JP2010137712A - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 格納位置にある荷受台が落下するのを防止することができる荷受台昇降装置を提供する。
【解決手段】 クロスメンバ11に受け部材47を固定し、基部荷受台5aに受け部材47に係脱可能なロックピン46を固定する。受け部材47には係脱操作を行うための操作レバー48を取り付け、荷受台5を格納位置まで移動させたとき、操作レバー48を手動操作することによりロックピン46を受け部材47に係合させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、荷箱を備えた貨物自動車等の車体に装着され、地上と荷箱との間で荷物の積み下ろしに用いられる荷受台昇降装置に関する。
従来の貨物自動車に装着される荷受台昇降装置は、地上と荷箱の床面との間でアームを介して昇降する荷受台を、基部荷受台と先部荷受台とから構成し、先部荷受台を基部荷受台上に折り畳むとともに、基部荷受台をアーム上に折り畳んだ状態で、アームを上方回動させることにより、荷受台を荷箱の下方に格納するものが知られている(例えば特許文献1)。
この荷受台昇降装置の場合、荷受台は荷箱の下方に格納されるので、荷受台を格納した状態で荷箱の後部扉を開閉する際に、後部扉が荷受台と干渉するのを防止することができる。
実公平1−9714号公報
ところで、荷受台昇降装置は、一般的に油圧シリンダ等の油圧駆動装置を駆動させることによってアームを上下回動させており、荷受台を容易に昇降させることができるようになっている。
しかしながら、上記特許文献1の荷受台昇降装置にあっては、荷受台を格納した状態で貨物自動車を走行させている際に、油圧駆動装置に油漏れが生じると、荷受台を格納位置に支持する力が弱まり、アームが下方回動して荷受台が落下するという問題があった。
そこで、上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、格納位置にある荷受台が落下するのを防止することができる荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の荷受台昇降装置は、荷箱が搭載されている車体に取り付けられる支持基部と、前記支持基部に、基端部が上下回動可能に取り付けられているアームと、前記アームを上下回動させる昇降駆動装置と、前記アームの先端部に回動可能に取り付けられ、当該アームを下方回動させた状態で当該アームの上方に折り畳み可能であるとともに、折り畳み状態で当該アームを上方回動させることで前記荷箱の下方に格納可能な荷受台と、を備えた荷受台昇降装置において、前記荷受台または前記アームに取り付けられている係合部材と、前記車体側または前記支持基部に取り付けられ、前記荷受台を格納させた状態で前記係合部材と係合して当該荷受台を当該車体側または当該支持基部に固定する被係合部材と、を備えていることを特徴としている。
このような構成の荷受台昇降装置によれば、荷受台を格納させた状態で、係合部材と被係合部材とを係合させることにより、荷受台またはアームを車体側または支持基部に固定することができるため、車両の走行中に格納位置にある荷受台が落下するのを防止することができる。
また、前記係合部材が、前記荷受台に取り付けられていることが好ましい。
この場合、荷受台を車体側または支持基部に固定することができるため、車両の走行中の振動により、格納位置にある荷受台が車体側または支持基部に対してばたつくのを防止することができる。
また、前記被係合部材が、前記支持基部に取り付けられていることが好ましい。
この場合、被係合部材が、荷受台昇降装置側に取り付けられているため、荷受台昇降装置を車体に組み付ける際に、被係合部材を別途車体側に組み付ける必要がなく、組み付け作業を効率良く行うことができる。
また、前記被係合部材が、前記アームの回動による前記係合部材の移動軌跡上で当該係合部材と係合することが好ましい。
この場合、荷受台を格納する際に行われるアームの回動動作によって、係合部材を被係合部材と係合可能な位置まで移動させることができるので、係合作業を効率良く行うことができる。
また、前記荷受台昇降装置は、前記被係合部材と前記係合部材とを手動操作により係脱するための操作部材をさらに備え、前記操作部材が、前記車体側または前記支持基部の車幅方向の一方側に配置されていることが好ましい。
この場合、係合部材と被係合部材との係脱操作を、車幅方向の一方側から操作することができるので、この係脱操作を容易に行うことができる。
また、前記荷受台が、前記荷箱の後方から見て、当該荷箱の車幅方向に配置された一対の灯火器の間に配置されていることが好ましい。
この場合、荷箱の後方から見て、格納状態および昇降中の荷受台と一対の灯火器とが重なり合うことはないので、車両の走行中はもちろん、荷受台を用いた作業中においても、通行人等が灯火器を荷箱の後方から容易に視認することができる。
本発明の荷受台昇降装置によれば、荷受台を格納させた状態で、係合部材と被係合部材とを係合させることにより、荷受台を車体側または支持基部に固定することができるため、車両の走行中に格納位置にある荷受台が落下するのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の荷受台昇降装置を装備した貨物自動車の側面図である。図2は、上記貨物自動車の走行状態を示す側面図である。
図1において、貨物自動車1の左右一対の車体2上には荷箱3が搭載されており、この車体2の後部には荷受台昇降装置4が取り付けられている。この荷受台昇降装置4の荷受台5を、地面と荷箱3の床面3aとの間で昇降させることにより荷物を積み降ろしすることができる。また、図2に示すように、荷受台5を荷箱3の後部下方の格納位置に折り畳んだ状態で格納することができ、この状態で貨物自動車1を走行させることができる。
図3は、図1に示す荷受台昇降装置4の平面図である。図において、上記各車体2後部には、平板状の取付ブラケット6とL字型の取付ブラケット7とがそれぞれ取り付けられている。具体的には、取付ブラケット6は、その上部が右側の車体2後部の外側面に溶接により固定されている。また、取付ブラケット7は、鉛直方向に延びる車体側取付部7aが左側の車体2後部の外側面に溶接により固定されている。また、上記取付ブラケット7には水平方向に延びる昇降装置側取付部7bが一体形成されており、この昇降装置側取付部7bには、上記荷受台5の荷重を支持する支持フレーム8がボルトにより固定されている。上記取付ブラケット6および7は、取付部材9を構成している。荷箱3の後部下面の車幅方向の両端部には、方向指示器用ランプやブレーキランプを有する灯火器10が取り付けられている。
上記取付ブラケット6および支持フレーム8には、車幅方向(左右方向)に延びる断面ボックス状のクロスメンバ11が固定されている。このクロスメンバ11の長手方向の中央部と右端部には、それぞれ外側支持ブラケット12が固定されており、この左右一対の外側支持ブラケット12間の略中間部のクロスメンバ11には、単一の内側支持ブラケット13が固定されている。
図1において、この内側支持ブラケット13には、チルトリンク14の上端部がピン15により回動可能に取り付けられている。このチルトリンク14には上アーム16の基端部がピン17により回動可能に取り付けられている。また、各外側支持ブラケット12には下アーム18の基端部がピン19により回動可能に取り付けられている。
さらに、上記チルトリンク14には、上記上アーム16と下アーム18を上下回動させる油圧式の昇降シリンダ(昇降駆動装置)20のピストンロッド側端部がピン21により取り付けられており、この昇降シリンダ20のシリンダチューブ側端部はピン22により上アーム16の先部に取り付けられている。
なお、上記取付ブラケット6,7、支持フレーム8、クロスメンバ11、外側支持ブラケット15および内側支持ブラケット16は、荷受台昇降装置4の支持基部23を構成している。
上記上アーム16および下アーム18の先部は、ピン24およびピン25により、先部リンク26に回動可能に取り付けられている。ここで、図1に示すようにピン17、19、24および25は平行四辺形の各頂点となるように配置されており、上アーム16および下アーム18は平行リンクとして構成されている。上記先部リンク26の上部には、荷受台5が回動可能に取り付けられている。上記上アーム16、下アーム18および先部リンク26とは、アーム27を構成している。
荷受台5(後述する基部荷受台5a)の基部には当接部28が固定されており、荷受台5を先部リンク26に対してピン24を中心に時計回り方向に回動させると、上記当接部28の下面が先部リンク26に固定されている被当接部29の上面に当接することにより、荷受台5が水平展開された状態で保持されるようになっている。また、荷受台5を先部リンク26に対してピン24を中心に反時計計回り方向に回動させると、荷受台5が、上アーム16上に折り畳まれる。
上記ピン24には、該ピン24を巻くようにコイル状のトーションスプリング30が装着されている。トーションスプリング30は、先部リンク26に対して基部荷受台5aが起立したときばね力が解放され、水平展開状態においてばね力が最大となるように取り付けられている。したがって、水平展開状態では基部荷受台5aは起立方向(折り畳み方向)に回動付勢されており、これにより、折り畳み動作初期に要する力が軽減される。
上記構成により、荷受台5を展開させた状態において、昇降シリンダ20を伸長作動させることにより、上アーム16および下アーム18がピン17およびピン19を中心として上方回動するとともに、荷受台5は水平状態を保持しながら上昇して、図1の二点鎖線で示すように荷箱3の床面3aと同一高さの最上昇位置の状態となる。その際、上アーム16の上限ストッパ16eが、内側支持ブラケット13の上端部に当接することにより上アーム16および下アーム18の上方回動が規制される。
また、上記最上昇位置の状態から昇降シリンダ20を収縮作動させることにより、上アーム16および下アーム18がピン17およびピン19を中心として下方回動し、荷受台5は水平状態を保持しながら下降する。荷受台5を地面まで下降させると、チルトリンク14がピン15を中心に反時計回り方向に回動するとともに荷受台5の先端部が傾斜し、図1の一点鎖線で示すように荷受台5の先端部が接地した最下降位置の状態になる。
図4は、上記上アーム16のみを示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。上アーム16は、車幅方向に互いに所定の距離を隔てた一対の側板16aと、その先端同士をつなぐ補強部16bと、この補強部16bおよび側板16aに固定された連結パイプ16cと、その連結パイプ16cの左右両端に固定されたアーム先端部16dと、側板16a間に固定された上限ストッパ16eとを備え、これらが一体的に固定(溶接等)されることにより全体として実質的に単一体を構成しているものである。図示のように、上アーム16は、回動端側(右側)で左右(車幅方向)に拡がって(オフセット寸法S)、下アーム18の回動端側に近接する形態を有している。
図5は、上記荷受台5のみを示した図であり、(a)は側面図、(b)は底面図である。荷受台5は、基部荷受台5aと、この基部荷受台5aにピン5dにより回動可能に連結されている先部荷受台5bとを備え、先部荷受台5bは、その左側面(図5(b)の上側)に突設された取手31を操作することにより基部荷受台5a上に折り畳み・展開可能である。また、基部荷受台5aの裏面には、接地部5cが取り付けられており、基部荷受台5aを水平展開させたときに接地部5cが地面に接地するようになっている。なお、基部荷受台5aの折り畳み・回動操作は、基部荷受台5a裏面の左側に突設された取手32を操作することにより行われる。
これにより、格納時には基部荷受台5a上に先部荷受台5bが折り畳まれるとともに、この状態で上アーム16上に基部荷受台5aが折り畳まれる。また、使用時には基部荷受台5aが上アーム16に対して展開されるとともに、先部荷受台5bが基部荷受台5aに対して展開され、基部荷受台5aから先部荷受台5bへ連続した荷受面が構成される。
上記荷受台5には、基部荷受台5a上に先部荷受台5bを折り畳んだ状態に保持するための保持装置33が設けられている。上記保持装置33は、基部荷受台5aの左側面に回動可能に取り付けられているフック(被係止部)34と、先部荷受台5bの左側面に突設された係止ピン35(係止部)とを備えている。
上記フック34は、図5(b)に示すように、回転軸36の一端に固定されており、この回転軸36は、基部荷受台5aの底面の左側面近傍に固定されたベースプレート37に溶接されている筒状のスリーブ38に回転可能に挿通されている。また、回転軸36の中間部にはトーションスプリング39が外挿されている。
上記フック34は、凹部34aと、操作部34bと、係止部34cとが一体に形成されており、この係止部34cの裏側に上記トーションスプリング39の一端が係止される。トーションスプリング39の他端は、上記ベースプレート37に係止される。トーションスプリング39に抗して操作部34bを手動操作により押し下げると、フック34は回転軸36を中心に回動する。図5(a)および(b)の二点鎖線部分は、操作部34bを押し下げた状態を示している。操作部34bを押し下げていないときトーションスプリング39は自由な状態となり、フック34は(a)の実線で示す起立位置にある。この起立位置において、フック34の凹部34aは、図10に示すように、上記係止ピン35と係合し、先部荷受台5bは基部荷受台5a上に折り畳まれた状態に保持される。この保持状態から、フック34の操作部34bを手動操作により押し下げると、フック34が反時計回り方向に回動して、係止ピン35とフック34との係合が解除される。これにより、先部荷受台5bを持ち上げて展開することが可能となる。
上記構成により、保持装置33により先部荷受台5bを折り畳み位置に保持させた状態で、基部荷受台5aを上アーム16上にさらに折り畳み、昇降シリンダ20を伸長させて上アーム16の上限ストッパ16eが内側支持ブラケット13に当接するまでアーム27を上方回動させることにより、荷受台5が荷箱3の下方に格納される(図2参照)。
図6は、図2の走行状態の貨物自動車1を後方から見た図である。荷受台5は、その車幅方向の長さW1が、左右の灯火器10の配置間隔W2より短く形成されており、荷箱3の後方から見て上記配置間隔W2の長さ範囲内に配置されている(図3参照)。このように、荷受台5は左右一対の灯火器10の間に配置されているため、走行中はもちろん、荷受台5を用いた作業中においても、通行人等が灯火器5を荷箱3の後方から容易に視認することができる。
図2および図3において、上記クロスメンバ11の支持フレーム8より左端部側には、後方斜め上方へ突出するようにローラ取付板40が取り付けられ、その後端にガイドローラ41が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ41に折り畳まれた先部荷受台5bの裏面を乗せることができる。
また、クロスメンバ11の左端部の上面には、上記昇降シリンダ20の伸縮動作を操作するための操作スイッチ(昇降操作手段)42を内蔵したスイッチボックス43が支持部材44を介してボルトにより固定されている。さらに、図3に示すように、クロスメンバ11の右端部における車体2に対する外側方への突出長さは、左端部の突出長さと比較して短く形成されているため、クロスメンバ11の車幅方向の全長を短くすることができる。したがって、クロスメンバ11が安価な構成になるとともに、荷受台昇降装置4全体の重量を軽減することができる。
図2において、荷受台昇降装置4には、荷箱3下方の格納位置にある荷受台5を、支持基部23に固縛するためのロック装置45が設けられている。以下、このロック装置45について詳しく説明する。ロック装置45は、基部荷受台5aに固定されているロックピン(係合部材)46と、クロスメンバ11に固定されている受け部材(被係合部材)47と、ロックピン46を手動操作により受け部材47に係合および係合解除するための操作レバー(操作部材)48とを備えている。
上記ロックピン46は、図5に示すように、基部荷受台5a裏面の左端部の先部にブラケット49を介して突設されており、荷受台5を荷箱3下方に格納された際に上記受け部材47に係合するようになっている。また、ロックピン46は、荷受台5の接地部5cの下端よりも上方位置にあり、荷受台5が最下降位置において地面に接地した際に、ロックピン46が地面と干渉して破損するのを防止している。
上記受け部材47は、図3に示すように、クロスメンバ11左端部の支持部材44の上部に取り付けられている。図7は、上記受け部材47および操作レバー48を示した図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
受け部材47は、上記支持部材44の上部にボルト50により固定されている支持部47aと、この支持部47aの上面に固定されている左右一対の固定部47bと、この一対の固定部47bにより回動可能に挟持されている回動部47cと、この回動部47cの回動を規制する規制部47dとを有している。図8は図7(a)のA−A断面図である。上記回動部47cの左右両側面には円型の凸部47c1が一体形成されており、この凸部47c1が各固定部47bに一体形成された円型の凹部47b1に嵌め込まれている。これにより、回動部47cは、固定部47bに対して凹部47b1と略同軸心上で回動可能に支持されている。
上記操作レバー48は、その一端部が回動部47cの外周部に固定され、他端部は図3に示すように車両の左舷側に向かって延びるように形成されており、当該左舷側から操作レバー48を操作できるようになっている。
上記固定部47bおよび回動部47cには、それぞれ同一形状であるU型の係合溝47b2,47c2が形成されている。回動部47cの係合溝47c2の開口が固定部47bの係合溝47b2の開口と一致する位置まで回動部47cを回動させると、上記ロックピン46を上記開口から抜き差しすることができる(図9参照。以下、この位置を非係合位置という。)。また、ロックピン46を差し込んだ状態で、回動部47cを、その係合溝47c2の開口が固定部47b内に隠れるまで回動させると、ロックピン46は受け部材47に係合される(図7(a)参照。以下、この位置を係合位置という。)。
上記支持部47aは、上記両係合溝47b2,47c2が上記アーム27の上下回動によるロックピン46の移動軌跡(後述する第二移動軌跡Y)上に配置されるように、支持部材44に固定されている。このため、回動部47cを非係合位置にしておけば、荷受台5を格納・展開する際に行われるアーム27の上下回動動作だけで、ロックピン46をの係合溝47b2,47c2に抜き差しすることができる。また、支持部47aは、スイッチボックス43を取り付ける支持部材44に固定されているため、受け部材47を固定する専用部品を別途設ける必要がなく、安価な構成となる。
図7(a)において、上記規制部47dは、固定部47bの左側に一体形成された筒部47d1と、この筒部47d1内にてその軸線方向に移動可能に装着されたボール47d2と、筒部47d1内でボール47d2を常に右側(回動部47c側)に押圧するスプリング47d3と、回動部47cの外周面に一体形成されたV型の規制溝47d4とを有している。上記ボール47d2は、回動部47cが前述の係合位置にあるとき、上記スプリング47d3の押圧により規制溝47d4に係合した状態で保持される。また、この保持された状態から操作レバー48により回動部47cを反時計回り方向に回動させると、ボール47d2はスプリング47d3のばね力に抗して右側に押され、回動部47cの回動が許容される。以上のように、回動部47cは、係合位置においてその回動は規制され、操作レバー48を操作しない限り係合位置に保持される。
次に、上記のように構成された荷受台昇降装置4における荷受台5の格納作業および展開作業について説明する。
まず、図1に示す最下降位置で展開されている荷受台5を、荷箱3の下方に格納する場合、作業者は車両の左舷側から取手31を握って、先部荷受台5bをピン5dを中心に基部荷受台5a上に折り畳む。その際、保持装置33の係止ピン35がフック34に自動的に係止され、先部荷受台5bは折り畳み状態に保持される。(図10の状態)。この状態から、作業者は取手32を握って基部荷受台5aを先部荷受台5bとともにピン24を中心に反時計回り方向に回動させ、先部荷受台5bの裏面をガイドローラ41に当接させる。これにより、折り畳まれた荷受台5はガイドローラ41に立て掛けられた状態となる(図11の状態)。
ついで、ロック装置45の操作レバー48が非係合位置にあることを確認したうえで、作業者は車両の左舷側から操作スイッチ42を操作し、昇降シリンダ20を伸長させてアーム27を上方回動させる。アーム27の上方回動初期において、基部荷受台5aは、先部荷受台5bをガイドローラ41により案内させながら、ピン24を中心として反時計回り方向に回動する。したがって、ロックピン46は、図11に示すようにピン24を中心とする円弧状の第一移動軌跡X上を反時計回り方向に移動する。
その後、アーム27の上方回動途中において、先部荷受台5bの基部が上アーム16に当接することにより、基部荷受台5aは、アーム27(上アーム16)上に折り畳まれた状態となり(図12の状態)、アーム27と一体となって上方へ回動する。これにより、ロックピン46は、図12に示すようにピン17を中心とする円弧状の第二移動軌跡Y上を反時計回り方向に移動する。
さらに、アーム27を上方回動させると、上アーム16の上限ストッパ16eが内側支持ブラケット13に当接し(図1参照)、アーム27の上方回動が規制されるとともに、荷受台5は荷箱3下方の格納位置に格納された状態となる(図2の状態)。また、ロックピン46は上記第二移動軌跡Y上を移動して、受け部材47の両係合溝47b2,47c2に差し込まれた状態となる(図9参照)。
ついで、ロックピン46を係合するための操作を行う。具体的には、作業者は車両の左舷側から操作レバー48を時計回り方向に回動操作し、回動部47cを係合位置、すなわち係合溝47c2の開口が固定部47b内に隠れる位置まで回動させる。これにより、固定部47bの係合溝47b2の開口は、回動部47cによって閉鎖され、ロックピン46は受け部材47に係合される(図2,図7(a)参照)。その際、規制部47dのボール47d2がスプリング47d3の押圧により回動部47cの規制溝47d4に係合する。これにより、回動部47cは係合位置に保持されるため、車両の走行中の振動等により、ロックピン46の係合が解除されるのを防止することができる。
次に、図2の格納位置にある荷受台5を、展開する場合について説明する。まず、作業者は、車両の左舷側から操作レバー48を握り、係合位置(図7(a)参照)から反時計回り方向に回動操作する。すると、規制部47dのボール47d2はスプリング47d3のばね力に抗して前方に押され、回動部47cは係合位置での回動規制が解除されるとともに、操作レバー48とともに反時計回り方向へ回動される。
さらに、操作レバー48を回動操作し、回動部47cを非係合位置まで回動させると、係合溝47c2の開口が固定部47bの係合溝47b2の開口と一致する(図9参照)。これにより、ロックピン46は、受け部材47との係合が解除されるとともに、受け部材47から抜き出し可能な状態となる。
ついで、車両の左舷側から操作スイッチ42を操作して昇降シリンダ20を収縮させ、アーム27を下方回動させる。すると、ロックピン46は、第二移動軌跡Y上を時計回り方向に移動し、両係合溝47b2,47c2との係合が解除される(図12の状態)。さらに、アーム27を下方回動させると、先部リンク26が接地するとともに、荷受台5は折り畳み状態でガイドローラ41に立て掛けられた状態となる(図11の状態)。
次に、作業者は、車両の左舷側から取手32を握って基部荷受台5aを先部荷受台5bとともにピン24を中心に時計回り方向に回動させ、接地部5cを接地させる(図10の状態)。続いて、作業者はフック34の操作部34bをトーションスプリング39のばね力に抗して押し下げ、フック34を反時計回り方向に回動させる(図5参照)。すると、フック34と係止ピン35との係止が解除され、先部荷受台5bの折り畳み保持が解除される。さらに、作業者は上記操作部34bを押し下げたまま、取手31を握って先部荷受台5bをピン5dを中心に時計回り方向に回動させる。これにより、先部荷受台5bは、図1の実線に示すように基部荷受台5aに対して展開された状態になるとともに昇降可能な状態となる。
以上の構成の荷受台昇降装置4によれば、格納位置にある荷受台5をロック装置45により支持基部23(クロスメンバ11)に固定するようにしたので、車両の走行中に昇降シリンダ20に油漏れが生じても、格納位置にある荷受台5が落下するのを防止することができる。
また、ロック装置45のロックピン46を基部荷受台5aの先部に取り付けるようにしたので、荷受台5を格納させる際に、基部荷受台5aをロックピン46および受け部材47を介して支持基部23に固縛することができるため、車両の走行中の振動により、格納位置にある基部荷受台5aが、上下方向にばたつくのを防止することができる。
さらに、先部荷受台5bは、格納時に保持装置33により基部荷受台5aに折り畳まれた状態で保持されるため、基部荷受台5aをロック装置45により支持基部23に固縛することにより、先部荷受台5bも基部荷受台5aを介して支持基部23に固縛することができる。したがって、荷受台5の全体が上下方向にばたつくのを防止することができる。
また、ロック装置45を構成する受け部材47、ロックピン46および操作レバー48はいずれも荷受台昇降装置4側に取り付けられているため、荷受台昇降装置4を車体2に組み付ける際に、ロック装置45を別途車体2に組み付ける必要がなく、組み付け作業を効率良く行うことができる。
また、上記受け部材47の両係合溝47b2,47c2を、アーム27の回動によるロックピン46の第二移動軌跡Y上に配置するようにしたので、荷受台5を格納・展開する際に行われるアーム27の回動動作だけで、ロックピン46を両係合溝47b2,47c2に抜き差しすることができる。したがって、ロック装置45の係脱作業を効率良く行うことができる。
また、ロック装置45の操作レバー48と、昇降シリンダ20を昇降させる操作スイッチ42とを、いずれも車両の左舷側に配置するようにしたので、荷受台5の格納作業に必要な操作を左舷側で行うことができ、格納作業を効率良く行うことができる。さらに、本実施形態では、荷受台5の折り畳み保持を解除する操作部34b、荷受台5を折り畳み・展開操作するための取手31および32も車両の左舷側に配置するようにしたので、荷受台5の格納作業をより効率的に行うことができるとともに、荷受台5の展開作業も効率良く行うことができる。
また、荷受台5を左右一対の灯火器10の間に配置するようにしたので、荷箱3の後方から見て、格納状態および昇降中の荷受台5と一対の灯火器10とが重なり合うことはないので、走行中はもちろん、荷受台5を用いた作業中においても、通行人等が灯火器10を荷箱3の後方から容易に視認することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態では、受け部材47をクロスメンバ11に固定しているが、車体2の外側面もしくは荷箱3の底面等に固定することも可能である。
また、上記実施形態では、ロックピン46を基部荷受台5aに固定しているが、先部荷受台5bやアーム27に固定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、ロック装置45の係合部材をロックピン46とし、被係合部材を受け部材47としているが、係合部材を受け部材47とし、被係合部材をロックピン46とすることも可能である。
また、上記実施形態では、ロック装置45の操作レバー48を車両の左舷側に配置しているが、車両の右舷側に配置するようにしてもよい。この場合、昇降シリンダ20の操作スイッチ42、保持装置33の操作部34b、荷受台5を折り畳み・展開操作するための取手31および32も車両の右舷側に配置すれば、荷受台5の格納作業および展開作業を車両の右舷側で効率良く行うことができる。
また、上記実施形態では、2分割式の荷受台5について説明したが、一枚板で形成された荷受台や、3分割式以上に形成された荷受台であってもよい。また、上記実施形態では、上アーム16を単一体として説明したが、上アーム16を左右一対設けてもよい。
本発明の荷受台昇降装置を装備した貨物自動車の側面図である。 貨物自動車の走行状態を示す側面図である。 荷受台昇降装置の平面図である。 荷受台昇降装置の上アームの平面図および側面図である。 荷受台の側面図および底面図である。 図2の貨物自動車を後方から見た図である。 操作部材および受け部材の係合位置を示す側面図および正面図である。 図8のA−A断面図である。 操作部材および受け部材の非係合位置を示す側面図である。 荷受台を最下降位置において折り畳んだ状態を示す側面図である。 荷受台をガイドローラに立て掛けた状態を示す側面図である。 荷受台をアーム上に折り畳んだ状態を示す側面図である。
符号の説明
2 車体
3 荷箱
4 荷受台昇降装置
5 荷受台
10 灯火器
20 昇降シリンダ(昇降駆動装置)
23 支持基部
27 アーム
46 ロックピン(係合部材)
47 受け部材(被係合部材)
48 操作レバー(操作部材)
Y 第二移動軌跡(移動軌跡)

Claims (6)

  1. 荷箱が搭載されている車体に取り付けられる支持基部と、
    前記支持基部に、基端部が上下回動可能に取り付けられているアームと、
    前記アームを上下回動させる昇降駆動装置と、
    前記アームの先端部に回動可能に取り付けられ、当該アームを下方回動させた状態で当該アームの上方に折り畳み可能であるとともに、折り畳み状態で当該アームを上方回動させることで前記荷箱の下方に格納可能な荷受台と、を備えた荷受台昇降装置において、
    前記荷受台または前記アームに取り付けられている係合部材と、
    前記車体側または前記支持基部に取り付けられ、前記荷受台を格納させた状態で前記係合部材と係合して当該荷受台を当該車体側または当該支持基部に固定する被係合部材と、
    を備えていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 前記係合部材が、前記荷受台に取り付けられている請求項1に記載の荷受台昇降装置。
  3. 前記被係合部材が、前記支持基部に取り付けられている請求項1または2に記載の荷受台昇降装置。
  4. 前記被係合部材が、前記アームの回動による前記係合部材の移動軌跡上で当該係合部材と係合する請求項1ないし3に記載の荷受台昇降装置。
  5. 前記被係合部材と前記係合部材とを手動操作により係脱するための操作部材をさらに備え、
    前記操作部材が、前記車体側または前記支持基部の車幅方向の一方側に配置されている請求項1ないし4に記載の荷受台昇降装置。
  6. 前記荷受台が、前記荷箱の後方から見て、当該荷箱の車幅方向に配置された一対の灯火器の間に配置されている請求項1ないし5に記載の荷受台昇降装置。
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