JP5447146B2 - オットマン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オットマン装置に関する。詳しくは、脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に収めた収納状態と、シートクッションの前方側に張り出させた使用状態と、の間で収納展開させるリンク機構を備えたオットマン装置に関する。
従来、車両用シートに搭載されるオットマン装置として、下記特許文献1に開示されたものが知られている。このオットマン装置は、脚載せとなるオットマン本体が、パンタグラフ式のリンク機構を介して、シートクッションの前部に連結された構成となっている。これにより、オットマン本体は、リンク機構が伸縮状に動くリンク運動に伴って、シートクッションの前部に収められた収納状態と、シートクッションの前方側に張り出す使用状態と、の間で移動されるようになっている。
特開2006−25924号公報
上記従来技術では、リンク機構が、入力動作に対して単一の出力動作をする1自由度の構成となっている。したがって、オットマン本体をより前方側に大きく展開させるようにするためには、各節の長さを長くする必要があり、収納時に各節がフロアと干渉しやすくなってしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、リンク機構の各節の長さを長くすることなく、オットマン本体をより前方側へ大きく展開させられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のオットマン装置は次の手段をとる。
第1の発明は、脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に収めた収納状態と、シートクッションの前方側に張り出させた使用状態と、の間で収納展開させるリンク機構を備えたオットマン装置である。リンク機構は、シートクッションの前部に固定されたベース部材を固定節とする第1の四節リンク機構と、第1の四節リンク機構の固定節と対向する一節を共通節として持ち、共通節と対向する一節にオットマン本体が設けられる第2の四節リンク機構と、を有する。各四節リンク機構の各節は、オットマン本体の収納状態時には、各節の長さ方向が縦向きとなるように組まれている。第1の四節リンク機構の固定節と共通節とを繋ぐ二本の連結節のうちの一本には、第1の四節リンク機構の前方側への展開により第2の四節リンク機構の共通節に繋がれたいずれか一方の従動節を前方側に押し出すように操作する押圧部が設けられている。
この第1の発明によれば、第1の四節リンク機構が前方側に展開する動きにより、第2の四節リンク機構を構成する一方の従動節が押圧部により前方側に押し出される。これにより、第2の四節リンク機構が前方側に展開して、オットマン本体がシートクッションの前方側に張り出した使用状態となる。この第2の四節リンク機構の一方の従動節を前方側に押し出す回転移動量は、押圧部の位置設定によって自由に調整することができる。したがって、リンク機構の各節の長さを長くすることなく、オットマン本体をより前方側へ大きく展開させられるようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、押圧部を備える連結節と、押圧部により押圧される従動節とは、互いに収納展開の運動時に互いの節が重なり合う関係の配置となっている。押圧部は、上記連結節に重なる従動節の重なり部分を押圧する構成となっている。
この第2の発明によれば、押圧部を連結節に重なる従動節の重なり部分を押圧させる構成とすることにより、押圧部を連結節の節上の位置に設定して、連結節から展開方向に嵩張らせないように構成することができる。したがって、連結節の形状を大きくすることなく、オットマン本体をより前方側へ大きく展開させられるように、押圧部の位置設定をすることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、押圧部により押圧される従動節は、常時、バネ部材の附勢力によって押圧部に押し付けられた状態に保持されている。従動節が押圧部により押し出されてオットマン本体が使用状態となることにより、従動節は、オットマン本体にかかる使用荷重により、更に押圧部により押し出される方向に力を受けるが、第1の四節リンク機構のいずれかの節との間に設けられたストッパ構造の当接により、その押し出される方向への移動が規制されるようになっている。
この第3の発明によれば、従動節をバネ部材の附勢力によって常時押圧部に押し付けた状態とすることにより、第2の四節リンク機構を第1の四節リンク機構の回転運動に常に追従させながら移動させることができる。したがって、第1の四節リンク機構を駆動回転させることにより、この動きに連動させて第2の四節リンク機構を動かして、オットマン本体を収納状態と使用状態との間で移動させることができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、押圧部が、共通節と各側の連結節との連結点間に挟まれた位置に配置されて従動節を押圧するようになっており、共通節が、押圧部との干渉を回避する凹部を有する形に形成されている。
この第4の発明によれば、押圧部が上記位置に配置されていることにより、押圧部が従動節の共通節との連結点に近い根本側部分を押圧する構成となる。これにより、従動節が押圧部によってより大きく前方側へ押し出されるようになり、オットマン本体をより前方側へ大きく展開させることができる。また、共通節が、上記押圧部との干渉を回避する凹部を有する形となっていることにより、押圧部を連結節に対してより広範な位置に自由に設定することができ、オットマン本体をより前方側へ大きく展開させることができる。
実施例1のオットマン装置が適用された車両用シートの全体側面図である。 オットマン装置の分解斜視図である。 オットマン装置の収納状態を示した側面図である。 オットマン装置の展開途中状態を示した側面図である。 オットマン装置の使用状態を示した側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のオットマン装置4の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のオットマン装置4は、図1に示すように、シートバック2とシートクッション3とを備えた車両用シート1に搭載され、脚載せとなるオットマン本体4Aが、シート前後方向に伸縮状にリンク運動するリンク機構10を介してシートクッション3の前部に連結されて構成されている。これにより、オットマン装置4は、上記リンク機構10のリンク運動に伴って、オットマン本体4Aがシートクッション3の前部に収められた収納状態と、シートクッション3の前方側に張り出した使用状態と、の間で移動されるようになっている。ここで、リンク機構10は、オットマン本体4Aの左右両サイド部をそれぞれシートクッション3の前部に対して連結する左右一対の構成となっているが、以下では、便宜上、これらを代表して一方側のリンク機構10の構成についてのみ説明することとする。
上記リンク機構10は、図4に示すように、シートクッション3の前部に固定されたベース部材11を固定節とする第1の四節リンク機構10Aと、このベース部材11(固定節)と対向する第1の四節リンク機構10Aの一節を共通節14として持つ第2の四節リンク機構10Bと、を有する。具体的には、第1の四節リンク機構10Aは、上記固定節となるベース部材11と、ベース部材11と対向する共通節14と、ベース部材11の中間部と共通節14の図示上方側の端部とを繋ぐ第1の連結節12と、ベース部材11の下端部と共通節14の図示下方側の端部とを繋ぐ第2の連結節13と、から構成されている。ここで、第1の連結節12及び第2の連結節13が、それぞれ本発明の連結節に相当する。
第1の連結節12は、第2の連結節13よりも長尺な形状となっており、その図示上方側の端部が、ベース部材11に組み付けられた図示しない電気モータの駆動によって回転する駆動軸M1に連結されている。これにより、第1の連結節12は、上記図示しない電気モータの駆動に伴って、図3に示すベース部材11に対して垂下した収納状態位置と、図5に示すシート前方側にほぼ水平に起こし上げられた使用状態位置と、の間で回転するようになっている。
第2の連結節13は、図4に示すように、その図示上方側の端部が、連結ピンP2によってベース部材11の下端部に回転可能に軸連結され、その図示下方側の端部が、連結ピンP4によって共通節14の図示下方側の端部に回転可能に軸連結されている。また、共通節14は、その図示上方側の端部が、連結ピンP3によって第1の連結節12の中間部(第1の連結節12の長さ方向のほぼ中央部)に回転可能に軸連結されている。
上記第1の四節リンク機構10Aは、その互いに対向し合う各節同士の長さがほぼ同じ長さとなるように設定されている。これにより、第1の四節リンク機構10Aは、図3に示すように、第1の連結節12がベース部材11に対して垂下する姿勢状態となる時には、他の第2の連結節13と共通節14も、第1の連結節12と重なり合うように、それぞれの長さ方向が縦向きとなるように畳み込まれた収納姿勢をとるようになっている。また、第1の四節リンク機構10Aは、図5に示すように、第1の連結節12がシート前方側にほぼ水平となる位置まで起こし上げられることにより、第2の連結節13もこれとほぼ平行となるように、ほぼ水平となる位置まで起こし上げられた姿勢をとるようになっている。
第2の四節リンク機構10Bは、図4に示すように、上記第1の四節リンク機構10Aの一節と共通の共通節14と、共通節14に対向する対向節17と、共通節14の図示下方側の端部と対向節17の図示上方側の端部とを繋ぐ第1の従動節15と、前述した第1の連結節12の図示下方側の端部と対向節17の中間部(対向節17の長さ方向のほぼ中央部)とを繋ぐ第2の従動節16と、から構成されている。ここで、第1の従動節15及び第2の従動節16が、それぞれ本発明の従動節に相当し、対向節17が、本発明の共通節と対向する一節に相当する。
第1の従動節15は、第2の従動節16よりも長尺な形状となっている。第1の従動節15は、その図示下方側の端部が、前述した共通節14の図示下方側の端部と第2の連結節13の図示下方側の端部とを軸連結する連結ピンP4に回転可能に軸連結され、その図示上方側の端部が、連結ピンP5によって対向節17の図示上方側の端部に回転可能に軸連結されている。また、第2の従動節16は、その図示下方側の端部が、連結ピンP6によって第1の連結節12の図示下方側の端部に回転可能に軸連結され、その図示上方側の端部が、連結ピンP7によって対向節17の中間部に回転可能に軸連結されている。対向節17には、本実施例では図示が省略されている反対側のリンク機構10に設けられた対向節17との間に、脚載せとなる板状のオットマン本体4Aが架け渡されて、これらに一体に固定されている。
上記第2の四節リンク機構10Bは、第2の従動節16が共通節14にではなく第1の連結節12に軸連結されている(連結ピンP6)ことから、その共通節14によって構成される実質的な一節が、連結ピンP4と連結ピンP3と連結ピンP6とを繋いで形成される折れ曲がり状の節(共通節14と第1の連結節12の一部節12Bとによって構成される節)によって構成されている。この折れ曲がり状の節は、第1の四節リンク機構10Aの回転姿勢が変化する毎にその形が変化していき、図3から図4、図4から図5への各変化を見て分かるように、第1の四節リンク機構10Aが展開する動きに伴って、連結ピンP4と連結ピンP6との間の距離を広げていき、対向節17に設けられたオットマン本体4Aの向きを縦向きから上向きへと漸次変化させていくようになっている。
上記第2の四節リンク機構10Bは、前述した第1の四節リンク機構10Aの回転姿勢が、前述した駆動軸M1に連結された図示しない電気モータのブレーキ力によって固定されていても、上記共通節14と一部節12Bとから成る折れ曲がり状の節を固定節として、全体をシート前後方向に自由に揺動させることのできる自由度を有する構成となっている。しかし、第2の四節リンク機構10Bは、図4に示すように、第1の従動節15が、共通節14との間に掛着された捩りバネSPの附勢力によって、常時、第1の連結節12に設けられた押圧部12Aに押し当てられた状態となっている。ここで、捩りバネSPが本発明のバネ部材に相当する。
これにより、第2の四節リンク機構10Bは、第1の四節リンク機構10Aの展開に伴って、第1の従動節15が押圧部12Aによってシート前方側に押し出されて、第1の四節リンク機構10Aの動きに連動する格好で、シート前方側に展開して、オットマン本体4Aを上向きにしながらシート前方側へ突き出すようになっている。また、第2の四節リンク機構10Bは、第1の四節リンク機構10Aの収納に伴って、第1の従動節15が捩りバネSPの附勢力によってシート後方側に戻されて、第1の四節リンク機構10Aの動きに連動する格好で、シート後方側に収納されて、オットマン本体4Aを縦向きにしながらシートクッション3の前部に畳み込むようになっている。
以下、上記第2の四節リンク機構10Bを第1の四節リンク機構10Aの収納・展開に連動させる構成について、詳しく説明する。ここで、上記捩りバネSPは、連結ピンP4のまわりに巻装されて設けられており、その一端が第1の従動節15にバネ力の作用方向に押し当てられて掛着されており、他端が共通節14に突出して設けられたストッパピン14Cにバネ力の作用方向に押し当てられて掛着されている。これにより、第1の従動節15は、上記捩りバネSPの附勢力によって、常時、連結ピンP4を中心に図示時計回り方向に回転附勢された状態となっている。
この第1の従動節15の附勢による図示時計回り方向の回転は、第1の従動節15が第1の連結節12に設けられた押圧部12Aに押し当てられることで係止されるようになっている。ここで、第1の従動節15の図示下方側の端部には、共通節14との連結点(連結ピンP4)を超えて延び出す係止片15Aが形成されている。また、共通節14の図示下方側の端部には、上記係止片15Aを当接させて第1の従動節15の回転移動範囲を規制するストッパピン14B,14Cが突出して設けられている。
これにより、第1の従動節15は、係止片15Aがストッパピン14Bとストッパピン14Cとの間を移動することができる範囲内において、共通節14に対して回転することができるようになっている。上記第1の従動節15は、図3に示すように、リンク機構10が収納状態となるときには、押圧部12Aが第1の従動節15から離れることで、捩りバネSPの附勢力によって、係止片15Aがストッパピン14Bと当接する位置まで回転し、その長さ方向が縦向きとなった状態となって保持される。
また、第1の従動節15は、図4に示すように、第1の連結節12が駆動により上記収納状態からシート前方側に起こし上げられる方向に展開することにより、押圧部12Aにより押されて捩りバネSPの附勢力に抗した前倒れの回転方向に回転し、第2の四節リンク機構10Bの他の節との協働したリンク運動によって、オットマン本体4Aを上向きに傾けながらシート前方側へと張り出させる。詳しくは、第1の従動節15は、その展開時には、第1の連結節12と互いの節が重なり合う関係の配置となっており、上記第1の連結節12の展開により、押圧部12Aによってその第1の連結節12との重なり部分が押圧されて、前倒れ方向に押し回されるようになっている。
上記押圧部12Aは、図4〜図5に示すように、共通節14の第1の連結節12との連結点(連結ピンP3)と、共通節14の第1の従動節15との連結点(連結ピンP4)との間に挟まれた領域部に配置されている。これにより、押圧部12Aが、第1の従動節15の共通節14との連結点に近い根本側部分を押圧するようになっており、第1の従動節15が押圧部12Aによってより能率的に大きく前方側へ押し出されて、オットマン本体4Aをより能率的に前方側へ大きく展開させるようになっている。
ここで、共通節14は、上記押圧部12Aとの干渉を回避することのできる凹部14Aを有した湾曲した形状に形成されている。これにより、押圧部12Aを上記のように第1の連結節12の根本側部分に近い部位を押圧できる位置に配置しても、押圧部12Aと共通節14との干渉を回避して、オットマン本体4Aをより前方側へ大きく展開させられるようになっている。上記第1の従動節15の前倒れ回転は、図5に示すように、オットマン本体4Aが脚載せとして使用可能なシート前方側の使用位置まで突き出されて、係止片15Aがストッパピン14Cと当接することにより係止される。
この、オットマン本体4Aが使用位置まで突き出されて、第1の従動節15の前倒れ回転が係止された状態では、オットマン本体4Aにかかる使用荷重(重力方向にかかる使用荷重)により、第1の従動節15には更に前倒れ回転する方向に力がかけられる。しかし、第1の従動節15は、その係止片15Aがストッパピン14Cと当接して係止されていることにより、その前倒れ回転方向への移動が規制されるようになっている。これにより、オットマン本体4Aにかかる使用荷重が、上記リンク機構10によって安定して受け止められるようになっている。
上記第1の従動節15は、図4に示すように、第1の連結節12が駆動により上記展開状態からシート後方側に落とし込まれる方向に収納されることにより、上記押圧部12Aに追従するように、捩りバネSPの附勢力によってシート後方側に倒し込まれる方向に押し回される。そして、第1の従動節15は、第1の連結節12がベース部材11の下方に垂下した縦向きの収納姿勢状態となる時には、同じように、縦向きとなって第1の連結節12と重ね合わされた収納姿勢状態となる。また、併せて、リンク機構10を構成する他の節も、縦向きとなってシート前後方向にコンパクトに畳み込まれた収納姿勢状態とされる。
このように、本実施例のオットマン装置4によれば、第1の四節リンク機構10Aが前方側に展開する動きにより、第2の四節リンク機構10Bを構成する第1の従動節15が押圧部12Aによりシート前方側に押し出される。これにより、第2の四節リンク機構10Bが前方側に展開して、オットマン本体4Aがシートクッション3の前方側に張り出した使用状態となる。この第2の四節リンク機構10Bの第1の従動節15を前方側に押し出す回転移動量は、押圧部12Aの位置設定によって自由に調整することができる。したがって、リンク機構10の各節の長さを長くすることなく、オットマン本体4Aをより前方側へ大きく展開させることができる。したがって、オットマン本体4Aをより前方側に大きく展開させるために、各節の長さを長くする必要がないため、収納時に各節がフロア面Fと干渉しないようにすることができる。
また、押圧部12Aを第1の連結節12に重なる第1の従動節15の重なり部分を押圧させる構成とすることにより、押圧部12Aを第1の連結節12の節上の位置に設定して、第1の連結節12から展開方向に嵩張らせないように構成することができる。したがって、第1の連結節12の形状を大きくすることなく、オットマン本体4Aをより前方側へ大きく展開させられるように、押圧部12Aの位置設定をすることができる。また、第1の従動節15を捩りバネSPの附勢力によって常時押圧部12Aに押し付けた状態とすることにより、第2の四節リンク機構10Bを第1の四節リンク機構10Aの回転運動に常に追従させながら移動させることができる。したがって、第1の四節リンク機構10Aを駆動回転させることにより、この動きに連動させて第2の四節リンク機構10Bを動かして、オットマン本体4Aを収納状態と使用状態との間で移動させることができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。上記実施例では、リンク機構10の駆動節として、第1の連結節12を例示したが、第2の連結節等の第1の四節リンク機構の他の節を駆動節に設定してもよい。また、上記実施例では、押圧部12Aとして、第1の連結節12に設けられて第1の従動節15を前倒れ回転方向に押圧する構成としたものを例示したが、第2の従動節を押圧するものであってもよく、また、第2の連結節に設けられる構成であってもよい。また、上記実施例では、押圧部12Aとして、第1の連結節12の節上の位置に設けられて、同節と重なる関係となる第1の従動節15の重なり部分を押圧する構成としたものを例示したが、押圧部は、上記いずれかの連結節から延出して、いずれかの従動節を前方側に押し出すように操作する構成となっていてもよい。
また、上記実施例では、ベース部材11として、シートクッション3の前部に固定されたをものとして例示したが、ベース部材は、フロアに一体に固定されることでシートクッションの前部に固定された状態として設けられるものであってもよい。また、リンク機構は、シートクッションの前部に固定されたベース部材を固定節とする第1の四節リンク機構と、第1の四節リンク機構の固定節と対向する一節を共通節として持ち、共通節と対向する一節にオットマン本体が設けられる第2の四節リンク機構と、を備えるように組まれた構成となっているものであればよく、その連結態様は、必ずしも上記実施例で示した連結態様に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、第2の四節リンク機構10Bの共通節14によって構成される実質的な一節が、連結ピンP4と連結ピンP3と連結ピンP6とを繋いで形成される折れ曲がり状の節によって形成されるように組まれたもの(図4参照)を例示したが、第2の四節リンク機構が共通節のみによってその実質的な一節が形成されるように組まれたものであってもよい。
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 オットマン装置
4A オットマン本体
10 リンク機構
10A 第1の四節リンク機構
10B 第2の四節リンク機構
11 ベース部材(固定節)
12 第1の連結節(連結節)
12A 押圧部
12B 一部節
13 第2の連結節(連結節)
14 共通節
14A 凹部
14B,14C ストッパピン
15 第1の従動節(従動節)
15A 係止片
16 第2の従動節(従動節)
17 対向節(共通節と対向する一節)
M1 駆動軸
P2〜P7 連結ピン
SP 捩りバネ(バネ部材)
F フロア面

Claims (3)

  1. 脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に収めた収納状態と、前記シートクッションの前方側に張り出させた使用状態と、の間で収納展開させるリンク機構を備えたオットマン装置であって、
    前記リンク機構は、
    前記シートクッションの前部に固定されたベース部材を固定節とする第1の四節リンク機構と、
    該第1の四節リンク機構の前記固定節と対向する一節を共通節として持ち、該共通節と対向する一節に前記オットマン本体が設けられる第2の四節リンク機構と、を有し、
    前記各四節リンク機構の各節は前記オットマン本体の収納状態時には当該各節の長さ方向が縦向きとなるように組まれており、前記第1の四節リンク機構の前記固定節と前記共通節とを繋ぐ二本の連結節のうちの一本には前記第1の四節リンク機構の前方側への展開により前記第2の四節リンク機構の前記共通節に繋がれたいずれか一方の従動節を前方側に押し出すように操作する押圧部が設けられていることを特徴とするオットマン装置。
  2. 請求項1に記載のオットマン装置であって、
    前記押圧部を備える前記連結節と該押圧部により押圧される前記従動節とは、互いに収納展開の運動時に互いの節が重なり合う関係の配置となっており、前記押圧部は前記連結節に重なる前記従動節の重なり部分を押圧する構成となっていることを特徴とするオットマン装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のオットマン装置であって、
    前記押圧部により押圧される前記従動節は、常時、バネ部材の附勢力によって前記押圧部に押し付けられた状態に保持されており、前記従動節が前記押圧部により押し出されて前記オットマン本体が使用状態となることにより、前記従動節は前記オットマン本体にかかる使用荷重により更に前記押圧部により押し出される方向に力を受けるが、前記第1の四節リンク機構のいずれかの節との間に設けられたストッパ構造の当接によりその押し出される方向への移動が規制されるようになっていることを特徴とするオットマン装置。
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