JP6927543B2 - 移動式トイレ - Google Patents

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本発明は、移動可能な移動式トイレに関し、特に肘掛け装置付きの移動式トイレに関する。
特許文献1には、据え付け型のトイレ用の肘掛け装置が開示されている。肘掛け装置は、移動式になっており、必要に応じて据え付け型のトイレに設置される。肘掛け装置には、前かがみ支持部が設けられている。非使用時の前かがみ支持部は、肘掛け装置の片側の肘掛けの前端部から垂れ下げられている。使用時の前かがみ支持部は、左右の肘掛けの前端部どうし間に架け渡される。
特許文献2には、トイレ本体に肘掛けを一体に設けた移動式トイレが開示されている。肘掛けには前かがみ支持部が設けられている。非使用時の前かがみ支持部は、肘掛けの前端部から垂れ下げられている。使用時の前かがみ支持部は、左右の肘掛けの前端部どうし間に架け渡される。
特開2000−333885号公報 特開2006−122662号公報
例えば歩行困難な要介護者等のためのトイレとしては、移動式が適しており、更に肘掛けが付いていることが望ましい。
一方、特許文献1の肘掛け装置を移動式トイレに適用した場合、移動式トイレの移動時に、別途、肘掛け装置をも移動操作する必要があり、手間がかかる。更には、移動式トイレとは別に肘掛け装置の設置スペースを確保する必要がある。
特許文献2の肘掛け一体型移動式トイレは、収納位置の前かがみ支持部が肘掛けの前端部から垂れ下げられているために、使用者が移乗する際、足に引っ掛かる等、移乗の妨げになるおそれがある。この点は、特許文献1の肘掛け装置においても同様である。
本発明は、かかる事情に鑑み、肘掛け一体型移動式トイレにおいて、前かがみ支持部が移乗動作の妨げになるのを防止することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る移動式トイレは、
便座を有するトイレ本体と、
前記トイレ本体の便座を挟んで左右両側に設けられた一対の肘掛けと、
を備え、前記各肘掛けが、前後に延びる肘掛け本体と、前記肘掛け本体の前端部に連なるとともに収納位置と展開位置との間を変位可能な前かがみ支持部とを含み、
前記収納位置のときの前かがみ支持部は、前記肘掛け本体に重ねられ、
前記展開位置のときの前かがみ支持部は、前記肘掛け本体から他方の肘掛け側へ延び出ていることを特徴とする。
当該移動式トイレによれば、トイレ本体と肘掛けとを一体的に移動させることができる。移動式トイレとは別に肘掛け装置の設置スペースを確保する必要がない。
収納位置の前かがみ支持部は肘掛け本体に重ねられるために、使用者が移乗する際に足などが前かがみ支持部に引っ掛かるおそれがなく、前かがみ支持部が移乗の邪魔になるのを防止できる。かつ、移動式トイレをコンパクトにできる。
前記展開位置のときの前かがみ支持部が、前記肘掛け本体から斜め前方へ突出されていることが好ましい。これによって、前記展開位置のときの一対の前かがみ支持部どうしが先端に向かうにしたがって互いに接近される。そうすることで、使用者が前かがみになったときに前かがみ支持部を掴みやすくすることができる。
前記展開位置のときの一対の前かがみ支持部の先端どうし間の間隔が、200mm以下であることが好ましい。
これによって、前かがみ姿勢の使用者の体が、一対の前かがみ支持部の先端どうし間を通り抜けるのを防止できる。
前記前かがみ支持部が、前記肘掛け本体の幅方向の外側へ向かって前方へ傾斜された水平な回転軸を介して、前記肘掛け本体に回転可能に連結されていることが好ましい。
これによって、収納位置のときの前かがみ支持部が肘掛け本体と重なるようにでき、かつ展開位置のときの前かがみ支持部が肘掛け本体から斜め前方へ突出されるようにできる。回転軸を水平にすることで、展開位置のときの前かがみ支持部が前方へ回転するのを阻止でき、前かがみ姿勢の使用者を確実に支えることができる。
前記前かがみ支持部が、鉛直な回転軸を介して前記肘掛け本体に回転可能に連結されていてもよい。
前かがみ支持部は、回転展開式に限られず、スライド展開式であってもよい。前記前かがみ支持部が、スライド機構を介して前記肘掛け本体に対して前後へスライド可能に連結されていてもよい。前かがみ支持部を後方へスライドさせることで収納位置にすることができ、前方へスライドさせることで展開位置にすることができる。
る。
前記肘掛け本体及び前かがみ支持部が、前方へ向かって他方の肘掛け側へ近づく湾曲軸線に沿って湾曲され、前記スライド機構が、前記前かがみ支持部を前後スライドに伴って前記湾曲軸線に沿うように回転させるようになっていてもよい。これによって、前かがみ支持部を、前方へスライドさせるにしたがって他方の肘掛け側へより大きく傾けることができる。更には、展開位置のときの一対の肘掛けの前かがみ支持部の先端どうしを確実に接近させることができる。
前記各肘掛けが、高さ調節機構によって高さ調節可能であることが好ましい。
移乗時には肘掛けを低くすることで、一層容易に移乗できる。トイレ使用時には、肘掛けを高くすることで、肘を載せ易くできる。
前記各肘掛けが、上下へ伸縮可能な支柱によって支持されていてもよい。支柱を伸縮させることによって、肘掛けを高さ調節することができる。
前記肘掛けひいては前記前かがみ支持部の下限高さが、前記便座と同等の高さであることが好ましい。
移乗時には下限高さにすることで、肘掛けひいては前かがみ支持部が移乗の妨げになるのを一層確実に防止できる。
前記下限高さにおける肘掛けが、前記トイレ本体における前記便座の側方の上面に配置されることが好ましい。
この場合、肘掛けを下限高さとし、かつ前かがみ支持部を収納位置にすることによって、前かがみ支持部をも前記トイレ本体における前記便座の側方上に配置できる。これによって、移動式トイレを一層コンパクトにできる。
本発明の移動式トイレによれば、前かがみ支持部を収納位置にしておくことによって、前かがみ支持部が移乗の邪魔になるのを防止できる。かつ、移動式トイレをコンパクトにできる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る移動式トイレを、蓋を開け、かつ前かがみ支持部を収納位置にして示す平面図である。 図1(b)は、前記移動式トイレを、前かがみ支持部を展開位置にして示す平面図である。 図2(a)は、前記移動式トイレの一部を、肘掛けを下限高さにし、かつ前かがみ支持部を収納位置にして示す側面図であり、上限高さの肘掛けを二点鎖線にして付加する。 図2(b)は、前記移動式トイレの一部を、肘掛けを上限高さにし、かつ前かがみ支持部を展開位置にして、使用者の使用状態で示す側面図である。 図3(a)は、前記移動式トイレを、肘掛けを下限高さとし、かつ前かがみ支持部を収納位置にして示す斜視図である。 図3(b)は、前記移動式トイレを、肘掛けを上限高さとし、かつ前かがみ支持部を展開位置にして示す斜視図である。 図4は、前かがみ支持部を展開位置にした、下限高さにおける右側の肘掛けの斜視図である。 図5は、図4の肘掛けの平面図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿う、前記肘掛けの側面図である。 図7(a)は、図5のVII−V線IIに沿う、前記肘掛けの側面断面図である。図7(b)は、同図(a)において、ロック操作レバーを解除位置にした状態の肘掛けの側面断面図である。 図8(a)は、前記肘掛けを上限高さにした側面断面図である。図8(b)は、同図(a)において、ロック操作レバーを解除位置にした状態の肘掛けの側面断面図である。 図9(a)は、本発明の第2実施形態に係る移動式トイレを、蓋を開け、かつ前かがみ支持部を収納位置にして示す平面図である。 図9(b)は、前記第2実施形態に係る移動式トイレを、前かがみ支持部を展開位置にして示す平面図である。 図10は、前記第2実施形態に係る移動式トイレの斜視図である。 図11(a)は、本発明の第3実施形態に係る移動式トイレを、前かがみ支持部を収納位置にして示す平面図である。 図11(b)は、前記第3実施形態に係る移動式トイレを、前かがみ支持部を展開位置にして示す平面図である。 図12は、前記移動式トイレを、肘掛けを下限高さとし、かつ前かがみ支持部を展開位置にして示す斜視図である。 図13(a)は、前かがみ支持部を収納位置にした肘掛けの斜視図である。 図13(b)は、前かがみ支持部を展開位置にした肘掛けの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図8は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1〜図3に示すように、移動式トイレ1は、トイレ本体10と、肘掛け装置20を備えている。トイレ本体10は、箱状の本体部11と、洋式の便座12を有している。本体部11の中央部に便座12が設けられている。便座12には温水洗浄機構13が組み込まれている。便座12の後部に蓋14が設けられている、
図3に示すように、本体部11の底部にはキャスタ15が設けられている。かつ、本体部11の後部には、手押しハンドル16が設けられている。手押しハンドル16を押して、移動式トイレ1を移動させることができる。
図3に示すように、移動式トイレ1には、肘掛け装置20が組み込まれている。図3(b)に示すように、肘掛け装置20は、一対の肘掛け21と、各肘掛け21に対応する支柱30を有している。一対の肘掛け21は、トイレ本体10の便座12を挟んで左右両側に設けられている。左右の肘掛け21は、互いに対称構造になっている。
以下、左右の肘掛け21を互いに区別するときは、左側の肘掛け21及びその構成要素には符号に「L」を付し、右側の肘掛け21及びその構成要素には符号に「R」を付す。
図1に示すように、左右の各肘掛け21は、肘掛け本体22と、前かがみ支持部23を含む。肘掛け本体22は、前後(図1において上下)に延びている。肘掛け本体22の前側部に前かがみ支持部23が設けられている。肘掛け本体22と前かがみ支持部23の間には回転軸24が設けられている。前かがみ支持部23が、回転軸24を介して肘掛け本体22の前端部(図1において下端部)に回転可能に連結されている。回転軸24は、水平をなし、かつ肘掛け本体22の幅方向(左右方向)の外側へ向かって前方へ傾斜されている。これによって、前かがみ支持部23が、収納位置(図1(a))と、展開位置(図1(b))との間を変位可能である。左右の前かがみ支持部23L,23Rは、互いに別個に変位可能である。
図1(a)に示すように、収納位置における前かがみ支持部23は、肘掛け本体22とて平行になっている。図2(a)に示すように、収納位置における前かがみ支持部23が、肘掛け本体22の上面に重ねられている。
図1(b)及び図3(b)に示すように、展開位置における各前かがみ支持部23は、肘掛け本体22から他方の肘掛け21側へ延びている。詳しくは、肘掛け本体22の前端部から肘掛け本体22の延び方向に対して斜め前方へ水平に突出されている。図5に示すように、肘掛け本体22に対する展開位置の前かがみ支持部23の角度θは、θ=120°〜150°程度が好ましい。
図2(b)に示すように、肘掛け本体22の前端部には、回転ストッパ22sが設けられている。回転ストッパ22sによって、展開位置の前かがみ支持部23が水平状態から下側へ傾くように回転されるのが阻止されている。
図1(b)に示すように、展開位置における左右の前かがみ支持部23L,23Rどうしが、便座12の前方において先端に向かうにしたがって互いに接近されている。これら前かがみ支持部23L,23Rの先端どうし間の間隔D23は、好ましくはD23=200mm以下である。
図3に示すように、肘掛け21は、支柱30によって支持されている。支柱30は、トイレ本体部11における便座12の左右側方部に配置されている。好ましくは、支柱30は、トイレ本体部11における左右の外側面と便座12との間に配置されている。
図4及び図6に示すように、支柱30は、下支柱部材31と、上支柱部材32を含み、上下に延びている。下支柱部材31は、例えば四角形の筒形状に形成され、本体部11内に固定されている。上支柱部材32は、下支柱部材31より小断面の四角形の筒形状に形成され、下支柱部材31内に昇降可能に挿入されている。上支柱部材32の上端部は、下支柱部材31から上へ突出されている。図7及び図8に示すように、上支柱部材32の昇降によって、支柱30が上下へ伸縮可能になっている。
図6に示すように、肘掛け本体22が、上支柱部材32と直交し、かつ上支柱部材32の上端部に固定されている。
図7及び図8に示すように、支柱30には、高さ調節機構40が組み込まれている。高さ調節機構40によって、支柱30ひいては肘掛け21が高さ調節可能になっている。
図2(a)の実線及び図3(a)に示すように、下限高さにおける肘掛け21は、本体部11の上面に近接することで、便座12と同等の高さに配置されている。ひいては、前かがみ支持部23の高さが、便座12と同等の高さになっている。
更に、下限高さにおける肘掛け21は、トイレ本体部11における便座12の側方の上面に配置されている。ひいては、収納位置の前かがみ支持部23が、トイレ本体部11における便座12の側方上に配置されている。
図2(b)及び図3(b)に示すように、上限高さにおける肘掛け21は、前記下限高さでの位置よりも上方へ離れ、便座12に着座した使用者が肘を載せるのに適した高さに配置されている。左右の肘掛け21L,21Rは、互いに別個に高さ調節可能である。
図7に示すように、高さ調節機構40は、ロック操作レバー41と、カムロック機構42を含む。肘掛け本体22には、ロック操作レバー41が設けられている。ロック操作レバー41は、肘掛け本体22に対して平常位置(図7(a))と解除位置(図7(b))との間で回転可能になっている。ロック操作レバー41の回転軸は、肘掛け本体22の幅方向(図7(a)において紙面と直交する方向)へ向けられている。
図7(a)に示すように、平常位置におけるロック操作レバー41は、肘掛け本体22の下面から突出されている。
図7(b)に示すように、解除位置におけるロック操作レバー41は、肘掛け本体22の内部に収容される。
肘掛け本体22の内部にコイルバネ43(付勢手段)が設けられている。バネ43は、ロック操作レバー41を押し下げることで平常位置へ付勢している。
上支柱部材32内の底部にカムロック機構42が設けられている。カムロック機構42は、昇降カム44と、カムブロック46を含む。昇降カム44は、上位置と下位置との間で昇降可能になっている。昇降カム44の下面にカム面44cが形成されている。
ロック操作レバー41と昇降カム44とが、連繋ロッド45を介して連繋されている。連繋ロッド45は、上支柱部材32内において上下に延びている。連繋ロッド45の上端部がロック操作レバー41と連結されている。連繋ロッド45の下端部には昇降カム44が連結されている。
図7(a)に示すように、ロック操作レバー41が平常位置のときは、昇降カム44が上位置に在る。
図7(b)に示すように、ロック操作レバー41を解除位置にすると、連繋ロッド45が押し下げられ、昇降カム44が下位置に配置される。
解除位置のロック操作レバー41を離すと、ロック操作レバー41がバネ43によって平常位置に復帰されることで、連繋ロッド45が引き上げられ、昇降カム44が上位置に戻される。
上支柱部材32の底板と昇降カム44との間に、カムブロック46が設けられている。カムブロック46の上面の角部にカム面46cが形成されている。カム面44c,46cどうしが当接されている。
カムブロック46は、前後(図7(a)において左右)にスライド可能になっている。カムブロック46の背部(図7(a)において右側)にはコイルバネ48(付勢手段)が設けられている。バネ48によってカムブロック46が前方へ付勢されている。
カムブロック46にロックピン47が設けられている。ロックピン47の前端部が、カムブロック46から前方へ突出されている。
下支柱部材31には、ピン穴31c,31dが形成されている。ピン穴31c,31dは、下支柱部材31の前側の壁31aを貫通している。下位置ピン穴31cは、下支柱部材31の下側部に配置されている。上位置ピン穴31dは、下支柱部材31の上側部に配置されている。
図7(a)に示すように、肘掛け21ひいては上支柱部材32が下限高さのときは、ロックピン47が下位置ピン穴31cに嵌っている。図8(a)に示すように、肘掛け21ひいては上支柱部材32が上限高さのときは、ロックピン47が上位置ピン穴31dに嵌っている。ロックピン47が何れか1つのピン穴31c,31dに嵌ることで、上支柱部材32が昇降不能となり、支柱30の高さが保持される。
移動式トイレ1は、例えば、次のようにして使用される。
移動式トイレ1は、歩行困難な要介護者A(図2(b))等の使用に適している。介護者が、手押しハンドル16を持って移動式トイレ1を移動させることで、移動式トイレ1を要介護者の居るベッド等の近くに配置する。移動式トイレ1によれば、トイレ本体10と肘掛け21とを一体的に移動させることができ、効率的である。また、肘掛け装置20の設置スペースを、移動式トイレ1とは別に確保する必要がない。
そして、要介護者A(使用者)が移動式トイレ1へ移乗する。必要に応じて介護者が要介護者Aを介助する。
好ましくは、移乗に際して、肘掛け21を下限高さにし、かつ前かがみ支持部23を収納位置にしておく。これによって、肘掛け装置20が移乗の妨げになるのを防止でき、移乗を容易化できる。特に、下限高さにおける肘掛け21ひいては前かがみ支持部23は、便座12と同等の高さに配置されているから、移乗の妨げになるのを確実に防止できる。更に、収納位置の前かがみ支持部23は肘掛け本体22に重ねられているために、移乗時、要介護者や介護者の足が前かがみ支持部23に引っ掛かるおそれがない。
移動式トイレ1の左側から移乗するときは、左側の肘掛け21Lだけを下限高さにし、右側の肘掛け21Rは上限高さにしておいてもよい。移動式トイレ1の右側から移乗するときは、右側の肘掛け21Rだけを下限高さにし、左側の肘掛け21Lは上限高さにしておいてもよい。
前かがみ支持部23L,23Rについては、左右何れ側から移乗するかに拘わらず、両方とも収納位置にしておくことが好ましい。これによって、便座12の前方を広く開放させ、移乗しやすくできる。
便座12に着座後、左右両側の肘掛け21を高くする。
詳しくは、図7(b)に示すように、ロック操作レバー41を押し上げて解除位置にする。すると、ロック操作レバー41と連動して、連繋ロッド45が上支柱部材32に対して下降し、昇降カム44が下位置に変位される。このとき、カム面44c,46cどうしのカム作用によって、カムブロック46が後退する。これに伴って、ロックピン47が下位置ピン穴31cから外れる。これによって、上支柱部材32の昇降が許容される。
続いて、肘掛け21を引き上げる。肘掛け21と一緒に上支柱部材32が上昇される。ひいては、カムロック機構42が上昇される。
図8(b)に示すように、肘掛け21を上限高さまで引き上げたとき、ロックピン47と上位置ピン穴31dとの高さが一致する。ここで、ロック操作レバー41から手を離すと、図8(a)に示すように、バネ43の付勢によってロック操作レバー41が平常位置に戻される。かつ、連繋ロッド45を介して昇降カム44が上位置に位置される。更に、バネ48の付勢によってカムブロック46が前方へスライドされ、ロックピン47が上位置ピン穴31dに嵌る。これによって、上支柱部材32が昇降不能となり、肘掛け21が上限高さに保持される。
なお、肘掛け21を下限高さから上限高さへ移動させる途中で、ロック操作レバー41から手を離しておいてもよい。すると、バネ48の付勢によってカムブロック46が前方へ押され、ロックピン47が下支柱部材31の壁31aにおける下位置ピン穴31cと上位置ピン穴31dとの間の内面に突き当たる。そして、ロックピン47と上位置ピン穴31dとの高さが一致したとき(図8(b))、バネ48の付勢によってカムブロック46が更に前方へ押し動かされ、ロックピン47が上位置ピン穴31dに嵌る(図8(a))。したがって、肘掛け21を意識して高さ合わせしなくても、上限高さで止めることができる。
図2(b)に示すように、肘掛け21を高くすることによって、要介護者等の使用者Aが肘を肘掛け21に載せて体重を支えることができる。
更に、前かがみ支持部23を前方へ回転させて展開位置にする。これによって、使用者Aが前かがみになるときは、展開位置の前かがみ支持部23を掴むことで体重を支えることができる。ひいては、排泄に適した姿勢になることができる。
展開位置の前かがみ支持部23が肘掛け本体22に対して斜め前方へ突出されることによって、前かがみ姿勢の使用者が前かがみ支持部23を掴み易くすることができる。
展開位置の左右の前かがみ支持部23L,23Rの先端どうし間の間隔を200mm以下とすることによって、前かがみ姿勢の使用者の体が前かがみ支持部23L,23Rの先端どうし間を通り抜けるのを防止できる。
更に、回転軸24が水平であるから、前かがみ支持部23が前方へ回転するのを阻止できる。よって、前かがみ姿勢の使用者を確実に支えることができる。
移動式トイレ1の使用後は、左右の前かがみ支持部23L,23Rを収納位置に戻す。前かがみ支持部23を後方へ180度回転させることで、簡単に収納位置にすることができる。
更に、肘掛け21を下限高さにする。詳しくは、図8(b)に示すように、ロック操作レバー41を押し上げて解除位置にする。すると、ロック操作レバー41と連動して、連繋ロッド45が上支柱部材32に対して下降し、昇降カム44が下位置に変位される。このとき、カム面44c,46cどうしのカム作用によって、カムブロック46が後退する。これに伴って、ロックピン47が上位置ピン穴31dから外れる。これによって、上支柱部材32の昇降が許容される。
続いて、肘掛け21を押し下げる。肘掛け21と一緒に上支柱部材32が下降される。ひいては、カムロック機構42が下降される。このとき、ロック操作レバー41から手を離しておいてもよい。すると、バネ48の付勢によってカムブロック46が前方へ押されることで、ロックピン47が、下支柱部材31の壁31aにおける下位置ピン穴31cと上位置ピン穴31dとの間の内面に突き当たる。
図7(b)に示すように、肘掛け21を下限高さまで押し下げたとき、ロックピン47と下位置ピン穴31cとの高さが一致する。この時、図7(a)に示すように、バネ48の付勢によってカムブロック46が更に前方へ押し動かされ、ロックピン47が下位置ピン穴31cに嵌る。これによって、上支柱部材32が昇降不能となり、肘掛け21が下限高さに保持される。ロック操作レバー41は、バネ43によって平常位置に戻され、かつ昇降カム44は上位置に位置される。
そして、移動式トイレ1からベッド等の元の場所へ移乗する。肘掛け21を下限高さとし、かつ前かがみ支持部23を収納位置としておくことで、移乗を容易化できる。特に、下限高さにおける肘掛け21は、便座12と同等の高さになるから、移乗の妨げになるのを確実に防止できる。更に、要介護者や介護者の足が前かがみ支持部23に引っ掛かるおそれがない。
移乗先が移動式トイレ1の左側に在るときは、左側の肘掛け21Lだけを下限高さにし、右側の肘掛け21Rは上限高さのままにしておいてもよい。移乗先が移動式トイレ1の右側に在るときは、右側の肘掛け21Rだけを下限高さにし、左側の肘掛け21Lは上限高さのままにしておいてもよい。
少なくとも移乗先が在る側の肘掛け21を下限高さとし、かつ前かがみ支持部23を収納位置とすることで、移動式トイレ1からの移乗を容易化できる。
移動式トイレ1の保管時は、前かがみ支持部23を肘掛け本体22に重ねて収納位置にすることで、移動式トイレ1をコンパクトにできる。更に、肘掛け21を下限高さにすることで、肘掛け21ひいては前かがみ支持部23が、トイレ本体部11における便座12の側方上に配置される。これによって、移動式トイレ1を一層コンパクトにできる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を簡略化する。
<第2実施形態>
図9〜図10は、本発明の第2実施形態を示したものである。図10に示すように、第2実施形態の肘掛け装置20Bにおいては、肘掛け本体22に段差22dが形成されている。肘掛け本体22における段差22dより前側の部分は薄肉部22aとなり、段差22dより後側の部分は厚肉部22bとなっている。
薄肉部22aの前端部に前かがみ支持部23が連結されている。第2実施形態の回転軸24Bは、鉛直をなしている。前かがみ支持部23は、鉛直な回転軸24Bまわりに収納位置(図9(a))と展開位置(図9(b))との間で回転可能になっている。
図9(a)及び図10に示すように、収納位置における前かがみ支持部23は、薄肉部22a上に重ねられている。かつ、前かがみ支持部23の上面は、厚肉部22の上面とほぼ面一になっている。
図9(b)に示すように、展開位置における前かがみ支持部23の角度は、第1実施形態と同様である。
図示は省略するが、肘掛け本体22の前端部には、前かがみ支持部23が前記展開位置の角度よりも更に前方へ回転するのを阻止するストッパが設けられている。
<第3実施形態>
図11〜図13は、本発明の第3実施形態を示したものである。図11(a)及び(b)に示すように、第3実施形態の肘掛け装置20Cにおいては、前かがみ支持部23がスライド展開式になっている。図13(a)及び(b)に示すように、各肘掛け21の肘掛け本体22と前かがみ支持部23との間には、スライド機構25が設けられている。スライド機構25を介して、前かがみ支持部23が、肘掛け本体22に対して前後へスライド可能になっている。
スライド機構25は、ガイド溝25aと、スライド係止部25bを含む。肘掛け本体22にガイド溝25aが形成されている。前かがみ支持部23にスライド係止部25bが形成されている。
詳しくは、肘掛け本体22の前側部分は薄肉部22aとなっており、薄肉部22aの上面にガイド溝25aが凹設されている。ガイド溝25aは、肘掛け本体22の長手方向に沿って前後へ延びている。ガイド溝25aの断面は、例えば逆さT字状になっているが、これに限定されるものではない。
スライド係止部25bは、前かがみ支持部23の底面から突出されるとともに前かがみ支持部23の長手方向に沿って前後へ延びている。スライド係止部25bの断面は、例えば逆さT字状になっているが、これに限定されるものではない。スライド係止部25bが、ガイド溝25aに前後スライド可能かつ上方へ引き抜き不能に嵌合されている。ひいては、前かがみ支持部23が、スライド方向の後端の収納位置と、スライド方向の前端の展開位置との間でスライド(変位)される。
図11(a)及び図13(a)に示すように、収納位置のときの前かがみ支持部23は、肘掛け本体22の薄肉部22aに重ねられ、かつ後端部が段差22dに突き当たっている。
図11(b)、図12及び図13(b)に示すように、展開位置のときの前かがみ支持部23は、肘掛け本体22から前方へ突出されている。
更に、各肘掛け21(肘掛け本体22及び前かがみ支持部23)は、前方へ向かって他方の肘掛け21側へ近づく湾曲軸線L21に沿って円弧状に湾曲されている。ひいては、ガイド溝25a及びスライド係止部25bが、湾曲軸線L21に沿って円弧状に湾曲されている。この湾曲によって、前かがみ支持部23が、前後スライドに伴って湾曲軸線L21に沿うように回転される。言い換えると、スライド機構25は、前かがみ支持部23をスライドに伴って回転させる回転カム機構を含んでいる。
図11に示すように、左右の前かがみ支持部23,23どうしは、展開位置のときだけでなく収納位置においても先端に向かうにしたがって互いに接近されている。かつ、各前かがみ支持部23は、前方へスライドされるにしたがって、より大きく他方の肘掛け21側へ傾けられる。これによって、展開位置における左右の前かがみ支持部23,23の先端どうしを確実に接近させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、収納位置における前かがみ支持部23は、肘掛け本体22の下側に重ねられていてもよい。肘掛け本体22の内部に収納スペースが設けられ、収納位置における前かがみ支持部23が、前記収納スペースに収納されることで肘掛け本体22と重ねられるようにしてもよい。
高さ調節機構30の構造は適宜改変できる。高さ調節機構30が電動式であってもよい。高さ調節機構30を省略してもよい。
肘掛け21が、下限高さと上限高さの2位置だけでなく、1又は複数の中間高さでも保持可能であってもよい。肘掛け21が、下限高さと上限高さの間の任意の高さで保持可能であってもよい。
前かがみ支持部23の展開、収納が電動式であってもよい。
第1実施形態(図1〜図8)又は第2実施形態(図9〜図10)において、肘掛け21(肘掛け本体22及び前かがみ支持部23)が湾曲されていてもよい。
第3実施形態(図11〜図13)において、肘掛け本体22にスライド係止部25bが設けられ、前かがみ支持部23にガイド溝25aが設けられていてもよい。第3実施形態において、肘掛け21(肘掛け本体22及び前かがみ支持部23)ひいてはガイド溝25a及びスライド係止部25bが、直線状であり、かつ前方へ向かって他方の肘掛け21側へ傾斜されていてもよい。
本発明は、例えば移動式トイレに適用できる。
1 移動式トイレ
10 トイレ本体
11 本体部
12 便座
13 温水洗浄機構
14 蓋
15 キャスタ
16 手押しハンドル
20,20B,20C 肘掛け装置
21 肘掛け
22 肘掛け本体
22a 薄肉部
22b 厚肉部
22d 段差
22s 回転ストッパ
23 前かがみ支持部
24,24B 回転軸
25 スライド機構
25a ガイド溝
25b スライド係止部
30 支柱
31 下支柱部材
31a 前壁
31c 下位置ピン穴
31d 上位置ピン穴
32 上支柱部材
40 高さ調節機構
41 ロック操作レバー
42 カムロック機構
43 バネ
44 昇降カム
44c カム面
45 連繋ロッド
46 カムブロック
46c カム面
47 ロックピン
48 バネ
21 湾曲軸線

Claims (6)

  1. 便座を有するトイレ本体と、
    前記トイレ本体の便座を挟んで左右両側に設けられた一対の肘掛けと、
    を備え、前記各肘掛けが、前後に延びる肘掛け本体と、前記肘掛け本体の前端部に連なるとともに収納位置と展開位置との間を変位可能な前かがみ支持部とを含み、
    前記収納位置のときの前かがみ支持部は、前記肘掛け本体に重ねられ、
    前記展開位置のときの前かがみ支持部は、前記肘掛け本体から他方の肘掛け側へ延び出ており、前記前かがみ支持部が、前記肘掛け本体の幅方向の外側へ向かって前方へ傾斜された水平な回転軸を介して、前記肘掛け本体に回転可能に連結されていることを特徴とする移動式トイレ。
  2. 前記展開位置のときの前かがみ支持部が、前記肘掛け本体から斜め前方へ突出されていることを特徴とする請求項1に記載の移動式トイレ。
  3. 前記展開位置のときの一対の前かがみ支持部の先端どうし間の間隔が、200mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式トイレ。
  4. 前記各肘掛けが、高さ調節機構によって高さ調節可能であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の移動式トイレ。
  5. 前記肘掛けひいては前記前かがみ支持部の下限高さが、前記便座と同等の高さであることを特徴とする請求項に記載の移動式トイレ。
  6. 前記下限高さにおける肘掛けが、前記トイレ本体における前記便座の側方の上面に配置されることを特徴とする請求項に記載の移動式トイレ。
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