JP4116632B2 - 建設機械用サイドミラー支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として油圧ショベルなどの建設機械における上部旋回体に取付けられる可倒式の建設機械用サイドミラー支持装置に関するものである。
従来、油圧ショベルなどの建設機械においては、運転室の外側部に設けられるサイドミラーのほかに、運転室とは反対側の車体後方の視界性を良くするために、ボディの外側へ張出してサイドミラーが取付けられている。このサイドミラーは、油圧ショベルの場合、その上部旋回体のボディ上部に作業者(オペレータ)が上がって点検などを行うための昇降部となる部分に設けられている手摺りに、ステーの基部をクランプして付設されている。あるいは手摺りの近傍でボディに直接ステーの基部を取着して設置されている。
このような建設機械(作業機械)で使用されるサイドミラーは、作業性を良くするために車体から比較的大きく外側に突き出すようにして設けられる。そのために、車両(作業機械)を格納する場合や運搬車両に搭載されて遠方に移送される場合には、輸送制限幅内に収めるため、あるいは輸送中にミラーが障害物と接触して損傷するのを防止するために、サイドミラーとその支持部材(ステー)を車体側面に沿わせて格納できるように可倒式にされている。このようなサイドミラーの支持構造では取付け基部での固定ボルトを緩めて車体側に収めるようにされている。また、その格納を電動式にしたものも提案されている(特許文献1)。
特開平8−310300号公報
ところで、建設機械(具体的に油圧ショベル)における上部旋回体に配設して後方を視認するためのサイドミラーにあっては、運転室から離れた位置で、上部旋回体の上側への昇降部に沿って設けられた手摺りあるいはその近傍に設けられているため、作業者が点検などで車体(上部旋回体)上に上がる際、所定の昇降部のステップを使用して上がるよりもその車体の側部から直接上がるようにするのが近道となる関係で、その際ちょうど都合よい位置にあるサイドミラーの支持ステーを手で掴んで車体上に上がるという操作が行われやすい。このようなことから、可倒構造にされているサイドミラーの支持部が、車体上への上がりに手掛かりとして使用されると固定部が緩んでステーが回動した場合、身を預けた支持体が回動変位することでバランスを失うという危険性があるという問題点がある。一方、特許文献1によって知られるように、電動式の可倒構造にすると、利便性は高まるが、コストアップになることが避けられない。また、このような電動式の格納機能を備えたサイドミラー式構造であると、その取付位置について、従来のような場所を利用できないという問題点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、格納/展開の機能を備えて、しかも従来のような作業者の利用に対しても不測の回動変位を生じさせないようにした支持構造を持つ建設機械用サイドミラー支持装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による建設機械用サイドミラー支持装置は、
上端部にサイドミラーが装着されて基端部円柱状にされた支持ステーと、車体の要所に装着固定されて前記支持ステーの基端部を回動可能に嵌挿支持するステー取付具と、前記ステー取付具内で前記支持ステーの基端部を上下動ならびに回動可能で外脱不能に保持する弾性保持手段と前記ステー取付具に付設されて前記支持ステーの回動を特定位置で固定する位置決め係止手段とを備え
前記ステー取付具は、前記支持ステーを支持する本体と、車体に装着されたパイプ手摺りを前記本体との間で挟み込む押え部片とからなり、前記本体が上面に支持ステーの挿入孔と受け座とを有するとともに、内部が空洞にされ、この空洞内に前記支持ステーの挿入孔から差込まれる支持ステーの基端部が受入れられるように構成され、
前記弾性保持手段は、前記ステー取付具内で、前記支持ステーの下端に固着されたストッパと前記空洞内上面との間にコイルバネを蓄勢介在させ、このコイルバネによる付勢力で前記支持ステーの基端部上位置に付設される保持部材を取付具ステー支持部上面の受け座に当接させて受止められるように構成される
ことを特徴とするものである。
前記発明において、前記位置決め係止手段は、前記支持ステー基端に固着されるストッパに所定半径で描く円弧上で軸線方向に穿設された複数個の係止穴と、前記ステー取付具における空洞の開口部を閉じる蓋体に支持されて前記係止穴の一つに対応する位置で軸線方向に設けられるノブ付き係止ピンとを備え、前記支持ステーの回動によって前記ノブ付き係止ピンが前記係止穴の一つと係合して前記支持ステーの回動位置位置決めされるように構成されているのが良い
また、前記位置決め係止手段は、前記ステー取付具の本体上面の受け座に接する支持ステー取付けの保持部材と、この保持部材の周面に所要回転角度位置に穿設された複数個の係止穴と、前記ステー取付具の側方に付設されるブラケットと、前記ブラケットにより支持される係止ピンとを備え、前記係止ピンがバネ機構で付勢されて前記係止穴の一つと係合して前記支持ステーの回動位置が位置決めされるように構成されているものとすることができる。
また、前記位置決め係止手段は、前記ステー取付具の本体の上位置に設けられ、外周が多角形に形成された保持部材を備えるとともに、前記ステー取付具の本体上周部分上向き勾配を付した多角形面に形成され、これに対して中心に前記支持ステーを挿通する挿通孔を備えて内天面に前記保持部材の多角形の外周面と係合する多角形の係止凹所および前記ステー取付具の本体上周の多角形面と係合する多角形面の内周部を備える係止キャップ被嵌されるように構成されているものであっても良い
本発明においては、車両の外側部に付設されているパイプ手摺りを利用して車体上への昇降部位近傍に配設すれば、サイドミラーを展開させた状態では支持ステーがステー取付具に対してその内部に組込まれている弾性保持手段によって基端部常時取付具に対して引き付けられ、ストッパと位置決め係止手段によって展開位置で係止されて固定保持される。したがって、本発明によれば、作業者がこのサイドミラー支持装置の支持ステーを頼りにして車体上部に上がることがあっても、支持ステーが回転することなく固定保持されてバランスを崩すような事態を招くことはない。そして、サイドミラーを格納する場合には、位置決め係止手段の係止を解除すれば、支持ステーを格納位置に移動させることができ、当該格納位置で位置決め係止手段が係止機能を発揮して固定できる。
また、本発明によれば、ステー取付具について、使用される機種などに応じてその構造を変更しても、同様の効果を得ることができる。また、支持ステーの位置決め係止手段についても、ステー取付具の形状に応じてその下面でノブを操作する方式以外に、上側で側方から回動部に係止ピンを係合させるようにする方式を採用すれば、低位置での取付構造となる場合でもそれに対応でき、操作を容易にすることができる。
次に、本発明による建設機械用サイドミラー支持装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態は油圧ショベルにおけるサイドミラーの支持装置について説明する。
(第1実施形態)
図1には本発明の第1実施形態による可倒式のサイドミラー支持装置を車体の運転室外側部に取着した態様を表わす図が示されている。図2には第1実施形態のサイドミラー支持装置の要部外形正面図が、図3には図2のA−A視図が、図4には図2の平面図が、図5には要部の拡大断面図が、それぞれ示されている。
第1実施形態のサイドミラー支持装置1は、図1に示されるように、油圧ショベル50など建設機械の外部に設けられるサイドミラーの支持装置として使用するものである。このサイドミラー支持装置1は、車両の前部で運転室51と反対側のボディ52(上部旋回体)上への昇降部53外側位置に設けられたパイプ手摺り54を支持体として、その支持体(パイプ手摺り54)の適所にステー取付具10が装着され、このステー取付具10に基端部を回動可能に支持された支持ステー2(本発明におけるステーに相当)の先端にサイドミラー3が付設されて運転席に着座する運転者が車体右側後方を視認できるようにされている。
支持ステー2は、所要の長さ寸法の例えばパイプ材で設置条件に適応した形状に屈曲形成されており、その先端にサイドミラーを装着する取付部2Bが形成され、基端部2A(図5参照)には後述するステー取付具10に組付けられて回動可能に支持される直線形状にして、かつその基端部2Aの上位置に保持鍔4(本発明における保持部材に相当)が溶接付設されている。
前記ステー取付具10は、前記パイプ手摺り54をクランプして取着できるように基部11を本体12と押え部片13とに二分割されている。そして、その基部11の中央部には、本体12と押え部片13とでともにパイプ手摺り54を挟み込む装着用溝14,14′が形成され、この装着用溝14,14′の両側に所要寸法離れてボルト締結部が設けられている。なお、前記ボルト締結部は、本体12側にネジ穴15が、押え部片13側にボルト挿通孔15′が、それぞれ装着用溝14,14′の向きと交差する方向で設けられ、当該ボルト締結部でボルト16,16にて締結されてパイプ手摺り54の適所にステー取付具10が取着できるようにされている。
前記ステー取付具10の本体12は、図5に示すように、前記パイプ手摺り54への装着位置から適宜寸法離れて前記装着用溝14と平行する支持ステー2の取付け軸心Oを基準にして、上面にその支持ステー2の挿入孔17と同心で受け座18が形成され、その下側を所要直径の空洞19に形成されている。また、下部には周囲に蓋体取付座23が設けてある。この蓋体取付座23には、後述する位置決め係止手段30のノブ付き係止ピン26とその支持部を備えた蓋体25が着脱可能に取付けられている。
このようなステー取付具10の本体12内空洞19には、先端部にサイドミラー3を装着された支持ステー2の基端部2Aが前記挿入孔17を通じて挿入され、その支持ステー2の基端部2Aを保持させる働きをする弾性保持手段20が設けられている。この弾性保持手段20としては、前記支持ステー2の下端に取着されたストッパ21と空洞19内上面との間に介在させたコイルバネ22とによって構成され、支持ステー2が基端部2Aにおける上部位置に取着された保持鍔4を前記本体12の上面受け座18に当接されて、そのコイルバネ22による付勢力で常時安定保持されるようになされている。なお、前記コイルバネ22は、支持ステー2の基端部2Aをステー取付具10の本体空洞19内に差込んでから、ストッパ21とともに空洞19内で組み付け、固定ピン24を本体12に設けられたピン挿入孔12aからストッパ21の係止穴21aとともに支持ステー2の端部に設けた孔2bへ挿入して固定する。また、前記ストッパ21は空洞19内で上下摺動ならびに回動可能な寸法形状にされている。
一方、前記位置決め係止手段30は、前記ステー取付具10の本体12の空洞19を閉じる蓋体25に、図5に示されるように、本体12の軸心から適宜寸法偏心して取付面と直交する向きで形成されるボス部26に組込まれる係止ピン31と、この係止ピン31を操作するノブ32および係止ピン31に係止方向へ付勢するコイルバネ33、そして前記ストッパ21の下端面に設けられた複数の係止穴35,35′とで構成されている。前記係止ピン31は、蓋体25のボス部26に形成された内側に向かって開口する段付孔37内に摺動自在に挿入される鍔付きのピンで、その鍔部31aの背後と段付孔27の段部27aとの間にてコイルバネ33が被嵌されて常時突き出す方向に付勢されており、後端にねじ軸31bが形成されてボス部26の外でそのねじ軸31bによってナット31cとの締結によりノブ32が装着されている。また、前記ストッパ21に設けられた複数の係止穴35,35′は、前記係止ピン31と係合できるようにステー取付具10の本体12軸心Oからの偏心分相当の半径で描く円弧上にて、サイドミラー3の展開位置から格納位置までの回転角相当位置にそれぞれ軸線に平行して穿設されている。前記係止ピン21は、それら二つの係止穴35,35′のうちいずれか一方に係合して支持ステー2の向きを固定するようにされている。なお、係止解除は、ノブ32を引くことによりコイルバネ33を圧縮して係止ピン31を引き下げ、係止穴35または35′から外脱させるようにする。
このように構成されるサイドミラー支持装置1は、例えば上部旋回体(車体52)における昇降部53に沿って設置されているパイプ手摺り54の適所にステー取付具10を、前述のように基部11で本体12と押え部片13とによりそのパイプ手摺り54をクランプして装着し、サイドミラー3の向きを適正に設定して使用に供する。そのサイドミラー3が使用位置(運転室51から後方の視認ができる状態)にあるときは、ステー取付具10の内部(空洞19)で支持ステー2の基端部2Aに弾性保持手段20のコイルバネ22による下向きの強い引付力が作用して、支持ステー2に付設の保持鍔4がステー取付具10上面の受け座18に押付けられ、同時にストッパ21に設けられている係止穴35と位置決め係止手段30の係止ピン31との係合により、所定の位置に係止保持される。したがって、支持ステー2はその基端部2Aがステー取付具10の空洞19内で横振れすることなく、かつ回動を阻止する状態でしっかりと保持されるので、仮に作業者が所定の昇降部を使用せずに、このサイドミラー支持装置1の支持ステー2を掴んで車体52上に上がる動作を行っても、不安定な状態になるのを防止することができる。
サイドミラー3を格納する場合には、ステー取付具10の下側に位置する位置決め保持手段30のノブ32を摘んで下向きに引けば、コイルバネ33による押上げ力が除かれて係止ピン31が係合している係止穴35(35′)から抜け出して係止力が解除される。したがって、そのノブ32による引下げ操作を保ち、支持ステー2を手で格納側に回動させれば、ノブ32による係止ピン31の引下げ操作を終えてもステー取付具10の内部で支持ステー2の基端部2Aが回動し、次の係止穴35′に係止ピン31が対応するまで移動でき、その係止穴35′に係止ピン31が対応するとコイルバネ33による蓄勢力で自動的に係止ピン31が係止穴35′に係合して、サイドミラー3とその支持装置1は格納位置で確実に保持される。
(第2実施形態)
次に、図6には第2実施形態のサイドミラー支持装置の要部外観斜視図が、図7には取付具の縦断面図(a)とそのB−B視断面図(b)が、それぞれ示されている。この第2実施形態は、基本構成において前記実施形態のものと同様であるが、装着部材の構成を異にするものである。したがって、前記実施形態のものと同一もしくは同様の構成部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
この実施形態のサイドミラー支持装置1Aは、前記実施形態と基本構成において同様であるが、ステー取付具10Aを車体の側部に取付ける構造にされたものである。したがって、そのステー取付具10Aの本体12Aの一側面に取付座13Aが両横に張出して形成されている。そして、本体12Aの支持ステー2基端部2Aを支持する部分は、本体12Aの内部に空洞19が形成され、基端部2Aの下端にストッパ21が固定ピン24によって取着固定されて、空洞19の内天面とそのストッパ21との間にコイルバネ22が介挿され、支持ステー2を安定保持するように構成されている。なお、空洞19の下部開口部分には蓋体25Aが本体12Aに形成したネジに螺合させて取付けられている。
位置決め保持手段30Aは、本体12Aの外側部に逆L字型に形成されたブラケット37により、その上面にラッチ機構を内蔵してなる係止ユニット38が、係止ピン38aを支持ステー2の軸心に向かって求心的に作動するように装着されている。この係止ユニット38を支持するブラケット37は、ステー取付具10Aの一方の取付座13Aの前面に、このステー取付具10Aの取付ボルト16によって共締めして装着されるようになっている。したがって、係止ピン38aの位置を調整できるようにブラケット37側の取付孔37bは長孔にされている。
一方、支持ステー2の基端部2A上位置には、保持部材5と位置固定リング6が被嵌溶接して取着されている。その保持部材5には周面に2箇所で放射状に係止穴5a,5a′が所定の回転角位置で穿設されている。また、位置固定リング6は、その下面に等分して所要の角度で複数の突部6a(図7(b)で斜線を付して表わしている部分)と凹部6bとが交互に形成されている。この位置固定リングの凹凸に対して、本体12Aの上面の受け座18には対応するようにして凹凸が交互に形成され、この受け座18の凹凸と位置固定リング6の凹凸6a,6bが互いに噛み合って支持ステー2側の回動を阻止するようにされ、展開・格納時には支持ステー2の基端部2Aに作用するコイルバネ22による引下げ力に抗して位置固定リング6側の凹凸6a,6bが受け座18側の凹凸を乗り越えて回動できるようにされている。
また、位置決め係止手段30Aは、係止ユニット38の操作片38bを手前に引くとラッチが外れて係止ピン38aを後退できるようになっており、その操作片38bを離すと係止ユニット38のケース内部で係止ピン38aが前方に突き出すようにされている。したがって、支持ステー2を回動させるときにはこの係止ユニット38の操作片38bを操作して係止ピン38aを保持部材5の係止穴5aから引抜き、係止を解いて回動させることにより、展開・格納のいずれかに位置換えすることができる。なお、この係止ピンが係止部材5の係止穴5aに係合している状態では、支持ステー2が回動することなく安定保持される。
(第3実施形態)
また、図8に第3実施形態のサイドミラー支持装置における要部の一部を断面にして表す図(a)と係止キャップを底面側から表わす図(b)とが示されている。この実施形態では、支持ステー2の位置決め係止手段30Bが前記実施形態のものと異なる構成以外の構成について同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。
この実施形態の位置決め係止手段30Bは、ステー取付具10(説明の都合上、代表して符号10を付して記載する。以下同様)の本体12上部の周面を多角形にして、その各面が上向きに傾斜する傾斜縁12cに形成されている。このような本体12に対して支持される支持ステー2は、その基端部2Aの上位置を適宜区間両側から押し潰されて断面楕円形の頸部2cに形成され、この頸部2c部分の下半部に円形の保持鍔4′が取着されている。この保持鍔4′(保持部材)は、裏面に本体12上面に形成された受け座18bに設けられる凹凸と係合する凹凸を付されている。
一方、前記本体12の上側には、前記傾斜縁12cと係合して位置決めする係止キャップ41が配されている。この係止キャップ41は、中央部に長円形の挿通孔42が設けられて、支持ステー2の前記頸部2c位置にて上下方向に移動可能で回転不能に遊被嵌している。そして、内周面には前記本体12の傾斜縁12cと合致する多角形の傾斜面43が形成されている。なお、この係止キャップ41は、金属製にして適度の質量を持たせ、自重によって浮き上がらないようにされるのが好ましい。このように構成することにより、係止キャップ41は、通常時、本体12の傾斜縁12cと内周の傾斜面43とが嵌合して支持ステー2の回動変位を防止する。符号44は保持鍔4′の受け入れ凹所である。
このように構成される第3実施形態のサイドミラー支持装置1Bでは、サイドミラー3を格納もしくは展開させるとき、図8(a)に二点鎖線aで示すように、係止キャップ41を持上げて本体12の傾斜縁12cからこの係止キャップ41の傾斜面43を引き離すと、本体12の外部での係止機能が解除されるので、その状態で支持ステー2を所要の向きに回動させる。すると、本体12内部における弾性保持手段20(図5参照)の働きと、前記保持鍔4′と受け座18bでの凹凸係合機能とによって所定位置に保持されている支持ステー2の基端部2Aが、本体12内における保持力に打ち勝って回転させることができる。この際、係止キャップ41は支持ステー2の頸部2cにおいて回動不能にされているので、支持ステー2とともに回動変位し、所定の回転角変位させた後降ろすと、当該位置で本体12の傾斜縁12cに係止キャップ41の傾斜面43が係合して位置決めされることになる。なお、係止キャップ41の傾斜面43は、その多角形の分割をサイドミラーの展開・格納の回転角と合わせて設定されるのが好ましい。
(第4実施形態)
図9には、第4実施形態のサイドミラー支持装置における要部の一部を断面にして表す図(a)と本体の上部を表わす斜視図(b)とが示されている。この実施形態では、前記第3実施形態と同様に本体12の上部周面に多角形でその各面が上向きに傾斜する傾斜縁12cを備え、これに係合する係止キャップ41Aを有する構成の位置決め係止手段30Cを備えたもので、その一部が異なる。したがって、前記実施形態のものと異なる構成以外の構成について同一であるので、異なる部分についてのみ説明する。
この実施形態の位置決め係止手段30Cは、支持ステー2の基端部2A上を円柱状のままにして、その上位置に六角形をした保持鍔4″(保持部材)が取付けられている。係止キャップ41Aは、中央に支持ステー2が挿通できる丸孔の挿通孔45が設けられ、内周に前記本体12の傾斜縁12cと係合する傾斜面43aが形成されて、内天面46に前記保持鍔4″と合致する六角形の凹所47が形成されている。また、前記保持鍔4″の下面と本体12の上面中央部の受け座18bとには相互に係合する凹凸が設けられている。なお、前記凹所47の周面は複数箇所にて保持鍔の六角形と合致するように切込みが形成される。また、本体12の傾斜縁12cおよび係止キャップ41Aの内周面も支持ステー2の格納・展開の回転角に対応するような多角形としておくのが好ましい。
このように構成される位置決め係止手段30Cは、サイドミラーの向きを格納・展開のいずれかに変更する場合、前記第3実施形態と同様に、係止キャップ41Aを持上げて係止を解いてから支持ステー2を所要回転角回動させる。すると、支持ステー2と保持鍔4″は一体になっているので回動変位し、係止キャップ41Aを降ろしてその内天面46に形成されている凹所47の周縁部切込みとを合わせるようにし、かつ内周の傾斜面43aを本体12の傾斜縁12cに合致させるようにすることで、この係止キャップ41Aを介して支持ステー2の位置決め係止が行われる。
以上に説明したように、本発明によれば、サイドミラー支持装置1によって車体側に装着される支持ステーが、取付具に必要時以外は確実に固定されるので、仮に作業者がこのサイドミラーの支持ステーを利用して車体の上部に上がることがあっても、変位することなく設定位置に保たれる。したがって、特別過大な外力を受けない限り使用に支障を来たさずサイドミラーを保持することができる。
もちろん、運転中の振動によって支持部が緩むこともない。
本発明の第1実施形態による可倒式のサイドステー支持装置を車体の運転室外側部に取着した態様を表わす図 第1実施形態のサイドミラー支持装置の要部外形正面図 図2のA−A視図 図2の平面図 要部の拡大断面図 第2実施形態のサイドミラー支持装置の要部外観斜視図 取付具の縦断面図(a)とそのB−B視断面図(b) 第3実施形態のサイドミラー支持装置における要部の一部を断面にして表す図(a)と係止キャップを底面側から表わす図(b) 第4実施形態のサイドミラー支持装置における要部の一部を断面にして表す図(a)と本体の上部を表わす斜視図(b)
符号の説明
1,1A,1B サイドミラー支持装置
2 支持ステー
2A 支持ステーの基端部
2c 支持ステーの頸部
3 サイドミラー
4,4′,4″ 保持鍔
5 保持部材
5a,5a′ 係止穴
6 位置固定リング
10,10A 取付具
11 取付具の基部
12,12A 本体
12c 傾斜縁
13 押え部片
18,18b 受け座
19 空洞
20 弾性保持手段
21 ストッパ
22,33 コイルバネ
24 固定ピン
25,25A 蓋体
30,30A,30B,30C 位置決め係止手段
31,38a 係止ピン
32 ノブ
35,35′ 係止穴
37 ブラケット
38 係止ユニット
41,41A 係止キャップ
42,45 挿通孔
43 傾斜面
44,47 凹所
46 係止キャップの内天面
54 パイプ手摺り

Claims (4)

  1. 上端部にサイドミラーが装着されて基端部円柱状にされた支持ステーと、車体の要所に装着固定されて前記支持ステーの基端部を回動可能に嵌挿支持するステー取付具と、前記ステー取付具内で前記支持ステーの基端部を上下動ならびに回動可能で外脱不能に保持する弾性保持手段と前記ステー取付具に付設されて前記支持ステーの回動を特定位置で固定する位置決め係止手段とを備え
    前記ステー取付具は、前記支持ステーを支持する本体と、車体に装着されたパイプ手摺りを前記本体との間で挟み込む押え部片とからなり、前記本体が上面に支持ステーの挿入孔と受け座とを有するとともに、内部が空洞にされ、この空洞内に前記支持ステーの挿入孔から差込まれる支持ステーの基端部が受入れられるように構成され、
    前記弾性保持手段は、前記ステー取付具内で、前記支持ステーの下端に固着されたストッパと前記空洞内上面との間にコイルバネを蓄勢介在させ、このコイルバネによる付勢力で前記支持ステーの基端部上位置に付設される保持部材を取付具ステー支持部上面の受け座に当接させて受止められるように構成される
    ことを特徴とする建設機械用サイドミラー支持装置。
  2. 前記位置決め係止手段は、前記支持ステー基端に固着されるストッパに所定半径で描く円弧上で軸線方向に穿設された複数個の係止穴と、前記ステー取付具における空洞の開口部を閉じる蓋体に支持されて前記係止穴の一つに対応する位置で軸線方向に設けられるノブ付き係止ピンとを備え、前記支持ステーの回動によって前記ノブ付き係止ピンが前記係止穴の一つと係合して前記支持ステーの回動位置位置決めされるように構成されている請求項1に記載の建設機械用サイドミラー支持装置。
  3. 前記位置決め係止手段は、前記ステー取付具の本体上面の受け座に接する支持ステー取付けの保持部材と、この保持部材の周面に所要回転角度位置に穿設された複数個の係止穴と、前記ステー取付具の側方に付設されるブラケットと、前記ブラケットにより支持される係止ピンとを備え、前記係止ピンがバネ機構で付勢されて前記係止穴の一つと係合して前記支持ステーの回動位置が位置決めされるように構成されている請求項1に記載の建設機械用サイドミラー支持装置。
  4. 前記位置決め係止手段は、前記ステー取付具の本体の上位置に設けられ、外周が多角形に形成された保持部材を備えるとともに、前記ステー取付具の本体上周部分上向き勾配を付した多角形面に形成され、これに対して中心に前記支持ステーを挿通する挿通孔を備えて内天面に前記保持部材の多角形の外周面と係合する多角形の係止凹所および前記ステー取付具の本体上周の多角形面と係合する多角形面の内周部を備える係止キャップ被嵌されるように構成されている請求項1に記載の建設機械用サイドミラー支持装置。
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