JP4501727B2 - オットマン装置 - Google Patents
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Description
ここで、上記駆動機構の具体的な構成は、例えば後記特許文献1に開示されている。この開示では、脚載せ台たるオットマン本体に連結される駆動機構が、シートクッションの下部に配設された前後方向のスライド移動を伴うスライダリンク機構として構成されている。そして、オットマン本体は、スライダリンク機構の前後方向移動に伴って、上記収納位置と、この収納位置から前方に押し出されてシートクッションから分離移動した脚載せ位置と、の間で移動可能とされている。更に詳述すると、駆動機構は、上記の移動とともにオットマン本体を起立姿勢から傾倒姿勢へと姿勢変化させることの可能な四節リンク機構が組み込まれた構成とされている。この四節リンク機構は、上記オットマン本体の移動に伴って、四節リンクに囲まれた空間を開閉させる態様で運動を行う。したがって、このような開閉を伴う空間が形成されることにより、使用時に、誤って空間内に異物を挟み込んでしまうおそれが生じる。そこで、同開示では、この四節リンク間に形成される空間をカバーで被覆することにより、異物の挟み込みを防止するようにしている。
具体的には、上記形態のオットマン装置では、オットマン本体は、駆動機構の作動に伴って、シートクッションの前面部分から前方に分離移動しながら着座者の脚載せに適した傾倒姿勢となる。したがって、オットマン本体とシートクッションとの上面部間には、その全体にわたって空間が形成されることとなる。更に、厳密に言えば、両者の側面部間においては、オットマン本体と四節リンク機構との間に空間が形成される他、この四節リンク機構とシートクッションとの間にも空間が形成されることとなる。
すなわち、上記従来の技術では、あくまで四節リンク機構のリンク間に異物が挟み込まれないようにすることを目的とするに留まるものであった。したがって、上記したようにオットマン本体とシートクッションとの間に空間が残存してしまう場合には、その空間からも異物が入り込んで挟み込まれるおそれがある。また、このように空間が外部に対して露出した状態の構成は、意匠性からみても見栄えが良いものとは言い難い。
先ず、第1の発明は、シートクッションの前面部分に脚載せとなるオットマン本体が収納展開可能に配設されたオットマン装置である。オットマン本体は、シートクッションにリンク機構を介して連結され、リンク機構の駆動によりシートクッションの前面部分に畳み込まれた収納位置と、この収納位置からシートクッションの前方側へと展開して着座乗員の脚載せとして機能可能な状態となる脚載せ位置と、の間で収納展開されるものとされている。更に、オットマン本体は、シートクッションの上面部に被覆される表皮がオットマン本体の上面部にもかかるように被覆されていることで、シートクッションの上面部との間に形成される隙間が被覆された状態とされている。リンク機構には、オットマン本体を脚載せ位置へ移動させることでオットマン本体とシートクッションの前部との間に形成される側方の隙間を被覆する、複数の板材から成るカバー部材が設けられている。これら複数のカバー部材は、リンク機構がオットマン本体を収納位置に畳み込む動作に従動して、互いの板面を重合させるように動かされて小さく収納されるが、リンク機構が展開する動作に従動して、上記隙間を被覆するように互いの重合した状態から展開される構成とされている。更に、リンク機構には、リンク機構に対して四節リンクの連結によりいずれかのカバー部材と板面を重合させた状態と、この重合状態から展開して複数のカバー部材と共に上記隙間を被覆した状態と、をとることができるサブカバー部材が設けられている。サブカバー部材は、各カバー部材が重合されるのに合わせて、上記いずれかのカバー部材に重合され、リンク機構が展開し各カバー部材が展開する動作によって附勢により上記いずれかのカバー部材との重合状態から展開するように作動する。
先ず、第1の発明によれば、オットマン本体を収納位置と脚載せ位置との間で移動させるリンク機構に、互いの板面を重合させたり展開させたりすることのできる複数のカバー部材を設けたことにより、収納時にはコンパクトに収められ、かつ、展開時にはオットマン本体とシートクッションとの間に形成される側方の隙間を展開して広く被覆した状態とすることのできる構成を得ることができる。また、上記リンク機構に四節リンクの連結によってサブカバー部材を設定し、サブカバー部材をいずれかのカバー部材に対して収納展開させられるようにしたことにより、リンク機構の動きとは独立して自由に動くサブカバー部材を設定することができ、上記側方の隙間をより好適に覆うことができる。
更に、第2の発明によれば、オットマン本体の収納時にはシートクッションの前面部分においてオットマン本体に形成された収納部内に各カバー部材及びサブカバー部材と共に畳まれた状態に保持され、そのリンク運動によってオットマン本体を脚載せ位置へと展開移動させることのできるリンク機構を、主動リンクと二本の揺動リンクと操作リンクとを用いた構成によって具現化することができる。
図1〜図4は、本実施例のオットマン装置1の一実施例を示すものである。図1は脚載せ位置におけるオットマン装置1の構成を側面視して表した図、図2は収納位置におけるオットマン装置1の構成を側面視して表した図、図3は収納時のカバー部材40及びサブカバー部材50の位置を表す図、図4はオットマン本体10及び駆動部20の部分拡大斜視図である。なお、図1及び図2では、紙面内左方向が車両前方向として表されている。また、以下の説明文中、シートクッション30の構成については、図1や図2を適宜参照するものとする。
本実施例のオットマン装置1は、図1及び図2に良く示されるように、車両用シートのシートクッション30の前面部分31に配設されている。また、オットマン装置1は、着座者の脚載せ台として機能するオットマン本体10と、このオットマン本体10を収納位置(図1に2点鎖線で示される位置)と脚載せ位置(図1に実線で示される位置)との間で移動させるべくオットマン本体10に連結された駆動部20と、を備えている。詳しくは、オットマン本体10は、通常、シートクッション30の前面部分31に形成された凹形状の収納部32内に畳み込まれた状態位置(以下、収納位置)に配置されている(図2参照)。なお、シートクッション30及び収納部32の構成については、公知のものであるため、説明を省略する。そして、使用時には、駆動部20を作動させることによって、オットマン本体10が、上記シートクッション30の収納位置から前方に押し出されて、着座者の脚載せ台として好適な脚載せ位置(図1参照)まで分離移動するようになっている。
また、オットマン装置1は、図1に良く示されるように、上記オットマン本体10をシートクッション30の収納位置から脚載せ位置に分離移動させた際に、このオットマン本体10の上面部11とシートクッション30の上面部33との間、及びオットマン本体の側面部12とシートクッション30の側面部34との間に形成される空間がそれぞれ被覆される構成とされている。具体的には、図1に良く示されるように、前者の上面部11,33間に形成される空間は、この上面部11,33間に架け渡された表皮35によって被覆されるようになっている。また、後者の側面部12,34間に形成される空間は、駆動部20に取付けられた合成樹脂製のカバー部材40及びサブカバー部材50がオットマン本体10の分離移動に伴ってこの空間位置に配置されることによって被覆されるようになっている。
以下、オットマン装置1の各部の構成を詳細に説明する。
また、図1に良く示されるように、支持フレーム13には、クッション部材たるウレタンパッド14が組み付けられている。詳しくは、ウレタンパッド14は、着座者の脚載せ面となる表側面14aは略面一状に形成されているが、裏側面14bには凹形状の収納部15が形成されている。この収納部15は、図3に良く示されるように、オットマン本体10を収納位置に畳み込んだ際に、駆動部20を畳み込んだ状態として収納することのできる大きさ形状として形成されている。また、図3に良く示されるように、上記凹形状の収納部15には、後述するカバー部材40の第1カバー体41が固着された状態として配設されている。
詳しくは、ベース部材23の取付部位23aは、シートクッション30側に固設された取付ブラケット(図示省略)に取付けられている。この取付ブラケットは、例えばシートクッション30のスライドレール等の部材に溶着されており、取付部位23aに対する取付部がシートクッション30の収納部32内の上部位置(図1参照)まで張り出した形状として形成されている。
また、図4に良く示されるように、リンク機構21は、前述した駆動源(図示省略)に連結されると共に、支軸22によりベース部材23に対してピン結合されている。詳しくは、リンク機構21は、図2及び図3に良く示されるように、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれた状態では、駆動部20全体をオットマン本体10に形成された収納部15内に収納すべく、このリンク機構21を構成する各リンクの板面を重合させた畳込状態となる。そして、リンク機構21は、上記畳込状態から前方に回動駆動されることによって、各リンクをシートクッション30の前面部分31から前方に突出させて展開させながら、オットマン本体10を脚載せ位置へと分離移動させる。
このような構成のリンク機構21は、操作リンク21dを図2に示される収納位置から前方に回動させることによって、主動リンク21a及び揺動リンク21b,21cを前方に揺動させて展開する。これにより、オットマン本体10を、シートクッション30の収納位置における起立姿勢から表側面14aを上方に向けた傾倒姿勢へと変化させながら、図1に示される脚載せ位置に向けて前方かつ上方へと分離移動させる。詳しくは、オットマン本体10を、主動リンク21aとの重合状態位置から展開させて分離移動させる。また、オットマン本体10を脚載せ位置から収納位置へと畳み込む際には、操作リンク21dを後方(引き下げ方向)に向けて回動駆動させる。これにより、オットマン本体10を先ほどの展開方向とは逆方向に移動させ、主動リンク21aに板面を重合させた状態として収納位置に畳み込まれる。このとき、オットマン本体10を回動可能に支持する揺動リンク21b,21cは、引き下げ方向に回動する主動リンク21aに対して、オットマン本体10とのピン結合位置を相対的に引き上げるように作動する。これにより、オットマン本体10は、上記のような前方かつ上方の脚載せ位置に移動可能であるにもかかわらず、収納時にはシートクッション30の収納部32内に好適に収納されるようになっている。
詳しくは、第1カバー体41は、図3に良く示されるように、オットマン本体10の収納部15の形状に沿って形成されており、収納部15全体を裏面側から被覆している。また、図1に良く示されるように、第1カバー体41の前端部位41aには、シートクッション30からオットマン本体10の上面部11に架け渡された表皮35が折り込まれた状態として結着されている。更に、図3に良く示されるように、第1カバー体41の両側端部位41bには、シートクッション30からオットマン本体10の側面部12に架け渡された表皮35が折り込まれた状態として結着されている。
次いで、第2カバー体42は、図1に良く示されるように、主動リンク21aの両外側面に対し、この主動リンク21aと板面を重合させた状態として一体的に取付けられている。詳しくは、第2カバー体42は、主動リンク21aよりもひと回り大きな形状とされており、例えば主動リンク21aと一体的に取付けられた取付用ブラケット(図示省略)に対してビス等の締結手段(図示省略)が複数の位置に施されて締結されている。また、第2カバー体42は、支軸22に対してピン結合されており、主動リンク21aと共に支軸22まわりに回動可能とされている。したがって、オットマン本体10を脚載せ位置に移動させることにより、この第2カバー体42が主動リンク21aに従動して展開し、側面部12,34間のうち主動リンク21a及びそのまわりの部分を被覆する。また、第2カバー体42は、図3に良く示されるように、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれた状態時には、第1カバー体41よりも内側の位置に配置され、他部材と干渉しない収納状態となる大きさ形状とされている。
次いで、第3カバー体43は、図1に良く示されるように、操作リンク21dの両外側面に対し、この操作リンク21dと板面を重合させた状態として一体的に取付けられている。詳しくは、第3カバー体43は、操作リンク21dよりもひと回り大きな形状とされており、例えば操作リンク21dのピン結合部位に対してカシメが施されて一体的に固定されている。したがって、オットマン本体10を脚載せ位置に移動させることにより、この第3カバー体43が操作リンク21dに従動して展開し、側面部12,34間のうち操作リンク21d及びそのまわりの部分を被覆する。また、第3カバー体43は、図3に良く示されるように、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれた状態時には、第2カバー体42よりも内側の位置に配置され、他部材と干渉しない収納状態となる大きさ形状とされている。また、第3カバー体43は、下側の部分が内側に向けて折り曲げられた断面L字形状に形成されており、このL字の底面部分によってリンク機構21を底面側から被覆している。更に、上記底面部分には、操作リンク21dを板厚方向に挟み込む形に2本のリブ(図示省略)が形成されている。これにより、第3カバー体43の操作リンク21dに対する板厚方向への移動が規制されている。
すなわち、上記カバー部材40の各部は、互いに板厚方向に段違いに配置されており、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれることにより、相互の板面を重合させた畳込状態となって他部材との干渉を回避した状態でオットマン本体10の収納部15内に収納される。
また、サブカバー部材50は、図1に良く示されるように、オットマン本体10を脚載せ位置に移動させた状態で、第1カバー体41と第2カバー体42との間に形成される空間(隙間)を被覆可能な形状とされている。そして、図3に良く示されるように、サブカバー部材50は、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれた状態時には、第1カバー体41と第2カバー体42との間位置に配置され、他部材と干渉しない収納状態となる大きさ形状とされている。詳しくは、サブカバー部材50は以下のようにして収納位置に畳み込まれる。すなわち、オットマン本体10を収納位置に畳み込むべく操作リンク21dを後方に向けて回動駆動させると、離反位置にあるサブカバー部材50は、オットマン本体10が収納位置に向けて移動することにより、第1カバー体41の裏側面に当接する。更に、オットマン本体10が移動し第1カバー体41の裏側面がサブカバー部材50を押すことにより、ばね部材63を縮めていき、サブカバー部材50は第2カバー体42に重複する位置に収納される。
先ず、オットマン本体10が図2に示される収納位置に畳み込まれた状態で、リンク機構21の操作リンク21d(図1参照)を前方に向けて回動駆動させる。これにより、オットマン本体10は、図1に良く示されるように、リンク機構21が展開する動作に押動されて、シートクッション30の収納位置における起立姿勢から表側面14aを上方に向けた傾倒姿勢へと姿勢変化させながら、脚載せ位置へと分離移動する。そして、この動作に伴って、上面部11,33間に架け渡された表皮35が張出される。また、オットマン本体10やリンク機構21に取付けられたカバー部材40及びサブカバー部材50も従動し、リンク機構21と共に展開した位置に配置される。これにより、上面部11,33間及び側面部12,34間の空間がそれぞれ被覆された状態となる。
また、オットマン本体10を上記脚載せ位置から収納位置へと畳み込む場合には、同操作リンク21dを後方に向けて回動駆動させる。これにより、オットマン本体10は、リンク機構21と共に収納位置へと畳み込まれる。このとき、オットマン本体10は、離反位置にあるサブカバー部材50を第2カバー体42に向けて接近させる方向に押動しながら収納される。そして、オットマン本体10が収納位置に畳み込まれることにより、駆動部20、カバー部材40、及びサブカバー部材50が相互に板面を重合させて互いに干渉しない収納状態(図3参照)として、オットマン本体10の収納部15内に収納される。
先ず、サブカバー部材50が第2カバー体42に対して四節リンクを成す連結状態とされたものを示したが、例えば図5に示されるように、サブカバー部材51の一端側部位を駆動部20の支軸24に対して回動可能に連結し他端側部位をスライド機構70により第2カバー体44に対して板面方向にスライド移動可能に構成したものであってもよい。そして、サブカバー部材51と第2カバー体44とをばね部材71によって展開方向に附勢可能に連結することにより、実施例で示したようにサブカバー部材51を第2カバー体44から展開させることができる。しかし、この場合には、サブカバー部材51が第2カバー体44から部分的にしか離間移動しないため、被覆可能な領域が小さくなることに留意が必要である。
また、サブカバー部材50が第2カバー体42に対して図1に示される紙面内上方に離間移動するように構成したものを示したが、リンク機構の構成等、使用目的に応じてその他の方向に離間移動するようにしてもよい。また、サブカバー部材50は必ずしも第2カバー体42に連結されている必要はなく、使用目的に応じて他のカバー部材或いはカバー部材以外の部材から展開(離間移動)するように構成したものであってもよい。
10 オットマン本体
11 上面部
12 側面部
13 支持フレーム
14 ウレタンパッド
14a 表側面
14b 裏側面
15 収納部
20 駆動部
21 リンク機構
21a 主動リンク
21b 揺動リンク
21c 揺動リンク
21d 操作リンク
22,24 支軸
23 ベース部材
23a 取付部位
30 シートクッション
31 前面部分
32 収納部
33 上面部
34 側面部
35 表皮
40 カバー部材
41 第1カバー体
41a 前端部位
41b 側端部位
42,44 第2カバー体
43 第3カバー体
50,51 サブカバー部材
61 揺動リンク
62 揺動リンク
63 捩りばね部材(ばね部材)
70 スライド機構
71 ばね部材
Claims (2)
- シートクッションの前面部分に脚載せとなるオットマン本体が収納展開可能に配設されたオットマン装置であって、
前記オットマン本体は、前記シートクッションにリンク機構を介して連結され、該リンク機構の駆動により前記シートクッションの前面部分に畳み込まれた収納位置と該収納位置から前記シートクッションの前方側へと展開して着座乗員の脚載せとして機能可能な状態となる脚載せ位置との間で収納展開されるものとされ、
更に、前記オットマン本体は、前記シートクッションの上面部に被覆される表皮が該オットマン本体の上面部にもかかるように被覆されていることで該シートクッションの上面部との間に形成される隙間が被覆された状態とされており、
前記リンク機構には、前記オットマン本体を前記脚載せ位置へ移動させることで該オットマン本体と前記シートクッションの前部との間に形成される側方の隙間を被覆する複数の板材から成るカバー部材が設けられており、これら複数のカバー部材は、前記リンク機構が前記オットマン本体を前記収納位置に畳み込む動作に従動して互いの板面を重合させるように動かされて小さく収納されるが、前記リンク機構が展開する動作に従動して前記隙間を被覆するように互いの重合した状態から展開される構成とされ、
更に、前記リンク機構には、該リンク機構に対して四節リンクの連結により前記いずれかのカバー部材と板面を重合させた状態と該重合状態から展開して前記複数のカバー部材と共に前記隙間を被覆した状態とをとることができるサブカバー部材が設けられており、該サブカバー部材は前記各カバー部材が重合されるのに合わせて前記いずれかのカバー部材に重合され前記リンク機構が展開し前記各カバー部材が展開する動作によって附勢により前記いずれかのカバー部材との重合状態から展開するように作動することを特徴とするオットマン装置。 - 請求項1に記載のオットマン装置であって、
前記リンク機構は、一端が前記シートクッションの前面部分に回転可能にピン結合された主動リンクと、該主動リンクと前記オットマン本体との間に四節リンクを構成するように当該主動リンクと前記オットマン本体とにそれぞれ一端と他端とが回転可能にピン結合された二本の揺動リンクと、当該二本の揺動リンクのうちの一方と前記シートクッションの前面部分とをリンク連結しその回転により前記一方の揺動リンクを回転操作して前記リンク機構全体を回転作動させる操作リンクとを有し、該操作リンクはその一端が前記シートクッションの前面部分の前記主動リンクとの連結点よりも下方側の位置に回転可能にピン結合され、他端が前記一方の揺動リンクの前記主動リンクとの連結点よりも更にリンク長方向に延長して形成された部位に回転可能にピン結合され、前記オットマン本体を収納位置に畳み込んだ状態では前記シートクッションの前面部分に垂下した状態として前記リンク機構の各リンクと共に前記各カバー部材及び前記サブカバー部材を前記オットマン本体に形成された収納部内に畳んだ状態に保持し、駆動により前記シートクッションの前面部分から前方側へ起こし上げられることにより前記両揺動リンクをその回転方向とは逆方向に回転させて前記オットマン本体を前記脚載せ位置へと押送することを特徴とするオットマン装置。
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