JPH0728013Y2 - 自動車のエクストラクタチャンバー取付構造 - Google Patents

自動車のエクストラクタチャンバー取付構造

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JPH0728013Y2
JPH0728013Y2 JP3651389U JP3651389U JPH0728013Y2 JP H0728013 Y2 JPH0728013 Y2 JP H0728013Y2 JP 3651389 U JP3651389 U JP 3651389U JP 3651389 U JP3651389 U JP 3651389U JP H0728013 Y2 JPH0728013 Y2 JP H0728013Y2
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JP
Japan
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vehicle body
body panel
flange
extractor chamber
chamber
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JP3651389U
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JPH02127513U (ja
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茂夫 中田
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Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は自動車のエクストラクタチャンバー取付構造に
関するものであって、より具体的には車内と車外を車体
パネルに設けられた開口部を介して連通させ、車内の空
気を車外に排出するための自動車のエクストラクタチャ
ンバー取付構造に関するものである。
《従来の技術》 従来、エクストラクタチャンバーは車体の美観を損なわ
ないようにとの配慮からバンパーの内側の車体パネルに
形成した開口部に連通して設けられている。このような
取付位置及びスペースとの関係から、エクストラクタチ
ャンバーの筒状本体1は第5図に示すように略L字状に
屈曲形成されている。このエクストラクタチャンバーを
取付けるに当っては、第5図に示すように車体パネル3
の外側、即ち図示の場合には左側から車体パネル3の開
口部31にエクストラクタチャンバーの頭部を挿入した
後、これを車体パネル3の内側で90度起こして、エクス
トラクタチャンバーの開口端のフランジ5を車体パネル
3に隣接させる。このフランジ5には所定の間隔を置い
て複数の取付部51が延設されており、この取付部51をシ
ールパッキン9を介してビス6によって車体パネル3に
固定している。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら上記のような従来のエクストラクタチャン
バーの取付構造では、例えば第5図における上方の取付
部51aをフランジ5に対して剛に結合すると、この取付
部51aが邪魔してエクストラクタチャンバーを車体パネ
ル3の開口部31から所定の位置に挿入設置することがで
きないため、上方の取付部51aとフランジ5との結合部
を肉薄なヒンジ部52とし、上記の挿入時には上方の取付
部51aをフランジ5に対して90度外方へ折曲できるよう
にしていた。
上記のような取付部51aをビス6でもって車体パネル3
に取付けた場合、取付部51aとフランジ5との連結部が
肉薄なヒンジ部52となってるため、取付部51aにビス6
によって加えた締付力がフランジ5に充分に伝わらず、
エクストラクタチャンバーの安定性も悪く、またそのシ
ール性が低下しやすいといった欠点があげられる。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は車体パネルに対して良好な安定性が得られ、
かつシール性の低下の少ない自動車のエクストラクタチ
ャンバー取付構造を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の課題を解決するために本考案では車内と車外を車
体パネルに設けられた開口部を介して連通してなる自動
車のエクストラクタチャンバーにおいて、該エクストラ
クタチャンバーの一方の開口端部周縁にフランジを形成
し、該フランジに屈曲可能な取付部を設け、該取付部を
さらに延長して延長部と押圧部を順次形成し、該フラン
ジを該開口部周縁である該車体パネルの外側面上に隣接
させ、該延長部を折曲して該取付部に重合させ、該延長
部と共に該取付部を該車体パネルに固定した際、該押圧
部が該フランジを該車体パネル側に押圧するようにして
なるのである。
《作用》 エクストラクタチャンバーを車体パネルの開口部から内
方へ挿入する際には屈曲可能な取付部を邪魔にならない
方向に折曲げておき、所定の位置に挿入した後には取付
部上面に延長部を折曲げて重合し、取付部と延長部を共
に車体パネルに対して固定すると、取付部が強化され、
また押圧部がフランジの基部を車体パネル側に押圧する
ので、エクストラクタチャンバーはフランジによって車
体パネルに対する安定性が得られ、またフランジのシー
ル性も良くなる。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添付図面を参照に
して説明する。
図において符号1はエクストラクタチャンバーの本体を
示し、エクストラクタチャンバーはこの断面略L字形の
筒状の本体1とこれの一端に嵌着されて車内に直接連通
されるチャンバー頭部2とで構成されている。そして、
このエクストラクタチャンバーは車体パネル3の内側に
配設されるものであって、エクストラクタチャンバーの
本体1の一方の開口端部すなわち、チャンバー頭部2の
嵌着された車内側開口端部11は車体パネル3の内側で上
方に向いて開放され、もう一方の開口端部12(以降、車
外側開口端部とする)は本実施例では車体パネル3のリ
アバンパーに覆われている箇所に設けられている開口部
31に嵌合されて車外に向けて開放されるようになってい
る。
また前記のチャンバー頭部2は下端部がエクストラクタ
チャンバーの本体1の車内側開口端部11に嵌着され、そ
の上端は前壁上端において閉じられ、前壁には格子状の
窓孔21が設けられている。この窓孔21の内側にはラバー
等から肉薄に形成された一方弁4が配設され、チャンバ
ー頭部2の内側において窓孔21を覆うように構成されて
いる。この一方弁4の上端部はチャンバー頭部2の前壁
内面に固定され、この上端部を中心として揺動可能とさ
れ、窓孔21の外部から圧力を加えられた時のみ内方へ向
けて揺動して窓孔21を開放し、通常は窓孔21を閉鎖する
ように構成されている。従って車内より窓孔21を通り、
エクストラクタチャンバーの本体1の車内側開口端部11
を介して車外側開口端部12より車外へ空気を排気するこ
とを可能にしている。
上記のように車体パネル3の内側に配設されてなるエク
ストラクタチャンバーは、その本体1が車体パネル3に
固定されており、エクストラクタチャンバーを車体パネ
ル3に固定するために、本実施例では以下のような構成
としている。
エクストラクタチャンバーの本体1の車外側開口端部12
の周縁にはフランジ5が形成され、このフランジ5は車
体パネル3の開口部31より外へ露出されて車体パネル3
の外側面上に位置されている。なおこの実施例において
使用されるエクストラクタチャンバーの本体1の空洞部
は断面が略矩形であって上記フランジ5は上方と下方お
よび左右両側の縁よりなる略矩形をしており、上方と下
方、左右両側のほぼ中央の44ケ所には第1図および第3
図に示されるような取付部51が外方に延長してフランジ
5と一体的に設けられている。また、この取付部51の中
央にはそれぞれビス6を通すためのビス孔7が設けられ
ている。
そして、上記取付部51のうち、フランジ5の上方に設け
られている上方取付部51aは、その基部がヒンジ部52と
なっており、このヒンジ部52により上方取付部51aがフ
ランジ5に対し外側に90度屈曲可能となっている。さら
にこの上方取付部51aは他の取付部51と異なり、その上
方に屈曲部53を介して延出する延長部54を有し、この延
長部54は屈曲部53より折曲げた際に上方取付部51aと重
合可能となるように形成されており、この延長部54の中
央には、上方取付部51aのビス孔7と重合可能なビス孔
7が形成されている。また、延長部54の上端には断面コ
字状の押圧部55が一体的に設けられ、一方取付部51aの
直下でヒンジ部52と反対側にはフランジ5の表面から直
角に突出する突条56が設けられ、このような構成によ
り、前記延長部54を上方取付部と重合した際、第4図に
示されるように、押圧部55に突条56が嵌合されるととも
に突条56の下方のフランジ5の表面を押圧部55の先端が
押圧するようになっている。
一方、上記フランジ5が位置される開口部31の周縁であ
って車体パネル3の外側面上には取付部51のそれぞれの
ビス孔7に対応してプレートナット8が4ケ所に配さ
れ、これらは車体パネル3を貫通してリベット止めされ
ている。そして、取付部51のビス孔7よりビス6が貫通
され、上記のプレートナット8に螺入されることによ
り、取付部51が車体パネルに対して締付けられ、フラン
ジ5が車体パネル3に固定される構成となっている。
ただし、上記の取付部51のうち、上方取付部51aについ
ては、ビス6による取付の際に延長部54が重合され、延
長部54と取付部51aのビス孔7を通してビス6が貫通さ
れ、車体パネル3に対して締付けられる。
上記のように構成されたエクストラクタチャンバーを車
体パネル3に取付けるには、チャンバー本体1にチャン
バー頭部2を嵌着し、次に車体パネル3の開口部31より
エクストラクタチャンバーを入れる。なお、この時略L
字状のエクストラクタチャンバーの本体1の屈曲部の内
側に相当する箇所に近いフランジ5の取付部、この実施
例では上方の取付部51aをヒンジ52を介し、フランジ5
に対して外方に90度曲げた状態としておくことによっ
て、エクストラクタチャンバーを車体パネル3の開口部
31から所定の位置まで挿入することが可能となる。この
ようにして所定の位置まで挿入すると、エクストラクタ
チャンバーのフランジ5は車体の開口部31の外周縁に接
した状態になる。そこでフランジ5の取付部51をビス6
によって車体パネル3に固定する。この際、上方取付部
51aについては前記の折曲げた状態から第2図のように
伸長し、次いで第4図に示されるように延長部54と重合
させて、延長部54とともにビス6によって車体パネル3
に固定する。
《効果》 以上のように本考案によれば、自動車に取り付けられる
エクストラクタチャンバーの一方の開口端部周縁にフラ
ンジを形成し、このフランジに屈曲可能な取付部を設
け、この取付部をさらに延長して延長部と押圧部を順次
形成し、フランジを開口部周縁の車体パネル外側面上に
隣接させ、延長部を屈曲して取付部に重合させ、延長部
と共に取付部を車体パネルに対して固定した際に押圧部
がフランジを車体パネル側に押圧するようにしてなるた
め、取付部は延長部と重合して強化され、また、押圧部
がフランジを車体パネル側に押圧して、エクストラクタ
チャンバーの取付安定性を向上させ、シール性の向上を
計ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエクストラクタチャンバーの本体
と上部を分離して示す斜視図、第2図はエクストラクタ
チャンバーの本体の要部斜視図、第3図はエクストラク
タチャンバーの正面図、第4図は車体パネルにエクスト
ラクタチャンバーを取付けた状態を示す要部断面図、第
5図は車体パネルにエクストラクタチャンバーを取付け
た状態を示す従来例の要部断面図である。 1……エクストラクタチャンバー本体 2……チャンバー頭部、3……車体パネル 5……フランジ、31……開口部 51,51a……取付部、54……延長部 55……押圧部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内と車外を車体パネルに設けられた開口
    部を介して連通してなる自動車のエクストラクタチャン
    バーにおいて、該エクストラクタチャンバーの一方の開
    口端部周縁にフランジを形成し、該フランジに屈曲可能
    な取付部を設け、該取付部をさらに延長して延長部と押
    圧部を順次形成し、該フランジを該開口部周縁である該
    車体パネルの外側面上に隣接させ、該延長部を折曲して
    該取付部に重合させ、該延長部と共に該取付部を該車体
    パネルに固定した際、該押圧部が該フランジを該車体パ
    ネル側に押圧するようにしてなることを特徴とする自動
    車のエクストラクタチャンバー取付構造。
JP3651389U 1989-03-31 1989-03-31 自動車のエクストラクタチャンバー取付構造 Expired - Lifetime JPH0728013Y2 (ja)

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JPH02127513U JPH02127513U (ja) 1990-10-22
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