JP4857908B2 - 自動車の荷室構造 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、フック部を使用状態に回動させると、その第1係止部は荷室に突出してボードを支持する使用状態となり、第2係止部は荷室に面して露出する。
上記構成によれば、上述のボードで荷室を上下方向に仕切ることができ、荷室使用時の利便性が向上する。また上述のボードをフック装置で支持させ、該ボードを車体後部フロア上方に配設する態様と、ボードをフック装置で支持させることなく、該ボードを車体後部フロア上面に載せる態様とが選択できるので、搭載する荷物の大きさに対応して荷室使用時の利便性を確保することができる。
上記構成によれば、ボードの高さが前倒し時のシートバックの高さと略一致するので、倒伏させたシートバックと荷室フロアとの間の段差を解消することができ、前後方向に連続し、かつ、フラットな荷室を確保することができる。
上記構成によれば、ホイールハウス後部のフロア部も上記ボードにて覆うことができ、該ボードにより荷室の平坦性向上を図ることができる。この場合、上記ボードの後端部をフック装置にて支持するので、ホイールハウス後部のフロア部まで及ぶボード形状であっても、該ボードを安定して支持することができる。
上記構成によれば、1つのフック部の回動と連動して他のフック部が回動するので、フック装置に対するボードの載置、取外し作業を容易に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記凹部にはフック部を回動可能に支持する支持部材を設け、上記フック部にはその使用状態時において上記支持部材に当接するストッパ部が設けられたものである。
上記構成によれば、上述のストッパ部が支持部材に当接することで、フック部を使用状態に保持することができ、かつ、ストッパ部と支持部材との当接構造により、ボードおよび該ボード上の荷物の荷重を確実に受け止めることができる。
(実施例1)
図1〜図8は自動車の荷室構造の実施例を示し、図1において、フロアパネル1の後部にはキックアアップ部2の縦壁部3およびキックアップフロア部4を形成している。
ここで、上述のフロントシート14およびリヤシート18は左右一対のシート14,14、18,18を車幅方向に並設したもので、上述のリヤシート18の後方の荷室フロア5の上方には後部荷室20が形成されており、この後部荷室20の後方に形成された後部荷室開口21をリヤゲート22によって開閉可能に覆うように構成している。一方、上述のシートバック16と、後部荷室開口21を有する車室後壁部としてのリヤエンドパネル7との間の荷室フロア5(車体後部フロア)には、該リヤエンドパネル7を後端部とする荷室凹部23が形成されている。
図2は図1の要部拡大背面図、図3は自動車の荷室構造を示す斜視図であって、図3に示すように、上述の荷室フロア5は、左右のホイールハウス34,35の後部と、車室後壁部としてのリヤエンドパネル7との間で前後方向に延在するフロア部5a,5bを有するものである。
そして、上述のボード40を、シートクッション15上に倒伏させたシートバック16の高さと略一致する高さにおいて水平に支持する複数のフック装置41・・・を設けている。
これら合計4個のフック装置41の構造はそれぞれ同一であるから、以下、左側のホイールハウス34に設けられるフック装置41の構造について詳述する。
この支持ブラケット45は、図5に示すように、上下の取付け片45a,45bと、これら上下の取付け片45a,45bの近接側端部から凹部42aの底片長さに相当して荷室20側へ突出形成された上下の支持片45c,45dと、支持片45c,45dの突出側に形成された軸受部45eとを有し、これら各要素45a〜45eを一体形成した剛性部材である。
図7と同一の部分には同一符号を付している。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
図2、図3に示すように、複数のフック装置41の各フック部49を、その第1係止部46が荷室20内に水平に突出する使用状態に回動すると、これら各フック部49の第1係止部46上にボード40を載置して、荷室20を上下方向に仕切ることができる。
この構成によれば、フック部49を使用状態に回動させると、その第1係止部46は荷室20に突出してボード40を支持する使用状態となり、第2係止部47は荷室20に面して露出する。
この構成によれば、上述のボード40で荷室20を上下方向に仕切ることができ、荷室使用時の利便性が向上する。また、上述のボード40をフック装置41で支持させ、該ボード40を車体後部フロア(荷室フロア5)上方に配設する態様と、ボード40をフック装置41で支持させることなく、該ボード40を車体後部フロア(荷室フロア5)上面に載せる態様とが選択できるので、搭載する荷物の大きさに対応して荷室使用時の利便性を確保することができる。
この構成によれば、ボード40の高さが前倒し時のシートバック16の高さと略一致するので、倒伏させたシートバック16と荷室フロア5との間の段差を解消することができ、前後方向に連続し、かつ、フラットで広い荷室を確保することができる。
この構成によれば、ホイールハウス34,35後部のフロア部5a,5bも上記ボード40にて覆うことができ、該ボード40により荷室20の平坦性向上を図ることができる。この場合、上記ボード40の後端部をフック装置41にて支持するので、ホイールハウス34,35後部のフロア部5a,5bまで及ぶボード形状であっても、該ボード40を安定して支持することができる。
この構成によれば、1つのフック部49の回動と連動して他のフック部49が回動するので、フック装置41に対するボード40の載置、取外し作業を容易に行なうことができる。
この構成によれば、上述のストッパ部(連結部48)が支持部材(支持ブラケット45)に当接することで、フック部49を使用状態に保持することができ、かつ、ストッパ部(連結部48)と支持部材(支持ブラケット45)との当接構造により、ボード40および該ボード40上の荷物の荷重を確実に受け止めることができる。
図10〜図12は自動車の荷室構造の他の実施例を示すものである。
図10〜図12に示すこの実施例においては、ホイールハウス34の縦壁部と、トリム部材42との間に、凹部60fを有するボックス形状の支持ブラケット60を設け、ボルト43、ナット44等の取付け部材を用いて、該支持ブラケット60をホイールハウス34に取付けている。
この発明の軸支部は、実施例の支軸51に対応し、
以下同様に、
車室後壁部は、リヤエンドパネル7に対応し、
車体後部フロアは、荷室フロア5に対応し、
車幅方向左右壁部は、左右のホイールハウス34,35の縦壁部に対応し、
連動部材は、ケーブル52に対応し、
支持部材は、支持ブラケット45に対応し、
ストッパ部は、連結部48、ストッパピン65に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
5a,5b…フロア部
7…リヤエンドパネル(車室後壁部)
15…シートクッション
16…シートバック
20…荷室
21…後部荷室開口
23…荷室凹部
34,35…ホイールハウス
40…ボード
41…フック装置
42a,60f…凹部
45,60…支持ブラケット(支持部材)
46…第1係止部
47…第2係止部
48…連結部(ストッパ部)
49…フック部
51…支軸(軸支部)
52…ケーブル(連動部材)
65…ストッパピン(ストッパ部)
Claims (6)
- 荷室の内壁部に配置されるフック装置を備えた自動車の荷室構造であって、
上記フック装置は、第1係止部と第2係止部とを備えたフック部と、
該フック部を各係止部間で軸支する軸支部とを備え、
上記軸支部は上記荷室内壁部に凹設された凹部に支持され、
上記フック部は第1および第2係止部が共に上記凹部に収納された収納状態と、
上記第1係止部が荷室に突出してボードを載置して支持し、上記第2係止部が門形状に形成され、支持されるボードより上方に突出して荷室に面して露出し、ボードに載置した荷物をロープやネット等で係止固定する係止部とする使用状態との間を回動するように構成された
自動車の荷室構造。 - 上記フック装置は、シートバックと後部荷室開口を有する車室後壁部との間の車体後部フロア上部に配設されるボードを支持する
請求項1記載の自動車の荷室構造。 - 上記フック装置で支持されるボードの高さが、シートクッション上に倒伏させたシートバックの高さと略一致する
請求項2記載の自動車の荷室構造。 - 上記シートバックと、後部荷室開口を有する車室後壁部との間の車体後部フロアに、該車室後壁部を後端部とする荷室凹部を形成し、
上記車体後部フロアの左右のホイールハウスの後部と、車室後壁部との間で前後方向に延在するフロア部を有し、
上記ボードは該フロア部を覆う形状を有し、
上記フック装置が上記荷室凹部の車幅方向左右壁部と、上記車室後壁部とに設けられた
請求項2または3記載の自動車の荷室構造。 - 上記フック装置の複数のフック部の回動を連動させる連動部材が各フック部相互間に設けられた
請求項1〜4の何れか1に記載の自動車の荷室構造。 - 上記凹部にはフック部を回動可能に支持する支持部材を設け、
上記フック部にはその使用状態時において上記支持部材に当接するストッパ部が設けられた
請求項1〜5の何れか1に記載の自動車の荷室構造。
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