JP4479507B2 - 車両の荷室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後席の後方に備えられた荷室の構造に係わり、特に荷室を上下及び前後に分割可能な車両の荷室構造に関するものである。
従来、バン・ワゴンタイプの車両としては、車両の後席後方側に設けられた荷室と、車両の車体の後部に設けられて後部ドアにより開閉され且つ後部ドアの開時に荷室を後方に開口させる後部荷室開口と、荷室の上下方向中間部の位置で荷室に着脱可能に取り付けられて荷室を上下に分割するラゲッジボードを備えたものが知られている。
この後部荷室開口は後部ドアを開閉可能に設けられていて、後部ドアを開いて後部荷室開口から荷物の出し入れを行っている。この荷室の底面は、表面にカーペットを有するラゲッジフロアトリムによって形成されており、このラゲッジフロアトリムの一部は開閉及び回動可能なラゲッジボードによって構成されている。そして、ラゲッジボードを開閉することにより、ラゲッジボード下方の荷物の出し入れを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
また、ラゲッジボードが前側ラゲッジボードと後側ラゲッジボードとの前後に2分割されたラゲッジボードである場合には、後側ラゲッジボードの配置変更を行う(縦置きする)ことで荷室を前後に区切り、荷物の大きさに応じた収納を行うようにしている車両も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−71884号公報 特開2003−291733号公報
しかしながら、ラゲッジボードが2分割されているような従来の荷室構造にあっては、前側ラゲッジボードの高さを後部荷室開口の下端部に対して高い位置及び低い位置の両方へ配置する構成はあったが、後側ラゲッジボードを後部荷室開口の下端部に対して高い位置及び低い位置の両方に配置する構成はなかった。
このため、ラゲッジボードの上下側共に大きな荷物を積載する態様と、後側ラゲッジボードを下方の荷室底面上に配置変更して、この後側ラゲッジボード上にさらに大きな荷物を積載する態様とを、荷物の大きさに応じて選択的に設定することができなくて利便性に欠ける問題があった。
また、従来の荷室構造ではラゲッジボードが後部荷室開口に対して面一又は下側位置に設定されていた。このため、荷室内に溜まったゴミ等を後部荷室開口から掃き出す際に、後部荷室開口との隙間あるいは段差等によって上手く掃き出せないという問題があった。
さらに、荷室を上下に分割しないときのような前側ラゲッジボードの不使用時には、この前側ラゲッジボードの効率的かつガタつきのない確実な収納が求められていた。
一方、ラゲッジボードの開閉により下方の荷室の出し入れを可能にしている荷室構造では、ラゲッジボードの上面が同一面で形成されている。このため、ラゲッジボードに必要な剛性を確保するための多数の補強材を設ける構成になっていたので、ラゲッジボードがコスト高及び重量増加になるという問題があった。
本発明は、ラゲッジボードの上下側に形成した荷室と、全く分割されない1つの大きな荷室とを選択的に構成することができ、かつラゲッジボードの効率的な収納を図った車両の荷室構造を提供することを目的とするものである。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、車両の後席後方側に設けられた荷室と、前記車両の車体の後部に設けられて後部ドアにより開閉され且つ前記後部ドアの開時に前記荷室を後方に開口させる後部荷室開口と、前記荷室の上下方向中間部の位置で前記荷室に着脱可能に取り付けられて前記荷室を上下に分割するラゲッジボードを備えると共に、前記ラゲッジボードは前側ラゲッジボードと後側ラゲッジボードとに2分割されている荷室構造であって、前記荷室両側のラゲッジサイドトリムには、前記前側ラゲッジボードの両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部と、前記後側ラゲッジボードの先端側の両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部とが、各々設けられ、前記後側ラゲッジボードの後部を前記後部荷室開口における下端部に当接させることにより、前記荷室を上下に分割する態様と、前記ラゲッジボードを前記荷室の荷室底面に収納可能とすることにより、前記荷室を仕切らない態様と、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付けることにより、前記荷室を前後に分割する態様とを選択的に設定可能とした車両の荷室構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付ける態様で、前記前側ラゲッジボードを、前記ボード支持部に載せてノーマル状態に配置して、前記荷室の前側を上下の荷室に分割すると共に、前記縦置き状態で取り付けられた後側ラゲッジボードで、荷室の後側とは、前後に分割する請求項1記載の車両の荷室構造を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードの後部に略下向きの後突起部を設けて、該後突起部を前記後部荷室開口における下端部に当接させることにより、前記ラゲッジボードの上面を前記後部荷室開口の下端部よりも高い位置に配置可能にする請求項1記載の車両の荷室構造を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードの荷室底面への収納に際して前記後突起部を前記荷室底面に当接させたとき、前記後側ラゲッジボードの前端部を保持すると共に、該後突起部と協働して前記後側ラゲッジボードを前記荷室底面と略平行に保持する保持突部が前記荷室両側のラゲッジサイドトリムの下端部に設けられ、前記後側ラゲッジボードと前記荷室底面との間に前記前側ラゲッジボードの収納空間が形成され、該収納空間に前記前側ラゲッジボードが収納されている請求項記載の車両の荷室構造を特徴としている。
また、請求項5に記載されたものは、前記前側ラゲッジボードは、前記収納空間に収納されたときに、前記ラゲッジサイドトリムの前記保持突部と後側ラゲッジボードの前記後突起部とにより前後方向への移動が規制されている請求項4に記載の車両の荷室構造を特徴としている。
更に、請求項6に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードの下面の前端部近傍には軸線を車幅方向に向けたヒンジ軸が設けられ、前記ラゲッジサイドトリムの上下方向中間部には前記ヒンジ軸を回動可能且つ着脱可能に支持する係合溝を設けたボード支持部が設けられ、前記保持突部には上下に延び且つ上端が上方に開放する縦保持溝が形成され、前記縦保持溝は前記後側ラゲッジボードの前端部を上下に挿脱可能に保持して前記後側ラゲッジボードを縦置に支持可能に設けられていると共に、前記ヒンジ軸は、前記後側ラゲッジボードの縦置き時に前記保持突部の上面近傍に位置させられる一方、前記後側ラゲッジボードの前記荷室底面への収納に際しての横置き時に前記縦保持溝内に嵌合させられることで、前記ヒンジ軸が単独で荷物に当接するのを防止可能に設けられている請求項4又は5に記載の車両の荷室構造を特徴としている。
そして、請求項7に記載されたものは、前記各ラゲッジサイドトリムには、前記保持突部の上方に位置して、前記保持突部により縦置き保持されている前記後側ラゲッジボードの中間部を挿脱可能に保持する縦保持ガイドを有する第2の保持突部が設けられている請求項4乃至6のうち何れか一項に記載の車両の荷室構造を特徴としている。
更に、請求項8に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付ける縦保持ガイドには、前記前側ラゲッジボードを支持するボード支持部と連設される傾斜ガイド部が延設されている請求項1記載の車両の荷室構造を特徴としている。
本発明の請求項1に係わる発明によれば、車両後方の荷室を後部荷室開口の下端部から上方の高い位置で上下に仕切ったことにより、荷室の上下に大きな荷物を積載できる態様と、荷室を仕切らないで形成される一つの大きな荷室にさらに大きな荷物を積載できる態様とに加えて、2分割した前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付けることにより、前記荷室を前後に分割する態様を使用者の必要に応じて選択的に設定することができる。
そして、ラゲッジボードの不必要時には、このラゲッジボードを2分割して、荷室底面上に収納することができる。
また、上,下に仕切るだけでなく、2分割されたラゲッジボードのうち、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付けることで、前記荷室を前後に分割する態様を、選択的に設定出来る。
このため、更に、荷物の大きさに応じて選択的に設定する態様が増大して、利便性が向上する
そして、請求項2に記載されたものは、荷室の前後が、前記後側ラゲッジボードが縦置き状態で取り付けられることにより、より大きな後側の荷室と、上下に分割された前側の荷室とに分割することが出来、荷室には、大きい荷物を搭載することができる。
更に、請求項3に記載されたものは、ラゲッジボードの上面を後部荷室開口の下端部よりも高い位置に配置したことで、荷室内に溜まったゴミ等を後部荷室開口から容易に掃き出すことができる。さらに、後側ラゲッジボードの後部には略下向きの後突起部が形成されているので、コストや重量の増大を生じることなく後側ラゲッジボードの剛性を確保することができる。
そして、請求項4に記載されたものは、後側ラゲッジボードの後部側に形成された後突起部を、荷室底面上に当接させて、前端部が、ラゲッジサイドトリムに設けられた保持突部により、保持されることで、後側ラゲッジボードが、荷室底面と略平行に配置されて、収納空間が形成される。
そして、この収納空間に、前側ラゲッジボードを収納することで、前側のラゲッジボード及び後側ラゲッジボードを重ねた状態で荷室底面上に収納することができる。
また、請求項5に記載されたものは、収納空間に収納されている前側ラゲッジボードが、前記保持突部と、前記後側ラゲッジボードの後突起部とにより前後方向への移動が規制されているので、前側ラゲッジボードが、荷室底面上にガタ付きなく収納される。
これにより車両の走行時における前側ラゲッジボードのガタ付き音の発生を防止することができる。
更に、請求項6に記載されたものは、保持突部は、この保持突部の縦保持溝に後側ラゲッジボードの前端部を挿入することで後側ラゲッジボードの縦置き保持と、荷室底面上の後側ラゲッジボードの横置き保持とを兼用しているので、後側ラゲッジボードの保持部の数量を低減して荷室内の見映えが煩雑になるのを防止することができる。
さらに、ヒンジ軸は、後側ラゲッジボードの縦置き時に保持部材の上面近傍に位置させられる一方、後側ラゲッジボードの荷室底面への収納に際しての横置き時に縦保持溝内に嵌合させられることで、ヒンジ軸が単独で荷物に当接して破損するのを防止することができる。
そして、請求項7に記載されたものは、前記保持突部に縦置きとされて、前端部を、保持されている後側ラゲッジボードの中間部が、ラゲッジサイドトリムに設けられた第2の保持突部に対して、挿脱可能となるように設けられているので、後側ラゲッジボードを縦置き状態で確実に保持することができると共に、両保持突部への後側ラゲッジボードの挿脱を容易に行うことができて、荷室の前後方向への仕切り作業を容易に行うことができる。
更に、請求項8に記載されたものは、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付ける縦保持ガイドに延設された傾斜ガイド部が、前記前側ラゲッジボードを支持するボード支持部と連設されている。
このため、該傾斜ガイド部に、前記後側ラゲッジボードの前縁部を摺接させてスライドガイドさせながら、装脱着を行うことが出来るので、後側ラゲッジボードの実重量に比して軽い操作力で、態様の変更を行うことが出来る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、バンタイプ又はワゴンタイプの車両1の後部に設けられた荷室2を後側から見た図である。図2に示すように、車両1における後席(リヤシート)3の後方には荷室2が設けられている。この後席3は、シートクッション4、シートバック5及びヘッドレスト6等を備えている。
車両1の後部には荷室2を後方に開口させる後部荷室開口8が設けられており、この後部荷室開口8は後部ドア9により開閉される。この荷室2の荷室底面10の上方にはラゲッジボード11が配置されていて、荷室2を上下の大きな荷室2A,2Bに分割している。また、ラゲッジボード11は、前側ラゲッジボード12と後側ラゲッジボード13とに2分割されている。
本実施例では、シートバック5を破線で示す位置に倒伏させることにより、シートバック5の背面5aがラゲッジボード11の高さと略同一になって、荷室2を前後方向に拡大させることができる。
荷室2の両側面は、図11に示すようなラゲッジサイドトリム14,14によりそれぞれ形成されている。この図11における左側のラゲッジサイドトリム14は、図2〜図5及び図9に示した右側のラゲッジサイドトリム14と同じ構造を有するので、以下右側のラゲッジサイドトリム14の構造について詳述し、左側のラゲッジサイドトリム14の詳細説明は省略する。
図10に示すように、前側ラゲッジボード12の下面両側の前端部には、軸線15c,15cを車幅方向に向けたヒンジ軸15a,15aがそれぞれ設けられている。このヒンジ軸15a,15aは、前側ラゲッジボード12の前端の両角部に設けられた切欠部12aから一部がそれぞれ延出されて設けられている。
また、図11に示すように、後側ラゲッジボードの下面両側の前端部には、軸線15d,15dを車幅方向に向けたヒンジ軸15b,15bがそれぞれ設けられている。このヒンジ軸15b,15bは、後側ラゲッジボード13の前端の両角部に設けられ切欠部13bから一部が、それぞれ延出されて設けられている。
図10,図11において、前記両ラゲッジサイドトリム14,14には、前側ラゲッジボード12の両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部16,16と、後側ラゲッジボード13の先端側の両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部17,17とがそれぞれ設けられている。
図10において、前記ボード支持部16,16には、斜め後方に開口している係合溝18a,18a(図2参照)がそれぞれ形成されている。この係合溝18a,18aに前側ラゲッジボード12のヒンジ軸15a,15aをそれぞれ挿脱することにより、前側ラゲッジボード12はボード支持部16,16に着脱可能であって、且つ、挿入時には回動可能になっている。
図11において、前記ボード支持部17,17には、斜め後方に開口している係合溝18b,18b(図2参照)がそれぞれ形成されている。
この係合溝18b,18bに後側ラゲッジボード13のヒンジ軸15b,15bをそれぞれ挿脱することにより、後側ラゲッジボード13はボード支持部17,17に挿脱可能であって、且つ、挿入時には回動可能になっている。
次に、後側ラゲッジボード13の前端部が上記のように支持されている後側ラゲッジボード13の後部の形状及び支持構造について説明する。
図5において、後側ラゲッジボード13の後端部には、略下向き(斜め後方向き)に突設形成されて、後突起部20が一体に設けられている。この後突起部20の両端部には、後突起部20の一部を構成するリブ20aがそれぞれ設けられている。前記荷室底面10は、図示しないフロアパネルを覆っているアンダーボード22の上面によって形成されている。このアンダーボード22の後部には後壁23が立ち上がっている。
荷室2の後方側には、車体剛性部材としてのリヤパネル24が閉断面形状で配設されている。このリヤパネル24の外側にはリヤバンパ25が配設されている。前記リヤパネル24の上部は、リヤパネルフィニッシャ26により覆われている。
前記リヤパネルフィニッシャ26の上面は、前記後部荷室開口8の下端部8aとして機能している。前述した後側ラゲッジボード13の後突起部20は、後部荷室開口8の下端部8aに当接している。
この状態では、ラゲッジボード11(すなわち前側ラゲッジボード12及び後側ラゲッジボード13)をこのように後部荷室開口8の下端部8aよりも高い位置に配置されている。
また、図2及び図9に示すように、ラゲッジサイドトリム14の下部には、前記後側ラゲッジボード13を荷室底面10上に収納するときに後側ラゲッジボード13の後突起部20と協働して後側ラゲッジボード13の前端部13aを保持するための保持突部28が設けられている。
この保持突部28には上下に延び且つ上端が上方に開放する縦保持溝29が形成されている。また、この保持突部28の高さは、後側ラゲッジボード13の後突起部20の高さと略同一になっている。
前記縦保持溝29の前後方向の位置は、図2におけるボード支持部16上の前側ラゲッジボード12の後端部近傍の下方に位置している。また、縦保持溝29の幅は、縦置きされる後側ラゲッジボード13の前端部13aが挿脱可能であると共に、後側ラゲッジボード13のヒンジ軸15bが挿脱可能な大きさになっている。
さらに、ラゲッジサイドトリム14には、前記保持突部28の上方に位置させた第2の保持突部31,31が設けられている。この第2の保持突部31,31は、保持突部28により保持されている後側ラゲッジボード13の中間部を挿脱可能に保持する縦保持溝(保持空間)30を有している。
次に、上述のように構成された実施例1の車両の荷室構造の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、前側ラゲッジボード12のヒンジ軸15a,15aをボード支持部16,16の係合溝18a,18aにそれぞれ嵌合させ、前側ラゲッジボード12をボード支持部16上に載せることにより前側ラゲッジボード12はノーマル状態に配置されている。
また、後側ラゲッジボード13のヒンジ軸15b,15bをボード支持部17,17の係合溝18b,18bにそれぞれ嵌合させて、後側ラゲッジボード13の前端部13aをボード支持部17上に載せると共に、後側ラゲッジボード13の後突起部20を後部荷室開口8の下端部8a上に載せることで後側ラゲッジボード13はノーマル状態に配置されている。
この前側ラゲッジボード12及び後側ラゲッジボード13からなるラゲッジボード11が、図1及び図2に示すようなノーマル状態にあるときには、後部荷室開口8の下端部8aよりも高い位置で、ラゲッジボード11が荷室2を上下に分割するように配置されている。
これにより、荷室底面10上下側に大きな荷室2A,2Bが形成されてそれぞれに大きな荷物を積載することができる。
また、ラゲッジボード11の上面11aが後部荷室開口8の下端部8aよりも高い位置にあるので、ラゲッジボード11上のゴミ等の掃き出しを容易に行うことができる。
そして、後側ラゲッジボード13の後部に後突起部20を設けたことにより、後側ラゲッジボード13に必要な剛性を確保するための多数の補強材を後側ラゲッジボード13に設ける必要が無い。このため、この後側ラゲッジボード13を有する前記ラゲッジボード11の製造コスト及び重量の低減を図ることができる。
更に、図1に示されるように、この実施例1の車両の荷室構造では、後側ラゲッジボード13の後部に設けられた略下向きの後突起部20が、前記後部荷室開口8における下端部8aに、車幅方向略全幅に渡り、当接されている。
このため、車両後方から前記後部荷室開口部9周縁を視認する際に、前記後側ラゲッジボード13の下側の荷室2B内が、この後突起部20によって隠れて見えない。
従って、後側ラゲッジボード13の下側の荷室2B内に荷物を収納することにより、一定のプライバシーが保たれると共に、これらの荷物が露出しないので、外観品質を良好に保つことが出来る。
次に、上記荷室2A,2Bよりも大きい荷室を必要とする場合には、図2のノーマル状態にある後側ラゲッジボード13を取り外して、図3に示すように第2の保持突部31及び第1の保持突部としての保持突部28に、後側ラゲッジボード13が縦置き状態で取り付けられる。
これにより、荷室2は、より大きな後側の荷室2Cと、前側の上下の荷室2D,2Eとに分割することができ、荷室2Cには、大きい荷物を積載することができる。また、後側ラゲッジボード13を保持する保持突部28及び縦保持ガイド30はラゲッジサイドトリム14に設けられているので、後側ラゲッジボード13の挿脱が容易であると共に、荷物の積載作用を妨げることがない。
上述のように後側ラゲッジボード13を縦置き状態にしたときには、後側ラゲッジボード13のヒンジ軸15bは、図6に示すように保持突部28の上面28a近傍に位置している。これにより、荷室2Cに荷物を積載したときにヒンジ軸15bが単独で荷物に当たる現象及びこれによるヒンジ軸15bの破損等を未然に防止することができる。
荷室2を分割することなく一つの大きな荷室2Fに形成する場合には、図4に示すように前側ラゲッジボード12及び後側ラゲッジボード13が取り外されて荷室底面10上に収納される。
この場合、後側ラゲッジボード13は図8に示すように後突起部20を荷室底面10の後部の角隅部33に位置させて保持されると共に、前端部13aを保持突部28上に載せ、且つ、ヒンジ軸15bを保持突部28の縦保持溝29に嵌合させることで荷室底面10と略平行の状態で保持されている。なお、後突起部20は必ずしも後壁23(図8参照)に当接する必要はない。
後側ラゲッジボード13は、下面側のヒンジ軸15bを保持突部28の縦保持溝29に挿入することで確実に荷室底面10上に保持されると共に、ヒンジ軸15bが単独で荷物に当たって破損する不具合は防止されている。
また、後側ラゲッジボード13と荷室底面10との間で形成されている収納空間34内には、前側ラゲッジボード12が収納されている。この前側ラゲッジボード12は、保持突部28と後突起部20のリブ20aとにより前後方向への移動を規制して収納されている。
これにより、前側ラゲッジボード12及び後側ラゲッジボード13は荷室底面10上に重ねられた状態で確実に保持されて、車両1の走行時におけるガタ付きの発生が防止されている。
また、前記保持突部28は、上述したように縦置きの後側ラゲッジボード13の前端部13aを保持する機能と、横置きの後側ラゲッジボード13の前端部13aを保持する機能とを兼用している。
このため、荷室2内における後側ラゲッジボード13の保持突部の数量を低減することができて、荷室2の見映えの煩雑さの発生を防止することができる。
このように、後側ラゲッジボード13の縦置き、又は前後側ラゲッジボード12,13の取り外しを行うことにより、荷物の大きさにに応じて選択的に荷室2の形状を設定することができる。
なお、前側ラゲッジボード12の前後方向への長さが、収納空間34の前後方向への長さよりも短いときには、保持突部28の収納空間34側にリブを設けるか、又は、後突起部20のリブ20aを前側に延ばすことで後側ラゲッジボード13の前後方向への移動を規制することができる。
このように、前後方向への前側ラゲッジボード12の長さを短くし、その分後側ラゲッジボード13を長くすることで、図3における荷室2C及び荷室2D、2Eの大きさを設計時において任意に選択することができる。
以上、説明した本発明の実施の形態の実施例1の車両の荷室構造は、車両(1)の後席(3)後方側に設けられた荷室(2)と、前記車両(1)の車体の後部に設けられて後部ドア(9)により開閉され且つ前記後部ドア(9)の開時に前記荷室(2)を後方に開口させる後部荷室開口(8)と、前記荷室(2)の上下方向中間部の位置で前記荷室(2)に着脱可能に取り付けられて前記荷室(2)を上下に分割するラゲッジボード(11)を備えると共に、前記ラゲッジボード(11)は前側ラゲッジボード(12)と後側ラゲッジボード(13)とに2分割されている荷室構造であって、前記後側ラゲッジボード(13)の後部に略下向きの後突起部(20)を設けて、該後突起部(20)を前記後部荷室開口(8)における下端部(8a)に当接させることにより、前記ラゲッジボード(11)の上面(11a)を前記後部荷室開口(8)の下端部(8a)よりも高い位置に配置可能にすると共に、前記ラゲッジボード(11)を前記荷室(2)の荷室底面(10)に収納可能にしている。
この構成によれば、車両後方の荷室(2)を後部荷室開口(8)の下端部(8a)から上方の高い位置で上下に仕切ったことにより、荷室(2)の上下に大きな荷物を積載できる態様と、荷室(2)を仕切らないで形成される一つの大きな荷室にさらに大きな荷物を積載できる態様とを、使用者の必要に応じて選択的に設定することができる。そして、ラゲッジボード(11)の不必要時には、このラゲッジボード(11)を荷室底面(10)上に収納することができる。
また、前記後側ラゲッジボード(13)の後部の後突起部(20)を前記後部荷室開口(8)における下端部(8a)に当接させることにより、荷室(2)内に溜まったゴミ等を後部荷室開口(8)から容易に掃き出すことができる。
更に、前記後側ラゲッジボード(13)の後部の後突起部(20)が、略下向き(斜め後方向き)に突設形成されているので、ラゲッジボード(11)の上面(11a)を、後部荷室開口(8)の下端部(8a)よりも高い位置に配置することが出来る。
このため、荷室(2)内に溜まったゴミ等を後部荷室開口(8)から、更に容易に掃き出すことができる。
また、後側ラゲッジボード(13)の後部には略下向きの後突起部(20)が形成されているので、コストや重量の増大を生じることなく後側ラゲッジボード(13)の剛性を確保することができる。
この実施例1では、図5に示すように、前記後側ラゲッジボード13及び図示省略の前側ラゲッジボード12の内部には、肉抜き空隙部が、複数形成されていて、断面ボックス状構造体としているので、一枚の板材で、後側ラゲッジボード13を構成する場合に比して、重量を増大させることなく、所望の面内外方向の剛性を得ることが出来る。
このため、例えば、前記ノーマル状態で、略水平に装着された前,後側ラゲッジボード12,13の上面側に、一定の重量を有する荷物を積載可能である。
しかも、下側の大きな荷室2Bの高さ方向寸法が、後側ラゲッジボード(13)の後部の後突起部(20)が、略下向きに突設されている分、大きく設定出来る。このため、上,下側の両荷室2A,2Bに収納出来る荷物の重量及び大きさの多種,多様性を更に、増大させることができる。
また、本発明の実施の形態の車両の荷室構造は、前記後側ラゲッジボード(13)の荷室底面(10)への収納に際して前記後突起部(20)を前記荷室底面(10)に当接させたとき、前記後側ラゲッジボード(13)の前端部(13a)を保持すると共に前記後側突起部(20)と協働して前記後側ラゲッジボード(13)を前記荷室底面(10)と略平行に保持する保持突部(28)が前記荷室(2)両側のラゲッジサイドトリム(14)の下端部に設けられ、前記後側ラゲッジボード(13)と前記荷室底面(10)との間に前記前側ラゲッジボード(12)の収納空間(34)が形成され、該収納空間(34)に前記前側ラゲッジボード(12)が収納されている。
この構成によれば、後側ラゲッジボード(13)の後部側を後突起部(20)により荷室底面(10)上に当接し、前端部(13a)をラゲッジサイドトリム(14)に設けた保持突部(28)により保持させることで、後側ラゲッジボード(13)を荷室底面(10)と略平行に配置して収納空間(34)を形成することができる。
そして、この収納空間(34)に前側ラゲッジボード(12)を収納することで、前側のラゲッジボード(12)及び後側ラゲッジボード(13)を重ねた状態で荷室底面(10)上に収納することができる。
また、本発明の実施の形態の車両の荷室構造は、前記前側ラゲッジボード(12)は、前記収納空間(34)に収納されたときに、前記ラゲッジサイドトリム(14)の前記保持突部(28)と後側ラゲッジボード(13)の前記後突起部(20)とにより前後方向への移動が規制されている。
この構成によれば、収納空間(34)に収納されている前側ラゲッジボード(12)は、保持突部(28)と後側ラゲッジボード(13)の後突起部(20)とにより前後方向への移動を規制されているので、前側ラゲッジボード(12)を荷室底面(10)上にガタ付きなく収納することができ、これにより車両(1)の走行時における前側ラゲッジボード(12)のガタ付き音の発生を防止することができる。
また、本発明の実施の形態の車両の荷室構造は、前記後側ラゲッジボード(13)の下面の前端部(13a)近傍には軸線を車幅方向に向けたヒンジ軸(15b)が設けられ、前記ラゲッジサイドトリム(14)の上下方向中間部には前記ヒンジ軸(15b)を回動可能且つ着脱可能に支持する係合溝(18b)を設けたボード支持部(17)が設けられ、前記保持突部(28)には上下に延び且つ上端が上方に開放する縦保持溝(29)が形成され、前記縦保持溝(29)は前記後側ラゲッジボード(13)の前端部(13a)を上下に挿脱可能に保持して前記後側ラゲッジボード(13)を縦置きに支持可能に設けられていると共に、前記ヒンジ軸(15b)は、前記後側ラゲッジボード(13)の縦置き時に前記保持突部(28)の上面(28a)近傍に位置させられる一方、前記後側ラゲッジボード(13)の前記荷室底面(10)への収納に際しての横置き時に前記縦保持溝内(29)に嵌合させられることで、前記ヒンジ軸(15b)が単独で荷物に当接するのを防止可能に設けられている。
この構成によれば、保持突部(28)は、この保持突部(28)の縦保持溝(29)に後側ラゲッジボード(13)の前端部(13a)を挿入することで後側ラゲッジボード(13)の縦置き保持と、荷室底面(10)上の後側ラゲッジボード(13)の横置き保持とを兼用しているので、後側ラゲッジボード(13)の保持部の数量を低減して荷室内の見映えが煩雑になるのを防止することができる。
さらに、ヒンジ軸(15b)は、後側ラゲッジボード(13)の縦置き時に保持部材の上面(28a)近傍に位置させられる一方、後側ラゲッジボード(13)の荷室底面(10)への収納に際しての横置き時に縦保持溝(29)内に嵌合させられることで、ヒンジ軸(15b)が単独で荷物に当接して破損するのを防止することができる。
また、本発明の実施の形態の車両の荷室構造は、前記各ラゲッジサイドトリム(14)には、前記保持突部(28)の上方に位置して、前記保持突部(28)により縦置き保持されている前記後側ラゲッジボード(13)の中間部を挿脱可能に保持する縦保持ガイド(30)を有する第2の保持突部(31)が設けられている。
この構成によれば、保持突部(28)に縦置きして前端部(13a)を保持されている後側ラゲッジボード(13)の中間部を、ラゲッジサイドトリム(14)に設けた第2の保持突部(31)により挿脱可能に設けたので、後側ラゲッジボード(13)を縦置き状態で確実に保持することができると共に、両保持突部(28,31)への後側ラゲッジボード(13)を挿脱を容易に行うことができて、荷室(2)の前後方向への仕切り作業を容易に行うことができる。
図12乃至図18は、この発明の最良の実施の形態の実施例2の車両の荷室構造を示すものである。
なお、前記実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成について、前記実施例1の車両の荷室構造との相違する部分を中心に説明すると、この実施例2の後側ラゲッジボード113は、図12に示すように、後縁部に下向きに突設形成される後突起部120の上面113a側には、ハンドル部材122を埋設するハンドル収納凹部121が凹設形成されている。
このハンドル収納凹部121内に収納されたハンドル部材122の上面部122aは、前記後側ラゲッジボード113の上面113aと略面一となるように形成されていて、略中央部に、把手開口部122bが、楕円形状を呈するように開口形成されている。
そして、この実施例2では、この後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける態様では、前記実施例1の図3に示すように、前記後突起部120を車両後方向に向けて取付ける態様と、図13に示すように、前記後突起部120を車両前方向に向けて取付ける態様とが選択可能であるように構成されている。
また、この実施例2の車両の荷室構造では、この後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける態様で、図13乃至図15に示すように、この後側ラゲッジボード113よりも車両前方の荷室2E内には、車両付属品としてのパンク修理キット102が、固定手段としてのベルト105によって固定されている。
すなわち、この車両101のシートクッション4をフロアパネルに固定するボルト固定部109の上方には、荷室底面10に敷設されたアンダーボード110の前側傾斜面部110aが設けられている。
この前側傾斜面部110aの上面には、前記パンク修理キット102の収納箱103及び充填剤104が並設載置されると共に、車幅方向両側から掛け合わされる前記ベルト105を構成する各ベルト片の各端部間が、着脱自在な貼合部材としてのマジックテープ(登録商標)106によって貼合わされて、前記パンク修理キット102の収納箱103及び充填剤104が並設状態で、拘束されるように固定されている。
この実施例2のパンク修理キット102装着位置は、図13に示すように、前側の下の荷室2E内で、前記後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける態様で車両後方から視認出来ないと共に、前記前側ラゲッジボード112が、前記ボード支持部16によって、略水平に支持されている状態では、前記前側ラゲッジボード112の下方に位置するので、上方からも視認出来ない様に設定されている。
また、この実施例2の車両の荷室構造では、図13乃至図16に示されるように、前記後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける前,後縦保持ガイド131a,131bがラゲッジサイドトリム14から一体に突設形成されていて、このうち、前側の縦保持ガイド131aには、前記前側ラゲッジボード112を支持するボード支持部16と連設される傾斜ガイド部131cが、一体になるように車両後方に向けて下降するように延設されて、これらの縦保持ガイド131aと、ボード支持部16の後端部との間が連設されている。
更に、この実施例2の車両の荷室構造は、前記前側ラゲッジボード支持部16の上面部16cから、前側ラゲッジボード112の位置を規制する位置決めエンボス部16aが、略台形を呈して、一体に突設形成されている。
そして、図17に示すように、前記前側ラゲッジボード112の裏面側に形成された位置決め用凹部112bに、この位置決めエンボス部16aが係合されることにより、この前側ラゲッジボード112の車両前後方向位置が、所望の位置に位置決めされるように構成されている。
また、この前側ラゲッジボード支持部16の上面部16c及び前記ラゲッジサイドトリム14からは、前側ラゲッジボード112の車幅方向の位置を規制する位置決めリブ部16b,16bが、一体に突設形成されている。
そして、図17に示すように、前記前側ラゲッジボード112の側面部に、この位置決めリブ部16b,16bが、左,右側から当接されることにより、この前側ラゲッジボード112の車幅方向の位置が、所望の位置に位置決めされるように構成されている。
更に、この実施例2では、前記前,後ボード支持部16,17よりも、更に車両後方の前記ラゲッジサイドトリム14,14から、内側に向けて一体に、後端ボード支持部117,117が突設されている。
この後端ボード支持部117の上面部117cには、後側ラゲッジボード113の位置を規制する位置決めエンボス部117aが、略台形を呈して、一体に突設形成されている。
そして、図18に示すように、前記後側ラゲッジボード113の裏面側に形成された位置決め用凹部113bに、この位置決めエンボス部117aが係合されることにより、この後側ラゲッジボード113の車両前後方向位置が、所望の位置に位置決めされるように構成されている。
また、この後端ボード支持部117の上面部117c及び前記ラゲッジサイドトリム14からは、後側ラゲッジボード113の車幅方向の位置を規制する位置決めリブ部117bが、一体に突設形成されている。
そして、図18に示すように、前記後側ラゲッジボード113の側面部に、この位置決めリブ部117b,117bが、左,右側から当接されることにより、この前側ラゲッジボード112の車幅方向の位置が、所望の位置に位置決めされるように構成されている。
更に、この実施例2の前記前,後側ラゲッジボード112,113の下面の前端部近傍には、図17及び図18に示すように、軸線15c,15c及び15d,15dを車幅方向に向けたヒンジ軸15a,15a及び15b,15bが設けられている。
これらの各ヒンジ軸15a,15a及び15b,15bの各上部は、前記前,後側ラゲッジボード112,113の上面112a,113aが延設されることにより、覆われている。
次に、この実施例2の車両の荷室構造の作用効果について説明する。
このように構成された実施例2の車両の荷室構造では、前記実施例1の作用効果に加えて、更に、前記実施例1の図3に示されるような前記後側ラゲッジボード13(113)を縦置き状態で取り付ける態様では、前記後突起部20(120)を車両後方向に向けて取付ける態様と、図13に示すように、前記後突起部120を車両前方向に向けて取付ける態様とが選択可能である。
このため、例えば、前記後突起部20を車両後方向に向けて取付ける態様を選択した場合、上下面の向きを逆さにする必要が無く、容易に前記後側ラゲッジボード13を、前記後部荷室開口8側から挿抜して、略水平状態に変更可能である。
また、前記後突起部120を車両前方向に向けて取付ける態様では、前記後側ラゲッジボード113の上面113aが、車両後方から視認されるので、外観品質を良好なものとすることができる。
この実施例2では、図12に示すように、ハンドル部材122の上面部122aは、前記後側ラゲッジボード113の上面113aと略面一となるように形成されているので、図13に示すような前記後突起部120を車両前方向に向けて取付ける態様でも、外観品質を良好なものとすることができる。
そして、この後突起部120が、車両前方側に位置するので、前記後部荷室開口8側から、前記荷室2E等内へ、例えば、箱型形状の被収納物を干渉させることなく収納出来る。 更に、この実施例2では、図12に示すように、ハンドル部材122の上面部122aは、前記後側ラゲッジボード113の上面113aと略面一となるように形成されているので、図13に示すような前記後突起部120を車両前方向に向けて取付ける態様では、前記ハンドル部材113も、上面113a位置から車両後方に向けて突出していないため、前記被収納物を干渉させることなく収納出来る。
更に、前記後突起部120が面する収納空間部内の被収納物は、この後突起部120によって、斜め上方から抑えられるので、比較的小さな荷物でも、安定して積載される。
また、図13に示すように、前記後側ラゲッジボード113が、縦置き状態で取り付けられる態様で、この後側ラゲッジボード113よりも車両前方の荷室2E内には、車両付属品としてのパンク修理キット102が、ベルト105によって固定されている。
このため、パンク修理キット102は、前側の下の荷室2E内で、前記後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける態様で、車両後方から視認出来ないと共に、前記前側ラゲッジボード112が、前記ボード支持部16によって、略水平に支持されている状態では、上方からも視認出来ない。
従って、外観品質を良好なものとすることができる。
また、この実施例2の車両の荷室構造では、前側傾斜面部110aの上面に並設載置される前記パンク修理キット102の収納箱103及び充填剤104が、ベルト105によって拘束されて固定されているので、一旦、前記後側ラゲッジボード113又は、前側ラゲッジボード112を取り外せば、外部から視認出来る。このため、パンク等の緊急時に、例えば、助手席等の下側に収納されているパンク修理キットのように一般的な位置に固定されているものに比して、見つけやすく使用利便性が良好である。
しかも、前,後側ラゲッジボード112,113を、荷室底面10に収納する態様では、前記パンク修理キット102が、前,後側ラゲッジボード112,113に干渉しないので、収納効率が良好である。
また、前記ベルト105が、着脱自在なマジックテープ(登録商標)106によって、容易に前記パンク修理キット102を固定出来ると共に、ベルト105の拘束の解放も容易に行うことが出来る。
このため、斜めに設けられたアンダーボード110の前側傾斜面部110aに対して、前記パンク修理キット102の装脱着が、後部荷室開口部8側から容易に行えて、更に使用利便性が良好である。
また、前記後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける縦保持ガイド131aに延設された傾斜ガイド部131cが、前記前側ラゲッジボード112を支持するボード支持部16と連設されている。
このため、図14に示すように、前記ボード支持部17に点接触させている部分を回動中心としながら、この傾斜ガイド部131cに、前記後側ラゲッジボード113の前縁部113cを、図中二点鎖線で示すように、摺接させてスライドガイドさせながら、装脱着を行うことが出来るので、後側ラゲッジボード113の実重量に比して軽い操作力で、態様の変更を行うことが出来る。
また、この実施例2の車両の荷室構造では、前記前,後側ラゲッジボード112,113を支持する前記各ボード支持部16,117に形成された図15及び図16に示すような略台形の位置決めエンボス部16a,117aが、図17及び図18に示すように、各位置決め用凹部112b,112b及び113b,113bに係合されることによって、前記前,後側ラゲッジボード112,113の車両前後方向の位置が、規制される。
また、前記位置決めリブ部16b,16b及び117b,117bによって、前側ラゲッジボード112の車幅方向の位置が規制される。
このため、各前,後側ラゲッジボード112,113を略水平に装着する各態様で、容易に、所望の位置に前記各前,後側ラゲッジボード112,113を安定させて装着出来、しかも、走行中の振動等によって、ガタ付く虞を減少させることができる。
この実施例2では、前記位置決めエンボス部16a,117aが、略台形を呈しているので、車室内側に面する前後左右の各側面部に下方に向かうに従って広がる所定角度のテーパー角度を設けておけば、前記各前,後側ラゲッジボード112,113を上方から前記ノーマル状態となるように装着する際に、多少の前後左右方向のズレがあっても、該テーパー角度を有するこれらの各側面部によって、荷室中央方向へガイドされながら、下降し所望の位置に納まる。
このため、前記各前,後側ラゲッジボード112,113が一定の重量を有していても、更に、容易に位置合わせ出来て、装着出来る。
そして、この実施例2では、図17,18に示すように、前記前,後側ラゲッジボード112,113の下面の前端部近傍に設けられたヒンジ軸15a,15a及び15b,15bの上部が、これらの各前,後側ラゲッジボード112,113の各上面112a,113aの前端縁左,右コーナ部を平坦状に延設することによって、覆われている。
このため、図12に示すように、前記前,後側ラゲッジボード112,113の上面112a,113a全域を平坦として、更に、ラゲッジスペースの拡大を図ることが出来ると共に、これらの各ヒンジ軸15a,15a及び15b,15bが、前記各上面112a,113aの前端縁左,右コーナ部によって、覆われて視認されにくい。従って、外観品質を更に向上させることが出来る。
また、この実施例2では、実施例1の図7に示される後側ラゲッジボード113と略同様に、前,後側ラゲッジボード112,113の前端縁113c左,右両側の下面側に凹設形成された凹部に、前記各ヒンジ軸15a,15bが設けられている。
このため、これらの各ヒンジ軸15a,15bの前,後側ラゲッジボード112,113の下面側への突出量を減少させて、更に、ヒンジ軸15a,15bが干渉により損傷する虞を減少させることができる。
また、実施例1の図8に示される様に、前,後側ラゲッジボード112,113が、荷室底面10上に重ねられた状態で収納される際に、高さ方向寸法を減少させることが出来て、更に、効率的な収納を図ることができる。
他の構成及び作用効果については、前記実施例1の車両の荷室構造と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態の実施例2の車両の荷室構造では、この後側ラゲッジボード113よりも車両前方の荷室2E内に位置するように、車両付属品としてのパンク修理キット102が、固定手段としてのベルト105によって、前記アンダーボード110の前側傾斜面部110aに固定されているが、特にこれに限らず、例えば、車両付属品として、ジャッキ等の工具や、三角表示板或いは発煙筒等の緊急用備品を、ボルトナット等の他の固定手段を用いて、前記後側ラゲッジボード113を縦置き状態で取り付ける態様で、この後側ラゲッジボード113よりも車両前方の荷室内に固定されるものであるならば、どのような車両付属品であってもよい。
本発明の実施の形態の実施例1の車両の荷室構造で、車両の荷室を後側から見た斜視図である。 実施例1の車両の荷室構造で、ラゲッジボードがノーマル状態にある態様を示す荷室内の縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、後側ラゲッジボードを縦置きとした態様を示す荷室の縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、ラゲッジボードを荷室底面に収納した態様を示す荷室の縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、ノーマル状態の後側ラゲッジボードの後突起部が後部荷室開口の下端部に当接している態様を説明する荷室の縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、縦置きした後側ラゲッジボードの前端部が挿入されている状態を示す拡大断面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、保持突部とこれに保持されている横置きされた後側ラゲッジボードの前端部との拡大縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、荷室底面上に重ねられて収納された前側ラゲッジボード、後側ラゲッジボードを示す縦断側面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、荷室のラゲッジサイドトリム部に設けられたボード支持部、保持突部、第2の保持突部の構成を説明する斜視図である。 実施例1の車両の荷室構造で、前側ラゲッジボード及びボード支持部の平面図である。 実施例1の車両の荷室構造で、後側ラゲッジボードの前端部及びボード支持部の平面図である。 この発明の最良の実施形態の実施例2で、車両の荷室を後側から見た斜視図である。ラゲッジボードがノーマル状態にあるときの荷室内の縦断側面図である。 実施例2の車両の荷室構造で、後側ラゲッジボードを縦置きした態様を説明する荷室の縦断側面図である。 実施例2の車両の荷室構造で、後側ラゲッジボードの装脱着の様子を説明する荷室の縦断側面図である。 実施例2の車両の荷室構造で、前,後側ラゲッジボードを取り外した状態での荷室内の斜視図である。 実施例2の車両の荷室構造で、ラゲッジサイドトリム近傍の構成を説明する斜視図である。 実施例2の車両の荷室構造で、前側ラゲッジボード及びボード支持部の係合状態での構成を説明する平面図である。 実施例2の車両の荷室構造で、後側ラゲッジボード及びボード支持部の係合状態での構成を説明する平面図である。
符号の説明
1,101 車両
2 荷室
8 後部荷室開口
8a 後部荷室開口の下端部
9 後部ドア
10 荷室底面
11,111 ラゲッジボード
11a ラゲッジボードの上面
12,112 前側ラゲッジボード
13,113 後側ラゲッジボード
13a,113c 前端部
14 ラゲッジサイドトリム
15a,15b ヒンジ軸
15c,15d 軸線
16,17 ボード支持部
16a,16a 位置決めエンボス
117 後端ボード支持部
117a,117a 位置決めエンボス
18a,18b ボード支持部の係合溝
20,120 後突起部
28 保持突部(第1の保持突部)
28a 保持突部の上面
29 保持突部の縦保持溝
30 縦保持ガイド
31,131a,131b第2の保持突部
102 パンク修理キット(車両付属品)
105 ベルト(固定手段)
106 マジックテープ(登録商標)(貼合部材)
131c 傾斜ガイド部

Claims (8)

  1. 車両の後席後方側に設けられた荷室と、前記車両の車体の後部に設けられて後部ドアにより開閉され且つ前記後部ドアの開時に前記荷室を後方に開口させる後部荷室開口と、前記荷室の上下方向中間部の位置で前記荷室に着脱可能に取り付けられて前記荷室を上下に分割するラゲッジボードを備えると共に、前記ラゲッジボードは前側ラゲッジボードと後側ラゲッジボードとに2分割されている荷室構造であって、
    前記荷室両側のラゲッジサイドトリムには、前記前側ラゲッジボードの両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部と、前記後側ラゲッジボードの先端側の両側部をそれぞれ支持するためのボード支持部とが、各々設けられ、前記後側ラゲッジボードの後部を前記後部荷室開口における下端部に当接させることにより、前記荷室を上下に分割する態様と、前記ラゲッジボードを前記荷室の荷室底面に収納可能とすることにより、前記荷室を仕切らない態様と、前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付けることにより、前記荷室を前後に分割する態様とを選択的に設定可能としたことを特徴とする車両の荷室構造。
  2. 前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付ける態様で、前記前側ラゲッジボードを、前記ボード支持部に載せてノーマル状態に配置して、前記荷室の前側を上下の荷室に分割すると共に、前記縦置き状態で取り付けられた後側ラゲッジボードで、荷室の後側とは、前後に分割することを特徴とする請求項1記載の車両の荷室構造。
  3. 前記後側ラゲッジボードの後部に略下向きの後突起部を設けて、該後突起部を前記後部荷室開口における下端部に当接させることにより、前記ラゲッジボードの上面を前記後部荷室開口の下端部よりも高い位置に配置可能にすることを特徴とする請求項1記載の車両の荷室構造。
  4. 前記後側ラゲッジボードの荷室底面への収納に際して前記後突起部を前記荷室底面に当接させたとき、前記後側ラゲッジボードの前端部を保持すると共に、該後突起部と協働して前記後側ラゲッジボードを前記荷室底面と略平行に保持する保持突部が前記荷室両側のラゲッジサイドトリムの下端部に設けられ、前記後側ラゲッジボードと前記荷室底面との間に前記前側ラゲッジボードの収納空間が形成され、該収納空間に前記前側ラゲッジボードが収納されていることを特徴とする請求項記載の車両の荷室構造。
  5. 前記前側ラゲッジボードは、前記収納空間に収納されたときに、前記ラゲッジサイドトリムの前記保持突部と後側ラゲッジボードの前記後突起部とにより前後方向への移動が規制されていることを特徴とする請求項4に記載の車両の荷室構造。
  6. 前記後側ラゲッジボードの下面の前端部近傍には軸線を車幅方向に向けたヒンジ軸が設けられ、前記ラゲッジサイドトリムの上下方向中間部には前記ヒンジ軸を回動可能且つ着脱可能に支持する係合溝を設けたボード支持部が設けられ、前記保持突部には上下に延び且つ上端が上方に開放する縦保持溝が形成され、前記縦保持溝は前記後側ラゲッジボードの前端部を上下に挿脱可能に保持して前記後側ラゲッジボードを縦置に支持可能に設けられていると共に、前記ヒンジ軸は、前記後側ラゲッジボードの縦置き時に前記保持突部の上面近傍に位置させられる一方、前記後側ラゲッジボードの前記荷室底面への収納に際しての横置き時に前記縦保持溝内に嵌合させられることで、前記ヒンジ軸が単独で荷物に当接するのを防止可能に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両の荷室構造。
  7. 前記各ラゲッジサイドトリムには、前記保持突部の上方に位置して、前記保持突部により縦置き保持されている前記後側ラゲッジボードの中間部を挿脱可能に保持する縦保持ガイドを有する第2の保持突部が設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のうち何れか一項に記載の車両の荷室構造。
  8. 前記後側ラゲッジボードを縦置き状態で取り付ける縦保持ガイドには、前記前側ラゲッジボードを支持するボード支持部と連設される傾斜ガイド部が延設されていることを特徴とする請求項1記載の車両の荷室構造。
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