34に対して出没アーム36を出没させるための別態様の出没機構60を設けたものであり、出没機構60としてラック・ピニオン方式を利用したものである。
図13及び図14は、ラック・ピニオン型の自動式の出没機構60の図であり、筒状体34は出没アーム36が見えるように透明に図示している。
図13及び図14に示すように、出没機構60は、出没アーム36の外周面にラックギア62が形成されるとともに筒状体34にはラックギア62を臨む開口部64が形成される。そして、開口部64を介してラックギア62にピニオンギア66が歯合されており、ピニオンギア66の回転軸68には該ピニオンギア66を正逆方向に回転するモータ70が設けられている。また、ラックギア62が形成された出没アーム36は筒状体34に固定されておらず動くことができる。なお、モータ70は、筒状体34を支持する支持部材32に支持することができる。
これにより、出没アーム36が突出する方向にモータ70を回転すると、ピニオンギア66の回転運動がラックギア62の直動運動に変換されて、出没アーム36が突出する。さらに、カム溝44により係合ピン46が案内されて出没アーム36が旋回動作を行う。この結果、図13のように、出没アーム36が完全に突出した状態で受け台40が上を向く。この状態でアオリ26を垂直位置から下向きに回動させることにより、アオリ26は受け台40に支持されることになる。
また、アオリ26を垂直状態に戻したら、出没アーム36が没入する方向にモータ70を回転させると、ピニオンギア66の回転動作がラックギア62の直動動作に変換されて出没アーム36が没入する。さらに、カム溝44により係合ピン46が案内されて旋回動作を行う。この結果、図14のように、出没アーム36が完全に没入した状態で受け台40が横を向き、受け台40は床枠20の内側に収納される。
なお、図13及び図14では、モータ70を用いた自動式の出没機構の例で説明したが、モータ70の代わりに、図10〜図12のように回転用ハンドル58を設ければ、ラック・ピニオン型の手動式の出没機構60を構成することも可能である。
第3の実施の形態のアオリ水平固定装置10の上記以外の構成は、第1の実施の形態〜第2の実施の形態で説明したのと同様である。
[第4の実施の形態]
図15は、アオリ水平固定装置30を車体10の斜め下方から見た斜視図であり、図16はアオリ水平固定装置30を車体10の底面から見た平面図である。
図15及び図16に示すように、第4の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、筒状体34が、床組み14の床枠20に対して垂直な垂直線(横根太18方向)に対して傾斜した向きに配置されるようにしたものである。
上述のように、横根太18同士の間には、床枠20側が開放されるとともに縦根太16と床板22とで囲まれた矩形状の窪みスペース42が形成される。したがって、例えば、この矩形状の窪みスペース42の対角線方向に筒状体34を配置すれば、床枠20に垂直な方向に筒状体34を配置するよりも筒状体34の長さを長く確保できる。この結果、出没アーム36の長さも長くすることができるので、床枠20に垂直な方向に筒状体34を配置したと同じ突出量だけ出没アーム36を突出させても、出没アーム36と筒状体34とが重なる重なり部分を大きくできる。これにより、アオリ水平固定装置30の剛性を一層大きくすることができる。
第4の実施の形態のアオリ水平固定装置30の上記以外の構成は、第1の実施の形態〜第3の実施の形態で説明したものと同様である。
[第5の実施の形態]
図17は第5の実施の形態のアオリ水平固定装置30を車体10の後方から見た図である。
図17に示すように、第5の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、筒状体34を、外筒34Aと、外筒34Aの内周面に摺動自在に嵌合された内筒34Bとで二重管構造に構成し、内筒34Bにカム溝44(図17には不図示)が穿設されるようにしたものである。
このように、二重管構造の筒状体34の内筒34Bにカム溝44を形成することで、カム溝44を形成することによる筒状体34の剛性低下を防止できる。
また、外筒34Aと、外筒34Aの内周面に嵌合された内筒34Bとは摺動せずに固着されていてもよいが、摺動可能な入れ子構造の二重管にすることが好ましい。これにより、外筒34Aに対して内筒34Bが伸び、さらに出没アーム36が伸びるので、出没アーム36の突出量を大きくすることができる。したがって、図17に示すように、水平状態のアオリ26の幅方向先端部を受け台40で支持することができる。ただし、外筒34Aと内筒34Bとの嵌合部分が内筒34Bの半分以上あることが好ましい。
第5の実施の形態のアオリ水平固定装置30の上記以外の構成は、第1の実施の形態〜第4の実施の形態で説明したものと同様である。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、出没アーム36の先端部に設けた受け台40を上向き位置と横向き位置との間で旋回させる別態様の旋回機構72を示したものである。
この旋回機構72は、筒状体34及び出没アーム36を径断面が四角形になるように形成されており、第1の実施の形態〜第5の実施の形態のようにカム溝44と係合ピン46の旋回機構41を使用できない場合に特に有効である。ただし、第1の実施の形態〜第5の実施の形態のように筒状体34及び出没アーム36を径断面が円形の場合にも適用できる。
図18(A),(B),(C),(D)に示すように、旋回機構72は、出没アーム36の先端に設けられ、水平状態に対して45°上向きな傾斜面74Aを有する旋回台74と、旋回台74の傾斜面74Aの中心位置に突設された旋回ピン76と、旋回台74の傾斜面74Aに面接触するように設けられ、旋回ピン76に嵌合する旋回孔78Aを有する旋回部材78と、旋回台74と旋回部材78との面接触部分に面圧を付与する面圧付与手段と、で構成される。
そして、旋回部材78に、前述したボルト部材38(高さ調整手段)を介して受け台40が設けられる。
面圧付与手段としては、例えば、旋回部材78の内部を空洞にして、ボルト部材38のネジ部下端と旋回台74に突設された旋回ピン76の上端とを連結するスプリング80を用いることができる。これにより、旋回台74と旋回部材78とがスプリング80により引っ張り合う。したがって、旋回台74と旋回部材78とを旋回自在に連結することができ、且つ旋回台74と旋回部材78との面接触部分に摩擦抵抗が生じるので、旋回部材78を旋回した位置に動かないようにできる。
上記の如く構成された第5の実施の形態のアオリ水平固定装置30によれば、図19(A)に示すように、筒状体34から出没アーム36を突出させた後、旋回ピン76を中心として旋回台74に対して旋回部材78を上向きに旋回させる。これにより、受け台40が上に向くとともに、スプリング80により面接触部分に面圧が付与されるので、受け台40を動かないようにできる。
また、図19(B)に示すように、筒状体34に出没アーム36を没入させた後、旋回ピン76を中心として旋回台74に対して旋回部材78を下向きに旋回させる。これにより、受け台40が横を向くとともに、スプリング80により面接触部分に面圧が付与されるので、受け台40を動かないようにできる。
第6の実施の形態のアオリ水平固定装置30の上記以外の構成は、第1の実施の形態〜第5の実施の形態で説明したものと同様である。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態のアオリ水平固定装置30は、アオリ水平固定装置30を車体10の長手方向に複数設けるとともに、筒状体34に対して出没アーム36を出没させる動作を連動させる出没連動機構82を備えるようにしたものである。
図13及び図14で示したように、筒状体34に対する出没アーム36の出没動作をモータ70により自動化する場合には、モータ70を電気的に制御する制御系を設けることで複数のアオリ水平固定装置30の出没を連動させることができる。
したがって、図20及び図21は、筒状体34に対する出没アーム36の出没動作を手動で行う場合の出没連動機構82を示したものである。また、出没機構60としては、図13〜図14で説明したラックギア62とピニオンギア66を利用した場合で説明する。もちろん、図10〜図12で説明したウォーム52とウォームホイール56との機構を利用した場合にも適用できる。
図20及び図21に示すように、2基のアオリ水平固定装置30のラックギア62に歯合するピニオンギア66には、1本の連動軸84が貫通支持される。また、連動軸84の一方端にはウォームホイール86が設けられるとともに、ウォームホイール86と回転軸が直交する方向にウォームホイール86に歯合するウォーム88が設けられる。そして、ウォーム88の回転軸88Aの両端は軸受(図示せず)に支持されるとともに、回転軸88Aの一端側に回転用ハンドル90が設けられる。ウォームホイール86、ウォーム88は、図21に示すように、支持部材92を介して床組み14の下面に支持される。これにより、出没連動機構82を構成することができる。
このように構成された出没連動機構82によれば、回転用ハンドル90を回転させると、ウォーム88及びウォームホイール86を介して回転力が連動軸84に伝達されて連動軸84が回転する。したがって、2基のアオリ水平固定装置30の出没アーム36を連動させて筒状体34に対して出没させることができる。
10…車体、11…ラダーフレーム、12…荷台、14…床組み、16…縦根太、18…横根太、20…床枠、22…床板、24…ヒンジ、26…アオリ、30…アオリ水平固定装置、32…支持部材、34…筒状体、36…出没アーム、36A…折曲部、38…ボルボ部材(高さ調整手段)、40…受け台、41…旋回機構、42…窪みスペース、44…カム溝、44A…第1のロック溝、44B…第2のロック溝、46…係合ピン、48…押圧手段、48A…スプリング、48B…押圧ブロック、50…出没機構、52…ウォーム、54…開口部、56…ウォームホイール、58…回転用ハンドル、60…出没機構、62…ラックギア、64…開口部、66…ピニオンギア、68…回転軸、70…モータ、72…旋回機構、74…旋回台、76…旋回ピン、78…旋回部材、80…スプリング(面圧付与手段)、82…出没連動機構、84…連動軸、86…ウォームホイール、88…ウォーム、90…回転用ハンドル、92…支持部材

Claims (11)

  1. 車体の床組みの側部にヒンジを介して回動自在に取り付けられたアオリを水平状態に固定するアオリ水平固定装置において、
    前記床組みの下面に直接又は支持部材を介して水平状態に固定され、前記床組みの側部から出っ張らないように設けられた筒状体と、
    前記筒状体から出没自在に設けられ、前記筒状体から突出したときに前記床組みの側部から外側に張り出す出没アームと、
    前記出没アームの先端部に高さ調整手段を介して設けられ、水平状態位置まで回動させたアオリの下面を受ける受け台と、
    前記受け台を前記筒状体の周方向に旋回させる旋回機構と、を備えたアオリ水平固定装置。
  2. 前記筒状体及び前記出没アームは径断面が円形に形成されるとともに、
    前記旋回機構は、前記筒状体の軸芯方向に穿設されたカム溝と、前記出没アームの表面に突設して前記カム溝に係合する係合ピンとで構成され、
    前記カム溝の形状が、前記出没アームを突出させたときに前記受け台を上向き方向に旋回させるように前記係合ピンを案内し、前記出没アームを没入させたときに前記受け台を下向き方向に旋回させるように前記係合ピンを案内するように形成されている請求項1に記載のアオリ水平固定装置。
  3. 前記筒状体の基端部には、前記カム溝に連続して前記筒状体の周方向に穿設された第1のロック溝が形成されている請求項2に記載のアオリ水平固定装置。
  4. 前記筒状体の先端部には、
    前記カム溝に連続して前記筒状体の周方向に穿設された第2のロック溝と、
    前記第2のロック溝に係合した前記係合ピンが動かないように押圧する押圧手段と、が設けられている請求項2又は3に記載のアオリ水平固定装置。
  5. 前記出没アームの外周面にウォームが形成されるとともに前記筒状体には前記ウォームを臨む開口部が形成され、前記開口部を介して前記ウォームにウォームホイールが歯合されており、前記ウォームホイールには該ウォームホイールを回転するハンドル部材又はモータが設けられている請求項2から4のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
  6. 前記筒状体は、
    外筒と、該外筒の内周面に嵌合された内筒とで二重管構造に形成され、前記内筒に前記カム溝が穿設されている請求項2から5のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
  7. 車体の床組みの側部にヒンジを介して回動自在に取り付けられたアオリを水平状態に固定するアオリ水平固定装置において、
    前記床組みの下面に直接又は支持部材を介して水平状態に固定され、前記床組みの側部から出っ張らないように設けられた筒状体と、
    前記筒状体から出没自在に設けられ、前記筒状体から突出したときに前記床組みの側部から外側に張り出す出没アームと、
    前記出没アームの先端部に高さ調整手段を介して設けられ、水平状態位置まで回動させたアオリの下面を受ける受け台と、
    前記受け台を旋回させる旋回機構と、を備え、
    前記筒状体及び前記出没アームは径断面が四角形に形成されるとともに、
    前記旋回機構は、前記出没アームの先端に設けられ、水平状態面に対して45°上向きな傾斜面を有する旋回台と、
    前記旋回台の傾斜面の中心位置に突出する旋回ピンと、
    前記旋回台の傾斜面に面接触するように設けられ、前記旋回ピンに嵌合する旋回孔を有する旋回部材と、
    前記旋回台と前記旋回部材との面接触部分に面圧を付与する面圧付与手段と、で構成され、
    前記旋回部材に前記高さ調整手段を介して前記受け台が設けられるアオリ水平固定装置。
  8. 前記受け台はゴム製材料で形成されている請求項1から7のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
  9. 前記床組みは、
    前記車体の長手方向に配置された複数本の縦根太と、
    前記縦根太の上に前記車体の幅方向に配置された複数本の横根太と、
    前記複数本の横根太の周縁に固定される床枠と
    前記床枠内に張設される床板とで構成され、
    前記筒状体は前記横根太の下部に設けられる請求項1から8のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
  10. 前記筒状体は、前記床組みの側部に垂直な垂直線に対して傾斜した向きに配置されている請求項1から9のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
  11. 前記アオリ水平固定装置は前記車体の長手方向に複数設けられるとともに、前記筒状体から前記出没アームを出没させる動作を連動させる出没連動機構を備えた請求項1から10のいずれか1項に記載のアオリ水平固定装置。
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