JP7031552B2 - 車両用ホルダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられるホルダ装置に関する。
下記の特許文献1には、この種のホルダ装置としての車両用収納体装置が開示されている。この収納体装置は、ベースと、ベースに引き出し自在に設けられたL字状部材と、ベースに回動可能に取付けられるアームと、アームをL字状部材の引き出し方向と同方向に付勢する付勢部材と、を有するものである。
この収納体装置では、利用時にベースからL字状部材を引き出すことによって、ベースとL字状部材とアームとで収容部を形成することができる。このため、この収容部に収容体を収容できる。また、ベースとL字状部材との間にプレート状の収容体を収容するときには、この収容体を付勢部材で付勢されたアームによってL字状部材に押し付けて保持できる。
特開2004-203065号公報
ところで、特にバスなどの商用車においては、乗員は、ボードの上部に用紙を挟むためのクリップを備えたクリップボードを業務の際に車内で頻繁に使用することがある。そこで、このような用途に対応するためには、クリップボードのようなプレート状の収容体を頻繁に出し入れできるホルダ装置を、センターコンソールなどの内装部材に設けるのが好ましい。
ところが、特許文献1の開示の収納体装置をホルダ装置として使用すると、プレート状の収容体を付勢部材の付勢力に抗してアームとL字状部材との間に差し込んで収納し、また一旦収納した収容体を付勢部材の付勢力に抗してアームとL字状部材との間から抜き出す必要がある。そして、付勢部材の付勢力が大きい場合には、この付勢力が収容体を差し込んだり抜き出したりするときの抵抗になり使い勝手が悪いという問題が生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、使い勝手に優れた車両用ホルダ装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
プレート状の収容体を収容するための車両用ホルダ装置であって、
車両取付状態で高さ方向に沿って延びる側面を有する側壁部と、
上記高さ方向の両側が開口した収容空間を隔てて上記側壁部の上記側面と対向するホルダと、
を備え、
上記収容空間に挿入された上記収容体を上記側壁部の上記側面のうち上記ホルダよりも低所の側面底部を支点領域として上記ホルダに立て掛け可能に構成されており、
上記側壁部は、センターコンソールの収納ボックスの前後方向の前壁部であり、上記前壁部の上記側面が上記収容空間の後側を区画する後側壁面となるように設けられており、
上記収納ボックスは、上記前壁部の上記後側壁面うち上記ホルダよりも上方の壁面を上記ホルダと上記高さ方向について重なるまで前側に突出させてなる突出部を有する、車両用ホルダ装置、
にある。
上記の車両用ホルダ装置によれば、プレート状の収容体を収容空間に挿入するとともに、その一部を側壁部の側面底部に当てた状態で、別の部位をホルダに立て掛けて保持できる。このため、収容体をホルダ装置にセットする操作が簡単である。
また、収容体の保持状態では、この収容体が側壁部またはホルダに接触する箇所を二箇所に抑えることができ、この収容体を収容空間から抜き出すときの抵抗を小さくできる。このため、収容体をホルダ装置から容易に取り出すことが可能になる。
更に、収容空間の下方が開口しているため、収容空間に小物類が入れられたときでも、この小物類をホルダの下方から取り出すことが可能になる。
以上のごとく、上記の態様によれば、使い勝手に優れた車両用ホルダ装置を提供できる。
実施形態1の車両用ホルダ装置の車両取付状態での斜視図。 図1の車両用ホルダ装置を側方から視た側面図。 図1の車両用ホルダ装置を矢印A方向から視た正面図。 図2において収容体がホルダに立て掛けられるときの様子を部分的に示す側面図。 図4において収容体がホルダに立て掛けられた状態を示す側面図。 実施形態2の車両用ホルダ装置について図1に対応した斜視図。 参考形態の車両用ホルダ装置について図1に対応した斜視図。 実施形態の車両用ホルダ装置の車両取付状態での斜視図。 図8の車両用ホルダ装置を矢印B方向から視た側面図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の車両用ホルダ装置において、上記ホルダは、上記側壁部の幅方向に延びる平板部と、上記平板部の上記幅方向の両方の端部のうちの少なくとも一方を上記側壁部に連結固定する連結部と、を有するのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、ホルダを連結部において側壁部に連結固定することによって、ホルダによる収容体の支持強度を高めることができる。
上記の車両用ホルダ装置において、上記ホルダは、上記幅方向の寸法が上記側壁部の同方向の寸法と同じもしくは小さく、上記側壁部の上記幅方向の外形内に配置されているのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、ホルダを側壁部の幅方向の外形内に配置することによって、ホルダが側壁部から幅方向にはみ出して邪魔になるのを防ぐことができる。また、ホルダを側壁部からはみ出さない範囲で幅方向に延ばすことによって、収容空間の幅方向の寸法を大きくでき、この収容空間に幅広の収容体を収容することが可能になる。
上記の車両用ホルダ装置は、上記収容空間に挿入された上記収容体を下方から受ける受け面を有するトレイを備えるのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、収容空間に挿入された収容体をトレイの受け面によって下方から受けることで、収容体を安定した状態で保持できる。また、ホルダと側壁部の側面との間の収容空間を通り抜けた小型の収容部をトレイの受け面を利用して回収することが可能になる。
上記の車両用ホルダ装置において、上記側壁部は、センターコンソールの収納ボックスの前後方向の前壁部によって構成されており、上記収納ボックスは、上記側壁部のうちの上記ホルダよりも上方を上記ホルダと上記高さ方向について重なるまで突出させてなる突出部を有するのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、センターコンソールの収納ボックスは側壁部の側面からホルダ及び突出部の両方が突出しているような形状をなす。このとき、ホルダと突出部のそれぞれの突出先端部の位置が高さ方向について概ね一致するため、側壁部の側面からホルダのみが突出する構造に比べて見栄えが良い。また、突出部を設けることによって、収納ボックスの容量を増やすことができる。更に、プレート状の収容体を収容空間に挿入するときに、この収容体が突出部と干渉して前傾し易い。このため、収容体をホルダに立て掛ける操作が簡単になる。
上記の車両用ホルダ装置は、上記ホルダのうち上記側壁部の上記側面に対向する立て掛け面と上記突出部における上記側面とが上記高さ方向の同一平面上に延在するように構成されているのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、側壁部の側面からの突出部の突出量を抑えることができるため、収容体を収容空間に挿入するときに突出部が邪魔になるのを防ぐことが可能になる。
上記の車両用ホルダ装置において、上記センターコンソールは、上記収納ボックスの上部開口を開閉可能なリッドと、上記リッドのうち上記前壁部の上方に設けられ上記収納ボックスに対してロックされた状態とロック解除された状態とを切り替え可能なロック操作部材と、を備え、
上記ホルダに立て掛けられた上記収容体と上記ロック操作部材との間の上記前後方向の間隔が上記ロック操作部材のための手動操作領域の上記前後方向の領域長を上回るように上記収容体の傾斜角度が設定されているのが好ましい。
この車両用ホルダ装置によれば、収容体が収容空間に挿入された状態で、リッドを開放するときに使用するロック操作部材のための手動操作領域を確保することができ、収容体がロック操作部材の操作の邪魔になるのを防ぐことが可能になる。
以下、車両の内装部材に取付けられる車両用ホルダ装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、この実施形態の説明のための図面において、特にことわらないかぎり、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、車両上方を矢印UPで示すものとする。また、車両用ホルダ装置を車両に取付けた車両取付状態で、高さ方向を矢印Xで示し、幅方向を矢印Yで示し、前後方向を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1の車両用ホルダ装置(以下、単に「ホルダ装置」という。)1は、車両の運転席と助手席との間に設けられる内装部材であるセンターコンソールに取付けられるものである。
図1及び図2に示されるように、実施形態1にかかるセンターコンソール10は、収納ボックス11と、収納ボックス11に開閉可能に設けられたドア部材としてのリッド20と、リッド20に設けられたロック操作部材としてのロックノブ23と、を備えている。このセンターコンソール10は、樹脂材料からなる樹脂成形体を組み合わせて構成されている。
収納ボックス11は、上部開口11aに連通する収容空間11bを有する(図2参照)。この収容空間11bは、ペットボルト等の複数の飲料容器Wbを立てた状態で収容可能な容量を有する。
リッド20は、収納ボックス11の前後方向Zの後部に、回動軸としてのヒンジ部21を介して回動可能に連結されている。ヒンジ部21は、後述のロックノブ23よりも後方に配置されている。このリッド20の上部には、テーブルやトレイとして使用可能な収容凹部22が設けられている。
ロックノブ23は、収納ボックス11に対してリッド20がロックされた状態とロック解除された状態とを切り替え可能に構成されている。このロックノブ23は、リッド20のうち収納ボックス11の前壁部である側壁部12の上方に、即ちヒンジ部21よりも前後方向Zの前側に設けられている。
リッド20は、ロックノブ23が操作されることなく収納ボックス11の上部開口11aを閉鎖しているときには、収納ボックス11とラッチ係合したロック状態になる。これに対して、ロックノブ23が上方へ引き上げられることによって収納ボックス11とのラッチ係合が外れてロック解除状態になる。このため、ロックノブ23を引き上げた状態で、ヒンジ部21を中心にリッド20を後ろ開き方向に回動させることによって、収納ボックス11の上部開口11aを開放できるようになっている。
上記のロックノブ23に代えて、スライド式、プッシュ式などの別のタイプのロック解除部材を使用することもできる。
ホルダ装置1は、プレート状或いはボード状の収容体Waを収容するためものである。ここでいう「プレート状」或いは「ボード状」とは、厚み寸法が縦横寸法を大幅に下回るような薄型の形態をいう。この収容体Waとして、典型的には、ボードの上部に用紙を挟むためのクリップを備えたクリップボード、ファイル、雑誌、書籍、地図、パンフレット、タブレットPCなどが挙げられる。
ホルダ装置1は、センターコンソール10の収納ボックス11の側壁部12と、ホルダ30と、トレイ40と、によって構成されている。
側壁部12は、センターコンソール10の車両取付状態で高さ方向Xに沿って延びる側面13を有する。この側面13は、側壁部12の前後方向Zの前面である。また、収納ボックス11は、側壁部12のうちのホルダ30よりも上方をホルダ30と高さ方向Xについて重なるまで突出させてなる突出部14を有する。このとき、側壁部12の側面13は、突出部14において前方へ張り出した張出面15となる。
なお、本明細書でいう「高さ方向Xに沿って延びる側面」とは、高さ方向Xに延びる平面は勿論、高さ方向Xから所定の許容角度の範囲内で傾斜し概ね高さ方向Xに延びる平面、高さ方向Xに延びる平面部分を含む曲面、高さ方向Xから所定の許容角度の範囲内で傾斜し概ね高さ方向Xに延びる平面部分を含む曲面などが包含される。
ホルダ30は、側壁部12の幅方向Yに延びる平板部32と、平板部32の幅方向Yの両方の端部32a,32bを側壁部12に連結固定する連結部33,34と、を有する。
平板部32は、前後方向Zを板厚方向とし幅方向Yを長手方向とした平板形状を有する。この平板部32の前後方向Zの背面は、高さ方向Xの両側が開口した収容空間35を隔てて側壁部12の側面13と対向する立て掛け面31として構成されている。収容空間35は、幅方向Yの長さが高さ方向X及び前後方向Zに比べて長い幅広であり、上部空間及び下部空間のいずれにも連通している。
特に図示しないものの、連結部33,34はいずれも、側壁部12の側面13に設けられた係止孔に係合可能な係止爪を有し、この係止爪を係止孔に係合させることによって側壁部12に連結固定されるようになっている。ホルダ30を連結部33,34において側壁部12に連結固定することによって、ホルダ30による収容体Waの支持強度を高めることができる。
また、ホルダ30を収納ボックス11の前壁部である側壁部12に連結固定することによって、このホルダ30がセンターコンソール10よりも後方の座席の乗員から目立ちにくい。
図2に示されるように、ホルダ装置1は、収容空間35に挿入された収容体Waを側壁部12の側面13のうちホルダ30よりも低所の側面底部13aを支点領域として傾斜状態でホルダ30に立て掛け可能に構成されている。
ここで、前述のように、センターコンソール10の収納ボックス11の突出部14がホルダ30と高さ方向Xについて重なるように構成されている。このため、収納ボックス11は側壁部12の側面13からホルダ30及び突出部14の両方が突出しているような形状をなす。このとき、ホルダ30と突出部14のそれぞれの突出先端部の位置が高さ方向Xについて概ね一致するため、側壁部12の側面13からホルダ30のみが突出する構造に比べて見栄えが良い。また、突出部14を設けることによって、収納ボックス11の容量を増やすことができる。
また、ホルダ装置1は、ホルダ30の立て掛け面31と収納ボックス11の突出部14における側面13(張出面15)とが高さ方向Xの同一平面上に延在するように構成されている。即ち、ホルダ30は、高さ方向Xに延びる仮想直線Lが立て掛け面31と張出面15とを通るように寸法設定されている。これにより、側壁部12の側面13からの突出部14の突出量を抑えることができるため、収容体Waを収容空間35に挿入するときに突出部14が邪魔になるのを防ぐことが可能になる。
図3に示されるように、トレイ40は、センターコンソール10の下方に設けられている。このトレイ40は、ボルト部材等の固定手段(図示省略)によって収納ボックス11に固定されるのが好ましい。このトレイ40は、底板部41と、底板部41の幅方向Yの両端に立設された立設壁部42,43と、を備えている。
底板部41は、高さ方向Xを板厚方向として幅方向Y及び前後方向Zによって定まる平面に沿って延びている。この底板部41の上面は、収容空間35に挿入された収容体Waを下方から受ける受け面41aとなる。
立設壁部42,43はいずれも、幅方向Yを板厚方向として高さ方向X及び前後方向Zによって定まる平面に沿って延びている。立設壁部42,43のそれぞれの内面は、収納ボックス11を幅方向Yの側方から受ける機能を果たす。
このため、収容空間35に挿入された収容体Waをトレイ40の受け面41aによって下方から受けることで、収容体Waを安定した状態で保持できる。また、ホルダ30と側壁部12の側面13との間の収容空間35を通り抜けた小型の収容部をトレイ40の受け面41aを利用して回収することが可能になる。
図3に示されるように、ホルダ30は、幅方向Yの寸法が側壁部12の同方向の寸法と同じもしくは小さく、側壁部12の幅方向Yの外形内に配置されるように構成されている。即ち、ホルダ30の幅方向Yの寸法は、側壁部12の同方向の寸法と一致或いは公差等を考慮して実質的に一致しており、もしくは側壁部12の同方向の寸法よりも小さい。本構成を実現するために、収納ボックス11の底部16の幅方向Yの寸法が、トレイ40の立設壁部42,43の間の間隔を若干下回るように設定され、且つ収納ボックス11の底部16以外の幅方向Yの寸法が、トレイ40の幅方向Yの外形寸法と概ね一致するように設定されている。
このような構成によれば、ホルダ30を側壁部12の幅方向Yの外形内に配置することによって、ホルダ30が側壁部12から幅方向Yにはみ出して邪魔になるのを防ぐことができる。また、ホルダ30を側壁部12からはみ出さない範囲で幅方向Yに延ばすことによって、収容空間35の幅方向Yの寸法を大きくでき、この収容空間35に幅広の収容体Waを収容することが可能になる。
次に、図4及び図5を参照しながら、ホルダ装置1に収容体Waをセットするときの操作について説明する。
図4に示されるように、プレート状の収容体Waは収容空間35に上方から挿入される。収容体Waを収容空間35に挿入するときに、この収容体Waの上部が収納ボックス11の突出部14の張出面15に干渉することによって前傾し易い。このため、収容体Wをホルダ30に立て掛ける操作が簡単になる。
図5に示されるように、収容空間35に挿入された収容体Waは、前傾状態で側壁部12の側面13のうちの側面底部13aにおける接触領域P1と、トレイ40の受け面41aと、ホルダ30の立て掛け面31における接触領域P2と、のそれぞれに接触して保持される。このとき、収容体Waの延在平面とトレイ40の受け面14aとのなす角度が、収容体Waの傾斜角度θになる。収容体Waの延在平面は、接触領域P1と接触領域P2とを結んだ直線に沿って延びる平面に概ね一致する。
ここで、収容体Waの傾斜角度θは、ホルダ30に立て掛けられた収容体Waとロックノブ23との間の前後方向Zの間隔D1がロックノブ23のための手動操作領域Sの前後方向Zの領域長D2を上回るように設定されている。
このような設定によれば、収容体Waが収容空間35に挿入された状態で、リッド20を開放するときに使用するロックノブ23のための手動操作領域Sを確保することができ、収容体Waがロックノブ23の操作の邪魔になるのを防ぐことが可能になる。
なお、収容体Waの保持力を高めるためには、想定される収容体Waの高さ方向Xの寸法の半分以下の領域に立て掛け面31が位置するように、ホルダ30を収納ボックス11に連結固定するのが好ましい。これにより、収容空間35に挿入された収容体Waの自重によりホルダ30の立て掛け面31に作用する荷重を高めることができる。
また、本実施形態では、ヒンジ部21は、前後方向Zについてロックノブ23を挟んで収容空間35と反対側に配置されている。従って、リッド20を開放するときには、ロックノブ23が収容空間35に挿入されている収容体Waから遠ざかるように動く。この場合、収容体Waがリッド20の開放操作の邪魔になりにくい。
次に、実施形態1の作用効果について説明する。
上記のホルダ装置1によれば、プレート状の収容体Waを収容空間35に挿入するとともに、その一部を側壁部12の側面底部13aに当てた状態で、別の部位をホルダ30に立て掛けて保持できる。このため、収容体Waをホルダ装置1にセットする操作が簡単である。
また、収容体Waの保持状態では、この収容体Waが側壁部12またはホルダ30に接触する箇所を二箇所に抑えることができ、この収容体Waを収容空間35から抜き出すときの抵抗を小さくできる。このため、収容体Waをホルダ装置1から容易に取り出すことが可能になる。
更に、収容空間35の下方が開口しているため、収容空間35に小物類(例えば、コイン、鍵など)が入れられたときでも、この小物類をホルダ30の下方から取り出すことが可能になる。
また、収容体Waとしてクリップボードを使用する場合、収納ボックス11の収容空間11bに収容された飲料容器Wbの表面に水滴が付着した状態で、この飲料容器Wbと一緒にクリップボードを収納ボックス11に収容すると、クリップで挟んだ用紙が濡れるため好ましくない。また、リッド20の収容凹部22では、クリップボードのような収容体Waを安定して保持するのが難しい。
そこで、上記のホルダ装置1を使用することによって、このような問題を解消することができる。しかも、クリップボードのように頻繁に出し入れする収容体Waに対しても出し入れ操作が簡単になる。
従って、実施形態1によれば、使い勝手に優れたホルダ装置1を提供できる。
以下、上記の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図6に示されるように、実施形態2のホルダ装置101は、ホルダ130の構造が実施形態1のホルダ装置1のホルダ30の構造と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
このホルダ装置101において、ホルダ130は、平板部32の幅方向Yの両方の端部32a,32bのうちの一方の端部32aのみが連結部33によって側壁部12に連結固定されている。即ち、このホルダ130では、実施形態1にかかるホルダ30の連結部34(図1参照)が省略されている。このとき、ホルダ130による収容体Waの所望の支持強度を確保できるように、平板部32及び連結部33の板厚や高さ方向Xの寸法を設定するのが好ましい。
実施形態2のホルダ装置101によれば、ホルダ130の軽量化が可能になる。また、収容体Waを収容空間35の側方から差し込んだり収容空間35から抜き出したりするとことが可能になる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
参考形態
図7に示されるように、参考形態のホルダ装置201は、センターコンソール210の構造が実施形態1にかかるセンターコンソール10の構造と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
センターコンソール210の側壁部12の側面13は、高さ方向Xに沿った平坦面になっている。即ち、このセンターコンソール210では、実施形態1にかかるセンターコンソール10の突出部14(図1参照)が省略されている。
参考形態のホルダ装置201によれば、センターコンソール210の構造を簡素化できる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、この参考形態のホルダ装置201において、ホルダ30を実施形態2にかかるホルダ130に変更した構造を採用することもできる。
(実施形態
図8に示されるように、実施形態のホルダ装置301は、助手席側の内装部材であるグローブボックス51を利用して構成されている点で、実施形態1のホルダ装置1と相違している。このホルダ装置301は、グローブボックス51の後壁部である側壁部52と、実施形態1と同様のホルダ30と、トレイ340と、によって構成されている。
図9に示されるように、側壁部52は、グローブボックス51の車両取付状態で高さ方向Xに沿って延びる曲面である側面53を有する。この側面53は、側壁部52の前後方向Zの背面である。
ホルダ30及びトレイ340はいずれも、グローブボックス51の側壁部52に連結固定されている。ホルダ30は、側壁部52の幅方向Yの寸法を下回り、側壁部52の幅方向Yの外形内に配置されている。トレイ340は、側壁部52の側面53とホルダ30の立て掛け面31との間の収容空間35に挿入された収容体Waを下方から受ける受け面341aを有する。
ホルダ装置301は、収容空間35に挿入された収容体Waを側壁部52の側面53のうちホルダ30よりも低所の側面底部53aを支点領域としてホルダ30に立て掛け可能に構成されている。
実施形態によれば、グローブボックス51を利用してホルダ装置301を構成することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上述の実施形態に特に関連する変更例として、グローブボックス51に代えて、車両シートの背面を構成する内装部材やトリムやドアトリムなどを内装部材を利用して、ホルダ装置301と同様のホルダ装置を構築することができる。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、ホルダ30,130が側壁部12,52に連結固定される構造について例示したが、これに代えて、収容空間35を拡縮するためにホルダ30,130を側壁部12,52に対して前後方向Zにスライド可能とした可動式のホルダ装置を採用することもできる。
上述の実施形態では、収容空間35に挿入された収容体Waを下方から受ける受け面41a,341aを有するトレイ40,340を備えるホルダ装置1,101,201,301について例示したが、トレイ40,340を使用せずにホルダ30,130に立て掛けられた収容体Waの保持力を得ることができる場合には、このトレイ40,340を省略することもできる。
上述の実施形態では、ホルダ30,130の数が1つである場合について例示したが、ホルダ30,130の数は1つに限定されるものではなく、必要に応じて複数のホルダ30,130を使用することもできる。
1,101,201,301 車両用ホルダ装置
10,210 センターコンソール
11 収納ボックス
11a 上部開口
12 側壁部(前壁部)
13 側面
13a 側面底部
14 突出部
20 リッド
23 ロックノブ(ロック操作部材)
30,130 ホルダ
31 立て掛け面
32 平板部
32a,32b 端部
33,34 連結部
35 収容空間
41a,341a 受け面
40,340 トレイ
52 側壁部(後壁部)
53 側面
53a 側面底部
D1 間隔
D2 領域長
S 手動操作領域
Wa プレート状の収容体
X 高さ方向
Y 幅方向
Z 前後方向
θ 傾斜角度

Claims (7)

  1. プレート状の収容体を収容するための車両用ホルダ装置であって、
    車両取付状態で高さ方向に沿って延びる側面を有する側壁部と、
    上記高さ方向の両側が開口した収容空間を隔てて上記側壁部の上記側面と対向するホルダと、
    を備え、
    上記収容空間に挿入された上記収容体を上記側壁部の上記側面のうち上記ホルダよりも低所の側面底部を支点領域として上記ホルダに立て掛け可能に構成されており、
    上記側壁部は、センターコンソールの収納ボックスの前後方向の前壁部であり、上記前壁部の上記側面が上記収容空間の後側を区画する後側壁面となるように設けられており、
    上記収納ボックスは、上記前壁部の上記後側壁面うち上記ホルダよりも上方の壁面を上記ホルダと上記高さ方向について重なるまで張出面として前側に突出させてなる突出部を有する、車両用ホルダ装置。
  2. 上記センターコンソールは、上記収納ボックスの上部開口を開閉可能なリッドを備え、上記リッドの前端部と上記ホルダの上記収容空間との間に上記突出部が形成されるように構成されている、請求項1に記載の車両用ホルダ装置。
    上記ホルダの上記収容空間と
  3. 上記ホルダは、上記側壁部の幅方向に延びる平板部と、上記平板部の上記幅方向の両方の端部のうちの少なくとも一方を上記側壁部に連結固定する連結部と、を有する、請求項1または2に記載の車両用ホルダ装置。
  4. 上記ホルダは、上記幅方向の寸法が上記側壁部の同方向の寸法と同じもしくは小さく、上記側壁部の上記幅方向の外形内に配置されている、請求項に記載の車両用ホルダ装置。
  5. 上記収容空間に挿入された上記収容体を下方から受ける受け面を有するトレイを備える、請求項1~のいずれか一項に記載の車両用ホルダ装置。
  6. 上記ホルダのうち上記側壁部の上記側面に対向する立て掛け面と上記突出部における上記側面とが上記高さ方向の同一平面上に延在するように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の車両用ホルダ装置。
  7. 上記センターコンソールは、上記収納ボックスの上部開口を開閉可能なリッドと、上記リッドのうち上記前壁部の上方に設けられ上記収納ボックスに対してロックされた状態とロック解除された状態とを切り替え可能なロック操作部材と、を備え、
    上記ホルダに立て掛けられた上記収容体と上記ロック操作部材との間の上記前後方向の間隔が上記ロック操作部材のための手動操作領域の上記前後方向の領域長を上回るように上記収容体の傾斜角度が設定されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の車両用ホルダ装置。
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