JP2006290353A - 自動車後部の荷室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができる自動車後部の荷室構造を提供する。
【解決手段】前部ボード11Fと後部ボード11Rとを備え、荷室は、前部ボード11Fを座席4背面後方のリヤフロア5から所定の高さにて略水平かつ着脱可能に支持すると共に、後部ボード11Rを前部ボード11F後端に近接するようリヤフロア5の上方に着脱可能に立設させ、かつ前部ボード11Fが座席4と後部ボード11Rの上端よりも下方位置に支持されるようになっており、前部ボード11Fと後部ボード11Rと座席背面とによって、前後下面が囲われた棚部Bと、各要素11F,11R,5,座席背面により前後上下面が囲われたシークレットボックスCと、後方に開放された後部荷室Dとを形成するように構成されたものである。
【選択図】図5

Description

この発明は、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成したような自動車後部の荷室構造に関する。
従来、上述例の自動車後部の荷室構造としては、特許文献1〜3に記載の構造がある。
すなわち、特許文献1に記載の構造は、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成した車両において、上記荷室(ラゲージルーム参照)を上下に仕切る単一のトノボードを備え、このトノボードの前後両端部に巻き取り式のネット体を設けて、トノボード前後端部の上方または下方にネット体にて仕切りを形成する構造であるが、この従来構造においては、トノボードとネット体とを用いて、荷室(ラゲージルーム)を上下方向に仕切るのみであって、2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができない問題点があった。
また特許文献2に記載の構造は、座席後方のリヤフロア(ラゲッジルームフロア参照)に荷室を形成した車両において、スペアタイヤ格納部に設けられる凹形状のラゲッジボックス本体に、さらに凹設された凹所を設け、この凹所の蓋部材を水平方向の仕切りに兼用する構造である。
この従来構造においては、凹所を塞ぐ蓋部材を、荷室(詳しくはスペアタイヤ格納部の内部空間)を上下方向に仕切る蓋として用いるか(同公報、図1参照)、または荷室を車両の前後方向に仕切る仕切りとして用いるか(同公報、図2参照)の組合わせしか達成できず、2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができない問題点があった。
さらに特許文献3に記載の構造は、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成した車両において、荷室を上下に仕切るパッケージトレイを設け、このパッケージトレイを前側パッケージトレイと後側パッケージトレイとに分割して、それぞれのパッケージトレイの高さまたは/および前後位置を独立して調整できるように成したものである。
この従来構造によれば、荷室を、あくまでも、上下方向に仕切るのみであって、2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができない問題点があった。
要するに、特許文献1〜3に開示された何れの構造においても、2枚のボードで荷室を前後上下に仕切り、異なる特徴を有する3つの収納部を設けることができない問題点がある。
特開2002−46539号公報 特開2000−52873号公報 特開2001−328488号公報
そこで、この発明は、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成する自動車において、前部ボードと後部ボードとの2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができ、後部荷室の利便性向上を図ることができる自動車後部の荷室構造の提供を目的とする。
この発明による自動車後部の荷室構造は、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成する自動車後部の荷室構造であって、前部ボードと後部ボードとを備え、上記荷室は、前部ボードを座席背面後方のリヤフロアから所定の高さに略水平かつ着脱可能に支持すると共に、後部ボードを前部ボード後端に近接するよう上記荷室の床面上で起立する状態に着脱可能に立設させ、かつ前部ボードが上記座席と後部ボードの上端よりも下方位置に支持されるようになっており、上記前部ボードと後部ボードと座席背面とによって、前後下面が囲われた棚部と、上記前部ボードと後部ボードと座席背面とリヤフロアとによって前後上下面が囲われたシークレットボックスと、後方に開放された後部荷室とを形成するように構成されたものである。
上記構成によれば、前部ボードと後部ボードとの2枚のボードにより荷室を前後上下に仕切って、上記棚部と、シークレットボックスと、後部荷室という特徴を異にする3つの収納部を設けることができるので、利便性向上を図ることができる。
また、上記棚部は前後下面の三面が囲われているので、荷物の出し入れ性および収納安定性に優れており、上記シークレットボックスは前後上下面の四面が囲われているので、シークレット性を有し、上記後部荷室は後方に開放されているので、荷物の出し入れ性に優れる。
この発明の一実施態様においては、さらに上記前部ボードと後部ボードとを荷室に水平に前後方向に並べて支持し、上記荷室を上下にも仕切れるものである。
上記構成によれば、前部ボードと後部ボードとを前後方向に並べると、荷室を上下にも仕切ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記前部ボードの水平状態での前後長よりも後部ボードの立設状態での上下長が長く構成されたものである。
上記構成によれば、前部ボードをリヤフロアから高い位置に設置して上記棚部に対する荷物の出し入れ性の容易化を図ると共に、背の高いシークレットボックスを形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記前部ボードの上方には後端側を支点として上方かつ後方に回動する前部パッケージトレイが設けられたものである。
上記構成によれば、上述の棚部の上方が前部パッケージトレイにて開閉可能に覆われるので、隠蔽構造により、棚部上に載置または格納した荷物の盗難防止性が向上する。
この発明の一実施態様においては、上記前部パッケージトレイの後端からさらに後部ボードよりも後方に延びる後部パッケージトレイが設けられ、上記後部パッケージトレイはその後端側を起伏動作できるようリヤヘッダ部を支点に開閉するリヤゲートに支持されたものである。
上記構成の後部パッケージトレイは、ワイヤまたは連結杆などの連結部材でリヤゲートに吊下げ支持してもよい。
上記構成によれば、リヤヘッダ部を支点に開閉されるリヤゲートの開閉動作に連動して、後部パッケージトレイの後端側が起伏動作するので、通常のパッケージトレイの性能を維持しつつ、荷物出し入れ時のパッケージトレイの操作性が向上する。つまり、盗難防止性と荷物の積み下ろしの容易化とを両立することができる。
この発明の一実施態様においては、上記前部パッケージトレイの前端と後端との間には少なくとも1つの第2の支点が設けられ、前部パッケージトレイを段階的に回動させるように構成したものである。
上記構成の第2の支点は、前部パッケージトレイの後端支点(第1の支点)に対して平行で、1つまたは複数設定することができる。
上記構成によれば、前部パッケージトレイを上述の各支点を介して段階的に回動操作できるので、後席からの荷物出し入れ時において前部パッケージトレイをより一層簡単に開閉操作することができ、特に小物の出し入れ時等においては開閉量を少なくし、開閉の容易化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記トランクボードの下部にはトレイが配置され、該トレイには起立状態の後部ボードの下部を差込む差込み部が形成されたものである。
上記構成によれば、リヤフロア上のトレイから後部ボードを離間させ、この後部ボードの下部をトレイの差込み部に差込むと、後部ボードを起立状態に保持させることができる。この結果、簡単な構造でありながら後部ボードを確実に起立保持させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記座席のシートバックが左右に分割されたベンチシートとされ、起立して車室と上記シークレットボックスとを仕切る状態と、前方に倒伏して上記シークレットボックスと車室とを連通する状態とに、左右のシートバックが独立して起倒できるように構成したものである。
上記構成によれば、前部ボード下方に形成されたシークレットボックスに対して他方の着座に着座した状態で、非着座側のシートバックを倒すと、シークレットボックスと車室とが連通するので、車室側からシークレットボックス内の収納物を容易に出し入れすることができる。
この発明によれば、前部ボードと後部ボードとの2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切ることができ、後部荷室の利便性向上を図ることができる効果がある。
2枚のボードで、荷室を前後上下に仕切り、異なる特徴を有する3つの収納部を設けるという目的を、座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成する自動車後部の荷室構造において、前部ボードと後部ボードとを備え、上記荷室は、前部ボードを座席背面後方のリヤフロアから所定の高さにて略水平かつ着脱可能に支持すると共に、後部ボードを前部ボード後端に近接するよう上記リヤフロアの上方に着脱可能に立設させ、かつ前部ボードが上記座席と後部ボードの上端よりも下方位置に支持されるようになっており、上記前部ボードと後部ボードと座席背面とによって、前後下面が囲われた棚部と、上記前部ボードと後部ボードと座席背面と、リヤフロアとによって前後上下面が囲われたシークレットボックスと、後方に開放された後部荷室とを形成するという構造にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車後部の荷室構造を示すが、まず図1を参照して自動車後部の車体構造について説明する。
シートクッション1、シートバック2、ヘッドレスト3を備えた分割式ベンチシート構造のリヤシート4を設けている。この実施例ではリヤシート4のシートバック2が左右分割構造となるように該リヤシート4が分割式ベンチシートに設定され、図2に示すように、例えば左シート4Lのシートバック2と右シート4Rのシートバック2との分割比率を4:6に設定している。
そして、図11に示すように、左右のシートバック2は、起立して車室Eと荷室とを仕切る状態と、前方に倒伏して荷室と車室Eとを連通する状態とに、左右独立して起倒できるように構成している。
一方、荷室の床面を構成するリヤフロア5を設け、このリヤフロア5の後部にはスペアタイヤパン6を段下げ形成すると共に、その後端部には車幅方向に延びるリヤエンドパネル7を一体または一体的に形成している。
また上述のリヤフロア5の前部下面(キックアップ部下面)には車幅方向に延びる車体剛性部材としてのリヤクロスメンバ8を接合して、このリヤクロスメンバ8とリヤフロア5との間には車幅方向に延びる閉断面9を形成している。
上述のリヤフロア5の上部には荷室A(図3参照)の前後両端にわたるトレイ10を介してトランクボード11(図3参照)を設置している。このトランクボード11はトレイ10の前端からトレイ10の後端にわたってその上部全面に設置されたもので、このトランクボード11は前部ボード11Fと後部ボード11Rとの2つのボードによって構成されている。
図示の車両はハッチバック型車両であって、この車両はルーフパネル12の後端部(リヤヘッダ部分)を開閉支点として荷室を開閉可能に覆うリヤゲート(リヤハッチと同意)13を備えている。
このリヤゲート13はリヤゲートアウタパネル14と、リヤゲートインナパネル15と、これら両パネル14,15の開口部に設けられたリヤウインドガラス16とを備え、リヤゲートインナパネル15の荷室と対向する面にはリヤゲートトリム17が取付けられている。
また上述のルーフパネル12の後端部下面には車幅方向に延びるリヤヘッダ18が接合固定されると共に、このルーフパネル12およびリヤヘッダ18の車室側を覆うようにトリム部材としてのトップシーリング19が設けられている。
ところで、上述のトランクボード11はそのノーマルな状態を図3に示し、このトランクボード11はその車両前後方向の寸法比率で前部ボード11Fと後部ボード11Rとが約3.5:6.5の割合に設定されていて、図3に示すノーマルな状態から図1、図2に示すように、後部ボード11Rをノーマル状態下における前部ボード11Fの後端位置近傍において垂直に起立固定可能に構成すると共に、前部ボード11Fをリヤシート4のシートバック2上端および起立させた後部ボード11R上端より下方位置に設置すべく構成している。
ここで、図3に示すように前部ボード11Fと後部ボード11Rとを荷室に水平に前後方向に並べてトレイ10上面部に支持させた場合にはリヤパッケージトレイ20の下面とトランクボード11の上面との間に前後方向の比較的大きく広い荷室Aが形成されると共に、トランクボード11により該トランクボード11より上側の荷室Aと、トランクボード11より下側の荷室(トレイ10内参照)とに荷室を上下に仕切るものである。また、図1、図2に示すようにシートバック2の背面における上下方向中間位置に前部ボード11Fを水平状に横架し、この状態の前部ボード11Fの後端に近接するよう後部ボード11Rを荷室床面から上方に着脱可能に立設させた場合には、前部ボード11Fと後部ボード11Rとにより前後下面が囲われた棚部Bが形成されると共に、各要素2,10,11F,11Rで前後上下面が囲われたシークレットボックスC(前部荷室)と、各要素10,11R,20で囲われ、かつ後方に開放された後部荷室Dが形成される。
ここで、前部ボード11Fと後部ボード11Rの長さの比率を記述したように、3.5:6.5に設定しているので、図5の状態下において、前部ボード11Fの前後長よりも後部ボード11Rの上下長が長くなるものである。
しかも、上記前部ボード11Fと後部ボード11Rとの2枚のボードにより、必要に応じて荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切って、棚部Bと、シークレットボックスCと、後部荷室Dとの特徴を異にする3つの収納部を設けることができる。
また図2に示すように、リアフロア5に固定されたトレイ10には起立状態の後部ボード11Rの下部を差込む所定深さの差込み部としての凹溝10a,10aが左右両部に形成され、後部ボード11Rの下部をこれら左右の凹溝10a,10a間に差込むことで、該後部ボード11Rの起立姿勢を保持するように構成している。
さらに、図2、図4に示すように上述の前部ボード11Fの車幅方向両端部には取手を兼ねるコ字状の支持部材21,21が一体的に設けられており、この前部ボード11Fを図2に示す所定の高さにて水平状態に支持する位置と対応するように左右のリヤサイドトリム22,22には段部23,23が一体成形されている。そして、上述の前部ボード11Fの左右両端部の支持部材21,21をリヤサイドトリム22,22の段部23,23に載置することで、この前部ボード11Fをリヤフロア5から所定の高さにて、その水平姿勢を保持するように構成しており、この構造により、前部ボード11Fは座席としてのリヤシート4と後部ボード11Rの上端よりも下方位置に支持されるものである。
図5は図1の要部拡大図であって、前部ボード11Fの上方には後端側を第1の支点24として上方かつ後方に回動する前部パッケージトレイ20Fを設けている。
また上述の前部パッケージトレイ20Fの後端からさらに後部ボード11Rよりも後方に延びる後部パッケージトレイ20Rを設け、これら前後の両パッケージトレイ20F,20Rで前述のリヤパッケージトレイ20を構成している。
ここで、上述の後部パッケージトレイ20Rはその後端側の折曲げ部25がワイヤまたは連結ロッドなどの連結手段(図示せず)を介してリヤゲート13(図1参照)に支持されており、リヤゲート13を図1に実線で示す閉状態から同図に仮想線αで示すように開放した時、これに連動して後部パッケージトレイ20Rは図1の実線状態から第1の支点24を起点として同図に仮想線βで示すように上動すべく構成している。つまり、上述の後部パッケージトレイ20Rはその後端側を起伏動作できるように、リヤヘッダ18を支点に開閉するリヤゲード13に支持されたものである。
さらに、上述の前部パッケージトレイ20Fの前端と後端との間には第1の支点24と平行して車幅方向全幅に延びる少なくとも1つの第2の支点26(この実施例では1つの第2の支点のみを示している)を設けて、車室E側から前部パッケージトレイ20Fを各支点26,24を介して段階的に回動操作すべく構成している。
上述の各支点24,26の具体的構造は図6、図7、図8の何れかを採用すことができる。図6、図7、図8は第1の支点24の構造を例示するが、第2の支点26についても同様に構成することができる。
図6に示す支点構造は、前部パッケージトレイ20Fと後部パッケージトレイ20Rとを布などの可撓性部材27で折り曲げ可能に連結したものである。
図7に示す支点構造は、前部パッケージトレイ20Fと後部パッケージトレイ20Rとを蝶番などのヒンジ部材28で折り曲げ可能に連結したものである。
図8に示す支点構造は、前部パッケージトレイ20Fと後部パッケージトレイ20Rとの対向面にそれぞれスラント部29,30を形成すると共に、前部パッケージトレイ20Fの後端と後部パッケージトレイ20Rの前端とを可撓部31にて折り曲げ可能に一体連結したものである。
要するに、上述の第1の支点24および第2の支点26は車幅方向の全幅に延びるヒンジ部にて構成することができる。
このように構成した自動車後部の荷室構造の作用を以下に、詳述する。
図3に示すように前部ボード11Fと後部ボード11Rとを前後に水平に並べてトレイ10上のノーマル位置に配設した状態下にあっては、これら前後の各ボード11F,11Rよりなるトランクボード11とリヤパッケージトレイ20との間に、比較的大きい荷室Aが形成され、かつ前部ボード11Fと後部ボード11Rとを荷室に水平に前後方向に並べて支持して、荷室を上下(荷室Aとトレイ10内との上下)に仕切るものである。
図3に示す状態から図5に示すように、前部ボード11Fを左右のリヤサイドトリム22,22の段部23,23相互間(図4参照)に水平に横架すると共に、後部ボード11Rの下端部をトレイ10の凹溝10a,10aに差込んで、この後部ボード11Rを起立固定すると、上述の前部ボード11Fと後部ボード11Rとにより前後下面が囲われた棚部Bが形成されると共に、各要素2,10,11F,11Rで前後上下面が囲われたシークレットボックスCと、後方に開放された後部荷室Dとが形成され、しかも棚部B上の荷室空間は各要素2,11F,11R,20で囲繞された構造となり、かつ前部パッケージトレイ20Fにて開閉可能な構造となる。つまり、2つのボード11F,11Rにより荷室を特徴の異なる前後上下の3つに区切って、3つの収納部(棚部B、シークレットボックスC、後部荷室D参照)を設けることができる。
図5に示す状態から図9に示すように第2の支点26を介して前部パッケージトレイ20Fの前半部を上方かつ後方に回動させた後に、この図9に示す状態から第1の支点24を介して前部パッケージトレイ20Fの前半部および後半部を一体的に上方かつ後方に回動させると、図10に示すように、棚部B上方を開放することができる。
しかも、上述の前部パッケージトレイ20Fの開閉操作はリヤシート4側から段階的に実行することができるので、座席としての後席から棚部B上の荷物の出し入れを容易に行なうことができる。
一方、図5に示す状態から図11に示すように他方の座席たとえば右シート4Rに着座した後席乗員が一方の非着座側の座席たとえば左シート4Lのシートバック2を前方に倒すと、荷室としてのシークレットボックスCと車室Eとが連通するので、このシークレットボックスCに対する荷物の出し入れをリヤシート4に着座した状態のままで実行することができる。
また図13に示すようにパッケージトレイ20を第1の支点24で折り畳んだ状態下において荷室後部に図示の如く立設すると、リヤゲート13開時の荷物の脱落を防止することができる。
このように図1〜図11、図13で示した実施例の自動車後部の荷室構造は、座席(リヤシート4参照)後方のリヤフロア5上方に荷室A(図3参照)を形成する自動車後部の荷室構造であって、前部ボード11Fと後部ボード11Rとを備え、上記荷室Aは、前部ボード11Fを座席4背面後方のリヤフロア5から所定の高さ(図5参照)にて略水平かつ着脱可能に支持すると共に、後部ボード11Rを前部ボード11F後端に近接するよう上記荷室のリヤフロア5の上方に着脱可能に立設させ、かつ前部ボード11Fが上記座席4と後部ボード11Rの上端よりも下方位置に支持されるようになっており、上記前部ボード11Fと後部ボード11Rと座席背面とによって、前後下面が囲われた棚部Bと、上記前部ボード11Fと後部ボード11Rと座席背面と、リヤフロア5とによって前後上下面が囲われたシークレットボックスCと、後方に開放された後部荷室Dとを形成するように構成されたものである。
この構成によれば、前部ボード11Fと後部ボード11Rとの2枚のボードにより荷室を前後上下に仕切って、上記棚部Bと、シークレットボックスCと、後部荷室Dという特徴を異にする3つの収納部(棚部B、シークレットボックスC、後部荷室D参照)を設けることができるので、利便性向上を図ることができる。
また、上記棚部Bは前後下面の三面が囲われているので、荷物の出し入れ性および収納安定性に優れており、上記シークレットボックスCは前後上下面の四面が囲われているので、シークレット性を有し、上記後部荷室Dは後方に開放されているので、荷物の出し入れ性に優れる。
さらに、上記前部ボード11Fと後部ボード11Rとを図3に示すように荷室Aに水平に前後方向に並べて支持し、上記荷室を上下に仕切ることができるものである。
この構成によれば、前部ボード11Fと後部ボード11Rとを前後方向に並べると、荷室を上下にも仕切ることができる。つまり、ボード11F,11Rより上側の荷室Aと、ボード11F,11Rより下側の荷室(トレイ10の内部参照)とに上下に仕切ることができる。
また、上記前部ボード11Fの水平状態での前後長よりも後部ボード11Rの立設状態での上下長が長く構成されたものである。
この構成によれば、前部ボード11Fをリヤフロア5から高い位置に設置して上記棚部Bに対する荷物の出し入れ性の容易化を図ると共に、背の高いシークレットボックスCを形成することができる。
加えて、上記前部ボード11Fの上方には後端側を支点24として上方かつ後方に回動する前部パッケージトレイ20Fが設けられたものである。
この構成によれば、上述の棚部Bの上方が前部パッケージトレイ20Fにて開閉可能に覆われるので、隠蔽構造により、棚部B上に載置または格納した荷物の盗難防止性が向上する。
また、上記前部パッケージトレイ11Fの後端からさらに後部ボード11Rよりも後方に延びる後部パッケージトレイ20Rが設けられ、上記後部パッケージトレイ20Rはその後端側を起伏動作できるようリヤヘッダ部(リヤヘッダ18参照)を支点に開閉するリヤゲート13に支持されたものである。
この構成によれば、リヤヘッダ18部を支点に開閉されるリヤゲート13の開閉動作に連動して、後部パッケージトレイ20Rの後端側が起伏動作するので、通常のパッケージトレイ20の性能を維持しつつ、荷物出し入れ時のパッケージトレイ20の操作性が向上する。つまり、盗難防止性と荷物の積み下ろしの容易化とを両立することができる。
さらに、上記前部パッケージトレイ20Fの前端と後端との間には少なくとも1つの第2の支点26が設けられ、前部パッケージトレイ20Fを段階的に回動させるように構成したものである。
この構成によれば、前部パッケージトレイ20Fを上述の各支点24,26を介して段階的に回動操作できるので、後席4からの荷物出し入れ時において前部パッケージトレイ20Fをより一層簡単に開閉操作することができ、特に小物の出し入れ時等においては開閉量を少なくし、開閉の容易化を図ることができる。
加えて、上記トランクボード11の下部にはトレイ10が配置され、該トレイ10には起立状態の後部ボード11Rの下部を差込む差込み部(凹溝10a参照)が形成されたものである。
この構成によれば、リヤフロア5上のトレイ10から後部ボード11Rを離間させ、この後部ボード11Rの下部をトレイ10の差込み部(凹溝10a参照)に差込むと、後部ボード11Rを起立状態に保持させることができる。この結果、簡単な構造でありながら後部ボード11Rを確実に起立保持させることができる。
さらに、上記座席(リヤシート4参照)のシートバック2が左右に分割されたベンチシートとされ、起立して車室と上記シークレットボックスCとを仕切る状態と、前方に倒伏してシークレットボックスCと車室とを連通する状態とに、左右のシートバック2,2が独立して起倒できるように構成したものである。
この構成によれば、前部ボード11F下方に形成されたシークレットボックスCに対して他方の着座に着座した状態で、非着座側のシートバック2を倒すと、シークレットボックスCと車室Eとが連通するので、車室E側からシークレットボックスC内の収納物を容易に出し入れすることができる。
図12は前部ボード11Fをシートバック2の上端より下方位置で、かつ起立させた後部ボード11Rの上端より下方位置に水平または略水平状態に支持する構造の他の実施例を示し、左右のリヤサイドトリム22,22の上下方向の中間位置には乗員の手が入るのに充分な凹部32を形成し、この凹部32の裏面側つまり車外側には平面視でコの字状の支持部材33の基端側(図示外端側)を出し入れ可能に保持するガイド部34を取付けている。
このガイド部材34は平面視コ字状の支持部材33の前後の脚部に対応して片側で2個設けられるが図12では図示の便宜上、1つのみ示している。
また上述の支持部材33の基端部には抜け止め部材35を設けている。上述の支持部材33は手動操作にて出し入れされるもので、棚部Bを形成しない場合にあっては、該支持部材33の遊端側(図示の内端側)は凹部32内に格納され、棚部Bを形成する場合には、凹部32に乗員の手を入れて支持部材33を図12に示すように引き出し、この引き出した左右の支持部材33,33相互間に前部ボード11Fを載置して、上述の棚部Bを形成するものである。
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図12において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の座席は、実施例のリヤシート4に対応し、
以下同様に、
差込み部は、凹溝10aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の自動車後部の荷室構造を示す側面図。 図1の要部の斜視図。 トランクボードのノーマル状態を示す側面図。 前部ボードの支持構造を示す断面図。 棚部、シークレットボックスおよび後部荷室形成時の側面図。 支点構造の実施例を示す断面図。 支点構造の他の実施例を示す断面図。 支点構造のさらに他の実施例を示す断面図。 前部パッケージトレイの段階的開放を示す側面図。 棚部上方を開放した状態の側面図。 シートバック倒伏時の説明図。 前部ボードの支持構造の他の実施例を示す断面図。 荷物の脱落防止時の説明図。
符号の説明
2…シートバック
4…リヤシート(座席)
5…リヤフロア
10…トレイ
10a…凹溝(差込み部)
11…トランクボード
11F…前部ボード
11R…後部ボード
13…リヤゲート
18…リヤヘッダ(リヤヘッダ部)
20F…前部パッケージトレイ
20R…後部パッケージトレイ
24…第1の支点(支点)
26…第2の支点
A…荷室
B…棚部
C…シークレットボックス
D…後部荷室

Claims (8)

  1. 座席後方のリヤフロア上方に荷室を形成する自動車後部の荷室構造であって、
    前部ボードと後部ボードとを備え、
    上記荷室は、前部ボードを座席背面後方のリヤフロアから所定の高さにて略水平かつ着脱可能に支持すると共に、後部ボードを前部ボード後端に近接するよう上記荷室のリヤフロアの上方に着脱可能に立設させ、かつ前部ボードが上記座席と後部ボードの上端よりも下方位置に支持されるようになっており、
    上記前部ボードと後部ボードと座席背面とによって、前後下面が囲われた棚部と、上記前部ボードと後部ボードと座席背面と、リヤフロアとによって前後上下面が囲われたシークレットボックスと、後方に開放された後部荷室とを形成するように構成された
    自動車後部の荷室構造。
  2. さらに上記前部ボードと後部ボードとを荷室に水平に前後方向に並べて支持し、
    上記荷室を上下に仕切ることができる
    請求項1記載の自動車後部の荷室構造。
  3. 上記前部ボードの水平状態での前後長よりも後部ボードの立設状態での上下長が長く構成された
    請求項1または2記載の自動車後部の荷室構造。
  4. 上記前部ボードの上方には後端側を支点として上方かつ後方に回動する前部パッケージトレイが設けられた
    請求項1〜3の何れか1に記載の自動車後部の荷室構造。
  5. 上記前部パッケージトレイの後端からさらに後部ボードよりも後方に延びる後部パッケージトレイが設けられ、
    上記後部パッケージトレイはその後端側を起伏動作できるようリヤヘッダ部を支点に開閉するリヤゲートに支持された
    請求項4記載の自動車後部の荷室構造。
  6. 上記前部パッケージトレイの前端と後端との間には少なくとも1つの第2の支点が設けられ、
    前部パッケージトレイを段階的に回動させるように構成した
    請求項4または5記載の自動車後部の荷室構造。
  7. 上記トランクボードの下部にはトレイが配置され、該トレイには起立状態の後部ボードの下部を差込む差込み部が形成された
    請求項1〜6の何れか1に記載の自動車後部の荷室構造。
  8. 上記座席のシートバックが左右に分割されたベンチシートとされ、
    起立して車室と上記シークレットボックスとを仕切る状態と、前方に倒伏して上記シークレットボックスと車室とを連通する状態とに、左右のシートバックが独立して起倒できるように構成した
    請求項1〜7の何れか1に記載の自動車後部の荷室構造。
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