JPH0236768Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のリヤエンドの開口縁に沿
つて配置されていて、テールゲートが当接するウ
エザーストリツプの取付構造に関する。

第３図において、テールゲート１は、リヤエン
ドの開口部に対して、図示されないヒンジによつ
て開閉自在に設けられている。リヤエンドの開口
部には、その開口縁に沿つて、ウエザーストリツ
プが設けられている。第４図において、ウエザー
ストリツプの取付部であるリヤエンドクロスメン
バアウタアツパ２とリヤエンドクロスメンバアウ
タ３との接合部４には、ウエザーストリツプ５の
ウエルト６が嵌合させられている。ウエルト６の
内側リツプ６ａには、上記アウタアツパ２に固定
されたトリミングプレート７の外側縁７ａが圧接
させられている。ウエルト６の外側リツプ６ｂは
上記アウタ３に当接させられている。リヤエンド
クロスメンバアウタ３には、リヤバンパフエース
８の上側縁８ａが当接させられている。

そして、第３図に示すようなウエザーストリツ
プ５は、リヤゲート１を開いて荷物の出し入れを
行なうとき、荷物との係合、特に荷物が矢印方向
に係合することによつて接合部４から外れ易いと
いう問題がある。

本考案の目的は、容易に外れないウエザースト
リツプの取付構造の提供にある。

本考案は、リヤエンドに設けられたウエザース
トリツプの外側リツプを、バンパやアウトレツト
ガーニツシユでボデーに押圧したことを特徴とす
る。

以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。

第２図において、リヤエンドクロスメンバアウ
タ３には、ウエルドナツト９とボルト１０によつ
てリヤバンパビームアツセンブリ１１が固定され
ている。このアツセンブリ１１には、クリツプ１
２によつてリヤバンパフエース１３が嵌合固定さ
れている。テールゲート１は、インナパネル１４
とアウタパネル１５とからなつていて、これが閉
じ位置に置かれたとき、インナパネル１４をウエ
ザーストリツプ５に当接させている。第２図にお
いて、符号１６はリヤフロアを、同１７はリヤエ
ンドクロスメンバインナをそれぞれ示している。

第１図において、ウエザーストリツプの取付構
造の詳細を説明すると、ボデーの一部をなすリヤ
エンドクロスメンバアウタ３には、ウエザースト
リツプ５のウエルト６のリツプ６ｂの厚さと等し
いか僅かに浅い凹部３ａが形成されている。この
凹部３ａには外側リツプ６ｂが嵌入されている。
そして、この外側リツプ６ｂは、リヤバンパフエ
ース１３の上側縁８ａによつて凹部３ａに押圧さ
れている。ウエルト６の内側リツプ６ａがトリミ
ングプレート７の外側縁７ａで取付部としての接
合部４に対して押圧されているのは従来と同様で
ある。

以上のように、ウエザーストリツプ５の外側リ
ツプ６ｂを、リヤバンパの一部によつてボデーに
押圧させた本考案の取付構造によれば、該ウエザ
ーストリツプが取付部４から容易に外れ難いとい
う効果がある。また、リヤバンパで外側リツプを
押圧することにより、ボデーとリヤバンパとの間
のシール性が向上する。更に、ウエザーストリツ
プとリヤバンパとの間のボデー部分（第４図の符
号Ａ参照）が隠蔽されて該部分のボデー色が見え
なくなるので見栄えがよい。

なお、図示の実施例は、ウエザーストリツプを
リヤバンパで押圧したが、リヤエンドの開口部の
両側部に位置するウエザーストリツプについて
は、アウトレツトガーニツシユでボデーに押圧し
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のウエザーストリツプの取付構
造の一実施例を示す断面図、第２図は第３図中の
−線断面図、第３図はテールゲートを備えた
自動車の一例を示す斜視図、第４図は従来のウエ
ザーストリツプの取付構造を示す断面図である。 １……リヤゲート、３……ボデーとしてのリヤ
クロスメンバアウタ、４……取付部、５……ウエ
ザーストリツプ、６ｂ……外側リツプ、８……リ
ヤバンパフエース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リヤエンドの開口縁に沿つて配置されていて、
   テールゲートが当接するウエザーストリツプの取
   付構造であつて、上記開口縁の取付部に係合させ
   たウエザーストリツプの外側リツプをボデーに対
   して、バンパ及び又はアウトレツトガーニツシユ
   で押圧したことを特徴とするウエザーストリツプ
   の取付構造。