JPH0522447Y2 - - Google Patents

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JPH0522447Y2
JPH0522447Y2 JP12938288U JP12938288U JPH0522447Y2 JP H0522447 Y2 JPH0522447 Y2 JP H0522447Y2 JP 12938288 U JP12938288 U JP 12938288U JP 12938288 U JP12938288 U JP 12938288U JP H0522447 Y2 JPH0522447 Y2 JP H0522447Y2
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JP
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storage box
roll bar
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hole
notch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のリヤホイルハウスパネル
の車室側に設けた小物収納ボツクスに関する。
(従来の技術) 車室側に向け膨らませて形成されたリヤホイル
ハウスパネルの上部に小物収納ボツクスを設け
て、車室内の空間を有効に利用するようにした自
動車が周知である。
一方、リヤー部をオープン構造としたコンパチ
ブルタイプの自動車として、第12図に示すよう
に別に用意された樹脂ボデー1を必要に応じてリ
ヤー部に取付けできるように構成したものが知ら
れている。第12図に示す自動車は、樹脂ボデー
1を車両へ取り付けるのにロールバー2を用いた
ロールバー装着車である。このロールバー2の左
右の下端は2つに分岐して、一方の脚部2aはリ
ヤホイルハウスパネル上に固定されるのが通例で
ある。
ところで、上記したロールバー装着車に小物収
納ボツクスを設けるのに、その小物収納ボツクス
の取付場所の一部がロールバーの取付位置と重な
る場合には、小物収納ボツクスの一部に貫通穴を
形成し、この貫通穴にロールバーを貫通させた状
態でリヤホイルハウスパネル上に固定しなければ
ならないことになる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記小物収納ボツクスが設けられる車
室側部の側壁を構成するクオータパネルには常時
クオータトリムによつて閉塞される点検窓が開口
されるのが通例であり、したがつて点検のさいに
は上記ロールバーが垂設された状態のままで小物
収納ボツクスを取付け・取外しできるようにして
おく必要がある。このような要請に応えるために
は、小物収納ボツクスに貫通穴を形成するだけで
は足りず、例えばその貫通穴に対してロールバー
を水平方向に挿脱させる切欠部を付加するなどの
対策が必要になるが、単に切欠部を付加するので
は外観美を損うという新たな問題が生じることに
なる。
(考案の効果) この考案、上記課題を解決するためになされた
もので、外観美を損わないでロールバーを貫通さ
せることができ、かつロールバーが取り付けられ
た状態のままで容易に取付け・取外しを行うこと
のできる自動車の小物収納ボツクスを提供するこ
とを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、小物収納部を有し自動車のリヤホ
イルハウスパネルの車室側に設けられる小物収納
ボツクスであつて、上記リヤホイルハウスパネル
上に垂設されるロールバーの貫通を許容する穴を
上記小物収納部を除く部分に形成するとともに、
その穴の車体側壁側に向く周域に穴に対してロー
ルバーを水平方向に挿脱させることのできる切欠
部を形成し、小物収納ボツクスの上面の上記切欠
部担当部分に上方から嵌合して、車体側壁側に向
けて小物収納ボツクスとの間で相対的にスライド
自在となる蓋部材によつて、切欠部を被覆したも
のである。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である小物収納ボ
ツクス4の概略の構成を示す外観斜視図である。
この小物収納ボツクス4は、その中央部に収納凹
部5が形成されており、収納凹部5の上部開口は
開閉自在な蓋体6で閉じられている。小物収納ボ
ツクス4の上面のうち、蓋体6に隣接する面域B
にはカツプを保持するための丸穴7が形成されて
いる。
第2図は小物収納ボツクス4の丸穴7にカツプ
8を装着して保持させた状態を示す斜視図であ
り、第3図はカツプ8装着状態を示す縦断面図で
ある。
また、第4図は上記丸穴7の周縁部に切欠部7
aを形成するとともに、その切欠部7aおよび丸
穴7の上部外周を覆う2つの蓋部材9,10を小
物収納ボツクス4に装着する前の状態を示す分解
斜視図であり、第5図は上記丸穴7をロールバー
11貫通穴として用いた状態を示す外観斜視図で
あり、第6図はロールバー11貫通状態を示す縦
断面図である。
第7図は上記した小物収納ボツクス4およびこ
れを車体に固定するブラケツト12の分解斜視図
である。第7図の小物収納ボツクス4において、
収納凹部5の開口後部にはヒンジ止着部13,1
3が形成されており、蓋体6の後端に設けられた
ヒンジ14,14をこのヒンジ止着部13,13
に止着することによつて、蓋体6が収納凹部5の
開口に開閉自在に取り付けられる。また、収納凹
部5の開口前部には、蓋体6を開放するさいの指
の差込み凹部15が形成されている。
第8図は、リヤホイルハウスパネル16からク
オータパネル17に及ぶ車室内の側部に上記小物
収納ボツクス4を取り付ける場合の分解斜視図を
示している。クオータパネル17には点検窓18
が形成されており、この点検窓18はクオータト
リム19で閉塞されている。第9図はその取付状
態を示す縦断面図である。なお、ここでは小物収
納ボツクス4の蓋体6は省略されている。
第8図および第9図において、リヤホイルハウ
スパネル16上にはブラケツト12がボルト2
0、ナツト21によつて締付け固定され、このブ
ラケツト12の一側部から延ばされた2つの分岐
片12a,12bに対して小物収納ボツクス4の
前壁部4aがビス22a,22bによつて締付け
固定されている。また、ブラケツト12の一端か
ら延ばされた分岐片12cに対しては、小物収納
ボツクス4の一方の側壁部4cがビス22cによ
つて締付け固定されている。さらに、ブラケツト
12の他の一側部から延ばされた分岐片12dの
中間部に対して、小物収納ボツクス4の収納凹部
5の底面がビス22dによつて締付け固定されて
いる。クオータトリム19の背面には、その中央
部から下端にかけて補強用のセツトプレート23
が固着されており、ブラケツト12の分岐片12
d先端がクオータトリム19、セツトプレート2
3の下端部を介してクオータパネル17の点検窓
18下縁部に、ビス22eによつて締付け固定さ
れている。また、小物収納ボツクス4の収納凹部
5の後部側壁は、ビス22fによつてクオータト
リム19およびセツトプレート23の上部に締付
け固定されている。
第10図は、小物収納ボツクス4のカツプ8保
持用丸穴7をロールバー11貫通穴として転用す
る場合に用いる2つの蓋部材9,10の詳細を示
す斜視図である。図において、一方の蓋部材9は
丸穴7の周縁の半周分を被覆するためのものであ
つて、概形がU字状である。その内周縁の半円弧
部には、ほぼロールバー11の外径に相当する内
径寸法を持つカラー部9aが形成されている。ま
た内周縁の左右の直線部には、蓋部材9の上面か
らやや降下した位置に係合突条9bがそれぞれ形
成されている。また、蓋部材9の半円弧部の中央
裏面側には丸穴7の口縁に噛み合わせるための係
合片9cが形成されている。さらに、蓋部材9の
左右の直線部裏面には小物収納ボツクス4の上面
に止着するためのピン9dがそれぞれ垂設されて
いる。
これに対して、もう一方の蓋部材10は丸穴9
の周縁の他の半周分と先述した切欠部7aを被覆
するためのものであつて、平板状の基体10aの
一端にほぼロールバー11の外径に相当する内径
寸法を持つカラー部10bが形成されている。ま
た、蓋部材10の基体10a裏面の左右には外向
き面がテーパ面をなすくさび状突起10cがそれ
ぞれ垂設されている。このくさび状突起10cの
基部と基体10aの裏面との間には、上記蓋部材
9の係合突条9bと噛み合う係合凹部10dが形
成され、この蓋部材10をもう一方の蓋部材9の
上から押し付けることによつて、第11図に縦断
面図で示すようにくさび状突起10cが係合突条
9bの下に押し込まれて、係合突条9bと係合凹
部10dが噛み合うようにしてある。この噛合い
状態において、蓋部材10の基体10aはもう一
方の蓋部材9の上面と係合突条9bの間にできて
いる段差部9e上に載せられ、2つの蓋部材9,
10の上面が同一高さに揃うようにしてある。
上記した小物収納ボツクス4がロールバー11
を用いない自動車に設けられる場合には、その小
物収納ボツクス4の形成されている丸穴7は先述
したように、第2図および第3図に示す如くカツ
プ8を保持するための凹部として利用される。
これに対して、小物収納ボツクス4がロールバ
ー11装着車に設けられる場合には、その丸穴7
は先述したようにロールバー11貫通穴として以
下の手順によつて転用される。すなわち、第4図
に示すように先ず丸穴7の周縁の一部(小物収納
ボツクス4の後部側)を切り欠いて、その切欠部
7aからリヤホイルハウスパネル16(第9図に
示す)上に予め固定されているロールバー11を
丸穴7に嵌め込み、その丸穴7の周縁部および切
欠部7aを2つの蓋部材9,10によつて第5図
および第6図に示すように被覆する。蓋部材9,
10の被覆については、先ず一方の蓋部材9を小
物収納ボツクス4の丸穴7が形成されている上面
の上に固設する。このとき、蓋部材9の半円弧部
裏面の係合片9cと上面との間にできる凹部を丸
穴7の開口縁に噛み合わせるとともに、蓋部材9
の左右の直線部裏面に垂設されているピン9d
を、小物収納ボツクス4の上面に後から加工する
穴(図示せず)に嵌め込み止着する。これによつ
て、ロールバー11と丸穴7の開口との間にでき
る隙間の半周分が蓋部材9のカラー部9aで被覆
される。次に、この蓋部材9の上方からもう一方
の蓋部材10を押し下げ、その蓋部材9のくさび
状突起10cの基部に形成されている係合凹部1
0dを第11図に示すように蓋部材9の係合突条
9bに噛み合わせる。これによつて、ロールバー
11と丸穴7の開口との間にできる隙間の残りの
半周分と切欠部7aとが蓋部材10のカラー部1
0bおよび基体10aで被覆される。
ロールバー11装着車から上記小物収納ボツク
ス4を取り外す場合には、ビス22a〜22d,
22fを取り外してから小物収納ボツクス4をそ
のまま前方へ水平に引き出せばよい。このとき、
2つの蓋部材9,10は第11図に示す噛合い状
態にあるので、小物収納ボツクス4と一体の蓋部
材9はもう一方の蓋部材10に対してスライドし
ながら抜き出され、蓋部材10だけが取り残され
ることになる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の小物収納ボツクスに
よれば、小物収納部を除く部分にロールバーの貫
通を許容する穴を形成するとともに、その穴の周
域にロールバーを水平方向に挿脱させる切欠部を
形成し、さらに小物収納ボツクスに対してスライ
ド自在となる蓋部材を小物収納ボツクスの上面に
嵌合させて切欠部を被覆するように構成している
ので、外観美を損うことなくロールバーを小物収
納ボツクスに貫通させることができ、かつロール
バーが取り付けられた状態のままで小物収納ボツ
クスを容易に取付け・取外しできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である自動車の小
物収納ボツクスを示す外観斜視図、第2図および
第3図はそれぞれその小物収納ボツクスの丸穴を
カツプ保持用穴として利用する場合の状態を示す
斜視図および縦断面図、第4図はその小物収納ボ
ツクスの丸穴をロールバー貫通穴として利用する
場合のロールバー装着前の状態を示す分解斜視
図、第5図および第6図はそれぞれその小物収納
ボツクスの丸穴をロールバー貫通穴として利用す
る場合のロールバー装着状態を示す斜視図および
縦断面図、第7図はその小物収納ボツクスとこれ
をホイルハウス上に固定するブラケツトの分解斜
視図、第8図および第9図はそれぞれその小物収
納ボツクスの取付状態を示す分解斜視図および縦
断面図、第10図はその小物収納ボツクスの丸穴
周縁を被覆する蓋部材の分解斜視図、第11図は
その蓋部材の装着状態を示す縦断面図、第12図
はロールバー装着車の外観斜視図である。 4……小物収納ボツクス、5……収納凹部、7
……丸穴、7a……切欠部、9,10……蓋部
材、11……ロールバー、16……リヤホイルハ
ウスパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 小物収納部を有し自動車のホイルハウスパネル
    の車室側に設けられる小物収納ボツクスにおい
    て、 前記ホイルハウスパネル上に垂設されるロール
    バーの貫通を許容する穴を前記小物収納部を除く
    部分に形成するとともに、その穴の車体側壁側に
    向く周域に穴に対してロールバーを水平方向に挿
    脱させることのできる切欠部を形成し、 小物収納ボツクスの上面の前記切欠部担当部分
    に上方から嵌合して、車体側壁側に向けて小物収
    納ボツクスとの間で相対的にスライド自在となる
    蓋部材によつて、切欠部を被覆したことを特徴と
    する自動車の小物収納ボツクス。
JP12938288U 1988-09-30 1988-09-30 Expired - Lifetime JPH0522447Y2 (ja)

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JPH0249641U JPH0249641U (ja) 1990-04-06
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