JP2000185669A - 自動車のボデー構造 - Google Patents

自動車のボデー構造

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JP2000185669A
JP2000185669A JP10364469A JP36446998A JP2000185669A JP 2000185669 A JP2000185669 A JP 2000185669A JP 10364469 A JP10364469 A JP 10364469A JP 36446998 A JP36446998 A JP 36446998A JP 2000185669 A JP2000185669 A JP 2000185669A
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panel
deck
rear seat
flat
back panel
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Masashi Tsuji
政志 辻
Hajime Hasegawa
一 長谷川
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後部座席が設けられるスペースを人員の運搬
に使用する状態と、荷物の運搬に好適な状態との両タイ
プで容易に使い分けることを可能にする。 【解決手段】 ピックアップタイプの自動車の後部に室
1内とデッキ部3とを区画するバックパネル9が設けら
れている。バックパネル9は基端を中心に基準位置Aと
開放位置Bとに回動可能に配設され、開放位置Bに配置
された際に取り外し可能なフラットデッキパネル8によ
り覆われる。後部座席2のリヤシートバック16は前側
にほぼ水平となる位置まで回動可能に構成され、後部座
席2とバックパネル9の間には水平位置に配置されたリ
ヤシートバック16と同じ高さになるフラットパネル1
9が設けられている。従って、デッキ部3が室1内の後
部座席2の配設位置まで連続するとともに床をほぼフラ
ットなスペースにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボデー構
造に係り、詳しくは使用者の目的に応じて種々の使い方
が可能な自動車のボデー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピックアップタイプの自動車は後部にデ
ッキ部が設けられているため、高い荷物の積載の面で有
用である。図5に示すように、ピックアップタイプの自
動車30として座席が前後二列に設けられた、いわゆる
ダブルキャブタイプの自動車がある。又、後部座席がな
い、いわゆるシングルキャブタイプの自動車もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピック
アップタイプの自動車で後部のデッキスペースの大きさ
が同じ場合、ダブルキャブタイプではシングルキャブタ
イプより車両の全長が長くなる。ピックアップタイプの
自動車は一般に荷物の運搬を主目的としており、後部座
席の使用頻度は低い。使用頻度の低い後部座席をなくし
たシングルキャブタイプの場合は全長は短くなるが、乗
車定員が最大三人に制限される。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、後部座席が設けられ
るスペースを人員の運搬に使用する状態と、荷物の運搬
に好適な状態との両タイプで容易に使い分けることがで
きる自動車のボデー構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、座席が前後二列に装備さ
れ、後部にデッキ部が設けられている自動車において、
前記デッキ部が室内の後部座席の配設位置まで連続する
とともに床がほぼフラットなスペースにできるように、
前記室内と前記デッキ部とを区画するバックパネル及び
後部座席が移動可能に設けられている。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記バックパネ
ルは基端を中心に回動可能に配設され、室内と前記デッ
キ部とを区画する基準位置と、デッキ側に倒されて室内
を開放する開放位置とに配置可能に設けられている。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記デッキ部に
は開放位置に配置された前記バックパネルを収容する収
容部が設けられ、該収容部が取り外し可能なフラットデ
ッキパネルにより覆われている。
【0008】請求項4に記載の発明は、後部座席のシー
トバックが前側にほぼ水平となる位置まで回動可能に構
成され、前記バックパネルと後部座席との間には前記水
平に配置された状態のシートバックの上面とともにフラ
ット面を構成する補助部材が設けられている。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記バックパネ
ルは基端が後部座席のシートバックの基端に近接し、基
準位置において斜め後方に向かって延びる状態に配置さ
れている。
【0010】請求項1〜請求項5に記載の発明では、座
席が二列に配置され、バックパネルが室内とデッキ部と
を区画する位置に配置された状態では、ダブルキャブタ
イプの自動車と同様に五人程度の定員で人員を輸送でき
る。後部座席及び車の室内とデッキ部とを区画するバッ
クパネルを移動させることにより、室内とデッキ部とが
連続するとともに床がほぼフラットな拡大されたデッキ
部が形成される。この状態では座席は前側の一列が使用
され、後部座席用のスペースは荷物の積載に便利なスペ
ースとなる。
【0011】請求項2に記載の発明では、バックパネル
を車両後方に回動させてデッキ側に倒すことによって室
内が開放される。請求項3に記載の発明では、請求項2
に記載の発明において、バックパネルはデッキ部に設け
られた収容部に収容された状態で開放位置に配置され
る。そして、収容部はフラットデッキパネルで覆われる
ため、デッキ部は収容部にバックパネルが収容されてい
ない場合と同様にフラットなフロア面が確保される。
【0012】請求項4に記載の発明では、補助部材はほ
ぼ水平に回動された後部座席とともにフラット面を構成
するため、拡大されたデッキ部はより広いフラットなフ
ロア面が得られる。
【0013】請求項5に記載の発明では、バックパネル
の基端が後部座席のシートバックの基端に近接されてい
るため、拡大されたデッキ部は少ない部品点数でフラッ
トなフロア面が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をダブルキャブタイ
プのピックアップタイプの自動車に具体化した一実施形
態を図1,図2に基づいて説明する。
【0015】図1に示すように、ピックアップタイプの
自動車には前部座席及び後部座席2を備える室1と、デ
ッキ部3、即ち上方が開放された荷物室とが設けられて
いる。
【0016】デッキ部3は、リヤフロアパネル4、リヤ
フロアサイドパネル5、クオータパネル6、テールゲー
トパネルアッセンブリ7、フラットデッキパネル8、バ
ックパネル9によって構成されている。室1内とデッキ
部3とはバックパネル9によよって区画されている。
【0017】図2に示すように、デッキ部3の底部はリ
ヤフロアパネル4及びリヤフロアサイドパネル5によっ
て構成されている。リヤフロアサイドパネル5はデッキ
部3の左右両側にそれぞれ配置され、車幅方向の内端は
階段状に下方へ折り曲げ形成されており、三つの段部が
形成されている。リヤフロアサイドパネル5はその上端
部がクオータパネル6の内側に固着され、リヤフロアサ
イドパネル5の下端はリヤフロアパネル4の両側端部に
固着されている。リヤフロアサイドパネル5はフラット
デッキパネル8を上側の段部5b上に載置可能な形状に
形成されている。フラットデッキパネル8は段部5b上
に載置された状態において、その上面がリヤフロアサイ
ドパネル5の上面5aとほぼ同じ高さとなるように形成
されている。又、リヤフロアパネル4とフラットデッキ
パネル8との間のスペースが収容部10を構成する。両
リヤフロアサイドパネル5の上面5aと段部5bとの連
結面がフラットデッキパネル8を段部7b上に載置する
際の位置決め部の役割を果たすようになっている。
【0018】テールゲートパネルアッセンブリ7はその
下部とクロスメンバ11との間に設けられたヒンジ12
を介して、リヤフロアパネル4に対して上下方向に回動
可能に支持され、下方向へ回動された際に水平位置に保
持されるように構成されている。テールゲートパネルア
ッセンブリ7は図1に実線で示す起立位置に配置された
際に、その両端がクオータパネル6の後端部に当接する
ように形成されている。起立位置に配置されたテールゲ
ートパネルアッセンブリ7はクオーターパネル6との間
に装備された図示しない掛止手段によって起立位置に保
持されるようになっている。
【0019】バックパネル9はその基端において、リヤ
フロアパネル4に対してヒンジ13を介して回動可能に
支持されている。バックパネル9は室1内とデッキ部3
とを区画する基準位置Aと、デッキ部3側に倒されて室
1内を開放する開放位置Bとに配置可能、かつ各位置に
固定可能に構成されている。バックパネル9は開放位置
Bへ配置された際に、リヤフロアサイドパネル5の段部
5c上に載置されて収容部10に収容される形状に形成
されている。開放位置Bでのバックパネル9は上面がリ
ヤフロアサイドパネル5の段部5bより低い高さとなる
ように形成されている。
【0020】バックドアガラス14は外面が湾曲し、そ
の上部とルーフパネルの後部との間に設けられたヒンジ
15を介して、上下方向に回動可能に支持され、上方向
へ回動された際に図1に鎖線で示す開放位置に保持され
るように構成されている。バックドアガラス14はその
下部にストライカ(図示せず)が設けられ、バックパネ
ル9の上部に設けられた図示しないロック機構と協働し
て、バックドアガラス14を閉じると自動的に施錠され
る公知の構成が採用されている。ロック機構の解錠は外
部からのキー操作により行われ、ロック機構が解錠され
ると、図示しないバネ機構によりバックドアガラス14
の先端部が手を掛けるのに都合の良い位置まで回動され
るようになっている。
【0021】バックドアガラス14は閉鎖位置に配置さ
れた状態において、バックパネル9の上部に設けられた
ウエザストリップ(図示せず)と当接し、室1内に水、
埃等が入らない状態になる。従って、従来のピックアッ
プタイプの自動車と同様に防水、セキュリティ性能に優
れた室1が形成される。
【0022】後部座席2はリヤシートバック16とリヤ
シートクッション17によって構成されている。リヤシ
ートクッション17は車体に固定され、リヤシートバッ
ク16の背面はフラットな面に形成されている。リヤシ
ートバック16は下部に設けられたヒンジ18を介して
リヤシートクッション17の後部に対して回動可能に支
持され、前方向へ回動された際にリヤシートバック16
の背面が上側となって、その上面がほぼ水平な位置に保
持されるように構成されている。このとき、リヤシート
バック16の上面がフラットデッキパネル8の上面とほ
ぼ同じ高さとなるように形成されている。
【0023】後部座席2とバックパネル9の間には補助
部材としてのフラットパネル19が設けられている。フ
ラットパネル19はフロアクロスメンバ20と干渉しな
いように凹部を有する形状に形成されている。フラット
パネル19の上面は前側にほぼ水平となる位置まで回動
された際のリヤシートバック16の上面と同じ高さに形
成され、リヤシートバック16の上面とともにフラット
面が構成されるようになっている。
【0024】次に、上記のように構成された自動車のボ
デー構造の作用について説明する。図1に実線で示すよ
うに、バックパネル9が基準位置Aに配置され、リヤシ
ートバック16が起立位置に配置された状態では、ダブ
ルキャブタイプのピックアップタイプの自動車と同様に
乗車定員が五人程度の自動車として使用できる。
【0025】後部座席2のスペースを荷物積載用のデッ
キとして使用する場合は、まず、フラットデッキパネル
8を取り外す。次に、バックパネル9のロック機構のロ
ック状態をキー操作により解除する。ロック状態の解除
によりバックドアガラス14は下部が手を掛けるのに良
い量、バックパネル9の上部との間に隙間ができる位置
まで回動される。そして、バックドアガラス14の下部
を持ち上げるとバックドアガラス14はヒンジ15を中
心に上方へ回動され、図1に鎖線で示す開放位置に図示
しないトグル機構により保持される。
【0026】バックドアガラス14を上方に回動させた
後、バックパネル9を後方へ回動させる。そして、バッ
クパネル9はデッキ側に倒されて収容部10に収容さ
れ、室1内を開放する図1に鎖線で示す開放位置Bに配
置される。次に、フラットデッキパネル8がリヤフロア
サイドパネル5の段部5b上に載置され、フラットデッ
キパネル8はリヤフロアサイドパネル5の上面5aと段
部5bとの連結面によって位置決めされる。続いてバッ
クドアガラス14を下方へ回動させ、元の位置に配置さ
せる。
【0027】又、後部座席2のリヤシートバック16を
起立位置に保持する機構のロック状態を解除して、リヤ
シートバック16を前側へ倒す。その結果、リヤシート
バック16がリヤシートクッション17側に倒されて、
図1に鎖線で示す水平位置に配置され、リヤシートバッ
ク16の背面はフラットパネル19の上面及びフラット
デッキパネル8の上面と同じ高さに配置され、フラット
な広いフロア面を有する拡大されたデッキ部3が構成さ
れる。
【0028】拡大されたデッキ部3を、後部座席2に乗
車可能な元の状態に戻すときは、バックドアガラス14
を開放位置に配置する。次に、フラットデッキパネル8
を取り外して収容部10を開放し、収容部10に配置さ
れているバックパネル9を持ち上げて基準位置まで回動
させた後、フラットデッキパネル8を元の位置に戻す。
同様にリヤシートバック16も水平位置から起立位置へ
回動させる。最後にバックドアガラス14を再び下方へ
回動させ、ストライカがロック機構と当接する状態でバ
ックドアガラス14を押さえつけると、ロック機構が施
錠されてバックドアガラス14がロックされた状態にな
る。
【0029】従って、本実施形態の自動車のボデー構造
によれば以下に示す効果がある。 (1)室1内とデッキ部3とを区画するバックパネル9
を移動させるとともに、後部座席2を移動させることに
より、室1内とデッキ部3とが連通して拡大されたデッ
キ部3が形成されるので、後部座席2を座席として利用
するダブルキャブタイプのピックアップタイプの自動車
と、後部座席2を座席として利用せず、拡大されたデッ
キ部3を有するピックアップタイプの自動車とを選択し
て使用できる。従って、後部座席2のスペースを使用者
の目的に応じて種々の使い方ができる。
【0030】(2)拡大されたデッキ部3を形成する際
に、バックパネル9を車両後側に回動することによって
荷物の積載に支障とならない位置に配置できるので、作
業が簡単になる。
【0031】(3)デッキ部3には開放位置に配置され
たバックパネル9を覆うフラットデッキパネル8が備え
られているので、拡大されたデッキ部3はフラットなフ
ロア面を容易に得ることができる。
【0032】(4)補助部材としてのフラットパネル1
9はほぼ水平となる位置まで回動された際の、リヤシー
トバック16の上面と同じ高さのフラット面を有するの
で、拡大されたデッキ部3はより広いフラットなフロア
面を得ることができる。
【0033】(5)バックパネル9の基端がリヤシート
バック16の基端に近接し、基準位置において斜め後方
に延びる状態に配置されているので、拡大されたデッキ
部3はフラットパネル19を省略した少ない部品点数で
フラットなフロア面を得ることができる。
【0034】(6)バックドアガラス14の車両後方へ
回動する角度は広い範囲で許容されるので、拡大された
デッキ部3に積載する荷物の形状に応じてバックドアガ
ラス14の位置を自由に配置することができる。
【0035】(7)テールゲートパネルアッセンブリ7
はヒンジ12を介して上下方向に回動可能に設けられて
いる。従って、例えばテールゲートパネルアッセンブリ
7をリヤフロアパネル4に対して水平にした状態で固定
すれば、拡大されたデッキ部3への荷物の積載が容易に
なり、又、人が腰を掛けることもできる。
【0036】(8)一対のリヤフロアサイドパネル5の
上面5aと段部5bとの連結面が位置決め面として機能
するので、フラットデッキパネル8の段部5b上への位
置決めが容易にできる。
【0037】尚、実施の形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば次のように適宜に変更して実施すること
もできる。 ○ バックパネル9を取り外し可能に構成し、拡大され
たデッキ部3を形成する際に、バックパネル9を車体か
ら取り外して保管場所に保管してもよい。
【0038】○ リヤシートバック16を起立位置から
水平位置に回動することによってデッキ部3を拡大する
構成に代えて、例えば、後部座席2全体を取り外すよう
に構成したり、リヤシートクッション17を引き起こす
構成としてもよい。又、後部座席2全体を前方へ移動さ
せる移動手段を設けてもよい。
【0039】○ フラットパネル19の上面及び水平位
置に配置されたリヤシートバック16の上面を、フラッ
トデッキパネル8の上面と同じ高さにせず、フラットデ
ッキパネル8の上面と異なる高さのフラット面を構成し
てもよい。
【0040】○ 開放位置に配置されたバックパネル9
を覆うフラットデッキパネル8はなくてもよい。この場
合、開放位置に配置されたバックパネル9の上面がリヤ
シートバック16とフラットパネル19とともに同じ高
さとなるように形成すれば、部品点数を減らして拡大さ
れたフラットなフロア面を有するデッキ部3を得ること
ができる。
【0041】○ バックドアガラス14をルーフパネル
に回動可能に支持する構成に代えて、図3に示すよう
に、図示しないウインドレギュレータ機構を用いてバッ
クドアガラス14をバックパネル9の中に収容可能に構
成してもよい。この場合、バックドアガラス14がバッ
クパネル9とともにフラットデッキパネル8内に収容さ
れるので、拡大されたデッキ部3を形成した際に、バッ
クドアガラス14がデッキ部3に積載される荷物と干渉
することがなく荷物の積載時の作業性が向上する。
【0042】○ 図4に示すように、後部座席2とフラ
ットデッキパネル8の間にフラットパネル19を設けず
に、バックパネル9の基端をリヤシートバック16の基
端に近接させ、基準位置において斜め後方に向かって延
びる状態に配置してもよい。この場合、バックパネル9
が開放位置に配置された際に、バックパネル9はフロア
クロスメンバ20の形状を考慮し、フラットデッキパネ
ル8に覆われる部分と覆われない部分とでは段差が形成
されている。そして、バックパネル9の一部はフラット
デッキパネル8とともにフラットなフロア面を形成し、
拡大されたデッキ部3は少ない部品点数でフラットなフ
ロア面を得ることができる。
【0043】○ 拡大されたデッキ部3を形成した状態
で走行する際に、バックドアガラス14の位置を図1に
鎖線で示す全開位置としてもよい。 ○ バックパネル9が収容部10に収容されてフラット
デッキパネル8で覆われる構成において、デッキ部3の
長さが長いときはバックパネル9を基準位置においてル
ーフパネルと当接可能な高さに形成してもよい。この場
合、窓と窓ガラスをバックパネル9の上部に設ける。
【0044】○ テールゲートパネルアッセンブリ7が
下方向へ回動されて水平位置に保持される際に、フロア
デッキパネル8と同じ高さとなるような構成としてもよ
い。 ○ デッキ部3は後部が開放されない構成、即ちテール
ゲートパネルアッセンブリ7が回動不能な構成としても
よい。
【0045】○ 前記実施形態では、ピックアップタイ
プの自動車に具体化したが、他のタイプの自動車、例え
ばトラックに適用してもよい。前記実施の形態から把握
され、特許請求の範囲に記載されていない技術的思想
を、その効果とともに記載する。
【0046】(1) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、バックドアガラスはウインドレギュレータ
機構によりバックパネルの中に収容可能に構成されてい
る。この場合、バックドアガラスが拡大されたデッキ部
を使用する際に邪魔にならない。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、後部座席が設けられるスペー
スを人員の運搬に使用する状態と、荷物の運搬に好適な
状態との両タイプで容易に使い分けることができる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、拡大され
たデッキ部を形成する位置にバックパネルを移動させる
作業が簡単になる。請求項3に記載の発明によれば、拡
大されたデッキ部はフラットなフロア面を容易に得るこ
とができる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、補助部材
はほぼ水平となる位置まで回動された後部座席のリヤシ
ートバックの上面と同じ高さのフラット面を有するの
で、拡大されたデッキ部はより広いフラットなフロア面
を得ることができる。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、拡大され
たデッキ部は少ない部品点数でフラットなフロア面を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の部分概略側断面図。
【図2】デッキ部を示す部分破断概略斜視図。
【図3】別の実施形態の概略側断面図。
【図4】別の実施形態の概略側断面図。
【図5】従来のピックアップタイプ車の側面図。
【符号の説明】
1…室、2…後部座席、3…デッキ部、8…フラットデ
ッキパネル、9…バックパネル、10…収容部、16…
後部座席のシートバックとしてのリヤシートバック、1
9…補助部材としてのフラットパネル。
フロントページの続き Fターム(参考) 3B087 BD01 CB13 CB15 3D003 AA14 AA19 BB02 BB04 BB09 BB11 CA16 CA43 CA45 CA46 DA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席が前後二列に装備され、後部にデッ
    キ部が設けられている自動車において、前記デッキ部が
    室内の後部座席の配設位置まで連続するとともに床をほ
    ぼフラットなスペースにできるように、前記室内と前記
    デッキ部とを区画するバックパネル及び後部座席が移動
    可能に設けられている自動車のボデー構造。
  2. 【請求項2】 前記バックパネルは基端を中心に回動可
    能に配設され、室内と前記デッキ部とを区画する基準位
    置と、デッキ側に倒されて室内を開放する開放位置とに
    配置可能に設けられている請求項1に記載の自動車のボ
    デー構造。
  3. 【請求項3】 前記デッキ部には開放位置に配置された
    前記バックパネルを収容する収容部が設けられ、該収容
    部が取り外し可能なフラットデッキパネルにより覆われ
    ている請求項2に記載の自動車のボデー構造。
  4. 【請求項4】 後部座席のシートバックが前側にほぼ水
    平となる位置まで回動可能に構成され、前記バックパネ
    ルと後部座席との間には前記水平に配置された状態のシ
    ートバックの上面とともにフラット面を構成する補助部
    材が設けられている請求項2又は請求項3に記載の自動
    車のボデー構造。
  5. 【請求項5】 前記バックパネルは基端が後部座席のシ
    ートバックの基端に近接し、基準位置において斜め後方
    に向かって延びる状態に配置されている請求項2又は請
    求項3に記載の自動車のボデー構造。
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