JP2003312367A - 自動車後部荷室における収容部構造 - Google Patents
自動車後部荷室における収容部構造Info
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Abstract
ないように工夫した自動車後部荷室における収容部構造
を提供する。 【解決手段】 フロアボード7の後側の端部に第1の延
長部10を一体に形成して、第1の延長部10とフロア
ボード7の後端部との境界部に、焼き潰し等により硬化
した第1のヒンジ部20を形成している。フロアボード
7を荷室2の床部3に設置した際に、第1のヒンジ部2
0を中心に第1の延長部10を起立させて、荷室2の後
部側の縦壁2aに添設できるように構成した。フロアボ
ード7上に物を載置収容して、フロアボード7が力を受
けて変形しようとしても、硬化した第1のヒンジ部20
の先に存する第1の延長部10が荷室2の後部側縦壁2
aにおいて突っ張ることにより曲げ剛性を大きくして、
フロアボードの変形を防止した。
Description
ルーム或いはトランクルーム等の後部荷室における収容
部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の収容部構造としては、図6乃至
図8に記載されたものが知られている。 【0003】図6乃至図8によれば、自動車の後部側に
設けられたラゲージルーム(或いはトランクルーム)等の
荷室aの床部bに凹状の収容部cを凹設して、収容物例
えばスペアタイヤdを収容設置するように構成してい
る。 【0004】収容部cの上部は、スペアタイヤd等の出
し入れのために、開口部eとなっており、開口部eは通
常時床部d全体を覆うフロアボードfにより閉塞されて
いる。 【0005】フロアボードfは、樹脂製の薄板からなる
芯材gと芯材gの表面を被覆美装する表皮材hとから構
成しており、その外周部を床部bに載置した状態で、開
口部eを閉塞する構成となっていて、スペアタイヤdと
の緩衝を防止等するために、スペアタイヤdの上面に対
して間隙をおいた状態に載置されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしならが、フロア
ボードfは、樹脂製の薄板から構成していると共に、外
周部を床部bに載置した状態で床部bに設けられている
ために、その上に物を置いたりすると、その中央部分が
凹んで、床部bの外周部が露出して荷室aの美観を損ね
てしまい、また、このように凹んだ状態で永年使用する
と、物を置かない状態でも、床部aが露出しまうことに
もなってしまう。 【0007】本発明は、かかる点に鑑み、フロアボード
上に物を置いたとしても変形しないように工夫した自動
車後部荷室における収容部構造を提供することを目的と
している。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車後部荷室の床部に設けた収容部の
開口部を、フロアボードにより開閉可能に構成した自動
車後部荷室における収容部構造において、フロアボード
の前側又は後側の少なくとも一方の後端部に延長部を一
体に形成し、延長部とフロアボードの端部との境界部
に、焼き潰し等により硬化したヒンジ部を形成して、フ
ロアボードを荷室の床部に設置された際に、ヒンジ部を
中心に延長部を起立させて、荷室の縦壁に添設できるよ
うに構成している。 【0009】本発明によれば、焼き潰し等により硬化し
たヒンジ部を介してフロアボードの端部に一体に延長部
を形成し、延長部を起立させて荷室の縦壁に添設させた
ために、フロアボード上に物を載置収容して、当該フロ
アボードが力を受けて変形しようとしても、硬化したヒ
ンジ部の先に存する延長部が荷室の縦壁において突っ張
ることにより曲げ剛性を大きくして、フロアボードを変
形させようとする力を受けて、当該フロアボードを凹ま
せることがない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
について、図を用いて説明する。 【0011】図1乃至図3は本発明に係る一の実施の形
態を示すもので、図1は、本発明を採用したフロアボー
ドの斜視図、図2は図1に示したフロアボードを荷室に
設置した状態を描画した斜視図、図3は図2のA−A断
面図である。 【0012】図1乃至図3において、自動車1の後部側
に設けられたラゲージルーム(或いはトランクルーム)等
の荷室2の床部3略中央部には、凹状の収容部4が凹設
されており、収容部4は、収容物例えばスペアタイヤ5
を収容設置するように構成している。 【0013】収容部4の上部は、スペアタイヤ5等の出
し入れのために、開口部6となっており、開口部6は通
常時床部3全体を覆うフロアボード7により閉塞されて
いる。 【0014】フロアボード7は、樹脂製の薄板からなる
芯材8と芯材8の表面を被覆美装する表皮材9とから構
成している。 【0015】フロアボード7は、その外周部を床部3に
載置した状態で、開口部6を閉塞する構成となってい
て、スペアタイヤ5との緩衝を防止等するために、スペ
アタイヤ5の上面に対して間隙をおいた状態に載置され
ている。 【0016】更に、フロアボード7の後端部には、第1
の延長部10が一体に形成されており、第1の延長部1
0とフロアボード7の後側の端部との境界部に、焼き潰
し等により硬化した第1のヒンジ部を形成している。 【0017】そして、フロアボード7を荷室2の床部3
に設置した際に、第1のヒンジ部20を中心に第1の延
長部10が起立して、荷室2の後部側の縦壁2aに添設
できるように構成している。 【0018】上記実施の形態によれば、焼き潰し等によ
り硬化した第1のヒンジ部20を介してフロアボード7
の後側の端部に一体に第1の延長部10を形成し、第1
の延長部を起立させて荷室2の後部側の縦壁2aに添設
させたために、フロアボード7上に物を載置収容して、
フロアボード7が力を受けて変形しようとしても、硬化
した第1のヒンジ部20の先に存する第1の延長部10
が荷室2の後部側の縦壁2aにおいて突っ張ることによ
り曲げ剛性を大きくして、フロアボード7が変形しよう
とする力を受けて、フロアボード7を凹ませることがな
い。 【0019】この結果、フロアボード7は、樹脂製の薄
板から構成して外周部を床部3に載置した状態で床部3
に設けられているとしても、その上に置いた物によりそ
の中央部分が凹むことがなくなって、床部3の外周部が
露出して荷室2の美観を損ねることはなく、また、この
ように凹んだ状態で永年使用することがないので、物を
置かない状態でも、床部3が露出しまうということも防
ぐことができる。 【0020】図4及び図5は本発明における他の実施の
形態を示している。 【0021】図4は他の実施の形態によるフロアボード
を荷室に設置した状態を描画した斜視図、図5は図2の
B−B断面図である。 【0022】図4及び図5によれば、フロアボード7の
後側の端部に硬化した第1のヒンジ部20を介して第1
の延長部10を一体に形成した点上記実施の形態と同じ
であるが、この実施の形態では、更に、フロアボード7
の前側の端部に一体に第2の延長部11を形成し、第2
の延長部11とフロアボード7の前側の端部との境界部
に、焼き潰し等により硬化した第2のヒンジ部21を形
成して、フロアボード7が荷室2の床部3に設置された
際に、第2のヒンジ部21を中心に第2の延長部11を
起立させて、荷室2の前部側の縦壁2bに添設できるよ
うに構成した点が追加されている。 【0023】本実施の形態によれば、硬化した第2のヒ
ンジ部21の先に存する第2の延長部11が荷室2の前
部側の縦壁2bにおいて突っ張ることにより曲げ剛性を
更に大きくして、フロアボード7を変形させようとする
力を受けて、フロアボード7を完全に凹ませるようなこ
となくなる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焼き潰し等により硬化したヒンジ部を介してフロアボー
ドの端部に一体に延長部を形成し、延長部を起立させて
荷室の縦壁に添設させたために、フロアボード上に物を
載置収容して、当該フロアボードが力を受けて変形しよ
うとしても、硬化したヒンジ部の先に存する延長部が荷
室の後部縦壁において突っ張ることにより曲げ剛性を大
きくして、フロアボードを変形させようとする力を受け
て、当該フロアボードを凹ませることがない。 【0025】この結果、フロアボードは、樹脂製の薄板
から構成して外周部を床部に載置した状態で床部に設け
られているとしても、その上に置いた物によりその中央
部分が凹むことがなくなって、床部の外周部が露出して
荷室の美観を損ねることはなく、また、このように凹ん
だ状態で永年使用することがないので、物を置かない状
態でも、床部が露出しまうということも防ぐことができ
る。
斜視図である。 【図2】図1に示したフロアボードを荷室に設置した状
態を描画した斜視図である。 【図3】図2のA−A断面図である。 【図4】本発明における他の実施の形態を採用したフロ
アボードを荷室に設置した状態を描画した斜視図であ
る。 【図5】図4のB−B断面図である。 【図6】従来のフロアボードを荷室に設置した状態を描
画した斜視図である。 【図7】図6のC−C断面図である。 【図8】図8のD−D断面図である。 【符号の説明】 1 自動車 2 荷室 2a 後部側の縦壁 2b 前部側の縦壁 3 床部 4 収容部 5 スペアタイヤ 6 開口部 7 フロアボード 10 第1の延長部 11 第2の延長部 20 第1のヒンジ部 21 第2のヒンジ部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車後部荷室の床部に設けた収容部の
開口部を、フロアボードにより開閉可能に構成した自動
車後部荷室における収容部構造において、 前記フロアボードの前側又は後側のいずれか一方の後端
部に延長部を一体に形成し、該延長部と前記フロアボー
ドの端部との境界部に、焼き潰し等により硬化したヒン
ジ部を形成して、前記フロアボードを荷室の床部に設置
した際に、前記ヒンジ部を中心に前記延長部を起立させ
て、前記荷室の縦壁に添設できるように構成したことを
特徴とする自動車後部荷室における収容部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002126340A JP2003312367A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 自動車後部荷室における収容部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002126340A JP2003312367A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 自動車後部荷室における収容部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312367A true JP2003312367A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29540785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002126340A Pending JP2003312367A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 自動車後部荷室における収容部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313916A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Mazda Motor Corp | 自動車の荷室構造 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002126340A patent/JP2003312367A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313916A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Mazda Motor Corp | 自動車の荷室構造 |
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