JP6610088B2 - 移動式クレーンに備えられたステップ機構 - Google Patents
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Description
移動式クレーンには、使用者が室内に搭乗してクレーン作業を行うキャブが設けられている。このような移動式クレーンには、使用者がキャブへの乗降を容易にするために、上面に使用者が搭乗可能なステップ板(踏板)が、キャブの側方に取り付けられている。このステップ板は、固定されて取り付けられていることもある。
そのため、道路を走行することが可能なホイールクレーンにおいては、乗降用のステップ板の格納と張出とが自在にできるようになっている。ステップ板の格納と張出とが自在にできることを目的とする技術が、例えば特許文献1、2に開示されている。
一方、特許文献2では、キャブへの乗降性を向上させるために、油圧シリンダを用いた格納式のステップを採用している。
例えば、ステップを安全に保持する保持弁は、格納機構の保持側回路に加えて配備されるものであるので、採用するためのコストアップ、重量増となる虞がある。
また、張出状態のとき、ステップに載っている使用者の体重を油圧シリンダのみで支える、すなわち油圧シリンダに大きな荷重がかかるため、使用者の体重を支持することを考慮した上で、油圧シリンダ(シリンダロッド径、シリンダサイズ)を設定する必要がある。つまり、使用者の体重といった大きな荷重に耐え得るため、過大な容量の油圧シリンダが必要となる。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、ステップ板が張出状態のときに、使用者がステップ板に載った場合、使用者からの荷重がシリンダ部にかからずに、且つ保持弁などの機器を備えることなく、ステップ板の上面が水平方向を維持することのできる移動式クレーンに備えられたステップ機構を提供することを目的とする。
本発明のかかる移動式クレーンに備えられたステップ機構は、使用者が上面に搭乗可能であり、且つ移動式クレーンの本体に回転自在に連結されたステップ板と、前記ステップ板を上下方向に回転させて前記ステップ板の格納と張出とを行うシリンダ部とを有する、移動式クレーンに備えられたステップ機構であって、前記ステップ板に設けられた第1支持点に長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッドと、長手方向の一端側が第2支持点を介して、前記第1リンクロッドの他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が前記移動式クレーンの本体に設けられた第3支持点に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッドと、前記移動式クレーンの本体に、前記シリンダ部のシリンダ本体の基端側が取り付けられると共に、前記シリンダ本体に対して伸縮自在とされたシリンダロッドが前記第1リンクロッド又は第2リンクロッドに連結されたシリンダ部と、を備えていて、前記第1リンクロッド及び第2リンクロッドは、前記ステップ板の張出状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置するような交差状態となっていることを特徴とする。
好ましくは、前記保持手段は、第1規制片を有していて、前記第1規制片は、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドとの間に設けられて、前記ステップ板の張出状態において、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドとに接することで、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドの回転を規制して、前記交差角度(α)を一定に保持するように構成されているとよい。
本実施形態では、移動式クレーン1に配備されたキャブ6の側方に設けられ、且つ使用者が上面に搭乗可能であるステップ板12の格納と張出を行うステップ機構11について説明する。しかしながら、その前に、ステップ機構11が設けられる移動式クレーン1について、ホイールクレーンを例に挙げて説明する。
本実施形態におけるホイールクレーン1(以下、単にクレーンと呼ぶ。)は、上部旋回体と、上部旋回体を旋回自在に下から支持するとともに、走行を行う下部走行体とを備えているものである。
また、下部走行体の前後端には、クレーン作業時のクレーン1の本体の姿勢を水平に維持しつつ、転倒を防止するアウトリガ5(クレーン支持装置)が左右一対、すなわち下部走行体の四隅に1つずつ備えられている。
キャブ6の左側外壁面の下部、すなわちドア8の下部には、オペレータ(使用者)が上面に搭乗可能なステップ板12が取り付けられている。このステップ板12は、オペレータがキャブ6の内部に乗り込もうとするときに踏み台として使用するものである。
このステップ板12の長手方向の長さは、クレーン1の左右方向を向くステップ板12の辺に比して長いものとされていて、例えばキャブ6の前後方向の全長と略同じ長さとされている。またステップ板12に関し、図1に示すように、キャブ6のドア8に対応する長手方向の箇所を切り欠いていて作成してもよい。
本発明のステップ機構11は、オペレータが上面に搭乗可能であり、且つ基端部が移動式クレーン1の本体、すなわちキャブ6の外壁面下部に回転自在に連結されたステップ板12と、ステップ板12に設けられた第1支持点23に対して長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッド13と、長手方向の一端側が第2支持点24を介して、第1リンクロッド13の他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が移動式クレーン1に設けられた本体の第3支持点25に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッド14と、移動式クレーン1の本体に、シリンダ部15のシリンダ本体16の基端側が取り付けられると共に、シリンダ部15のシリンダ本体16に対して伸縮自在とされたシリンダロッド18が、第1リンクロッド13及び第2リンクロッド14に連結され、ステップ板12を上下方向に回転させてステップ板12の格納と張出とを行うシリンダ部15と、を備えている。
なお、本実施形態におけるリンク機構は、シリンダロッド18の伸縮により、各リンクロッド13,14が各支持点23〜25回りに回転自在に動作するように構成された機構である。
ところで、以降に示すステップ機構11のスケルトン図(図3、図4など)は、本実施形態の概念を示したものである。このステップ機構11の概念に沿うものであり、安全を十分に考慮されている設計(例えば、強度設計など)、すなわち当業者常法における設計手法であれば、ステップ機構11を構成する各部材の形状及寸法は特に限定はしない。本実施形態におけるステップ機構11の概念に沿った具体的な構成を、図5〜図8などに示す。
[第1実施形態]
まず、本発明のステップ機構11における第1実施形態について、図に基づき説明する。
図3、図4に示すように、第1リンクロッド13は、長尺の部材であって、長手方向の両端が回転自在に支持されるように形成されている。この第1リンクロッド13の長手方向の長さは、ステップ板12の短辺よりやや短いものとされている。
第2リンクロッド14は、第1リンクロッド13と略同様の長尺の部材であって、長手方向の両端が回転自在に支持されるように形成されている。
シリンダ部15は、シリンダ本体16と、シリンダ本体16に対して長手方向に伸縮自在とされたシリンダロッド18とを有していて、ステップ板12の格納と張出とを自在に行うものである。なお、このシリンダ部15に関しては、複動式の油圧シリンダなどが採用可能である。
一方で、シリンダ部15は、ステップ板12を張出状態から格納状態にする際、シリンダロッド18を油圧で、シリンダ本体16の内部に向かって収縮させて、第1リンクロッド13をクレーン1の本体内部に引き込むように回転させる。また、シリンダ部15はシリンダロッド18を油圧で、第2リンクロッド14をクレーン1の本体内部に引き上げるように回転させる。
さて、第2枢支持24は、第1リンクロッド13の他端側と、第2リンクロッド14の一端側をともに回転自在に支持する点である。また、第2支持点24は、シリンダロッド18も回転自在に支持している。この第2支持点24は、第1リンクロッド13及び第2リンクロッド14がともに回転することにより、クレーン1の本体から離れる方向(左右方向外側)へ移動する。
このとき、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14交差角度αは、第2支持点24が第1支持点23と第3支持点25とを結ぶ直線を超えてクレーン1の本体から遠ざかる位置に移動することにより、180°以上となる。
ところで、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の移動により、ステップ板12が格納状態から張出状態になる際、すなわち図9中の張出動作3〜4の間に、回転動作中のステップ板12は一旦水平方向を向く状態となる。ステップ板12が一旦水平状態になっても、このときの第1リンクロッド13と第2リンクロッド14との交差角度αは、まだ180°未満である。
そこで本実施形態においては、ステップ板12が水平方向を向く張出状態へ移行したときに、確実に第1リンクロッド13と第2リンクロッド14との交差角度αを一定に保持することのできる保持手段19を設けている。
本実施形態における保持手段19は、第1規制片20を有していて、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14との間に設けられている。
第1規制片20は、本実施形態おいては、クレーン1の前後方向から見た形状が三角形状の板片とされていて、第1リンクロッド13の他端側に1つ設けられている。この第1規制片20は、第1リンクロッド13に接する辺と、第2リンクロッド14に接する辺とが成す角度、すなわち第2枢支点24に当接する点の角度が、180°未満(=360°−交差角度α)となるように形成されている。
さらに、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の回転が第1規制片20により規制されて、交差角度αが一定に保持されたステップ板12の張出状態のとき、シリンダロッド18の先端の位置を、伸び方向のストロークエンド位置に設定しておけば、シリンダ部15を引張力によって、確実にステップ板12が下がらないように保持することができる。
以上述べたように、2つのリンクロッド13,14からなるリンク機構と、シリンダ部15と、保持手段19からなるシンプルな構成とされたステップ機構11を用いることで、容易にステップ板12の格納動作及び張出動作を行うことができるとともに、確実にステップ板12の張出状態(水平状態)を保持することができる。
ただし、図5〜図8中の符号31で示す面は、クレーン1の本体の左側外壁面に接していることを示すものである。
[第1変形例]
図5、図6に示すように、第1変形例は、ステップ機構11がステップ板12の幅方向中央に1つ設けられているものである。
ここで、図3,4に示したように、シリンダロッド18の先端は第2支持点24に接続されていなくてもよく、回転自在且つ第1リンクロッド13、及び第2リンクロッド14に力学的に力が働く位置であればよい。
また、保持手段19の第1規制片20は、第1リンクロッド13の他方端側に設けられていて、ステップ板12が張出状態となったとき、第2支持点24と第4支持点26との間に挟まれるような位置に当接する。
[第2変形例]
次いで、図7、図8に示すように、第2変形例は、第1変形例のステップ機構11の基本構成と略同様である。すなわち第2変形例は、第1リンクロッド13、第2リンクロッド14、シリンダ部15、それぞれの支持点23〜25などの基本構成が、第1変形例と同じである。
すなわち、連結部材29に関して、3つの第2リンクロッド14、乃至は、3つの第1リンクロッド13同士を連結することのできる形状及び構成であれば、特に問わない。
図9は、本実施形態におけるステップ機構11の張出動作過程を示すスケルトン図であり、同図の左上側から右下側へ順に、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14(リンク機構)の揺動によるステップ板12の張出動作を示している。なお、ステップ機構11の格納動作過程については、詳細な説明はしないが、図9の右下側から左上側へ順に進めるものとする。
格納状態〜張出動作3の間では、シリンダロッド18が伸長すると、第2リンクロッド14が第3支持点25を中心にクレーン1の本体外側に回転する。また第1リンクロッド13は、第2リンクロッド14の回転に伴って、クレーン1の本体外側に移動しながら一端側が上方に回転して、第1支持点23を介してステップ板12を上方に押し上げる。このとき、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の成す交差角度αは、次第に大きくなる。
張出動作4〜5の間では、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14が一度、同一直線上となり、ステップ板12がさらに上方に回転することとなる。このとき、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の成す交差角度αは、180°を超える。
まとめると、ステップ板12の張出動作においては、第2支持点24の位置が第1支持点23と第3支持点25とを結ぶ上下方向を向く直線より遠方に移動すると、保持手段19の第1規制片20が第1リンクロッド13と第2リンクロッド14とに当接するようになり、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の交差角度αが所定の角度で保持されて、ステップ板12が水平方向を向く張出状態を維持することができる。すなわち、本実施形態のステップ機構11を用いることで、ステップ板12に搭乗した際にかかるオペレータの荷重によるステップ板12の下方への傾きを防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明のステップ機構11における第2実施形態について、図に基づき説明する。
図10〜図13に示すように、本実施形態のステップ機構11の基本構成は、第1実施形態のステップ機構の構成と同じである。つまり、本実施形態のステップ機構11の基本構成が、シリンダロッド18の伸縮により、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14が各支持点23〜25回りに回転自在に動作するように支持されているリンク機構であることが、第1変形例と第2変形例を含む第1実施形態のステップ機構の構成と同じである。
すなわち、本実施形態の保持手段19は、第1規制片20を有しておらず、代わりに、第2リンクロッド14側に設けられた第2規制片21と、クレーン1の本体側に固定された第3規制片22とを有している。本実施形態の保持手段19は、シリンダ本体16の基端側から見た第2枢支点24の位置が、第1枢支点23と第3枢支点25とを結ぶ線より遠方に位置する状態、すなわちステップ板12の張出状態において、第2規制片21が第3規制片22に接することで、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の揺動を規制して、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の交差角度αを一定に保持するように構成されている。この点が第1実施形態と大きく異なる。
この第2規制片21は、棒材の軸心が第2リンクロッド14の長辺に対して交差する、すなわちクレーン1の前後方向を向くように、且つ棒材の基端側が第2リンクロッド14の他端側(基端側)であって、クレーン1の本体側を向く面(図12参照)に取り付けられている。
一方、第3規制片22は、第2規制片21が当接する面(接触面)が所定の広さを有する面を備えた部材である。第3規制片22の形状としては、一例として、図10,図11に示すように、クレーン1の前後方向から見た側断面が矩形の板片で形成されているものが挙げられる。
すなわち、第3規制片22の取付位置は、リンク機構の回転面を横切らない位置であって、シリンダ本体16の基端側から見て、第3規制片22と第2規制片21の先端とが重なる(オーバーラップ)位置とされている。
[第3変形例]
ここで、図18、図19に、本実施形態におけるステップ機構11の第3変形例を示す。ただし、図18、図19中の符号31で示す面は、クレーン1の本体の左側外壁面に接していることを示すものである。
詳しくは、第1リンクロッド13は、一端側が第1支持点23を介してステップ板12に回転自在に支持されるとともに、他端側が第2支持点24を介して第2リンクロッド14の一端側に回転自在に支持されている。第2リンクロッド14の他端側は、第3支持点25を介して、クレーン1の本体に回転自在に支持されている。
保持手段19を構成する第2規制片21は、第3規制片22(図18、図19中では図示せず)に当接するための所定の広さを有する板片で形成されていて、第2規制片21が第2リンクロッド14の他方端側に設けられている。第2規制片21の取付位置は、第3支持点25の近傍である。例えば、図19中において、第2規制片21が第3支持点25の上方に位置するように設けられているとよい。
次に、本実施形態におけるステップ機構11の張出動作過程を、図13に基づいて述べる。
格納状態〜張出動作3の間では、第2リンクロッド14が第3支持点25を中心にクレーン1の本体外側に揺動し、第2規制片21が上方に移動する。また第1リンクロッド13は、第2リンクロッド14の回転に伴って、クレーン1の本体外側に移動しながら一端側が上方に回転して、第1支持点23を介してステップ板12を上方に押し上げる。
張出動作4〜張出状態の間では、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14が一度、同一直線上となり、ステップ板12がさらに上方に回転することとなる。このとき、第2支持点24が、第1支持点23と第3支持点25とを結ぶ上下方向を向く直線より、クレーン1の本体から遠ざかる位置に移動して、交差角度αが180°を超えてゆく。また、第2規制片21は、クレーン1の本体外側、すなわち第3規制片22に向かって移動する。その後、第1リンクロッド13は下方に移動するようになり、ステップ板12は下方に回転する。
まとめると、ステップ板12の張出動作においては、第2支持点24の位置が第1支持点23と第3支持点25とを結ぶ上下方向を向く直線より遠方に移動すると、第2規制片21が第3規制片22に当接するようになり、第1リンクロッド13と第2リンクロッド14の交差角度αが所定の角度で保持されて、ステップ板12が水平方向を向く張出状態を維持することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明のステップ機構11における第3実施形態について、図に基づき説明する。
本実施形態は、第2実施形態のステップ機構に付勢部材30を加えたもの(図14、図15参照)、あるいは、第1実施形態のステップ機構に付勢部材30を加えたもの(図16、図17参照)である。
バネ30は、ステップ板12の張出状態で、交差角度αが180°以上になる方向に付勢力(バネ力)をかけるように取り付けられている。言い換えれば、バネ30は、交差角度αと逆の角度を小さくする方向に付勢力をかけるものといえる。
本発明のステップ機構11よれば、ステップ板12が張出状態のときに、使用者がステップ板12に載った場合、使用者からの荷重がシリンダ部15にかからずに、且つ保持弁などの機器を備えることなく、ステップ板12の上面が水平方向を維持することができる。
例えば、本発明のステップ機構11は、例示したホイールクレーン1の他に、無限軌道(クローラ)を備えた移動式クレーンなどに備えることも可能である。すなわち、本発明のステップ機構11は、様々な建設機械に備えることが可能な技術である。
2 車輪
3 タイヤ
4 ホイールリム
5 アウトリガ(クレーン支持装置)
6 キャブ
7 窓
8 乗降扉(ドア)
9 ハンドル
10 操作部(操作ユニット)
11 ステップ機構
12 ステップ板
13 第1リンクロッド
14 第2リンクロッド
15 シリンダ部
16 シリンダ本体
17 油室
18 シリンダロッド
19 保持手段
20 第1規制片
21 第2規制片
22 第3規制片
23 第1支持点
24 第2支持点
25 第3支持点
26 第4支持点
27 支持点
28 支持点
29 連結部材
30 付勢部材(バネ)
31 クレーンの本体の左側外壁面に接する面
Claims (6)
- 使用者が上面に搭乗可能であり、且つ移動式クレーンの本体に回転自在に連結されたステップ板と、前記ステップ板を上下方向に回転させて前記ステップ板の格納と張出とを行うシリンダ部とを有する、移動式クレーンに備えられたステップ機構であって、
前記ステップ板に設けられた第1支持点に長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッドと、
長手方向の一端側が第2支持点を介して、前記第1リンクロッドの他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が前記移動式クレーンの本体に設けられた第3支持点に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッドと、
前記移動式クレーンの本体に、前記シリンダ部のシリンダ本体の基端側が取り付けられると共に、前記シリンダ本体に対して伸縮自在とされたシリンダロッドが前記第1リンクロッド又は第2リンクロッドに連結されたシリンダ部と、を備えていて、
前記第1リンクロッド及び第2リンクロッドは、前記ステップ板の張出状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置するような交差状態となっている一方、前記ステップ板の格納状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線よりも前記シリンダ本体に近い位置に配置され、前記ステップ板が前記張出状態と前記格納状態との間で状態変更する際に、前記第1リンクロッドおよび前記第2リンクロッドが互いに一直線上に連なる状態を経由するように構成されていることを特徴とする移動式クレーンに備えられたステップ機構。 - 前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記シリンダ本体とは反対側で前記第1リンクロッドと第2リンクロッドとがなす角度(α)を一定に保持する保持手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の移動式クレーンに備えられたステップ機構。
- 使用者が上面に搭乗可能であり、且つ移動式クレーンの本体に回転自在に連結されたステップ板と、前記ステップ板を上下方向に回転させて前記ステップ板の格納と張出とを行うシリンダ部とを有する、移動式クレーンに備えられたステップ機構であって、
前記ステップ板に設けられた第1支持点に長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッドと、
長手方向の一端側が第2支持点を介して、前記第1リンクロッドの他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が前記移動式クレーンの本体に設けられた第3支持点に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッドと、
前記移動式クレーンの本体に、前記シリンダ部のシリンダ本体の基端側が取り付けられると共に、前記シリンダ本体に対して伸縮自在とされたシリンダロッドが前記第1リンクロッド又は第2リンクロッドに連結されたシリンダ部と、を備えていて、
前記第1リンクロッド及び第2リンクロッドは、前記ステップ板の張出状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置するような交差状態となっており、
前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記シリンダ本体とは反対側で前記第1リンクロッドと第2リンクロッドとがなす角度(α)を一定に保持する保持手段を備え、
前記保持手段は、第1規制片を有していて、
前記第1規制片は、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドとの間に設けられて、前記ステップ板の張出状態において、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドとに接することで、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドの回転を規制して、前記角度(α)を一定に保持するように構成されていることを特徴とする移動式クレーンに備えられたステップ機構。 - 使用者が上面に搭乗可能であり、且つ移動式クレーンの本体に回転自在に連結されたステップ板と、前記ステップ板を上下方向に回転させて前記ステップ板の格納と張出とを行うシリンダ部とを有する、移動式クレーンに備えられたステップ機構であって、
前記ステップ板に設けられた第1支持点に長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッドと、
長手方向の一端側が第2支持点を介して、前記第1リンクロッドの他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が前記移動式クレーンの本体に設けられた第3支持点に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッドと、
前記移動式クレーンの本体に、前記シリンダ部のシリンダ本体の基端側が取り付けられると共に、前記シリンダ本体に対して伸縮自在とされたシリンダロッドが前記第1リンクロッド又は第2リンクロッドに連結されたシリンダ部と、を備えていて、
前記第1リンクロッド及び第2リンクロッドは、前記ステップ板の張出状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置するような交差状態となっており、
前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記シリンダ本体とは反対側で前記第1リンクロッドと第2リンクロッドとがなす角度(α)を一定に保持する保持手段を備え、
前記保持手段は、前記第2リンクロッド側に設けられた第2規制片と、前記移動式クレーンの本体側に固定された第3規制片とを有し、
前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記第2規制片が第3規制片に接することで、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドの回転を規制して、前記角度(α)を一定に保持するように構成されていることを特徴とする移動式クレーンに備えられたステップ機構。 - 使用者が上面に搭乗可能であり、且つ移動式クレーンの本体に回転自在に連結されたステップ板と、前記ステップ板を上下方向に回転させて前記ステップ板の格納と張出とを行うシリンダ部とを有する、移動式クレーンに備えられたステップ機構であって、
前記ステップ板に設けられた第1支持点に長手方向の一端側が回転自在に取り付けられた長尺状の第1リンクロッドと、
長手方向の一端側が第2支持点を介して、前記第1リンクロッドの他端側に回転自在に取り付けられ、且つ長手方向の他端側が前記移動式クレーンの本体に設けられた第3支持点に対して回転自在に取り付けられた長尺状の第2リンクロッドと、
前記移動式クレーンの本体に、前記シリンダ部のシリンダ本体の基端側が取り付けられると共に、前記シリンダ本体に対して伸縮自在とされたシリンダロッドが前記第1リンクロッド又は第2リンクロッドに連結されたシリンダ部と、を備えていて、
前記第1リンクロッド及び第2リンクロッドは、前記ステップ板の張出状態において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置するような交差状態となっており、
前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記シリンダ本体とは反対側で前記第1リンクロッドと第2リンクロッドとがなす角度(α)を一定に保持する保持手段を備え、
前記保持手段は、前記第1リンクロッドと第2リンクロッドとの間に設けられた付勢部材を有しており、
前記付勢部材は、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記角度(α)を大きくするような付勢力を発現するように構成されていることを特徴とする移動式クレーンに備えられたステップ機構。 - 前記保持手段は、前記シリンダが伸張して、前記ステップ板を張出状態とした際において、前記シリンダ本体の基端側から見た前記第2支持点の位置が、前記第1支持点と第3支持点とを結ぶ線より遠方に位置する状態において、前記第1リンクロッドと前記第2リンクロッドの回転を規制して、前記角度(α)を一定に保持するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の移動式クレーンに備えられたステップ機構。
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