JP6179456B2 - 乗物用テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用テーブルに関する。詳しくは、乗物用シートの着座者に供される乗物用テーブルに関する。
従来、乗物用シートにおいて、物載せとなるテーブルが展開・収納可能に設けられた技術が知られている(特許文献1)。上記テーブルは、乗物用シートの側部のアームレストに対して回転可能に連結されており、着座者の前部に展開された使用位置と、同使用位置から横向きに跳ね上げてアームレストの外側面に重なる位置まで落とし込まれた収納位置と、の間で展開・収納できるようになっている。
特開平9−70334号公報
上記従来技術では、テーブルが使用位置に落とし込まれた状態で高さ方向にバタつける構成となっているため、使用性が悪い。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、水平姿勢に落とし込まれて使用されるテーブルの使用状態を安定させられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブルは次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用テーブルであって、物載せとなるテーブル本体と、テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有する。テーブル移動装置は、テーブル本体をベースに連結された支持アームに対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、テーブル本体と支持アームとの間にテーブル本体の起倒回転する動きに追従して動く従動部材を有した構成となっている。従動部材は、テーブル本体と支持アームとにそれぞれ回転可能に連結された構成とされ、支持アームは、テーブル本体とベースとを繋ぐ繋ぎ方向に伸縮可能な構成とされ、これらの構成により支持アームと従動部材とテーブル本体とによってスライダリンク機構が構成されている。テーブル本体が退避位置の状態では、支持アームが伸張して従動部材が支持アームに対して倒伏した姿勢状態をとるが、テーブル本体が使用位置に落とし込まれることにより、支持アームが収縮して従動部材がテーブル本体と支持アームとの間で起立した姿勢状態となる。これにより、テーブル本体の支持アームとの連結部から従動部材との連結部が位置する側の領域部に押下方向の負荷がかけられても、支持アームには従動部材を支えとした収縮方向の作用力がかけられる状態として、テーブル本体の退避位置に向けての回転移動が規制されるようになっている。
この第1の発明によれば、テーブル本体を使用位置に落とし込む動きによって、支持アームが収縮方向に移動すると共に従動部材がつっかえ棒として機能可能に起立した状態となる。これにより、上記従動部材がつっかえ棒となって、テーブル本体の使用位置での高さ方向のバタつきを抑えることができるようになる。また、上記状態では、テーブル本体の支持アームとの連結部から従動部材との連結部が位置する側の領域部に押下方向の負荷がかけられても、支持アームには従動部材を支えとした収縮方向の作用力(圧縮力)がかけられる状態となるため、テーブル本体の退避位置に向けての回転移動が規制される。したがって、テーブル本体が退避位置に向かって跳ね上げられてしまう不測の跳ね上がり回転を起こさせないようにすることができる。一方で、テーブル本体を退避位置に向けて持ち上げるように操作する時には、支持アームが伸張する方向に操作されるため、テーブル本体を簡単に退避位置に戻すことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。すなわち、支持アームがテーブル本体の回転する半径方向の中間部に連結されており、従動部材がテーブル本体の支持アームとの連結部より半径方向の内側の領域部と支持アームとの間に連結されている。
この第2の発明によれば、従動部材をテーブル本体の下部に出張らせにくい状態に設けることができ、テーブル本体の下部スペースを広く空けられる構成とすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。すなわち、テーブル本体が使用位置に落とし込まれた時の従動部材のテーブル本体からの起立角度が直角以下となるように設定されている。
この第3の発明によれば、テーブル本体の支持アームとの連結部から従動部材との連結部が位置する側の領域部に押下方向の負荷がかけられた際に、支持アームには従動部材を支えとした収縮方向の作用力(圧縮力)がより安定してかけられやすくなため、テーブル本体の退避位置に向けての回転移動をより適切に規制することができる。
実施例1のテーブルが使用位置に展開された状態を示す斜視図である。 同正面図である。 図2の要部拡大図である。 テーブルの収納状態を示す斜視図である。 同正面図である。 同側面図である。 テーブルが収納位置から上方側に引き上げられた状態を示す斜視図である。 同正面図である。 テーブルが斜めの展開位置まで倒し込まれた状態を示す斜視図である。 同正面図である。 テーブルが上記斜めの展開位置から使用位置に倒し込まれた状態を示す斜視図である。 同正面図である。 テーブルが使用位置に展開された状態で中央領域に押下方向の負荷を受けた時の状態を示す正面図である。 テーブルが使用位置に展開された状態で端側の領域に押下方向の負荷を受けた時の状態を示す正面図である。 テーブルに引き上げ方向の荷重をかけた時の状態を示す正面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のテーブル10の構成について、図1〜図15を用いて説明する。本実施例のテーブル10は、図1〜図6に示すように、自動車のシート1に展開・収納可能に備えられた構成となっている。ここで、上記シート1は、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有し、シートクッション3の左右両側部に上方側に立壁上に延びる支持台4を備えた構成となっている。上記各支持台4は、その上面部がアームレスト5となっており、着座者が肘掛けとして利用することができるようになっている。
上述したテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11を上述したシート1の左側部に設けられた支持台4に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を備えた構成となっている。ここで、上記シート1の左側部に設けられた支持台4が本発明の「ベース」に相当する。具体的には、上述したテーブル移動装置10Mは、テーブル本体11を、支持台4の内部に収納した収納位置(図4〜図6に示す位置)と、着座者の前部に水平姿勢の状態に展開させた使用位置(図1〜図3に示す位置)と、の間で移動させることができるようになっている。ここで、上述したテーブル本体11を収納するシート1の左側部に設けられた支持台4の上面部のアームレスト5は、テーブル本体11の展開収納時に外側に開けられて支持台4の内部空間を上方側に開口させた状態とできるように、支持台4の上面部に開閉可能にヒンジ連結された状態となっている。
上述したテーブル移動装置10Mは、図1〜図3に示すように、テーブル本体11を支持台4に対して支持する支持アーム12と、支持アーム12を支持台4に対して高さ方向にスライドさせられる状態に連結するスライダ13と、テーブル本体11を支持アーム12に対して起倒回転させる動きに追従して動く従動部材14と、を有する。上述したスライダ13は、図4〜図6及び図7〜図8に示すように、支持台4の内部に設けられたガイドレール4Aに対して高さ方向にのみ移動可能となるように組み付けられた状態とされている。
具体的には、上述したスライダ13は、その前後に立板状に張り出す各嵌合部13Aが、支持台4内部のスライダ13の前後位置に設けられた高さ方向に延びる各ガイドレール4Aのレール溝4A1内にそれぞれ嵌め込まれていることにより、各レール溝4A1の形状に沿って高さ方向にのみ移動可能となるようにガイドされて組み付けられた状態とされている。上記スライダ13は、図7〜図8に示すように、上述した各レール溝4A1内をスライドする各嵌合部13Aが、各レール溝4A1の上端面に当たることで、その上方側へのスライドが係止されるようになっている。
支持アーム12は、テーブル本体11より前後方向の板幅の狭い平板状の部材によって構成されており、その下端部が上述したスライダ13の上部に対して、シート前後方向に軸方向を向ける回転軸12A1により回転可能に連結された状態とされている。これにより、支持アーム12は、図4〜図6及び図7〜図8に示すように、上述したスライダ13上に対して、真っ直ぐ上方側に起立して、支持台4に対して高さ方向に出し入れ可能な状態となったり、図9〜図10に示すように、回転軸12A1を中心にシート内側に倒されて支持台4からシート内側に張り出した状態となったりすることができる構成とされている。
上述した支持アーム12は、詳しくは、図7〜図8に示すように、上述したスライダ13が支持台4の内部において上方側への移動が係止される位置まで移動されることにより、図9〜図10に示すように、支持台4のシート内側部に形成された開口部4Bからシート内側に張り出す形で倒し込むことができるようになっている。上記支持アーム12は、スライダ13が上記より低い位置までしか引き上げられていない状態では、上記のような倒し込みを行おうとしても、支持台4の内部側壁4Cに当たってしまい、倒し込みが行えないようになっている。
上記支持アーム12は、上記図9〜図10に示した状態まで倒し込まれることにより、その根元側となる下端部のシート内側面部に突出形成されたストッパ片12A3が支持台4の内部側壁4Cの上面部に形成されたストッパ面4C1に当たり、その傾倒が係止されるようになっている。上述したストッパ片12A3は、上述した支持台4の内部側壁4Cの上面部に形成されたストッパ面4C1に対して、高さ方向に真っ直ぐに面を当接させるようになっている。上記面当接によって、上述した支持アーム12に連結されたスライダ13の下方側への移動が係止された状態に留められると共に、テーブル本体11から支持アーム12にかけられる負荷が受け止められるようになっている。
テーブル本体11は、図1〜図3に示すように、平板状の部材によって構成されており、その裏面側の中間部に、上述した支持アーム12の上端部がシート前後方向に軸方向を向ける回転軸12B1によって回転可能に連結された状態とされている。これにより、テーブル本体11は、上述した支持アーム12に対して回転軸12B1を中心に首振り運動することができる状態とされている。具体的には、上述したテーブル本体11は、図9〜図10に示すように、上述した支持アーム12が支持台4の内部から引き出されてシート内側に斜めに倒し込まれた状態において、支持アーム12の上に形状を重ねた斜めの退避位置と、図11〜図12に示すように、上記退避位置から下方側に水平角度まで落とし込まれた使用位置と、の間で支持アーム12に対して首振り運動により起倒回転させられるようになっている。
上述したテーブル本体11は、図9〜図10に示すように、上述した支持アーム12の上に形状を重ねた退避位置の状態で、図7〜図8に示すように、支持アーム12と共にスライダ13の上部に真っ直ぐ上方側に起立した状態に畳まれたり、図4〜図6に示すように、支持アーム12と共に支持台4の内部に落とし込まれて収納されたりするようになっている。また、上記テーブル本体11は、上記支持台4の内部に収納された状態から、アームレスト5を外側に開いて、その内部に露呈するテーブル本体11を上方側へ引き上げることにより、図7〜図8に示すように、支持アーム12と共にスライダ13を上方側へスライドさせながら支持台4の上部に引き出される。そして、テーブル本体11は、上記支持台4の上部に引き出された後に、支持アーム12と共にスライダ13に対してシート内側に倒し込むように回転させることにより、図9〜図10に示すように、支持アーム12と共にシート内側に斜め上がりに傾斜した姿勢状態に展開される。
そして、上記テーブル本体11は、上記斜めの角度に展開されることにより、自重によって支持アーム12との回転軸12B1を中心に水平角度まで落とし込まれて係止された状態となる(図11〜図12)。ここで、上記テーブル本体11と支持アーム12とを連結する回転軸12B1は、テーブル本体11の横幅方向(回転半径方向)の中央部よりシート外側寄りの位置に設定されている。このように設定されていることにより、テーブル本体11は、上記支持アーム12と共に図9〜図10に示す斜めの角度まで展開されることにより、自重によって自然と水平姿勢の使用位置まで落とし込まれるようになっている。また、上記設定により、テーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれた状態においても、その自重作用により、退避位置へ跳ね上げられにくい状態に保たれやすい構成とされている。
また、上記テーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれることにより、従動部材14がこの動きに追従してテーブル本体11と支持アーム12との間に起立した状態となり、使用位置から退避位置に向けての跳ね上がり移動が従動部材14によって阻止されるようになっている。具体的には、上記従動部材14は、図9〜図12に示すように、支持アーム12の前側部と後側部とに位置する前後一対のリンク部材によって構成されている。上記従動部材14は、上記一対のリンク部材の各上端部が、テーブル本体11の横幅方向(回転半径方向)のシート外側の端部の裏面部に対して、シート前後方向に軸方向を向ける回転軸14Aにより回転可能に連結された状態とされている。
また、従動部材14は、上記一対のリンク部材の各下端部が、支持アーム12のアーム本体12Aの前側部と後側部とに、それぞれシート前後方向に軸方向を向ける回転軸14Bにより回転可能に連結された状態とされている。これにより、従動部材14は、テーブル本体11が支持アーム12に対して図9〜図10で前述した退避位置と図11〜図12で前述した使用位置との間で起倒回転する動きに伴って、テーブル本体11に対して回転軸14Aのまわりに回転し、支持アーム12に対して回転軸14Bのまわりに回転して、これらの間に起立した姿勢状態に切り換えられるようになっている。
ここで、上述したテーブル本体11の支持アーム12に対する起倒回転は、上述した従動部材14を支えとした伸縮運動を伴って行われるようになっている。具体的には、上述した支持アーム12は、中空板状のアーム本体12Aの内部にスライド板12Bが支持アーム12の横幅方向(回転軸12A1と回転軸12B1とを繋ぐ方向)にスライド可能となる状態に嵌め込まれた構成となっている。上述したスライド板12Bは、図9〜図10に示すように、その伸張方向へのスライドが、アーム本体12Aとテーブル本体11とを繋ぐ従動部材14がアーム本体12Aと形状を重ねた倒伏した姿勢状態となることで、それ以上の伸張方向への移動ができない状態に規制されるようになっている。また、上述したスライド板12Bの収縮方向へのスライドは、図11〜図12に示すように、スライド板12Bがアーム本体12Aの中空内部に設けられた係止部12A2と当接することで規制されるようになっている。
上述した従動部材14は、図9〜図10に示したテーブル本体11が支持アーム12に形状を重ねた退避位置の状態にある時には、テーブル本体11と面一状に支持アーム12に対して倒伏した姿勢状態とされるようになっている。このとき、支持アーム12は、上記従動部材14が倒伏した姿勢状態とされていることに伴って、従動部材14により押し出される形でスライド板12Bがアーム本体12Aに対して伸張した状態とされるようになっている。
そして、上記従動部材14は、図11〜図12に示すようにテーブル本体11が水平姿勢の使用位置に落とし込まれる動きに伴って、支持アーム12に対する姿勢を起立させていくようになっている。このとき、支持アーム12は、上記従動部材14が起立していく動きに伴って、スライド板12Bがアーム本体12A内に向かって収縮する方向に移動していき、テーブル本体11が水平姿勢の使用位置に到達すると共にスライド板12Bがアーム本体12A内の係止部12A2に当たってその収縮移動が止められるようになっている。
上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれたテーブル本体11は、上述した起立姿勢の状態とされた従動部材14の支(つか)えにより、その上面に押下方向の負荷がかけられても、水平姿勢の状態に安定して保持されるようになっている。詳しくは、上記テーブル本体11は、図13に示すように、その支持アーム12と連結された回転軸12B1より図示左側の広い横幅領域11Aに押下方向の荷重P1がかけられても、支持アーム12にはスライド板12Bをアーム本体12A内に収縮させる方向(下方向)の圧縮力がかけられると共に、テーブル本体11と支持アーム12との間に従動部材14が引っ張った状態として介在していることにより、水平姿勢から更に押し下げられる方向の移動が規制されるようになっている。
また、テーブル本体11は、図14に示すように、その支持アーム12と連結された回転軸12B1より図示右側の狭い横幅領域11Bに押下方向の荷重P2がかけられても、上述した支持アーム12には同じようにスライド板12Bをアーム本体12A内に収縮させる方向(下方向)の圧縮力がかけられると共に、テーブル本体11と支持アーム12との間に従動部材14が支(つか)えとなって、その支持アーム12と連結された回転軸12B1まわりに水平姿勢から跳ね上げられる方向の移動も規制されるようになっている。
このように、テーブル本体11は、上述した従動部材14の支(つか)えによって、その上面上のどの領域に押下方向の荷重(P1,P2)がかけられても、水平姿勢の使用位置から押し下げられたり跳ね上げられたりすることがないように支えられる(ロックされる)ようになっている。上記従動部材14によるテーブル本体11の使用位置でのロック状態は、図15に示すように、使用者がテーブル本体11の支持アーム12と連結された回転軸12B1より図示左側の領域部を上方側に持ち上げるように操作することにより簡単に解除することができる。
具体的には、上述したテーブル本体11の上記図示左側の領域部を上方側に持ち上げることにより、テーブル本体11と支持アーム12とを連結する回転軸12B1が従動部材14を支えとして上方側に引っ張られ、支持アーム12がスライド板12Bをアーム本体12Aから伸張させる方向にスライドさせる。これにより、従動部材14が支持アーム12の上面部に畳まれるように倒し込まれて、テーブル本体11が支持アーム12と形状を重ねる退避位置まで起こし上げられる。
以上の動きによって、テーブル本体11を持ち上げるだけの簡単な操作によって、従動部材14を介したテーブル本体11の使用位置でのロック状態を解除して、テーブル本体11を支持アーム12と形状を重ねた斜めの退避位置に移動させることができる。そして、上記テーブル本体11を退避位置へ移動させた後、更に図7〜図8に示すようにテーブル本体11をシート外側へ押し退けるように上方側へ持ち上げて支持アーム12と共に支持台4の上部に起立させた状態とし、そこからスライダ13と共に下方側に落とし込むことにより、図4〜図6に示すようにテーブル本体11を支持台4の内部に収納した状態とすることができる。
以上をまとめると、本実施例のテーブル10は次のような構成となっている。すなわち、本実施例のテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11をベース(支持台4)に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を有する。テーブル移動装置10Mは、テーブル本体11をベース(支持台4)に連結された支持アーム12に対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、テーブル本体11と支持アーム12との間にテーブル本体11の起倒回転する動きに追従して動く従動部材14を有した構成となっている。
従動部材14は、テーブル本体11と支持アーム12とにそれぞれ回転可能に連結された構成とされ、支持アーム12は、テーブル本体11とベース(支持台4)とを繋ぐ繋ぎ方向に伸縮可能な構成とされ、これらの構成により支持アーム12と従動部材14とテーブル本体11とによってスライダリンク機構が構成されている。テーブル本体11が退避位置の状態では、支持アーム12が伸張して従動部材14が支持アーム12に対して倒伏した姿勢状態をとるが、テーブル本体11が使用位置に落とし込まれることにより、支持アーム12が収縮して従動部材14がテーブル本体11と支持アーム12との間で起立した姿勢状態となる。これにより、テーブル本体11の支持アーム12との連結部(回転軸12B1)から従動部材14との連結部(回転軸14A)が位置する側の領域部(横幅領域11B)に押下方向の負荷がかけられても、支持アーム12には従動部材14を支えとした収縮方向の作用力がかけられる状態として、テーブル本体11の退避位置に向けての回転移動が規制されるようになっている。
このような構成となっていることにより、テーブル本体11を使用位置に落とし込む動きによって、支持アーム12が収縮方向に移動すると共に従動部材14がつっかえ棒として機能可能に起立した状態となる。これにより、上記従動部材14がつっかえ棒となって、テーブル本体11の使用位置での高さ方向のバタつきを抑えることができるようになる。また、上記状態では、テーブル本体11の支持アーム12との(回転軸12B1)から従動部材14との連結部(回転軸14A)が位置する側の領域部(横幅領域11B)に押下方向の負荷がかけられても、支持アーム12には従動部材14を支えとした収縮方向の作用力(圧縮力)がかけられる状態となるため、テーブル本体11の退避位置に向けての回転移動が規制される。したがって、テーブル本体11が退避位置に向かって跳ね上げられてしまう不測の跳ね上がり回転を起こさせないようにすることができる。一方で、テーブル本体11を退避位置に向けて持ち上げるように操作する時には、支持アーム12が伸張する方向に操作されるため、テーブル本体11を簡単に退避位置に戻すことができる。
また、支持アーム12がテーブル本体11の回転する半径方向の中間部に連結されており、従動部材14がテーブル本体11の支持アーム12との連結部(回転軸12B1)より半径方向の内側の領域部と支持アーム12との間に連結されている。このような構成となっていることにより、従動部材14をテーブル本体11の下部に出張らせにくい状態に設けることができ、テーブル本体11の下部スペースを広く空けられる構成とすることができる。
また、テーブル本体11が使用位置に落とし込まれた時の従動部材14のテーブル本体11からの起立角度が直角以下となるように設定されている。このような構成となっていることにより、テーブル本体11の支持アーム12との連結部(回転軸12B1)から従動部材14との連結部(回転軸14A)が位置する側の領域部(横幅領域11B)に押下方向の負荷がかけられた際に、支持アーム12には従動部材14を支えとした収縮方向の作用力(圧縮力)がより安定してかけられやすくなため、テーブル本体11の退避位置に向けての回転移動をより適切に規制することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。
例えば、テーブル本体の退避位置は、斜めの角度位置でなくてもよく、垂直な角度位置やその他の角度位置であってもよい。また、テーブル本体の展開・収納の形態は、上記実施例1で示した形態に限定されず、種々の形態を適用可能である。例えば、テーブル本体をベースに対してスライドではなく回転により展開・収納するものや、高さ方向にではなく水平方向に展開・収納するものなどが挙げられる。また、テーブル移動装置は、テーブル本体を必ずしもベースの内部に収納するものでなくてもよく、テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するものとなっていればよい。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 支持台(ベース)
4A ガイドレール
4A1 レール溝
4B 開口部
4C 内部側壁
4C1 ストッパ面
5 アームレスト
10 テーブル
10M テーブル移動装置
11 テーブル本体
11A 横幅領域
11B 横幅領域
12 支持アーム
12A アーム本体
12A1 回転軸
12A2 係止部
12A3 ストッパ片
12B スライド板
12B1 回転軸
13 スライダ
13A 嵌合部
14 従動部材
14A 回転軸
14B 回転軸
P1,P2 荷重

Claims (3)

  1. 乗物用テーブルであって、
    物載せとなるテーブル本体と、
    該テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有し、
    前記テーブル移動装置は、前記テーブル本体を前記ベースに連結された支持アームに対して、所定の退避角度まで起こし上げた退避位置と、物載せとして使用可能な水平角度まで落とし込んだ使用位置と、の間で起倒回転させられる状態に連結すると共に、前記テーブル本体と前記支持アームとの間に前記テーブル本体の起倒回転する動きに追従して動く従動部材を有した構成となっており、
    前記従動部材は、前記テーブル本体と前記支持アームとにそれぞれ回転可能に連結された構成とされ、前記支持アームは、前記テーブル本体と前記ベースとを繋ぐ繋ぎ方向に伸縮可能な構成とされ、当該構造により前記支持アームと前記従動部材と前記テーブル本体とによってスライダリンク機構が構成されており、
    前記テーブル本体が前記退避位置の状態では前記支持アームが伸張して前記従動部材が前記支持アームに対して倒伏した姿勢状態をとるが、前記テーブル本体が前記使用位置に落とし込まれることにより前記支持アームが収縮して前記従動部材が前記テーブル本体と前記支持アームとの間で起立した姿勢状態となり、前記テーブル本体の前記支持アームとの連結部から前記従動部材との連結部が位置する側の領域部に押下方向の負荷がかけられても前記支持アームには前記従動部材を支えとした収縮方向の作用力がかけられる状態として前記テーブル本体の前記退避位置に向けての回転移動が規制されるようになっていることを特徴とする乗物用テーブル。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブルであって、
    前記支持アームが前記テーブル本体の回転半径方向となる幅方向の中間部に連結されており、前記従動部材が前記テーブル本体の前記支持アームとの連結部回りの起こし上げ回転により落とし込まれる側の領域部と前記支持アームとの間に連結されていることを特徴とする乗物用テーブル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用テーブルであって、
    前記テーブル本体が前記使用位置に落とし込まれた時の前記従動部材の前記テーブル本体からの前記連結部に近い内角側の起立角度が直角以下となるように設定されていることを特とする乗物用テーブル。
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JPH09301081A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Araco Corp 車両用グラブボックス装置

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