JP2007076484A - 折り畳み式荷受台及び床下格納式昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 倉庫等のプラットホームと貨物自動車荷台間の渡し板として使用する場合でも屈折することがなく、メインプレートとサブプレートとを略同一平面として維持可能な折り畳み式荷受台を提供する。
【解決手段】 メインプレート31の先端部にサブプレート32の基端部をヒンジ33で折り畳み自在に連結した折り畳み式荷受台において、メインプレート31下面の先端部寄り位置に第1の係合アーム92を枢着し、第1の係合アーム92の上面先端部に第1の係合凸部を一体に設け、サブプレート32下面の基端部寄り位置に第2の係合アーム100を固着し、第2の係合アーム100の下面先端部に前記第1の係合凸部によって係止可能な第2の係合凸部を一体に設け、第1の係合アーム92を押し下げて前記第2の係合凸部の係止を解除する係止解除部材を前記メインプレート31側に設けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貨物自動車等の車両後部に装着されて貨物の積み下ろしの便宜を図るための昇降装置において用いる折り畳み式荷受台及びその折り畳み式荷受台を備える床下格納式昇降装置に関する。
従来、貨物自動車に装着する昇降装置としては、貨物自動車の後部ゲートを荷受台として利用し、後部ゲート兼用の荷受台をリンク機構で昇降させるものが知られていた。しかし、貨物自動車の車体がゲートを有しない構造で、例えば観音開き扉、スライド扉、アコーディオン扉、側面全開式屋根等を具備する構造では、荷受台が車体のゲートを兼ねる構造ではかえって不便である。そこで、下記特許文献1のように、荷受台を折り畳み構造とし、該荷受台を折り畳んだ状態で車両床下に格納する構造が提案されている。
特開平8−150869号公報
このように、荷受台を折り畳んで車両床下に格納する構造の床下格納式昇降装置において、折り畳み式荷受台はメインプレートの先端部にサブプレートの基端部をヒンジで折り畳み自在に連結した2分割構造のものが知られている。この折り畳み式荷受台は、メインプレート及びサブプレートを平板状に展開した状態ではメインプレート裏側の補強材とサブプレート32裏側の補強材とが突き合わされ、一枚の平板状荷受台として機能するようになっている。
ところで、前記折り畳み式荷受台の場合、荷受台を昇降させて貨物の積み卸しを行う場合には問題はないが、荷受台を前下がりにして倉庫等のプラットホームと貨物自動車荷台間の渡し板として使用する場合等には問題が生じる。すなわち、荷受台を前下がりの状態にして荷受台の先端をプラットホームに接地させ、その荷受台の上に台車、車輪付きコンテナ等の貨物を移動させるたとき、サブプレート先端が持ち上がる方向にはロックがかかっていないため、貨物の重みによってメインプレートとサブプレートの連結部分が下がり、メインプレートとサブプレートが一平面から屈折状態となり、荷受台上での貨物の移動が阻害されることとなる。
そこで、本発明は、上記の点に鑑み、倉庫等のプラットホームと貨物自動車荷台間の渡し板として使用する場合でも屈折することがなく、メインプレートとサブプレートとを略同一平面として維持可能な折り畳み式荷受台及び当該折り畳み式荷受台を備える床下格納式昇降装置を提供することを目的とする。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明に係る折り畳み式荷受台は、メインプレートの先端部にサブプレートの基端部をヒンジで折り畳み自在に連結した構成において、
前記メインプレート下面の先端部寄り位置に第1の係合アームを枢着し、該第1の係合アームの上面先端部に第1の係合凸部を一体に設け、
前記サブプレート下面の基端部寄り位置に第2の係合アームを固着し、該第2の係合アームの下面先端部に前記第1の係合凸部によって係止可能な第2の係合凸部を一体に設け、
前記第1の係合アームを押し下げて前記第2の係合凸部の係止を解除する係止解除部材を前記メインプレート側に設けたことを特徴としている。
前記折り畳み式荷受台において、前記係止解除部材は前記メインプレートを横断する向きに軸支されたシャフトに固着され、該シャフトの前記メインプレート側面に突出した端部に操作部材が取り付けられた構成であるとよい。
前記折り畳み式荷受台において、前記第1の係合アームは、その先端部が上昇する向きにバネ部材により付勢されているとよい。
本発明に係る床下格納式昇降装置は、車両のシャーシに対し固定される本体フレームと、
該本体フレームに対して回転自在に支持される昇降・格納切換アームと、
該昇降・格納切換アームを回動させる昇降・格納切換用シリンダと、
前記昇降・格納切換アームに平行リンク機構を介して取り付けられている前記発明に係る折り畳み式荷受台と、
前記平行リンク機構を駆動して前記荷受台を昇降させる昇降用シリンダと、を備え、
前記昇降・格納切換アームを第1の状態として、前記昇降用シリンダを駆動することにより、前記荷受台を昇降させ、
前記昇降・格納切換アームを第2の状態として、折り畳み状態の前記荷受台を車両床下に格納することを特徴としている。
本発明に係る折り畳み式荷受台によれば、床下格納時にはメインプレートとサブプレートとを折り畳んでコンパクトにできるとともに、展開時には折り畳み式荷受台を貨物自動車の荷台と倉庫等のプラットホーム間の渡し板として使用でき、台車、車輪付きコンテナ等の貨物を移動させる際にメインプレートとサブプレートとが屈折状態になることがなく、略同一平面を保持できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、折り畳み式荷受台及び床下格納式昇降装置の実施の形態を図面に従って説明する。
図1乃至図5は本発明に係る折り畳み式荷受台の実施の形態を示す。これらの図において、折り畳み式荷受台30はメインプレート31とサブプレート32とをダブルヒンジ(回転支点が2箇所(ヒンジピン33a,33b)ある2重蝶番)33で折り畳み自在に連結したものであり、メインプレート31及びサブプレート32を平板状に展開した状態ではメインプレート31裏側の補強材31aとサブプレート32裏側の補強材32aとが突き合わされ、一枚の平板状荷受台として機能するようになっている。また、折り畳んだ状態では図1仮想線のようにメインプレート31上にサブプレート32が裏返しで重なった状態となる。なお、補強材31aと補強材32aの突き合わせによりサブプレート32をメインプレート31に対して展開時に平板状に支持する代わりに、サブプレート32の先端側が下がらないようにする他の支持構造を採用してもよい。
また、展開時において、折り畳み式荷受台30を貨物自動車の荷台と倉庫等のプラットホーム間の渡し板として使用できるようにするために、折り畳み式荷受台30の展開状態を維持する展開保持機構90が折り畳み式荷受台30の裏側複数箇所(図示では2箇所)に設けられている。この展開保持機構90はサブプレート32がメインプレート31に対して折り畳み方向に回動しないようにロックするものである。
展開保持機構90は、図2のようにメインプレート31下面の先端部寄り位置にヒンジピン91で枢着された(回転自在に取り付けられた)第1の係合アーム92と、第1の係合アーム92の上面先端部に一体に設けられた第1の係合凸部93と、図3のようにサブプレート32下面の基端部寄り位置に固着された第2の係合アーム100と、該第2の係合アーム100の下面先端部に一体に設けられた第2の係合凸部101とを有している。
前記第1の係合アーム92はメインプレート31の先端部からサブプレート32側に僅かに延在しており、かつバネ部材としてのコイルバネ94により図2の左回りに付勢されている。つまり、第1の係合凸部93が上昇する向き(持ち上がる向き)に付勢されている。但し、ストッパ部材95で第1の係合アーム92はメインプレート31の下面と略平行に上限位置が規制されている。前記第2の係合アーム100はサブプレート32の基端部からメインプレート31側に僅かに延在している。
図4のようにメインプレート31とサブプレート32とを展開した状態にすると、第1の係合アーム92側の第1の係合凸部93の垂直背面93a(アーム92に対して垂直な面)と第2の係合アーム100側の第2の係合凸部101の垂直背面101a(アーム100に対して垂直な面)とが当接した状態で係合し、第2の係合アーム100側の第2の係合凸部101は第1の係合アーム92側の第1の第1の係合凸部93によって係止状態に保持される。この結果、サブプレート32の図4における左回りの回動は阻止される。
なお、折り畳み式荷受台30を折り畳み状態から展開状態に移行させるときに、第1の係合凸部93と第2の係合凸部101との係合を円滑化するために、第1の係合凸部93の先端面にはテーパー面93bが、第2の係合凸部101の先端面にはテーパー面101bがそれぞれ形成されている。すなわち、第1の係合凸部93及び第2の係合凸部101の断面は略台形である。そして、折り畳み状態から展開方向にサブプレート32を回動させていくと、第2の係合凸部101のテーパー面101bが第1の係合凸部93のテーパー面93bに接触し、かつコイルバネ94のバネ力に抗して第1の係合アーム92を押し下げつつ移動して、図4の第1の係合凸部93の垂直背面93aと第2の係合アーム100側の第2の係合凸部101の垂直背面101aとが背中合わせとなった状態で第1の係合凸部93によって第2の係合凸部101が係止されることになる。すなわち、メインプレート31に対してサブプレート32を展開状態とすると、自動的に両者は展開保持機構90により展開状態に保持されることになる(折り畳み方向にサブプレート32が回動できなくなる)。
前記展開保持機構90において、メインプレート31とサブプレート32の展開保持状態を解除するために、図5のように、メインプレート31の裏側にはこれを横断する向きにシャフト110が軸支され、図2及び図4のように、シャフト110に係止解除部材としての係止解除アーム111が固着されている。図5に示すように、シャフト110のメインプレート31側面に突出した端部に操作部材としての操作ハンドル112が取り付けられている。
前記操作ハンドル112を操作して図4における係止解除アーム111を右回りに回動させることで、第1の係合アーム92を強制的に押し下げて、第1の係合凸部93と第2の係合凸部101との係合解除、つまり展開保持機構90の展開保持を解除することが可能となり、メインプレート31に対してサブプレート32を折り畳む動作を行うことが可能となる。
この折り畳み式荷受台30の実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) メインプレート31とサブプレート32とをダブルヒンジ33で折り畳み自在に連結したものであり、メインプレート31及びサブプレート32を平板状に展開した状態ではメインプレート31裏側の補強材31aとサブプレート32裏側の補強材32aとが突き合わされ、かつ展開保持機構90で展開状態に保持される(サブプレート32が折り畳み方向に回動しないようにロックされる。)。このため、サブプレート32はメインプレート31に対して展開方向にも折り畳み方向にも回動せず、通常の荷受台としての使用時だけでなく、貨物自動車の荷台と倉庫等のプラットホーム間の渡し板として使用する場合にも一枚の平板状荷受台として確実に機能し、台車や車輪付きコンテナの搬送時に荷受台が屈折する問題は生じない。
(2) メインプレート31に対してサブプレート32を展開方向に開くと、自動的に展開保持機構90で折り畳み式荷受台30は展開状態に保持されることになり(第2の係合アーム100側の第2の係合凸部101が第1の係合アーム92側の第1の第1の係合凸部93によって係止状態に保持される)、前記渡し板として使用するときに折り畳み式荷受台30を展開状態に保持することを忘れる等の誤動作の恐れはなく、動作の信頼性が高い。
図6乃至図10を用いて上述の折り畳み式荷受台を備えた床下格納式昇降装置の実施の形態を説明する。これらの図において、貨物自動車のシャーシ1上には例えば箱型等の車体2が載置、固定され、床下格納式昇降装置の本体フレーム5は、貨物自動車のシャーシ1の後部に固定されている。
図9に示すように、本体フレーム5の左右側面を貫通するように回転軸10が本体フレーム5に設けられた軸受6で回転自在に支持され、回転軸10の両端部にそれぞれ昇降・格納切換アーム20が固着されている。本体フレーム5は外枠部5aの他に回転軸10の中間位置を軸受6で支持する中間補強部5bも一体に有している。
前記回転軸10を回転駆動して昇降・格納切換アーム20を回動させる昇降・格納切換用複動油圧シリンダ15は本体フレーム5の中央部(一対の中間補強部5bの間の空間)に配置されている。すなわち、回転軸10の中間位置にシリンダ連結アーム11が固着され、シリンダ連結アーム11の先端部に油圧シリンダ15のピストンロッドがピン12で連結(枢着:回転自在に取付)され、油圧シリンダ15の本体部はピン13で本体フレーム5に枢着されている。この油圧シリンダ15を作動させることで回転軸10を回転させることができ、油圧シリンダ15の伸動時、図6のように折り畳み式荷受台30を昇降駆動可能な第1の状態A(昇降・格納切換アーム20の略垂下状態)とし、油圧シリンダ15の縮動時、図7のように荷受台30を折り畳み状態で格納可能な第2の状態B(昇降・格納切換アーム20が水平よりも持ち上げられた状態)とすることが可能である。さらに、荷受台30の先端を地面(或いは倉庫側のプラットホーム等)に着地させる傾動動作のために昇降・格納切換アーム20を前記第1の状態Aよりも僅かに右回りに回転させた第3の状態Cをとることも可能である。
本体フレーム5の両側において回動する前記昇降・格納切換アーム20には平行リンク機構を介して図1乃至図5に示した折り畳み式荷受台30が取り付けられている。すなわち、前記平行リンク機構は第1アームとしてのメインアーム40と、第2アームとしてのサブアーム50とを有し、メインアーム40及びサブアーム50の基端部は昇降・格納切換アーム20にピン41,51で枢着され、メインアーム40の先端部は垂直リンク体60の下端部にピン42で枢着され、サブアーム50の先端部は垂直リンク体60の上端部及び荷受台30(具体的には荷受台後端部に一体化された取付ブラケット35)にピン52で枢着されている。垂直リンク体60の下端部には当接部材61が設けられており、この当接部材61が荷受台30の後端面36に当接するようになっている。図6の昇降・格納切換アーム20の第1の状態Aでは、メインアーム40及びサブアーム50の基端側枢着点であるピン41,51は鉛直線上にあり、同様にメインアーム40及びサブアーム50の先端側枢着点であるピン42,52(ピン41,51とピン42,52は平行四辺形の頂点に位置する)も鉛直線上に位置し、このとき垂直リンク体60により、荷受台30は水平状態に支持される。
図6の昇降・格納切換アーム20の第1の状態Aにおいて、折り畳み式荷受台30を昇降駆動するために昇降用複動油圧シリンダ45(但し、昇降専用ではなく、後述のように格納時にも使用する)が昇降・格納切換アーム20とメインアーム40間に設けられている。すなわち、昇降用複動油圧シリンダ45の本体部はピン46で昇降・格納切換アーム20の先端部に枢着され、ピストンロッドはピン47でメインアーム40の先端寄り位置に固着された取付ブラケット48に枢着されている。なお、図6の昇降・格納切換アーム20の第1の状態Aにおいて、昇降・格納切換アーム20の最も下端近くに取り付けられるのがピン46(昇降用複動油圧シリンダ45の取付支点)、その上方位置に取り付けられるのがピン41(メインアーム40の取付支点)、さらに上方位置に取り付けられるのがピン51(サブアーム50の取付支点)となる。
前記昇降用複動油圧シリンダ45を伸動させることで折り畳み式荷受台30を仮想線(イ)のように車体2の床面に一致した高さにまで上昇させ、シリンダ45を縮動させることで仮想線(ロ)のように折り畳み式荷受台30を着地させることが可能である。また、倉庫側のプラットホームに着地させることもできる。
前記折り畳み式荷受台30はメインプレート31とサブプレート32とをダブルヒンジ(回転支点が2箇所ある2重蝶番)33で折り畳み自在に連結したものであり、メインプレート31及びサブプレート32を平板状に展開した状態ではメインプレート31裏側の補強材31aとサブプレート32裏側の補強材32aとが突き合わされ、一枚の平板状荷受台として機能するようになっている。また、折り畳んだ状態では図7及び図8のようにメインプレート31上にサブプレート32が裏返しで重なった状態となる。なお、図1乃至図5で説明したように、折り畳み式荷受台30には展開保持機構90が設けられている。
図7のように、水平状態の荷受台20を垂直状態に閉じることが可能であり、この開閉動作のために、垂直リンク体60の下端部とメインプレート31の裏側間に開閉用単動油圧シリンダ70が配設されている。すなわち、油圧シリンダ70のピストンロッドがピン42で垂直リンク体60下端部に連結(枢着)され、油圧シリンダ70の本体部はピン71でメインプレート31下側の補強材31aに枢着されている。油圧シリンダ70の縮動時には垂直リンク体60の下端部の当接部材61が折り畳み式荷受台30の後端面36に当接していて折り畳み式荷受台30は水平状態であるが、油圧シリンダ70の伸動時には折り畳み式荷受台30は略90度回転して垂直に閉じた(立ち上がった)状態(図7の実線R)となる。
図7の折り畳み式荷受台30が折り畳まれて垂直に立ち上がった図7の実線Rの状態(開閉用単動油圧シリンダ70は伸動状態)において、昇降・格納切換アーム20を第1の状態Aから右回りに略90度回転させて第2の状態Bとするとともに昇降用複動油圧シリンダ45を縮動させ、第2の状態Bで平行リンク機構の先端を引き込みかつ持ち上げることで、折り畳み状態の荷受台30の車両床下への格納が可能である。つまり、折り畳まれた荷受台30が図7の実線Rの立ち上がった状態から図7の仮想線Sの略水平状態までは開閉用単動油圧シリンダ70は伸動状態を維持し、かつ昇降用複動油圧シリンダ45は実線Rのときの状態を保っているが、さらに図7の仮想線Sの略水平状態から仮想線T(図8実線)の格納完了状態までは昇降・格納切換アーム20の回転に伴って昇降用複動油圧シリンダ45が縮動して折り畳み式荷受台30を略水平に保ちながらアーム40,50を引き込みかつ持ち上げる。そして、格納完了位置にて折り畳み状態の折り畳み式荷受台30はロック機構80のロック用フック81にてロック状態に保持される。
図9及び図10に示すように、ロック機構80は、前記ロック用フック81と、ロック解除用単動油圧シリンダ82とを有している。ロック用フック81の基端部はピン85で本体フレーム5の中間補強部5b及びロック機構取付補強部5c間にピン85で枢着され、ロック解除用単動油圧シリンダ82は本体フレーム5の中間補強部5b及びロック機構取付補強部5c間に配置される。すなわち、シリンダ82の本体部はピン83で中間補強部5b及びロック機構取付補強部5c間に枢着され、ピストンロッドはピン84でフック81の中間位置に枢着されている。
前記ロック用フック81は図示を省略したスプリングにより折り畳み状態の荷受台30のサブプレート32に係合する向きに付勢されている。従って、図7仮想線T(図8実線)の格納完了状態となる姿勢で荷受台30が引き込まれるとフック81はスプリング力でサブプレート32を係止(ロック)する。サブプレート32の係止解除はロック解除用単動油圧シリンダ82を伸動させることによって行う。
次に、この床下格納式昇降装置の全体的動作説明を行う。
図8の折り畳み状態の荷受台30を車両床下に格納した状態から荷役作業が可能な状態とする手順は以下の通りである。
まず、ロック解除用単動油圧シリンダ82を伸動させてロック用フック81によるサブプレート32の係止を解除する。次いで、昇降用複動油圧シリンダ45を伸動させて折り畳み状態の荷受台30を図7の仮想線Tから仮想線Sに移行させる。そして、昇降・格納切換用複動油圧シリンダ15を作動させて回転軸11及びこの両端に一体の昇降・格納切換アーム20を第1の状態Aとなるまで左回りに回転させ、図7の実線Rの荷受台30が立ち上がっている状態とする。図7の実線Rの状態から開閉用単動油圧シリンダ70を縮動させることによって荷受台30を水平にすることができ、ここでメインプレート31及びサブプレート32を平板状に展開する。このとき展開保持機構90が自動的に作動してメインプレート31に対してサブプレート32を展開状態に保持する。これによって、荷受台30により荷役が可能な状態、さらには荷受台30を倉庫等のプラットホームへの渡し板として使用可能な状態となる。
メインプレート31及びサブプレート32を平板状に展開した荷受台30の昇降は、昇降・格納切換アーム20を第1の状態Aに固定しておき、メインアーム40とサブアーム50とを有する平行リンク機構を昇降用複動油圧シリンダ45の伸縮により回動させることにより行う。荷受台30は着地状態と車体2の床面に一致した高さとの間で昇降させることができ、この荷受台30の昇降動作を利用して地上からの貨物の車体2内への積み込み、車体2内から地上への貨物の降ろし動作が可能である。
さらに、台車等の使用の便宜のために、図6の仮想線(ハ)のように荷受台30の先端を地面、倉庫側のプラットホームに着地(傾動動作)させたい場合がある。この場合には、昇降・格納切換アーム20を前記第1の状態Aよりも僅かに右回りに回転させた第3の状態Cとして、平行リンク取付支点となるピン41とピン51を結ぶ直線を鉛直線に対して傾け、荷受台30の先端を地面(或いは倉庫側のプラットホーム)に着地させることができる。
折り畳み式荷受台30を荷役可能な状態から車両床下に格納する動作は上記と逆であり、以下の手順で行う。
まず、展開保持機構90の展開保持を図5の操作ハンドル112を操作して解除状態にして折り畳み式荷受台30のサブプレート32を折り畳んでメインプレート31上に裏返して重ねる。次いで、図7の実線Rの荷受台30の立ち上げ状態となるように開閉用単動油圧シリンダ70を伸動状態とする。その後、図7の実線Rの状態(開閉用単動油圧シリンダ70は以後伸動状態維持)において、昇降・格納切換アーム20を第1の状態Aから右回りに略90度回転させて第2の状態Bとすることで図7の荷受台30を仮想線Sとし、さらに昇降用単動油圧シリンダ45を縮動させてアーム40,50の先端を引き込み且つ持ち上げることで、図8のように、折り畳み状態の荷受台30を床下に格納し、格納完了位置にて折り畳み状態の荷受台30をロック機構80のロック用フック81にてロック状態に保持する(フック81はスプリング力でサブプレート32を係止(ロック)する。)。
この床下格納式昇降装置の実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 折り畳み式荷受台30が展開保持機構90で展開状態に保持されているから(屈折しないように保持されているから)、折り畳み式荷受台30の先端を傾斜させた状態で倉庫側のプラットホームに着地させて、折り畳み式荷受台30を貨物自動車の荷台とプラットホーム間の渡し板として使用できる。
(2) 折り畳み式荷受台30を昇降駆動する平行リンク機構が取り付けられた本体フレーム5をスライドさせることなく、昇降・格納切換アーム20の略90度の回動(第1の状態Aから第2の状態Bへの回動)により荷受台30を折り畳んだ状態で車両床下に格納可能であって、機構の簡素化、軽量化等を図ることができる。
(3) 昇降・格納切換アーム20を第1の状態Aから僅かに回動させた第3の状態Cとすることで、荷受台30の先端を着地させる荷受台傾動動作が可能である。
(4) 折り畳み状態の荷受台30は格納状態でロック機構80により確実にロック保持される。
(5) 図7の実線Rの荷受台30の立ち上げ状態においても車両を移動させることができる。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係る折り畳み式荷受台の実施の形態を示す側面図である。 前記実施の形態において折り畳み式荷受台に設けられた展開保持機構のメインプレート側の構成を示す側断面図である。 前記展開保持機構のサブプレート側の構成を示す側断面図である。 前記展開保持機構における展開保持状態の拡大側断面図である。 前記折り畳み式荷受台の底面図である。 本発明に係る床下格納式昇降装置の実施の形態であって、前記折り畳み式荷受台を昇降駆動する場合の側面図である。 実施の形態において、昇降駆動状態から荷受台を折り畳んで床下に格納するための動作を説明する側面図である。 実施の形態において、荷受台の床下格納状態を示す側面図である。 実施の形態における主要構成部分の平面図である。 実施の形態において、荷受台を格納状態でロックするロック機構を示す側面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 車体
5 本体フレーム
6 軸受
10 回転軸
15 昇降・格納切換用複動油圧シリンダ
20 昇降・格納切換アーム
30 折り畳み式荷受台
31 メインプレート
31a,32a 補強材
32 サブプレート
33 ダブルヒンジ
40 メインアーム
45 昇降用複動油圧シリンダ
50 サブアーム
60 垂直リンク体
70 開閉用単動油圧シリンダ
80 ロック機構
81 ロック用フック
82 ロック解除用単動油圧シリンダ
90 展開保持機構
91 ヒンジピン
92 第1の係合アーム
93 第1の係合凸部
93a,101a 垂直背面
93b,101b テーパー面
94 コイルバネ
95 ストッパ部材
100 第2の係合アーム
101 第2の係合凸部
110 シャフト
111 係止解除アーム
112 操作ハンドル

Claims (4)

  1. メインプレートの先端部にサブプレートの基端部をヒンジで折り畳み自在に連結した折り畳み式荷受台において、
    前記メインプレート下面の先端部寄り位置に第1の係合アームを枢着し、該第1の係合アームの上面先端部に第1の係合凸部を一体に設け、
    前記サブプレート下面の基端部寄り位置に第2の係合アームを固着し、該第2の係合アームの下面先端部に前記第1の係合凸部によって係止可能な第2の係合凸部を一体に設け、
    前記第1の係合アームを押し下げて前記第2の係合凸部の係止を解除する係止解除部材を前記メインプレート側に設けたことを特徴とする折り畳み式荷受台。
  2. 前記係止解除部材は前記メインプレートを横断する向きに軸支されたシャフトに固着され、該シャフトの前記メインプレート側面に突出した端部に操作部材が取り付けられている請求項1記載の折り畳み式荷受台。
  3. 前記第1の係合アームは、その先端部が上昇する向きにバネ部材により付勢されている請求項1又は2記載の折り畳み式荷受台。
  4. 車両のシャーシに対し固定される本体フレームと、
    該本体フレームに対して回転自在に支持される昇降・格納切換アームと、
    該昇降・格納切換アームを回動させる昇降・格納切換用シリンダと、
    前記昇降・格納切換アームに平行リンク機構を介して取り付けられている請求項1,2又は3記載の折り畳み式荷受台と、
    前記平行リンク機構を駆動して前記荷受台を昇降させる昇降用シリンダと、を備え、
    前記昇降・格納切換アームを第1の状態として、前記昇降用シリンダを駆動することにより、前記荷受台を昇降させ、
    前記昇降・格納切換アームを第2の状態として、折り畳み状態の前記荷受台を車両床下に格納することを特徴とする床下格納式昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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