JP2591967Y2 - 車両用エアダクトの取付構造 - Google Patents

車両用エアダクトの取付構造

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JP2591967Y2
JP2591967Y2 JP1993038479U JP3847993U JP2591967Y2 JP 2591967 Y2 JP2591967 Y2 JP 2591967Y2 JP 1993038479 U JP1993038479 U JP 1993038479U JP 3847993 U JP3847993 U JP 3847993U JP 2591967 Y2 JP2591967 Y2 JP 2591967Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用エアダクトの取付
構造、特にワンボックス車などに適用されるエアダクト
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のリヤホイル後方にベンチレータの
排出口を設ける場合には、従来、リヤホイル後方のボデ
アウタパネル(以下、単にボデーパネルという)に排
出口を形成し、この排出口を開閉バルブを備えた蓋体で
覆っていた。ところが、ワンボックス車などの車両で
は、上記ボデーパネルに形成した排出口が車室に通じて
いるため、蓋体の開閉バルブの換気作動時に発生する騒
音が直接車室内に伝わって好ましくない。そこで、従来
より、車室内に上記騒音が直接伝わるのを防止するため
に、ボデーパネル内にダクトを設け、その排出口をボデ
ーパネルに形成したダクト取付穴に挿入し、ダクト排出
口を、開閉バルブを備えた蓋体で覆う手段がとられてい
る。
【0003】上記ダクトと蓋体とは、その構造上、一体
に成形することは困難であるため、従来、ダクトと蓋体
とは別々に成形してボデーパネルに取付けていた。図3
に、上記エアダクトの取付構造の一従来例を示す。エア
ダクト1は、ダクト11と、ダクト11の排出口110
を開閉バルブ122にて開閉可能に覆う蓋体12とで構
成されている。そして、これらダクト11と蓋体12と
は、ダクト11の排出口110に沿う下縁に形成した係
止穴111に、蓋体12の下縁に形成した係止爪121
の先端を挿通係止するとともに、ダクト11の排出口1
10に沿う上縁内面に、蓋体12の外周に形成した係合
突起123を係止することにより組付けるようになって
いる。
【0004】そして、蓋体12の外周には、シールパッ
キン3を貼着し、ダクト11と蓋体12とを組付けた状
態で、リヤホイル後方のボデーパネル2に形成した取付
穴20に挿入し、取付穴20の下方の開口縁211を、
係止爪部121の係止穴111への挿通端と、これに対
向するシールパッキン3との間に圧入し、取付穴20の
上方の開口縁212に、タッピングスクリュー51とグ
ロメット52により蓋体12の外周部を固定してエアダ
クト1を取付穴20に取付けていた。図において、4
は、リヤバンパ、6はボデーインナパネル、7はフロパ
ネルであり、ボデーインナパネル6には車室内外を連通
する図略の開口が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記従来の車
両用エアダクトの取付構造においては、タッピングスク
リュー、グロメットを必要とするので、部品点数が多く
なり、又、作業工数も多くなる。従って、コスト及び作
業性の点で問題がある。
【0006】そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされ
たもので、ダクトと蓋体とを組付けてなるエアダクト
を、低コストで、かつ、作業性良好に車両のボデーパネ
ルの取付穴に取付け得る車両用エアダクトの取付構造を
提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は図2に示すよう
に、ボデーパネル2の内側に配設されたダクト11の排
出口110の下縁に係止穴111を設けて、これに開閉
バルブ122を備えた蓋体12の外周に突設した係止爪
121を挿通係止せしめ、ダクト11の排出口110の
上縁の内面に蓋体12の下縁に突設した係合突起123
を係止せしめてダクト11に蓋体12を組付けるように
なし、ダクト11の排出口110の上縁には、外方へ突
出するビード112を形成する一方、蓋体12の外周
内面には、シールパッキン3を設け、係止爪121の係
止穴111挿通端と、これに対向するシールバッキン3
との間、およびビード112とこれに対向するシールパ
ッキン3との間ボデーパネル2の取付穴20の開口下
縁211および開口上縁212をそれぞれ挟圧保持せし
めて、取付穴20にダクト11および蓋体12を一体に
固定したことを特徴とする。
【0008】
【作用】しかして、ボデーパネル2の取付穴20の上縁
側はダクト11のビード112と蓋体12のシールパッ
キン3とで挟まれ、下縁側はダクト11に係合する蓋体
12の係止爪121とシールパッキン3とに挟まれ、取
付穴20とダクト11および、蓋体12とがボルト等を
用いることなく一体に固定される。
【0009】
【実施例】図1および図2に示すように、リヤホイール
ハウス後方のボデーパネル2の内側にはリヤバンパ4と
対向する位置にダクト11が取付けてある。図2におい
て、ダクト11の下部には、ほぼ矩形形状(図略)を
なす排出口110が設けてある。蓋体12は、ダクト1
1の排出口110の形状に沿ったほぼ矩形の外形形状を
有している。蓋体12は、バタフライ式の複数の開閉バ
ルブ122を備えている。
【0010】蓋体12の下端部124には、その内面か
ら内方へ向けて延出し、先端下方に折れ曲がった係止
爪121を備えた係止部が形成してあり(本実施例で
は、左右2箇所)、この係止爪121は、ダクト11の
排出口110に沿う下縁の係止爪121に対向する位置
に設けた係止穴111に挿通係止せしめてある。係止爪
121の前端面は後方に向けて下降傾斜する傾斜面とし
てある。一方、蓋体12の上端部には、左右2箇所に係
突起123が上方に向けて形成してあり、この突起1
23はダクト11の排出口110の上縁内面と係合せし
てある。さらに、蓋体12上部は係合突起123の
側面から断面L字状をなして外方へ突出して受け部1
25を構成している。受け部125はダクト11の排出
口110の上縁を外方へ延出せしめて設けた延出部11
3を支持する。ダクト11、蓋体12は、ともに合成樹
脂成形品である。
【0011】下端部124、及び受け部125を含む蓋
体12の外周縁内面にはシールパッキン3が貼着してあ
る。
【0012】さらに、ダクト11上縁には、蓋体12の
係合突起123と係合する箇所に近接してビード112
が外方へ膨出するように形成してあり、ビード112の
下端部が上記シールパッキン3に圧接されている
【0013】ダクト11と蓋体12とよりなるエアダク
ト1をボデーパネル2のリヤホイル後方に設けたダクト
取付穴20に取付ける際には、蓋体12を組付けたダク
ト11を取付穴20内に取付穴20の外部下方よりなな
め上方に差込む。これにより、端縁を内方へ折り曲げた
取付穴20の開口上縁212は、ード112と、これ
に対向するシールパッキン3との間に、シールパッキン
3を押込みつつ圧入せしめられる。次に、この状態で、
蓋体12を取付けたダクト11の下縁をさらに取付穴2
0内方に押込むことにより、係止爪121の係止穴11
1挿通端は、内方へ折り曲げた取付穴20の開口下縁2
11の端部に当たって上方に押し上げられながら開口下
縁211を乗越え、開口下縁211は、原位置まで下が
った係止爪121挿通端と、これに対向するシールパッ
キン3との間でシールパッキン3を押込んだ状態で挟ま
れる。
【0014】しかして、ボデーパネル2のダクト取付穴
20の上縁側はダクト11のビード112と蓋体12の
シールパッキン3で挟圧保持され、下縁側は、ダクト1
1に係合する蓋体12の係止爪121とシールパッキン
3とに挟圧保持され、取付穴20とダクト11および蓋
体12とがボルト等を用いることなく一体に固定され
る。
【0015】エアダクト1固定後、リヤバンパ4をボデ
ーパネル2に取付ける。蓋体12の下縁をインテグラル
ヒンジで折曲げて先端126をリヤバンパ4の内面に固
着する。なお、図2において、6はボデーインナパネ
ル、7はフロアパネルである
【0016】
【考案の効果】かくして本考案のエアダクト取付構造に
よれば、ダクトの排出口周縁に蓋体の外周部を組付けて
なるエアダクトを、従来のようにタッピングスクリュ
ー、グロメットを用いることなく、ボデーパネルの取付
穴に作業性よく、低コストで取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアダクト取付構造適用される車両
の斜視図である。
【図2】本考案の取付構造の図1のII−II線に沿う
位置における断面図である。
【図3】従来の取付構造の図2と同じ位置における断面
図である。
【符号の説明】
11 ダクト 110 排出口 111 係止穴 112 ビード 12 蓋体 121 係止爪 122 開閉バルブ 123 係合突起 2 ボデーアウタパネル 20 ダクト取付穴 3 シールパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−84215(JP,U) 実開 昭56−60691(JP,U) 実開 昭61−108611(JP,U) 実開 平2−21111(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/26 681 B60H 1/26 671

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデーアウタパネルの内側に配設された
    ダクトの排出口をボデーアウタパネルのダクト取付穴に
    挿入し、ダクトの排出口に開閉バルブを備えた蓋体を設
    けてなる車両用エアダクトを、ボデーアウタパネルのダ
    クト取付穴に取付ける構造において、上記ダクトの排出
    口の下縁に係止穴を設けて、蓋体の下縁に突設した係止
    爪を挿通係止せしめるとともに、上記排出口の上縁の内
    面に蓋体の上縁に突設した係合突起を係止せしめてダク
    トに蓋体を組付け、上記ダクトの排出口の上縁には、
    方へ突出するビードを形成し、かつ蓋体の外周縁内面
    は、シールパッキンを設け、上記係止爪の係止穴挿通端
    と、これに対向する上記シールパッキンとでボデーア
    ウタパネルの上記ダクト取付穴の開口下縁を挟圧保持せ
    しめ、上記ビードとこれと対向する上記シールパッキン
    とで上記取付穴の開口上縁を挟圧保持せしめてなる車両
    用エアダクトの取付構造。
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